JPS6019360B2 - 洗剤を製造する方法 - Google Patents

洗剤を製造する方法

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JPS6019360B2
JPS6019360B2 JP8705376A JP8705376A JPS6019360B2 JP S6019360 B2 JPS6019360 B2 JP S6019360B2 JP 8705376 A JP8705376 A JP 8705376A JP 8705376 A JP8705376 A JP 8705376A JP S6019360 B2 JPS6019360 B2 JP S6019360B2
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JP
Japan
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sodium
slurry
detergent
acid
aluminum
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JP8705376A
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JPS5312909A (en
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和彦 早川
修一 福島
孝雄 藤田
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Nissan Chemical Corp
Original Assignee
Nissan Chemical Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルミ/珪酸ナトリウムを含有する洗剤の製造
方法に関する。
さらに詳しくはアルミノ蓮酸ナトリウムを製造する際に
生成するアルカリ性水溶液をアルミ/蓮酸ナトリウム存
在下に、中和することにより洗剤構成成分として作用す
る酸性物質で中和するに当り、アルカリ性ビルダーを共
存せしめ実質的に遊離のアルカリを中和する事を特徴と
する中和工程を含む事を特徴とする洗剤の製造方法に関
し、その目的とするところは経済的にも技術的にもすぐ
れた洗剤の製造方法を提供する事にある。一般にアルミ
/珪酸ナトリウムを含有する洗剤は、天然のアルミ/珪
酸ナトリウム又は人工的に合成したアルミ/珪酸ナトリ
ウムを界面活性剤助剤等と共に混合して得られる洗剤ス
ラリーを乾燥して製造される。
−般に合成アルミノ珪酸ナトリウムを洗剤成分として使
用する場合達酸ナトリウムとアルミン酸ナトリウムとを
過剰のアルカリの存在下で反応させ、アルミノ珪酸ナト
リウムを析出させこれを過剰のアルカIJが含有される
スラリーから分離し、水洗、乾燥して結晶水を持ったア
ルミ/珪酸ナトリウムを得た後界面活性剤その他の配合
物と共に洗剤スラリー化し、乾燥して洗剤とする方法が
採用されている。しかし、このような方法にあっては、
アルミノ珪酸ナトリウムの粒子径が極めて小さい事のた
めに、アルミノ珪酸ナトリウムのスラリーよりの分離洗
浄を通じ多量の稀薄なアルカリ性水溶液の創生を伴い、
これの処理に多大の設備費、経費を必要とし、このため
合成アルミノ蓮酸ナトリウムの洗剤への応用を遅らせる
原因ともなっている。
さらに、アルミノ珪酸ナトリウムを含有するスラリーを
洗剤に有用な酸性物質で中和してこれを有効に利用する
という方法において中和反応中に酸性物質とアルミノ珪
酸ナトリウムが直接反応するためか中和終了時及び最終
的に洗剤とした段階で、安定してすぐれた性能が得られ
ない場合が多く、この事も合成アルミノ蓬酸ナトリウム
の洗剤への応用を遅らせる原因となっている。本発明者
等は、種々検討の結果アルミノ達酸ナトリウムの製造時
に生成するアルカリ性スラリ‐中のアルカリ分を洗剤成
分として利用するに当り、アルミノ珪酸ナトリウムの性
能をそこなう事なくこれを利用する方法を見出し、経済
的、かつ性能のすぐれたアルミノ珪酸ナトリウムを配合
した洗剤の製造方法を発明するに至った。
即ち、本発明はアルミノ蓮酸ナトリウムを過剰のアルカ
リ存在下で生成・析出させて得られるスラリーを、アル
カリと反応せしめることにより洗剤構成成分として作用
する酸性物質を加えて過剰のアルカリを中和するに当り
、中和の途中の段階で、酸性物質がアルミノ珪酸ナトリ
ウムに作用し、いよいよアルミ/珪酸ナトリウムのカル
シウム交換能を低下させるという欠点をとり除くため、
中和の前又は途中で、アルカリ性ビルダーを添加、又は
生成せしめ、アルカリ性ビルダー存在下に中和を完了さ
せる事により前記の欠点を防止し、スラリー中のアルカ
リをアルミノ蓮酸ナトリウムの性能の低下をまねく事な
く、洗剤として有用な塩とする工程、さらに必要に応じ
洗剤に配合できる有用な助剤類を添加して、洗剤スラリ
ーとする工程、乾燥工程より成るアルミ/登酸ナトリウ
ムを含有する洗剤の製造方法である。
以下にスラリ−及び酸性物質及びアルカリ性ビルダ−の
意味するものを説明する。
1スラリ− アルミノ珪酸ナトリウムは登醗ナトリウム、コロィダル
シリカ水溶液、粉末シリカの如き蔓醸成分とアルミン酸
ナトリウム、粉末ァルミナ、同水酸化アルミニウム、コ
ロイダルアルミ3ナ水溶液の如きアルミニウム成分とを
過剰のアルカリの存在下で50〜15000で常法によ
り反応させて製造される。
生成するスラリーは極めて粒子径の小さいアルミ/蓮酸
ナトリウムを含有する強アルカリ水溶液となっており、
このスラ41′−をそのま)中和工程に供する事が工程
の簡略化・経済性より最も好ましいが、分離工程を経て
−都又は大部分の、アルミ/珪酸ナトリウムを実質的に
含有しないアルカリ液を除いた後中和工程に供してする
こともできる。2 酸性物質 スラリー中の過剰アルカリと反応せしめることにより洗
剤構成成分として作用する本発明でいうところの酸性物
質とは、アルキルベンゼンスルホン酸、高級アルコール
の硫酸ェステル、ポリオキシヱチレンアルキルェーテル
の硫酸ェステルなど分子内にスルホン酸基、硫酸ェステ
ル基を有し、ナトリウム塩とする事により洗剤に配合可
能な界面活性剤となる酸性物質、トルェンスルホン酸、
キシレンスルホン酸等ナトリウム塩とする事により可溶
化固結防止作用を有する塩となる酸性物質、硫酸、酸性
硫酸ナトリウム、リン酸、酸性リン酸塩の如き中和する
事により従来より洗剤ピルダーとして使用されているナ
トリウム塩となる無機酸、無機酸性塩類を言い、これら
の物質の一種又は二種以上がスラリー中のアルカリとの
反応に供される。
3 アルカリ性ビルダー スラリ−と酸性物質の反応に共存させるアルカリ性ピル
ダーとなり得る物質は炭酸ガス、重炭酸ソーダ、炭酸ソ
ーダ、シリカゲル、シリカゾル、粉末シリカ、水ガラス
、メタ珪酸ソーダ、ホゥ酸、縮合リン酸、縮合リン酸ソ
ーダの如き無機物質、ニトリロトリ酢酸、エチレンジア
ミン四酢酸、リンゴ酸、ィタコン酸、ジグリコール酸、
オキサアルカンポリカルボン酸、ポリアクリル酸、ポリ
ヒドロキシアクリル酸、無水マレィン酸ーェチン共重合
物の如きポリカルポン酸又はその塩である有機物質であ
る。
これらの物質の一種又はこ種以上の一部又は全部が中和
反応の共存物質として用いられるが、スラリーに添加す
る前の性質は酸性でもアルカリ性のいずれでもよい。こ
れらの物質は少なくとも酸性物質とアルカリの反応の終
了に至るまでの段階で共存せしめることが必要であり、
添加の時期は、酸性物質を晶出母液に添加終了以前に加
える事が好ましく、最も好ましい方法としては酸性物質
添加前に加えるべき量の大部分をスラリーに加えること
である。この場合これらの物質はスラリー中において酸
性物質の添加前にアルカリ性塩の状態となっているため
本発明の目的に好適である。アルカリ性ビルダ−共存下
での酸性物質による中和はその形態として回分式、連続
式等種々の方法が可能であるが、最終的にpHは7以上
13以下、好ましくは9以上IN〆下となるように中和
される。
中和の終了したスラリーには必要に応じさらにアルキル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム、高級アルコール硫酸ェ
ステル塩、アルカンスルホン酸塩、ポリオキシェチレン
アルキルヱーテルの硫酸ェステル塩、脂肪酸塩の如き洗
剤として有用なアニオン界面活性剤、ボリオキシェチレ
ンアルキルェーテルの如き/ニオン界面活性剤、短鎖ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩の如き可溶化固結防止剤、
カルボキシメチルセルロースの如き再付着防止剤、炭酸
ソーダ、珪酸ソーダの如きアルカリビルダ−、トリポリ
リン酸塩、ニトリロ三酢酸塩、ポリカルボン酸塩、高分
子ポリカルボン酸塩などキレート力を有するビルダー類
及び水が加えられ洗剤スラリーとされる。
この洗剤スラリーは常法によりたとえば脱気槽、クラッ
チャー等を経てスプレー乾燥の如き乾燥工程に至り最終
的に洗剤とされるが本法が従来の乾燥したアルミ/珪酸
ナトリウムを使用する方法に比較し、アルミノ珪酸ナト
リウムの分離、洗浄、乾燥工程を省略し得る事のために
、多量のアルカリ性排液の処理も不要であり、設備の簡
素化が可能となりかつ性能の優秀なアルミ/珪酸ナトリ
ウムを含有する洗剤を製造する経済的に優れた方法であ
る事が明らかである。実施例 1 強力な縄梓装置を持つ加熱可能な反応容器にNa200
.94k9、AI2031.02k9を含むアルミン酸
ソーダ溶液2.91k9にカセィソーダ0.33k9t
水3.88k9を入れ溶解させた後、50午0に加熱し
、強力に燈拝しながら、予め50℃に加熱したNa20
対Si02のモル比が1:3.15で固形分斑.5%の
水ガラス4.14k9を徐々に加えた。
水ガラスの添加終了後さらに30分濃伴を続け、次いで
反応混合物の温度を92〜95℃に上昇せしめ、この温
度で縄梓を続けた。アルミ/珪酸ナトリウムの晶出がほ
ゞ完了したスラリ−に、Na20対Si02のモル比1
:3.2の珪酸ソーダ水溶液2.17k9を入れ、しば
らく櫨拝した後、冷却し、炭酸ナトリウム1.1k9、
メタ達酸ナトリウム1.27k9、トリポリリン酸ナト
リウム3.65k9を入れ、次に直鏡アルキルベンゼン
スルホン酸5.37k9を徐々に添加して中和する。こ
のときのPHはアルミ/珪酸ナトリウム1%溶液で12
.5であった。中和終了後、無水硫酸ナトリウム150
kg、直鎖ァルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.
84k9、カルボキシメチルセルロース0.36k9、
水13.6k9を入れ、溶解させ、洗剤スラリーの調整
を終了したが、この段階で洗剤スラリーは固形分を約6
0%含有していた。ついでこの洗剤スラリーは脱気装置
により脱気し、引き続きコロイドミルで均一な組成の洗
剤スラリ−とし、スプレー・ドライヤーにて乾燥を行な
った。乾燥して得られた洗剤は4.6%の水分を含んで
いた。中和終了後のアルミノ珪酸ナトリウム含有洗剤ス
ラリーを、水洗により、直鎖アルキルベンゼンスルホン
酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、メタ珪酸ソーダ等を除
去することにより得られるアルミノ達酸ナトリウムのカ
ルシウム交換能は、無水アルミノ建酸ナトリウム1夕当
り、CaC03換算で280の9であった。
又先の晶出により得られたフルミノ珪酸ナトリウムスラ
リーを常法により水洗、乾燥して得られるアルミノ珪酸
ナトリウムのカルシウム交換能は無水アルミノ珪酸ナト
リウム1夕当り、CaCOオ臭算で285の9であった
。更に得られた洗剤を水の硬度5の剛(CaC08換算
)の30qoの水を使用し、洗剤濃度0.085wt/
vol%の俗で洗浄力試験を行った所、優れた洗浄力を
示した。実施例 ロ 実施例1と同様にして製造したアルミノ達酸ナトリウム
溶液に、炭酸ナトリウム1.1k9、Na30:Si0
3=1:3.2モル比の水ガラス4.34k9を添加後
、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸0.74kgで中和
した。
先と同様に、水洗処理により取り出したアルミ/珪酸ナ
トリウムのカルシウム交換能は無水アルミ/珪酸ナトリ
ウム1夕当りCaC03換算で28物oであった。
比較例 実施例1と同様にして製造したアルミノ珪酸ナトリウム
溶液を直鏡アルキルベンゼンスルホン酸又は50%硫酸
で中和した後、水洗処理により取り出したアルミ/珪酸
ナトリウムのカルシウム交換館は無水アルミノ珪酸ナト
リウム19当りCaCOず臭算でそれぞれ251と24
6の3であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アルミノ珪酸ナトリウム及び水酸化ナトリウムを含
    有するスラリー中の水酸化ナトリウムを、アルキルベン
    ゼンスルホン酸、高級アルコールの硫酸エステル、ポリ
    オキシエチレンアルキルエーテルの硫酸エステル、硫酸
    より選ばれた一種以上の化合物で中和するに当たり、中
    和に先立つてスラリーに炭酸ナトリウム、水ガラス、メ
    タ珪酸ソーダ、縮合リン酸ソーダ、ポリカルボン酸の塩
    より選ばれた一種以上のアルカリ性ビルダーを添加する
    事を特徴とするアルミノ珪酸ナトリウム含有洗剤の製造
    方法。
JP8705376A 1976-07-21 1976-07-21 洗剤を製造する方法 Expired JPS6019360B2 (ja)

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