JPS6019293B2 - 2−ピリジニウムシクロヘキサノンオキシム鉱酸塩の製法 - Google Patents

2−ピリジニウムシクロヘキサノンオキシム鉱酸塩の製法

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JPS6019293B2
JPS6019293B2 JP5430576A JP5430576A JPS6019293B2 JP S6019293 B2 JPS6019293 B2 JP S6019293B2 JP 5430576 A JP5430576 A JP 5430576A JP 5430576 A JP5430576 A JP 5430576A JP S6019293 B2 JPS6019293 B2 JP S6019293B2
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JP
Japan
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pyridinium
cyclohexanone oxime
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pyridine
producing
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JP5430576A
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衛 中井
富美夫 木村
哲夫 小俣
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、2−クロルシクロヘキサノン・ヒドロキシ
ルアミン鉱酸塩およびピリジンを同時に反応させて1段
階で2・‐ピリジニウムシクロヘキサノンオキシム鉱酸
塩を製造する方法に関するものである。
2−ピリジニウムシクロヘキサノンオキシムは、これを
アミノ化して2−アミノシクロヘキサノンオキシムとし
、ついでべックマン転位してQ−アミノ酸の中間体であ
る2一アミノカプロラクタムになるなど、その利用価値
は極めて大きい。
従来、2ーピリジニウムシクロヘキサノンオキシムを製
造する方法として、侍公昭47−40056号公報には
シクロヘキセンとニトロソクロリドとを反応させてビス
(2ークロルー1−ニトロソシクロヘキサン)を得、つ
いでこれとピリジンとを反応させる方法が開示されてい
る。この各工程の収率は高いが、出発原料が高価で、反
応工程が2段階必要であり、工業的には必ずしも満足す
べきものではなかった。また2−クロルシクロヘキサ/
ンとヒドロキシルアミンと反応させて2−クロルシクロ
ヘキサノンオキシムを得、ついでこれとピリジンとを反
応させる方法も公知であるが、反応工程が2段階必要で
あり、特に前段工程の収率が低く、前段の生成物の単離
が困難で、単離された生成物も安定性が悪く室温で放置
すると分解し、着色するという欠点があった。この発明
者らは後者の方法について種々検討した結果、反応を1
段階で行うことにより高収率で目的生成物が得られるこ
とを見出し、この発明に達した。
この発明は、2−クロルシクロヘキサノン・ヒドロキシ
ルアミン鉱酸塩およびピリジンを同時に反応させること
を特徴とする2ーピリジニウムシクロヘキサノンオキシ
ム鉱酸塩の製法に関するものである。
この反応は次式によって示される。
〔ただし、式中XはCI、(S04)/2および(P0
4)/3を表わす〕この発明の方法に使用される出発原
料は、2ークロルシクロヘキサノン、ヒド。
キシルアミン鉱酸塩およびピリジンである。そしてヒド
ロキシルアミン鉱酸塩としては、ヒドロキシルアミン塩
酸塩、ヒドロキシルアミン硫酸塩、ヒドロキシルアミン
リン酸塩があげられる。2ークロルシクロヘキサノンに
対するヒドロキシルアミン鉱酸塩の使用量は1〜1.5
モル倍が好ましい。
また2ークロルシクロヘキサノンに対するピリジンの使
用量は少なくとも2モル倍以上が好ましく、余り過剰の
ピリジンを用いても目的生成物の収率にはほとんど影響
を及ぼさない。このように少なくとも2モル倍以上のピ
リジンが必要な理由はヒドロキシルアミン鉱酸塩の中和
と2−クロルシクロヘキサノンへの攻撃に要するためで
ある。この反応には特に溶媒を用いる必要はないが、ヒ
ドロキシルアミン鉱酸塩として硫酸塩、リン酸塩を用い
場合には反応時に均一な反応液になるような溶媒を用い
るのが有利である。
また溶媒を用いる場合、反応温度の調節、反応生成物の
後処理に対して好都合である。溶媒としてはメチルアル
コール、エチルアルコールなどの低級脂肪族アルコール
があげられる。反応温度は室温ないしピリジンの還流温
度の範囲が適当であるが、溶媒を用いる場合には低級脂
肪族アルコールの還流温度付近が好ましい。
また反応時間は30分ないし5時間が適当である。この
発明の方法により得られる目的生成物は、2ーピリジニ
ウムシクロヘキサノンオキシムの塩酸塩、硫酸塩、リン
酸塩である。この発明の方法を実施することによって、
2−クロルシクロヘキサノン、ヒドロキシルアミン鉱酸
塩およびピリジンから1段階の反応により、高収率で2
−ピリジニウムシクロヘキサノンオキシム鉱酸塩を製造
することができる。
実施例 1 2ークロルシクロヘキサノン3.01夕(0.023モ
ル)とヒドロキシルアミン塩酸塩1.斑夕(0.023
モル)を、ピリジン15の【(0.187モル)に加え
たところ、発熱して均一に溶解した。
この反応液をピリジン還流温度で蝿拝しながら3時間反
応させた。反応終了後、生成後から結晶を炉別し、これ
をアセトンーメチルアルコール浪合液で洗浄し、エチル
アルコールで再結晶して結晶5.08夕(収率91.5
%)を得た。この結晶は186〜7℃と193〜4℃に
2つの融点と、2種の結晶形を有する2ーピリジニウム
シクロヘキサノンオキシム塩酸塩の含水1分子結晶であ
ることが元素分析の結果わかった。実施例 2 ヒドロキシルアミン塩酸塩1.58夕(0.023モル
)とピリジン5のと(0.062モル)をメチルアルコ
ール1ow‘に溶解した混合液へ、2−クロルシクロヘ
キサノン3.01夕(0.023モル)をメチルアルコ
ール5の‘に溶解した溶液を損拝しながら滴下し、2時
間還流し反応した。
反応終了後、実施例1と同様の操作により2−ピリジニ
ウムシクロヘキサノンオキシム塩酸塩の含水1分子結晶
5.289(収率95%)を得た。実施例 3ヒドロキ
シルアミン硫酸塩3.41夕(0.042モル)とピリ
ジン5.96夕(0.076モル)とメチルアルコール
10磯の懸濁混合液へ、2−クロルシクロヘキサノン5
.00夕(0.038モル)をメチルアルコール5のZ
に溶解した溶液を櫨拝しながら滴下したところ、反応開
始後18分で均一溶液になり、2時間還流し反応した。
反応終了後、実施例1と同様の操作により2−ピリジニ
ウムシクロヘキサノンオキシム硫酸塩8.66夕(収率
96%)を得た。この融点は173〜4℃であった。実
施例 4 ヒドロキシルアミンリン酸塩2.43夕(0.037モ
ル)とピリジン5.37夕(0.068モル)とメチル
アルコール10の‘の懸濁混合液へ、2ークロルシクロ
ヘキサノン4.50夕(0.034モル)をメチルアル
コール5Mに溶解した溶液を燈拝しながら滴下したとこ
ろ、反応開始後2び分で均一溶液となり、2時間還流し
反応した。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2−クロルシクロヘキサノン、ヒドロキシルアミン
    鉱酸塩およびピリジンを同時に反応させることを特徴と
    する2−ピリジニウムシクロヘキサノンオキシム鉱酸塩
    の製法。
JP5430576A 1976-05-14 1976-05-14 2−ピリジニウムシクロヘキサノンオキシム鉱酸塩の製法 Expired JPS6019293B2 (ja)

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JPS52139069A JPS52139069A (en) 1977-11-19
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