JPS60190715A - クマリン誘導体を有効成分とする抗アレルギ−剤 - Google Patents

クマリン誘導体を有効成分とする抗アレルギ−剤

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JPS60190715A
JPS60190715A JP27117184A JP27117184A JPS60190715A JP S60190715 A JPS60190715 A JP S60190715A JP 27117184 A JP27117184 A JP 27117184A JP 27117184 A JP27117184 A JP 27117184A JP S60190715 A JPS60190715 A JP S60190715A
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澄 栗山
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潤 中野
Kiyonoshin Ichikawa
清之進 市川
Kiyoshi Ito
清 伊藤
Yuji Suzuki
雄二 鈴木
Katsuro Ishizuki
石月 克郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は新規なりマリン誘導体を有効成分とする抗アレ
ルギー剤に関する。
[従来の技術] ある種のクマリン誘導体が抗アレルギー作用を示すこと
は知られている。たとえば特開昭50−64273号公
報には、一般式: (式中、Xはアルキル基またはアリール基、Xl、x2
、X3およびX4は同一または異なって、それぞれ水素
原子、ニトロ基、アルキル基、アルコキシ基、アリール
基、アルアルキル基、複素環基、ハロゲン原子、カルボ
キシル基またはアシルオキシ基を表わし、Xl、Xl、
x3およびx4のうちの任意の隣接する2個の基はそれ
らが結合している炭素原子とともに置換または非置換の
炭素縮合環または複素縮合環を形成していてもよい)で
示されるクマリン誘導体が抗アレルギー作用を示すこと
が記載されている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、前記クマリン誘導体は抗アレルギー剤と
して必らずしも充分なものではない。
本発明者らは抗アレルギー剤としてずぐれた化合物をう
るべく種々研究を重ねた結果、意外にも前記一般式(1
)においてクマリン環の4位の置換基Xがメチル基であ
りかつXIS Xl、X3およびX4がすべて水素原子
であるクマリン誘導体よりも、4位の置換基Xが存在せ
ず(すなわち水素原子)かつXl、Xl、X3およびX
4がすべて水素原子であるクマリン誘導体の方が強力な
抗アレルギー作用を有するという事実を見出し、この事
実に基づいてさらに研究を進めた結果、前記の4位の置
換基Xが存在しないクマリン誘導体のクマリン環の5位
、6位、7位または8位にヘキシルオキシ基を導入する
ことによって、より一層強力な抗アレルギー作用を有し
しかも毒性の低減されたクマリン誘導体かえられること
を見出し、本発明を完成した。
[問題点を解決するための手段] すなわち本発明は、一般式: (式中、Rはへキシルオキシ基であり、クマリン環の5
位、6位、7位または8位に置換している)で示される
クマリン誘導体またはその塩を有効成分とする抗アレル
ギー剤に関する。
[実施態様] 一般式([)においてRで示されるヘキシルオキシ基と
しては11−へキシルオキシ、イソへキシルオキシ、5
ec−へキシルオキシ、ネオヘキシルオキシ、tert
−ヘキシルオキシなど直鎖状または分岐鎖状のへキシル
オキシ基があげられる。とくにn−へキシルオキシ基が
好ましい。
一般式(I)で示される化合物の塩としては、たとえば
アンモニア、またはエタノールアミン、エチルアミン、
ジエチルアミン、トリエチルアミン、ジイソプロピルア
ミンなどのアミン類との付加塩、またはナトリウム塩、
カリウム塩、アルミニウム塩、カルシウム塩なとの金属
塩なと、医薬として使用しうる塩があげられる。
本発明の化合物の中では、R基がクマリン環の8位に置
換しているクマリン誘導体またはその塩が好ましく、と
くに式: %式% で示される8−n−へキシルオキシ−3−(IN−テト
ラゾール−5−イル)クマリンまたはその塩が好ましい
本発明の化合物は免−疫反応による肥満細胞からのヒス
タミンや5R3−Aなどのケミカルメディエータ−の遊
離を抑制し、アレルギー性の喘息、皮膚炎、鼻炎、胃腸
炎などの各種アレルギー性疾患の予防および治療にすぐ
れた効果を示す。
本発明の化合物の前記効果は成人投与量として約0.0
5〜50mg7日程度の投与量で充分に発揮される。
本発明の化合物は、前記特開昭50−6427.3@公
報に記載された化合物に対して、とくにクマリン環の4
位に置換基が存在しないことにより特徴づけられ、強力
な抗アレルギー作用を示すと ・ともに、クマリン環の
5位、6位、7位または8位の任意の位置にヘキシルオ
キシ基を導入することにより毒性の低減がなされている
。本発明の化合物(実施例1) 、8−n−メトキシ−
3−(it(−テトラゾールー5−イル)クマリン(比
較例1)および8−n−ヒドロキシ−3−(Ill−テ
トラゾール−5−イル)クマ・リーン(比較例2)およ
び前記公報においてとくにすぐれているとされている化
合物である8−クロロ−4−メチル−3−(IH−テト
ラゾール−5−イル)クマリン(化合物A)および4゜
6−シメチルー3−(IH−テトラゾール−5−イル)
クマリン(化合物B)について、ラットにおける受動性
皮膚アナフィラキシ−(PC^)試験での−tlED、
(最小有効投与量)とマウスでのLD5o(50%致死
量)を調べたところ、後記試験例(第1表)から明らか
なごとく、本発明の化合物は比較例の化合物および特開
昭50−64273号公報の化合物にくらべて安全域が
広く、医薬として安心して使用しうるすぐれた抗アレル
ギー剤である。
本発明の化合物は、一般式: (式中、Rは前記と同じ)で示される3−シアノクマリ
ン誘導体(IIDをアジ化水素酸またはその塩と反応さ
せることによりえられる。
前記反応に用いるアジ化水素酸の塩としては、たとえば
アジ化リチウム、アジ化ナトリウム、アジ化カリウムな
どのアルカリ金属塩、アジ化マグネシウム、アジ化カル
シウム、アジ化バリウム、アジ化ストロンチウムなどの
アルカリ土類金属塩、アジ化アルミニウム、アジ化スズ
、アジ化亜鉛、アジ化チタンなどのその他の金属塩、ア
ジ化アンモニウム、アジ化アニリニウムなどの有機塩基
との塩などがあげられる。これらアジ化水素酸塩は単独
で用いてもよく、さらにたとえばアジ化ナトリウムなど
のアルカリ金属塩は塩化アルミニウム、塩化第二スズ、
塩化亜鉛、四塩化チタンなどのルイス酸あるいは塩化ア
ンモニウムなどと組合わせて用いてもよい。
このばあい用いたアジ化水素酸のアルカリ金属塩は組合
わせて用いたルイス酸などと再結合して、アジ化アルミ
ニウム、アジ化スズ、アジ化亜鉛、アジ化チタン、アジ
化アンモニウムなどのアジ化水素酸塩となり、これらが
3−シアノクマリン誘導体(II)と反応する。アジ化
水素酸のアルカリ金属塩と前記ルイス酸などの組合わせ
はとくに好ましい結果を与える。
反応に用いるアジ化水素酸またはその塩、ざらに塩と組
合わせて用いられるルイス酸などの使用量は通常3−シ
アノクマリン誘導体(■)の1モルに対して1〜10モ
ル程度である。
反応は通常有機溶媒中で行なわれる。用いる溶媒として
は、たとえばベンゼン、トルエン、石油エーテルなどの
炭化水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、エチル
エーテルなどのエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシドなどの極性非プロトン溶媒などがあ
げられる。
反応温度および反応時間はとくに制限されず、通常室温
〜130℃程度の温度で30分〜24時間程度反応させ
ればよい。
前記反応において、アジ化水素酸塩を試薬に用いたばあ
いは、目的化合物はテトラゾリル基の酸性にもとづき反
応に用いたアジ化水素酸塩に対応する塩の形で生成する
。この塩はそのまま単離してもよく、あるいは塩酸、硫
酸などの鉱酸類で処理して遊離のテトラゾリル基を有す
る一般式(I)の目的化合物としてもよい。
本発明の目的化合物の単離、精製は通常の処理手段、た
とえばテトラゾリル基の水素の解離にもとづく分画、ク
ロマトグラフィー、再結晶などによって行なえばよい。
一般式CI)の化合物の塩は、前記反応により直接えら
れるものもあるが、いったlシ一般式(I)の化合物を
単離し、これを相当する塩基と反応することによって調
製してもよい。
前記反応において出発原料として用いる3−シアノクマ
リン誘導体(2)は一般式: (式中、Rは前記と同じ)で示される叶ヒドロキシベン
ズアルデヒド誘導体側をシアノマロン酸エステル(たと
えばメチルエステル、エチルエステルなどの低級アルコ
ールエステルなど)またはマロノニトリルと反応させる
ことによりえられる。また一般式: (式中、011基はクマリン環の5位、6位、7位また
は8位に置換している)で示される3−シアノクマリン
誘導体Mを水素化ナトリウム、水素化カリウムなどの水
素化アルカリ金属の存在下でハロゲン化ヘキシルと反応
させることによってもえられる。
本発明の化合物はとくに経口投与ですぐれた活性を示し
、錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤として使用される。
また微粉末の形で嗅剤としても使用できる。また本発明
の化合物のうち塩は水に溶解し、注射剤、水剤、点鼻剤
としても使用できる。本発明の化合物の製剤化にあたっ
てはとくに制限されることはなく、通常用いられるキャ
リヤーを用い、常法にしたがって行なえばよい。
[実施例] つぎに本発明を参考例、実施例、比較例および試験例を
あげて説明する。
参考例 [3−シ、アノ−8−n−へキシルオキシクマリン]3
−シアノ−8−ヒドロキシクマリン4gを乾燥ジメチル
ホルムアミド20m1に溶解し、1責拌、水冷下に60
重量%水素化ナトリウム0.96 gを加え、そのまま
20分間攪拌を続けた。ついで攪拌下50℃でヨウ化n
−ヘキシル6gを滴下し、滴下俊5時間攪拌を続けた。
反応後反応液を砕氷を加えた10重量%塩酸水10(7
!中に注ぎ、析出した沈澱物を濾取し、ベンゼンから再
結晶して、融点81〜82℃の淡黄色針状晶として3−
シアノ−8−〇−へキシルオキシクマリン4.9gをえ
た。
元素分析値: Cps H17N 03として計算値(
%):C70,83H6,32H5,16分析値(%)
:C70,54116,41N4.93赤外線吸収スペ
クトル ν am : 2230(CM)、17401730(
C=0)、ax 16051570(C=C) マススペクトル 11/e:271(M+)、188.187.159実
施例1 [8−n−へキシルオキシ−3−(ill−テトラゾー
ル−5−イル)クマリン] 無水テトラヒドロフラン50d中に水冷上塩化アルミニ
ウム8gを加え、さらにアジ化ナトリウム11.7gお
よび3−シアノ−8−11−ヘキシルオキシクマリン6
.9gをこの順に加え、攪拌下に5時間加熱還流した。
反応後反応液を砕氷を加えた10重邑%塩酸水20Mに
注ぎ、よく1に拌したのち析出した沈澱物を濾取した。
えられた沈澱物をジメチルホルムアミド−水混合溶剤(
5:1容量l比)に溶解し、活性炭処理したのち再結晶
して、融点191℃(分解)の無色針状晶として8−n
−へキシルオキシ−3−(ill−テトラゾール−5−
イル)クマリン5.7gをえた。
元素分析値: CM6 H18N403として計算値(
%):C61,13H5,77N17.83分析値(%
):C60,9685,80817,61赤外線吸収ス
ペクトル シKErom−1:3150(N旧、1725(C=0
) 、1625ax 16051580(C=C) マススペクトル H/e : 314 (M” )、231.230.2
03.187.174.146 実施例2 [8−n−へキシルオキシ−3−(111−テトラゾー
ル−5−イル)クマリンのナトリウム塩] 実施例1でえられた8−n−へキシルオキシ−3−(1
]1−テトラゾール−5−イル)クマリン0.5gを炭
酸水素ナトリウムの飽和水溶液5rrdlに加熱溶解し
たのち室温下に放置し、析出した沈澱物を濾取、乾燥し
て、融点251〜255℃(分解)の無色粉末として8
−n−へキシルオキシ−3−(IH−テトラゾール−5
−イル)クマリンのナトリウム塩0.49をえた。
実施例3 [8−n−へキシルオキシ−3−(IN−テトラゾール
−5−イル)クマリンのカリウム塩] 炭酸水素ナトリウムの飽和水溶液にかえて炭酸水素カリ
ウムの飽和水溶液を用いたほかは実施例2と同様にして
融点258〜261℃(分解)の8−n−へキシルオキ
シ−3−(IH−テトラゾール−5−イル)クマリンの
カリウム塩0.4gをえた。
実施例4 [8−n−ヘキシルオキシ−3−(1H−テ1−ラゾー
ルー5−イル)クマリンのジイソプロピルアミン塩]実
施例1でえられた8−n−へキシルオキシ−3−(1H
−テトラゾール−5−イル)クマリン0.5gをエタノ
ール20dに熱時溶解し、さらにジイソプロピルアミン
2dを加え40℃で5分間攪拌した。
ついでエタノールと過剰のジイソプロピルアミンを減圧
下で留去し、残渣に乾燥エーテルを加えて洗浄し、沈澱
物を濾取、乾燥して、融点168〜115℃(分解)の
無色粉末として8−n−へキシルオキシ−3−(IH−
テトラゾール−5−イル)クマリンのジイソプロピルア
ミン塩0.6gをえた。
実施例5 下記の処方にしたがって1錠i oomgの錠剤を調製
した。
成分 IIlg B−n−ヘキシルオキシ−3−(廿−テトラゾール−5
−イル)クマリン 5 ラク1〜−ス 30 コーンスターチ 45 結晶セルロース 15 メチルセルロース 3 ステアリン酸マグネシウム 2 実施例6 下記の処方のもの100myを5号カプセルに充填して
カプセル剤を調、製した。
成分 mg ・ 8−n−へキシルオキシ−3−(ill−テトラゾール
−5−イル)クマリン 5 ラクトース 55 ]−ンスターヂ 30 結晶セルロース 8 ステアリン酸マグネシウム 2 実施例7 8−n−へキシルオキシ−3−(ill−テトラゾール
−5−イル)クマリンのナトリウム塩2mlを生理食塩
水、1rn1に溶解・し、pHfiニア、4に調整して
注射剤を調製した。
実施例8 下記の処方のものを蒸溜水に溶解し、全量を10r11
1として点0剤を調製した。
成分 mg 8−n−へキシルオキシ−3−(111−テトラゾール
−5−イル)クマリン のカリウム塩 20 p−ヒドロキシ安息香酸メチル 1 叶ヒドロキシ安息香酸ブチル 1 塩化ナトリウム 75 比較例1〜2 出発原料として3−シアノ−8−メトキシクマリン(比
較例1)および3−シアノ−8−ヒドロキシクマリン(
比較例2)をそれぞれ用いたほかは実施例1と同様にし
てつぎの化合物をえた。
比較例1 8−メトキシ−3−(IH−テトラゾール−5−イル)
クマリン 無色針状晶[囲F−HaO(4:1)]融 点 247
.〜249°C(分解)元素分析値 Cu Hs Na
 03として計算111(%):C54,10113,
30N 22.94分析値(%):C53,8883,
35N 22.76赤外線吸収スペクトル 1610(C=C) マススペクI・ル H/13 : 244 (M + ) 、202 、 
201 、 188.160.144 比較例2 8−ヒドロキシ−3−(IH−テトラゾール−5−イル
)クマリン 無色針状晶[DHF−H20(4: 1 ) ]融 点
 295〜296℃(分解→ 元素分析1m 910 H6H403として計n値(%
):C52,18112,63N 24.34分析f[
i(%):C52,06H2,75N 24.07赤外
線吸収スペクトル v”:;: am : 3450(□H)、3150(
Ntf)、1705(C=0) 、1G20(C=C) マススペクトル H/e : 230(M” ’)、188.187.1
74、46 試験例1 実施例1〜4および比較例1〜2でえられた化合物、な
らびに前述の公報に記載されている化合物AおよびBに
ついて、抗アレルギー作用をラットにおける受動性皮膚
アナフィラキシ−(PCA)で試験した。
(1)試験方法 (1)同種向細胞抗体(1+omocytotropi
cantibody)を豊富に含む抗血清を多田および
奥付が行なったと同様の方法で調製した(J、 Imm
unol、106! (1971年) 、1002頁参
照)。
すなわち体重180〜200gのウィスター系ラットの
牌臓を摘出し、数日後5trejanおよびCampb
el I [J、 Immunol、98巻(1967
年)、893頁]ならびにEisen [J、Amer
Chem、Soc、 、75巻(1953年) 、45
93頁]らの方法により調製したDNP−八s(2,4
−dinitrophenyl−coupled as
caris extract)の1m1(蛋白質として
)と百日咳ワクチン’lXl0IO個を足蹴に4分して
投与した。5日後再びDNP−As O,5mgを単独
で背部筋肉内に投与した。初回免疫より8日目にエーテ
ル麻酔下に下行大動脈より採血し、えられた血清を一8
0℃に貯蔵し、使用時にとかして用いた。
(1) 被験化合物の効果はつぎのようにして調べた。
(1)の方法でえられた抗血清を生理食塩水にて倍々希
釈し、それぞれの希釈液0.05dを体用140〜16
0gのウィスター系ラツ1−の背部皮肉に投与した。7
2時間後蛋白量として2mFlのDNP−^Sとエバン
スブルー(Evans blue) 2.5mgを生理
食塩水1dに溶解したものを静脈内に5d/kgの割合
で投与した。抗原液投与後30分にて動物を屠殺し、抗
血清を投与した個所に生じた青色スボツ]・の直径を測
定した。
スポットの直径が常に10mm以上を示ず抗血清の希釈
液を用いて前記に準じた方法でPCA試験を行ない、被
験化合物の効果を判定した。すなわち抗血清希釈液を背
部3カ所に投与し、相対する反対側には生理食塩水を投
与した。被験化合物は抗原液投与の30分前に経口投与
した。屠殺した動物の反応部の皮膚より、願出らの方法
[アレルギー、15巻(1966年)、1頁]に準じて
漏出色素を抽出して色素量を測定した。対照群にくらべ
て統計学的に有意な漏出色素量の抑制を示した被験化合
物の最小投与量を11ED (最小有効投与量)とした
(2)試験結果 試験結果を第′1表に示す。
試験例2 試験例1で用いた化合物について、マウスでの急性毒性
試験を行なった。 − 市販のslc:ddy系雄性マウス4週令を購入後マウ
ス飼育室にて1週間の予備飼育を行ない試験に供した。
被験化合物は10重恒%アラビアゴム水溶液に5i1濁
し0.1彪/10g体重の割合で経口投与した。投与量
始時より6時間までの間は連続して観察を行ない、その
後は24時間ごとに6日間観察を行ない、死亡動物数を
計数した。LD5o(50%致死社)をLitcMie
ld−Wi 1coxon法にしたがって計算した。結
果を第1表に示ず。
なお第1表には各化合物の安全域([D5o/RED)
および前記公報の化合物Aの安全域を1としたばあいの
相対値も併記した。
[以下余白]

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1一般式: (式中、Rはへキシルオキシ塞であり、クマリン環の5
    位、6位、7位または8位に置換している)で示される
    クマリン誘導体またはその塩を有効成分とする抗アレル
    ギー剤。 2 有効成分が8−n−へキシルオキシ−3−(10−
    テトラゾール−5−イル)クマリンまたはその塩である
    特許請求の範囲第1項記載の抗アレルギー剤。
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JPS559015A (en) * 1978-07-03 1980-01-22 Takeda Chem Ind Ltd Coumarin derivative

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS559015A (en) * 1978-07-03 1980-01-22 Takeda Chem Ind Ltd Coumarin derivative

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