JPS60188578A - 墓用カロ−トの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は来世の家に相応しい荘厳で暖か味のある雰囲気
を発現する墓用カロート（納骨室）を簡単に且つ安価に
得る墓用カロートの製造方法に関するものである。

従来の墓用カロートの場合は目に見えない場所というこ
ともあってか極めて粗末にされているのが実状である。

例えば、材質及び形状の面からみても単なるセメント製
や石材製の単純な箱状物に過ぎないし、面着は冷めたい
圧迫された殺風景な雰囲気という点で共通しているので
ある。

そこで、本発明者は祖先崇孫の精神に立脚した未世の家
に相応しい雰囲気のカロートを安価に製造すべく鋭意研
究中のところ本発明を完成するに至ったのである。

すねわち、本発明の要旨とするところは、予じめ各種形
状の立体製品を成形、用意し、これらをセメント板面、
石材板面又はセメント製一体成形中空箱状物の内壁面に
組合せて配列、固着後強靭皮膜による着色処理を施すよ
うにすることを特徴とする墓用カロートの製造方法であ
る。

次に、本発明について詳しく説明する。

本発明の場合は、先ず各種形状の立体製品と一定大きさ
のセメント板、石材板、セメント製一体成形中空箱状物
をそれぞれ製作するのである。

各種形状の立体製品の製作については材質は勿論製作方
法も何等限定されないが量産の面からするとセメント、
石膏、合成樹脂、粘土などの材料を型を用いてそれぞれ
の製造方法に従い成形するようにするが好ましい。

形状としても限定はされないが、一般には家紋、沸像、
梵字、お経、鳥、動物、植物、自然の風景などがあげら
れる。

セメント板、石材板及びセメント製一体成形中空箱状物
も寸法などについてはカロ−トの大きさによって決めれ
ばよいがその製作方法については何等限定されない。

ただ、セメント製品の場合運搬、取付け等のことを考え
ると軽量の方が好ましいので製造の際繊維状物例えば耐
アルカリ性ガラス繊維、炭素繊維、合成繊維などを単独
で又は組合せ必要に応じて更に軽量骨材を組合せて混入
せしめるようにすると軽量強化物が得られるので効果的
である。

本発明の場合は、次いで上述のセメント板面、石材板面
、セメント製一体成形中空箱状物の内壁面に各種形状の
立体製品を装飾的宗教的な配慮などから適宜組合せて配
列、固着するようにするのである。この場合の固着手段
は化学的、物理的の何れでもよいが通常は接着剤による
方法が簡便である。

又墓材の表面はそのままでもよいが荒して粗面にしても
面白い。

本発明の場合は、最後に強靭な皮膜による着色処理を施
すようにするのであるが、この場合の着色処理は原則と
しては吹付けなどの塗布手段で全面に行うようにするの
であるが固着する立体製品が石材製品、陶器などのよう
な場合にはそれらを除いた全面に塗布するようにするこ
ともある。

この場合の強靭は皮膜を形成する着色剤としては耐水性
、耐候性優れたものであれば総て使用出来、具体的には
染料、金属紛、顔料等の混入したエポキシ樹脂系、アク
リル■■煙n、ウレタン樹脂系のような合成樹脂系着色
剤、天然ウルシ、人造ウルシ等があげられる。

又立体製品として放射物質（５００カウント以下のもの
）を混入した製品例えば天然放射性鉱石粉末を混入した
陶器製品を組合せて取り付けるようにするとカロート内
の空気の半永久的な浄化、害虫の発生防止等の優れた効
果が発現するので非常に効果的である。

言うまでもなく、上述のセメント板及び材板の場合は着
色処理後装飾面を内側にして箱状のカロートの形状に組
立てるようにするのである。

本発明は以上のような構成であるがその特徴を要約する
と次ぎのようになる。

（イ）本発明は内壁面の凹凸模様の形成に型を用いる方
法に較べて凹凸のはげしいしかも変化のある各種模様の
荘厳美麗は装飾面を簡易に得ることが出来る。

型を用いる場合は凹凸の厚み、形成模様などが制限され
るばかりでなく成形時間も長くなり型数も制限されるの
で生産があがらない。

（ロ）型を用いる場合は型代は高価である上に生産性が
あがらないので製品単価が高くなる。

（ハ）本発明の場合は立体製品は固着材だけでなく更に
強靭皮膜により一体化されるようになるので脱落するよ
うなことはない。

（二）本発明の場合は最後に強靭な皮膜の着色剤で一体
化するようにするので固着した感じはなく外観的には型
による一体化成形と何ら変わらない。

又、立体製品が手許にない場合には墓材面にセメント、
石膏などを合成樹脂エマルジョン（固形分５乃至３０重
量％）で混練したもので模様をつくりそのまま放置して
強固に一体化せしめた後強靭皮膜による着色処理を施す
ようにすると荘厳な雰囲気をもった墓用カロートを簡単
に且つ案価に得ることが出来る。

さらに又、平面模様であっても荘厳な雰囲気の最高の墓
用カロートをつくることが出来る。

その製造方法を具体的に説明すると、前述した墓材面を
先ずコントラストを出すために顔料などの着色剤を混入
した合成樹脂液を塗布、強固に一体化せしめる。次いで
上記下地面上に金属紛、顔料などを接着剤、合成樹脂液
など固着剤などに混入した着色剤で家紋、沸像、梵字、
お経、鳥、動物、植物。風景などの模様を画がき、最後
にその上から全面を強靭な無色又は着色透明合成樹脂系
塗料で一体的に被覆せしめるようにすると鮮明な透かし
模様が発現されるようになるからカロートに相応しい雰
囲気が得られる。

上述の場合、一定の模様を能率良く簡単に画くためには
次のようにするとよい。

予じめ模様を切り抜いた薄い金属、合成樹脂、紙などの
材質の型板をつくり、この型板を上記下地面上の適当位
置に当て切抜かれた模様内に着色剤を塗布、塗布操作が
済んだら型板を外すようにすると一定の模様が簡単に得
られるようになる。

なお、最後の被覆する塗料として特に人造ウルシ塗料例
えばポリサイト、カシュー、ウレタン樹脂系塗料などの
無色及び着色クリヤーを用いるようにすると荘厳はウル
シ調の中に鮮明に模様が現出するのでカロートとしては
最高の雰囲気が得られるようになるのである。

実施例１ 耐アルカリ性ガラス繊維とピッチ系炭素繊維の混合物を
３％混入せしめた１２０ｃｍ×３０ｃｍ×５ｃｍ及び８
０ｃｍ×３０ｃｍ×５ｃｍ各４枚の軽量強化セメント板
をつくり、これに予じめ作ったセメント製立体沸像二体
セメント製立体家紋２個及びセメント製立体梵字８個を
装飾的に配列エポキシ系接着剤で固定せしめた。次いで
、全面に亘りウレタン樹脂ベースの銅色仕上げを施こし
た。

最後に得られたセメント板を二段で装飾面を内側にして
組立てたところ荘厳な雰囲気を発現する美麗なカロート
が簡単に得られた。

実施例２ 先ず、トミダントＣ（アクリル系エマルジョン、固形分
５５％、日本トミケミー（株）製）を２倍量の水で稀薄
し、これで百色ポルトランドセメントを混練して接着性
の優れたノロを作った。

次いで、上記ノロを用いて実施例１の各セメント板上に
模様を画きそのままで放置したところ、模様が極めて凝
固に一体化された。

最後に、その表面を実施例１同様のウレタン樹脂ベース
による銅色仕上げを施した。

上述のようにして得られたセメント板を２段で装飾面を
内側に箱状物に組立てたところ、荘厳な雰囲気を発現す
る美麗なカロートが簡単に得られた。実施例３先ず、実
施例１の軽量強化セメント板の表面を緑色の顔料を混入
せしめたアクリル樹脂液で塗布処理した。

次いで、上記処理板上に予じめ用意したお経の文句を切
抜いた薄い金属製型板を当て切抜いた各文字部分に金色
の金属紛を混入せしめたアクリル樹脂液を塗布、乾燥後
型板を外したところ、金色のお経の文句がセメント板上
に強固に一体化された。

最後に、その全面を無色透明な人造ウルシ塗料で仕上げ
たところ、荘厳なウルシ調面に金色のお経の文句が鮮明
に現出された最高の雰囲気のカロートが簡単に得られた
■

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 予じめ各種形状の立体製品を成形、用意し、これらをセ
   メント板面、石材板面又はセメント製一体成形中空箱状
   物の内壁面に組合せて配列、固着後強靭皮膜による着色
   処理を施すようにすることを特徴とする墓用カロートの
   製造方法。