JPS60186583A - 弾性シ−ラント - Google Patents

弾性シ−ラント

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JPS60186583A
JPS60186583A JP59042254A JP4225484A JPS60186583A JP S60186583 A JPS60186583 A JP S60186583A JP 59042254 A JP59042254 A JP 59042254A JP 4225484 A JP4225484 A JP 4225484A JP S60186583 A JPS60186583 A JP S60186583A
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JP
Japan
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isocyanate
parts
acrylic
group
molecular weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP59042254A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Moroishi
裕 諸石
Isoji Sakai
酒井 五十治
Shoji Tawara
昌治 田原
Isao So
宗 伊佐雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP59042254A priority Critical patent/JPS60186583A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、耐候性、耐久性および耐熱性にすぐれた7
jQl性シーラントに門する。
φ1−造物などの目地に充填するシーラントは、目地を
構成するり11祠などの熱的変化などに応じて伸縮でき
る弾性特性を有していることが必要で、また水、有機溶
剤などの大気中への飛散物質を含まないものが望まれる
このようなシーラントとして、ポリオキシアルキレンポ
リオールに有機ジイソシアネートを反応させて得られる
分子末端にイソシアネート基をもつプレポリマーを主剤
とし、ポリオキシアルキレンポリオールまたはポリアミ
ン類を硬化剤として、その他必要により充填剤、軟化剤
、安定剤などを配合したウレタンシーラントが用いられ
ている。
しかしながら、このような従来のウレタンシーラントは
、耐候性に問題があり、長期問屋外II−ζ露されると
シーラント表面にひび割れが生じるという欠点がある。
これに対してポリアクリル系のシーラントは耐候性、着
色性、耐久性などに優れるという利点があるが、その反
面非弾性であるためこのシーラントを目地に充填すると
熱的影響などで目地幅が経口的に変化したとき、その変
動に追従できず亀°裂が生じたり隙間が生じやすいとい
う欠点がある。
この発明者らは、上記のような欠点をもたず、特゛に建
造物などの目地充填用として充分な弾性特性を有すると
ともに耐候性、耐久性、耐熱性にもすくれた弾性シーラ
ントを得ることを目的として種々検削した結果、この発
明をなすに至った。
すなわち、この発明は、ポリオキシアルキレンポリオー
ルに有tjltジイソシアネートを反応させて得られる
分子末端にインシアネート基を有するポリオキシアルキ
レン系インシアネート成分ないしはインシアネート基を
分子末端に平均約1個および分子内の任意の位置に平均
約1個有するアクリル系低分子量共重合体イソシアネー
ト成分(以下、アクリル系′イソシアネート成分という
)を主剤とし7、アミン基を分子末端に平均約1個およ
びイソシアネート基と反応しうる官能基を分子内の任意
の位置に・14均約1〜2個有する数平均分子量2,0
00以旧のアクリル系低分子咀共重合体を硬化剤とする
弾性シーラントに係るものである。
この発明の弾性シーラントはアクリル系弾性体としての
性質を持ち、しかも硬化剤として特定のアクリル系低分
子量共重合体を使用しているため耐候性、耐久性および
耐熱性にすぐれ、しかも硬化剤として、または硬化剤と
主剤として硬化反応に関与する官能基を分子末端に平均
約1個および分子内の任意の位置に平均約1個または約
1〜2個有するアクリル系低分子量共重合体を使用する
ことにより、すなわち、この共重合体が分子両末端に官
能基を有するテレケリツク型低分子量体にかなり類似し
た構造、性能を持つものであるため、シーラントは硬化
時には線状および網状に高分子量化することにより、低
硬度、低モジュラス、高伸長率という建築用シーラント
に必要とされる特性を満足するものである。− なお、この発明の弾性シーラントは上記の特性の中でも
耐候性、耐久性および耐熱性にとくにすぐれている。こ
れは、上記のシーラントにアクリル系弾性体としての性
賀を付眸するために使用する硬化剤のアクリル系低分子
量共重合体が、アミノ基を分子末端に平均約1個有し、
イソシアネ−ト基と反応しつる官能基を分子内の任意の
位置に4平均約1〜2個有することによる。
このように硬化剤としてのアクリル系低分子量共重合体
が分子の特定位置に主剤との硬化反応に関与する官能基
のうち特定のものつまりアミ7基を有することにより上
記のすぐれた特性が得られる理由については明らかでは
ない。しかし、上記のアミ7基のかわりに分子末端に水
酸基またはカルボキシル基が導入されたアクリル系低分
子1敦共1F合体を硬化剤として用いた場合には」二記
の場合はどの効果が得られないことから、上記のアミ7
基と主剤(におけるインシアネート基)とが反応して生
成する尿素結合が硬化後のシーラント中にウレタン結合
とともに混在してくるのが、耐候性の向1.とともに耐
熱性および耐久性の高度の向」二に好結果をもたらすも
のと思われる。
この発明の弾性シーラントにおける主剤としては、ポリ
オキシアルキレン系インシアネート成分もしくはアクリ
ル系インシアネート成分をそれぞれ′i11独で用いて
もよいし、あるいは両者を任意の割合で混合して用いて
もよい。これによると、目的に応じてシーラント中のポ
リオキシアルキレン系成分とアクリル系成分との比率を
広範囲で変えることができる。
主剤として用いるポリオキシアルキレン系インシアネー
ト成分は、多価アルコールとアルキレンオキシドとを重
合壱せて得られたポリオキシアルキレンポリオールに有
機ジイソシアネ−1・を反応させることによって得られ
る。このポリオキシアルキレンポリオールの数平均分子
量は300〜G、000程度がよい。
前記多価アルコールとしては、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、クリセリン、ペンタエリス
リトール、トリメチロールプロパンなどが挙げられるが
、好ましくはエチレングリコール、プロピレングリコー
ルなどのジA−ル類、グリセリンなどのトリオール類を
用いる。
また、前記アルキレンオキシドとしては、プロピレンオ
キシド、エチレンオキシド、ブチレンオキシドなどが挙
げられ、これらを単独もしくは2種以上の混合で用いる
このポリオキシアルキレンポリオールの末端にインシア
ネート基を導入するために使用する有機ジイソシアネー
トとしては、具体的には2・4−トリレンジイソシアネ
ート、−2・6−トリレンジイソシアネート、4・4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート、キソリレンジイ
ソシアネート等が挙げられる。特に好ましい有機ジイソ
シアネートとしては、少なくとも1個のイソシアネート
基に直接メチレンツ、(が結合した無荷変性ジイソシア
ネートがあり、この具体例としては、ヘキサメチレンジ
イソシつ′ネート、インホロンジイソシアネート、ヒス
(インシアナトメチル)シクロヘキサンなどが挙(jら
れる。このような無黄変性ジイソシアネ−1・を用いる
と、弾性シーラントの耐熱性、耐候性がさらに良好とな
るため好ましい1、 また、主剤として用いられるアクリル系インシアネート
成分は、イソシアネート基と反応しつる官能基をもつ重
合開始剤ないしはイソシアネート基と反応しうる官能基
をもつ連鎖移動剤の存在下に、a)インシアネート基と
反応しうる官能基を1個有する不飽和単量体(以下、a
!fil1体という)とb)(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル50〜100重量%およびこれと共重合可能
な不friil和1ド量体50〜0重量%からなる単量
体混合物(以下ミb単量体という)とを共重合させて得
られるインシアネート基と反応しうる官能基を分子末端
に平均約1個および分子内の任意の位置に・ド均約1個
もつアクリル系低分子量共重合体に有機ジイソシアネー
トを反応させることによって得られる。
前記のイソシアネート基と反応しうる官能基を゛もつ重
合開始剤としては、カルボキシル基、水酸基をもつ重合
開始剤であり、具体的にはアゾヒスシアノバレリアン酸
、過酸化シュウ酸、アソビスシアノペンタノールなどが
挙げられる1、また、イソシアネート基と反応しうる官
能基をもつ連鎖移動剤としては、カルボキシル基、水酸
基またはアミ7基をもつ連鎖移動剤であり、具体的には
チオグリコール酸、2−メルカプト酢酸、2−メルカプ
トエタノール、2−メルカプトエタルアーミンなどが挙
げられる。
共重合の際には、この重合開始剤とこの連鎖移動剤をイ
)1用してもよいし、いずれか一方を用いてもよい。こ
れらの使用量は、アクリル系低分子量共重合体の分子末
端にこの重合開始剤ないしは連鎖移動剤に由来するイン
シアネート基と反応しうる官能シ、(が・[l均約1個
曽入され、この共重合体の平均分子用が低すきたり高す
きたりしないように、l)弔り状体100重量部に対し
て03〜20重量部の範囲とする1、 次に、1)iJ記の7−ji−Fl(4;とはカルボキ
シル基、水酸基をもつ不11jljl和j11. 励体
であり、具体的にはアクリル酸、メタクリルfi* 、
マレイン酸、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタク
リル酸2−ヒドロキシエチルなどが挙けられる。
また、前記の1〕中「−ヨ体とは、アクリル酸もしくは
メタクリル酸の炭素数2〜14の例えはエチル、n−ブ
チル、イソブチル、1−エチルプロピル、2−メチルペ
ンチル、2−エチルブチル、2−エチルヘキシルなどの
アルキルエステルの。うち1種または2種以上を100
〜50重量%およびこれらと共重合可能な他の単量体、
例えは酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、アクリロニト
リル、メチルメタクリレート、スチレン、アクリルアミ
ド等を0〜50重量%含むものである。この共重合[1
]能な他の単量体が50重里%を越えると而」候性が低
くなるため好ましくない。
a単量体と1)単量体との使用割合は、a単量体の使用
量が1〕単量体の使用量の箔o〜1.’500モルとな
る範囲で重合度と重合性比を勘案して、アクリル系低分
子量共重合体の分子内の任意の位置に31単量体に由来
するイソシアネー1−基と反応しうる官能基が平均約1
個導入されるように決定される。
前記のアクリル系低分子量共重合体は、上述した所定量
の重合開始剤ないしは連鎖移動剤の存在下に所定量のa
単量体と1)l111体とを常法にへ[;じて共重合し
て得られる。重合はラジカル力j合であり、例えばベン
ゾイルパーオキサイド Q)・Qイ′−アゾビスイソブ
チロニトリルなどの通常の重合開始剤を使用するが、上
記の特定の重合開始剤を使用する場合には、これらの通
常の開始剤は必ずしも必要ではない。
との共重合は溶剤を使用せずに塊状重合を行うことが好
ましく、また未反応の単量体が残存するとシーラント施
工時の臭気、施工後の目やせなどを引き起こすので、未
反応の単量体が残存しないように〆j1□1度、時間f
lどの重合条件を調節して行う。
このようにして得られた共重合体に有機ジイソシアネー
トを反応させることによってアクリル系インシアネート
成分が1迅jられる。この有機ジイソシア不−1・とじ
ては、ポリオキシアルキレン系イソシアネート成分にお
いて例示したものが同様に用いられる。アクリル系イン
シアネート成分は液状であればその分子量は特に制限さ
れないが好ましくは数平均分子量が1,500〜6,0
00のものを使用するのがよい。
この発明の弾性シーラントにおける硬化剤として用いる
アクリル系低分子量共重合体は、主剤のアクリル系イン
シアネート成分に3いて述べたアクリル系低分子量共重
合体を得るのと同様にして得られる。ただし、水酸基ま
たはカルボキシル基をもつ重合開始剤は使用せず、通常
の重合開始剤を使用し、連鎖移動剤としては2−メルカ
プトエチルアミン、ビス(2−アミノエチル)ジスルフ
ィドなどのアミ7基を有するものを使用することが必要
である。
このような連鎖移動剤の使用量は、アクリル系低分子量
共重合体の分子末端にこの連鎖移動剤に由来するアミノ
基が平均約1個尋人され、この共重合体の数平均分子量
が2,000以上、好ましくは3,000〜20,00
0となるように、1)単量体100重咀部に対して通常
0.3〜20部の91α囲とする。
また、インシアネート基と反応しうる官能基が分子内の
任意位置に平均約1〜2個導入されるように、インシア
ネート基と反応しうる官能基を有する単量体を用いるが
、この単量体としては、前記a単量体のうち官能基とし
て特に水酸基を有する不飽和単量体を用いるのが好まし
い。カルボキシル基を有する不飽和単量体では、このカ
ルボキシル基と分子末端のアミノ基との反応がおこって
硬化不良や共重合体の製造時ないし保存時にゲル化する
場合がある。
なお、アクリル系低分子量共IR合体として数平均分F
、!t12.000以上のものを使用するのは次の理由
による。
すなわち、主剤として用いるポリオキシアルキレン系イ
ンシアネート成分あるいはアクリル系イソシアネート成
分は、シーラントの作業性の面から比較的分子晴の低い
ものが使用されるが、硬化後のシーラントの特性の面か
らは好ましくない。
このたy)、Iil、Q化剤の分子量を上記のように規
定するとシーランI・硬化物の架橋密度が高くなるのを
防き、シーラントに充分な弾性を持たせることかできる
また、硬化剤として用いるアクリル系低分子量共重合体
を」1記のようにして得るにあたり、ポリオキシアルキ
レンポリオールの存在下で共重合を行うのが好ましい。
これによるとアミノ基を分子末端に平均約1個およびイ
ソシアネート基と反応しうる官能基を分子内の任意の位
置に平均約1〜2個有するアクリル系低分子量共重合体
と、この共重合体にポリオキシアルキレンポリオールが
グラフトしているグラフト体およびポリオキシアルキレ
ンポリオールとの混合物として得られ、」1記のアクリ
ル系低分子量共重合体単独に比へて粘度を低下させるこ
とができる。
ただし、この混合物における遊離のポリオキシアルキレ
ンポリオールおよ・ひグラフトしているポリオキシアル
キレンポリオールの割合は両者の合計量が通常30重量
%以下となるようにするのがよく、この割合が大きすき
ると弾性シーラントの耐熱性、耐候性が低(なるので好
ましくない。なお、上記の方法において使用するポリオ
キシアルキレンポリオールの数平均分子量は、硬化後の
シーラントの弾性の而から通常1゜000以、ヒとする
のがよい。
また、硬化剤としては、その粘度を下げるために、アク
リル系低分子量共重合体の使用量の一部をポリオキシア
ルキレンポリオールにおきかえてもよい。ただし、その
割合は上記の共重合体の30lJi 3部%以下とする
のがよく、これが多すきるとシー゛ラントの耐熱性、m
l候性が低くなるので好ましくない。なお、上記のポリ
オキシアルキレンポリオールの数平均分子量は、前述の
理由から通常1゜000以上とするのがよい。
この発明の弾性シーラント中のポリオキシアルキレン系
成分とアクリル系成分との比率は、目的に応して広範囲
で変えることができるが、通常は」二剤と硬化剤の合旧
量中アクリル系成分が25重()よ偽以上となるように
するのが好ましい。シーラ・シト中のアクリル系成分が
少7Sすきるとシーラントのアクリル系1ifl性体と
しての特性か低く1嗣候性に劣るため好ましくない。
才だ、この発明のi、’lit性シーウシ−ラントる主
剤と硬化剤の配合割合は、通常は主剤中のインシアネー
ト基1当哉に対して硬化剤中のインシアネート基と反応
しつる官能基か07〜11当量となるようにするのがよ
い。なお、より一般的には、このような配合割合を満足
するとともに、主剤100重b1部に対して硬化剤り月
OO〜1.000重量部の範囲となるように使用するの
がよい。
この発明の弾性シーラントには、一般のシーラントに必
要とされる充填剤や触媒を配合することができる。さら
に必要に応じて顔料、老化防止剤、防カビ剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、オゾン劣化防止剤、チクソトロープ
剤などを配合することができる。
この充填剤はシーラント硬化物の強度を向上させるもの
であって、例えは炭酸カルシウム、シリカ粉、タルク、
ガラス粉、酸化チタンなどが挙げられる。この添加量は
、硬化剤100重量部に対して通常30〜200重量部
とするのがよく、添加量が少なすきると所望の強度を得
にくく、また多すきると硬化物の伸びが悪くなるため好
ましくない。
また、触媒としては、ジブチルチンジラウレート、モノ
ブチルチンオキシド、ジオクチルチンジラウレートのよ
うな有機金属化合物、トリエチレンジアミン、トリエチ
レンテトラミン、シア、ミノジフェニルメタンなどのア
ミン誘導体などが使用できる。これらの添加量は硬化剤
100重量部に対して通常001〜5重量部とするのが
よい。
以」二のように構成されたこの発明の弾性シーラントは
施工時の作業性が良好であり、また施工後に11やせが
生じないという利点がある。さらに、硬化後のシーラン
トは表面タックがなく、とくに耐候性、削欠性、耐熱性
などにすぐれ、目地幅の枇動にも容易に追従し、経口的
にも亀裂を生じることかない1、 次に、このうご明の実施例を記載する。以下において部
とあるのは!R爪部を雇味する。また、MWとあるのは
、数平均分子量を意味し、%とあるのはt、Ii: 、
i」1部%を、・コ、味する、。
実施例1 アクリル酸11−ブチル50部、アクリル酸エチル50
部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル3部、2−メルカ
プトエヂルアミン2部からなる配合組成物を調製した。
この配合組成物のうち30%を200cc四一つ1−1
フラスコに入れ、撹拌しつつフラスコ内を窒素置換しな
がら内容物を70°Cまで加熱した。約60分間窒素置
換したのち、α・O1′−アゾビスイソブチロニ) I
Jル01部を加えるとすみやかに発熱が始まった。この
発熱がやや緩やかになってから上記配合組成物の残りに
α・α′−アゾビスイソブチロニトリル02部を加えた
ものを滴下漏斗により約3時間で徐々にフラスコ内に加
えた。その後発熱が認められなくなった時点を重合の終
点とした。。
このようにして得られたアクリル系低分子1共重合体は
重合率99.5%、B型回転粘度計による粘度が400
ボイズ(30°C1C12rp、蒸気圧浸透法による数
平均分子量が7,500.1分子あたりのアミン基数が
1.05個、水酸基数り月8個であった。
この共重合体を硬化剤として用い、この共重合体100
部に炭酸カルシウム90部、二酸化チタン20部、デイ
スパロン360’ON(抽水化成社製ポリエーテル・エ
ステル型界面活性剤)1部、ジブチルチンジラウレート
02部を配合し、ニーダ−により予備混合したのちさら
に3本ロールにより混練し、この発明の弾性シーラント
の硬化剤配合系とした3゜ 一方、アクリル酸1〕−ブチル95部、スチレン5部、
アクリル酸2−ヒドロキシエチル3部、2−メルカプト
エタノール2部からなる配合組成物を用いて−に記と同
様にしCアクリル系低分子量共キーI]合体を得た。
このアクリル系低分子量共重合体は重合率100%、I
33部転粘度計による粘IWが80ボイズ(30”C,
2r pm )、蒸気圧浸透法による数平均分子′量が
4.20’0.1分子あたりの水酸基数が208であっ
た3、 このアクリル系低分子量共重合体100部を脱水した後
、2・4−トリレンジイソシアネート9部、ジブチルチ
ンジラウレー) 0.002部を加え、80゛Cで5時
間反応させて443られたインシアネート基が導入され
たアクリル系インシアネート成分(インシアネート基含
量2.05M1ffi%)を得、これを主剤として用い
た。
」8−記の硬化剤配合系100部に対して上記の主剤5
5部を配合して、この発明の弾性シーラントとじた。
比較例1 アクリル酸1〕−ブチル50部、アクリル酸エチル50
部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル3部、2−メルカ
プトエタノール2部からなる配合組成物を用いて実施例
1と同様にしてアクリル系低分子量共重合体を得た。
この共重合体は重合率100%、B型回転粘度計による
粘度が80ポイズ(30℃、2rpm)、蒸気圧浸透法
による数平均分子量が4,200、]分子あたりの水酸
基数が208であった。
このアクリル系低分子量共重合体を硬化剤として用いた
以外は実施例1と同様にして比較のための弾性シーラン
トを得た。
上記の実施例1および比較例】で得られた弾性シーラン
トの耐熱性を調べるために、これらシーラントを硬化さ
せて得られたシーラント硬化物を90°Cの温度下に一
定期間放置したのち、硬化物の物性を測定した。この結
果を下記の第1表に示した。
第1表 実力岨例2 アクリル酸11−ブチル50部、アクリル酸エチル50
部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル1部、2−メルカ
プトエチルアミン2部からなる配合組成物を調製した。
この配合組成物のうち30%とポリプロピレンクリコー
ル(Mv4,000) 30部とを300 cc四つロ
フラスコに入れて実施例1と同様にして重合することに
より、B型回転粘度計による粘度が100ポイズの反応
生成物を得た。
上記の反応生成物100部に、炭酸カルシウム100部
、二酸化チタン15部、ディスパロン360ON(前出
)2音3、ジブチルチンジラウレート0.1部、および
カーボンブラック01部を配合し、ニーター、3本ロー
ルにより充分に混練してこの発明における硬化剤配合系
とした。
主剤として、ポリオキシアルキレンポリオールに有機ジ
イソシアネートを反応させて得られたポリオキシアルキ
レン系インシアネート成分(武1[1薬品社製商品名タ
ケネートL−1032、インシアネート基含量285%
)を用い、上記の硬化剤配合系100部に主剤35部を
配合してこの発明の弾性シーラントとした。
実施例3 ポリプロピレングリコール(Mv 3,000 ) 7
0部とポリオキシプロピレントリオール(51w3,0
00 )30部とを配合し脱水したのちイこれにビス(
イソシアナトメチル)シクロヘキサン15.6部、ジブ
ヂルチンジラウレ−1−,0,002部を加え、80’
Cて5貼間反応させ、ポリオキシプロピレン系インシア
ネート成分(インシアネート基含量2.7%)を得、こ
れを主剤とした。
実施例2と同様の硬化剤配合系]、 00部にこの主剤
40部を配合してこの発明の弾性シーラントとじた。
実施例4 、アクリル1iitt’ n−ブチル90部、アクリロ
ニトリル10部、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル3
部および2−メルカプトエチルアミン2部から1.反る
配合組成物とポリプロピレングリコール(Mw3.00
0 )2−0部を用いて実施例2と同様にして重合して
得た反応生成物100部に、炭酸カルシウムroove
s、二酸化チタン20部、ディスパロン360ON(前
出)2部、トリエチレンテトラミン02部およびカーボ
ンブラック0,2部を配合し、ニーター、3本ロールに
より充分に混練しこの発明における硬化剤配合系とした
主剤としては、2・4−トリレンジイソシアネート9部
のかわりにビス(イソシアナトメチル)シクロヘキサン
10部を用いた以外は実施例1における主剤を得るのと
同様にして得られたアクリル系イソシアネート成分(イ
ソシアネート基含量19%)を用いた。
上記の硬化剤配合系100部に主剤60部を配合してこ
の発明の弾性シーラントとした。
比較例2 硬化剤配合系における反応生成物を得るための配合組成
物中の2−メルカプトエチルアミン2部のかわりに2−
メルカプトエタノール2部を用いた以外は実施例2と同
様にして弾性シーラントを得た。
比較例3 硬化剤配合系における反応生成物を得るための配合組成
物中の2−メルカプトエチルつ′ミツ2部のかわりに2
−メルカプトエタノール2部を用いた以外は実施例4と
同様にして弾性シーラントを得た。
」−ユ記実施例1〜4および比較例1〜3で得られた弓
)I11牛シーラントについて、JIS−A−5758
に)、(ついて特性評価を行ったところ、いずれのシー
ラン!・もスランプはOmmであり、汚染性力領1(か
った3、また、押出し性、引張接着性の測定値および1
li−1久性試験(耐久性区分9030)の結果は次の
第2表に示すとおりであった。
第2表 また、上記実施例1〜4の弾性シーラントについて硬化
物の屋外曝露試験(6力月間)を行ったところいずれに
も表面の亀裂は牛しなかった。1なお、比較例のために
ポリプロピレングリコール(Mw3,000)を硬化剤
として他は実施例1と同様に配合したシーラントについ
て硬化物の屋外曝露試験(6力刀間)を行ったところ硬
化物表面に多数の亀裂が生じ、耐候性が悪いことが認め
られた。
特11出願人 日東厄気工業株式会社 手続補正書 昭和59年 5月23日 特願昭59−42254号 2、発明の名称 弓iii性シーラント 3、補正をする者 牢イ1との関係特許出願人 イ】 所 大阪府茨木巾下穂積1丁目1番2号名I’l
l (:19(i)Ll東電気二[業株式会社゛代表者
 上方三部 4、代理人 郵1史畠号 530 7、補正の内容 A、明細書: fll 第24頁下から第3行目; 「2−メルカプトエタノールJとあるな[チオグリコー
ル酸、iと訂正いたします。
特許出願人 日東電気工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (11ポリオキシ7′ルキレンポリオールに有機ジイソ
    シアネートを反応させて得られる分子末端にイソシアネ
    ートノ1(を有するポリオキシアルキレン系イソシアネ
    ート成分ないしはインシアネート基を分子木端に・14
    均約1個および分子内の任意の位置に゛11均約1涸有
    する7′クリル系低分」′・量共小合体イソシアネート
    成分を主剤とし、アミ7基を分子末!Ijl、jに甲・
    1約1個およびイソシアネート基と反応しうる官能基を
    分子内の汗怠の位置に平均約1〜2個イfする数゛1ぺ
    均分J′−;a; 2.000以上のアクリル系低分子
    −1,1共重合体を硬化剤とする弾性シーラント。
JP59042254A 1984-03-05 1984-03-05 弾性シ−ラント Pending JPS60186583A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07206970A (ja) * 1994-01-10 1995-08-08 Nippon Shokubai Co Ltd 硬化性組成物

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