JPS6183279A - 弾性シ−ラント - Google Patents

弾性シ−ラント

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Publication number
JPS6183279A
JPS6183279A JP20522584A JP20522584A JPS6183279A JP S6183279 A JPS6183279 A JP S6183279A JP 20522584 A JP20522584 A JP 20522584A JP 20522584 A JP20522584 A JP 20522584A JP S6183279 A JPS6183279 A JP S6183279A
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JP
Japan
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average
molecular weight
parts
molecule
isocyanate
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Pending
Application number
JP20522584A
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English (en)
Inventor
Yutaka Moroishi
裕 諸石
Isoji Sakai
酒井 五十治
Shoji Tawara
昌治 田原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は耐候性にすぐれる弾性シーラントに関する。
〔従来の技術〕
建造物などの目地に充填するシーラントは、目地を構成
する建材などの熱的変化などに応じて伸縮できる弾性特
性を有していることが必要で、また水、有機溶剤などの
大気中への飛散物質を含まないものであることが望まれ
る。
このようなシーラントとして、ポリオキシアルキレンポ
リオールに有機ジイソシアネートを反応させて得られる
分子末端にイソシアネート基をもつプレポリマーを主剤
とし、ポリオキシアルキレンポリオールまたはポリアミ
ン類を硬化剤として、その他必要により充填剤、軟化剤
、安定剤などを配合したウレタンシーラントが用いられ
ている。
しかしながら、このような従来のウレタンシーラントは
、耐候性に問題があり、長期問屋外Ilj%露されると
シーラント表面にひび割れが生じるという欠点がある。
これに対して、最近では、官能基を有する(メタ)アク
リル酸アルキルエステル系低分子量共重合体を主成分と
したアクリル系シーラントが知られるようになってきた
。この種のシーラントは耐候性、耐久性、耐熱性などに
優れるという利点を有している。しかしながら、このア
クリル系シーラントでは、シーラントの施工作業性とシ
ーラント硬化物の特性、特にモジュラス、伸びなどの弾
性特性との調整が難しいという欠点がある。すなわち、
シーラント硬化物を低モジュラスで高伸びとするために
は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子量共
重合体の分子量を高くする必要があるが、分子量を高く
すると粘度が高くなって作業性が悪くなり、また他の欠
点として硬化物の表面がべたつく場合がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕 この発明は、耐候性などにずくれるアクリル系シーラン
トでは」−述の如く施工作業性やシーラント硬化物表面
の低粘着性と伸性特性などとの調整が蛯しいという問題
点を解決して、特に建造物などの目地充填用として充分
な弾性特性を有するとともに硬化物表面が低粘着性であ
り、かつ耐候性にすぐれしかも施工作業性の容易なアク
リル系弾性シーラントを得ることを目的とする。
〔問題点を解決するだめの手段〕
この発明者らは、上記問題点の解決のために鋭意検討し
た結果、二液型ウレタンの主剤(イソシアネート成分)
)としてポリオキシアルキレン系成分ないしはアクリル
系成分を用いる一方、硬化剤(ポリオール成分)として
硬化反応に関与する官能基の数が異なる二種のアクリル
系成分を使用することにより、前記問題点の解消された
工業的有用な弾性シーラントが得られることを知り、こ
の発明を完成するに至った。
すなわち、この発明は、ポリオキシアルキレンポリオー
ルに有機ジイソシアネートを反応させて得られる分子末
端にイソシアネート基を有するポリオキシアルキレン系
イソシアネート成分ないしはイソシアネート基を分子末
端に平均約1個および分子内の任意の位置に平均1個以
上有する(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子
量共重合体イソシアネート成分(以下、アクリル系イソ
シアネート成分という)を主剤とし、イソシアネート基
と反応しうる官能基を分子末端に平均約1個および分子
内の任意の位置に平均約1個有する数平均分子量2,0
00以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分
子量共重合体30〜80重量%と、イソシアネート基と
反応しうる官能基を分子末端に平均約1個および分子内
の任意の位置に平均1.5〜4.0個有する数平均分子
i6.OnO以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル系低分子量共重合体70〜20重量%との混合物を硬
化剤とする弾性シーラントに係るものである。
なお、以下において、アクリル系低分子量共重合体とあ
るは(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子量共
重合体、つまり(メタ)アクリル酸アルキルエステルを
キモツマ−とした低分子量共重合体のことを意味するも
のとする。
〔発明の構成・作用〕
この発明の弾性シーラントにおける主剤としては、ポリ
オキシアルキレン系イソシアネート成分もしくはアクリ
ル系イソシアネート成分をそれぞれ単独で用いてもよい
し、あるいは両者を任意の割合で混合して用いてもよい
主剤として用いるポリオキシアルキレン系イソシアネー
ト成分は、多価アルコールとアルキレンオキシドとを重
合させて得られるポリオキシアルキレンポリオールに有
機ジイソシアネートを反応させることによって得ること
ができる。このポリオキシアルキレンポリオールの数平
均分子量は300〜6,000程度がよい。
上記の多価アルコールとしては、たとえばエチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、ペンタエ
リスリトール、トリメチロールプロパンなどが挙げられ
るが、好ましくはエチレングリコール、プロピレングリ
コールなどのジオール類、グリセリンなどのトリオール
類を用いる。
また上記のアルギレンオキシトとしてむよ、プロピレン
オキシド、エチレンオキシド、プチレンオギシトなどが
挙げられ、これらを単独でもしくは2種以−にの混合系
で用いる。
このポリオキシアルキレンポリオールの末端にイソシア
ネート基を導入するために使用する有機ジイソシアネー
トとしては特に制限はないが、1・3−ヒスイソシアネ
ートメチルシクロヘギザン、イソホロンジイソシアネー
トなどのシーラント硬化物が無黄変となるジイソシアネ
ートを用いるのが好ましい。その他2・4− トリレン
ジイソシアネート、2・6−トリレンジイソシアネート
、4・4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、ヘキザメチレンジイソシアネ
−1〜などが挙げられる。
また、主剤として用いられるアクリル系イソシアネート
成分は、イソシアネート基と反応しうる官能基をもつ重
合開始剤ないしはイソシアネート基と反応しうる官能基
をもつ連鎖移動剤の存在下に、a)イソシアネート基と
反応しうる官能基を1個有する不飽和単量体(以下、a
昨匡体という)とb)(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル50〜100重量%およびこれと共重合可能な不飽
和単量体50〜0重量%からなる重量体温合物(以下、
b単量体という)とを共重合させて得られるイソシアネ
ート基と反応しうる官能基を分子末端に平均約1個およ
び分子内の任意の位置に平均1個以上通常2個まで持つ
アクリル系低分子量共重合体に有機ジイソシアネートを
反応させることによって得られる。
上記のイソシアネート基と反応しうる官能基を持つ重合
開始剤としては、カルボキシル基、水酸基などを持つ重
合開始剤があり、具体的にはアゾビスシアノバレリアン
酸、過酸化シュウ酸、アブビスシ7ノベンタノ−ルなど
が挙げられる。
また、イソシアネート基と反応しうる官能基を持つ連鎖
移動剤としては、カルボキシル基、水酸基、アミノ基な
どを持つ連鎖移動剤があり、具体的にはチオグリコール
酸、2−メルカプ]・酢酸、2−メルカプトエタノール
、2−アミノエタンチオールなどが挙げられる。
共重合の際には、上記の重合開始剤と」−記の連鎖移動
剤を併用してもよいし、いずれか一方を用いてもよい。
これらの使用量は、アクリル系低分子量共重合体の分子
末端に上記の重合開始剤ないしは連鎖移動剤に由来する
イソシアネート基と反応しうる官能基が平均約1個導入
され、この共重合体の平均分子量が低ずぎたり高すぎた
りしないように、b単量体100重量部に対して0.3
〜20重量部の範囲とする。なお、分子末端にイソシア
ネート基と反応しうる官能基を平均約1個導入させる理
由はシーラント硬化物の弾性特性に好結果が得られるた
めである。
つぎに、−h記のa単量体とはカルボキシル基、水酸基
などを持つ不飽和単量体であり、具体的にはアクリル酸
、メタクリル酸、マレイン酸、アクリル酸2−ヒドロキ
シエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルなどが挙
げられる。
また、上記のb 、1−量体とは、アクリル酸もしくは
メタクリル酸の炭素数2〜14のたとえばエチル、n−
ブチル、イソブナル、1−エチルプロピル、2−メチル
ペンチル、2−エチルブチル、2−エチルヘキシルなど
のアルキルエステルのうち1種または2種以上を100
〜50重量%およびこれらと共重合可能な他の単量体、
たとえば酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、7クリロニ
I〜リル、メタクリル酸メチル、スチレン、アクリルア
ミドなどを0〜50重量%含むものである。この共重合
可能な他の単量体が50重量%を超えると耐候性が低(
なるため好ましくない。
a単量体とb単量体との使用割合は、a単量体の使用量
がb tp−量体の使用量の1/10〜11500モル
となる範囲で重合度と重合性比を勘案して、アクリル系
低分子量共重合体の分子内の任意の位置にa単量体に由
来するイソシアネ−1・基と反応しうる官能基が平均1
個以−に通常2個まで、好ましくは1.0〜1.8個導
入されるように決定される。
前記のアクリル系低分子量共重合体は、上述した所定量
の重合開始剤ないしは連鎖移動剤の存在士で所定量のa
単量体とb単量体とを常法に準じて共重合して得られる
。重合はラジカル重合であり、たとえばベンゾイルパー
オキサイド、α・α′−アゾビスイソブチロニトリルな
どの通常の重合開始剤を使用するが、前記特定の重合開
始剤を使用するときは、これら通常の開始剤は必すしも
必要ではない。
共重合は溶剤を使用せずに塊状重合を行うことが好まし
く、また未反応の単量体が残存するとシーラント施工時
の臭気、施工後の目やせなどを引き起こすので、未反応
の単量体が残存しないように温度5時間などの重合条件
を調節して行う。
このようにして得られるアクリル系低分子量共重合体に
有機ジイソシアネートを反応させることによってアクリ
ル系イソシアネート成分を得ることができる。上記の有
機ジイソシアネートとしては、ポリオキシアルキレン系
イソシアネート成分において例示したものが同様に用い
られる。このアクリル系イソシアネート成分は液状であ
ればその数平均分子量は特に制限されないが、好ましく
は1,500〜6.000のものを使用するのがよい。
この発明の弾性シーラントにおける硬化剤としては、イ
ソシアネート基と反応しうる官能基の数が異なる二種の
アクリル系低分子量共重合体を使用する。すなわち、一
方のアクリル系低分子量共重合体はイソシアネート基と
反応しうる官能基を分子末端に平均約1個および分子内
の任意の位置に平均約1個有する数平均分子量が2.0
OO以」二、好ましくは3,000〜10.000のア
クリル系低分子量共重合体(以下、これをアクリル系低
分子量共重合体Aという)であり、他方のアクリル系低
分子量共重合体はイソシアネート基と反応しうる官能基
を分子末端に平均約1個および分子内の任意の位置に平
均1.5〜4.0個、好ましくは1.8〜3.5個有す
る数平均分子量が6.000以−ヒ、好ましくは’7,
000〜25,000のアクリル系低分子量共重合体(
以下、これをアクリル系低分子量共重合体Bという)で
ある。
これらのアクリル系低分子量共重合体A、Bは、いずれ
も主剤のアクリル系イソシアネート成分番こおいてjホ
ベたアクリル系低分子量共重合体を得るのと同様の方法
で、重合原料として前述したイソシアネート基と反応し
うる官能基を有する重合開始剤および/または連鎖移動
剤と前記a、b単量体とを用い−C1共重合体分子内に
イソシアネート基と反応しうる官能基が−L述の如く導
入されるように、上記官能基を有する重合開始剤ないし
連鎖移動剤とa争砒体の使用量などを調節しまた分子量
を調節することによって容易に得ることができる。
上記のアクリル系低分子量共重合体Aは、イソシアネー
ト基と反応しうる官能基を分子末端と分子内の任意の位
置乙こそれぞれ平均約1個有するため、分子両末端に官
能基を有するテレケリツク型低分子量体に類似した構造
、性能を示し、これが主剤との反応によって線状および
網状に高分子量化してシーラント硬化物の低硬度化、低
モジユラス化および高伸び化に大きく寄与するものであ
る。
また、−上記のアクリル系低分子量共重合体Bは、上記
共重合体Aに較べて官能基数が多く、つまり合計官能基
数が1分子あたり2.5〜5.0個に設定されているこ
とにより、上記共重合体Aとは異なる挙動を示し、主に
硬化性と硬化物の網状化に寄与して硬化物表面の粘着化
を防止し、耐汚染性などの向上に好結果をもたらすもの
である。−り記の官能基数が2.5個に満たないときは
このような効果を期待できず、逆に5.0個を超えてし
まうとシーラント硬化物のモジュラスが高くなりすぎる
などの欠点が生じてくるため、いずれも不適当である。
なお、上記官能基数のうち平均約1個については分子末
端に導入させる必要があるが、これは前記主剤における
共重合体について述べたのと同様の理由によるものであ
る。
このようなアクリル系低分子量共重合体A、  Bの分
子量は、前述のとおり、共重合体Aで数平均分子量2,
000以上、共重合体Bで数平均分子量6.000以上
とされる。かかる分子量関係つまり一方が低めで他方が
高めとされていることにより、シーラントの粘度と硬化
物の弾性特性との調整に好結果を得ることができるが、
粘度調整についてA は前記主剤の分子量を前述のように上記共重合体A、B
のそれよりも低くすることにより、またこの主剤として
特にポリオキシフルキレン系イソシアネート成分を用い
ることなどによって自由に調整できるものである。
硬化剤として使用する上記のアクリル系低分子量共重合
体A、Bの併用割合としては、共重合体Aが30〜80
重量%、好ましくは40〜75重量%で、共重合体Bが
70〜20重量%、好ましくは60〜25重量%とすべ
きである。共重合体Aが30重量%未満となるとモジュ
ラスが高くなるなど弾性特性の面で好結果が得られず、
また80重量%を超えてしまうとシーラント硬化物の表
面がべとつくなどの問題が出てくるため、いずれも不適
当である。
ごの発明の弾性シーラントにおける主剤と硬化剤の配合
割合は、通常6才主剤のイソシアネート基1当量に対し
て硬化剤中のイソシアネート基と反応しうろ官能基が0
.8〜1.2当猪となるようにするのがよい。
この発明の弾性シーラン1へには、−Cのシーラントに
必要とされる充填剤や触媒を配合することができる。さ
らに必要に応じて顔料、老化防止剤、防カビ剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、オゾン劣化防止剤、チクソトロー
プ剤などを配合することができる。
上記の充填剤はシーラント硬化物の強度を向−1゜させ
るものであって、たとえば炭酸カルシウム、シリカ粉、
タルク、ガラス粉、酸化チタンなどが挙げられる。この
添加量は、硬化剤100重量部に対して30〜200重
量部とするのがよく、添加量が少なすぎると所望の強度
を得にくく、また多すぎると硬化物の伸びが悪くなるた
め好ましくない。
また、触媒としては、ジブチルチンジラウレート、モノ
ブチルチンオキシド、ジオクチルチンジラウレートのよ
うな有機金属化合物、トリエチレンジアミン、トリエチ
レンテトラミン、ジアミノジフェニルメタンなどのアミ
ン誘導体などが使用できる。これらの添加量は硬化剤1
00重量部に対して0.01〜5重量部とする。
以」二のように構成されたこの発明の弾性シーラントは
施工時の作業性が良好であり、また施工後に目やせが生
じないという利点がある。さらに、硬化後のシーラント
はアクリル系弾性体としての特性を有しているため耐候
性、耐久性、耐熱性などにずくれ、目地幅の変動に容易
に追従し、経日的に亀裂を生じることはない。また、シ
ーラント硬化物の表面がべとつくことはなく、したがっ
てゴミなどの付着による汚れが少ないものとなる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の弾性シーラントは、二液型ウ
レタン系であり、かつアクリル系弾性体としての性質を
持つため耐候性が著しく改良されるとともに耐久性、耐
熱性にすぐれ、しかも硬化剤として特にイソシアネート
基と反応しうる官能基の数が異なる二種のアクリル系低
分子量共重合体を使用していることにより、低硬度、低
モジュラス、高伸長率という建築用シーラントに必要と
される特性を充分に満足させることができるうえに、シ
ーラント硬化物の表面がべとついて汚染性などが低下す
るという心配はない。そのうえ上記共重合体の分子量の
設定や主剤との組合せによって溶剤の使用なしにシーラ
ントの粘度を容易に調整でき、このため弾性シーラント
の特性を低下させることな(施工時の作業性を改善でき
、しかも施工後に目やせを生じさせることはない。
〔実施例〕
つぎに、この発明の実施例を記載する。以下において部
とあるのは重量部を意味する。また、分子量とあるのは
数平均分子量を意味し、%とあるのは重量%を意味する
実施例1 アクリル酸n−ブチル100部、アクリロニトリル10
部、アクリル酸1部、チオグリコール酸1.6部からな
る配合組成物を調製した。
この配合組成物のうちの30%を四つ目フラスコに入れ
、攪拌しつつフラスコ内を窒素置換しながら内容物を7
0℃まで加熱した。約60分間窒素置換したのち、α・
α′−アゾビスイソブチロニトリル0.1部を加えると
すみやかに発熱が始まった。この発熱がやや穏やかにな
ってから一上記配合組成物の残りにα・α′−アゾビス
イソブチロニトリル0.2部を加えたものを滴下漏斗に
より約3時間で徐々にフラスコ内に加えた。その後発熱
が認められなくなった時点を重合の終点とした。
このようにして得られたアクリル系低分子量共重合体A
は重合率100%、B型回転粘度計による粘度が400
ボイズ(30°c、  2rpm ) 、蒸気圧浸透法
による分子量が8.000.1分子あたりのカルボキシ
ル基数が2.03であった。
また、アクリル酸n−ブチル100部、アクリロニトリ
ル10部、アクリル酸1.5部、チオグリコール酸1.
2部からなる配合組成物を調製し、この組成物を用いて
一上記と同様に重合して、重合率99.8%、B型回転
粘度計による粘度が500ボイズ(30℃、2rpm)
、蒸気圧浸透法による分子量がIO,000,1分子あ
たりのカルボキシル基数が2.93のアクリル系低分子
量共重合体Bを得た。
この共重合体B50部と前記の共重合体A50部とを均
一に混合したのち、炭酸カルシウム130部、二酸化チ
タン30部、デイスパロン360ON(種本化成社製ポ
リエーテル・エステル型界面活性剤)2部、ジブチルチ
ンジラウレート0.5部を配合し、ニーダ−により予備
混合したのちさらに3本ロールにより混練し、この発明
の弾性シーラントの硬化剤配合系とした。
主剤として、ポリオキシアルキレンポリオールに有機ジ
イソシアネートを反応させて得られたポリオキシアルキ
レン系イソシアネート成分(成田薬品社製タケネー) 
L−1,032、イソシアネート基含量2.85%)を
用い、主剤100部に対して硬化剤(共重合体A、B)
が約250部となるように、この主剤15部に硬化剤配
合系100部を配合してこの発明の弾性シーラントとし
た。
実施例2 アクリル酸n−ブチル95部、スチレン5部、アクリル
酸2−ヒドロキシエチル3部、2−メルカプトエタノー
ル2部からなる配合組成物を用い1つ て実施例1と同様にしてアクリル系低分子量共重合体A
を得た。この共重合体Aは重合率100%、B型回転粘
度計による粘度が80ボイズ(30℃。
2rpm)、蒸気圧浸透法による分子量が4,200.
1分子あたりの水酸基数が2.08であった。
また、アクリル酸n−ブチル95部、スチレン5部、ア
クリル酸2−ヒドロキシエチル1.5部、2−メルカプ
トエタノール0.6部からなる配合&Il成物を用いて
実施例1と同様にしてアクリル系低分子量共重合体Bを
得た。この共重合体Bは重合率100%、B型回転粘度
計による粘度が400ボイズ(30℃、2rpm)、蒸
気圧浸透法による分子量が8.000.1分子あたりの
水酸基数が2゜55であった。
上記の共重合体A100部に共重合体850部を加え、
均一に混合したのち、炭酸カルシウム150部、二酸化
チタン20部、ディスバロン3600 N (前出) 
 3部、トリエチレンテトラミン0゜2部およびカーボ
ンブラック0.2部を配合し、ニーダ−23本ロールに
より充分に混練し、この発明における硬化剤配合系とし
た。
主剤として、アクリル酸n−ブチル95部、スチレン5
部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル3部、2−メルカ
プトエタノール2部からなる配合組成物を用いて実施例
1′と同様にして重合して得たアクリル系低分子量共重
合体100部を脱水したのち、2・4−トリレンジイソ
シアネート9部、ジブチルチンジラウレー)0.002
部を加え、80℃で5時間反応させて得られたアクリル
系イソシアネート成分(イソシアネート基含量2.05
%)を用いた。なお、上記アクリル系低分子量共重合体
の重合率は100%、B型回転粘度計による粘度は80
ポイズ(30℃、2rpn+)、蒸気圧浸透法による分
子量は4,200.1分子あたりの水酸基数は2.08
であった。
この主剤100部に対して硬化剤(共重合体A。
B)が約100部となるように、上記のアクリル系イソ
シアネート成分46部に硬化剤配合系100部を配合し
て、この発明の弾性シーラントとした。
実施例3 主剤として、分子量4.000のポリプロピレングリコ
ール100部を脱水したのち、1・3−ビスイソシアネ
ートメチルシクロヘキサン10部とジブナルチンジラウ
レ−0,005部を加え、80°Cで5時間反応させて
得たポリオキシアルキレン系イソシアネート成分(イソ
シアネート基含量1゜9%)を使用し、硬化剤として前
記実施例2の共重合体A、Bを含む硬化剤配合系を用い
た。上記の主剤100部に対して硬化剤(共重合体A、
 B)が約95部となるように、この主剤50部に硬化
剤配合系100部を配合してこの発明の弾性シーラント
とした。
実施例4 アクリル酸n−ブチル50部、アクリル酸エチル50部
、アクリル酸2−ヒドロキシエチル2部、2−メルカプ
トエチルアミン2部からなる配合組成物を用いて実施例
1と同様にしてアクリル系低分子量共重合体Bを得た。
この共重合体Bは重合率98.5%、B型回転粘度計に
よる粘度が800ポイズ(30℃、2rpm)、蒸気圧
浸透法による分子量が13.000.1分子あたりの水
酸基数が2.03およびアミノ基数が1.05であった
この共重合体850部に前記実施例2の共重合体A50
部を加え均一に混合したのち、炭酸カルシウム100部
、二酸化チタン30部、デイスバロン360ON(前出
)4部、ジブチルチンジラウレート0.2部、カーボン
ブラック0.2部を配合してニーダ−93本ロールによ
り充分に混練し硬化剤配合系とした。
主剤として、前記実施例3のポリオキシアルキレン系イ
ソシアネート成分を使用し、この主剤100部に対して
硬化剤(共重合体A、B)が約85部となるように、こ
の主剤50部に硬化剤配合系100部を配合してこの発
明の弾性シーラントとした。
上記実施例1〜4で得られた弾性シーラントについて、
JIS−A−5758に基づいて特性評価を行ったとこ
ろ、いずれのシーラントもスランプはOfiであり、汚
染性は無かった。また、押出し性、引張接着性はつぎの
表に示すとおりであった。
また、上記実施例1〜4の弾性シーラントについて硬化
物の屋外曝露試験(6力月間)を行ったところいずれに
も表面の亀裂は生じなかった。
なお、比較例としてポリプロピレングリコール(分子量
3,000)のみを硬化剤として他は実施例1と同様に
して配合したシーラントについて硬化物の屋外曝露試験
(6力月間)を行ったところ硬化物表面に多数の亀裂が
生じ、耐候性が悪いことが認められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオキシアルキレンポリオールに有機ジイソシ
    アネートを反応させて得られる分子末端にイソシアネー
    ト基を有するポリオキシアルキレン系イソシアネート成
    分ないしはイソシアネート基を分子末端に平均約1個お
    よび分子内の任意の位置に平均1個以上有する(メタ)
    アクリル酸アルキルエステル系低分子量共重合体イソシ
    アネート成分を主剤とし、イソシアネート基と反応しう
    る官能基を分子末端に平均約1個および分子内の任意の
    位置に平均約1個有する数平均分子量2,000以上の
    (メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子量共重合
    体30〜80重量%と、イソシアネート基と反応しうる
    官能基を分子末端に平均約1個および分子内の任意の位
    置に平均1.5〜4.0個有する数平均分子量6,00
    0以上の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子
    量共重合体70〜20重量%との混合物を硬化剤とする
    弾性シーラント。
JP20522584A 1984-09-28 1984-09-28 弾性シ−ラント Pending JPS6183279A (ja)

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