JPS6018535A - 硬化容易な含フツ素ポリマ−の硬化用組成物 - Google Patents

硬化容易な含フツ素ポリマ−の硬化用組成物

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JPS6018535A
JPS6018535A JP13144884A JP13144884A JPS6018535A JP S6018535 A JPS6018535 A JP S6018535A JP 13144884 A JP13144884 A JP 13144884A JP 13144884 A JP13144884 A JP 13144884A JP S6018535 A JPS6018535 A JP S6018535A
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正祥 建元
Takeshi Suzuki
武 鈴木
Masayasu Tomota
友田 正康
Yasuyoshi Furukawa
古川 泰義
Yutaka Ueda
豊 植田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は硬化容易な含7・7素ポリマー、特に分子中に
特定量のヨウ素を結合する硬化容易な含フツ素ポリマー
を含む硬化用組成物にも関する。
[従来技術] エラストマー状ないし非エラストマー状の含7・ン素ポ
リマーは、その特性を広く生かすために、しばしば架橋
される場合がある。架橋は含フ・ノ素ポリマーの機械的
性質、耐液体性、耐クリープ性などの性能を高めるのに
特に有効である。従って、架橋が容易かつ簡単に行なわ
れることは大きな利益をもたらす。
[発明の構成] 本発明は、合成上分子量や組成分布の調節などにおいて
比較的自由な作為性を有しており、分子中にある量のヨ
ウ素を結合する含7・ン素ポリマー(エラストマー状な
いし非エラストマー状の含む。
)であって液状領域から固体状領域に至るものが、架橋
源の存在下に容易かつ簡単に硬化することを見出して完
成された。
すなわち、本発明は、ラジカル発生源および一般式: (ただし、式中、Rfは飽和もしくは不飽和のフルオロ
炭化水素基またはクロロフルオロ炭化水素基であり、×
はRfの結合手の数であって、1以上の整数である。) で表わされるアイオグイド化合物の存在下に、炭素数2
〜8の含フツ素エチレン性不飽和化合物(および炭素数
2〜4のフッ素を含まないエチレン性不飽和化合物)か
らなるモノマーの少くとも1種を重合させて得られる含
フツ素ポリマーであって、該ポリマー中にo、ooi〜
10重量%のヨウ素を結合することを特徴とする、硬化
容易な含フツ素ポリマーと架橋剤を必須成分として含有
する硬化用組成物にかかるものである。
ここに、「ヨウ素を結合する」とは、含7ン素ポリマー
鎖中の炭素にヨウ素が結合していることを云い、ヨウ素
が結合している炭素は原則として末端炭素であるが、末
端炭素と末端炭素以外の炭素の両方に結合していること
もまれにあり得る。一般にヨウ素が末端炭素に結合して
いることは効果的に架橋に寄与するという特長になり得
る。
本発明で用いる含フツ素ポリマーにおいては、ポリマー
中に結合するヨウ素の量は、ポリマーの分子量にも左右
されるが、通常は約1)、001重量%以上であって、
最高約10重量%であることが必要であり、好ましくは
約0.01〜5重量%であるべきである。ポリマー中に
結合するヨウ素の量が上記0.001重量%以下の場合
は、ポリマーの硬化が不充分であり、また上記10重量
%以上の場合は、耐熱性などの点でポリマーの性質が劣
ってくる。ポリマー分子当りの結合ヨウ素の数は本質的
に1以」二であって、上記10重量%の結合ヨウ素量を
超えない範囲にあるならば、特に制限されない。
ヨウ素を結合する含フツ素ポリマーは、ランカル発生源
および前記一般式のアイオグイド化合物の存在下に、前
記モノマーを溶液、懸濁または乳化重合の形態で重合す
ることによって製造することができる。
このアイオグイド化合物の炭素−ヨウ素結合は、比較的
弱い結合であって、ラジカル発生源の存在下容易にラジ
カル的に開裂し、生じたラジカルの反応性が高いためモ
ノマーが付加生長反応を起こし、しかる後アイオグイド
化合物からヨウ素を引抜くことにより反応を停止して、
分子末端の炭素にヨウ素が結合する含7ン素ポリマーが
得られる。
また、このようにして生成した含7ン素ポリマー末端と
ヨウ素の結合は、ラジカル発生源の存在下に再び容易に
ラジカル化され、生したランカルが同様の反応性を有す
るので、上記含7ノ素ポリマーの存在下に順次モアマー
を他の種類の千7マーに変え、さらに1回もしくは複数
回重合を行うことにより、各重合工程において前記の場
合と同様にモノマーを生長付加反応せしめ、上記の各モ
ノマー種に応したセグメントの2種以上が化学的に結合
しかつヨウ素を結合する含フツ素セグメント化コポリマ
ーが得られる。なお、このような含フッ素セグメント化
コポリマーおよびその製法については、特開昭53−3
495号明細書に詳細な記述がある。
このように、本発明の含7ン素ポリマーは、実質的に単
一種類のポリマー鎖からなるホモポリマーまたはランダ
ムフポリマーの場合は勿論のこと、実質的に2種以上の
セグメントが化学的に結合したポリマー鎖からなるセグ
メント化コポリマーの場合をも包含するものであって、
特に後者は、一般のブレンド手法では達成することので
きない種々の興味ある性質をも示す。
すなわち、本発明の含フツ素ポリマーには、(1)炭素
数2〜8の含7ノ素エチレン性不飽和化合物の少くとも
1種を構成単位とするホモポリマーまたはランダムコポ
リマー鎖からなるもの、(2)該含フツ素エチレン性不
飽和化合物の少くとも1種、およびこれまたはこれらと
共重合し得る炭素数2〜4のフッ素を含まないエチレン
性不飽和化合物の少くとも1種を構成単位とするランダ
ムコポリマー鎖からなるもの、(3)上記(1)のポリ
マー鎖の少くとも2種がセグメントとして化学的に結合
するセグメント化コポリマー鎖からなるもの、(4)上
記(2)のポリマー鎖の少くとも2種がセグメントとし
て化学的に結合するセグメント化コポリマー鎖からなる
もの、(5)」二記(1)のポリマー鎖の少くともi$
IIと、上記(2)のポリマー鎖の少くとも1種とがセ
グメントとして化学的に結合するセグメント化コポリマ
ー鎖からなるもの、(6)上記(2)または(2)のポ
リマー鎖をセグメントとして少くとも1種を含み、これ
に上記フッ素を含まな、いエチレン性不飽和化合物の少
くとも1種を構成単位とするポリマー鎖を、セグメント
として化学的に結合するセグメント化コポリマー鎖から
なるものが、いずれも含まれる。なお、含フッ素セグメ
ント化コポリマーにおいて、個々のセグメントが2種以
上のモノマーからなる場合は、モノマーの種類が同じで
、その割合が異なるだけでもよい。また、各構成セグメ
ントはセグメント化コポリマーの全体にわたり、必ずし
も相互に常に異なる必要はなく、要するにセグメント化
コポリマー中に少くとも2種のセグメントが存在し、か
つ少くとも1種は含フツ素セグメントが存すればよい。
本発明の含7ノ素ポリマーの典型的な一例を模式的に表
示すれば、 Rfが飽和基の場合: ×=11 Rfが不飽和基の場合(不飽和基が1個):x=1 (a)(=)■ または す。
前記一般式のフイオダイド化合物は、1または複数個の
ヨウ素を結合したものであって、重合条件下に副反応を
起して有効性を損わない程度に安定なものである。R「
は飽和もしくは不飽和のフルオロ炭化水素基またはクロ
ロフルオロ炭化水素基(いずれの基も一〇−1−S−1
RfN=、−COOHl−8o、H,−POzHなどの
官能基が結合されていることがある。)であって、通常
は炭素数1〜8のものである。さらに、ヨウ素に隣接す
る炭素が少くとも1つのフッ素またはパーフルオロ炭化
水素基を有することが好ましい。一般には、ポリマーの
合成原料としての入手容易性などからみて、前記一般式
においてXカ弓または2のフイオグイド化合物が使用さ
れる。
アイオグイド化合物としては、モノヨウドパ−フルオロ
メタン、モノヨウドパ−フルオロエタン、モノヨウドパ
−フルオロプロパン、モノヨウドパ−フルオロブタン[
たとえば2−ヨウドパ−フルオロブタン、1−ヨウドパ
−フルオロ(1,1−ツメチルエタン)]、]モノヨウ
ドパーフルオロペンクンたとえば1−ヨウドパ−フルオ
ロ(4−メチル7”タン)1.1−ヨウドパ−フルオロ
−I−オクタン、モノヨウドパ−フルオロシクロブタン
、2−ヨウドパ−フルオロ(1−シクルブチルエタン)
、モノヨウドパーフルオロシクルヘキサン、モアヨウト
ドリフルオロシクロブタン、モノヨウドジフルオロメタ
ン、モノヨウトモ/フルオロメタン、2−ヨウr−i−
ハイドロパーフルオロエタン、3−ヨウビー1−ハイド
ロパーフルオロプロパン、モ7ヨウドモノクロロノフル
オロメタン、モノヨウドジクロロモノフルオロメタン、
2−ヨウドー1.2−シクロロー1.1.2−)リフル
オロエタン、4.− ヨ’y V−1、2−シ゛クロロ
パーフルオロブタン、6−ヨウドー1.2−ジクロロパ
ーフルオロヘキサン、4−ヨウp−1,2,4−)シク
ロロバーフルオロブタン、1−ヨウドー2,2−シバイ
ドロバ−フルオロプロパン、1−ヨウビー2−ハイドロ
パーフルオロプロパン、モノヨウトドリフルオロエチレ
ン、3−ヨウドパ−フルオロプロペン−1,4−ヨウド
パ−フルオロペンテン−L 4−1’71’−5−クロ
ロパーフルオロペンテン−1,2−ヨウドパ−フルオロ
(1−シクロブテニルエタン)、1.3−ジヨウドパ−
フルオロ−+1−プロパン、1,4−ショウにパーフル
オロ−+1−ブタン、1.3−ノミウド−2−クロロパ
ーフルオロ−11−プロパン、1.5−ジョウドー2,
4−ジクロ口パーフルオローローペンクン、1.7−シ
ョウドパ−フルオロー+1−オクタン、1.2−ジ(ヨ
ウトノフルオロメチル)パーフルオロシクロブタン、2
−ヨウドー1.1.1−)リフルオロエタン、1−ヨウ
ビー1−ハイドロパーフルオロ(2−メチルエタン)、
2−ヨウドー2,2−ジクロロ−1,1,1,−)リフ
ルオロエタン、2−ヨウドー2−クロロー1.1.1−
トリフルオロエタン、2−ヨウドパ−フルオロエチルパ
ーフルオロビニルエーテル、2−ヨウドパ−フルオロエ
チルパーフルオロインプロビルエーテル、3−ヨウドー
2−りaロバ−フルオロブチルパーフルオロメチルチオ
エーテル、3−ヨウビー4−クロロパーフルオロ酪酸な
どが例示される。
これらのフイオダイド化合物は、適宜公知の方法により
製造することができる。たとえば、2−ヨ“ンドパー7
ルオロプロパンはフ・ン化カリ′ンムの存在下にヘキサ
フルオロプロペンをヨウ素と反応させることにより、ま
た1、5−シミウド−2,4−ジクロロパーフルオロ−
+1−ペンタンLt 3 、5−ジクロロパーフルオロ
−1,7−へプタンニ酸の銀塩をヨウ素と反応させるこ
とにより、さらにまた4−ヨウビー5−クロロパーフル
オロ−1−ぺンテンはパーフルオロ−1,4−ペンタジ
ェンに塩化ヨウ素を反応させることにより製造すること
ができる。
含フツ素エチレン性不飽和化合物としては、たとえばテ
トラフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、ビニリ
デンフルオライド、ビニルフルオライド、クロロトリフ
ルオロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、ペンタフ
ルオロプロピレン、パーフルオロシクロブチレン、パー
フルオロ(メチルシクロプロピレン)、パーフルオロア
レン、α、β、β−トリフルオロスチレン、パーフルオ
ロスチレン、パーフルオロアルキルビニルエーテル類[
たとえばパーフルオロ(メチルビニルエーテル)、パー
フルオロ(エチルビニルエーテル)]、ポリフルオロア
クリル酸、ポリフルオロビニル酢酸、ポリフルオロビニ
ルエーテルスルホン酸、ポリフルオロツエン類、ヘキサ
フルオロアセトンなどが例示される。また、これら含フ
ツ素エチレン性不飽和化合物と共重合し得るフッ素を含
まないエチレン性不飽和化合物としては、エチレン、プ
ロピレン、ブチレン、カルボン酸ビニルエーテル[たト
エハメチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル1な
どが例示される。
本発明の硬化特性にとっては特に好ましい含フツ素ポリ
マーは、ビニリデンフルオライドのホモポリマー、また
はビニリデンフルオライドおよびこれと共重合し得る少
くとも1種の他のフルオロオレフィンのランダムコポリ
マーを実質的に含むものであって、就中最も好適なもの
としては、(1)10モル%以上のビニリデンフルオラ
イド単位を含み、平均分子量が約8000〜4000.
00の範囲にある前記ホモポリマーまたはランダムコポ
リマーである場合であり、また(2)該ホモポリマーま
たはランダムコポリマーをセグメントとしで少くとも1
0重量%含み、これに本発明のモノマーを実質的構成単
位とする他の含フッ素セグメントカ弓種以上結合した平
均分子量が約4000000以下のセグメント化フポリ
マーである場合が挙げられる。ここに前記他のフルオロ
オレフィンとしては、テトラフルオロエチレン、クロロ
トリフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、ビニル
フルオライド、ヘキサフルオロプロピレン、ペンタフル
オロプロピレン、パーフルオロ(メチルビニルエーテル
)、パーフルオロ(エチルビニルエーテル)などが例示
される。
含フツ素ポリマー製造時のラジカル発生源としては、光
または熱が好ましい。光としては赤外〜紫外領域、就中
化学紫外線を含まない程度のものが用いられる。化学紫
外線はヨウ素の関与する結合以外の結合からもラジカル
を生成することがあり、前記作為的なポリマーを合成す
る上では必ずしも理想的ではない。熱のみで開始する場
合は少くとも100℃以上、好ましくは200℃以上の
温度が必要である。イオン化放射線も使用できるが、本
来無差別にラジカルを生成するので、上記の観点より好
ましいものではない。またその他、無機または有機の過
酸化物、アゾ化合物、有機金属化合物、金属などのラジ
カル開始剤が重合の形態により適宜用いられる。これら
ラジカル開始剤として、」二記の観点よりみて好ましい
のは、過硫酸塩、過酸化水素、(Rf’C0)207、
Rf’0ORf’、(Rf’)、C00C(0)QC(
Rf’)3、N2F2、Rf’−N=N−Rf’、HB
 Rr ’ 2、Ll、K、Na、Mg、Zn、Hg、
A!等(ただし、Rf’は同一または異なるポリフルオ
ロアルキル基である。)が例示で外る。
重合温度は、ラジカル反応が生起し、生成、75177
−鎖の熱分解が起こらない範囲で自由に選ばれるが、通
常−20〜150℃程度が採用される。
ただし、ラジカル開始源として熱を用いるときは、さら
に高温度が採用され、250 ’C程度の温度が必要と
なることもある。
重合圧力は何ら制限されないが、一般に重合に関与する
モノマーの自生圧力またはそれ以下の圧力が採用される
F、CF30(C2F、0)nCF2CF=、N(C4
F9)、などが有利に使用される。
乳化重合の形態で行う場合には、一般に乳化剤を使用す
ることが望ましい。ただし、生成ポリマーが構造的に界
面活性効果を有する場合、例えば界面化学的に適度の親
木基、−000M、−0H1−3o、M(MはH1金属
、その他のカチオン)を適当な位置に含有する場合など
においては、乳化剤の使用は必ずしも必要ではない。乳
化剤としては、含フッ素系の乳化剤、たとえば含7ン素
カルボン酸、含フツ素スルホン酸などの塩類か有効に用
いられる。必要な乳化剤の量は、一般に水に対して5重
量%以下である。適当な公知の連鎖移動剤もまた用いる
ことは自由であるが、一般に好ましくない。
本発明においては、ヨウ素を結合する限り、エラストマ
ー、非エラスーマーを問わず、粘液状ないし固体状の含
フツ素ポリマーがいずれも使用でとる。また、本発明の
ある種の含7ン素ポリマーは、当該ポリマーを溶解し得
る溶剤(たとえば後記の参考例で示す溶剤)に溶かし、
35°Cにて測定した極限粘度[η] (,11/り)
が0.1以」二であり、好ましくはO,15〜2.0の
範囲のものである。
本発明のヨウ素結合ポリマーは種々の架橋源の存在下に
、前記の特色ある硬化を行なう。架橋源としては、放射
線(γ線、電子線、α線、β線、X線など)、紫外線な
どの高エネルギー電磁波も用いられるが、望ましくは有
機パーオキサイド化合物、ポリアミン化合物、ポリヒド
ロキシ化合物、ポリチオール化合物などの架橋剤が用い
られる。
使用量は通常、ポリマー100部(重量部を示す)に対
してo、o s ・〜10部程度であるが、好ましくは
1.0〜5部である。
有機パーオキサイド化合物としては、一般には熱や酸化
還元系の存在で容易にバーオキシラノカルを発生するも
のが良く、たとえば゛1,1−ビス(し−ブチルパーオ
キシ)−3,5,5−19メチルシクロヘキサン、2.
5−ジメチルヘキサン−2,5−ノヒドロキシバーオキ
シド、ン゛−1−ブチルパーオキシド、t−ブチルクミ
ルパーオキシド、ツクミルパーオキシド、a、α1−ビ
ス(L−ブチルパーオキシ)−ρ−シイツブDピルベン
ゼン、2,5−ジ゛メチルー2,5−ジ(t−ブチルパ
ーオキシ)ヘキサン、2.5−ジメチル−2,5−ジ(
L−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、ベンゾイルパー
オキシド、t−ブチルパーオキシベンゼン、2+5−1
メチル−2,5−ノ(ベンゾイルパーオキシ)ヘキサン
、L−ブチルパーオキシマレイン酸、t−ブチルパーオ
キシイソプロビルカーボネートなどを例示することがで
きる。就中、好ましいものはジアルキルタイプの化合物
である。一般に活性−〇−0−の量、分解温度などから
種類ならびに使用量が選ばれる。
また、有機パーオキサイド化合物を用いるときは、架橋
助剤もしくは共架橋剤を適宜併用することにより著しい
効果がみられる。この架橋助剤もしくは共架橋剤は、パ
ーオキシラジカルとポリマーラジカルとに対して反応活
性を有するものであれば原則的に有効であって、特に種
類は制限されないつ好ましいものとしては、トリアリル
シアヌレート、トリアリルイソシアヌレート、トリアク
リルホルマール、トリア刊ル′トリメリテート、N。
N’−m−フェニレンビスマレイミド、ノプロパルギル
テレ7タレート、ノアリルフタレート、テトラアリルテ
レフタールアミドが挙げられる。使用量は、ポリマー1
()0部に対してOi〜】()部が好ましく、より好ま
しくは0.5〜5部の割合である。また、ブレンド共架
橋することのできるものとしてシリコンオイル、シリコ
ンコム、エチレン/酢酸ビニル共重合体、1.2−ポリ
ブタンエン、フルオロシリコンオイル、フルオロシリコ
ンゴム、フルオロホス7アゼンゴム、ヘキサフルオaプ
aピレン/エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン
/プロピレン共重合体などのポリマーも使用できる。主
た、本発明の含7ソ索ポリマーであって、末端ヨウ素の
反応性を利用して、脱ヨウ化物反応によりオレフィン構
造を取り得るものも、ブレンド共架橋することができる
ものとして使用で外る。使用量については、特に制限さ
れないが、本質的に含フツ素ポリマーの性質を損う範囲
まで増大させるべきではない。
ポリアミン化合物としでは、分子中に2個以上の塩基性
窒素を結合する一級アミンまたは二級アミンであり、多
くの場合はこれらを塩の形にして反応性をマイルドにな
るように調整したものを使用する。これらの具体例には
、アルキレンジアミン類が一般的で、うちエチレンジ゛
アミンカーバメート、ヘキサメチレンジアミンカーバメ
ー)、4゜4+−ノアミノシクロへキシルメタンカーバ
メートなどが比較的よく使用され、また、N、N’−ジ
シンナミリデン−1,6−へキサメチレンジアミンなど
のシッフ塩もよく用いられる。その他、塩基性の乏しい
ポリアミン芳香族化合物も池の塩基性化合物と併用させ
ることにより好ましく用いることができる。これら他の
塩基性化合物としては、例えば7フエニルグアニシン、
ジー0−トリグアニジン、ジフェニルチオウレア、2−
メルカプトイミグゾリンなどの他、合成ゴム用の促進剤
であって分子内に−NH2および/または−N I(−
を有する化合物であり、さらには2価の金属水酸化物な
どである。ポリアミン化合物の使用量は好ましくはポリ
マー100部に対して0.5〜5部程度ポリヒドロキシ
化合物としては、エンール型水酸基=C−OHを有する
ポリヒドロキシ化合物、または式R’f(CH20H)
2 (ただし、式中R’fは炭W数1〜20のポリフル
オロアルキレン基またはパークロロフルオロアルキレン
基である。)で表わされるジヒドロキシ化合物、または
これらのアルカリ金属塩もしくはこれらの混合物が適宜
に用いられる。
これら化合物の好ましい例としては、ヒドロキノン、2
,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2.
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)パーフルオロプロ
パン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン
、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、4
,4゛−ジヒドロキジノフェニルエーテル、HOCI−
(2(CF2LCI−1201−1、HOCH2CF2
CF)I(CF2LCFH’CF2CH20H,HOC
H2CH2CH2(CF2)、CH2CH2CH20)
1.)(OCR2CF2CH2(CF2)、CH。
CF2CH20H,もしくはこれら化合物のプルカリ金
属塩などが挙げられる。
ポリチオール化合物としては、通常脂肪族または芳香族
ジチオール類が用いられ、好適な例としては、ジメルカ
プトジメチルエーテル、ノメルカプト〆チルサルファイ
ド、1,6−ヘキサンノチオーノ呟エチレンビスメルカ
プトアセテート、1゜5−す7タレンノチオール、4.
4’−ジメチルカブトノフェニル、もしくはこれらの化
合物のアルカリ金属塩などが挙げられる。
本発明のポリマーの硬化は、以上の架橋源の他に受酸剤
として2価の金属酸化物または水酸化物の存在下に行わ
れる。2価の金属酸化物または水酸化物としては、Ca
、Mg、Pb、Znなどの酸化物または水酸化物が例示
され、これらが複塩構造をとったものも有用である。こ
れらの化合物は受酸剤としての効果の他に架橋反応性、
機械的性質、耐熱性の向上を目的とするものである。ま
た、その他架橋促進剤として、三級アミン、3置換アミ
ジン、5置換グアニジンまたはこれら化合物の有機酸も
しくは無機酸塩、第四級アンモニウム塩、または第四級
ホスホニウム塩を必要に応して使用することができる。
これらの架橋促進剤については特開昭51 56854
号明細書、特開昭47−1387号明細書および特開昭
47−191号明#I書に記載されている。さらに、本
発明ポリマーの脱ヨウ素の目的でNa、に、Ag、Cu
なとの1価金属の弱酸塩類などが使用できる。
その他また、ポリマーを着色させるための顔料、充填剤
、補強剤などが用いられる。通常、よく用いられる充填
剤または補強剤としてカーボンブランク、TiO2、S
iO2、クレー、タルクなどが無機物の例として挙げら
れ、有機物の例としてはポリテトラフルオロエチレン、
ポリビニリデンフルオライド、ポリビニルフルオライド
、ポリクロロトリフルオロエチレン、テトラフルオロエ
チレン/エチレン共重合体、テトラフルオロエチレン/
ビニリデンフルオライド共重合体なとの含フツ素ポリマ
ーが挙げられる。
これら硬化成分の混合分散手段としては、材料の粘弾性
や形態に応じて適当な方法が採用され、固体状の場合は
通常のオープンロール、粉体ミキサーが用いられ、液状
の場合は適宜通常のミキサーが用いられる。勿論、固体
状の成分を溶剤に溶解または分散させて分散混合するこ
ともできる。
本発明の含7ン素ポリマーは、−膜成形材料、シーラン
ト、接着剤、塗料などとして、耐熱性、耐油性、耐薬品
性、耐溶剤性などの要求される個所に有効に使用される
次に、参考例、対照例、実施例および比較例を挙げて本
発明を具体的に説明する。なお、参考例は実施例で使用
する本発明に係る含7ノ素ポリマーの製造例、および対
照例は比較例で使用するどリマーの製造例である。
参考例1 (1) 3000ml内容積耐圧反応槽に純水1500
ml、パーフルオロオクタン酸アンモニウム7゜5、を
入れ、内部空間を77化ビニリデン/ヘキサフルオロプ
ロピレン(以下VdF/HFPと略ス)(45155モ
ル比)混合ガスで充分置換後、14Kg/cm2Qに加
圧しCF2(CFCICF21)20゜5m1(25℃
)を注入し、攪拌下に30゛Cとして過硫酸アンモニウ
ム(以下APSと略す)3%水溶液10m1を圧入した
。約1時間の誘導時間後、圧力降下が起るので、13 
Kg/cm2Gまで低下したとと、vdF/HFP(7
8/28モル比)混合ガスで15 KH/cm2Gに再
加圧し、以後このやり力で13〜15Kg/cm’Gの
圧力範囲で重合を継続した。10.8時間後急速降温、
放圧して重合を停止した。
なお、7時間の時点においてノ\PSの0.5重量%水
溶液10m1を圧入したが、重合速度は僅かに加速され
た程度でほぼ重合中一定であった。生成ディスパージョ
ン中の固形物含有量は11重量%であった。
(2)同反応槽に(1)で得られたディスパー′)g5
00mlと純水500m1を入れ、前操作は(1)と同
様にした後、A P Sの0.2重量%水溶液10m1
を圧入して重合を開始した。重合速度は(1)より粒子
数が希釈しただけ遅くなった。4時間毎にAPSの0.
2重量%水溶液5mlを圧入するやり方で14時間反応
させたのち、急冷、放圧して重合を停止した。生成ディ
スパージョンの固形物含有率は20.8重量%で、これ
を氷結凝析、水洗、乾燥して得られるゴム状ポリマーの
メチルエチルケトン溶剤での極限粘度[η]は1.09
であった。
浸透圧法による数平均分子量は26500 oであった
(3)同反応槽(2)で得られたディスパージョン4.
00m1と純水600+nlを入れ、空間をテトラフル
オロエチレン(TFE)で充分置換後、室温で攪拌下に
9 、3 Kg/ cm2Gまで加圧し、続いてTFE
/エチレン<55/45モル比) 混合モノ7−で13
.5Kg/cm2Gに加圧し、以後この混合モア7−を
追加圧入しながら3時間反応を継続した。
この開次第に重合速度の低下が認められた。生成ディス
パージョンの固形物含有量は8.8重量%で、これを氷
結凝析、水洗、乾燥して得られるゴム状粉末はアセトン
に不溶であった。なお、TFE/エチレン系ポリマー鎖
セグメントの割合は13重量%であった。
参考例2 (1) 3 (H)0 (1ml内容積耐圧反応槽に純
水15 (10ml、パーフルオロオクタン酸アンモニ
ウム7゜5gを入れ、内部空間をVdF/HFPC45
155モル比)混合ガスで充分置換後、14Kg/cm
2Gに加圧しCF2(CFCICF21 )、0.5+
n1(25’C)を注入し、攪拌下に80°CとしてA
PSIO%水溶液10m1を圧入した。直ちに重合は開
始し、圧力降下が起るので、13 Kg/cm2Gまで
低下したときV、:IF/HFP(78/28モル比)
混合ガスで15Kg/cm2Gに再加圧し、以後このや
り力で13−15 KB/cI02Gの圧力範囲で・重
合を継続した。2時間後急速降温、放圧して重合を停止
した。生成物は泡立ちの着しい白色半透明のディスパー
ジョンで固形物濃度は11重量%で氷結凝析後、水洗、
乾燥して得られるゴムのヨウ素含有量は0.31重量%
、メチルエチルケトンを溶剤とする極限粘度[η]= 
0 、34 Cd1/g、35℃)であった。数平均分
子量49000゜ (2)次に同じ反応槽において(1)の生成ディスパー
ジョン550m1と純水450m1を入れ、APSを添
加しない以外は全く同様にして重合を4゜5時間行った
。重合速度は最初のディスパージョンを希釈しただけ遅
くなり、明白にディスパージョン中゛のポリマー粒子数
と比例関係が認められた。
生成ディスパージョン中の固形物濃度は24重量%であ
り、氷結凝析後、水洗、乾燥して得られたゴムのヨウ素
含有量は0.051重量%、メチルエチルケトンを溶剤
とする極限粘度[η]=0.86 (、J(/g、35
°C)であツタ。数平均分子量187000 。
(3)同じ反応槽に(2)のディスパージョン50()
mlと純水500m1を入れ、(2)と同様に操作して
14.5時間の重合を行った。この間重合速度はほぼ一
定であったが、僅かに速度低下の傾向が見られるので開
始後4時間毎に0.4重量%APS水溶液6mlを追加
圧入した。生成ディスパージョン中の固形物濃度は37
重量%でゴムのメチルエチルケトンを溶剤とする極限粘
度[η]=1.51(Jβ/g、35°C)であった。
数平均分子量420000゜ (4)同し反応槽に(2)で得られるディスパージョン
500mlと純水500m1を入れ、空間をVdFで充
分置換後間始剤を添加することなく80℃にして22K
B/cm2Gに加圧すると、直ちに重合が開始し、50
分ののちに2 、4 K g/ c+n2Gの圧力降下
を生じた。この時点で急速降温、放圧によって重合を停
止した。生成物は水性ディスパージョンで、固形物含有
量は15重量%で、氷結凝析、水洗、乾燥後得られたポ
リマーは粘着性の少いゴム状粉末でヨウ素含有量が0.
047重量%、ジメチルホルムアミドを溶剤とする極限
粘度[η1−1.26 (,11,/;t、35℃)で
あった。PVdFセグメントの含有量は9.7重量%で
熱アセトンに溶解した。
(5)同し反応槽に(3)で得られるディスパージョン
500m1と純水500m1を入れ、(4)と同様にし
て重合を始めた。20分の経過後圧力降下が起らないの
でAPSo、2重量%水溶液10m1を圧入したところ
、直ちに圧力降下が始まり、80分後5Kg/cm2G
降下した。この時点で重合を停止した。生成ディスパー
ジョンの固形物濃度は23重量%で・氷結凝析、水洗、
乾燥後得られる粉末状ゴムのジメチルアセトアミkを溶
剤とする極限粘度[η]= 1 、64. (Jl、/
11. 35℃)であった。なお、PVdFセグメント
の含有量は12重畳量に相当する。
(6)同じ反応槽に(3)で得られたディスパージョン
250m1と純水750m1を入れ、空間をTFEで充
分置換後室温で攪拌下に9.3KH/c+n2Gに加圧
し、続いてVclFで12 、2 Kg/c+n2Gま
で加圧緩速やかに70℃に昇温させ(14KFi/cm
2G)、APSの0.1重量%水溶液10m1を圧入し
たところ、直ちに圧力降下が開始した。11分後12゜
3Kg/cm2Gまで低下したところで急速降温、放圧
し、重合を停止した。生成ディスパージョンを凝析、洗
浄、乾燥して441られるゴムは熱アセトンにも殆んど
溶解しなかった。TFE/VdF系セグメント含有率は
10重量%であり、そのセグメント内でのTFE/Vd
F−E/マー比1i 75 / 25(モル比)であっ
た。
参考例3 (1)35Kgの水を収容できる耐圧反応槽に脱ミネラ
ル純水15に8、パーフルオロオクタン酸アンモニウム
0.075Kgを入れ、攪拌下に内部空間をHFPで充
分置換後、55/45のモル比のHFP/VdF混合モ
ノマーを80°Cにおいて12Kg/cm2Gに加圧し
、同時に2−ヨウドパ−フルオロプロパン(以下6FI
と略す)0.024Kgを圧入した。しかるのち、AP
So、OI Kgを0.05Kgの純水に溶解して圧入
した。重合反応は直ちに始まり、圧力の低下が起るので
、21/79のモル比のHFP/VdFモノマー混合ガ
スにて補充する方法で圧力を保持しながら反応を継続し
た。
6FIは反応の極く初期(全反応の10%程度)におい
て殆んど消費された。5時間後、放圧し、反応を終った
。内容物は白色水性ディスパージョンでポリマーの濃度
は13重量%、これを氷結して凝析後水洗して得られる
ものはトIFP含有量2()モル%でヨウ素含有量は0
.3 o5呈%であった。
(2) 3000ml内容の耐圧反応槽に上記(1)の
ディスパージョン10100Oと純水500+nlを入
れ、内部空間をI−I F P / V d F / 
T F E (37、0/46.5/16.5モル比)
混合ガスで充分置換後14 Kg/cm’Gに加圧し、
速やかに80°Cに昇温、攪拌下にAPS20mg相当
の同水溶液を圧入すると直ちに圧力降下が始まった。H
FP/\7clF/TFE(1,7,0/65.5/1
7.5モル比)の混合ガスで圧力を補充しながら、途中
4時間毎にAPS20mg相当を追加して計16時間継
続後、急速降温、放圧し、反応を停止した。生成ディス
パージョンの濃度は26重量%で、これより採取したゴ
ムのヨウ素含有量は0.095重量%であった。
(3)内容積3000mlの耐圧反応槽に上記(1)の
ディスパージョン500m1と純水500m1を入れ、
内部空間をVclFで充分置換後80°Cにおいて22
Kg/cm2Gに加圧し、続いて攪拌下にAPSの0.
5重量%水溶液6mlを圧入しと重合を開始した。圧力
降下が直ちに始まるのでVdFで圧力を補充しなが呟 
1.5時間重合を継続してか呟室温まで温度を下げ、同
時に放圧し重合を終了した。
生成物は白色のディスパージョンで、一部凝析物が見ら
れた。このディスパージョンから常法により205gの
ポリマー粉末を採取した。なお、得られたポリマー中の
ヨウ素含有量は0.12重量%であった。
参考例4 (1)3000ml内容の耐圧反応槽に純水1500 
it、パーフルオロオクタン酸アンモニウム7゜5gL
入tt、内部空間ヲvdF/HF P(45/ 55モ
ル比)混合ガスで充分置換後、14 Kg/cm2Gに
CF2=CFCF2CF I CF2Cl 1m1(2
5℃)を注入し、攪拌下に80 ’Cとし、AF’31
0%水溶液10m1を圧入した。直ちに重合は開始し、
圧力降下が起るので13 Kg/cm2Gまで低下した
ときVclF/HFP(7B/22モル比)混合ガスで
15 Kg/cm2Gに再加圧し、以後このやり方で1
3〜15 K g/ cIn2Gの圧力範囲で重合を継
続した。2.5時間後急速降温、放圧し、重合した。
生成物は白色水性ディスパージョンで固形物含有量は1
1重量%で、得られるゴムのヨウ素含有量は0.53重
量%で、メチルエチルケトンを溶剤とする極限粘度[η
]−0、28(Jl/g、35°C)であった。数平均
分子量330 (’l 00(2)次に同し反応槽にお
いて(1)の生成ディスパージョン500m1と純水5
00+nlを入れ、APSを添加しない以外は全く同様
にして重合を8゜5時間行った。生成ディスパージョン
中の固形物濃度は20重量%で、得られるゴムのヨウ素
含有量は0o11重量%、メチルエチルケトンを溶剤と
する極限粘度[η]= 0.59 (、/1/g、35
℃)であった。数平均分子量9 (l OOO0参考例
5 (1) 3000ml内容の耐圧反応槽に純水150O
ml、パーフルオロオクタン酸アンモニウム7゜5gを
入れ、内部空間をHFP/VdF/TFE(37,0/
46.5/16.5モル比)混合ガスで充分置換後3.
2 K47cm2Gに加圧し、CF2=CFCF2CF
ICF2CI 1m1(25°C)を注入し、攪拌下に
80℃としてAPSIO%水溶液10m1を圧入した。
直ちに重合は開始し、圧力降下が起るので11 K g
/ cm2Gまでイ氏下したときHFP/VclF/T
FE(17,0/6S、S/17.5モル比)混合ガス
で12 Kg/am2Gに再加圧し、以後このやり方で
11〜12 Kg/cm2Gの圧力範囲で重合を継続し
た。2時間後急速降温、放圧して重合を停止した。
生成物は白色水性ディスパージョンで、固形物含有量は
12重重量で、得られるゴムのヨウ素含有量は0.48
重量%で、メチルエチルケトンを溶剤とする極限粘度[
η]= 0 、30 (d1/g、35℃)であった。
数平均分子量37000゜(2)次に同じ反応槽におい
て(1)の生成ディスパージョン500艶1と純水50
0随1を入れ、APSを添加しない以外は全く同様にし
て重合を6゜5時間行った。生成ディスパージョン中の
固形物濃度は19重量%で、得られるゴムのヨウ素含有
1ii0.131量%、メチルエチルケトンを溶斉りと
する極限粘度[η]= ’1 、 ]、 0017g、
35℃)であった。数平均分子量206000゜ (3)同し反応槽に」1記(2)のデイスノく−ソヨン
200m1と純水800m1を入れ、APSを添加せず
に70℃においてTFEで5Kg/cm2Gに加圧して
重合を開始した。直ちに圧力降下刃C観察され、8分後
に4 、 S Kg/cm2Gになったのでさらl:T
FEで5Kg/cm2Gに加圧し、10分後lこ4Kg
/cm2Gになったところで放圧し重合を終了した。
得られたディスパージョンから常法しこよりフ゛ム訣ポ
リマーの粒状物が得られた。このポリマー1よメチルエ
チルケトンには殆んど溶解しな力・つな。
なお、TF、Eセグメントの含有量は18重量%で、ヨ
ウ素含有量は0.10重量%であった。
参考例6 3000ml内容積の耐圧反応槽に純水1500mlパ
ーフルオロオクタン酸アンモニウム3(〕8を入れ、内
部空間をVdFで充分置換後、6FTを0.5mj(2
5°C)を注入し、続(・で80°Cにおいて21Kg
/cm2Gに加圧、さらにAPSo、4重量%水溶液1
0M1を圧入した。直ちに圧力降下が始まるので\Id
Fを圧入して圧力を補充しな力C呟重合を4時間継続し
た。
生成物は白色半透明のデイスノ(−ジョンで゛、ポリマ
ー濃度は12.3重量%であった。常法により採取した
ポリマー粉末は極限粘度[η]=0.84(Je/g、
35°C、ジメチルアセトアミド溶剤)で、ヨウ素含有
量が0.5(1重量%て゛あった。数平均分子量230
000゜ 対照例1 内容積36.6n−のオー1クレ一方二純水15克を仕
込み、系内をチン素ガスで充分置換したのち、VdFと
HFPの混合モアマー(モル比65:35)1100g
を仕込み、攪拌しながら内部温度を80℃に上昇させた
。つν1でこれ1こ、APS 25.6gを純水100
m1に溶かした溶液およびイソペンタン0.2gをチ・
ン素ガスで圧入し、重合を開始させた。同時に、あらか
じめ用意された濃度IG i g/ lのAPS水溶液
をAPSの分解量に見合う1+nl/分の速度で注入し
、系内の未分解APSの濃度を一定に保った。またイソ
ペンタンを消f2量に見合う量、すなわち0.0046
g/分の速度で注入し、系内の未反応イソペンタンの濃
度を一定に保った。
重合の進行と共に圧力が降下するので、VdFとHF 
Pの混合モノマー(モル比78: 22)を逐次圧入し
、反応圧力を12 Kg/cm2Gに維持して反応を続
け、185分後に加熱、攪拌を停止して系内のモノマー
を放出し、反応を停止させた。か(してeuれた水性デ
ィスパージョンから共重合体4,760gを取出し、浸
透圧法により数平均分子量を測定したところ70.00
0であった。また、この共重合体は140℃におけるム
ーニー粘度(ML >は20、極限粘度[η]は0.6
61+20 であった。
対照例2 内容積36.6flの重合槽に純水15kを仕込み、系
内をチン素ガスで充分置換したのち、〜/dF/HFP
/TFE混合単量体(モル比46.5:37.0 : 
16.5>9006を仕込み、攪拌しなカラ内aをi 
o o℃に上昇させた。ついでこれに、APS 180
gを純水503gに溶解した溶液1゜49m1/min
の速度で注入した。
重合の進行と共に圧力が降下するので、\7dF/HF
 P/T F E混合単量体(モル比65.5 :17
.0 : 17.5)を逐次圧入し、反応圧力を10K
g/cm2Gに維持して反応を続け、105分後に加熱
、攪拌を停止して系内の単量体を放出し反応を停止させ
た。
かくして得られた水性乳濁液の濃度は22.t)重量%
であり、該水性乳濁液の一部から常法により三元重量部
を取出して極限粘度[η1を測定したところ0.61で
あった。数平均分子量650000゜ 対照例3 内容積36.6ffiの重合槽に純水15兇を仕込み、
系内をチッ素ガスで充分置換したのち、VdF/HFP
/TFE混合単量体(モル比46.5:37.0 : 
16.5)900gを仕込み、攪拌しなから内温を10
0℃に上昇させた。ついでこれにAPS69gを純水3
60+nlに溶解した溶液を1゜0ml/minの速度
で注入した。
重合の進行とともに圧力が降下するので、VclF/H
F P/T F E混合単量体(モル比63.5:18
.0 : 18.5)を逐次圧入し、反応圧力を10K
g/cm2Gに維持して反応を続け、130分後に加熱
、攪拌を停止して系内の単量体を放出し反応を停止させ
た。
かくして得られた水性乳濁液の濃度は25.2重量%で
あり、該水性乳濁液の一部から常法により三元共重合体
を取出して極限粘度[η1=を測定したところ0.89
であった。数平均分子量92000゜ 対照例4 インペンタンを2ml使用し、反応時間を6時間とした
以外は、参考例6と同様に重合した。生成物はポリマー
濃度14重量%の白色ディスパージョンで、これから常
法により得られたポリマー粉末は極限粘度r 1 ]7
!l’ (’1 、92 (,11/g、35°C、ツ
メチルアセトアミド溶剤)であった。数平均分子量27
0000゜ 対照例5 3000ml内容の反応容器に純水1.000 ml、
パーフルオロオクタン酸アンモニウム7.5gを入れ、
内部空間をHFP/VdF(4,5155モル比)混合
ガスで充分置換した後、該混合ガスをブロモトリクロル
メタン0.05m1と共に80°Cで14Kg/cm2
Gに加圧し、攪拌下に過硫酸アンモニウム1.5gを純
水50m1に溶解して圧入した。圧力降下により重合の
進行が検知されるのでV d F /HFP/FTM(
79/2110.5モル比)混合ガスで補充しながら5
時間継続し、急速降温、放圧して重合を停止した。生成
物は白色水性ディスパージョンで氷結により、凝析し、
洗浄、乾燥して120gのゴムを得た。臭素含有量は0
.39重量%。メチルエチルケトンを溶媒とする極限粘
度[η]はo 、 49 (Jl/g、35°C)であ
った。数平均分子量52000゜ かくして得られたポリマーを評価するにあたり通常のゴ
ム用ロールを使用して配合組成物を作製した。以下その
実施例と比較例を示す。
実施例1 下記第1表上欄に示す参考例1の(1)に示されたポリ
マー100重量部あたりMT−カーボンブラック20重
量部、酸化マグネシウム(低活性)15重量部、a、α
゛−ビスし−ブチルパーオキシ)−p−ノイソプロビル
ベンゼンの炭酸カルシウムで約40%に希釈したパーオ
キサイド(日本油脂株式会社製:ペロキシモンF−40
)5重量部、トリアリルイソシアヌレート3重量部から
成る組成物をゴムロールで均一配合し、評価を行った。
加硫試験においては各組成物を、J S R型キエラス
トメーターII型によりモールドチャンバー1号振動数
6cpm、振1】±3°において第1表に示す温度で加
硫試験を行い、加硫試験曲線より最低粘度(以下ν 、
 と略す)、加硫度(以下νと略す)、誘導時間(以下
゛「1oと略す)、適正加硫時間(以下T 90と略す
)、加硫速度(以下Rと略す)をめた。
また、試験後の試片の発泡状態により成型可能かどうか
の判定を行った。成型可能と思われる組成物については
1mm厚みを有するシート用と約13mm厚みを有する
圧縮永久ひずみ測定用の試験片を所定の金型を使用し、
特にことわりがない限り160°C×30分間ヒートプ
レスを用い加圧下−次加硫を実施し完了後200°C×
24時間の二次加硫を行い、加硫を完結させJISK6
301に定められた方法に準じて性質を調べた。なお、
100%引張応力をM I OO1引張強jTB、伸び
をEB、圧縮永久ひずみをC0Sと略して表示する。
実施例2〜15および比較例1〜2 ポリマーを第1表上欄に示された各参考例および対照例
で得られるポリマーとした以外は、実施例1と同様に操
作して第1表に示す結果を得た。
ただし、実施例3.10.13.14.15はそれぞれ
以下のような変更において行った。
実施例3 参考例1の(3)で得られたポリマーを用い、MT−カ
ーボンブラックと酸化マグネシウムを除き、組成物を作
製したほかは実施例1と同様に行った。
実施例10 参考例5の(1)で得られたポリマーと水酸化カルシウ
ム6重量部を用いたほかは実施例1と同様にして評価を
行った。
実施例13 組成物のうちパーオキサイドの量を7.5重量部とした
ほがは実施例12と同様にして評価を行った。
実施例14 参考例5の(1)と5の(2)で得られたポリマーを5
0 : 50の重量割合にブレンド均質化したポリマー
100重量部とパーオキサイドとして2゜5−ジメチル
−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンを2重
量部としたほかは実施例12と同様にして評価を行った
実施例15 パーオキサイドとして2,5−ジメチル−2,5−ノ(
ベンゾイルパーオキシ)ヘキサンを2.5重量部使用し
たほかは実施例14と同様【こして評1曲を行った。
以上の各実施例および各比較例の結果を第1表に示す。
第1表の結果から次のようなことか理解される。
(1)ス月!1′!例のポリマーを使用[る比較例のパ
ーオキサイドの架橋反応性をみると加硫度νか小さく発
泡のない加硫コムンートを作製できないか、本願天施例
の場合例外なく加硫度νか大きく良好な加硫コムを作製
できる。
(2)ヨウ素の代わりに臭素を用いて合成された臭素含
有ポリマーでみると、対照例1で示されたポリマーに比
較すると臭素含有効果が若干認められる程度の加硫度ν
の増加を示すが、ヨウ素を用いた本願実施例に比較する
とパーオキサイド加硫1土加硫コl、シートか発泡し実
質上効果か乏しいことか1゛1する。
E)第一段目で得られたポリマーは低分子量物であるか
、加硫)Uνは必要12ノ上にあり、初られた加硫コl
、のI +、+ (1%引張応力値は第二二段、第三段
で4H+られた高分子量ポリマーの加硫コムより大ぎい
。、−れはポリマー4iYと)1、架橋剤又は促進助剤
の/i−在1ζパーオキサイド(二よってE 夛s 7
L:化した網目が高度に゛発達していることを意味する
ものであり、従来の知見からは予想し祠なかったことで
ある。
したがって、バーオキシラノカル源と共% +!j I
Iiもしくは助剤の存在で高)変に発達しな仕(目を;
形成し得る。
実施例16〜18および比較例3−5 各実施例および比較例にナハ・て第2表二段I」に示す
ポリマーを用い、第2表三段目の配合組成の組成物をゴ
ムロールで均一配合し、加硫試験温度170°Cで前記
と同様にして加硫試験を行うとともにJISK63(1
1に定めらろな方法に準してその性質を調べた。その結
果を第2表下段に示す。
第2表の結果からは次のようなことが判る。
ヨウ素を含まない比較3.4.5とヨウ素含有の実施例
1G、17.18の結果を比較すると、(1)架橋反応
性はヨウ素含有ポリマーの方が着しくすぐれており、加
硫ゴムとしての性質もいずれの場合も圧縮永久ひずみ値
においてヨウ素含有ポリマーの方がすぐれている。
実施例19 参考例2の(5)、参考例3の(3)、参考例6および
対照例4の各ポリマーについて、キュラストメーターで
160°Cにおけるν 、 とνを測定した。ただし、
参考例3の(3)、参考例6および対照例4の各ポリマ
ーについては、乳鉢にて配合剤を混合し、180℃で測
定した。その結果を第3表に示す。
(1)では加硫ゴムは得られないが、(2)においては
発泡するがνの上昇がみちれ、(3)及び(4)に至っ
て著しい上昇が見られる。(4)については、モジュラ
ス100 (M、、。)4.4、Te180、Ee31
0、かたさ74の値であった。
なお、対照例1によって得られるポリマーについて同様
の内容で効果を調べたが、パーオキサイドのみでの架橋
度ν値でみると0.14であった。
ヨウ素の存在によって架橋効率が数倍に至ることが理解
される。
実施例20 参考例2の(1)〜(3)を経て(5)で示される内容
のポリマーについて評価を行った。ポリマー100重量
部あたりに対し実施例1で示したパーオキサイドを5重
量部配合し、架橋反応と成形を行った。透明なシートを
得た。さらに]50°c7日間スチーム曝露テストおよ
び275°C170時間加熱空気曝露テストを行った。
結果を第4表に示す。
実施例21 実施例20の配合生地に更にトリアリルイソシアヌレー
ト3重量部と水酸化カルシウム6重量部を配合し実施例
20と同じ評価を行った。結果を第4表に示す。
実施例22 参考例2の(6)によって得られるポリマー100重量
部あたりベルキシモンF −40を2.5ffi量部、
トリアリルイソシアヌレートを3重量部、MT−カーボ
ンブランクを10重量部配合し、架橋反応性を評価した
。架橋反応性の結果を第4表に示す。
実施例23 参考例3の(2)で示されるポリマー及び参考例1の(
2)で示されるポリマーについて、ポリマー100重量
部当りMT−カーボンブラック2(lfi量部、酸化マ
グネシウム15重量部、水酸化カルシウム6重量部を配
合し、さらに8−ベンジル−1,8〜ノアザバイシクロ
(5,4,0)−7−ウンゾセイノニウムクロライド(
以下DBU塩と略す)を0.35重量部併用しベルキシ
モンF−40を5重量部トリアリルイソシアヌレート3
重量部存在下評価を行った。なお、DBU塩と酸化マグ
ネシウムを用いないほがは参考例3の(2)で得られた
ポリマーを使用し同様の配合組成物を作製し評価を行っ
た。また、ここでは275℃×70時間の条件で加熱空
気老化試験を実施した。結果を第4表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)ラジカル発生源および 一般式:Rf ・■× (ただし、式中、Rfは飽和もしくは不飽和のフルオロ
    炭化水素基またはクロロフルオロ炭化水素基であり、X
    はRfの結合手の数であって、1以上の整数である。) で表わされるアイオグイド化合物の存在下に、炭素数2
    〜8の含フツ素エチレン性不飽和化合物(および炭素数
    2〜4のフッ素を含まないエチレン性不飽和化合物)か
    らなるモノマーの少くとも1種を重合させて得られる含
    フツ素ポリマーであって、該ポリマー中に0.001〜
    10重量%のヨウ素を結合するポリマーと、 (B )成分(A )ノ10 o重量部当り0.05−
    10重量部の、有機パーオキサイド、ポリアミンまたは
    その塩類、エノール型水酸基を有するポリヒドロキシ化
    合物または一般式: R’f(C)120H)2(ただ
    し、式中、R’fは炭素数1〜20のポリフルオロアル
    キレン基またはパークロロフルオロアルキレン基である
    。)で表わされるノヒドロキシ化合物もしくはこれらの
    アルカリ金属塩、およびポリチオールまたはそのアルカ
    リ金属塩から選ばれた少くとも1種の架橋剤 を含むことを特徴とする含フツ素ポリマーの硬化用組成
    物。 2、成分(A)が、ポリマー鎖中に2種以」二のセグメ
    ントが存在する含7ノ素ポリマーである前記第1項記載
    の組成物。 3、成分(A)が、ビニリデンフルオライドのホモポリ
    マー、またはビニリデンフルオライドおよびこれと共重
    合し得る少くとも1種の池のフルオロオレフィンのラン
    ダムコポリマーを実質的に含む含フツ素ポリマーである
    前記第1項記載の組成物。 4、架橋剤が有機パーオキサイドである前記第1項記載
    の組成物。 5、架橋剤がポリアミンまたはその塩類である前記第1
    項記載の組成物。 6、架橋剤がエノール型水酸基を有するポリヒドロキシ
    化合物または一般式: %式%) (ただし、式中、R’fは炭素数1〜20のポリフルオ
    ロアルキレン基またはパークロロフルオロアルキレン基
    である。) で表わされるノヒドロキシ化合物もしくはこれらのアル
    カリ金属塩である前記第1項記載の組成物。 7゜架橋剤がポリチオールまたはそのアルカリ金属塩で
    ある前記第1項記載の組成物。 8、受酸剤として2価の金属酸化物または水酸化物を使
    用する前記第1項記載の組成物。 9、促進剤として三級アミン、3置換アミノンまたは5
    置換クアニノンもしくはこれらの有機酸塩、無機酸塩、
    四級アンモニウム塩または四級ホスホニウム塩を使用す
    る前記第1項記載の組成物。 10、架橋助剤もしくは共架橋剤として多価官性化合物
    を使用する前記第4項記載の組成物。
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