JPS60184133A - 水洗用水タンクの排水弁装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 い一定量の洗浄水を小洗浄において排出させることので
きる水洗用水タンクの排水弁装置、特にその節水筒に関
する。

この種の排水弁装置は、第１図に示すように、周囲に通
孔を有する支持筒２と弁座３とを備えかつ水タンクの底
４に固定される出口管５と、支持筒２の上端に連結され
、円筒内壁６と円筒外壁７および小孔８付の底壁９で浮
子宰１０を構成する内筒１１と、この内筒１１の円筒外
辞７を囲んで下端が出口管５に固定されかつ大きな横長
の流入口１２を有しこれを開閉する錘１３付のフラップ
弁１４を流入口１２の下縁に隣接して回動自在に取付け
た節水筒１５と、内筒１１の円筒内壁６を貫ぬいて延び
、下端に出口管５の弁座３と協働する弁板１６を備えた
操作管１７と、操作管１７に固定されたストッパ１８と
、浮子室１０の中に配置された浮子１９とからなり、操
作管１７およびフラップ弁１４は夫々玉１ｉｚｏ，ｚｉ
を介してタンクのハンドル装置に連結され　／％ンドル
装置の操作で大洗浄のときは操作管１７だけを、又小洗
浄のときは操作管１７とフラップ弁１４０両方を作動す
るようになっている。水タンクの満水時にはその水位は
操作管１７の上端から幾分下の位置にあり、従って排水
弁装置は全体が水没することになる。大洗浄に当って、
ハンドル装置の操作で操作管１７を引ぎ上げると、弁板
１６がその弁座３から離れて開弁し、浮子１９は操作、
管１７に固定゛されているストツノ匂□８の上方、５め
移動に′運従し浮子室１０内“の水中を゛浮上して弁板
１６を開位置に保つ。弁板１６の一開放によりタンク内
の水は、その水位が節水筒１５の流入口１２の下縁に達
するまで、内筒１１の円筒外壁７と節水筒１５との間の
流路および節水筒１５の流入口１．．２を通って出口管
５へ多量に排出される。一方タンク内の水位が内筒１１
の上縁に達ルた後の浮子室１０内の水位は、内筒１１の
底壁９にある小孔８１Ｃより水の流出が制限されている
ために１ゆつ（つと下がり、これに伴ってゆっくりと下
降する浮子！９はストツノや１８を介して操作管１７の
下降を制御し、従って弁板１６がゆっくりと弁座３に近
ずいて遅閉時間後についにはこれを閉じる。水タンクが
ボールタップ（図示せず）により再び給水されると先に
述べた水位を回復する。小洗浄は、ノンドル装置の操作
で操作管１７を引き上げて弁板１６をその弁座３から離
して開弁し、同時にフラップ弁□１４を上方に回動させ
て：節於筒゛へ戸の流入口１２を閉じることによって行
なわれる。弁板１６の開弁により、タンク内の水はその
水位が節水筒１５の上縁に達するまで内筒１１の円筒外
壁７と節水筒１５．１との間の流路を通って出口管５へ
排出され、その際、フラッグ弁１４は流路内をｉｌｌる
水流により節水、筒の内側と外側との間に生ずる圧力差
によって節水筒１５の流入口１２に圧接維持されて閉弁
状態に維持される。タンク内の水位が節水筒１５の上級
に達した後節水筒１５内の水が流出すると今度は、節水
筒１５の囲りの水の水圧でフラ。

ツブ弁１４は流入口１２に圧接されて閉弁状態に維持さ
れる。尚弁板の閉弁動作は、先に大洗浄の際に述べたの
と同じである。タンクへの給水で排水弁装置が水没する
と、節水筒１５の内側と外側の水圧が等しくなるため、
フラッグ弁１４はその錘１３の作用で下開きして節水筒
１５の流入口１２を開く。

ところで大洗浄において水位が節水筒１５の流入口１２
０下縁忙達するまで水は強い水勢をもって内筒１１の円
筒外壁７と節水筒１５との間の流路および流入口１２を
辿して出口管５へ流出するから便器にサイホン作用が生
じて汚物が排出される〇 一方、小洗浄においては、先に述べたように、節水筒の
大きい流入口はフラップ弁で閉じられ、タンク内の水は
その水位が節水筒の上縁に達するまで内筒の円筒外壁と
節水筒との間の流路だけを通って勢いよく出口管へ流出
し、引き続き節水筒内の水も勢いよく出口管へ流出し、
これらの水は、便器へ供給されて便器にサイホン作用を
生じ、大洗浄より小量の洗浄水で汚物が排出される。

尚、ゾールタップは水位の下降に伴なって給水を開始し
ており、弁板が弁座にｙＰ’ｔ　ｆｆ’する迄の間に大
洗浄の際はゾールタップから給水され大洗浄の腔は流入
口１２を乗り越えて出口管５より流出する水を、小洗浄
の際は節水筒１５を乗り越えて出口管５より流出する水
を夫々便器の封水として利用している。しかしながら、
このポールタップから給水される量は給水圧力により大
幅に変動し、低水圧であれは封水量を十分に確保できな
い。

本発明はこの欠点を解消する為に、節水筒の底部側壁に
、流入口よりも小さい補助流入口を前記流入口より下方
に設け、水位が節水筒の流入口の下縁に達した後におい
ても弁板がその弁座に着座するまでの間タンク内に残っ
ている水を補助流入口を通して出口管へ流出させ、これ
によって封水な確保するようにした排水弁装置を提供す
ることである。

ところで小洗浄においては、先に述べた様に、節水筒の
大きい流入口はフラップ弁で閉じられ、タンク内には節
水筒の上縁まで残っており、大洗浄においては、節水筒
の大きい流入口は開いてりンク内には流入口下縁まで残
っている。

従って、洗浄水が排出されてから弁板が閉弁する迄の間
に補助流入口より流出する水はそのヘッド圧が高ければ
余計に出るので、流出量は小洗浄の方が多〜九。封水量
は便器によって決まっており、この量より少ないと不都
合を生じるので、大洗浄時に前述のように弁板がその弁
座に着座する迄の間に補助流入口を通して流出する水を
必要な封水量にセットすれば、小洗浄時には余計な水が
補助流入口を通して便器に流出し、その分水を浪費する
ことになる。

本発明によれば、このような欠点は、水洗浄に当ってフ
ラッグ弁が閉じられるとき、節水筒の補助流入口の通水
面積を自動的に減少させることによって解消される。通
水面積の減少は、フラッグ弁に、補助流入口と対応する
遮蔽板を設け、この遮蔽板をフラップ弁の閉弁操作で補
助流入口に対面させることによって達成される。従って
補助流入口と遮蔽板との間の隙間を通して水タンクから
出口管へ流出する水の量は補助流入口を塞がない場合よ
り相当に減少して余分に流出する水がカットされ、適確
な封水を確保する。

今添附図面を参照して本発明の詳細な説明すると、第１
図および第２図でわかるように、節水筒１５はその両側
に、節水筒１５の底部に隣接して形成された補助流入口
２２．２２を備え、これらの補助流入口は流入口１２の
開口面積よりも相当に小さい開口面積を有している。フ
ラップ弁１４はその両側端から一体的に延びる遮蔽板２
３゜２３を有し、遮蔽板２３の各々は、補助流入口２２
との間に俤かな隙間をもつよう位置決めされ（第３図参
照）、かつ小洗浄に当ってフラップ弁１４が流入口１２
を閉じるとき、流入口１２に対面してこれを遮蔽するよ
うフランツ弁１４に対して位置決めされている。

而して、大洗浄においてはフラップ弁１４が開放位置に
あり、従って節水筒１５の補助流入口２２も開放状態に
あるから、タンク内の水位が節水筒１５の流入口１２の
下縁に達してから弁板１６がその弁座３に着座するまで
の間、タンク内の水を補助流入口２２を通して出口管５
へ流出させることができる。この時の水勢は弱いから、
かかる流出を制水として確保することができる。

この補助流入口２２を通して便器に供給される水量は、
ゾールタップの止水栓を閉じボールタッグからの給水が
−無い状態において、タンク内の水位が節水筒１５の流
入口１２０下ｆｌ［達してから弁板１６が弁座３に着座
するまでの遅閉時間（この時間は浮子室ｌＯ内容積や浮
子室１０の底壁９の小孔８の開口面積に依存する。）、
流入口１２下縁の高さ位置、補助流入口２２の高さ位置
や開口面積等を変えて、便器が必要とする封水量と略同
じかやや少なめの１゛に設定する。

好ましくは、ポールタップが必要とする最低水圧条件下
において、遅閉時間中にゾールタップから供給される水
量分を便器が必要とする封水量から差し引いた希が、遅
閉時間中に補助流入口２２から流出する様にしておく。

この様にしておけば、水が無駄に浪費されないうえ、給
水圧が高くても、ボニルタップの止水栓を調整し減圧す
ることにより、余分に流出する水を減少し得る。

一方小洗浄に当ってフラップ弁１４が閉じられると、こ
ねに伴って遮蔽板２３も回動するから、遮蔽板２３は補
助流入口２２をそれらの間に僅かな隙間を残して遮蔽す
ることになり、従って通水面積は著しく減少する。タン
ク内の水位が節水筒の上縁に達してから弁板１６が閉弁
するまでの間に補助流入口２２を通してタンクから出口
管５へ流出する水量は通水面積の減少により相当に制限
される。そして、タンク内の水位が節水筒１５の上縁に
達してから弁板１６が弁座３に着座する迄の時間に遅閉
板２３と補助流入口２２との隙間から流出する水量が、
大洗浄の際に封水として補助流入口２２より流出させた
水量と略同じになる様に１遮閉板２３と補助流入口２２
との間の通水面積を設定すれば適確な封水量を確保し得
る。

このように本発明によれば、大洗浄においては開放され
、小洗浄においては遮蔽により通水面積が減少される補
助流入口を節水筒に設けたから、大洗浄、小洗浄のいず
れにおいても適確な量の制水を確保することができると
ともに小洗浄において封水に必要とされる以上の水の排
水を阻止することができるため、節水効果大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による水洗用水タンクの排水弁装置の縦
断面図、 乍λ図は節水筒とフ５１ツブ弁の関係を示す±親図、 第３同は節水筒とフラップ弁の遮φν板との関係を示す
断面図である。 １２・・・・・・流入口、１４・・・・・・フラップ弁
、１５・・・・・・節水筒、２２・・・・・・補助流入
口、２３・・・・・・遮閉板。 ｌＩ２図 ＠３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 大洗浄の際に排水させる量よりも少ない一定量の洗浄水
   を小洗浄において排出させることのできる水洗用水タン
   クの排水弁装置において、節水筒の底部側壁に、節水筒
   の大きい流入口よりも小さい補助流入口を前記流入口よ
   り下方に設け、前記流入口を開閉するフラップ弁に、前
   記補助流入口と対応する遮蔽板を設け、小洗浄において
   フラップ弁が流入口を閉じるとき、前記遮蔽、板で補助
   流入口を遮糾してその通水面積を減少させるようにした
   ことを特徴とする排水弁装置。