JPS6018296Y2 - ナツトランナの反力受 - Google Patents
ナツトランナの反力受Info
- Publication number
- JPS6018296Y2 JPS6018296Y2 JP9525880U JP9525880U JPS6018296Y2 JP S6018296 Y2 JPS6018296 Y2 JP S6018296Y2 JP 9525880 U JP9525880 U JP 9525880U JP 9525880 U JP9525880 U JP 9525880U JP S6018296 Y2 JPS6018296 Y2 JP S6018296Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction force
- nut runner
- force receiving
- force receiver
- receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ナツトランナでボルト・ナツトの締め付けを
行なう場合に使用するナツトランナの反力受に関するも
のである。
行なう場合に使用するナツトランナの反力受に関するも
のである。
一般に、ナツトランナの出力側には、第1図及び第1図
をA矢方向より見た第2図に示すように、ナツトランナ
1の出力軸2の先端にソケット3を取付け、このソケッ
ト3を覆うようにして、ナツトランナ1の下部ブラケッ
ト4の下端に設けられた四角形状又は六角形状等の取付
部5に、取付ねじ6で反力受7が取り付けられている。
をA矢方向より見た第2図に示すように、ナツトランナ
1の出力軸2の先端にソケット3を取付け、このソケッ
ト3を覆うようにして、ナツトランナ1の下部ブラケッ
ト4の下端に設けられた四角形状又は六角形状等の取付
部5に、取付ねじ6で反力受7が取り付けられている。
反力受7は、その上端部に設けられ、前記取付部5に嵌
合する取付穴8と、この取付穴8と通じ、前記ソケット
3を覆うように設けられた空洞部9とを有する反力受胴
10及びこの反力受胴10の外周面の下部に取り付けら
れた反力受爪11より威り、取付穴8の中心と空洞部9
の中心は同心に構成されている。
合する取付穴8と、この取付穴8と通じ、前記ソケット
3を覆うように設けられた空洞部9とを有する反力受胴
10及びこの反力受胴10の外周面の下部に取り付けら
れた反力受爪11より威り、取付穴8の中心と空洞部9
の中心は同心に構成されている。
この反力受7を取付けたナツトランナ1でボルト・ナツ
トの締め付けを行なう場合、まず締め付けるべきボルト
・ナツトにソケット3を嵌合させ、反力受7の反力受爪
11を隣接する既に締め付けられたボルトの頭部又はナ
ツト等の固定物に当接させて、ナツトランナ1を作動さ
せ、ボルト・ナツト締め付けの反力を、反力受7の反力
受爪11を介して固定物に受けさせる。
トの締め付けを行なう場合、まず締め付けるべきボルト
・ナツトにソケット3を嵌合させ、反力受7の反力受爪
11を隣接する既に締め付けられたボルトの頭部又はナ
ツト等の固定物に当接させて、ナツトランナ1を作動さ
せ、ボルト・ナツト締め付けの反力を、反力受7の反力
受爪11を介して固定物に受けさせる。
以下、右ねじのボルト・ナツトを締め付ける場合を例に
とって説明する。
とって説明する。
この場合、ソケット3は締め付けるべきボルト・ナツト
と嵌合しているので、ソケット3と出力軸2の嵌合部の
遊隙によってソケット3は殆んど傾斜することはない。
と嵌合しているので、ソケット3と出力軸2の嵌合部の
遊隙によってソケット3は殆んど傾斜することはない。
しかし、反力受7の反力受胴10はその先端が拘束され
ておらず、ナツトランナ1の下部ブラケット4の取付部
5と、これに嵌合している反力受7の反力受胴10の取
付穴は同心で、かつ両者の間には遊隙があるため、反力
受爪11に第3図に矢印12で示す方向に作用する反力
により、反力受7の反力受胴10が傾斜し、回転してい
るソケット3の外面と反力受胴10の内面がB点で干渉
してかじりを生じ、ナツトランナ1の原動機の負荷が急
激に増加する。
ておらず、ナツトランナ1の下部ブラケット4の取付部
5と、これに嵌合している反力受7の反力受胴10の取
付穴は同心で、かつ両者の間には遊隙があるため、反力
受爪11に第3図に矢印12で示す方向に作用する反力
により、反力受7の反力受胴10が傾斜し、回転してい
るソケット3の外面と反力受胴10の内面がB点で干渉
してかじりを生じ、ナツトランナ1の原動機の負荷が急
激に増加する。
一般に、ナツトランナ1の原動機は、その負荷、例えば
空気圧、油圧又は電流等で制御されているので、この急
激に増加した負荷が、見かけ上締め付けるべきボルトの
所定の締付トルク又は軸力に対応する負荷に達すると、
ボルトが所定の締付トルク又は軸力で締め付けられてい
ないのに、ナツトランナ1の原動機は停止する。
空気圧、油圧又は電流等で制御されているので、この急
激に増加した負荷が、見かけ上締め付けるべきボルトの
所定の締付トルク又は軸力に対応する負荷に達すると、
ボルトが所定の締付トルク又は軸力で締め付けられてい
ないのに、ナツトランナ1の原動機は停止する。
従って、作業者は、ボッ叶が所定の締付トルク又は軸力
で締め付けられたものと誤認して、ボルト・ナツトの締
付作業を続行し、全数のボルト・ナツトの締付完了後、
ポル1−の軸力検査で、締め付けられたボルトが所定の
軸力に達していないことが発見されると、全数のボルト
・ナツトを締め直さなければならず、作業能率を非常に
低下させるという欠点があった。
で締め付けられたものと誤認して、ボルト・ナツトの締
付作業を続行し、全数のボルト・ナツトの締付完了後、
ポル1−の軸力検査で、締め付けられたボルトが所定の
軸力に達していないことが発見されると、全数のボルト
・ナツトを締め直さなければならず、作業能率を非常に
低下させるという欠点があった。
また、ナツトランナ1の原動機に電動機を使用している
場合は、上述のかじりにより電動機に過負荷がかかり、
電動機が焼損する場合もあるという欠点があった。
場合は、上述のかじりにより電動機に過負荷がかかり、
電動機が焼損する場合もあるという欠点があった。
本考案は、上述の欠点を除去するためになされたもので
、ボルト・ナツトの締付作業中に反力により、反力受の
反力受胴が傾斜しても、回転するソケット外面と反力受
胴の内面が干渉してかじりを生ずることのないナツトラ
ンナの反力受を提供するものである。
、ボルト・ナツトの締付作業中に反力により、反力受の
反力受胴が傾斜しても、回転するソケット外面と反力受
胴の内面が干渉してかじりを生ずることのないナツトラ
ンナの反力受を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を図面について詳細に説明する
。
。
第4図は本考案の一実施例の反力受をナツトランナの出
力側に取り付けた場合の正面図である。
力側に取り付けた場合の正面図である。
第1図乃至第4図において同一番号は同一部材を示すも
のとする。
のとする。
第4図において、ナツトランナの反力受7′は、その上
端部に設けられたナツトランナ1の下部ブラケット4の
下端に設けられた取付部5に嵌合する取付穴8′と、こ
の取付穴8′と通ずる空洞部9′を有する反力受胴10
′及びこの反力受胴10′の外周面の下部に取り付けら
れた反力受爪11より戒り、取付穴8′の中心線13に
平行に空洞部9′の中心線14を、反力受爪11と反対
側に所定量eだけ偏心させたものであり、ナツトランナ
1でボルト・ナツトを締め付ける場合、その反力とナツ
トランナ1の取付部5と反力受胴10′の取付穴8′と
の間の遊隙によって、回転するソケット3の外面と反力
受7′の反力受胴10′の内面が干渉しないように構成
されている。
端部に設けられたナツトランナ1の下部ブラケット4の
下端に設けられた取付部5に嵌合する取付穴8′と、こ
の取付穴8′と通ずる空洞部9′を有する反力受胴10
′及びこの反力受胴10′の外周面の下部に取り付けら
れた反力受爪11より戒り、取付穴8′の中心線13に
平行に空洞部9′の中心線14を、反力受爪11と反対
側に所定量eだけ偏心させたものであり、ナツトランナ
1でボルト・ナツトを締め付ける場合、その反力とナツ
トランナ1の取付部5と反力受胴10′の取付穴8′と
の間の遊隙によって、回転するソケット3の外面と反力
受7′の反力受胴10′の内面が干渉しないように構成
されている。
従って、この反力受7′を、第4図に示すように、ナツ
トランナ1の下部ブラケット4の下端の取付部5に取付
ねじ6で取り付け、ソケット3を締め付けるべきボルト
・ナツトに嵌合させ、反力受7′の反力受爪11を隣接
する固定物に当接させて、ナツトランナ1を作動させる
と、反力受7′の反力受爪11には矢印12の方向に反
力が作用I7、ナツトランナ1の取付部5と反力受7′
の反力受胴10′の取付穴8′の間の遊隙により、反力
受胴10′が傾斜しても、上述のように反力受7′の反
力受胴10′の取付穴8′の中心線13と空洞部9′の
中心線14とは平行に所定量eだけ偏心させであるので
、回転するソケツt−3の外面と反力受胴10′の内面
が干渉してかじりを生ずることはない。
トランナ1の下部ブラケット4の下端の取付部5に取付
ねじ6で取り付け、ソケット3を締め付けるべきボルト
・ナツトに嵌合させ、反力受7′の反力受爪11を隣接
する固定物に当接させて、ナツトランナ1を作動させる
と、反力受7′の反力受爪11には矢印12の方向に反
力が作用I7、ナツトランナ1の取付部5と反力受7′
の反力受胴10′の取付穴8′の間の遊隙により、反力
受胴10′が傾斜しても、上述のように反力受7′の反
力受胴10′の取付穴8′の中心線13と空洞部9′の
中心線14とは平行に所定量eだけ偏心させであるので
、回転するソケツt−3の外面と反力受胴10′の内面
が干渉してかじりを生ずることはない。
左ねじのボルト・ナツトを締め付ける場合は、反力受7
′の反力受爪11の位置と、反力受胴10′の取付穴8
′の中心線13に対する空洞部9′の中心線14の偏心
量eを取付穴8′の中心線13に対して対称に変換すれ
ばよい。
′の反力受爪11の位置と、反力受胴10′の取付穴8
′の中心線13に対する空洞部9′の中心線14の偏心
量eを取付穴8′の中心線13に対して対称に変換すれ
ばよい。
以上のように、反力受の反力受胴の取付穴の中心線と反
力受爪の空洞部の中心線を、反力受爪と反対側に平行に
所定量eだけ偏心させた本考案のナツトランナの反力受
を、ナツトランナに取付けてボルト・ナツトの締め付け
を行なえば、その反力とナツトランナの下部ブラケット
の下端の取付部と反力受の反力受胴の取付穴の間の遊隙
によって、反力受の反力受胴が傾斜しても、回転するソ
ケットの外面と反力受胴の内面が干渉してかじりを生ず
ることはない。
力受爪の空洞部の中心線を、反力受爪と反対側に平行に
所定量eだけ偏心させた本考案のナツトランナの反力受
を、ナツトランナに取付けてボルト・ナツトの締め付け
を行なえば、その反力とナツトランナの下部ブラケット
の下端の取付部と反力受の反力受胴の取付穴の間の遊隙
によって、反力受の反力受胴が傾斜しても、回転するソ
ケットの外面と反力受胴の内面が干渉してかじりを生ず
ることはない。
従って、かじりによりナツトランナの原動機の負荷が急
激に増加して、締め付けるべきボルトの締付トルク又は
軸力が所定の締付トルク又は軸力に達しない内に、ナツ
トランナの原動機が停止して、締め付けたボルトの軸力
不足のため、ボルト・ナツトを締め直す必要もなくなる
ので、作業能率は著しく向上し、また原動機に電動機を
使用した場合も、かじりにより電動機に過負荷がかかり
、電動機を焼損する恐れもなくなる等の効果が大である
。
激に増加して、締め付けるべきボルトの締付トルク又は
軸力が所定の締付トルク又は軸力に達しない内に、ナツ
トランナの原動機が停止して、締め付けたボルトの軸力
不足のため、ボルト・ナツトを締め直す必要もなくなる
ので、作業能率は著しく向上し、また原動機に電動機を
使用した場合も、かじりにより電動機に過負荷がかかり
、電動機を焼損する恐れもなくなる等の効果が大である
。
第1図は従来の反力受をナツトランナに取付けた要部の
正面図、第2図は第1図のA矢視図、第3図は従来の反
力受がナツトランナとの取付部の遊隙により傾斜した状
態を示す正面図、第4図は本考案の一実施例の正面図で
ある。 7′・・・・・・反力受、8′・・・・・・取付穴、9
′・・・・・・空洞部、10′・・・・・・反力受胴、
11・・・・・・反力受爪。
正面図、第2図は第1図のA矢視図、第3図は従来の反
力受がナツトランナとの取付部の遊隙により傾斜した状
態を示す正面図、第4図は本考案の一実施例の正面図で
ある。 7′・・・・・・反力受、8′・・・・・・取付穴、9
′・・・・・・空洞部、10′・・・・・・反力受胴、
11・・・・・・反力受爪。
Claims (1)
- ナツトランナの下部ブラケットの下端に設けられた取付
部に嵌合する取付穴を上端部に有し、かつ前記取付穴と
通じ、ナツトランナの出力軸の下端に取り付けられた、
ボルト・ナツト締付用のソケットを覆うように設けられ
た空洞部とを有する反力受胴と、前記反力受胴の外周面
の下部に取り付けられた反力受爪とから成るナツトラン
ナの反力受において、前記取付穴の上下方向の中心線に
平行に前記空洞部の上下方向の中心線を、前記反力受爪
と反対側に所定量Cだけ偏心させたことを特徴とするナ
ツトランナの反力受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9525880U JPS6018296Y2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | ナツトランナの反力受 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9525880U JPS6018296Y2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | ナツトランナの反力受 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5718966U JPS5718966U (ja) | 1982-01-30 |
JPS6018296Y2 true JPS6018296Y2 (ja) | 1985-06-03 |
Family
ID=29457169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9525880U Expired JPS6018296Y2 (ja) | 1980-07-08 | 1980-07-08 | ナツトランナの反力受 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6018296Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6112645U (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-24 | 芝浦メカトロニクス株式会社 | ナツトランナの反力受装置 |
-
1980
- 1980-07-08 JP JP9525880U patent/JPS6018296Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5718966U (ja) | 1982-01-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4767230A (en) | Shaft coupling | |
JPS6018296Y2 (ja) | ナツトランナの反力受 | |
JPS6018295Y2 (ja) | ナツトランナの反力受 | |
CN2080895U (zh) | 双头螺栓专用套筒 | |
CN220956380U (zh) | 紧固垫片及螺栓紧固装配结构 | |
JPH0228292Y2 (ja) | ||
JPH0231526Y2 (ja) | ||
JPS61151870U (ja) | ||
JPS5845922Y2 (ja) | フオ−クリフトの駆動軸管取付け装置 | |
JPH049470Y2 (ja) | ||
JPH0347826Y2 (ja) | ||
JPH034807Y2 (ja) | ||
JP2560194Y2 (ja) | 被試験物駆動用継手 | |
JPH066170Y2 (ja) | オイルフイルタの取付装置 | |
JPH0210294Y2 (ja) | ||
JPS585417Y2 (ja) | フライホイ−ル磁石回転子 | |
JPS6424911U (ja) | ||
SU1695005A1 (ru) | Одноболтовое вильчатое соединение деталей | |
JPH0617876U (ja) | 軸付きソケット | |
JP3004678U (ja) | 締め付け工具 | |
JPS6217347Y2 (ja) | ||
JPS5934735Y2 (ja) | ボルトやナツトの構造 | |
JPS622925Y2 (ja) | ||
JPH0131425Y2 (ja) | ||
JPS6222075U (ja) |