JPH0617876U - 軸付きソケット - Google Patents
軸付きソケットInfo
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- JPH0617876U JPH0617876U JP5844792U JP5844792U JPH0617876U JP H0617876 U JPH0617876 U JP H0617876U JP 5844792 U JP5844792 U JP 5844792U JP 5844792 U JP5844792 U JP 5844792U JP H0617876 U JPH0617876 U JP H0617876U
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- Japan
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- shaft
- press
- shaft body
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 回転工具ソケットの軽量化を画る。
【構成】 電池ドライバーに着脱可能に取り付けられボ
ルト・ナットを締め付けるための軸付きソケットに於
て、ソケット本体３をアルミニウムにて形成し、その基
端中央に圧入され回転出力軸にクランプされるべき軸体
４は鋼で形成する。本体３の基端外周にキャップ５を装
着する。 【効果】 アルミニウム製のソケット本体３は軽量であ
り、ソケットを回転駆動する動力源となる電池の寿命を
延長できる。軸体４を鋼、該軸体よりも嵩高のソケット
本体３をアルミニウムにて形成することにより、ソケッ
ト本体３と軸体４の強度がバランスして、軸体４が早期
に破損することを防止でき、ソケットそのものの寿命を
延長できる。ソケット本体３の軸体圧入側は、軸体４の
圧入によって内部に引張り応力が掛かるが、キャップ５
によって外部より圧縮応力をかけて本体３の基端の内外
に作用する応力のバランスをとることで割れを防止でき
る。
ルト・ナットを締め付けるための軸付きソケットに於
て、ソケット本体３をアルミニウムにて形成し、その基
端中央に圧入され回転出力軸にクランプされるべき軸体
４は鋼で形成する。本体３の基端外周にキャップ５を装
着する。 【効果】 アルミニウム製のソケット本体３は軽量であ
り、ソケットを回転駆動する動力源となる電池の寿命を
延長できる。軸体４を鋼、該軸体よりも嵩高のソケット
本体３をアルミニウムにて形成することにより、ソケッ
ト本体３と軸体４の強度がバランスして、軸体４が早期
に破損することを防止でき、ソケットそのものの寿命を
延長できる。ソケット本体３の軸体圧入側は、軸体４の
圧入によって内部に引張り応力が掛かるが、キャップ５
によって外部より圧縮応力をかけて本体３の基端の内外
に作用する応力のバランスをとることで割れを防止でき
る。
Description
【０００１】
本考案は動力回転工具の出力軸に着脱可能に取り付けて、ボルト・ナットを締 め付けるために用いられる軸付き軽量ソケットに関するものである。
【０００２】
上記ソケットは、ボルト、ナット或はその他の多角形部材を嵌合するソケット 本体の基端に多角形軸体を一体に突設しており、該軸体を電動ドライバー、エア ードライバー等の動力回転工具の出力軸に着脱可能にクランプしてセットされる 。
【０００３】 しかし、従来のソケットはソケット本体と軸体とが鋼にて一体に形成されてい るために重量が嵩み、このためソケット回転始動時のエネルギーを多く必要とし て電池が早期に消耗し、電池の取替え或は充電の時期が早まる問題がある。 又、ソケット軸心に直交する面でのソケット本体と軸体の断面積は、ソケット 本体の方が軸体よりも遥かに大きく、従って、ソケットに作用する捩りモーメン トに対するソケット本体と軸体の耐久性に大きな差が生じ、軸体の寿命、従って ソケットの寿命が短くなる。 そこで出願人は、以前図４に示す軸付き軽量ソケットを提案した(実願平３− ５６４２４)。
【０００４】 上記軸付き軽量ソケットのソケット本体(３)は、全体がアルミニウム又はアル ミニウムを主成分とするアルミニウム合金にて形成され、該本体の先端に相手多 角形部材を嵌合する係合穴(31)を有している。 ソケット本体(３)の基端中央に圧入穴(33)を開設し、該穴に鋼製の多角形軸体 (４)を圧入している。
【０００５】 軸体(４)に比べて嵩高のソケット本体(３)をアルミニウム又はアルミニウム合 金にて形成したため、ソケット全体の重量が軽減され、電池式回転動力工具の場 合、電池の寿命を延長できる。又、軸体(４)よりも嵩高のソケット本体(３)を、 アルミニウム又はアルミニウム合金、即ち、軸体(４)を形成する鋼よりも強度の 低い材料で形成することにより、ソケット本体(３)と軸体(４)の強度のアンバラ ンスを是正し、従来の様に軸体(４)が早期に破損することを防止して、ソケット そのものの寿命を延長できる。
【０００６】 しかし、上記図４に示す軸付きソケットは、アルミニウム又はアルミニウム合 金製の機械的強度の低いソケット本体(３)に強度の高い鋼製軸体(４)を圧入する ため、圧入時に本体(３)に作用する引張り応力によって、本体に割れの生じる虞 れがあった。 本考案は、上記問題点を解決できる軸付きソケットを明らかにするものである 。
【０００７】
本考案の軸付きソケットは、先端に相手多角形部材を嵌合する係合穴(31)を開 設したソケット本体(３)は全体がアルミニウム又はアルミニウムを主成分とする アルミニウム合金にて形成され、該本体(３)の基端に突設され回転出力軸(11)に クランプされるべき多角形軸体(４)は鋼で形成され、該軸体(４)はソケット本体 (３)の圧入穴(33)に圧入され、本体(３)の基端外周にキャップ(５)が装着されて いる。
【０００８】
軸体(４)に比べて嵩高のソケット本体(３)をアルミニウム又はアルミニウム合 金にて形成したため、ソケット全体の重量が軽減され、電池式回転動力工具の場 合、電池の寿命を延長できる。
【０００９】 回転動力工具(１)の出力軸(11)にクランプされるソケットの軸体(４)は剛性の 高い鋼で形成されているため、使用時に軸体(４)に作用する捩りモーメントに対 する軸体自体の耐久性及び出力軸(11)に繰り返し脱着する際の摩擦に対する耐久 性に問題はない。
【００１０】 ソケット本体(３)の軸体圧入側は、軸体(４)の圧入によって内部に引張り応力 が掛かるが、キャップ(５)によって外部より圧縮応力を掛けて本体(３)の基端の 内外に作用する応力のバランスをとることで割れを防止できる。
【００１１】 又、ソケットは、口径の異なる複数種類を１セットとして専用ケースに納めて 保管及び持ち運ぶため、各ソケットの重量を軽減するとセット全体で相当の重量 減を画れ、持ち運び及び取り扱いが極めて容易になる。
【００１２】
ソケット本体(３)はアルミニウム又はアルミニウムに微量のＣu、Ｍg、Ｚn、 Ｔiを含むＡl−Ｚn−Ｍg系等のアルミニウム合金の鍛造、切削或はダイカスト成 形によって先端側から基端側に、三段階に順に縮径する筒体に形成されている。 ソケット本体(３)の大径先端面にボルト、ナット、その他の多角形部材が着脱 可能に嵌まる係合穴(31)及び該穴の底に該穴よりも小径の逃し穴(32)が開設され ている。
【００１３】 ソケット本体(３)の基端面の中央部に圧入穴(33)が開設され、該圧入穴(33)に 軸体(４)が圧入されると共に、ソケット本体(３)の基端に機械的強度の高い金属 で形成したキャップ(５)が装着される。
【００１４】 実施例の圧入穴(33)は図３に示す異形六角穴であって、６つの各頂部は丸みが あり、内壁面は中央部が穴の中心側に緩やか隆起した膨らみ部(30)を形成してい る。実施例では圧入穴(33)は前記逃し穴(32)に貫通しているが、必ずしも貫通さ せる必要はない。又、圧入穴(33)は上記異径六角穴に限定されることはなく、単 なる正多角形穴、小サイズのソケットでは丸穴でも可い。
【００１５】 軸体(４)は鋼にて六角柱に形成され、軸体(４)の二面幅Ｗ1は、前記圧入穴(33 )の二面幅Ｗ2よりも圧入代分だけ大きい。圧入穴(33)の対角長さＷ3は軸体(４) の対角長さＷ4よりも僅か大である。 軸体(４)の圧入側先端は、緩やかに縮径するテーパ部(41)を有している。
【００１６】 下記の表は、圧入代の例である(単位mm)。 軸体の二面幅 圧入穴の二面幅 ６.３５ ６.１０ ８.００ ７.６０ １０.００ ９.６０
【００１７】 キャップ(５)は、ソケット本体(３)の基端面に被さり中央に軸体(４)が貫通す る孔(51)を開設した円板(52)の外周に、ソケット本体(３)の基端外周に被さる筒 体(53)を突設して形成され、筒体(53)にソケット本体(３)の基端部が圧入される 。 ソケット本体(３)への軸体(４)の圧入による該本体の基端の膨らみを考慮して 筒体(52)の内径は決定され、実施例では、筒体(52)の内径はソケット本体(３)の 基端の外径より０〜0.07mm小さい。
【００１８】 然して、ソケット本体(３)に軸体(４)及びキャップ(５)を圧入するには、図２ の如く、予めキャップ(５)の孔(51)に軸体(４)を嵌めておき、これを治具(６)に セットしてソケット本体(３)の基端部を圧入する。軸体(４)は六角柱に形成され 圧入先端側に緩やかに縮径するテーパ部(41)を有しているため、圧入時に軸体( ４)の軸心とソケット本体(３)の軸心がずれることはない。
【００１９】 実施例の圧入穴(33)は異形六角穴であって、各頂部は丸みがあり、対角長さＷ 3は軸体(４)の対角長さＷ4よりも僅か大であるため、軸体(４)の角部が圧入穴(3 3)の角部に食込むことはなく、圧入穴(33)の対辺の膨らみ部(30)に軸体(４)の側 面が食込むだけであるから、圧入抵抗を軽減できる。
【００２０】 軸体(４)に比べて嵩高のソケット本体(３)をアルミニウム或はアルミニウム合 金にて形成したため、ソケット全体の重量が軽減され、電池式回転動力工具の場 合、電池の寿命を延長できる。
【００２１】 回転動力工具(１)の出力軸(11)にクランプされるソケットの軸体(４)は剛性の 高い鋼で形成され、この軸体(４)が補強用のキャップ(５)の施された本体基端に 圧入されているため、使用時に軸体(４)に作用する捩りモーメントに対する軸体 自体の耐久性及び出力軸(11)に繰り返し脱着する際の摩擦に対する耐久性に問題 はない。 ソケット本体(３)の軸体圧入側は、軸体(４)の圧入によって内部に引張り応力 が掛かるが、キャップ(５)によって外部より圧縮応力を掛けて本体(３)の基端の 内外に作用する応力のバランスをとることで割れを防止できる。
【００２２】 ソケット本体(３)の外径は軸体(４)よりも相当大きく、ソケット本体(３)の軸 心に直交する面内での断面積は軸体(４)のそれよりも大きいから、ソケット本体 を鋼よりも剛性の小さいアルミニウム又はアルミニウム合金にて形成することに より、ソケット本体(３)と軸体(４)の強度のアンバランスを是正し、従来の様に 軸体(４)が早期に破損することを防止して、ソケットそのものの寿命を延長でき る。
【００２３】 又、ソケットは、口径の異なる複数種類を１セットとして専用ケースに納めて 保管及び持ち運ぶため、各ソケットの重量を軽減するとセット全体で相当のの重 量減を画れ、持ち運び及び取り扱いが極めて容易になる。
【００２４】 本考案は上記実施例の構成に限定されることはなく、実用新案登録請求の範囲 に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】軸付きソケットの断面図である。
【図２】軸体の圧入手順を示す断面図である。
【図３】図２Ａ−Ａ線に沿う断面図である。
【図４】出願人が以前提案した軸付きソケットの断面図
である。
である。
(３) ソケット本体 (４) 軸体 (５) キャップ (31) 係合穴 (33) 圧入穴
Claims (1)
- 【請求項１】 動力回転工具(１)の出力軸(11)に着脱可
能に取り付けられる軸付きソケットに於て、先端に相手
多角形部材を嵌合する係合穴(31)を開設したソケット本
体(３)は全体がアルミニウム又はアルミニウムを主成分
とするアルミニウム合金にて形成され、該本体(３)の基
端に突設され回転出力軸(11)にクランプされるべき多角
形軸体(４)は鋼で形成され、該軸体(４)はソケット本体
(３)の圧入穴(33)に圧入されており、本体(３)の基端外
周にキャップ(５)が装着されている軸付きソケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5844792U JPH0617876U (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 軸付きソケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5844792U JPH0617876U (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 軸付きソケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0617876U true JPH0617876U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=13084668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5844792U Pending JPH0617876U (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 軸付きソケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0617876U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012143855A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-08-02 | Unehito Hayashi | 落下防止機能付きソケット |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4843995U (ja) * | 1971-09-27 | 1973-06-08 | ||
| JPS6327265B2 (ja) * | 1982-02-23 | 1988-06-02 | Mitsubishi Electric Corp | |
| JPS6347873B2 (ja) * | 1984-10-16 | 1988-09-26 | Tateyama Aluminum Kogyo Kk |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP5844792U patent/JPH0617876U/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4843995U (ja) * | 1971-09-27 | 1973-06-08 | ||
| JPS6327265B2 (ja) * | 1982-02-23 | 1988-06-02 | Mitsubishi Electric Corp | |
| JPS6347873B2 (ja) * | 1984-10-16 | 1988-09-26 | Tateyama Aluminum Kogyo Kk |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012143855A (ja) * | 2010-12-22 | 2012-08-02 | Unehito Hayashi | 落下防止機能付きソケット |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19971021 |