JPS60182384A - 真空ポンプ - Google Patents

真空ポンプ

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JPS60182384A
JPS60182384A JP59038956A JP3895684A JPS60182384A JP S60182384 A JPS60182384 A JP S60182384A JP 59038956 A JP59038956 A JP 59038956A JP 3895684 A JP3895684 A JP 3895684A JP S60182384 A JPS60182384 A JP S60182384A
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JP
Japan
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pump
chamber
pump chamber
volume
vane
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JP59038956A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Inui
勝彦 乾
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Shimadzu Corp
Shimazu Seisakusho KK
Original Assignee
Shimadzu Corp
Shimazu Seisakusho KK
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  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、1台で従来の2台分に相当する機能を発揮す
ることができる小杉で高性能の真空ポンプに関するもの
である。
(ロ)従来技術 真空ポンプの代表的なものとして、ベーン形とキュー形
のものがある。前者は、第1図(a)に示すように、シ
リンダh内で該シリンダ内周面に摺接する伸縮自在のベ
ーンiを放射状に突設した回転軸jを前記シリンダhと
偏心する軸心01まわりに回転駆動し、ベーンiによる
仕切部屋kが容積を増す側に介設された吸気ボー←S1
から吸気し、仕切部Jlkか容積を減じる側に開設され
た排気ポートPIから排気してポンプ機能を営むように
構成したものである。一方後者は、第1図(b)に示す
ように、シリンダl内にその内周面に内接する回動軸m
を配置し、これにシリ〉′夕l内に臨む吸気ポートS?
かう出没自在に導出されかつその一側に連通通気1」S
? ”を開設した仕切板nを密着追従させるとともに、
前記回動軸mにその軸心07か図示のような軌跡で回転
する偏心回動運動を与えて、容積を増す仕切部屋に1に
前記通気口S1 °から吸気し、反対の容積を減じる仕
切部71 k ?から排気ポート1に排気してポンプ機
能を営むように構成したものである。
しかしながら、これら従来の真空ポンプではり1ずれも
一長−・短がある。すなわち、ベーン形のものでは構造
上その回転軸を高速回転することができるから比較的小
形のものに設計することができる反面、6鱗が小さいこ
とを台めず、またベーンとシリンダとに高速摺動される
摩耗部分を有するからこの部分での損耗や摩擦熱による
トラブル発生の危険が犬さぐ、耐用性が(7い難点かあ
る。一方、キュー形のものは通常大形ポンプに適用され
、大容量を具備するとともにベーン形のような高速摺動
部をもたないからトラブル発生の少ない長寿命のものが
得られる反面、偏心回動軸とこれに従動するシリンダお
よび仕切板の回転中心にだ−1するアンバランスが大き
いという構造−1−の問題で、その回aJ軸の高速運転
には限界があり、このため排気能力を確保する一Lで大
形化を免れない欠点がある。
(ハ)目的 本発明は、このような事情に着目してなされたもので、
あたかも上記ベーン形とキュー形真空ポンプのもつ各々
の欠点を補い合い両者の利点のみを取り入れるようにし
た画期的構造を具備せしめて、1台で2段ポンプの機能
を果し、従来のものに比較すると高真空が達成でき、ま
た必要に応じては1台のポンプを別個の2台のポンプと
して使用することも可能な便利で利用価値の高い高性能
の真空ポンプを提供することを目的とする。
(ニ)構成 本発明は、かかる目的を達成するためになされたもので
あって、中心軸と、この中心軸にその内周面を外接させ
て配置され中心軸との間の空間に両者の接点で気密に仕
切られる第1ポンプ室を形成する内筒シリンダと、この
内筒シリンダにその内周面を外接させて前記中心軸と同
、Uに配置され内筒シリンダとの間の空間に両者の接点
で仕切られる第2ポンプ室を形成する外筒シリンダと、
前記中心軸の外周面と前記外筒シリンダの内周面との間
の半径方向に前記内筒シリンダを気密に貫通して配置さ
れその両側の前記第1ポンプ室と第2ポンプ室とをそれ
ぞれ気密に仕切るベーンとを具備し、前記ベーンまたは
前記内筒シリンダの軸心を前記中心軸の軸心まわりに回
動させて、前記ベーンの一側に位置する第1ポンプ室と
第2ポンプ室とにそれぞれ常に容積を減少してい〈減容
室を連続的につくり出す一方、その反対側に位置する第
1ポンプ室と第2ポンプ室とにそれぞれ常に容積を増加
してい〈増容室を連続的につくり出すように構成すると
ともに、前記第1ポンプ室の増容室と前記第2ポンプ室
の増容室にそれぞれ独irした吸気ポートを連通1−1
また前記第1ポンプ室の減容室と前記第2ポンプ室の減
容室にそれぞれ独立した損気ポートを?1!通したこと
を特徴としている。
(ホ)実施例 以下、本発明の実施例を図面を参明して説明する。
第2図と第3図は、一実施例の要部構成を図示している
。しかして この真空がンプは、中心軸lのまわりに内
筒シリンダ2および外筒シリンダ(ケージ〉′グ)3を
配置してつくられるT、市のポ〉・プ室を有するととも
に、中心軸lと外筒シリンダ3との間の平径方向に共通
の作v1部材として働イベーン4を具備する。前記中心
軸1は、この場合その一端側から回転動力が伝達されて
駆動軸とされ、両側の端板部材5a、5bにそれぞれ軸
受6.6を介して支承されているとともに、その内部に
は従動側から軸方向中途部まで穿設して中空部を形成し
、ここに後述する第1ポンプ室の排気ボートP■を内有
せしめている。前記内筒シリンダ2は、中心軸lにその
内周面を外接させて配置され、したがって中心軸lとの
間の空間に両者の接点C1(軸方向に延びる)で気密に
仕切られる第1ポンプ室■を形成している。なお、この
内筒シリンダ2は、前記端板部材5a、5bに対向して
設けた環状の軸受溝7a、7bにその両端部を嵌合させ
て、中心軸lの軸心0から一定の距離を有する偏心位置
O”を軸心として回転自在に支持されている。前記外筒
シリンダ(ケーシング)3は、前記内筒シリンダ2にそ
の内周面を外接させてかつ前記中心軸1の軸心0を共通
の軸心とする同心に配置されている。したがって、この
外筒シリンダ3は内筒シリンダ2との間の空間に両者の
接点Ct (軸方向に延びる)でやはり気密に仕切られ
る第2ポンプ室IIを形成している。かかる幾可学的関
係から前記接点c1.c、は、軸心Oに対し180度開
5た対向位置に保持されることになる。なお、外筒シリ
ンダ3は前記端板部材5a、5bに固着されているとと
もに、その底部で台座8に支持されている。前記へ−7
4は、その基端部4aを中心軸1に設けた切欠部1aに
V:看させ図示省略の固定具によって一体に固着されて
いるとともに、前記内筒シリンダ2の軸方向に設けた割
溝2aを気密に貫通して半径方向に突出状に配置され、
その先端が前記外筒シリンダ3の内周面に気密に摺接さ
れる。したがって、このベーン4は前記内筒シリンダ2
の内外に形成された第1ポンプ室Iと第2ポンプ室II
相ガ間の気密性を保持しつつ、その両側で各ポンプ電工
、IIをそれぞれ気密に什切り、これらのポンプ室を2
つの部屋に分別している(第2図の状態では前記接点C
7とベーン4の摺接位置とが一致し第2ポンプ室IIは
瞬間的に単一の部屋とされている)。このベーン4は、
前記中心軸1の回転と連動してその軸心0のまわりに回
動し、このときその両側で気密に当接している内筒シリ
ンダ2を押動して、これをその軸心O′のまわりに従動
回転させながら図示仮想線のように内筒シリンダ2の外
周面から相対的に出没されることになる。一方、このベ
ーン4が貫通される内筒シリンダ2の前記割溝2aには
、その対向する壁面に断面半円形の一対のベーン受板9
,9をその円弧面側を内筒シリンダ2の肉厚内に嵌入さ
せて揺動自在に配設しである。すなわち、このベーン受
板9.9は、その平滑面9a、9aで前記ベーン4の側
面を気密性を保持しつつ摺動自在に挟持しているととも
に、その円弧面9b、9bで前記内筒シリンダ2に対し
揺動自在であり、これによってベーン回動時にベーン4
と内筒シリンダ2の交差角が変動してもベーン4の運動
を妨げることなく気密性が完全に保持される機構を与え
ている。かくして、前記ベーン4を回動すると、この気
密性が保持されている第1ポンプ■と第2ポンプIIに
おいては、その回動方向に位置する側はそれぞれ常に容
積を減少してい〈減容室とされ、一方その反対側に位置
する第1ポンプ室■と第2ポンプ室IIはそれぞれ常に
容積を増加してい〈増容室とされ、しかもそれらが前記
接点C1またはC2を起点として連続的につくり出され
ることになる。
しかして、かかる要素を具備する真空ポンプにおいて、
まず第2ポンプTIには、前記接点C1のベーン回動方
向側の近傍とその反対側の近傍位置でそれぞれ前記外筒
シリンダ3の内周面に開口する吸気ポー) S IIと
排気ボートpHとが設けられている。この吸気ポートS
 TIは常時前記第2ポンプ室TIの増容室nbに連通
され、一方排気ボートP IIは常時前記第2ポンプ室
IIの減容室II aに連通されている。
次に、第1ポンプ室Iについては、その減容室Iaが前
述の中心軸lに内有せしめた排気ボートPIと以下のよ
うにして連通ごれている。すなわち 中心軸lの肉厚内
に前記排気ボートPIと連通しかつ前記切欠部1aに開
口する装填孔11を設け、この孔11に前記ベーン基端
部4aの背面を係止面としてチェック弁10を介装させ
るとともに、前記ベーン基端部4aの肉厚内に該係止部
とその回動側の側面とを結ぶようにした傾斜連通孔12
を穿設し、前記第1ポンプ室Iaの減容室Iaがこの連
通孔12からチェック弁1.0の圧動を介して中心軸l
の排気ボートPIに連通されるようにしている。一方、
第1ポンプエの増容室■bは、第2図に示すように(第
3図では図示省略している)、前記接点C1のベーン回
動側における近傍位置で軸方向の両側を封閉している前
記端板部材5aまたは5bから開口せしめた吸気ボート
SIと連通している。この位置に設けられた吸気ボート
S■は、ベーン4が…1記接点C,との間に位置すると
きを除いては、その増容室Ibのみに連通されている。
このようにして、その分離された第1ポンプ室Iと第2
ポンプ室IIとにそれぞれ独ひした吸気ボートS1.S
IIと排気ボートPI、PTIを所要の状態で連通せし
めたものにおいて、第2図に示すように、前記第2ポン
プ室IIの排気ポー) P IIと前記第1ポンプ室■
の吸気ボー)SIとは、必要なチェック弁13.14と
ともに蓄圧器(アキュムレータ)15を介して連通され
ている。
なお、その他第3図において、16a、16bは中心軸
Iの駆動側と従動側とにそれぞれ設けたンール部材とそ
の支持部材とを示し、17は従動側に設けたオイル貯留
部を示している。また18は前記従動側(排気側)に付
設した排気中からのオイル除去回収機構を、19は外部
への排気系路を示している。
次に、この真空ポンプの作動について説明する。このポ
ンプではその中心軸1を駆動軸として回転駆動し運転さ
れる。そこで、第4図に示すように、中心軸1と一体に
右回りに回動Sれるベーン4の動きを追って、このポン
プの1サイクルの回動を説明する。いま(tlL)のよ
うに、前記接点C2にベーン4が位置する状態を便宜的
に起点と想定すると、この状態では、ベーン4の回動側
の第1ポンプ室■に減容室Iaが、一方反対側の第1ポ
ンプ室Iと第2ポンプ室IIにそれぞれ増容室Ibと増
容室II bとがつくり出されている(この場合第2ポ
ンプ室TIの減容室が消滅して新たにつくり出される直
前にある)。しかして、このとき外側に位置し吸気ポー
トS IIと連通している増容室II bは略吸入完了
の状態にある。一方、内側に位置し吸気ポー)SIに連
通している増容室Ibは前記蓄圧器15と連通して吸入
工程中にあり、才た内側の減容室Iaは圧縮工程中ある
。次に、(b)のようにベーン4が吸気ポー) S I
Iを通過した第1象現(図中、中心軸の軸心を原点とし
て考える。以下同じ)の位置にくると、第2ポンプ室■
Iには新たにベーン4の回動側に減容室IT aが、反
対側に増容室IT bがつくり出される。このさい、外
側の吸気ボー) S IIと連通している増容室II 
bは吸入工程に入り、また減容室11aは圧縮工程を開
始する。一方、内側の吸気ボートSIと連通している増
容室Ibは吸入を、減容室Iaは圧縮をそれぞれ持続す
るiそして、(C)のようにベー74が第4象現のある
位置まで回動してくると、第2ポンプ室IIの各室は(
b)と同様の工程を持続している一方、第1ポンプ室工
の減容室Iaは十分小さくなって前記チェック弁10を
圧動し、前記排気ボー)PIに排気を開始する。
ベー74が(d)に示す前記接点CI%の位置に到2 ると、今までへ一ン回動側に存在した内側の減容室I’
 aが消滅して第1ポンプ室Iの排気を完了するととも
に、内側の増容室Ibは略吸入完了の状態に達する。次
に、(e)のようにベーン4が第3象現に入ると、外側
の減容室II aは圧縮、増容室II bは吸入の各工
程を持続している一方、内側の第1ポンプ■には新たに
ベーン回動側に減容室Iaが、その反対側に増容室Ib
がつくり出される。そして、その減容室Iaは圧縮工程
を開始するする一方、増容室Ibはベーン4か吸気ポー
トSIを通過すると同時にこれと連通して前記蓄圧器1
5からの吸入工程を開始する。ベーン4がさらに回動し
て、第2象現のある位置まで到ると、今度は外側の第2
ポンプIIの減容室Haが十分小さぐなって前記チェッ
ク弁13を圧動し、前記蓄圧器15に排気を開始する。
そして、ベーン4が元の01の位置まで帰ると同時に、
今までベーン回動側に存在した外側の減容室Iaか消滅
して第2ポンプ室IIの排気を完了する。
このような作動を有する真空ポンプでは、単一の回動ベ
ー74の1サイクルの連動で内筒シリンダ2の内外に分
離して形成された第1ポンプ室工と第2ポンプ室TIが
半周期その位相をずらしてそれぞれ別個に吸排動作を果
し、しかも蓄圧器15を介してそれらの能力が安定的に
加算されるように構成しであるから、これ1台で従来2
台のポンプを連結して構成していた2段のポンプの働き
をさせることができる。具体的には、1台で1O−4T
orr程度の高真空を達成することもできる。
また、この真空ポンプでは、前記ベーン形やキュー形ポ
ンプのもつ欠点を有効に除去したものである。すなわち
、その回動ベーンは通常一枚でも十分であり、しかもベ
ーン形のもののようにそれがシリンダ内周面に圧接状に
密着される構造のものではないから(気密性が確保され
る程度に摺接するようにすればよい)、その摺動部分で
の摩耗や発熱の心配がなく、この点耐用寿命が十分確保
できることになる。また、キュー形のものにおける回動
軸とこれに密着追従する仕切板のように高*運転に不都
合な接触部分をもたないから高速器5 転も支障なく行なえ、これによって小形のもので一層の
容量増大を図ることができる。
なお、前記実施例において、所要の気密機構の構成や各
ポンプ室の部屋とそれに対応する吸排ボートとの連通手
段等は、勿論図示例のものに限られず、所期の機能、作
用を営むものであれば、その他種々の構成が採用可能で
ある。例えば、排気ボー)PIは中・b軸lではなく、
前記接点C5近傍(ベーン回動側と反対側)に位置して
前記端板5aまたは5bに開設するようにしてもよい。
また、ベーン4に必要な運動を4える駆動手段は、中心
軸lを回転駆動する変りに、内筒シリンダ2をその偏心
軸心O°のまわりに駆動回転し、これに引動されるベー
ン4を介して中・し!lll1を従動回転させるように
しても同様の結果が得られることになる。あるいは、ベ
ーン4を外筒シリンダ3の方に固定して該外筒シリンダ
3を回転駆動するようにしても原理的には同様である。
もっとも、その場合には第1ポンプ室■に対する必要な
吸排ボートの連通機構等を実施例のものと別のも6 のに改変1失する必要があるかもしれない。
ところで、前記実施例の場合では、第2ポンプ室Hの排
気ポートP IIと第1ポンプ■の吸気ボートS工とを
蓄圧器15を介して連通し、2段ポンプとして機能させ
るように構成しているが、この真空ポンプでは内外のポ
ンプ室■、IIは木質的にそれぞれ単独で吸排機部を有
しており、しかも各ポンプ■、IIにはその減容室Ia
、II aと増容室Ib、Ilbとに連通それぞれ独立
した吸気ボートSI、S IIと排気ポートPI、PH
を設けて構成しであるから各ポンプエ、TIの吸排ボー
トに別個の排気系路を接続するようにすれば、これを同
時に作動する2台のポンプに分離して使用することも勿
論可能である。そして、このようにすれば、2つの独立
した真空室をつくるために使用するポンプを1台でまか
なうことができる。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
前記実施例の場合では、いずれにしても一定の位置関係
にある中心軸l、内筒シリンダ2および外筒シリンダ3
に対しく中心軸lと外筒シリンダ3の軸心0と内筒シリ
ンダ2の軸心0°は不動である)、ベーン4を回動させ
て、その第1ポンプ室■と第2ポンプ室IIとにそれぞ
れ所要の減容室■a、II aと増容室Ib、Ilbと
を連続的につくり出すように構成したものである。しか
し、かかる内外ポンプ室■、II内における連続的な容
積の変更は、固定されたベーンに対し、内筒シリンダ2
の方を相対的に回動させても実現される。すなわち、第
5図に示すように固定された中心軸l、ベーン4および
外筒シリンダ3に対し、内筒シリンダの軸心0°を偏心
する中心軸lの軸心0まゎりに図示矢印の如く回動させ
、これに図の2−1から2−6に向けて順次移行する偏
心回動運動を4えてやれば、固定ベーン4と相対運動す
る内筒シリンダ2とで片側に減容室Ia、IIaを、反
対側に増容室rb、II bを連続的につくり出すサイ
クル運動を営ませることができる。しかし、この場合で
は第1ポンプ室Iの増容室Ibに連通される吸気ボート
sIは1図示のように、前記接点cjに近接する側の位
置に設置する。また、内筒シリンダ2の軸心0°□の位
置に対し、第2ポンプ室IIの吸気ポー) S Hと排
気ポートP TIは対応するS Il、、とP Hの位
置に移動しなければ所定の吸排機能を発揮できなどなる
から、簡単には軸心0°の回動連動に同期して外筒シリ
ンダ3をその軸心Oのまわりに回転する必要がある。も
つとも、第2ポンプ室TIのそれぞれの部屋に常に連通
されることが必要なこれらのポートを、回転位相に連動
して弁開成位置を変えるように構成した適宜の弁機構を
介して外筒シリンダ3内の前記端板5a、5b側に配設
するなどすれば、この場合でも外筒シリンダ3を回転す
ることは必須条件ではない。そして、このように内筒シ
リンダ2の軸心O゛に中心軸lの軸心Oまわりの回動運
動を与える場合でも 前記実施例のものと同様の作用、
効果が得られることになる。
したがって、本発明では中心軸l、内筒シリンダ2、外
筒シリンダ3およびベーン4を所定の配置状態におけば
、実施上ベーン4を回動させても内筒シリンダ2の軸心
0′を回動させても同等で9 あり、いずれの方式によるかは自由に選択できることに
なる。
(へ)効果 本発明は、以上のような構成を具備するものであるから
、コンパクトな1台のポンプで高真空の得られる2段ポ
ンプとして機能させることもできるし、また2つの排気
系路に接続可能な独立した2台のポンプとして使用する
こともできる有用かつ便利な使用特性を備え、しかも従
来のベーン形とキュー形ポンプのもつそれぞれの欠点を
的確に解消して、高速運転可能でかつ耐用性にも優れる
高性能の真空ポンプを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)、従来の各種真空ポンプの概略構
成を対比して示す各要部横断面図である。第2図は本発
明の実施例を示すポンプの横断面図であり、第3図は第
2図の縦断面図である。 第4図(a)、(b)、(c)、(d)、(e)、(f
)は実施例ポンプのベーン動作を追って示す作動説明図
である。第5図は本発明の0 他の実施例を示す模式的横断面図である。 l・・・中心軸 2・φ・内筒シリンダ 2a・・・割溝 3・・・外筒シリンダ(ケーシング) 411・・ベーン エ・・II第1ポンプ室 IT・舎・第2ポンプ室 Ia、Ila・舎・減容室 Ib、IIb・・・増容室 SI、S II・・・吸気ボート PI、 PII・φ・排気ポート 代理人 弁理士 赤澤−博

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中心軸と、この中心軸にその内周面を外接させて配置さ
    れ中心軸との間の空間に両者の接点で夙密に仕切られる
    第1ポンプ室を形成する内筒シリンダと、この内筒シリ
    ンダにその内周面を外接させて前記中心軸と同心に配置
    され内筒シリンダとの間の空間に両者の接点で仕切られ
    る第2ポンプ室を形成する外筒シリンダと、前記中心軸
    の外周面と前記外筒シリンダの内周面との間の半径方向
    に前記内筒シリンダを気密に貫通して配置されその両側
    の前記第1ポンプ室と第2ポンプ室とをそれぞれ気密に
    仕切るベーンとを具備し、前記ベーンまたは前記内筒シ
    リンダの軸心を前記中心軸の軸心まわりに回動させて、
    前記ベーンの一側に位置する第1ポンプ室と第2ポンプ
    室とにそれぞれ常に容積を減少してい〈減容室を連続的
    につくり出す一方、その反対側に位置する第1ポンプ室
    と第2ポンプ室とにそれぞれ常に容積を増加してい〈増
    容室を連続的につくり出すように構成するとともに、前
    記第1ポンプ室の増容室と前記第2ポンプ室の増容室に
    それぞれ独立した吸気ボーI・を連通し、また前記第1
    ポンプ室の減容室と前記第2ポンプ室の減容室にそれぞ
    れ独マfした排気ボートを連通したことを特徴とする真
    空ポンプ。
JP59038956A 1984-02-29 1984-02-29 真空ポンプ Pending JPS60182384A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50110106A (ja) * 1974-02-09 1975-08-29

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS50110106A (ja) * 1974-02-09 1975-08-29

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