JPS60181146A - ポリオレフイン樹脂組成物 - Google Patents
ポリオレフイン樹脂組成物Info
- Publication number
- JPS60181146A JPS60181146A JP3694484A JP3694484A JPS60181146A JP S60181146 A JPS60181146 A JP S60181146A JP 3694484 A JP3694484 A JP 3694484A JP 3694484 A JP3694484 A JP 3694484A JP S60181146 A JPS60181146 A JP S60181146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impact strength
- resin
- polyolefin resin
- rigidity
- phosphorus compound
- Prior art date
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- Granted
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はポリオレフィン樹脂組成物に関する。
更に詳しくはポリオレフィン樹脂に下記一般式(1)で
示される特定の環状リン化合物を配合してなる着色防止
性、剛性ならびに低温における衝撃強度の優れた該組成
物に関する。
示される特定の環状リン化合物を配合してなる着色防止
性、剛性ならびに低温における衝撃強度の優れた該組成
物に関する。
H
(ただしR□、R2,R8は炭素数1〜6の異種もしく
け同種のアルキル基または水素原子を示す。)従来より
ポリオレフィン樹脂の剛性を改良する方法としてポリオ
レフィン樹脂に芳香族カルボン酸およびその金属塩の龜
加、芳香族リン酸およびその金属塩の添加、ジベンジリ
デンソルビトールからなる造核剤の添〃1.]またはタ
ルク等。
け同種のアルキル基または水素原子を示す。)従来より
ポリオレフィン樹脂の剛性を改良する方法としてポリオ
レフィン樹脂に芳香族カルボン酸およびその金属塩の龜
加、芳香族リン酸およびその金属塩の添加、ジベンジリ
デンソルビトールからなる造核剤の添〃1.]またはタ
ルク等。
の無機充填剤の冷加などの方法が良く知られている。し
かしポリオレフィン樹脂にこれらの造核剤または無機充
填剤を添加すると衝撃強度、なかでも低温におりる衝撃
強度が著るしく低下する。
かしポリオレフィン樹脂にこれらの造核剤または無機充
填剤を添加すると衝撃強度、なかでも低温におりる衝撃
強度が著るしく低下する。
比較的衝撃強度の優れたエチレンプロピレンブロック共
重合体の場合についても衝撃強度の低下が著るしいとい
った欠点がある。そこで該衝撃強度を改良する方法とし
てポリオレフィン樹脂にゴム状物質を添加する方法が一
般に知られている。
重合体の場合についても衝撃強度の低下が著るしいとい
った欠点がある。そこで該衝撃強度を改良する方法とし
てポリオレフィン樹脂にゴム状物質を添加する方法が一
般に知られている。
しかしながら、ゴム状物質を添加すると衝撃強度は著る
しく改良されるものの剛性や耐熱性が低下するといった
欠点がある。
しく改良されるものの剛性や耐熱性が低下するといった
欠点がある。
本発明者らはポリオレフィン樹脂に係る上述の問題点を
解決するために、ポリオレフィン樹脂の着色防止組成物
として特開昭49−17443に開示した下記一般式(
II)で示される環状リン化合物に着目して、(It)
より優れた着色防止性を有する化合物の研究を行なった
。その結果、[11)の製造過程で数チ副生される前記
(IIで示される環状リン化合物が、ポリオレフィン樹
脂に対し[11)で示される化合物より優れた着色防止
効果を奏することならびに上述のポリオレフィン樹脂の
欠点の1つであった造核剤を使用して剛性を向上させよ
うとした際の衝撃強度の低下の防止に対して著るしい効
果かめることを見い出し、“着色防止性、剛性ならびに
低温における衝撃強度および樹脂への分散性に優れたポ
リオレフィン樹脂組成物を得ることに成功し、本発明を
完成した。
解決するために、ポリオレフィン樹脂の着色防止組成物
として特開昭49−17443に開示した下記一般式(
II)で示される環状リン化合物に着目して、(It)
より優れた着色防止性を有する化合物の研究を行なった
。その結果、[11)の製造過程で数チ副生される前記
(IIで示される環状リン化合物が、ポリオレフィン樹
脂に対し[11)で示される化合物より優れた着色防止
効果を奏することならびに上述のポリオレフィン樹脂の
欠点の1つであった造核剤を使用して剛性を向上させよ
うとした際の衝撃強度の低下の防止に対して著るしい効
果かめることを見い出し、“着色防止性、剛性ならびに
低温における衝撃強度および樹脂への分散性に優れたポ
リオレフィン樹脂組成物を得ることに成功し、本発明を
完成した。
(ただしR□、 R2,R3はそれぞれ炭素数1〜6の
異積もしくけ同種のアルキル基または水素原子を示す。
異積もしくけ同種のアルキル基または水素原子を示す。
)
以上の記述から明らかなように本発明は、成形品とした
際に該成形品の着色性および剛性が改善されならびに低
温における衝撃強度および樹脂への一分散性に優れたポ
リオレフィン樹脂組成物を提供することを目的とする。
際に該成形品の着色性および剛性が改善されならびに低
温における衝撃強度および樹脂への一分散性に優れたポ
リオレフィン樹脂組成物を提供することを目的とする。
本発明は下記の構成を有する。
ポリオレフィン樹脂100重置部に前記(1)で示され
る環状リン化合物0.01〜1重量部を配合してなるポ
リオレフィン樹脂組成物。
る環状リン化合物0.01〜1重量部を配合してなるポ
リオレフィン樹脂組成物。
(JM
(ただしR1,R2,、R3はそれぞれ炭素数1〜6の
異捕もしくは同種のアルキル基または水素原子を示す。
異捕もしくは同種のアルキル基または水素原子を示す。
)
本発明に用いられるポリオレフィン樹脂としてはエチレ
ン、プロピレン、ブテン等のα−オレフィンの単独重合
体、該α−オレフィンと他のα−オレフィンとのランダ
ム共重合体、ブロック共重合体およびこれらの二以上の
混合物があげられる。特にプロピレン単独重合体、エチ
レンプロピレンランダム共重合体、エチレンブロビレン
ブロノク共M合体、エチレンプロピレンブテン共1合体
、プロピレンヘキセンブテン共重合体などのポリプロピ
レン樹脂が好ましい。
ン、プロピレン、ブテン等のα−オレフィンの単独重合
体、該α−オレフィンと他のα−オレフィンとのランダ
ム共重合体、ブロック共重合体およびこれらの二以上の
混合物があげられる。特にプロピレン単独重合体、エチ
レンプロピレンランダム共重合体、エチレンブロビレン
ブロノク共M合体、エチレンプロピレンブテン共1合体
、プロピレンヘキセンブテン共重合体などのポリプロピ
レン樹脂が好ましい。
また本発明で用いられる前記’CI)で示される環状リ
ン化合物の添加割合はポリオレフィン樹脂100重敗部
に対して0.01−1重量部好ましくは0.05〜0.
5重量部である。0.01重量部未満では効果が充分発
揮されず、他方1重量部を超えてもかまわないが、それ
以上の向上が期待出来ず実際的でないばかりでなく不経
済である。
ン化合物の添加割合はポリオレフィン樹脂100重敗部
に対して0.01−1重量部好ましくは0.05〜0.
5重量部である。0.01重量部未満では効果が充分発
揮されず、他方1重量部を超えてもかまわないが、それ
以上の向上が期待出来ず実際的でないばかりでなく不経
済である。
さらに本発明にあっては通當ポリオレフィン樹脂に添加
される添加剤例えばフェノール系、チオエーテル系およ
び亜リン酸エステル系などの酸化防止剤、透明化剤、光
安定剤、滑剤、帯金属石鹸類などの分散剤、中和剤およ
び無機充填剤(例えば炭酸カルシウム、タルク、マイカ
−、クレー、水酸化マグネシウム、ガラス繊維等)を併
用することが出来る。
される添加剤例えばフェノール系、チオエーテル系およ
び亜リン酸エステル系などの酸化防止剤、透明化剤、光
安定剤、滑剤、帯金属石鹸類などの分散剤、中和剤およ
び無機充填剤(例えば炭酸カルシウム、タルク、マイカ
−、クレー、水酸化マグネシウム、ガラス繊維等)を併
用することが出来る。
本組成物の製造はポリオレフィン樹脂に通常用いられる
添加剤および前記(1)で示される環状リン化合物の所
定線を添加しミキサー等の適当な混合装置にて混合後、
押出惧にて溶融混練しペレット化することにより行うこ
とが出来る。
添加剤および前記(1)で示される環状リン化合物の所
定線を添加しミキサー等の適当な混合装置にて混合後、
押出惧にて溶融混練しペレット化することにより行うこ
とが出来る。
混合装置はヘンセルミキサー(部品名)、スーパーミキ
サーなどの高速撹拌機付混合機、リボンプレンダー、タ
ンブラ−、パンパリミキサーなどの通常の混合装置を使
用すれば良く、溶融混線は通常の単軸押出機または2軸
押用機などが使われる。
サーなどの高速撹拌機付混合機、リボンプレンダー、タ
ンブラ−、パンパリミキサーなどの通常の混合装置を使
用すれば良く、溶融混線は通常の単軸押出機または2軸
押用機などが使われる。
溶融混練温度は150℃〜300℃好ましくは180℃
〜250℃である。
〜250℃である。
かくしてイセられたポリオレフィン組成物のベレットの
Y 1. (Yellowness Index )の
測定(J l5K7103に準拠)を、剛性は曲げ弾性
率の測定(J I S K7203に準拠)を、衝撃強
度はアイゾツト衝撃強度の測定(Jxs x+110
)を行なった。
Y 1. (Yellowness Index )の
測定(J l5K7103に準拠)を、剛性は曲げ弾性
率の測定(J I S K7203に準拠)を、衝撃強
度はアイゾツト衝撃強度の測定(Jxs x+110
)を行なった。
また造核剤の分散性は一20℃におけるデュポン衝撃強
度の測定(チッソ法)ならびにフイツ/ユアイの測定(
チッソ法)を行なった。
度の測定(チッソ法)ならびにフイツ/ユアイの測定(
チッソ法)を行なった。
その結果、次の効果が確認された。
いずれも公知の造核剤を使用した場合に比較して
(1)ベレットYIO値が極めて小さく、高温における
加工時、すなわち酸素の存在下高い温度での樹脂の着色
防止に極めて優れていること。
加工時、すなわち酸素の存在下高い温度での樹脂の着色
防止に極めて優れていること。
(2)衝撃強度なかでも低温における衝撃強度が著るし
く優れていること。
く優れていること。
+3) CI 〕で示される環状化合物の融点が120
℃前後と低いため溶融混線温度で溶解するのでポリオレ
フィン樹脂への分散性が極めて優れていること。つまり
造核剤としてよく使われているp−1−ブチル安息香酸
のアルミニウム塩を用いた場合の樹脂への分散不良の問
題が起こらないこと。
℃前後と低いため溶融混線温度で溶解するのでポリオレ
フィン樹脂への分散性が極めて優れていること。つまり
造核剤としてよく使われているp−1−ブチル安息香酸
のアルミニウム塩を用いた場合の樹脂への分散不良の問
題が起こらないこと。
(4)剛性の向上効果も優れていること。
以上記述した如く本組成物は加工時の着色防止、剛性の
向上ならびに低温における衝撃強度の低下防止に優れた
効果を架することが確認された。また該造核剤のポリオ
レフィン樹脂への分散性も良好であることが確認された
。
向上ならびに低温における衝撃強度の低下防止に優れた
効果を架することが確認された。また該造核剤のポリオ
レフィン樹脂への分散性も良好であることが確認された
。
以下実施例および比較例によって本発明を具体的に説明
するが本発明はそれによって範囲を限定されるものでは
ない。なお実施例および比較例で実施した一20℃のデ
ュポン衝撃強度およびフィッシュアイの測定は次の方法
によった。
するが本発明はそれによって範囲を限定されるものでは
ない。なお実施例および比較例で実施した一20℃のデ
ュポン衝撃強度およびフィッシュアイの測定は次の方法
によった。
−20℃のデュポン衝撃強度の測定(チッソ法)長さ5
01+Il、rl]50龍、厚さ2呼の試験片を一20
℃になるように蘭整したドライアイス−エタノール浴槽
に10分間浸漬し、この試験片を撃芯台(内径百インチ
)の上に置き、撃芯(先端R罎インチ)をあてて高さ1
mから1縁の荷重を落下させる。試験片が破壊したら次
に軽い荷重を用いる。試験片が破壊しなかったら重い荷
重を用いて次々に試験を行ない、およそ50%が破壊す
ると思われる荷重(W〜)をみつける。これを中心荷重
として荷重きざみ中を0.2匂として、(w−o、4)
Kg、(W−0,2)Kg、’WKf、(W+0.2
) Kr、(w+ o、4 ) Kgの荷重を準備する
。
01+Il、rl]50龍、厚さ2呼の試験片を一20
℃になるように蘭整したドライアイス−エタノール浴槽
に10分間浸漬し、この試験片を撃芯台(内径百インチ
)の上に置き、撃芯(先端R罎インチ)をあてて高さ1
mから1縁の荷重を落下させる。試験片が破壊したら次
に軽い荷重を用いる。試験片が破壊しなかったら重い荷
重を用いて次々に試験を行ない、およそ50%が破壊す
ると思われる荷重(W〜)をみつける。これを中心荷重
として荷重きざみ中を0.2匂として、(w−o、4)
Kg、(W−0,2)Kg、’WKf、(W+0.2
) Kr、(w+ o、4 ) Kgの荷重を準備する
。
最初に中心荷重を用いて試験し、破壊した場合は荷重を
一段階下げて試験し、破壊しなかった場合は荷重を一段
階上げて、次々に20枚の試験を行なう。
一段階下げて試験し、破壊しなかった場合は荷重を一段
階上げて、次々に20枚の試験を行なう。
この試験データから下記計算式により50チ破壊強度(
M)を計算しこれをデュポン衝撃強度とする。
M)を計算しこれをデュポン衝撃強度とする。
M’= (mo + d (N−’月X 10Q鋼2
mo:推定した中心荷重 (Ky )
d :荷重のきざみ巾 (匂)
T:割れた試験片の合計数
N: 中心荷重を0とし、これより重い荷重のランク毎
に1.2を軽い荷重ランク毎に−1,−2としたとき、
各荷重ランク毎に割れた試験片の数に上記の数字を かけ合せた数の用いた全荷重にわたる 合計数。
に1.2を軽い荷重ランク毎に−1,−2としたとき、
各荷重ランク毎に割れた試験片の数に上記の数字を かけ合せた数の用いた全荷重にわたる 合計数。
M: デュポン衝撃強度(K9f−cIR)フィッシュ
アイの試験 Tダイの押田機を用い、シリンダ一温度190〜250
℃、ダイ温度250℃、樹脂圧力25ON9/♂Gで0
.4龍のシートを作成し、このシート1000α1中の
直@l! 0.311+1以上のフィッシュアイを検出
し計数する。
アイの試験 Tダイの押田機を用い、シリンダ一温度190〜250
℃、ダイ温度250℃、樹脂圧力25ON9/♂Gで0
.4龍のシートを作成し、このシート1000α1中の
直@l! 0.311+1以上のフィッシュアイを検出
し計数する。
実施例1.比較例1〜6
ポリオレフィン樹脂としてメルトフローレートが2.6
f/10分(230℃における荷重2.16Kgを加え
た場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)でエチレン含量
8.5重量−のエチレンプロピレン共重合体100”l
j:11部に第1表記載の環状リン化合物0.3重量部
またその他の添加剤として2.6−ジーt−ブチル−p
−クレゾール0.1重111 ?■、テトラキスしメチ
レン−3−(3,5−ノーt−ブチルヒドロキシフェニ
ル)プロピオネートコメタン0.05 ML 4部、ジ
ミリスチルチオグロビオネートO,1重置部およびステ
アリン酸カルシウム0.051fi&c部を添加してヘ
ンセルミキサーで混合後、口径4Qmmの単軸押出機で
200℃にて溶融混練しペレタイズした。また比較例1
〜6として第1表記載の造核剤ならびにその他の添加剤
を実施例1と同鈑添加し、(ただし比較例6は造核剤を
使用せずその他の添加剤のみを添加)、実施例1と同様
の方法で混合、溶融混練しペレタイズした。これらのペ
レットを射出成形機にかけ、250℃の樹脂温で所定の
試験片を成形し測定に供した。
f/10分(230℃における荷重2.16Kgを加え
た場合の10分間の溶融樹脂の吐出量)でエチレン含量
8.5重量−のエチレンプロピレン共重合体100”l
j:11部に第1表記載の環状リン化合物0.3重量部
またその他の添加剤として2.6−ジーt−ブチル−p
−クレゾール0.1重111 ?■、テトラキスしメチ
レン−3−(3,5−ノーt−ブチルヒドロキシフェニ
ル)プロピオネートコメタン0.05 ML 4部、ジ
ミリスチルチオグロビオネートO,1重置部およびステ
アリン酸カルシウム0.051fi&c部を添加してヘ
ンセルミキサーで混合後、口径4Qmmの単軸押出機で
200℃にて溶融混練しペレタイズした。また比較例1
〜6として第1表記載の造核剤ならびにその他の添加剤
を実施例1と同鈑添加し、(ただし比較例6は造核剤を
使用せずその他の添加剤のみを添加)、実施例1と同様
の方法で混合、溶融混練しペレタイズした。これらのペ
レットを射出成形機にかけ、250℃の樹脂温で所定の
試験片を成形し測定に供した。
またフィッシュアイの測定は前記の条件で厚み0.41
11のTダイシートを作成し測定に供した。
11のTダイシートを作成し測定に供した。
その結果を第1表に示す。
第1表から判るように、比較例6は造核剤を使用しない
場合であるが、実施例1と比較してみると実施例1はペ
レツ)YIO値が大巾に小さくなっており、かつ曲げ弾
性率で示した剛性も3割強向上し、剛性向上の効果が確
認された。
場合であるが、実施例1と比較してみると実施例1はペ
レツ)YIO値が大巾に小さくなっており、かつ曲げ弾
性率で示した剛性も3割強向上し、剛性向上の効果が確
認された。
しかも剛性向上に伴なう衝撃強度の低下もほとんどなく
一30℃におけるアイゾツトa撃強度も比較例6と比べ
てほとんど低下していないことが確認された。比較例1
〜5をみると造核剤を用いることにより剛性の向上はみ
られるものの着色性の改善圧はほとんど効果がなくかつ
アイゾツト衝撃強度をみるといずれもその低下がみられ
特に−30℃のアイゾツト衝撃強度の低下は比較例6よ
り2〜3割程度と大きく剛性の向上に伴ない衝撃強度の
低下が著るしい。これに反し実施例1では上述の如く剛
性の向上に伴なう衝撃強度の低下がほとんどなく優れた
着色防止性、剛性および低温における衝撃強度を保持1
していることが判明した。
一30℃におけるアイゾツトa撃強度も比較例6と比べ
てほとんど低下していないことが確認された。比較例1
〜5をみると造核剤を用いることにより剛性の向上はみ
られるものの着色性の改善圧はほとんど効果がなくかつ
アイゾツト衝撃強度をみるといずれもその低下がみられ
特に−30℃のアイゾツト衝撃強度の低下は比較例6よ
り2〜3割程度と大きく剛性の向上に伴ない衝撃強度の
低下が著るしい。これに反し実施例1では上述の如く剛
性の向上に伴なう衝撃強度の低下がほとんどなく優れた
着色防止性、剛性および低温における衝撃強度を保持1
していることが判明した。
また造核剤のポリオレフィン樹脂への分散性をみてみる
と実施例1に比較して比較例1〜5ではいずれも一20
℃におけるデュポン衝撃強度が低下しており、このこと
は用いた造核剤の樹脂への分散が悪いため、樹脂との溶
融混線が充分でないことを示している。さらに比較例3
,5に用いた造核剤はその融点が高いためポリオレフィ
ン樹脂の溶融温度で充分溶解しないため用いた造核剤の
微小粒子が樹脂中にそのまま残存しその結果フィッシュ
・アイが著るしく多くなっている。
と実施例1に比較して比較例1〜5ではいずれも一20
℃におけるデュポン衝撃強度が低下しており、このこと
は用いた造核剤の樹脂への分散が悪いため、樹脂との溶
融混線が充分でないことを示している。さらに比較例3
,5に用いた造核剤はその融点が高いためポリオレフィ
ン樹脂の溶融温度で充分溶解しないため用いた造核剤の
微小粒子が樹脂中にそのまま残存しその結果フィッシュ
・アイが著るしく多くなっている。
これに比べて実施例1では用いた造核剤の融点が約12
0℃と低いため樹脂の溶融混線温度で溶融するのでポリ
オレフィン樹脂への分散性に極めて優れており、その結
果−20℃におけるデュポン衝撃強度の低下もみられず
、またフィッシュ・アイの増加も来たさないことが確認
された。
0℃と低いため樹脂の溶融混線温度で溶融するのでポリ
オレフィン樹脂への分散性に極めて優れており、その結
果−20℃におけるデュポン衝撃強度の低下もみられず
、またフィッシュ・アイの増加も来たさないことが確認
された。
以上記述した如く本発明の組成物は着色防止性、剛性の
向上ならびに低温における衝撃強度および樹脂への分散
性に優れた効果を有していることが判明した。
向上ならびに低温における衝撃強度および樹脂への分散
性に優れた効果を有していることが判明した。
以上
手続補正書
特許庁長官 若 杉 和 夫・殿
1、事件の表示
昭和59年特許願第86944号
2、発明の名称
ポリオレフィン樹脂組成物
8、補正をする者
事件との関係 特許出願人
大阪府大阪市北区中之島三丁目6番82号(’r580
)(207)チッソ株式会社 代表者 野 木 貞 雄 4、代理人 東京都新宿区新宿2丁目B VMt号(〒160)(1
話 854−1285) 6、補正により増加する発明の数 な し 8、補正の内容 (1)明細書第11頁下から6〜5行目「ジミリスチル
チオグロピオネート」を「ジζ ミリスチルチオジブロービオネート」に訂正する。
)(207)チッソ株式会社 代表者 野 木 貞 雄 4、代理人 東京都新宿区新宿2丁目B VMt号(〒160)(1
話 854−1285) 6、補正により増加する発明の数 な し 8、補正の内容 (1)明細書第11頁下から6〜5行目「ジミリスチル
チオグロピオネート」を「ジζ ミリスチルチオジブロービオネート」に訂正する。
(2)明細書第11頁下1表の−20℃デュポン衝撃強
度の数値を次のように訂正する。
度の数値を次のように訂正する。
比較例2のr 150Jを「120」に比較例8の[1
20Jをr150Jに 比較例4のr125Jを「150」に 比較例5のl’−150Jを[12’5 Jに訂正する
。
20Jをr150Jに 比較例4のr125Jを「150」に 比較例5のl’−150Jを[12’5 Jに訂正する
。
(3)明細書第11頁5行目
「比較例3.5」を「比較例2.5jに訂正する。
以上
Claims (1)
- (1)ホ!jオレフィン樹脂100Ji量部に対して下
記一般式〔1〕で示される環状リン化合物を0.0l−
1i量部配合してなるポリオレフィン樹脂組成物。 (ただしR工、 R2,R3はそれぞれ炭素数1〜6の
異種もしくは同種のアルキル基または水素原子を示す。 )
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3694484A JPS60181146A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | ポリオレフイン樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3694484A JPS60181146A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | ポリオレフイン樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60181146A true JPS60181146A (ja) | 1985-09-14 |
JPH0469184B2 JPH0469184B2 (ja) | 1992-11-05 |
Family
ID=12483860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3694484A Granted JPS60181146A (ja) | 1984-02-28 | 1984-02-28 | ポリオレフイン樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60181146A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62209151A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-14 | Chisso Corp | プロピレン系重合体組成物 |
-
1984
- 1984-02-28 JP JP3694484A patent/JPS60181146A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62209151A (ja) * | 1986-03-10 | 1987-09-14 | Chisso Corp | プロピレン系重合体組成物 |
JPH0515738B2 (ja) * | 1986-03-10 | 1993-03-02 | Chisso Corp |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0469184B2 (ja) | 1992-11-05 |
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