JPS60181083A - 新規ラセミ体及びその変換方法 - Google Patents
新規ラセミ体及びその変換方法Info
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- JPS60181083A JPS60181083A JP59036178A JP3617884A JPS60181083A JP S60181083 A JPS60181083 A JP S60181083A JP 59036178 A JP59036178 A JP 59036178A JP 3617884 A JP3617884 A JP 3617884A JP S60181083 A JPS60181083 A JP S60181083A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/335—Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin
- A61K31/35—Heterocyclic compounds having oxygen as the only ring hetero atom, e.g. fungichromin having six-membered rings with one oxygen as the only ring hetero atom
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D311/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings
- C07D311/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings having one oxygen atom as the only hetero atom, condensed with other rings ortho- or peri-condensed with carbocyclic rings or ring systems
- C07D311/04—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring
- C07D311/58—Benzo[b]pyrans, not hydrogenated in the carbocyclic ring other than with oxygen or sulphur atoms in position 2 or 4
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、3,4−ジヒドロ−#−8−(2−ヒドロキ
シ−6−インプロピルアミノ)プロポキシ−6−ニトロ
キシ−2H−1−ベンゾピラン(以下に−351と略称
する)の2種のラセミ体及びこれらを相互変換する方法
に関する。
シ−6−インプロピルアミノ)プロポキシ−6−ニトロ
キシ−2H−1−ベンゾピラン(以下に−351と略称
する)の2種のラセミ体及びこれらを相互変換する方法
に関する。
′7 K−651は下記式で示され、β−遮断作用及び
血管拡張作用(血管直接弛緩作用及びα−遮断作用)を
有する循環系薬剤として有用である(特開昭57−74
81号及び同57−1[]661号公報参照)。
血管拡張作用(血管直接弛緩作用及びα−遮断作用)を
有する循環系薬剤として有用である(特開昭57−74
81号及び同57−1[]661号公報参照)。
R
この化合物はペンゾピシン環の第3位及び側鎖の第2位
に不斉炭素原子を有するため、2種のラセミ体及び4種
の光学異性体が存在し、合成に際しては4種の化合物の
混合物として得られる。
に不斉炭素原子を有するため、2種のラセミ体及び4種
の光学異性体が存在し、合成に際しては4種の化合物の
混合物として得られる。
本発明者らは、この化合物を容易に2種のラセミ体に分
離できること及び分離された2種のラセミ体が異なる薬
理作用を示すことを見出した。
離できること及び分離された2種のラセミ体が異なる薬
理作用を示すことを見出した。
K−551を例えば再結晶法によって分離すると、結晶
性の良いラセミ体(以下、K−351Aと称する)と結
晶性の悪いラセミ体(以下、K−351Bと称する)の
2種の結晶が得られる。
性の良いラセミ体(以下、K−351Aと称する)と結
晶性の悪いラセミ体(以下、K−351Bと称する)の
2種の結晶が得られる。
本発明者らの研究によれば、その誘導体の高速液体クロ
マトグラフィーにより、K−351Aは(2S)、(3
S)及び(2R)、(3R)からなるラセミ体であり、
K−351Bは(28)、(6R)及び(2R)、(6
S)からなるラセミ体であることが確認された。
マトグラフィーにより、K−351Aは(2S)、(3
S)及び(2R)、(3R)からなるラセミ体であり、
K−351Bは(28)、(6R)及び(2R)、(6
S)からなるラセミ体であることが確認された。
またに−551Aは、K−351とほぼ同等の毒性、血
管拡張作用及び降圧作用を示すが、β−遮断作用かに−
351の約1/10であること及び他方のラセミ体であ
るに一351Bは、毒性、血管拡張作用及び降圧作用で
は、K−1,51とほぼ同等であるが、β−遮断作用は
に−551の約2倍の強さを示すことが見い出された。
管拡張作用及び降圧作用を示すが、β−遮断作用かに−
351の約1/10であること及び他方のラセミ体であ
るに一351Bは、毒性、血管拡張作用及び降圧作用で
は、K−1,51とほぼ同等であるが、β−遮断作用は
に−551の約2倍の強さを示すことが見い出された。
このこと。
から、K−651Aは心不全、徐脈等の傾向のある患者
の高血圧症の治療剤及び冠血管のれん縮を伴なう狭心症
の治療剤として有用であり、またに−55’lBは起立
性低血圧をひき起こしにくい降圧剤として有用であるこ
とが考えられる。
の高血圧症の治療剤及び冠血管のれん縮を伴なう狭心症
の治療剤として有用であり、またに−55’lBは起立
性低血圧をひき起こしにくい降圧剤として有用であるこ
とが考えられる。
したがって、これら2種のラセミ体に分離して、患者の
症状により何れか一方のラセミ体を投与することによっ
て、副作用の発現が少なく、効率の良い治療を施すこと
が可能となる。しかし前記のようにに−351より2種
のラセミ体を分離、精製することによって一方のラセミ
体を得る方法は、大量供給が困難で工業的に不利である
。
症状により何れか一方のラセミ体を投与することによっ
て、副作用の発現が少なく、効率の良い治療を施すこと
が可能となる。しかし前記のようにに−351より2種
のラセミ体を分離、精製することによって一方のラセミ
体を得る方法は、大量供給が困難で工業的に不利である
。
本発明者らは、この問題を解決すべく研究を進めた結果
、前記の2セミ体を相互変換する有利な方法を見い出し
た。
、前記の2セミ体を相互変換する有利な方法を見い出し
た。
本発明は以上の知見に基づくもので、3.4−ジヒドロ
−4#−−8−(2−ヒドロキシ−3−イソプロピルア
ミノ)プロポキシ−3−ニトロキシ−2H−1−ベンゾ
ピランの2種の光学異性体(28)、(3S)及び(2
R)、(3R)又は(2R)。
−4#−−8−(2−ヒドロキシ−3−イソプロピルア
ミノ)プロポキシ−3−ニトロキシ−2H−1−ベンゾ
ピランの2種の光学異性体(28)、(3S)及び(2
R)、(3R)又は(2R)。
(3S)及び(2S)、(3R)よりなるラセミ体であ
る。
る。
さらに本発明は、6,4−ジヒドロ−8−(2−ヒドロ
キシ−6−イツプロビルアミノ)プロポキシ−6−ニト
ロキシ−2H−1−ベンゾピランの一方のラセミ体に、
一般式 %式%() (式中Rはアルキル基、シクロアルキル基、アリール基
又はアルアルキル基を示す)で表わされる化合物又はそ
の反応性誘導体を作用させて一般式 (式中Rは前記の意味を有する)で表わされる化合物と
なし、これに反転試薬を作用させて一般式 (式中Rは前記の意味を有する)で表わされるオキサゾ
リニウムイオンとなし、これを酸を作用させたのち加水
分解することを特徴とする、6.4−ジヒドロ−8−(
2−ヒドロキシ−3−イングロピルアミン)プロポキシ
/1′−3−ニトロキシ′−2H−1−ベンゾピランの
一方のラセミ体から他方のラセミ体への変換方法である
。
キシ−6−イツプロビルアミノ)プロポキシ−6−ニト
ロキシ−2H−1−ベンゾピランの一方のラセミ体に、
一般式 %式%() (式中Rはアルキル基、シクロアルキル基、アリール基
又はアルアルキル基を示す)で表わされる化合物又はそ
の反応性誘導体を作用させて一般式 (式中Rは前記の意味を有する)で表わされる化合物と
なし、これに反転試薬を作用させて一般式 (式中Rは前記の意味を有する)で表わされるオキサゾ
リニウムイオンとなし、これを酸を作用させたのち加水
分解することを特徴とする、6.4−ジヒドロ−8−(
2−ヒドロキシ−3−イングロピルアミン)プロポキシ
/1′−3−ニトロキシ′−2H−1−ベンゾピランの
一方のラセミ体から他方のラセミ体への変換方法である
。
出発物質のラセミ体は、例えばに−351から再結晶法
により分離して得られる。
により分離して得られる。
本発明の方法によれば、一方のラセミ体を希望する他方
のラセミ体に変換することによって、収率よくすべての
ラセミ体を工業的に利用することができる。ラセミ体の
相互変換を行うには、一方のラセミ体の側鎖第2位又は
ベンゾビラン環の第3位のうち、一方のみの配位を変換
させればよい。本発明方法においては、一方のラセミ体
の側鎖アミノ基をアシル化したのち、反転試薬を作用さ
せて、 −7、−オ キサゾール環を形成してオキサゾール環みイオンとなし
、これに酸を作用させて環を開裂することにより水酸基
≠≠中≠幸の配位を変換させ、次いで又は同時に加水分
解してアシル基を除去することにより、側鎖第2位の配
位を変換させて目的を達成することができる。
のラセミ体に変換することによって、収率よくすべての
ラセミ体を工業的に利用することができる。ラセミ体の
相互変換を行うには、一方のラセミ体の側鎖第2位又は
ベンゾビラン環の第3位のうち、一方のみの配位を変換
させればよい。本発明方法においては、一方のラセミ体
の側鎖アミノ基をアシル化したのち、反転試薬を作用さ
せて、 −7、−オ キサゾール環を形成してオキサゾール環みイオンとなし
、これに酸を作用させて環を開裂することにより水酸基
≠≠中≠幸の配位を変換させ、次いで又は同時に加水分
解してアシル基を除去することにより、側鎖第2位の配
位を変換させて目的を達成することができる。
本発明の方法により(2S)・K−351を(2R)・
K、−351に変換する場合を式で示すと下記のとおり
である。なお式中のRは前記の意味を有する。
K、−351に変換する場合を式で示すと下記のとおり
である。なお式中のRは前記の意味を有する。
(28)K−351
(2S)す■)
(2S)・(ffil
(2R)・(+v)
以下に本発明方法の各工程につき説明する。
(1)K−351よりK”351Aとに一351Bの分
離及び精製: に−351の遊離塩基を用い、再結晶法により2種のラ
セミ体に分離する。再結晶による結晶性の良い方かに一
351A、悪い方かに一351Bである。再結晶に用い
られる溶媒としては、酢酸エチル、メタノール、エタノ
ール、イソプロピルアルコール、アセトン、ベンゼン、
トルエン、クロロホルム、テトラヒドロフラン等カ挙げ
られる。
離及び精製: に−351の遊離塩基を用い、再結晶法により2種のラ
セミ体に分離する。再結晶による結晶性の良い方かに一
351A、悪い方かに一351Bである。再結晶に用い
られる溶媒としては、酢酸エチル、メタノール、エタノ
ール、イソプロピルアルコール、アセトン、ベンゼン、
トルエン、クロロホルム、テトラヒドロフラン等カ挙げ
られる。
K−3’51を溶媒例えば酢酸エチルに溶解し、第一番
晶を採取し、これを同一溶媒で数回再結晶すると、はぼ
純品のに一551Aが得られる。
晶を採取し、これを同一溶媒で数回再結晶すると、はぼ
純品のに一551Aが得られる。
第一番晶を得た母液を−たん濃縮乾固し、これに例えば
修酸、酢酸、フマール酸、マレイン酸等の酸を作用させ
て酸付加塩とし、この塩を例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、水など又はこれらを組み
合わせた溶媒から、数回再結晶を繰り返したのち、常法
により遊離塩基とし、前記の溶媒を用いて再結晶すると
、1(−351Bの純品を得ることができる。
修酸、酢酸、フマール酸、マレイン酸等の酸を作用させ
て酸付加塩とし、この塩を例えばメタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコール、水など又はこれらを組み
合わせた溶媒から、数回再結晶を繰り返したのち、常法
により遊離塩基とし、前記の溶媒を用いて再結晶すると
、1(−351Bの純品を得ることができる。
(2) K−351A(又はB)に一般式%式%(1)
(式中Rは前記の意味を有する)で表わされるカルボン
酸もしくはその反応性誘導体を作用させると、側鎖アミ
ノ基がアシル化された化合物(II)が得られる。
酸もしくはその反応性誘導体を作用させると、側鎖アミ
ノ基がアシル化された化合物(II)が得られる。
式lのカルボン酸の置換基Rのためのアルキル基として
は、メチル基、エチル基、三級ブチル基、三級アミル基
等、シクロアルキル基としては、シクロヘキシル基、ア
リール基としては、7 :r−=ルM、p −(又ハo
−)ニトロフェニル基、ナフチル基等、アルアルキル
基としては、ベンジル基、p−メトキシベンジル基等が
好まま しい。カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酸ハ
ロゲニド、例えば酸塩化物、酸臭化物等、アジド、酸無
水物、混合酸無水物、活性エステル、例エバフェニルエ
ステル、シアノメチルエステル、N−オキシコハク酸イ
ミドエステル、N−オキシフタル酸イミドエステル等力
用(・られる。
は、メチル基、エチル基、三級ブチル基、三級アミル基
等、シクロアルキル基としては、シクロヘキシル基、ア
リール基としては、7 :r−=ルM、p −(又ハo
−)ニトロフェニル基、ナフチル基等、アルアルキル
基としては、ベンジル基、p−メトキシベンジル基等が
好まま しい。カルボン酸の反応性誘導体としては、例えば酸ハ
ロゲニド、例えば酸塩化物、酸臭化物等、アジド、酸無
水物、混合酸無水物、活性エステル、例エバフェニルエ
ステル、シアノメチルエステル、N−オキシコハク酸イ
ミドエステル、N−オキシフタル酸イミドエステル等力
用(・られる。
反応は溶媒中で脱水剤又は縮合剤の存在下に行うことが
好ましい。脱水剤としては、例えばN、N’−ジシクロ
へキシルカルボジイミド、縮合剤としては、例えばクロ
ル炭酸エステル、亜リン酸エステル、例えばクロル亜リ
ン酸ジエステル、ジクロル亜リン酸モノエステル、ピロ
亜リン酸テトラエチル等が用いられる。溶媒としては、
クロロホルム、テトラヒドロフラン、ベンゼン、塩化メ
チレンなどを単独で又は組み合わぜて用いることができ
る。
好ましい。脱水剤としては、例えばN、N’−ジシクロ
へキシルカルボジイミド、縮合剤としては、例えばクロ
ル炭酸エステル、亜リン酸エステル、例えばクロル亜リ
ン酸ジエステル、ジクロル亜リン酸モノエステル、ピロ
亜リン酸テトラエチル等が用いられる。溶媒としては、
クロロホルム、テトラヒドロフラン、ベンゼン、塩化メ
チレンなどを単独で又は組み合わぜて用いることができ
る。
反応は一50〜100℃で1〜50時間で終了する。反
応生成物の分離精製は常法によって行われる。なお反応
条件によっては、第6位の水酸基が、式Iのカルボン酸
によって同時にエステル化された化合物が生成すること
もあるが、このものと目的物の分離は常法、例えばシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーによって容易に行うこ
とができる。
応生成物の分離精製は常法によって行われる。なお反応
条件によっては、第6位の水酸基が、式Iのカルボン酸
によって同時にエステル化された化合物が生成すること
もあるが、このものと目的物の分離は常法、例えばシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーによって容易に行うこ
とができる。
(6)化合物(nHc反転試薬を作用させると、ミ釦=
゛::−オキサゾール環が形成され てオキサゾリニウムイオン(1)が得られる。反転試薬
としては、例えばチオニルクロライド、p−トルエンス
ルホニルクロライド、ベンゼンスルホニルクロライド、
0−(又はp−)ニトロベンゼンスルホニルクロライド
、三塩化リン、三臭化リン、オギシ塩化リンなどが挙げ
られる。
゛::−オキサゾール環が形成され てオキサゾリニウムイオン(1)が得られる。反転試薬
としては、例えばチオニルクロライド、p−トルエンス
ルホニルクロライド、ベンゼンスルホニルクロライド、
0−(又はp−)ニトロベンゼンスルホニルクロライド
、三塩化リン、三臭化リン、オギシ塩化リンなどが挙げ
られる。
本反応は、溶媒の存在下又は不在下に化合物(Il)と
反転試薬な0〜100℃で1〜100時間反応させるこ
とにより行われる。溶媒としては、前記(2)の溶媒が
用いられる。反転試薬を過剰に用いて溶媒を兼ねること
もできる。反応生成物の分離精製は常法により行うこと
ができるが、特に精製することなく粗製物を次の工程の
出発原料とすることもできる。
反転試薬な0〜100℃で1〜100時間反応させるこ
とにより行われる。溶媒としては、前記(2)の溶媒が
用いられる。反転試薬を過剰に用いて溶媒を兼ねること
もできる。反応生成物の分離精製は常法により行うこと
ができるが、特に精製することなく粗製物を次の工程の
出発原料とすることもできる。
で表わされる1K−651のエステルが得られる。
酸としては、塩酸、硫酸、硝酸、υノ酸等の無機酸、酢
酸等の有機酸が挙げられる。反応は好が用いられる。反
応生成物の分離精製は常法により行うことができるが、
精製せずにそのまま次の反応に用いることもできる。
酸等の有機酸が挙げられる。反応は好が用いられる。反
応生成物の分離精製は常法により行うことができるが、
精製せずにそのまま次の反応に用いることもできる。
(5)式IVで表わされる化合物を続いて加水分解して
アシル基を除去すると、側鎖第2位の配位が変換した目
的のに一351B(又はA)が得られる。加水分解は酸
もしくはアルカリを用いて行われるが、アルカリによる
加水分解が特に好ましい。アルカリとしては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリな
用いることが好ましい。反応は前記の溶媒中で0〜10
0℃で一般に数分ないし20時間で終了する。反応生成
物の分離精製は常法により行われる。
アシル基を除去すると、側鎖第2位の配位が変換した目
的のに一351B(又はA)が得られる。加水分解は酸
もしくはアルカリを用いて行われるが、アルカリによる
加水分解が特に好ましい。アルカリとしては、例えば水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の水酸化アルカリな
用いることが好ましい。反応は前記の溶媒中で0〜10
0℃で一般に数分ないし20時間で終了する。反応生成
物の分離精製は常法により行われる。
K−?)51Aは血管拡張作用を有する降圧剤又は抗狭
心症剤、K−351Bは血管拡張作用及び強いβ−遮断
作用を有する降圧剤として有用である。これらのラセミ
体は循環系疾患治療剤として、遊離塩基の形で又は生理
的に許容される酸付加塩、例えば塩酸、硫酸、酢酸、乳
酸、修酸、マレイン酸、p−)ルエンスルホン酸ナトに
よる塩の形で用いることができる。
心症剤、K−351Bは血管拡張作用及び強いβ−遮断
作用を有する降圧剤として有用である。これらのラセミ
体は循環系疾患治療剤として、遊離塩基の形で又は生理
的に許容される酸付加塩、例えば塩酸、硫酸、酢酸、乳
酸、修酸、マレイン酸、p−)ルエンスルホン酸ナトに
よる塩の形で用いることができる。
本発明の化合物又はその酸付加塩を治療剤として用いる
際には、そのまま使用してもよいが、これを賦形剤、結
合剤、滑沢剤、溶剤、乳化剤等を用いて常法により錠剤
、舌下錠、カプセル剤、散剤、顆粒剤、液剤、座剤、注
射剤、懸濁剤などの製剤として使用することができる。
際には、そのまま使用してもよいが、これを賦形剤、結
合剤、滑沢剤、溶剤、乳化剤等を用いて常法により錠剤
、舌下錠、カプセル剤、散剤、顆粒剤、液剤、座剤、注
射剤、懸濁剤などの製剤として使用することができる。
これら薬剤の投与量は、患者の状態によって異なるが、
普通は1日当り1〜1oomg、好ましくは5〜50F
ngである。
普通は1日当り1〜1oomg、好ましくは5〜50F
ngである。
本発明のラセミ体に一351A及びに−351Bの薬理
作用は次のとおりである。
作用は次のとおりである。
実験例1(急性毒性)
マウス及びラットを用いて急性毒性試験を行いI、D、
、o値をめた。その結果は第1表のとおりである。
、o値をめた。その結果は第1表のとおりである。
第1表
この結果が示すように、K−351A、に−3511考
及びに−651において急性毒性LD5o値の明らかな
差は認められない。
及びに−651において急性毒性LD5o値の明らかな
差は認められない。
実験例2(β−遮断作用)
モルモットの摘出心房筋及び気管支筋を用い、イソプロ
テレノールの作用に対する拮抗作用すなわちβ−遮断作
用を試験した結果を第2表に示す。表中のI)A2はイ
ソプロテレノールの用量反応曲線を2倍だけ高用量側へ
平行移動させるのに必要な被験化合物のモル濃度の逆対
数である。
テレノールの作用に対する拮抗作用すなわちβ−遮断作
用を試験した結果を第2表に示す。表中のI)A2はイ
ソプロテレノールの用量反応曲線を2倍だけ高用量側へ
平行移動させるのに必要な被験化合物のモル濃度の逆対
数である。
第2表
これによりに−351Aのβ−遮断作用は、K−651
の1/10程度弱いこと、ならびにに−651Bはに−
351の約2倍強いことが知られる。
の1/10程度弱いこと、ならびにに−651Bはに−
351の約2倍強いことが知られる。
実験例6(血管拡張作用)
′犬の摘出上腸管膜動脈を用い、カリウムの拘縮作用に
対する拮抗作用(血管直接弛緩作用)及びノルエピネフ
ィリン(NE)収縮作用に対する拮抗作用(α−遮断作
用)を試験した結果を第6表に示す。表中のpD2はカ
リウム(25m!vllK+)の最大反応を50%抑制
するのに必要な被験化合物のモル濃度の逆対数、pA2
はノルエピネフィリンの用量反応曲線を2倍だけ高用量
側に平行移動させるのに必要な被験化合物のモル濃度の
逆対数を示す。
対する拮抗作用(血管直接弛緩作用)及びノルエピネフ
ィリン(NE)収縮作用に対する拮抗作用(α−遮断作
用)を試験した結果を第6表に示す。表中のpD2はカ
リウム(25m!vllK+)の最大反応を50%抑制
するのに必要な被験化合物のモル濃度の逆対数、pA2
はノルエピネフィリンの用量反応曲線を2倍だけ高用量
側に平行移動させるのに必要な被験化合物のモル濃度の
逆対数を示す。
第6表
これにより、血管拡張作用においてに一351A、に−
351B及びに−351の間にほとんど差がないことが
知られる。
351B及びに−351の間にほとんど差がないことが
知られる。
実験例4(降圧作用)
無麻酔無拘束下の自然発症高血圧ラットに対する血圧下
降作用について、1回経口投与(10nq /kIIP
o ) L、たときの、収縮期圧(SEP )、拡張期
圧(DBP )及び心拍数(HR)の経時変化を第4表
に示す。
降作用について、1回経口投与(10nq /kIIP
o ) L、たときの、収縮期圧(SEP )、拡張期
圧(DBP )及び心拍数(HR)の経時変化を第4表
に示す。
K−3!51Bはに一351Aよりも若干強い降圧作用
を有し、K、−551は両者の中間の作用を示すことが
知られる。しかし王者の間には本質的な作用の差はない
と考えられる。
を有し、K、−551は両者の中間の作用を示すことが
知られる。しかし王者の間には本質的な作用の差はない
と考えられる。
実施例1
K 351AとKL−351Bの分離
100gのに−351を酢酸エチk 500 rnlか
ら再結晶すると、第一番晶70.9が得られる。
ら再結晶すると、第一番晶70.9が得られる。
この第一番晶709を酢酸エチルから再結晶すると、第
一番晶46.9が得られる。同様の操作を更に2回繰り
返すと、融点138〜140°Cの無色針状晶として、
純度98%のに一351A6agが得られる。
一番晶46.9が得られる。同様の操作を更に2回繰り
返すと、融点138〜140°Cの無色針状晶として、
純度98%のに一351A6agが得られる。
NMR値:δCDCl3、ppm
1.0’8 (61H,d、 J =6Hz )2.9
〜2.7 (3H,m、−CH2−NH−cHく)3.
9−4.1 (3H,m、 −0−CH2−CH−)6
.6〜6.9 (3H,m、芳香族H)Br IR値ニジ 、m−1 ax 3’274(NH)、 31.15(OH)、 1620.1279(NO2) 高速液体クロマトグラフィー: ラセミ体のジ−p−ニトロベンゾエートを用いて測定し
た。
〜2.7 (3H,m、−CH2−NH−cHく)3.
9−4.1 (3H,m、 −0−CH2−CH−)6
.6〜6.9 (3H,m、芳香族H)Br IR値ニジ 、m−1 ax 3’274(NH)、 31.15(OH)、 1620.1279(NO2) 高速液体クロマトグラフィー: ラセミ体のジ−p−ニトロベンゾエートを用いて測定し
た。
保持時間:15.2分
カラム:パーティシル10
溶 媒:ヘキサンー酢酸エチル(a : S)流 速:
0.8 ml 7分 に−351Aを得た最初の母液を濃縮乾固し、メタノー
ルに溶解したのち修酸45,9を加えて粗修酸塩とする
。この塩をメタノールから4回再結晶を繰り返すと、融
点179〜181℃のに一351B修酸塩が得られる。
0.8 ml 7分 に−351Aを得た最初の母液を濃縮乾固し、メタノー
ルに溶解したのち修酸45,9を加えて粗修酸塩とする
。この塩をメタノールから4回再結晶を繰り返すと、融
点179〜181℃のに一351B修酸塩が得られる。
この修酸塩を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液に溶解し、
酢酸エチルで抽出及び再結晶すると、融点118〜11
9℃の無色針状晶として、純度約98%のに一351B
17.1gが得られる。
酢酸エチルで抽出及び再結晶すると、融点118〜11
9℃の無色針状晶として、純度約98%のに一351B
17.1gが得られる。
高速液体クロマトグラフィー:
前記と同じ誘導体を用い、同じ条件下で測定した。
保持時間:12分
このもののNMR値及びIR値は前記に一351Aの値
と一致した。
と一致した。
K−351Aからに=−351Bへの変換(a) 前記
により得られたに一351Aの1.640gをピリジン
15m6に溶解し、p−ニトロベンゾイルクロライド1
.02.9を加えて室温で一夜攪拌する。反応液に酢酸
エチル100meを加え、希塩酸、冷戻酸水素す) I
Jウム水溶液及び水で順次洗浄したのち、溶媒を留去す
る。残有をシリカゲルカラムクロマトグラフィ=(溶媒
:ベンゼンークロロホ4レム(3:2))で分離精製す
ると、第1分画より、黄褐色粘稠性油状物の6.4−ジ
ヒドロ−8−〔2−ヒドロキシ−3−(N−イソプロピ
ル−N−1)−二トロベンソイル)アミノ〕グロボキシ
ー3−ニトロキシ−2H−1−ベンゾピラン1.047
.9 (収率46.8%)が得られる。
により得られたに一351Aの1.640gをピリジン
15m6に溶解し、p−ニトロベンゾイルクロライド1
.02.9を加えて室温で一夜攪拌する。反応液に酢酸
エチル100meを加え、希塩酸、冷戻酸水素す) I
Jウム水溶液及び水で順次洗浄したのち、溶媒を留去す
る。残有をシリカゲルカラムクロマトグラフィ=(溶媒
:ベンゼンークロロホ4レム(3:2))で分離精製す
ると、第1分画より、黄褐色粘稠性油状物の6.4−ジ
ヒドロ−8−〔2−ヒドロキシ−3−(N−イソプロピ
ル−N−1)−二トロベンソイル)アミノ〕グロボキシ
ー3−ニトロキシ−2H−1−ベンゾピラン1.047
.9 (収率46.8%)が得られる。
NMR値:δCDCl3、ppm
1.25 (6H,d、 J=6Hz、 CH3)5.
42〜5.62 (I H,m、 O3−H)i1m 工R(pi ; v 、cnr’ ax 1625及び1275. (0NO2)(I))得られ
たモノベンゾニー)325m+7を、冷却したチオニル
クロライド0.50 mlに加え、室温で3時間攪拌す
る。反応液を濃縮すると、褐色の粘稠性油状物が得られ
る。この油状物をエタノール60mgに溶解し、2N−
塩酸1 mlを加えて、室温で一夜攪拌する。反応液を
濃縮すると、褐色の粘稠性油状物として粗製の6,4−
ジヒドロ−8−(6−イツプロビルアミノー2−p−=
)CIペンツイルオキシ)フロホキシー3−ニトロキシ
−2H−1−ベンゾピラン・塩酸450m9が得られる
。
42〜5.62 (I H,m、 O3−H)i1m 工R(pi ; v 、cnr’ ax 1625及び1275. (0NO2)(I))得られ
たモノベンゾニー)325m+7を、冷却したチオニル
クロライド0.50 mlに加え、室温で3時間攪拌す
る。反応液を濃縮すると、褐色の粘稠性油状物が得られ
る。この油状物をエタノール60mgに溶解し、2N−
塩酸1 mlを加えて、室温で一夜攪拌する。反応液を
濃縮すると、褐色の粘稠性油状物として粗製の6,4−
ジヒドロ−8−(6−イツプロビルアミノー2−p−=
)CIペンツイルオキシ)フロホキシー3−ニトロキシ
−2H−1−ベンゾピラン・塩酸450m9が得られる
。
、 Film
IR値、ν、crn−1
aX
1
1726 (−o−c−)
1660及び1278(○N○2)
(C) 得られた粗製のエステル450rn9をメタノ
ール1Qmlに溶解し、4N−水酸化ナトリウム水溶液
1 mlを加えて室温で3時間攪拌する。反応液に希塩
酸を加えて酸性としたのち、濃縮する。残有に酢酸エチ
ル200 Tnlを加え、2N−塩酸40m1で抽出し
、2N−水酸化ナトリウムを加えて塩基性としたのち、
クロロホルム50m1で抽出し、水洗したのち溶媒を留
去する。残有を酢酸エチル−ヘキサンより再結晶すると
、融点118〜121℃の無色針状晶としてに一651
B 1751n9(収率:モノ−N−ベンゾエートから
78.5%)が得られる。
ール1Qmlに溶解し、4N−水酸化ナトリウム水溶液
1 mlを加えて室温で3時間攪拌する。反応液に希塩
酸を加えて酸性としたのち、濃縮する。残有に酢酸エチ
ル200 Tnlを加え、2N−塩酸40m1で抽出し
、2N−水酸化ナトリウムを加えて塩基性としたのち、
クロロホルム50m1で抽出し、水洗したのち溶媒を留
去する。残有を酢酸エチル−ヘキサンより再結晶すると
、融点118〜121℃の無色針状晶としてに一651
B 1751n9(収率:モノ−N−ベンゾエートから
78.5%)が得られる。
このもののNMRスペクトル及びIRスペクトルは、先
に得られたに一351Bのスペクトルに−t、した。ま
たこのもののジ−p−ニトロベンズアミドの高速液体ク
ロマトグラフィーはK −651Bの誘導体の高速液体
クロマトグラフィーに一致した。
に得られたに一351Bのスペクトルに−t、した。ま
たこのもののジ−p−ニトロベンズアミドの高速液体ク
ロマトグラフィーはK −651Bの誘導体の高速液体
クロマトグラフィーに一致した。
実施例2
に=351Bからに一351Aへの変換(a) 実施例
1で得られたに一351Bの1.640Iを用い、実施
例1(a)と同様に処理すると、黄褐色の粘稠性油状物
としてN−(p−二トロ)ベンズアミド体o、72sy
(収率60.6%)が得られる。
1で得られたに一351Bの1.640Iを用い、実施
例1(a)と同様に処理すると、黄褐色の粘稠性油状物
としてN−(p−二トロ)ベンズアミド体o、72sy
(収率60.6%)が得られる。
NMR値及びIR値はに一3’51AのN−(p−二ト
ロ)ベンズアミド体の値と一致した。
ロ)ベンズアミド体の値と一致した。
(b) 前記により得られたN−(p−二)o)ベンズ
アミド体480〜を用い、実施例1(b)、次いで1(
C)と同様に処理すると、融点139〜141℃の無色
針状晶として、K−351A 300rn9(収率91
.9%)が得られる。
アミド体480〜を用い、実施例1(b)、次いで1(
C)と同様に処理すると、融点139〜141℃の無色
針状晶として、K−351A 300rn9(収率91
.9%)が得られる。
このものは実施例1で得られたに一351BとNMRス
ペクトル及びIRスペクトルが一致した。
ペクトル及びIRスペクトルが一致した。
またジ−p−ニトロベンゾエート誘導体を用いた高速液
体クロマトグラ−フィーは、実施例1で得られたに一5
51A誘導体の高速液体クロマトグラフィーに一致した
。
体クロマトグラ−フィーは、実施例1で得られたに一5
51A誘導体の高速液体クロマトグラフィーに一致した
。
製剤例1 錠剤
に−351A 6部
結晶セルロース 50部
乳糖 64部
カルボキシメチルセルロース
カルシウム 9部
各成分を均一に混和し、直打法により直径5朋、重量5
0m9の錠剤とする。
0m9の錠剤とする。
製剤例2!!Ifl(粒剤
A)
K−351B1部
結晶セルロース 25部
乳糖 40部
トウモロコシ殿粉 62部
B)
ヒドロキシグロビルセルロース 2部
エタノール 25部
Aの成分を均一に混和したのち、Bの溶液を加えて練合
し、押出造粒法で造粒し、次いで50℃で真空乾燥した
のち、ふるい分けて顆粒剤とする。
し、押出造粒法で造粒し、次いで50℃で真空乾燥した
のち、ふるい分けて顆粒剤とする。
製剤例6 細粒剤
に−351A’2部
結晶セルロース 20部
乳糖 50部
白 糖 26部
ヒドロキシプロピルセルロース 2部
各成分を均一に混和し、これにエタノール25部を加え
て練合し、破砕造粒法で造粒し、次いで50℃で真空乾
燥したのち、ふるい分けて細粒剤とする。
て練合し、破砕造粒法で造粒し、次いで50℃で真空乾
燥したのち、ふるい分けて細粒剤とする。
製剤例4 カプセル剤
に−351B10部
乳糖 40部
結晶セルロース 60部
り、ルク 10部
各成分を均一に混和し、混合物9.04を5号ロックカ
プセルに充填してカプセル剤とする。
プセルに充填してカプセル剤とする。
出願人興和株式会社
代理人 弁理士小林正雄
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 3.4−ジヒドロキ=#−8−(2−ヒドロキシ
−6−イングロピルアミン)プロポキシ−6−二トロキ
シー2H−1−ベンゾピランの2種の光学異性体(2S
)、(38)及び(2R)、(3R)又は(2R)、(
38)及び(28)、(3R)よりなるラセミ体。 2、 3.4−ジヒドロ−8−(2−ヒドロキシ−6−
イツプロピルアミン)プロポキシ−3−二トロキシ−2
H−1−ベンゾピランの一方のラセミ体に、一般式 %式%() (式中Rはアルキル基、シクロアルキル基、アリール基
又はアルアルキル基を示す)で表わされる化合物又はそ
の反応性誘導体を作用させて一般式 (式中Rは前記の意味を有する)で表わされる化合物と
なし、これに反転試薬を作用させて一般式 (式中Rは前記の意味を有する)で表わされるオキサゾ
リニウムイオンとなし、これを酸を作用させたのち加水
分解することを特徴とする、3.4−ジヒドロ−8−(
2−ヒドロキシ−6−イングロビルアミン)プロポキシ
、1−3−二トロキシ−2H−1−ベンゾピランの一方
のラセミ体から他方のラセミ体への変換方法。 3、(23)、(3S)及び(2R)、(3R)よりな
る5セミ体を、(2R)、(68)及び(2s)、(5
R)。 りなるラセミ体に変換することを特徴とする特許請求の
範囲第2項に記載の方法。 4、(2R)、(3S)及び(2s)、(5R)よりな
るセミ体を、(2s)、(3S) 及び(2R)、(3
R)J:りなるラセミ体に変換することを特徴とする特
許請求の範囲第2項に記載の方法。 5、 反転試薬がチオニルクロライドである特許請求の
範囲第2項に記載の方法。 6、 3.4−ジヒドロ−8−(2−ヒドロキシ−6−
インプロピルアミノ)プロポキシ−3−二トロキシ−2
H−1−ベンゾピランを2種のラセミ体に分離して得ら
れる一方のラセミ体を使用することを特徴とする特許請
求の範囲第2項に記載の方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59036178A JPS60181083A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 新規ラセミ体及びその変換方法 |
EP85301348A EP0154511B1 (en) | 1984-02-29 | 1985-02-27 | Benzopyran racemates useful for treating cardiovascular diseases |
DE8585301348T DE3566118D1 (en) | 1984-02-29 | 1985-02-27 | Benzopyran racemates useful for treating cardiovascular diseases |
US06/706,748 US4727085A (en) | 1984-02-29 | 1985-02-28 | Racemates of 3,4-dihydro-8-(2'-hydroxy-3'-isopropylamino)propoxy-3-nitroxy-2H-1-benzopyran, process for converting them and pharmaceutical compositions thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59036178A JPS60181083A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 新規ラセミ体及びその変換方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60181083A true JPS60181083A (ja) | 1985-09-14 |
Family
ID=12462480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59036178A Pending JPS60181083A (ja) | 1984-02-29 | 1984-02-29 | 新規ラセミ体及びその変換方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4727085A (ja) |
EP (1) | EP0154511B1 (ja) |
JP (1) | JPS60181083A (ja) |
DE (1) | DE3566118D1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006315993A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Tokuyama Corp | ジヒドロベンゾピラン化合物の製造方法 |
JP2007008830A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Tokuyama Corp | ジヒドロベンゾピラン化合物の製造方法 |
JP2007502831A (ja) * | 2003-08-20 | 2007-02-15 | ニトロメッド インコーポレーティッド | ニトロソ化およびニトロシル化心血管化合物、組成物、ならびに使用方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7723529B2 (en) * | 2004-07-20 | 2010-05-25 | Nicox S.A. | Process for preparing nitrooxy esters, nitrooxy thioesters nitrooxy carbonates and nitrooxy thiocarbinates, intermediates useful in said process and preparation thereof |
EP1814535A4 (en) * | 2004-11-08 | 2008-06-04 | Nitromed Inc | NITROSED AND NITROSYLATED COMPOUNDS, COMPOSITIONS AND METHODS OF TREATING EYE DISEASES |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577481A (en) * | 1980-06-17 | 1982-01-14 | Kowa Co | Novel benzopyran derivative |
JPS5710661A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-20 | Canon Inc | Recording liquid |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS557481A (en) * | 1978-12-18 | 1980-01-19 | Taigaasu Polymer Kk | Production device for steel wire-reinforced resin hose |
JPS55106619A (en) * | 1979-02-09 | 1980-08-15 | Hitachi Ltd | Mill guide device for rolling mill |
US4394382A (en) * | 1980-06-17 | 1983-07-19 | Kowa Company, Ltd. | Dihydrobenzopyran compounds and pharmaceutical composition comprising said compounds |
-
1984
- 1984-02-29 JP JP59036178A patent/JPS60181083A/ja active Pending
-
1985
- 1985-02-27 EP EP85301348A patent/EP0154511B1/en not_active Expired
- 1985-02-27 DE DE8585301348T patent/DE3566118D1/de not_active Expired
- 1985-02-28 US US06/706,748 patent/US4727085A/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS577481A (en) * | 1980-06-17 | 1982-01-14 | Kowa Co | Novel benzopyran derivative |
JPS5710661A (en) * | 1980-06-24 | 1982-01-20 | Canon Inc | Recording liquid |
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---|---|---|---|---|
JP2007502831A (ja) * | 2003-08-20 | 2007-02-15 | ニトロメッド インコーポレーティッド | ニトロソ化およびニトロシル化心血管化合物、組成物、ならびに使用方法 |
JP2006315993A (ja) * | 2005-05-12 | 2006-11-24 | Tokuyama Corp | ジヒドロベンゾピラン化合物の製造方法 |
JP2007008830A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Tokuyama Corp | ジヒドロベンゾピラン化合物の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3566118D1 (en) | 1988-12-15 |
EP0154511B1 (en) | 1988-11-09 |
EP0154511A2 (en) | 1985-09-11 |
EP0154511A3 (en) | 1986-06-11 |
US4727085A (en) | 1988-02-23 |
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