JPS6017883Y2 - ノイズカツトトランス - Google Patents
ノイズカツトトランスInfo
- Publication number
- JPS6017883Y2 JPS6017883Y2 JP1977048034U JP4803477U JPS6017883Y2 JP S6017883 Y2 JPS6017883 Y2 JP S6017883Y2 JP 1977048034 U JP1977048034 U JP 1977048034U JP 4803477 U JP4803477 U JP 4803477U JP S6017883 Y2 JPS6017883 Y2 JP S6017883Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- noise
- winding
- conductive plate
- primary winding
- secondary winding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Insulating Of Coils (AREA)
- Regulation Of General Use Transformers (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、電源線路を伝わって機器に侵入し、機器を誤
動作させて障害・事故をひき起すノイズパルスを、機器
の電源入力端において遮断する装置に関する。
動作させて障害・事故をひき起すノイズパルスを、機器
の電源入力端において遮断する装置に関する。
その構造を図面により説明する。
１および２は１次巻線および２次巻線である。
３は１次巻線の内外上下全面にわたる全周囲を均一に包
覆する一定厚の導電板であり、同様に４は２次巻線を均
一に包覆する一定厚の導電板である。
覆する一定厚の導電板であり、同様に４は２次巻線を均
一に包覆する一定厚の導電板である。
この一定厚の導電板の均一な包覆は銅板等を巻線周面に
巻きつけ又は添着して電磁遮蔽としての効果を高からし
めるように構成する。
巻きつけ又は添着して電磁遮蔽としての効果を高からし
めるように構成する。
５は高周波実効透磁率の低い鉄心であり、６および７は
鉄心の相対する側辺部であって、一定厚の導電板３で均
一に包覆した１次巻線１を鉄心の側辺部６に装着し、他
方の側辺部７には一定厚の導電板４で均一に包覆した２
次巻線２を装着する。
鉄心の相対する側辺部であって、一定厚の導電板３で均
一に包覆した１次巻線１を鉄心の側辺部６に装着し、他
方の側辺部７には一定厚の導電板４で均一に包覆した２
次巻線２を装着する。
なお、１次２次両巻線はリード線を適宜導出する。
本考案のノイズカットトランスは前記のように構成して
戒り、この２次巻線のリード線を機器の電源端子に接続
し、１次巻線のリード線を電源線路に接続して使用する
ものである。
戒り、この２次巻線のリード線を機器の電源端子に接続
し、１次巻線のリード線を電源線路に接続して使用する
ものである。
自動車、スイッチング装置、その他種々の電気装置が発
生するパルスノイズは架空配電線路にのって伝わり機器
の電源端子から機器内のパルス応動回路に侵入して、機
器を誤動作させることが多い。
生するパルスノイズは架空配電線路にのって伝わり機器
の電源端子から機器内のパルス応動回路に侵入して、機
器を誤動作させることが多い。
このようなノイズパルスは、電源線路と機器の電源端子
との間に接続された本考案の装置に侵入して来る。
との間に接続された本考案の装置に侵入して来る。
このノイズパルスは１次巻線１に侵入して来るが、鉄心
５に珪素鋼板中の低周波用のものを用いると、その特性
上、高周波における実効透磁率が低いために、高周波で
あるノイズパルスは鉄心内に有効な磁束を生ぜず、した
がって２次巻線２にノイズパルスを誘起することはない
。
５に珪素鋼板中の低周波用のものを用いると、その特性
上、高周波における実効透磁率が低いために、高周波で
あるノイズパルスは鉄心内に有効な磁束を生ぜず、した
がって２次巻線２にノイズパルスを誘起することはない
。
しかしながら、高周波ノイズパルスは、１次巻線から洩
れて２次巻線に輻射侵入したり、１次巻線から洩れたノ
イズパルスによる磁束が２次巻線に結合しようとする。
れて２次巻線に輻射侵入したり、１次巻線から洩れたノ
イズパルスによる磁束が２次巻線に結合しようとする。
しかるに、本考案によれば、１次巻線の全周を一定厚の
導電板３が均一に包覆しているので、１次巻線から発生
する電磁波は高周波インピーダンスの分布が均一で小さ
い導電板内にどの方向でも自由に電流を還流し、磁束を
発生させるが、電磁誘導の法則に従って、さにらに同板
内に大きさが等しく方向が反対の電流がどの方向でも自
由に流れて、大きさが等しく方向が反対の２次磁束を発
生するので、両者の作用は丁度消し合わされ、電磁遮蔽
が行なわれているので１次巻線からパルスノイズによる
輻射、洩れは防止される。
導電板３が均一に包覆しているので、１次巻線から発生
する電磁波は高周波インピーダンスの分布が均一で小さ
い導電板内にどの方向でも自由に電流を還流し、磁束を
発生させるが、電磁誘導の法則に従って、さにらに同板
内に大きさが等しく方向が反対の電流がどの方向でも自
由に流れて、大きさが等しく方向が反対の２次磁束を発
生するので、両者の作用は丁度消し合わされ、電磁遮蔽
が行なわれているので１次巻線からパルスノイズによる
輻射、洩れは防止される。
また、２次巻線の全周も一定厚の導電板４が均一に包覆
して電磁遮蔽しているので、ノイズパルスが１次巻線か
られずかに洩れることがあるとしてもこれが２次巻線に
侵入することは防止される。
して電磁遮蔽しているので、ノイズパルスが１次巻線か
られずかに洩れることがあるとしてもこれが２次巻線に
侵入することは防止される。
そして、さらに、１次巻線と２次巻線は、鉄心の相対す
る側辺部６と７に取りつけてあり同軸上に位置していな
いので、両巻線間の離隔間隙を特別に考慮しなくても必
然的に離隔間隙が生じているから、１次巻線からのノイ
ズパルス成分の洩れ磁束の２次巻線に対する結合はきわ
めて疎であり、したがって、２次巻線にパルスノイズの
洩れ磁束による誘起も生じない。
る側辺部６と７に取りつけてあり同軸上に位置していな
いので、両巻線間の離隔間隙を特別に考慮しなくても必
然的に離隔間隙が生じているから、１次巻線からのノイ
ズパルス成分の洩れ磁束の２次巻線に対する結合はきわ
めて疎であり、したがって、２次巻線にパルスノイズの
洩れ磁束による誘起も生じない。
このようにして、電源線路を伝わって来たノイズパルス
は、本考案装置により完全に遮断され、機器への侵入が
防止されるので、ノイズパルスによる機器の誤動作事故
を防止することができるのである。
は、本考案装置により完全に遮断され、機器への侵入が
防止されるので、ノイズパルスによる機器の誤動作事故
を防止することができるのである。
ノイズ遮断効果の１例を示せばつぎのとおりである。
ノイズパルスの通常の周波数１５０ＫＨ２〜５００Ｍ
Ｈｚを１次巻線１に入力し、２次巻線２の出力を測定し
たところ、その減衰比は一４２ａｂ〜−１００ｄｂであ
った。
Ｈｚを１次巻線１に入力し、２次巻線２の出力を測定し
たところ、その減衰比は一４２ａｂ〜−１００ｄｂであ
った。
なお、本考案のノイズカットトランスは、前述のような
負荷機器に対して使用するだけでなく、ノイズパルス発
生源となる電気設備に対して使用しても、その電気設備
から発生したノイズパルスが電源線路に侵入するのを防
止することができる。
負荷機器に対して使用するだけでなく、ノイズパルス発
生源となる電気設備に対して使用しても、その電気設備
から発生したノイズパルスが電源線路に侵入するのを防
止することができる。
なお、本考案者がすでに提案した特開昭５２−４４１０
３号明細書中に記載した高周波透磁率の高い磁心と導電
板とを巻線周面に設ける構成のものでは、電源周波成分
の洩れ磁束が高周波透磁率の高い磁心を通ると電力損失
を生ずることになるが、本考案においてはこのような高
周波用磁心が巻線周囲にないので前記の電力損失を生ず
ることがない。
３号明細書中に記載した高周波透磁率の高い磁心と導電
板とを巻線周面に設ける構成のものでは、電源周波成分
の洩れ磁束が高周波透磁率の高い磁心を通ると電力損失
を生ずることになるが、本考案においてはこのような高
周波用磁心が巻線周囲にないので前記の電力損失を生ず
ることがない。
また前記公開報記載のものは高周波用磁心があるので重
く大型となるのが、本考案ではそのような磁心がないの
で軽量小型となる。
く大型となるのが、本考案ではそのような磁心がないの
で軽量小型となる。
このように本考案のものは、電力損失が極めて少くかつ
小型軽量なので、たとえノイズ遮断率は前記公開公報公
報記載のものよりも若干劣っても、できるだけ電力損失
を小にする必要のある小型の機器用としてきわめて適切
なものである。
小型軽量なので、たとえノイズ遮断率は前記公開公報公
報記載のものよりも若干劣っても、できるだけ電力損失
を小にする必要のある小型の機器用としてきわめて適切
なものである。
以上のように、本考案によれば１．ノイズ障害事故防止
のためにきわめて有効なものである。
のためにきわめて有効なものである。
図面は本考案のノイズカットトランスの略図である。
１．２・・・・・・巻線、３，４・・・・・・導電板、
５・・・・・・鉄心、６，７・・・・・・鉄心側辺部。
５・・・・・・鉄心、６，７・・・・・・鉄心側辺部。
Claims (1)
- 各巻線の内外上下全周面上をそれぞれ一定厚の導電板３
、導電板４で均一に包覆した１次巻線１および２次巻線
２を、高周波実効透磁率の低い鉄心５の相対する側辺部
６，７に装着したノイズカットトランス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977048034U JPS6017883Y2 (ja) | 1977-04-16 | 1977-04-16 | ノイズカツトトランス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1977048034U JPS6017883Y2 (ja) | 1977-04-16 | 1977-04-16 | ノイズカツトトランス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS53143010U JPS53143010U (ja) | 1978-11-11 |
| JPS6017883Y2 true JPS6017883Y2 (ja) | 1985-05-31 |
Family
ID=28930997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1977048034U Expired JPS6017883Y2 (ja) | 1977-04-16 | 1977-04-16 | ノイズカツトトランス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6017883Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2657739B2 (ja) * | 1992-10-06 | 1997-09-24 | 株式会社アイキューフォー | ノイズレストランス |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4219464Y1 (ja) * | 1965-11-24 | 1967-11-10 | ||
| JPS5244103A (en) * | 1975-10-03 | 1977-04-06 | Denken Seiki Kenkyusho:Kk | Trouble wave breaking equipment |
-
1977
- 1977-04-16 JP JP1977048034U patent/JPS6017883Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4219464Y1 (ja) * | 1965-11-24 | 1967-11-10 | ||
| JPS5244103A (en) * | 1975-10-03 | 1977-04-06 | Denken Seiki Kenkyusho:Kk | Trouble wave breaking equipment |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS53143010U (ja) | 1978-11-11 |
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