JPS60178022A - ポリエ−テルエステルフイルムの製造方法 - Google Patents
ポリエ−テルエステルフイルムの製造方法Info
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- JPS60178022A JPS60178022A JP3335484A JP3335484A JPS60178022A JP S60178022 A JPS60178022 A JP S60178022A JP 3335484 A JP3335484 A JP 3335484A JP 3335484 A JP3335484 A JP 3335484A JP S60178022 A JPS60178022 A JP S60178022A
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- JP
- Japan
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- film
- modulus
- young
- heat treatment
- dimensional stability
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- Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はポリエーテルエステルフィルム、さらに詳シく
ハ磁気テープ用やコンデンサ用ベースフィルムとして好
適な、高ヤング率で、かつ、寸法安定性が良好なポリエ
ーテルエステルフィルムの製造方法に関するものである
。
ハ磁気テープ用やコンデンサ用ベースフィルムとして好
適な、高ヤング率で、かつ、寸法安定性が良好なポリエ
ーテルエステルフィルムの製造方法に関するものである
。
従来、ポリエーテルエステルフィルムの製造方法として
は二軸延伸シたポリエーテルエステルフィルムを一定温
度下で冗張下あるいは弛緩させつつ熱処理する方法(た
とえば特開昭48−8582号公報)が知られている。
は二軸延伸シたポリエーテルエステルフィルムを一定温
度下で冗張下あるいは弛緩させつつ熱処理する方法(た
とえば特開昭48−8582号公報)が知られている。
本発明者等はフィルムを構成するポリマ自体に着目し検
討を続けた結果、ポリ王チレンーα、β−ビス(2−ク
ロルフェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキシレート
からなるフィルムが従来知られたポリエーテルエステJ
(1フイルムに比し顕著にすぐれた基本特性を有するこ
とを見出した。
討を続けた結果、ポリ王チレンーα、β−ビス(2−ク
ロルフェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキシレート
からなるフィルムが従来知られたポリエーテルエステJ
(1フイルムに比し顕著にすぐれた基本特性を有するこ
とを見出した。
しかしてこのフィルムに上記の熱処理方法を適用したと
ころヤング率と寸法安定性を両立させるには尚不十分で
あることを知った。
ころヤング率と寸法安定性を両立させるには尚不十分で
あることを知った。
本発明の目的は熱処理性にすぐれ且つヤング率と寸法安
定性の両立した新規ポリエーテルエステルフィルムの製
造法を提供することにある。
定性の両立した新規ポリエーテルエステルフィルムの製
造法を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するため次の構成、すなわち、
エチレンα、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
−4,4′−ジカルボキシレートを主たる繰り返し単位
とするポリエーテルエステルからなシ、厚さ方向屈折率
7L2□がI−500<nz□≦1.550、密度ρ
が1.430r/i<ρ□≦1,47 Q ?/cAで
あす る二軸配向フィルム’k、150℃以上230℃未満で
第1段階の熱処理を行ない、直ちに230℃以上270
℃未満で第2段階の熱処理全行なうことを特徴とするポ
リエーテルエステルフィルムの製造方法としたものであ
る。
エチレンα、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
−4,4′−ジカルボキシレートを主たる繰り返し単位
とするポリエーテルエステルからなシ、厚さ方向屈折率
7L2□がI−500<nz□≦1.550、密度ρ
が1.430r/i<ρ□≦1,47 Q ?/cAで
あす る二軸配向フィルム’k、150℃以上230℃未満で
第1段階の熱処理を行ない、直ちに230℃以上270
℃未満で第2段階の熱処理全行なうことを特徴とするポ
リエーテルエステルフィルムの製造方法としたものであ
る。
本発明に用いるポリエーテルエステルはエチレンα、β
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4.4′−ジカ
ルボキシレートを主たる繰シ返し単位とするものである
が、本発明の目的全阻害しない範囲内で他の共重合成分
を含んでいてもよい。
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4.4′−ジカ
ルボキシレートを主たる繰シ返し単位とするものである
が、本発明の目的全阻害しない範囲内で他の共重合成分
を含んでいてもよい。
この場合の共重合成分としては、テレフタル酸、イソフ
タル酸、ナフタレンジカルボン酸、α、β−ビス(フェ
ノキシ)エタン4.4’−ジカルボン酸、α(2−クロ
ルフェノキシ)−β(フェノキシ)エタン4,4′−ジ
カルボン酸などのジカルボン酸類、あるいはグロビレン
グリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツールなど
のジオキシ化合物が一般的であるが、得られたフィルム
のヤング率の点で特に好ましいのは、α(2−クロルフ
ェノキシ)−β(フェノキシ)エタン44’−ジカルボ
ン酸である。
タル酸、ナフタレンジカルボン酸、α、β−ビス(フェ
ノキシ)エタン4.4’−ジカルボン酸、α(2−クロ
ルフェノキシ)−β(フェノキシ)エタン4,4′−ジ
カルボン酸などのジカルボン酸類、あるいはグロビレン
グリコール、1.4−シクロヘキサンジメタツールなど
のジオキシ化合物が一般的であるが、得られたフィルム
のヤング率の点で特に好ましいのは、α(2−クロルフ
ェノキシ)−β(フェノキシ)エタン44’−ジカルボ
ン酸である。
また、本発明で用いるポリエーテルエステルに、本発明
の目的を阻害しない範囲で、他種ポリマをブレンドして
もよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、表面突起形成剤
、核生成剤、紫外線吸収剤などの無機または有機添加剤
を通常添加される量程度添加してもよい。
の目的を阻害しない範囲で、他種ポリマをブレンドして
もよいし、また酸化防止剤、熱安定剤、表面突起形成剤
、核生成剤、紫外線吸収剤などの無機または有機添加剤
を通常添加される量程度添加してもよい。
また、本発明に用いるポリエーテルエステルの溶融粘度
は特に限定されないが溶融粘度が500〜20000ボ
イズ、特に700〜10000ボイズの範囲である場合
が、フィルムのヤング率と寸法安定性が特に良好となる
めで、特に好ましい。
は特に限定されないが溶融粘度が500〜20000ボ
イズ、特に700〜10000ボイズの範囲である場合
が、フィルムのヤング率と寸法安定性が特に良好となる
めで、特に好ましい。
上記のポリエーテルエステルを公知の溶融押出機を用い
てシート状に押出し、冷却固化して未延伸フィルムを作
る。次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、配向せしめ
る。二軸延伸の方法、条件は特に限定されないが、該ポ
リエーテルエステルの冷結晶化温度(Tcc、’−30
℃〜T、、 +10℃の範囲の温度で一方向に3.0〜
5.0倍、好ましくは3.5〜4.5倍延伸したのち、
Tc、 −20℃〜T、c+40℃、好ましくはTC6
〜T、c+30℃、さらに好ましくはT、c+10℃〜
T′cc+25℃の範囲で最初の延伸方向と直角方向に
3,0〜6.0倍、好ましくは3.5〜5.0倍延伸す
ることにより、本発明の熱処理の効果がよシ一層大きく
なり、高ヤング率で、かつ、寸法安定性のすぐれたフィ
ルムを得るのに極めて好ましい。また、一旦二軸延伸し
たフィルムを少なくとも一方向にさらに延伸する方法は
、フィルムのヤング率をより一層高くするのに有効であ
る。
てシート状に押出し、冷却固化して未延伸フィルムを作
る。次にこの未延伸フィルムを二軸延伸し、配向せしめ
る。二軸延伸の方法、条件は特に限定されないが、該ポ
リエーテルエステルの冷結晶化温度(Tcc、’−30
℃〜T、、 +10℃の範囲の温度で一方向に3.0〜
5.0倍、好ましくは3.5〜4.5倍延伸したのち、
Tc、 −20℃〜T、c+40℃、好ましくはTC6
〜T、c+30℃、さらに好ましくはT、c+10℃〜
T′cc+25℃の範囲で最初の延伸方向と直角方向に
3,0〜6.0倍、好ましくは3.5〜5.0倍延伸す
ることにより、本発明の熱処理の効果がよシ一層大きく
なり、高ヤング率で、かつ、寸法安定性のすぐれたフィ
ルムを得るのに極めて好ましい。また、一旦二軸延伸し
たフィルムを少なくとも一方向にさらに延伸する方法は
、フィルムのヤング率をより一層高くするのに有効であ
る。
かくして得られた二軸配向フィルムの厚さ方向屈折率−
rL□□は1.50〜1.55、好ましくは1.52〜
1,54、密度P1は1,43〜1.47 r/m、好
ましくは1.44〜1.46F/−の範囲であることが
必要である。屈折率n2□が上記の範囲より小さいフィ
ルムは安定して延伸できないたけでなく、たとえできた
としても熱処理性が不良となるので好ましくない。逆に
、屈折率n2□が上記の範囲より大きいと、得られたフ
ィルムのヤング率および厚みムラが不良となるので好ま
しくない。また、密度ρ1が上記の範囲よジ小さいと、
熱処理性が不良となるので好ましくない。逆に、密度ρ
□が上記の範囲より大きいと、得られたフィルムのヤン
グ率および厚みムラが不良となるので好ましくない。
rL□□は1.50〜1.55、好ましくは1.52〜
1,54、密度P1は1,43〜1.47 r/m、好
ましくは1.44〜1.46F/−の範囲であることが
必要である。屈折率n2□が上記の範囲より小さいフィ
ルムは安定して延伸できないたけでなく、たとえできた
としても熱処理性が不良となるので好ましくない。逆に
、屈折率n2□が上記の範囲より大きいと、得られたフ
ィルムのヤング率および厚みムラが不良となるので好ま
しくない。また、密度ρ1が上記の範囲よジ小さいと、
熱処理性が不良となるので好ましくない。逆に、密度ρ
□が上記の範囲より大きいと、得られたフィルムのヤン
グ率および厚みムラが不良となるので好ましくない。
次に、上記の二軸配向フィルム金熱処理する。まず、1
50℃以上230℃未満、好ましぐば180℃以上22
5℃未満の範囲の温度で第1段階目の熱処理tする。熱
処理温度が上記の範囲より低くても、また高くても得ら
れたフィルムのヤング率が不良となるので好ましくない
。1だ、第1段階熱処理後のフィルムの厚さ方向屈折率
?1.2□は1.52〜1.56、好ましくは1.53
〜155の範囲で、かつ、n2□<rL2□の関係全満
足することが望ましい。屈折率n2□が上記の範囲より
大きいと、得られたフィルムのヤング率が不良となるの
で好ましくない。
50℃以上230℃未満、好ましぐば180℃以上22
5℃未満の範囲の温度で第1段階目の熱処理tする。熱
処理温度が上記の範囲より低くても、また高くても得ら
れたフィルムのヤング率が不良となるので好ましくない
。1だ、第1段階熱処理後のフィルムの厚さ方向屈折率
?1.2□は1.52〜1.56、好ましくは1.53
〜155の範囲で、かつ、n2□<rL2□の関係全満
足することが望ましい。屈折率n2□が上記の範囲より
大きいと、得られたフィルムのヤング率が不良となるの
で好ましくない。
壕だ、屈折率”zzが、上記の範囲より小さいフィルム
は、熱処理性が不良となるので好ましくない。また、n
2□<1L2□の関係を満足しないと、得られたフィル
ムのヤング率が不良となるので好ましくない。また、第
1段階熱処理後のフィルムの密度ρ2は1.44〜1.
48 ? / c4好ましくは1.45〜1.479
/ cr/lの範囲で、かつ、ρ1くρ2の関係全満足
することが望咬しい。密度ρ2が上記の範囲より小さく
ても、また大きくても得られたフィルムのヤング率が不
良となるので好ましくない。また、ρ、くρ2の関係を
満足しないと、得られたフィルムのヤング率が不良とな
るので好ましくない。
は、熱処理性が不良となるので好ましくない。また、n
2□<1L2□の関係を満足しないと、得られたフィル
ムのヤング率が不良となるので好ましくない。また、第
1段階熱処理後のフィルムの密度ρ2は1.44〜1.
48 ? / c4好ましくは1.45〜1.479
/ cr/lの範囲で、かつ、ρ1くρ2の関係全満足
することが望咬しい。密度ρ2が上記の範囲より小さく
ても、また大きくても得られたフィルムのヤング率が不
良となるので好ましくない。また、ρ、くρ2の関係を
満足しないと、得られたフィルムのヤング率が不良とな
るので好ましくない。
次に上記フィルムを直ちに230℃以上、270℃未満
、好ましくは235℃以上、265℃未満、さらに好ま
しくは235℃以上250℃未満の温度で第2段階熱処
理をする。ここでいう直ちにとは、ガラス転移温度以下
になるまで放置したり、この間に本発明外の処理工程や
冷却工程が入ると、フィルムのヤング率、熱処理性が不
良となるので好ましくなく、特別な処理のだめの工程を
設けたシせずに熱処理するという意味である。熱処理温
度が上記の範囲よシ低いと、得られたフィルムの寸法安
定性が不良とな広逆に熱処理温度が上記の範囲より高い
と熱処理性が不良となり、また得られたフィルムのヤン
グ率が不良となるので好ましくない。また、第2段階熱
処理後のフィルムの厚さ方向屈折率n23は1.53〜
1.57 、好ましくは、1.54〜1.56 ? /
cr/Iの範囲で、がっ、nz 2 < nz aの関
係を満足することが望ましい。屈折率”23が上記の範
囲より小さいと得られたフィルムの引裂強さが不良とな
り、逆に太きいと得られたフィルムのヤング率が不良と
なるので好ましくない。寸だ、nz□<n23の関係を
満足しないと得られたフィルムのヤング率が不良となる
ゐで好ましくない。寸た、第2段階熱処理後のフィルム
の密度ρ3は1.45〜1.50f/d、好ましくは1
.46〜1.49 f /lelの範囲で、がっ、ρ2
<ρ3の関係を満足することが望ましい。密度ρ3が上
記の範囲より小さいと得られたフィルムの寸法安定性が
不良となるので好ましくない。逆に密度ρ3が上記の範
囲よシ大きいと得られたフィルムの引裂強さが不良とな
るので好ましくない。またρ2くρ3の関係を満足しな
いと得られたフィルムのヤング率が不良となるので好ま
しくない。
、好ましくは235℃以上、265℃未満、さらに好ま
しくは235℃以上250℃未満の温度で第2段階熱処
理をする。ここでいう直ちにとは、ガラス転移温度以下
になるまで放置したり、この間に本発明外の処理工程や
冷却工程が入ると、フィルムのヤング率、熱処理性が不
良となるので好ましくなく、特別な処理のだめの工程を
設けたシせずに熱処理するという意味である。熱処理温
度が上記の範囲よシ低いと、得られたフィルムの寸法安
定性が不良とな広逆に熱処理温度が上記の範囲より高い
と熱処理性が不良となり、また得られたフィルムのヤン
グ率が不良となるので好ましくない。また、第2段階熱
処理後のフィルムの厚さ方向屈折率n23は1.53〜
1.57 、好ましくは、1.54〜1.56 ? /
cr/Iの範囲で、がっ、nz 2 < nz aの関
係を満足することが望ましい。屈折率”23が上記の範
囲より小さいと得られたフィルムの引裂強さが不良とな
り、逆に太きいと得られたフィルムのヤング率が不良と
なるので好ましくない。寸だ、nz□<n23の関係を
満足しないと得られたフィルムのヤング率が不良となる
ゐで好ましくない。寸た、第2段階熱処理後のフィルム
の密度ρ3は1.45〜1.50f/d、好ましくは1
.46〜1.49 f /lelの範囲で、がっ、ρ2
<ρ3の関係を満足することが望ましい。密度ρ3が上
記の範囲より小さいと得られたフィルムの寸法安定性が
不良となるので好ましくない。逆に密度ρ3が上記の範
囲よシ大きいと得られたフィルムの引裂強さが不良とな
るので好ましくない。またρ2くρ3の関係を満足しな
いと得られたフィルムのヤング率が不良となるので好ま
しくない。
上記の熱処理における熱処理時間は特に限定されないが
、第1段階、第2段階とも0.5〜120秒間、好まし
くは1.0〜60秒間とすることが、得られたフィルム
のヤング率と寸法安定性をより一層良好とするのに特に
好ましい。
、第1段階、第2段階とも0.5〜120秒間、好まし
くは1.0〜60秒間とすることが、得られたフィルム
のヤング率と寸法安定性をより一層良好とするのに特に
好ましい。
また、上記の熱処理は、第1段階、第2段階とも原長に
対し20%以内の制限収縮、もしくは伸長、あるいは定
長下のいずれで行なってもよいが、フィルムのヤング率
と寸法安定性をより一層良好とするために、第1段階熱
処理を原長に対し2〜20俤、好ましくは5〜15チの
伸長下で行ない、かつ、第1段階熱処理全足長下で行な
う方法が有効である。
対し20%以内の制限収縮、もしくは伸長、あるいは定
長下のいずれで行なってもよいが、フィルムのヤング率
と寸法安定性をより一層良好とするために、第1段階熱
処理を原長に対し2〜20俤、好ましくは5〜15チの
伸長下で行ない、かつ、第1段階熱処理全足長下で行な
う方法が有効である。
本発明における屈折率及び密度は、モデル実験において
−旦取り出したフィルム試料を用いて測定することによ
り確認できる。
−旦取り出したフィルム試料を用いて測定することによ
り確認できる。
なお、本発明は上記のような方法′fc特徴とするもの
であるが、本発明によって得られたフィルムに、公知の
コロナ放電処理(空気中、窒素中、炭酸ガス中など)を
施すことにょシ、磁性層などとの接着性にさらにすぐれ
たフィルムとすることができる。また接着性、滑性、表
面平滑性などを付与する目的で他種のポリマを積層した
り、他種組成物をコーティングすることもできる。
であるが、本発明によって得られたフィルムに、公知の
コロナ放電処理(空気中、窒素中、炭酸ガス中など)を
施すことにょシ、磁性層などとの接着性にさらにすぐれ
たフィルムとすることができる。また接着性、滑性、表
面平滑性などを付与する目的で他種のポリマを積層した
り、他種組成物をコーティングすることもできる。
本発明の特性値は次の測定法および判定基準によるもの
である。
である。
(1)フィルムのヤング率
ASTM−D−882に規定された方法にしたがぢて、
インストロンタイプの引張試験機を用いて、25℃、6
5%RHにて測定した。フィルムの長手方向、幅方向の
ヤング率:良好、片方あるいは両方向のヤング率が55
0Ky/62未満の場合はヤング率:不良と判定した。
インストロンタイプの引張試験機を用いて、25℃、6
5%RHにて測定した。フィルムの長手方向、幅方向の
ヤング率:良好、片方あるいは両方向のヤング率が55
0Ky/62未満の場合はヤング率:不良と判定した。
(2ン フィルムの寸法安定性(熱収縮率)試料フィル
ムを幅10mm、長さ250問に切り出し、約200間
の間隔で2本の標線金入れ、その間隔を正確に測定する
(これfAranとする)。この試料の先端に3.02
の荷重金かけた状態で150℃の熱風オーブン中に30
分間放置したのちの標線間の間隔を測定しくこれをEt
trmとする)。100X(,4−13)/Akもって
熱収縮率とする。フィルムの長手方向、幅方向の熱収縮
率がともに4多未満の場合を寸法安定性良好、片方ある
いは両方向の熱収縮率が4%以上の場合を寸法安定性不
良と判定した。
ムを幅10mm、長さ250問に切り出し、約200間
の間隔で2本の標線金入れ、その間隔を正確に測定する
(これfAranとする)。この試料の先端に3.02
の荷重金かけた状態で150℃の熱風オーブン中に30
分間放置したのちの標線間の間隔を測定しくこれをEt
trmとする)。100X(,4−13)/Akもって
熱収縮率とする。フィルムの長手方向、幅方向の熱収縮
率がともに4多未満の場合を寸法安定性良好、片方ある
いは両方向の熱収縮率が4%以上の場合を寸法安定性不
良と判定した。
(3)溶融粘度
島津高化式フローテスターを用いて290℃、すり速度
200sec−” Kて測定した。
200sec−” Kて測定した。
(4)フィルム厚さ方向屈折率
ナトリウムD線(波長589nm)k光源としてアツベ
屈折計を用いて25℃、65%RHにて測定した。なお
、マウント液にはイオウ−ヨウ化メチレン溶液を用いた
。
屈折計を用いて25℃、65%RHにて測定した。なお
、マウント液にはイオウ−ヨウ化メチレン溶液を用いた
。
(5)フィルム密度
四塩化炭素とn−へブタンからなる密度勾配管を用いて
25℃にて測定した。
25℃にて測定した。
(6)冷結晶fヒ温度7″
C
パーキンエルマー社製のDSC(示差走食熱量計)■型
を用いて測定した。DECの測定条件は次のとおりであ
る。すなわち、試料ポリマ10mykDSC装置にセッ
トしく融点+30℃)の温度で5分間溶融した後、液体
窒素中に急冷する。
を用いて測定した。DECの測定条件は次のとおりであ
る。すなわち、試料ポリマ10mykDSC装置にセッ
トしく融点+30℃)の温度で5分間溶融した後、液体
窒素中に急冷する。
この急冷試料全り0℃/分で昇温し、ガラス転移温度全
検知する。さらに昇温を続け、ガラス状態からの結晶化
の発熱ピーク盗5麿を本って冷枯晶fヒ温麻T 入すス
−(7)フィルムの引裂強さ JIS−P−8116に規定された方法にしたがって、
東洋精機製作新製のエルメンドルフ引裂試験機を用いて
、25℃、65%RIfにて、フィルムの長手方向およ
び幅方向の引裂伝帳抵抗(単位:r/m+n)全測定し
、両方向の相加平均値をもって引裂伝帳抵抗とし、引裂
伝帳抵抗がニア(1/■以上の場合は引裂強さ:良好、
70f/rnM未渦の場合は引裂強さ:不良と判定した
。
検知する。さらに昇温を続け、ガラス状態からの結晶化
の発熱ピーク盗5麿を本って冷枯晶fヒ温麻T 入すス
−(7)フィルムの引裂強さ JIS−P−8116に規定された方法にしたがって、
東洋精機製作新製のエルメンドルフ引裂試験機を用いて
、25℃、65%RIfにて、フィルムの長手方向およ
び幅方向の引裂伝帳抵抗(単位:r/m+n)全測定し
、両方向の相加平均値をもって引裂伝帳抵抗とし、引裂
伝帳抵抗がニア(1/■以上の場合は引裂強さ:良好、
70f/rnM未渦の場合は引裂強さ:不良と判定した
。
(8)フィルムの厚みムラ
フィルム(エッヂ部分はカットしたもの)の幅方向に連
続して厚さを測る(フィルム全幅は1 m )。この厚
さの最大値と最小値の差を、平均厚さで除し、これK
100を乗じて係表示した値全厚みムラとする。この値
が10チ未満であれば厚みムラ良好、10%以上の場合
は厚みムラ不良と判定した。
続して厚さを測る(フィルム全幅は1 m )。この厚
さの最大値と最小値の差を、平均厚さで除し、これK
100を乗じて係表示した値全厚みムラとする。この値
が10チ未満であれば厚みムラ良好、10%以上の場合
は厚みムラ不良と判定した。
(9)熱処理性
二軸延伸、熱処理の製膜操作を10時間連続して行なう
(巻取速度:20m1分)。この時の熱処理工程でのフ
ィルム破れが1回以下の場合は熱処理性:良好、2回以
上の場合全熱処理性:不良と判定した。
(巻取速度:20m1分)。この時の熱処理工程でのフ
ィルム破れが1回以下の場合は熱処理性:良好、2回以
上の場合全熱処理性:不良と判定した。
本発明は特定のポリエーテルエステルからなる二軸配向
フィルムを特定の熱処理条件にて熱処理する製造方法と
したので、分子の緩和が起こる前に結晶化させることが
できたものである。
フィルムを特定の熱処理条件にて熱処理する製造方法と
したので、分子の緩和が起こる前に結晶化させることが
できたものである。
(1)ヤング率が高く、かつ、寸法安定性、厚みムラお
よび、引裂強さの良好なフィルムが得られ、しかも熱処
理性が良好な製造方法となる。
よび、引裂強さの良好なフィルムが得られ、しかも熱処
理性が良好な製造方法となる。
本発明で得られたフィルムは従来二軸配向ポリエチレン
テレフタレートフィルムが用いられていた全ての用途に
適用できるが、特に適した用途は著しく高いヤング率と
寸法安定性を有するため高ヤング率と寸法安定性が特に
要求されるビデオ、オーディオ用などの磁気テープベー
スフィルム、磁気ディスク用フィルム、およびコンデン
サー用フィルムである。
テレフタレートフィルムが用いられていた全ての用途に
適用できるが、特に適した用途は著しく高いヤング率と
寸法安定性を有するため高ヤング率と寸法安定性が特に
要求されるビデオ、オーディオ用などの磁気テープベー
スフィルム、磁気ディスク用フィルム、およびコンデン
サー用フィルムである。
次に実施例に基づいて本発明の実施態様を説明する。
実施例1.比較例1〜7
溶融粘度が3000ポイズのポリエチレンα、β−ビス
(2−クロルフェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキ
シレートのペレツ) (f−180℃で3時間、減圧乾
燥(3Torr)させた。これを押出機に供給し、30
0℃でシート状に溶融押出し、静電印加キャスト法にて
表面温度20℃のキャスティング・ドラムに巻きつけて
冷却固化し、厚さ約130μmの未延伸フィルムを作っ
た。この未延伸フィルムを延伸温度115℃で長手方向
に4倍延伸した。この延伸は2組のロールの周速差によ
って行なわれ、延伸速度は10000%/分であった。
(2−クロルフェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキ
シレートのペレツ) (f−180℃で3時間、減圧乾
燥(3Torr)させた。これを押出機に供給し、30
0℃でシート状に溶融押出し、静電印加キャスト法にて
表面温度20℃のキャスティング・ドラムに巻きつけて
冷却固化し、厚さ約130μmの未延伸フィルムを作っ
た。この未延伸フィルムを延伸温度115℃で長手方向
に4倍延伸した。この延伸は2組のロールの周速差によ
って行なわれ、延伸速度は10000%/分であった。
この−軸延伸フィルムをステンタを用いて延伸温度15
0℃(ポリマの冷結晶化温度T +15℃に相当)で幅
方向に4.2倍延伸した。
0℃(ポリマの冷結晶化温度T +15℃に相当)で幅
方向に4.2倍延伸した。
Cに
の場合の延伸速度は1000%/分であった。
こうして得られた二軸配向フィルムの厚さ方向屈折率−
1は1.533、密度P0は1.450であった。この
二軸配向フィルムをステンタを用いてまず210℃で1
0秒間第1段階熱処理を行ない、厚さ方向屈折率n2□
k1.545、密度p2に1.465とし、その後直ち
に240℃で10秒間第2段階熱処理を行ない、厚さ方
向屈折率%3を1.555、密度ρ3を1.475と1
.、厚さ8μ情のフィルムを得た。この時の熱処理工程
でのフィルム破れは10時間で0回であり、熱処理性は
良好であった。このフィルムのヤング率は、長手方向が
750に9/閣2、幅方向が750Kg/■2と良好で
あシ、寸法安定性、引裂強さ、厚みムラともに良好であ
った(第1表、実施例1参照)。しかし、n2□、pl
が本発明の範囲と異なる場合(比較例1〜3)や、第1
段階および/または第2段階の熱処理温度が本発明の範
囲と異なる場合(比較例5〜6)は、熱処理性、および
得られたフィルムのヤング率、寸法安定性、引裂強さ、
厚みムラの全てを満足させることはできなカッタ。また
、ポリエーテルエステルが本発明と異なる場合(比較例
7)は、屈折率、密度、熱処理温度を如何に工夫しても
本発明の目的を満足するフィルムは得られなかった。
1は1.533、密度P0は1.450であった。この
二軸配向フィルムをステンタを用いてまず210℃で1
0秒間第1段階熱処理を行ない、厚さ方向屈折率n2□
k1.545、密度p2に1.465とし、その後直ち
に240℃で10秒間第2段階熱処理を行ない、厚さ方
向屈折率%3を1.555、密度ρ3を1.475と1
.、厚さ8μ情のフィルムを得た。この時の熱処理工程
でのフィルム破れは10時間で0回であり、熱処理性は
良好であった。このフィルムのヤング率は、長手方向が
750に9/閣2、幅方向が750Kg/■2と良好で
あシ、寸法安定性、引裂強さ、厚みムラともに良好であ
った(第1表、実施例1参照)。しかし、n2□、pl
が本発明の範囲と異なる場合(比較例1〜3)や、第1
段階および/または第2段階の熱処理温度が本発明の範
囲と異なる場合(比較例5〜6)は、熱処理性、および
得られたフィルムのヤング率、寸法安定性、引裂強さ、
厚みムラの全てを満足させることはできなカッタ。また
、ポリエーテルエステルが本発明と異なる場合(比較例
7)は、屈折率、密度、熱処理温度を如何に工夫しても
本発明の目的を満足するフィルムは得られなかった。
実施例2〜4.比較例8〜10
実施例1に用いたポリエチレンα、β−ビス(2−クロ
ルフェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキシレートの
未延伸フィルムを延伸条件を変えて延伸し、2段階熱処
理を行につた(第2表・実施例2〜4参照)。いずれの
延伸条件においても、熱処理性、および得られたフィル
ムのヤング率、寸法安定性、引裂強さ、厚みムラの全て
が良好であったが、幅方向の延伸温度がT +10℃〜
T′cc+25℃の範囲である場合C (第2表・実施例2)については、ヤング率が特に良好
であった。しかし、延伸条件が同じであっても熱処理方
法が本発明外である場合(第2表・比較例8)は、ヤン
グ率が不良であった。また、ポリマが本発明と異なる場
合(比較例9 、10)は、幅方向の延伸温度がそのポ
リマのT、、 + 15℃では延伸できず、安定製膜す
ることができな力・つた。
ルフェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキシレートの
未延伸フィルムを延伸条件を変えて延伸し、2段階熱処
理を行につた(第2表・実施例2〜4参照)。いずれの
延伸条件においても、熱処理性、および得られたフィル
ムのヤング率、寸法安定性、引裂強さ、厚みムラの全て
が良好であったが、幅方向の延伸温度がT +10℃〜
T′cc+25℃の範囲である場合C (第2表・実施例2)については、ヤング率が特に良好
であった。しかし、延伸条件が同じであっても熱処理方
法が本発明外である場合(第2表・比較例8)は、ヤン
グ率が不良であった。また、ポリマが本発明と異なる場
合(比較例9 、10)は、幅方向の延伸温度がそのポ
リマのT、、 + 15℃では延伸できず、安定製膜す
ることができな力・つた。
手続補正書
昭和59年8月29日
特許庁長官 志 賀 学 殿
1、事件の表示
昭和59年特許lit第33354号
2、発明の名称
ポリエーテルエステルフィルムの製造方法3、補正をす
る者 事件との関係 特許出願人 名称 (315)東し株式会社 明細書の発明の詳細な説明の榴 6、補正の内容 (1) 明細@20頁表1中の上段のr p (f/a
l) Jkrρl(S’/m!月と補止テる。
る者 事件との関係 特許出願人 名称 (315)東し株式会社 明細書の発明の詳細な説明の榴 6、補正の内容 (1) 明細@20頁表1中の上段のr p (f/a
l) Jkrρl(S’/m!月と補止テる。
Claims (1)
- エチレンα、β−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン
−4,4′−ジカルボキシレートを主たる繰り返し単位
とするポリエーテルエステルからなり、厚さ方向屈折率
n2□が1.500<”zi≦1.550、密度ρ1が
1.430 t /cd< p 1≦1.47 Of/
−である二軸配向フィルムを、150℃以上230℃未
満で第1段階の熱処理を行い、而ちに230℃以上27
0℃未満で第2段階の熱処理を行なうことを特徴とする
ポリエーテルエステルフィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3335484A JPS60178022A (ja) | 1984-02-25 | 1984-02-25 | ポリエ−テルエステルフイルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3335484A JPS60178022A (ja) | 1984-02-25 | 1984-02-25 | ポリエ−テルエステルフイルムの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60178022A true JPS60178022A (ja) | 1985-09-12 |
Family
ID=12384241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3335484A Pending JPS60178022A (ja) | 1984-02-25 | 1984-02-25 | ポリエ−テルエステルフイルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60178022A (ja) |
-
1984
- 1984-02-25 JP JP3335484A patent/JPS60178022A/ja active Pending
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