JPS60177063A - 塩化ビニル系樹脂組成物 - Google Patents

塩化ビニル系樹脂組成物

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JPS60177063A
JPS60177063A JP3301384A JP3301384A JPS60177063A JP S60177063 A JPS60177063 A JP S60177063A JP 3301384 A JP3301384 A JP 3301384A JP 3301384 A JP3301384 A JP 3301384A JP S60177063 A JPS60177063 A JP S60177063A
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JP
Japan
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parts
weight
vinyl chloride
glass fibers
chloride resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP3301384A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nakagami
中上 武司
Ikuo Imanishi
今西 郁郎
Akihiro Saito
斉藤 明宏
Katsumi Okita
大喜多 勝巳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP3301384A priority Critical patent/JPS60177063A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、線膨張係数が小さく而も物性及び外観が優れ
た成形品、特に雨樋、デツキ材、窓枠等の薄肉成形品に
好適な塩化ビニル系樹脂組成物に関する。
(従来技術) 近年、塩化ビニル系樹脂製成形品、例えば、硬質塩化ビ
ニル製雨樋が多く用いられるようになってきているが、
硬質塩化ビニル製雨樋は金属製雨樋と比べて線膨張率が
大きく、使用時、気温の変化により、長平方向の長さが
変化して接続部又は止め金具の部分で変形や破損を起こ
したり、日射を直接受けた部分が熱膨張して曲がったり
波打ったすしゃずいという欠点があった。
しかして、従来、特公昭55−30639号公報に記載
の如<、50〜180の粘度指数のビニル樹脂100重
量部と、個々の粒子の平均直径が0.05〜50μであ
る無機充填剤10〜60重量部と、潤滑剤1.5〜5重
量部と、長さ4〜6龍のガラス繊維5〜40重量部と、
ガラス15〜25重量部を有する押出成形組成物が提案
されているが、ガラス繊維が樹脂中に均一に分散しに<
<、又混入されたガラス繊維とビニル樹脂との接着性が
悪くて、ガラス繊維の周りに大きな空隙が発生し、この
ためガラス繊維が加えられる前のビニル樹脂に比べて、
成形品の耐衝撃性等の物性が著しく低下してしまい、又
成形性が充分でなく、成形品の表面状態が悪いばかりで
なく、これが起因して、屋外で使用された時に短時間の
内に白化する(チョーキング)という欠点があった。
(本発明の目的) 本発明考は、如上の小太に鑑がみ、鋭意検i1・1した
結果、ガラス短繊維の長さを極く短くし、且つガラス短
繊維と樹脂との間の密着性を良くする改質剤を加えこと
により、叙上の如き従来の欠点を解消し得ることを見い
出し本発明をなすに至ったものであり、本発明は、線膨
張係数が小さくて熱変形が起こりにくく、しかも耐衝撃
性等の物性が優れ、且つ成形性表面状態の良好な成形品
、特に雨樋、デツキ材、窓枠等の薄肉の成形品に好適な
塩化ビニル系樹脂組成物を提供することを目的とするも
のである。
(発明の要旨) 本発明の要旨は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し
て、ガラス短繊維5乃至30重量部と、無機充填剤10
乃至50重量部と、ガラス玉5乃至30重量部と、塩素
化ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アク
リルニトリループクジエン−スチレン共重合体及びメチ
ルメタアクリレート−ブタジェン−スチレン共重合体の
中から選択された少なくとも1種の改質剤5乃至20市
丁11部とを加えてなる塩化ビニル系樹脂組成物に存す
る。
(発明の構成) 本発明に使用される塩化ビニル系樹脂としては、例えば
、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリ塩化ビニリデン及び
塩素化ポリ塩化ビニル(塩素化PVC)等が好適に使用
され、就中、ポリ塩化ビニル(P V C)が特に好適
に使用される。
本発明に使用されるガラス短繊維としては、例えば、ス
トランドが長さ0.05〜3inC成形品中に存在時)
に切断されたガラスチョップや、長さ0.05〜3mm
(成形品中に存在時)に切断されたパイル状のもの等が
好適に使用され、就中、長さ0.05〜3龍(成形品中
に存在時)に切断されたガラスチョップが特に好適に使
用され、又エポキシシラン等のカップリング処理剤にて
表面処理されたものが好適に用いられる。
本発明に使用される無機充填剤としては、例えば、沈陣
性炭酸カルシウム、軽微性炭酸力ルシュウム、極微細炭
酸カルシウムの如き炭酸カルシウム、シリカ、タルク、
ケイソウ土、クレー、マイカ等のケイ酸塩及びアルミナ
等が好適に使用され、就中、極微細炭酸カルシウムが特
に好適に使用され、又有機酸塩等で表面処理されたもの
が好適に使用され、又粒子径がOol μ以下のものが
好適に使用される。
本発明に使用されるガラス玉とし“Cは、例えば、50
乃至100μであって、表面がエポキシシラン等のカッ
プリング処理剤にて処理されたものが好適に使用され゛
る。
本発明に使用される改質剤としては、系中に加えられる
ことにより、ガラス短繊維と塩化ビニル系樹脂との間の
密着性を改良し、ガラス短繊維の周りに発生する空隙を
小さく押さえ、成形品の耐衝撃強度等を向上させ”るも
ので、塩素化ポリエチレン(塩素化PE)、エチレン−
酢酸ビニル共重合体、アクリルニトリル−ブタジェン−
スチレン共重合体(ABS)及びメチルメタアクリレー
トーブタジエンースチレン共重合体(MI3S)の中か
ら選択された少なくとも1粍のものが使用される。
本発明においζは、上記のものの他、安定剤、顔料が必
要に応じて併用されてもよい。
本発明においては、他の成分と共に、ガラス短繊維を、
塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、5乃至30重
量部加えることにより、成形性及び耐衝撃性等を悪くさ
せることなく、成形品の線膨張率を小さくし、且つ剛性
を大きくし、温度変化により熱変形しにくくする。ガラ
ス短繊維が全く加えられていないか又はその添加量が塩
化ビニル系樹脂100重量部に対して、5重量部未満の
少量加えられただけでは、充分な効果が期待できず、又
30重量部を越えるような多量加えられた場合は、成形
性が悪くなり、成形品の外観が滑らかと成らず、又耐衝
撃性及び耐候性が悪くなってしまう。
本発明においては、他の成分と共に、無機充填剤を、塩
化ビニル糸種111100重量部に対して、10乃至5
0重量部加えることにより、耐候性及び耐衝撃性を悪く
させることなく、成形品の、剛性を改良し、温度変化に
より熱変形しにくくする。無機充填剤が全く加えられな
いか又はその添加量が塩化ビニル系樹脂100車量部に
対して10重量部未満の少量加えられただけでは、充分
な効果が期待できず、又50重量部を越えるような多量
加えられた場合は、耐1社撃性及び耐候性が悪くなって
しまう。
本発明においては、他の成分と共に、ガラス玉を、塩化
ビニル系樹脂100重量部に対して、5乃至30重量部
加えることにより、成形品の耐衝撃性を悪くさせること
なく、成形性を改良する。ガラス玉が全く加えられない
か又は5重量部未満の小量加えられただけでは、充分な
効果は期待できず、30重量部を越えるような多量加え
られた場合は、成形特成形機中での樹脂の混練が不充分
となり成形性がかえって悪くなるばかりか、耐衝撃性が
悪くなってしまう。
本発明においては、他の成分と共に、前記改質剤を、塩
化ビニル系樹脂100重量部に対して、5乃至20重量
部加えることにより、線膨張率を大きくさせるごとなく
、成形品の耐衝撃性及び剛性等の物性を改良する。改質
剤が全く加えられないか又は5重量部未満の少量加えら
れただけでは、充分な効果が期待できず、又20重量部
を越えるような多量加えられた場合は、線膨張率が大き
くなってしまう。
(発明の効果) 本発明は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対して、ガ
ラス短繊維5乃至30重量部と、無機充填剤10乃至5
0重量部と、ガラス玉5乃至30重量部と、前記改質剤
5乃至20重量部とを加えてなるものであるので、成形
品の、線膨張率が小さくて温度変化による熱変形が起こ
りに<<、而も抗張力、耐衝撃性の物性が優れており、
且つ成形性が良く、成形品の表面状態が良好であり、外
観が良い。
以下本発明を実施例により説明する。
(実施例1〜5) 第1表に示ず配合物(ガラス短繊維は、長さ2〜5關で
、表面がエポキシシランで処理されたもの使用)を混合
機にて120℃で6分間加熱混合し、この混合物をロー
ル混練機にて160℃で5分間混練して厚さ1.2順の
シート状物を作り、このシート状物を粉砕して3龍角の
粉砕片を作り、この粉砕片を押出機、金型にて樹脂温度
180乃至185°Cで押出して、厚さlJmmの薄肉
異形成形品を押出成形した。
成形品より試験片を切り出して、線膨張率、耐張力、伸
び、衝撃強度及び成形品中のガラス短繊維の長さを測定
し、又成形品中のガラス短繊維と樹脂との間の密着性を
観察した。その結果を実施例1〜5として第1表に示す
(比較例1) 第1表の比較例1の配合物を混合物にて良く混合し、こ
の混合物を押出機、金型にて樹脂温度180乃至185
℃で押出して、厚さ1.2uの薄肉異形成形品を押出成
形した。その試験片を切り出して、線膨張率、抗張力、
伸び及び衝撃強度を測定した結果を比較例1とし°(第
1表に併せて示す。
(比較例2) 第1表の比較例2の配合物(ガラス短繊維は、長さ2〜
511nで、表面エポキシシランで処理されたもの使用
)を比較例1と同様の成形を試みたが、成形性が悪く成
形ができなかったので、第1表に示す配合物を混合機に
て當温で混合し、この混合物をロール混練機にて190
℃で5分間混練して厚さ1.2鮪のシート状物を作り、
このシート状物を切り出して、ハンドプレスにて、19
0°C50kg / cJで2分間予熱後、190℃1
00 kg/ cJで1分間プレスして厚さ1.3鶴の
シートを作製し、このシートより試験片を切り出して実
施例と同様の測定及び観察を行った結果を比較例2とし
て第1表に併せて示す。
尚、線膨張率については、ASTM:D696にて測定
した。抗張力及び伸びについてば、JISA5706に
て測定した。衝撃強度については、JISA5400に
て測定した。又成形品中のガラス短繊維と樹脂との間の
密着性は、試験片の断面を電子顕微鏡に°ζ見てガラス
短繊維の周りの空隙の発生状態を観察することにより判
断した。
第1表からも明らかな如く、実施例1〜5の場合はいず
れも、線膨張率が小さく、而も耐fMi撃性等の物性が
ガラス短繊維が分散されていない比較例1の値に匹敵す
る程向上しており、又成形性は1.2mmの薄肉成形品
の成形が可能であり、成形品の表面状態も良好であった
。又ガラス短繊維の周りには部分的に僅かに極く小さい
空隙が見られる程度で、ガラス短繊維と樹脂との間が良
く密着している様子が観察された。
尚、第1表からも明らかな如く、比較例1の場合は線膨
張率が著しく大きく温度変化により変形しやすいもので
ある。又比較例2の場合は、成形性が悪く、薄肉異形成
形品の成形ができず、又耐衝撃性等の物性及び耐f戻性
がとても実用に供することができない程悪かった。又ガ
ラス短繊維の周りには大きい空隙が見られ、ガラス短繊
維と樹脂との間は密着してぃながった。
第1表 第2表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し−C、ガラス
    短繊維5乃至30重量部と、無機充填剤10乃至50重
    量部と、ガラス玉5乃至30重量部と、塩素化ポリエチ
    レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アクリルニトリ
    ル−ブタジェン−スチレン共重合体及びメチルメタアク
    リレート−ブタジェン−スチレン共重合体の中から選択
    された少なくとも1種の改質剤5乃至20重量部とを加
    えてなる塩化ビニル系樹脂組成物。
JP3301384A 1984-02-22 1984-02-22 塩化ビニル系樹脂組成物 Pending JPS60177063A (ja)

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