JPS60176997A - 低転位密度の3−5化合物半導体単結晶 - Google Patents

低転位密度の3−5化合物半導体単結晶

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JPS60176997A
JPS60176997A JP59034560A JP3456084A JPS60176997A JP S60176997 A JPS60176997 A JP S60176997A JP 59034560 A JP59034560 A JP 59034560A JP 3456084 A JP3456084 A JP 3456084A JP S60176997 A JPS60176997 A JP S60176997A
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single crystal
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    • C30B15/00Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
    • C30B29/10Inorganic compounds or compositions
    • C30B29/40AIIIBV compounds wherein A is B, Al, Ga, In or Tl and B is N, P, As, Sb or Bi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (7) 技 術 分 野 この発明は低転位密度のIII−V族化合物半導体単結
晶に関する。
■族元素、B、A4、Ga、Inなどと、■族元素N、
P、As、Sbなどを含む化合物半導体は、例えばGa
As 、InSb 、 GaP 、InP 、 GaS
b 、−・−=など多数の絹合わせがありうる。
電界効果トランジスタ、これを含む集積回路、発光素子
、受光素子、光集積回路の基板として用いられる。
転位密度は、結晶欠陥の数を表わすもので、単結晶をス
ライスして、ウェハにし、これをエツチングした時に、
ウェハ而に現われるエッチピットの単位面積あたりの数
(Etch Pit Density) EPDを数え
る事によって、結晶欠陥の程度を知る。
転位密度は低い事が望ましく、又分布がウェハ内で、さ
らにインゴット内で均一であることが望ましい。
しかし、例えばGaAs単結晶の場合、LEC法(液体
カプセルチョコラルスキー法)で引上げたものの、エッ
チピットは極めて多く、Ii:PDは5〜2 万〜10万m に達する。
LEC法は、引上法であって、単結晶は原料融液から気
体の中へ引上げられるので、固液界面近傍での温度変化
が大きく、熱応力が発生する。このため熱歪みが入って
、EPDか多くなる傾向にある。
HB法(水平式ブリッジマン法)ハ、ボートを用い、温
度分布を水平方向に変化させるものである。温度制御の
自由度が高いので、熱応力を抑える事かでき、EPDを
少なくできる。しかし、HB法によって作られた単結晶
は、断面が円形でなく、D型に近いため、円形ウェハを
切取る際に無駄な部分が生しる、という欠点かある。
また、HB法は石英ボートを使うから、シリコンが結晶
中に含まれやすく、比抵抗の低いものになってしまう。
FET基板に必要な半絶縁性を得るには、例えばクロム
などをドープしなければならない、という難点もある。
本発明は、化合物半導体単結晶の製造方法によらず適用
する事ができる。Lli:C法及びHB法に等しく適用
できるし、その他の方法で作られる屯結晶にも適用でき
る。
(イ)不純物硬化 多くの純粋な金属は、柔らかくて弱いものである。不純
物を加える事によって、金属は硬さやねばりを増してく
る。このため、鉄に炭素を加えたり、異なる金属を混合
して合金が作られたりする。
化合物半導体についても、不純物を加える事によって、
結晶の強度を増し、EPDを減少させる試みがなされて
きた。
米国特許第3.496.118号(特許日1970年2
月17日)に於て、ウィラ〜ドソン等はIll −V族
化合物半導体の電子移動度を高めるため、Te、Sb、
Bi、pbなどの不純物をドープするのが良い、という
事を主張している。ウィラードソンは、不純物の偏析係
数が、0.02以下のものを選ぶべきだとしている。
ミルヒツトスキー達は、Journal of’ Cr
ystalGrowth 52 (1981) p、a
!116−403 に於て、LEC法でGaAs単結晶
を引上げる時、Te、In、 Snなどを1019個−
3程度ドープすると、EPDが顕著に低下する、という
事を見出した。最も有力なものはTeで、これを加えて
20〜25mmφの単結晶を引上げた時、EPDは10
2m−2程度にまで低くなったと言っている。
ミルピッドスキーは、不純物を加えることにより、臨界
剪断応力が高くなり、このため欠陥が発生しにくくなる
のだと説明している。
ヤコブ達は、Journal of Crystal 
Growth 61(1983) 417−424 に
於て、GaAs 、InP t(どを、P、B、In、
SbなどをドーピングしてLEC法でσ1上げた実験に
ついて報告している。非常に小さい結晶で、15〜25
朋φの111結晶である。
InはInASの化合物の形で、sbは、単体又は、G
a5bO形で、GaAsにドーピングしている。Inの
結晶中での濃度は7.11.13×1019/CIn3
テあり、前二者については結晶の−F方2/3が、最後
のものについては上方115が単結晶化し、ここでEP
Dは102α 以下であったと言っている。
また、ヤコブは、GaASについて、P、Bのドーピン
グは、何らEPDの低減化をもたらさなかった、といっ
ている。
このように、不純物元素を1019c1n 以上加えた
GaAs 、InPなどのLEC法による引上げは既に
いくつかなされている。
不純物硬化と仮に呼んでいるが、この呼称が適当である
かどうか疑問である。
また、EPDが不純物の存在により、どうして減少する
のか?という点について、本発明者を満足させうる説明
はなされていない。
これらの実験は、全て、1種類の不純物を、意図的に加
えるものである。実際には、2種類以上の不純物が混入
しているのであろうが、これは原料に含まれる不純物で
あって、精製の段階で除去できなかったものである。
2種以」−の不純物を、意図的に加えた化合物半導体用
結晶の報告や発表は、これまでになされていない。
(つ)等電子不純物 Te1PbSSi 、 Crなとは、m族、V族元素で
はないから、これらを不純物として加えると、l1l−
■族化合物半導体の電気的性質が変ってしまう。
これに対し、■]族元素B、A4、Ga、InやV族元
素NXP、As、Sbなどを不純物として、ホスト結晶
成分に加えると、これらがホスト結晶の対応するm族又
はV族のサイトを置換する事が多い。
この場合、同族の元素が各サイトに入っているから、電
気的性質は変らない。
そこで、これらの不純物をアイソエレクトロニック イ
ンピユリティ(l5oelectronic Impu
rity)と呼5゜これの日本語訳は定まったものがな
いが、等電子不純物、中性不純物、又はアイソエレクト
ロニック インビユリティと表現されている。ここでは
、等電子不純物という。
定義は、DI −V族化合物半導体に加えられる不純物
であって、ホスト結晶を構成する■]族、V族元素以外
の、■1、■族元素、という事である。
に)格子定数の整合性 化合物半導体混晶は、普通、デバイスに必要な部分だけ
をエピタキシーによって作られる。基板比同族の化合物
半導体を用いる事が多い。
例えば、InP晰結晶基板の上にInGaAsPのエピ
タキシャル成長層を成長させる場合、InPとInGa
AsPの格子定数の差は0.2%以下に制御される。
GaAs基板上に、GaAgAsエピタキシャル層を成
長させる場合でも、格子定数の差の割合の最大値は0.
26%である。
このように、基板と、エピタキシャル層に於て、格子定
数の整合性(格子整合)が決定的に重要である。
格子定数に差があると、基板とエビ層の境界に不整合転
位(ミスフィツトディスロケーション)が発生し、これ
がエビ層へ伝搬してゆくので、エビ層に、多数の欠陥が
発生する。
また、格子整合は、単結晶引上げに於ても重要である。
例えば、GaSbをシー1゛にして、InGaSbを引
上法で成長させる場合、GaSbとInGaSbの格子
定数の差が0.24%を越えると、InGaSb 畦結
晶の中にマイクロクラックが発生する。
このように、異なる組成の結晶が、ある定まった境界に
於て連続している時、両者の格子定数が等しい、という
事は必須の条件である。
け) 不純物添加にともなう析出の問題酸に述べたヤコ
ブ達の不純物添加化合物半導体単結晶は、なるほど一部
領域に於て、EPDが著しく少なくなるとしても、別の
欠点がある。
比較的多量の不純物を入れる事によりEP、Dを減する
のであるが、不純物の偏析係数が1より小さいか、或は
大きいので、結晶を引上げている間に、原料融液の中の
不純物濃度が著しく変化する。
多くの場合、偏析係数は1よりずっと小さいので、不純
物は結晶成長が進むとともに濃縮されてゆく。このため
、結晶中の不純物濃度もフロント(種結晶に近い方)で
低く、バック(種結晶に遠い方、最後に引上げられた部
分)で高くなる。
もともと、不純物濃度が高く、lQ’wt%の時もある
から、これが濃縮されたバックに於ては、もはや単結晶
にならず、不純物がところどころに塊り状となって析出
する事もある。このように、多結晶化した部分は使えな
い。
ヤコブは直径が15〜25mzφの砿めで小さい実験室
サイズの単結晶しか引上げていないのであるが、それで
も、不純物の添加隈の多い場合、下方1/3〜273に
単結晶でない部分ができてしまう。
半導体単結晶に熱歪みが生ずる程度は、直径の2乗〜3
乗に比例すると考えられる。工業的に価値あるウェハは
、少なくとも2インチの直径がなければならない。そう
すると、15〜25mmφのものに比して、製造の困難
さは数倍する、と考えられる。
直径20m1IIφの単結晶で、しかもフロントの近傍
の、数分の1の部分たけがEPDフリーになったところ
で、実用的な意義に乏しい。
例えば、GaAsにInをドープする場合でも、Inの
添加計が大きくなると、Inの局所的な偏析(ファセッ
ト現象、ストリエーション、スーパークーリング)によ
り、InドープGaAs結晶内に組成ムラが生じる。こ
の部分で、格子のミスフィツトが起る。さらにひどくな
ると、Inの析出を引き起こし、単結晶か崩れてしまう
のである。
このような、バック部での不純物の析出は、GaAsに
sbを加えた場合にも起こる。InPにsbを加えた場
合にも起こる。このように、添加不純物が多くないと、
EPD低減効果がないし、不純物が多いと、バック部で
多結晶化し、析出が避けられない。
この原因について、定説はないが、不純物の実効的半径
が、これによって置換されるべき同族のホスト結晶の構
成元素の半径より大きいからであろうと推測される。
例えば、GaAsにInをドープしたとする。InがG
aサイトに置換された場合、In −Asの結合の長さ
がGa −Asの結合の長さよりも長い、と考えられる
。つまり、非常に微視的な変化であるが、Inを含む格
子の寸法が池の格子よりも大きくなる傾向にあるであろ
う。もしもInの量が多ければ、このような格子の過剰
寸法の効果が累積されて、巨視的な格子不整合となり、
もはや単結晶である事を維持できなくなるのである。
GaAs中の、In−Asの結合長さが実際にどのよう
なものであるか9という事は分らない。Inの濃度を変
数として、In −Asの結合長さは変化する事であろ
う。これは、Ga−Asの結合長さとは異なるであろう
。又InAs単結晶の中でのIn−Asの結合長さとも
異なるであろう。
GaAs中のIn−Asの結合長さは、おそらく、Ga
As中のGa−Asの結合長さと、I nAs結晶中の
In−Asの結合長さの中間の値であろう。
Inやsbの場合とは逆に、ホスト結晶の構成元素より
、実効的半径の小さい不純物、例えばB、N、P、AI
などの場合も同様の事が考えられる。
GaAs0中に入ったBがGaサイトに置換したと仮定
する。B −Asの結合の長さは、Ga −Asの結合
の長さより短かく、BAs結晶中のB −As結合より
長いであろう。
(力)微視的格子整合 もしも、Inやsbを添加する事によるGaAs単結晶
のバック部での不純物析出などの現象が、格子定数の巨
視的な過剰に起因するとすれば、B、Nなどを加える事
によりこれを補償する事ができるはずである。
もちろん、これは、基板の上に成長させたエビ層や、種
結晶とこれに続く単結晶の関係の場合のように、悄然と
した境界が存在するわけではない。
従って、このような場合と、問題が異なる。
しかしながら、適当なサイズの小領域を考え、小領域に
よって単結晶を分割して考えることができる。ある小領
域の中には不純物が全くなく、ある小領域にはひとつの
不純物があり、又ある小領域にはふたつの不純物がある
、・・・・というふうになるとする。このような小領域
か隣接しているのであるから、格子整合は、この境界面
に於ても要求されるであろう。
このような格子整合の要求がもしも課されるとすれば、
2種類の不純物を使って、この要求を満す事が必要にな
る。
GaAsに於て、ホスト元素はGa、Asであるが、こ
れらと結合して、Ga−Asより長い結合を作る傾向の
ある不純物を過大不純物といい、Ga −Asより短か
い結合を作る傾向のある不純物を過小不純物という事に
する。
例えば、GaAs結晶に対し、B、Nは過小不純5隻、
Sb、Inは過大不純物である。
I nAsに対しては、B X N X Ga、、PX
 Alなトカ過小不純物で、sbが過大不純物である。
これらの不純物が、対応するサイトに置換されていると
する。そして、ホスト元素同士の結合長さをA。、過小
不純物とホスト元素との結合長さをA1、過大不純物と
ホスト元素との結合長さをA2とする。例えばGaAs
0中にNとInとを不純物として入れた場合、Ga −
Asの結合長さがAo、 N L−Ga結合長さがA1
、In−Asの結合長さがA2である。
小領域の一辺の長さの変化を考える。この小領域に於て
、過小不純物の数N1を、ポストペアGaAs0数N。
で割った値をyl、過大不純物の数N2をボストベアの
数N。で割った値をN2とする。小領域の辺の長さeは
、不純物のない時の長さを1として、となる。
結合長さA、 、A、、の基準結合長さA。との偏差を
η1、η2 とする。すなわち ’Q1= (AI −Ao)/Ao (2)η2= (
A2−Ao)/Ao (a)η、は負で、η2は正であ
る。
結子定数のミスフィツトεは 1εl−1#−11(4) で定義されるから、 ε 0 η】’/】 十 η2y2 (5)となる。
先程述べたように、基板とエビ層、種結晶と単結晶の間
でのミスフィツトの許される上限は0.2%程度である
。これは−次元的な接触である。
本発明の場合、不純物を含む小領域は上下左右前後の境
界面に於て不純物を含まない小領域と接するわけである
。三次元的な接触である。従って、格子整合の要求はも
つと厳しいはずである。]/100%のオーダーであろ
う。
y]NO° N +(6) N2NO:N2(7) であるが、Noをここから捨象する事を考える。
かわりに、過小不純物、過大不純物の、全不純物の中に
占める比の値をN3、N2 とする。
Z1+22 = ] (8) Z+−3’lNO/(Nl 十N2) 、(g)N2 
= 3’2 NO/ (Nl 十N2 ) (10)で
ある。2..22 と、)’l 、3’2の比は、ホス
ト原子数と不純物、原子数の比に等しい。これは100
〜t o o o oの値であろう。
(5)式で定義される、格子の不整合εが1/100%
程度であるとすれば、(5)式のyのかわりにZを用い
た格子不整合係数δは δ−η】Z1+η2Z2(11) に限が1〜10%の間にあるべきである。
(11)式の2..22は比の値であるが、これを不純
物濃度X1、N2(個/c7n3)によって示す事もで
きる。
xl−1−x、。
(11)、(12)式は同じ式である。
もしも、2以上の過小不純物があり、2以上の過大不純
物があるとすれば、それらの不純物について屯に和をと
れば良い。(12)式のかわりにである。ここでX、に
っくΣは過小不純物の全てについて和を取る事を意味す
る。N2につくΣI′i過大不純物の全てについて和を
取る事を意味する。
(11)〜(13)式を、格子不整合係数式と呼ぶ事に
する。本発明ではこの絶対値が2%以下であるように不
純物を組合わせるようにしている。
(2)、(3)式と(11)式とから、δ−(AI Z
1+A2 N2 Ao )/Ao(14)と書く事がで
きる。
同様に、(2)、(3)、(13)式からと書く事がで
きる。不純物の結合長さの算術平均をAと書く事にすれ
ば、 A = AIZI +A2Z2 (16)又は、 であるから、 δ−(A Ao )/Ao (18) と書く事ができる。δは、不純物原子の結合長さの算術
平均と、ホスト結晶の基準結合長さの差を基準結合長さ
で除したものである。
(キ)結合長さの推定 結合長さA。% Al 、A2は不純物の濃度による値
である。Aoは不純物のない場合のホスト結晶の結合長
さaoにほぼ等しいであろう。
しかし、A7、A2 は、容易に測定できない。そこで
、不純物原子と、これが結合すべきホスト結晶の一方の
原子とで作る他のIl[−V族単結晶の結合長さal、
a2によってこれを代用する事とする。
例えば、GaAs結晶の結合の長さGa −Asか2.
44AT、I nAs結晶の結合の長さIn −Asが
2.62八である。
この場合、GaAs結晶の不純物InとAsの結合In
−Asの長さA2を、InAs結晶の結合の長さa2に
よって(2,62人)に置換するのである。
このようにすれば、(14)〜(18)式で定義される
δを計算する事ができる。
GaAs結晶の結合Ga −As ノ長さは、2.44
八で、InP結晶の結合In−Pの長さは、2.54八
である。
I nAs結晶ノIn−ASノ長さは、2.62人、G
aP結晶のGa−Pの長さは2.36八である。
ソノ(也、Ga−Nには1.95人、B −Asには2
.07人、Ga −Sbには2.63八、In −Sb
には2.8八を与える。
第1表は純粋なIII−V族結晶に於けるIll族V族
元素の結合長さを、八を単位として示す表である。
上1列に■族元素、左1列にV族元素を記した。
行列の交叉する点に、その1■、V族原子の結合長さを
表わしている。
Aからaへの置換によって、等電子不純物とホスト原子
の結合長さの算術平均は、(17)式のかわりに、 と書ける。alは過小不純物と相手側のホスト原子との
結合長さで、第1表で与えるものである。a2は過大不
純物と相手側のホスト原子との結合長さで、第1表で与
えるものである。
第1表 純粋な■−■族結晶の結合長さ■同じものは、
Xのかわりに成分比Zを使うと、(16)式のかわりに a=Σa、 Z、+ Σa2Z2(20)と書く事がで
きる。
格子不整合係数δは(15)式のかわりに、となる。本
発明は不純物(等電子)の結合長さくal、a2のこと
)の算術平均aが、ホスト結晶の結合の基準長さa。に
対し、プラス、マイナス2%以下しか異ならない、とい
う事を要件としている。
つまり、格子不整合係数δが −0,02≦δ≦0.02 (22) という事である。
結合長さal、a2 の基準結合長さa。との偏差η1
、η2を(2)、(3)のかわりに ηr−(a、ao)/ao (23) η2 = (a2−aG:’/aO(24)と書くと、
δは、この値を使って(11)〜(13)式でJ[算で
きる。
(り)結合長さa。r ”l + ’2第1表の値から
、ホスト結晶を適当に定めることにより、基準長さa。
、過小不純物による結合長さal、過大不純物による結
合長さa2を指定できる。
第2表は■−V族化合物半導体の四面体型共有結合の結
合長さをホスト結晶ごとに示したものである。右欄は偏
差η、@、又はη2(ト)の100%分率が示しである
(ケ)発明の構成 本発明は、■−V族化合物半導体を製造する際に、過小
等電子不純物と、過大等電子不純物を合計が、結晶中で
I X 1018□ff−3以上になり、かつ、前節ま
でに定義される等電子不純物と対応するホスト原子との
結合長さの算術平均aが、ホスト結晶の基準結合長さa
。に対し、プラス、マイナス2%以下しか異ならない、
というところに要旨がある。
等電子不純物の結合長さの偏差η1、η2は、第2表に
見るように、3%以上である。1種の等型筒2表 化合
物半導体の四面体型結合の結合長さ子不純物のドーピン
グだけでは、aとa。の差を3%以下にすることはでき
ない。
本発明では、少なくとも1種の過大不純物(a2ンao
、η2〉0)と、少なくとも1種の過小不純物(a、(
ao、η1〈0)とを組合わせて、結合長さの算術平均
aとa。の差が±2%内に入るようにしている。(22
)式の格子不整合係数δか±2%以内である、という事
もできる。
不純物濃度の合計がIQ”’n ”以トというのは、不
純物のドーピングによって、EPDが少なくなるために
必要な下限を示している。
格子不整合係数δが2%といっても、格子の中に2%の
格子不整合が出現するわけではない。
δや算術平均aは、具体的な物理量に対応しているわけ
ではない。既に説明したように、結晶内を小領域に分割
して考えた時、領域境界に現われる格子不整合は(1)
、(4)、(5)式で定義されるεである。
δは、εに不純物濃度(N]十N2)を乗じ、ポスト原
子数N。で割ったものである。
従って、δが一定であっても、不純物濃度が増IJII
すれば、格子不整合εは増大するわけである。
しかし、δは±2%以下であるから、不純物濃度が増え
てもεはあまり増加しない。不純物濃度を大きくする場
合はδ→0とするのが良いのである。
(コ) 単結晶製造装置 この発明は、LEC法にもHB法にも等しく適用できる
一例として、第1図に3湿度LEC法単結晶製造装置を
図示する。
ルツボ1は例えばPBN ()ぐゴロ1ノテイ・ンクB
N)などで作られ、グラファイトのサセプタ2によって
支持されている。原料融液4.6は浮ル・ンボ7によっ
て二重されている。浮ル゛ンボ7は下底に微小な細孔8
かあり、融液4か6へ進入できるようになっている。
5は液体カプセルである。
−I−軸15の下端には種結晶10か取付けてあり、鎖
結晶9かこれに続いて引上げられてゆく。下軸16はサ
セプタ2を支持する。
ヒータは三段になっており、下ヒータH1、中ヒータH
2、上ヒータH3がそれぞれ独立に制御できるようにな
っている。
浮ルツボを含む二重ルツボの使用は、本出願人が特開昭
56−104796に於て提案したものである。
偏析係数kが1より小さいものは浮ルツボ内に入れ、1
より大きいものは浮ルツボ外に入れる。そうすると、結
晶引上によって原料融液が減少しても、浮ルツボ内の不
純物濃度は殆ど変らないようにする事ができる。
3濡度LEC法は本出願人が、特願昭58−15477
1に於て明らかにした新規な方法である。これによると
、GaAs単結晶引−にの場合、B2O3中の温度勾配
が30〜50°C/Uで、これより上方の温度勾配が2
0°C/備以下になる。
非常に優れたLEC単結晶製造装置である。
しかし、本発明は、通常のLEC法にもHB法にも適用
できる。第1図の装置に限定されない。
(イ) 実施例1 (InP [Ga、 As、 Sを
ドープする)ホスト結晶がInPで、これにGaを過小
不純物、Asを過大不純物として、等電子不純物以外の
不純物としてSを加えた。LEC法で、IL+Oq (
脱水を完全にしたもの)を液体カプセル材とした。第1
図に示すような結晶引上装置を使った。ルツボは、中に
浮ルツボがある2重るつぼである。
InPの単結晶を<1.00>方向に成長させた。
原料は、 InP多結晶原料Wo 1000 g (6,859モ
ル)B203(充分脱水) 150 g <液体カプセ
ル)浮ルツボ内原料 W 150 g (1,029モ
ル)浮ルツボ外原料 W 850 g’ (5,880
モル)不純物添加は GaAs (浮/l/ツボ外へ) ’ 288 mg(
Gaとしては 186mg) InAs (浮ルツボ内へ) 1109mg(Asとl
、Tは 438 mg) InS(浮ルツボ内へ) 32mg (Sとしては 6.64 mg) である。InP内に於てAs、Ga、Sの偏析係数は・
k(As) 二 〇、4 k(Ga) = 8 k(S) = 0.5 である。Gaはkが1より大きいので浮ルツボ外に入れ
る。
これらの原料から、LEC法によってInP単結晶を引
上げた。条件は、 ルツボ 石英 溶融温度 1100℃ 窒素ガス雰囲気 49 atm σ1上速度 7酎/H −り軸回転 3〜2ORPM 下軸回転 5〜BORPM InPの密度をρ(4,78’/ )、多結晶チャージ
量をW(又はW)とすると、この容積は(W/ρ)であ
る。不純物の添装置をmlその原子量をMとすると、(
m7M )モル添加した事になる。1モルの原子数はア
ボガドロ数り。(6,02X 1023)である。
この不純物の偏析係数をkとし、mの不純物を、チャー
ジiwに添加したとする。
すると、不純物の(rn/M)モルが、容積(W/ρ)
の中に分布する。単位体積あたり、’−(mρ/ Mw
 )モルの不純物が存在する。原子数に直すには、これ
にり。を乗じる。これは液中の数であり、単結晶に′な
−った一蒔は、これにkを乗じて、不純物の結晶中の濃
度nを得る。
である。
ASノ不純物濃度は、k = 0.4、m = 488
 mg、M = 74.922、ρ” 4.787 g
7cm3、Lo= 6.02 X 10”3、Wは、浮
ルツボ内に入れる事から150gである。
9−3 n (As) = 4.5 X 10 [と計算できる
。これは初期濃度である。通常のLEC法であると、こ
れは増加してゆくが、浮ルツボを用いる場合は、殆ど変
動しない。むしろ減少する。
Ga)不純物濃度は、k=8、m=Ll16mgsM=
69、.72、ρ−4.787 g’/ tM3、Wは
浮ルツボ外である事から850gである。
n (Ga)=2X 10 Cm となる。これも、二重ルツボの場合、あまり変動しない
はずである。
Sの不純物濃度は、k = 0.5、m = 6.64
 mg 。
M=32として、 n (S) −2X 10 口 である。
これによって、直径2インチ、900gの耐結晶を引上
げた。単結晶をスライスしてウェハニジ、エツチングし
て、EPDを測定した。ウェハの周縁部はEPDが特に
高いので、周縁5鰭を除いて、平均をとると、 フロント(頭部)の平均EPD = 4000 cm 
”バック(尾部)の平均EPD =1500α−2であ
った。
EPDは、LEC法の場合、フロントで少なく。
バックで多いものである。この結果は逆の傾向を示す。
しかも重要な事は、バックまで単結晶であり、不純物の
析出が見られなかった、という事である。
この理由は、浮ルツボに入れたAsが引上げとともに薄
くなってゆき、バックの近傍で最適の濃度に達した為と
考えられる。
等電子不純物の結合長さの算術平均を考える。
(イ)過大不純物In −As a2 = 2.62八
9−3 n (AS) X2= 4.5 X 10 0R(ロ)
過小不純物Ga−P a、=2.36人9−3 n (Ga) x、= 2X 10 Cmこれらの値か
ら a = 2.54八 である。ホスト結晶のIn −Pの長さa。−2,54
人であるから、一致する。
この計算はGa、Asの濃度として、計算された初期濃
度を使っている。実際に引上げたインゴットの各部分で
、GaXAsの濃度を測定して、算術平均の式からaを
計算した場合、 δ= (a ao)/ ao−−0,5%〜+0.8%
の中に入っていた。δの絶対値は1%以下である。
この場合は、2重ルツボを使うから、原料融液中の不純
物濃度は、耐結晶を引上げている間中、はぼ一定である
事ができる。
しかし、一般のLEG法では、偏析係数が1でない限り
、単結晶引上げにともなって、不純物濃度が変動する。
この場合、(25)式のkのかわりに、を使って、結晶
中の不純物濃度を計算する。ここでSは同化率である。
最す−の原料融液の重量を1とした時、ある時刻でその
内Sの分だけ結晶化した、吉いう率を示す。
(′))実施例1) (InPに、にa、 As、 S
nをドープする)ホスト結晶がInPで、過小不純物と
してGa、過大不純物としてAs、等電子不純物以外の
不純物としてSnをドープした。先例と引」二条性、厚
相はほぼ同じで、SのかわりにSnが入っている点だけ
異なる。(1,00>方向に成長させる点も同じである
InP多結晶 10.00g (内150gは浮ルツボ内、850gは浮ルツボ外)B
203 (脱水’) 150g GaAs (浮ルツボ外へ) 283mgInAs (
浮ルツボ内へ) 1109mgSn (浮/l”/ボ内
へ) 562mgである。Ga、Asの濃度は前例と全
く同じである。
Snにライては偏析係数kが0.022、M=118.
69であるから、Snの濃度 81 n (Sn ) = 2 × 10 Cノl!である。
等電子不純物の結合長さIn−As(B2)、Ga−P
(a、)の算術平均aは前例と同じくa=2゜54人 でβって、InPのa。−2,54八と一致する。
実際にインボッ)・中のGa、Asの濃度を測定したと
ころ に入っていた。
エッチピット密度は、ウェハにしてからエツチングし、
周辺5朋を除いて、平均値をめた。
フロントの平均E P D = 55QQ onハック
(7) 平均E P D = 2500c71Wであっ
た。
このように、EPDが(jめて少い。しかもバックに於
て、EPDがより低く、不純物の析出もない。
InPに、SやSnを更にドープする場合は、四面体型
共有結合による結合長さが、In −Sで2.48人、
Sn −Pで2゜50八である。これらの値はInPの
基準結合長さ2.54人に極めて近いので、第3のドー
パントとじて好適なものである。
これらの例はInP結晶を〈100〉方向に成長させた
ものである。<tii>、<311>方向の成長にも適
用できるのは、言うまでもない。
(2)実施例III (InPに、Ga、As、Feを
ドープする)同様にInP結晶をLEC法で作製した。
S、SnのかわりにFeを第3の不純物として入れた。
結晶中のFeの濃度は n(Fe)=8×10〜8×10cm であった。抵抗率が2〜6×107ΩCTIIの半絶縁
性InPが↑l)られた。
(lり実施例1%l (GaAsに、In、Bをドープ
する)GaA’s lk結晶に、過大不純物In、過小
不純物Bをドープする。第1図に示すようなLEC引上
装置にtを用いた。(1,00>方向に成長させた。
圧胴は、 GaAs多結晶 2000g (18,88モル)との
内浮ルツボ内w 200g (1,383モル)との内
浮ルツボ外W 1800g B203 (充分脱水) 800g(液体カプセル)等
電子不純物 過大 ” 791. mg (浮ルツボへ)過小 8 
123mg(浮ルツボへ) 引上条件は、 醐(液温度 1250℃ 窒素ガス圧力 8atm 引」二速度 4〜lQlqm/H 上、下軸回転 3〜15RPM である。
Inの偏析係数には帆lとする。Bの偏析係数は定義で
きない。散体中のBの濃度とこれに接する固体中OBの
濃度に比例関係がな−1,−10Lがも、この関係は、
第2図に示すように、液体カプセル(′AB203の水
(H2O)による残留酸素02のモル分率βによって変
化する。
しかし、In、Bともに偏析係数は1より小さいという
ことはいえるから、いずれも浮ルツボへ入れる。
Inについて、濃度n (In )を(25)式によっ
て計漣する。k=0.1、m= 7g1 mg 、 G
aAsの密度ρ=5゜807g、/crn 、M=11
4.82、 W(浮ルツボ分)=200gであるから、 +9−3 n(In)=1.I X 10.arrBの濃度につい
ては、第2図によってめる。
のモル分率βがパラメータである。B2O3は乾燥脱水
しであるのでβ=0である。
Bは7!y/V ツボの中へ入る。GaAsは200g
中に13.83モルあり、2原子あるので、この2倍の
モル数になる。Bの分子量は10.81であるから、B
3 のモル分率は、123mg添加の時、4.11 X 1
0 となる。これに(8/4 )を乗じた値はLIX 
10である。結晶中OBの濃度n(B)は、とのグラフ
から、 n (B) = 4’、7 X 10 cmとなる。
結合長さの算術平均をめる。
(イ)過小 B−As a、=2.07 Al1−3 n (B) x1= 4.7 X 10 CM(ロ)過
大 In −As a2= 2.62 人n (In)
 x2= 1.I X 10 (71算術平均 a= 2.455人 ホスト結晶GaAsの基準長さa。は2.44 Aであ
り、0.6%長いだけである。
インゴット全体について、In、Bの濃度を測定してみ
たところ n (In) −1,0〜1.5 X 10’°♂3n
 (B) −4,5〜6 X IQ18a ”であった
δ= (a ao )/ao= 1%〜+1.3%であ
った。
ウェハにした後、EPDを測定した。周辺の5騎の部分
を除いた平均は、 2 7 o ント(7)平均EPD=800crn2 バックの平均EPD ’ = 1800備であった。極
めてEPDの低い単結晶である。特に、バッグでこのよ
うに低いEPDであるという事に注目すべきである。
インゴットは、直径2インチで、1.5kgあった。
全体にわたって単結晶である。比抵抗は5〜10×10
Ω口で、半絶縁性が得られた。
Bをドーピングする場合、Bは比重が小さく浮き易いの
で、添加方法に工夫を要する。
(a) シード(GaAs )の先端に必要量のBを蒸
着し、シードの先端とともに溶融する。
(b) 浮ルツボのGaAs多結晶原料の表面にBを蒸
着しておく。
(C) 浮ルツボの内面にBを蒸着しておく。
などの方法がある。
(ソ) 実施例V (GaAsに、In、B、Siをト
ープする)前例と同じ条件で、Siを添加したものをL
EC法で<100>方向に引」二げた。
GaAs多結晶、B2O3、In、BノJjlは前例と
全く同じである。Siを225 mg新しく加えている
。浮ルツボ内(’200 gチャージ)に入れる。
Siについても、GaAs中で偏析係数kを定義できな
い。羊4図にGaAs中のSiのモル分率と、σ1上け
た結晶中のSiの濃度の関係を示す。
3 モル分率は2.9 X 10 である。このグラフから
、結晶中のSiの濃度は n (Si) −’3 X 10”ff−3となる。
実際に、インゴットの各部分でSiの濃度を測定すると
、3〜4×10備 であった。
EPDは、 フロントの平均+i:PD = 150α2 バックの平均EPD = 300備 であった。
δ=−1%〜+ 0.9% である。
前例よりもさらにEPDの少い理由は、次のように考え
られる。
Si −Asの結合長さは2.35八であり、−Ga−
Asの結合長さ2.44人に比して、僅かに小さいたけ
である。Siも含めた算術平均は、前例の値2.455
人よりさらに、基準長さに近づくから、より整合性が向
上する。
(り) GaAsにIn、Bをドーイ°する場合の一般
化GaAsの基準長さ aO=2..44B −As 
t7)長さ a、 = 2.07In −Asの長さ 
a2= 2.62であるから、BS Inの濃度x、 
、x2は、0.98ao≦a ≦ 1 、02ao (
27)X、+ X22 10 (28) によってめられる。第3図はXl、X2 を横軸、縦軸
にとって、(Xl、X2)が本発明によって許される値
の範囲を示している。
破線はa = aoを示す。斜線を付した部分が、本発
明によって許される範囲(2%)で、二乗斜線を付した
部分が1%領域である。
げ) −般 化 本発明は、一般式 %式%(29) (30) によって表現できる。
特に、不純物が2種類で、δ二重となる場合は、(−η
1)Xl−η2X2 (81) となるよう、Xl、X2 の比の値を定めれば良い。
(ツ) 効 果 (1)EPDの極めて少い単結晶を、す1上法、又はH
B法によって作製できる。
(2) 引上げ法によって作られたものも、不純物濃度
が高い場合であっても全体が単結晶になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は浮ルツボを有する二重ルツボを用いた液体力ブ
セルチョコラルスキー単結晶製造装置の断面図。 第2図はGaAs中にBを加えた場合、融液中のBのモ
ル分率と、引上げられた結晶中のBの濃度の関係を示す
グラフ。パラメータβはB2O3の中の02のモル分率
である。 第3図は本発明の化合物半導体単結晶の、BとInをド
ープする場合のB、Inの濃度の存在領域(xiX2 
)を示す図。横軸はGaAs中のB濃度x1、GaAs
中のIn濃度X2であり、斜線を付した部分が、1δ1
≦0.02、二重斜線を付した部分が1δ1≦帆01で
ある。 第4図はLEC法でGaAs 乍結晶を引上げる際の、
融液中のSiモル分率と、固体中のSi濃度の関係を示
すグラフ。 1 ・・ ・・・ ・・・ ル ッ ポ2 ・・・・・
 サセプタ 4 ・・・・・・・ 浮ルツボ外の原料融液5 ・・・
・・・・・・ 液体カプセル6 ・・・・・・・・ 浮
ルツボ内の原料融液7 ・・・・・・・・・浮ルツボ 8 ・・・・・・・・ 細 孔 9 ・・・・・・・・ 単 結 晶 10 ・・・・・・・・・ 種 結 晶H1・・・・・
・・・ 下ヒータ H2・・・、・・・・ 中ヒータ H3・・・・・・・・ 上ヒータ 15 ・・・・・・・・ 上 軸 16 ・・・・・・・・・ 下 軸 発 明 者 盛 岡 幹 雄 清 水 敦 特許出願人 住友電気工業株式会社 第1図 第3図 012345678910 X1o18GaAs中のJ
aノ(x (cm−3)’第2図 fjaAS甲のホロノモ)”d?++の3 / 4 −
 IM B(。、−3) 第41A41 10−5IQ” 10” In−2

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) ホスト結晶であるIll −V化合物半導体単
    結晶中の■族原子と■族原子の四面体型共有結合による
    基準結合長さをa。とする時、ホスト結晶中のいずれか
    の原子との四面体共有結合による結合長さa、がa。よ
    り小さな値になる少なくとも一種の過小等電子不純物と
    、ホスト結晶中のいずれかの原子との四面体共有結合に
    よる結合長さa2がa。より大きな値を有する少なくと
    も一種の過大等電子不純物とが、総濃度が結晶中に於て
    1018原子m 以上になるようドープされ、かつ該等
    電子不純物の結合長さの算術平均aが、基準結合長さa
    。に対し、プラス、マイナス2%以下しか異ならない割
    合でドープされている事を特徴とする低転位密度の■−
    ■化合物半導体単結晶。
  2. (2)等電子不純物以外の不純物が添加されている特許
    請求の範囲第(1)項記載の低転位密度の■−V化合物
    半導体単結晶。
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