JPS6017665B2 - 自動ドライバ−のファスナ−部品保持装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はねじあるいはボルト等で頭部と脚部とからなる
ファスナー部品を脚部を先にして部品供給装置から１個
宛給送し、これをドライバー先端部にて保持してこのフ
ァスナー部品をワークに縦付ける機械に関し、特に回転
駆動源を内蔵するドライバー本体に固定した外節に対し
て相対移動可能な内筒と、この内筒の先端に固定すると
ともにファスナー部品に作用してこのファスナー部品を
ワークに縦付けるように回転騒動源により駆動されるド
ライブ鞠を案内するガイド孔を有するノーズ及びこのノ
ーズの両側に取付けてガイド孔の先端を互いに閉鎖する
ようジョーぱねで付勢された一対のジョーからなるチャ
ックユニットとから構成した自動ドライバーにおいてｔ
ファスナー部品を縦付け作業中に転倒することなく確実
に脚部を先にしてジョーに保持するようにしたファスナ
ー部品保持装置に関するものである。

従来から広く利用されているこのような自動ドライバｍ
には例えば椿公昭４７−４００３針号公報に記載されて
いるものがある。

これは部品餅鎌倉装鷹から給送されたねじを互いに相対
向して配置された一対のジョーにより胸部を先にして保
持するようにし、これを自動ドライバーでワーのこ締付
けるよにしたものであるが、これを使用してねじをワー
クに縦付ける場合、ワークの緒付け穴位置とドライバー
の中心線とを一致させねばならない。この場合ドライバ
ーの中心線とワークの緒付け穴位贋とを一致させるため
に作業者がドライバーのジョ−に保持されたねじの脚部
でこの穴位置を探りトねじを締付けているのが現状であ
りへ このため穴探り時にねじが頬斜したりあるいはジ
ョーが開いてねじが飛び出して転倒したりしてドライバ
ーとねじとワークの穴の中心線の一致が不安定で正確な
縦付け作業が行なえないことがいまいまあり〜作業性が
極めて悪い。また米国特許第４００３４１７号にはこの
ようなことを解消するための装鷹を有する自動ドライバ
ーが開示されているが、これはねじを保持するジョーを
有するヘッドにジョーの後部内面に係合してジョ−の開
放を阻止するとともにヘッド‘こ沿い往復摺動自在なト
リガー手段をこのへッド！こ設け、トリガー手段の先端
がワークに当綾することによりトリガー手段のカムをジ
ョーの後端から退出させてジョーの開放を可能にするも
のである。

しかしながらジョーの開放を阻止するカムはワー外こ当
綾するトリガー手段と一体に設けてあるため〜 ワーク
が比較的鰍質材料の場合であるともトリガー手段の先端
がワークに圧痕を付けたり、またジョーの関放を可能に
するためのトリガー手段が十分に動作せずジョーを破損
することがある。

更にドライバーの先端部が比較的大きくなるため、通常
のドライバーでは作業が可能であったワークの凹部に対
してこの場合、ドライバーの先端が凹部内に入らず「ね
じ締め作業が不可能である等の問題を有している。本発
明はこのような問題に着眼し、ワークの縦付け穴＆直探
り時には部品供給菱鷹を保持するジョ−の舷開を阻止し
、締付け作業時にはジョ−の舷開動作を確実にすること
を目的として案出されたものであり、以下図面に基づき
本発鰯の一実施例を説明する。

第１図は本発明を使用した自動ドライバーを示すもので
あり、１‘まねじ２をワーク６０に綱付けるように作用
する回転駆動猿（図示せず）を内蔵するドライバー本体
である。

このドライバー本体１‘こは外筒３が固定してありトこ
の外筒３にはこれに対して相対移動可能な内節４が往復
沼敷自在に挿入されている。この内筒４の先端にはノー
ズ１０が取付けられている。第２図及び第３図に示すよ
うに内筒４の外周面の髄緩方向には前記外筒３に取付け
た流体操作弁４８のスイッチ杵亀１を外筒３と内筒４と
の相対移動作動により作用させる最溝４ａが形成してあ
り、これら流体操作弁４０と長簿亀ａは流体操作手段を
構成する。また前記内筒４内の中心線上には前記回転駆
動源により回転駆動されるドライブ麹５が配置してあり
、このドライブ軸５の先端は通常ノーズ１８１こ穿設し
たガイド孔１０ａの中心線と後述の供給管１１の中心線
とのＹ字状交又部の後方に達しており、先端にはねじ２
の頭部の形に従い鉄合可能な形状貝０ち、本実施例では
六角形状の鼓合穴５ａが形成されている。ノーズ１０の
ガイド孔亀ｏａに中心線がＹ字状に交叉する前記供給管
１亀の後端には部品供給装置（図示せず）から１個宛総
送されるねじ２が通過する供給ホース１３が接続されて
いる。更にノーズー川こはこの偽給管１ １をはさんで
相対向する一対のジョ−２０がジョーねじ２１を中心に
夫々揺動自在に支持してあり、この一対のジョー２０‘
ま夫々ジョーばね２２によりガイド孔１０ａの先端を常
時閉鎖するよう付勢されている。

これらノーズ１０と一対のジョ−２川まチャックユニッ
トＡを構成する。この一対のジョー２０の先端には前記
部品供Ｖ給袋健から給送された１個のねじ２を保持する
保持部２３が形成してあり、ねじ２の脚部は保持部２３
から前方へ突出する構成である。またこれら一対のジョ
ー２０には給送されたねじ２が逆流するのを防止するよ
うねじ２の頭部項面に先端が接近した逆止爪２４が内蔵
してあり、この逆止爪２４は爪ピン２５を中心に機動自
在であり、逆止爪ばね２６で先端が保持部２３内の中心
線に向って常時突出するよう付勢されている。更に第２
図及び第３図に示すように、夫々のジョ−２０の後方の
ノーズ】０にはピストンシリンダ機構３０等のジョーロ
ック手段が設けてあり、このピストンシリンダ機構３０
のピストンロッド３２の先端はジョー２０の後部内面２
０ｂに係合可能である。

このピストンシリンダ機機３８１ま内蔵するばね３３に
より常時ピストンロッド３２を一方向（本実施例では後
方）へ付勢するよう横成した単鰯ピストンシリンダ機造
であり「 この実施例ではねじ２をジョー２０の先端に
保持する時には圧力流体によりピストンロッド３２が貴
まね３３に抗して前方へ移動してジョー２０の後部内面
２０ｂに先様が係合しト縦付け作業時には圧力流体の供
ｖ給が前記流体操作弁４０１こより切り換えられてピス
トンロッド３２がばね３３により後退してピストンロッ
ド３２の先端とジョー２０の後部内面２０ｂとの係合が
解除される構成である。この圧力流体は第１図及び第４
図に示すように前記流体操作弁４０‘こ接続された一方
の接続管３４を介してピストンシリンダ機構３０のシリ
ンダ部３１の後部に供給可能であり、また、流体操作弁
４Ｑは他方の接続管４２を介して圧力流体源４３に接続
されている。またノーズ亀川こはワーク６０とジョー２
０の端面との間に一定の間隔を設け、ワーク６０１こジ
ョー２０の先端が接しないようにするため特に当接部６
０ａをジョー２０の保持部２３の直前に設けた阻止部村
５．０が取付けてあり「この当接部５０ａはノーズ１０
のガイド孔亀ｏａの中心線に垂直に交叉している。また
この当鞍部５０ａにはねじ２の頭部より大きい直径の円
弧状の切欠き５０ｂが形成されている。次にこの実施例
の動作を説明する。

第１図及び第２図に示すように部品供聯合装置から１個
宛ねじ２が供給ホース１３と供給管量１とを介して脚部
を先にして給送されると、ねじ２は一対のジョＭ２０‘
こ内蔵した逆止爪２４を押しのけて通過し、ジョー２０
の保持部２３に保持される。この時、圧力流体源４３か
ら流体操作弁４０を介して圧力流体が供給されているか
らジョ‐２０の後部のノ−ズ１Ｑ‘こ一体に形成したピ
ストンシリンダ機機３０のピストンロッド３２は前進し
てその先端はジョー２０の後部内面２０ｂに係合してい
るから一対のジョー２０の先端の舷関が阻止されてねじ
２はぐらつくことなく安定して保持される。またねじ２
の頭部には逆止爪２亀が接近しているからねじ２はジョ
ー２０内に没入することがない。このような状態にてワ
ーク６Ｍこドライバーの先機を近づけてねじ２の脚部先
端にワーク６０の縦付け穴位暦を探りこの穴位瞳とねじ
２の脚部先端とを一致させた後、ドライバーをワーク６
０に押付けると、第３図に示すようにノーズＩＱと内筒
４はねじ２と逆止爪２４との位魔関係により前進が阻止
されるが〜外筒３はこの内筒４の外節面を摺動して前進
するため、ドライブ軸５はノーズ１０のガイド孔亀Ｑａ
内を前進する。この前進動作時において、回転騒動源の
スタート信号が入ると、ドライブ髄５は回転しながらね
じ２の頭部に達し、鉄合穴５２はねじ２の穣部に鉄合す
る。

このようにドライブ軸５がねじ２の磯部を押圧した時に
外筒３に固定した流体操作弁４０のスイッチ村４１は内
筒４の長溌４ａに入るから流体操作弁４０が功換わり、
ピストンシリンダ機構３０のピストンロッド３２はばね
３３により後退してジョー２０の後部内面２０ｂとピス
トンロッド３２の先端との係合が解除される。このため
、ねじ２とドライブ麹５とはねじ頭部で俄合したまま前
進して一対のジョー２Ｍま関されてねじ２はワーク６０
に縦付けられる。この動作途中においてワーク６０に前
記阻止部村５０の当鞍部５０ａが当接するからジョー２
０の先端面はワーク６０１こ薮することなく自由に舷関
される。このようにしてねじ２の締付け作業が終了した
後、回転駆動源を停止させドライバーを後退させると、
第２図に示すように外節３と内筒４は縦付け作業前の状
態に戻るからドライブ軸５も元の位贋まで戻り、一対の
ジョ−２０‘ま再び先端がジョーばね２２により閉鎖さ
れる。また同時に流体操作弁４０のスイッチ杵４１も内
縦４の長綾４ａから脱出するから操作弁４０は再び切換
わり、ピストンシリンダ機構３０のピストンロッド３２
はぱね３３に抗して前進してジョー２０の後部内面２０
ｂに係合し、ジョー２０の拡鰯が阻止され次のねじ２の
保持が可能となる。以上説明した実施例から明らかなよ
うに〜本発競はチャックユニットＡの先端の一対のジョ
ー２８１こねじ２あるいはボルト等のファスナー部品を
保持する時にはジョ−２０の先様の舷関が阻止され‐−
方、このファスナー部品をワーク６０もこ締付ける作業
時には一対のジョー２０の先端が舷関してファスナー部
品が前進可能となるようジョー２０に作用するジョーロ
ック手段とも前記外縦３と内縦−との相対移動動作によ
りジョー。

ック手段に前記動作を与えるロック操作手段とから構成
したものであるからファスナー部品はドライバーの中心
線に対して常に正しく保持されるとともにワークの縦付
け穴位贋をファスナー部品の脚部先端で探る闇にファス
ナー部品がジョーから抜けて転燈したりあるいは顔斜す
ることがなくなる。またこのように鮫付け作業前の工程
においては〜ファスナー部品を保持するジョーの拡関は
完全に阻止されるからジョーの先端から突出している脚
部に縦付け穴位魔探り動作とは関係なく物品が触れたり
してもファスナー部品は煩斜することがない。またファ
スナー部品の先端がワークに当綾し、ドライブ鞠がファ
スナー部品の頭部を押圧するまでファスナー部品はドラ
イバー中心線上に保持されるから縦付け作業時において
ファスナー部品がぐらつくことがなく完全に締付けられ
るため作業性が著しく向上する。しかもロック操作手段
は従来の様にワークに当接せず、外筒３と内節４との相
対移動動作によりロック手段を動作するものであるから
ワークが軟質材料であっても傷が付かなく、従来のドラ
イバーと同様に使用可能である。更にジョ−２０もこ保
持されたファスナー部品の磯部頂面に先端が接する逆止
爪２４を保持部２３内に常時突出するよう付勢してジョ
ー２０１こ設けたものであるからワークの縦付け穴位置
探り時にファスナー部品がジョ−内に没入することがな
く、ワークの穴位置探り作業が容易に行なえる。更にジ
ョーロツク手段をピストンシリンダ機構３０とし、ロッ
ク操作手段を外節３に固定し且このピストンシリンダ機
構３０の圧力流体を切換える流体操作弁４０と内筒４に
形成した長溝４ａとから構成したものであるから部品点
数が少なく且つ構造が簡単で確実な動作が得られしかも
、安価に提供できる等の諸々の顕著な効果を有するもの
である。図面の簡単な説明第１図は本発明の一実例を示
す自動ドライバ−の正面図、第２図は本発明の要部を示
す一部断面拡大底面図、第３図は締付け作業開始時を示
す一部断面拡大底面図、第４図は圧力流体回路図である
。

Ａはチャックユニット、１はドライバー本体、２はねじ
、３は外筒、４は内髄、４ａは長綾、５はドライブ軸、
５ａは鞍合穴、１０はノーズ、１０ａはガイド孔、１１
は供甥簿管、１３は供艶舎ホース、２０はジョ−、２０
ｂは後部内面、２１はジョーねじ、２２はジョーばね、
２３は保持部、２４は逆止爪、２５は爪ピン、２６は逆
止爪ばね、３０はピストンシリンダ機構、３１はシリン
ダ部、３２はピストンロッド、３３は礎機、３４は接続
管、４０は流体操作弁、４１はスイッチ杵、４２は接続
管、４３は圧力流体源、５０は阻止部材、５０ａは当綾
部、５０ｂは切欠き、６０はワーク。

第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 回転駆動源を内蔵するドライバー本体１に固定した
   外筒３に対して相対移動可能な内筒４と、この内筒４の
   先端に固定するとともにフアスナー部品に作用してこの
   フアスナー部品をワーク６０に締付けるように回転駆動
   源により駆動されるドライブ軸５を案内するガイド孔１
   ０ａを形成したノーズ１０及びこのガイド孔１０ａの先
   端を互いに閉鎖するようにジヨーばね２２で付勢された
   一対のジヨー２０からなるチヤツクユニツトＡとから構
   成し、部品供給装置から１個宛給送されたフアスナー部
   品をワーク６０に締付ける自動ドライバーにおいて、
   チヤツクユニツトＡの先端にフアスナー部品を保持する
   時にはジヨー２０の先端の拡開が阻止され一方、このフ
   アスナー部品をワーク６０に締付ける作業時には一対の
   ジヨー２０の先端が拡開が可能になるようジヨー２０に
   作用するジヨーロツク手段と、前記外筒３と内筒４との
   相対移動動作によりジヨーロツク手段に動作を与えるロ
   ツク操作手段とから構成したことを特徴とするフアスナ
   ー部品保持装置。 ２ 回転駆動源を内蔵するドライバー本体１に固定した
   外筒３に対して相対移動可能な内筒４と、この内筒４の
   先端に固定するとともにフアスナー部品に作用してこの
   フアスナー部品をワーク６０に締付るように回転駆動源
   により駆動されるドライブ軸５を案内するガイド孔１０
   ａを形成したノーズ１０及びこのガイド孔１０ａの先端
   を互いに閉鎖するようにジヨーばね２２で付勢された一
   対のジヨー２０からなるチヤツクユニツトＡとから構成
   し、部品供給装置から１個宛給送されたフアスナー部品
   をワーク６０に付ける自動ドライバーにおいて、 チヤ
   ツクユニツトＡの先端にフアスナー部品を保持する時に
   はジヨー２０の先端の拡開が阻止され一方、このフアス
   ナー部品をワーク６０に締付ける作業時には一対のジヨ
   ー２０の先端の拡開が可能になるようジヨー２０の後方
   のノーズ１０と一体に形成するとともにジヨー２０に係
   脱可能なピストンロツド３２を有するピストンシリンダ
   機構３０と、前記外筒３と内筒４との間の相対移動動作
   によりピストンシリンダ機構３０のピストンロツド３２
   を往復移動動作させる圧力流体を切り換える流体操作手
   段とから構成したことを特徴とするフアスナー部品保持
   装置。 ３ ピストンシリンダ機構はシリンダ部３１に内蔵する
   ばね３３によりピストンロツド３２が一方向へ常時付勢
   される単動ピストンシリンダ構造であることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項記載のフアスナー部品保持装置
   。 ４ 流体操作手段は外筒３に固定した流体操作弁４０と
   この弁４０のスイツチ杆４１に作用するよう内筒４に軸
   方向に形成した長溝４ａとから構成されていることを特
   徴とする特許請求の範囲第２項又は第３項記載のフアス
   ナー部品保持装置。 ５ 回転駆動源を内蔵するドライバー本体１に固定した
   外筒３に対して相対移動可能な内筒４と、この内筒４の
   先端に固定するとともにフアスナー部品に作用してこの
   フアスナー部品をワーク６０に締付けるように回転駆動
   源により駆動されるドライブ軸５を案内するガイド孔１
   ０ａを形成したノーズ１０及びこのガイド孔１０ａの先
   端を互いに閉鎖するようにジヨーばね２２で付勢された
   一対のジヨー２０からなるチヤツクユニツトＡとから構
   成し、部品供給装置から１個宛給送されたフアスナー部
   品をワーク６０に締付ける自動ドライバーにおいて、
   前記一対のジヨー２０に保持されたフアスナー部品の頭
   部頂面に先端が接する如くジヨー２０の保持部２３に突
   出するように常時付勢されてフアスナー部品の逆流を防
   止する逆止爪２４と、チヤツクユニツトＡの先端にフア
   スナー部品を保持する時にはジヨー２０の先端の拡開が
   阻止され一方、このフアスナー部品をワーク６０に締付
   ける作業時には一対のジヨー２０の先端の拡開が可能に
   なるようジヨー２０の後方のノーズ１０に形成するとと
   もにジヨー２０に係脱可能なピストンロツド３２を有す
   るピストンシリンダ機構３０と、前記外筒３と内筒４と
   の相対移動動作によりピストンシリンダ機構３０のピス
   トンロツド３２を往復移動動作させる圧力流体を切り換
   える流体操作手段とから構成したことを特徴とするフア
   スナー部品保持装置。 ６ 逆止爪はジヨー２０に爪ピン２５を介して軸支され
   るとともに逆止爪ばね２６で先端が保持部２３に常時突
   出するよう構成してあることを特徴とする特許請求の範
   囲第５項記載のフアスナー部品保持装置。