JPS6017625Y2 - 給湯機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、給湯機に関するものであり、とりわけ、バ
ーナーの上部に連設された燃焼筒、および燃焼筒の上部
に連設された熱交換器を備えた給湯機に関するものであ
る。

従来、この種の装置として第１図に示すものがあった。

すなわち、バーナー１の上部に連設された燃焼筒３と、
燃焼筒３の上部に連設された熱交換器２より構成され、
バーナー炎口より噴出するガスと空気の混合ガスが炎口
およびその上部の燃焼筒内で燃焼する。

しかし、天然ガスのように炎の長いガスの燃焼の場合に
は、燃焼筒内部で完全に燃焼できず、熱交換器まで到達
する。

そうなると、熱交換器のパイプにより炎が冷却されるの
で燃焼しなくなり、したがって一酸化炭素が発生すると
いう欠点があった。

この考案はか）る実情に鑑みてなされたもので、一酸化
炭素の発生を抑制ないしは防止することができる給湯機
を得ることを目的とするものである。

以下、この考案の一実施例を第２図および第３図に基づ
いて説明する。

すなわち、第２図中、１はバーナー、２は熱交換器、３
は燃焼筒、５は給水口、６は出湯口、７はガス供給口で
ある。

そして、４が混合板で、燃焼筒３内部に設けられる。

この混合板４は、第２図すおよび第３図に示すように、
垂直の主板部４ａと、この主板部４ａの下辺から水平に
交互に主板部４ａの両側に延びた複数個の舌片部４ｂ、
４ｃとが一体に構成されている。

この混合板４は、ガスと空気の混合ガス下流方向に延び
る主板部４ａと、主板部４ａの混合ガス下流側端部の両
側縁から夫々交互に直角な方向に延びる複数個の舌片部
４ｂ、４ｃとが形成されているので、混合板４を燃焼筒
３内部に設けたことにより、燃焼炎が舌片部４ｂ、４ｃ
により第２図す中、点線のように乱されたのち、主板部
４ａにより安定火炎とされ、そのため炎が熱交換器２ま
で到達することがなくなり、一酸化炭素を発生すること
なく完全燃焼するわけである。

以上説明したように、この考案によれば、燃焼筒内部に
、炎の流れを乱して燃焼性を良くする、特定の形状であ
って一体構造の簡単な混合板を設けたことにより、一酸
化炭素の発生を抑制ないし防止できる実用的効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の給湯機を示す図で、ａは正面図、ｂは側
面図、第２図はこの考案の一実施例を示す図でａは正面
図、ｂは側面図、第３図は第２図の混合板の拡大斜視図
である。 図中１はバーナー、２は熱交換器、３は燃焼筒、４は混
合板、４ａは主板部、４ｂ、４ｃは舌片部である。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バーナーと、このバーナーの上部に連設された燃焼筒と
   、この燃焼筒の上部に連設された熱交換器を備えた給湯
   機において、前記燃焼筒の内部に配設され垂直の主板部
   とこの主板部の下辺から水平に交互に前記主板部の両側
   に延びた複数個の舌片部との一体構造でなる混合板を備
   えてなることを特徴とする給湯機。