JPS6017594Y2 - 極低温冷媒用絶縁配管 - Google Patents

極低温冷媒用絶縁配管

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Publication number
JPS6017594Y2
JPS6017594Y2 JP8095681U JP8095681U JPS6017594Y2 JP S6017594 Y2 JPS6017594 Y2 JP S6017594Y2 JP 8095681 U JP8095681 U JP 8095681U JP 8095681 U JP8095681 U JP 8095681U JP S6017594 Y2 JPS6017594 Y2 JP S6017594Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
ceramic
pipe
thermal expansion
insulated piping
coefficient
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Expired
Application number
JP8095681U
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JPS57193485U (ja
Inventor
志頭真 栗林
孝典 松岡
Original Assignee
三菱重工業株式会社
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Publication date
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気絶縁配管の改良にかかわる。
従来、電気絶縁配管は、第1図に示すように、セラミッ
ク01 (電気的絶縁性)、コバール02(鉄、ニッケ
ル、コバルトの合金)ステンレス03から構成されてお
り、これら各部の接合は、ロウ付(04の点線部)、溶
接(05の点線部)により行なわれている。
コバールは、セラミックスと熱膨張係数差が少なく、両
者間の熱影響による歪応力が発生しにくい点に特長があ
る。
これに対してステンレスとコバールとの熱膨張係数差は
大きく、歪応力が発生し、コバールとステンレスとの接
合部に負担がかかる構造となっているが、常温付近では
、コバール、ステンレスとも延性、強度ともに良好であ
り、負担に充分耐え得る材料であるため、従来構造を使
用する実績は多い。
しかし、液体ヘリウム輸送配管等の極低温雰囲気におい
ては、コバールの熱膨張係数の激変(2−3倍に増加)
、ぜい化現象が起り、耐久性・信頼性に乏しく使用実績
がほとんど無いのが実情である。
又、軸方向の熱膨張差に対する逃げのため、ベローズを
併用する必要がある。
特に、核融合実験装置のように、高真空中、強磁界中は
、高信頼性及び無漏洩の要求からその使用は懸念されて
おり、実績はほとんど無いという欠陥がある。
そこで研究の結果、本考案は、上述の欠点を克服して、
核融合実験装置において、極低温、高真空雰囲気下で耐
久性・信頼性の高い電気絶縁配管を得ることを目的とし
ているのであり、その特長は核融合実験装置に使用する
極低温用絶縁配管のため、セラミックスとの封着金属と
して銅、アルミニウム等の低温で延性の高い軟質金属を
使用するととも1に、セラミックスの内径側にセラミッ
クスより低い熱膨張係数をもつ金属を封着したことにあ
る。
次に、本考案にかかる電気絶縁配管の構造を述べる。
第2図のように、本考案の絶縁配管は、セラミックス1
、外筒封着金属6、内筒封着金属7、ステンレス配管3
とから構成されている。
セラミックス1と外筒封着金属6との接合(4の点線)
は、メタライズ後、ロウ付けにより行なわれており、セ
ラミックス1と内筒封着金属7と°の接合(8の点線)
も同様である。
外筒封着金属とステンレス配管との接合(9の点線)に
ついては、摩擦圧着の例を示している。
(第2図)外筒封着金属6は、銅、アルミニウム等の低
温において延性の高い軟質金属であり、かつセラミック
スよりも熱膨張係数の大きい材料を採る。
一方、内筒封着金属7は、モリブデン、タングステン等
のセラミックスよりも熱膨張係数の小さい材料を用いる
以上のような構造の本機の作用を以下説明する。
外筒封着金属として、銅、アルミニウム等の軟質金属を
使用し、セラミックスとの接合部では、極低温使用時に
、熱膨張差により圧縮応力がセラミックスにかかる。
セラミックスは材料として、元来圧縮応力に強い構造で
あるが、他方、曲げや引張りにもろい性質であるため、
熱膨張の及ぶ影響が純粋に圧縮力のみであるのが肝要で
ある。
そこで、本考案では、内筒金属を設け、これに熱膨張係
数がセラミックスよりも低い材料を用い、セラミックス
を内側から支え、かつ圧縮する作用がされているため、
両封着金属による熱応力は、セラミックスに圧縮力だけ
が作用する状態にある。
このようにして本機はセラミックスと金属との接合部の
信頼性が高まるとともに、構造自体の耐久性向上する効
果をあげ、また、本機によれば、軸方向の熱膨張差は、
外筒封着金属が低温で延性の良い軟質金属であるため、
その変形により吸収できるという効果の併せ奏するもの
である。
そして本考案にかか製品は、核融合実験装置の液体ヘリ
ウム輸送配管全般に亘って有用な効果をもつ。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の絶縁配管の側面図、第2図は本考案にか
かる極低温冷媒用絶縁配管側面断面図である。 1・・・・・・セラミック、2・・・・・・コバール、
3・・・・・・ステンレス配管、4・・・・・・ロウ付
接合、5・・・・・・溶接接合、6・・・・・・外筒封
着金属、7・・・・・・内筒封着金属、8・・・・・・
ロウ付接合、9・・・・・・摩擦圧着。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミックよりなる中間管、同中間管の両端外周部に一
    端が夫々嵌合溶着されるとともに低温高延性材料よりな
    る連結管、同連結管の他端に継合した鋼管及び前記中間
    管の両端内周に嵌合溶着された支持筒を有してなり、前
    記支持筒を前記セラミックより小さい熱膨張係数をもつ
    材料より構成したことを特徴とする極低温冷媒用絶縁配
    管。
JP8095681U 1981-06-03 1981-06-03 極低温冷媒用絶縁配管 Expired JPS6017594Y2 (ja)

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JPS57193485U JPS57193485U (ja) 1982-12-08
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