JPS60175826A - 自在継手の外輪とその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は一対の回転軸を屈曲可能に連結する自在継手
の筒体状の外輪とその製造方法に関するものである。

従来技術 −・対の回転軸を屈曲可能に連結する自在継手の−Ｊ重
に、筒体状の外輪を備え、その外輪の一端に形成された
フランジを一方の回転軸に一体的に固定する一方、他端
側から他方の回転軸を挿入し、その挿入した回転軸の端
ｆ；Ｈに設りられた係合部を外輪内側の３個所または６
個所に形成した軸方向の凹溝に係合させることにより、
上記一対の回転軸を回転可能に連結する形式のものがあ
る。

この形式の自在継手の外輪は、従来冷間ないしは熱間鍛
造等の押出し加工で厚肉の円筒素材を成形しＣ１これに
ポンチとダイスとを用いる鍛造加工を施し、その後に凹
溝を切削加工して所望形状７寸法に仕上げる等の工程を
経て製造してシ専：。

ところが、このような方法によって外輪を製造する場合
には、切削加工に多大の労力と時間とを要するために、
生産性が低下して製品コストが高くなる他、製品の肉厚
が厚くなって製品の電量が重くなり、また材料費が高く
つく等の問題を生しる。

このような問題を解消するため、かかる外輪を、ｔＲｊ
形素＋Ａをプレス加工することによって成形する方法か
開発され）こ。Ｉ特開昭５６　１６５５３６゜特開昭５
８１４９３２に記載されているものはその一例である。

この場合プレス成形された外輪は、プレス加工後にフラ
ンジの外径部を所定の寸法に仕」−げるため、また筒状
の本体部外側にダストブーツを係合させるための保合溝
を設けるために切削加」ニされるが、かかる外輪は全体
の形状が比較的複雑であり、かつｔＨ７肉であるために
切削加ｊ二をするに際して外輪をチャックするための適
当なチャック面がなく、そのために所望の精度で上記の
切削加丁二を施すことが困ゲ１１とな−っていた。

発明の目的 本発明はこのようス）′事情を背景とし”こなされたも
のであり、そのＬ１的とするとごろは、プレスυ１１」
−後に所望の精度てすＪ　ｉ’ｉｌｌ加工をすることの
できる自在絹゛手の外輪とその外輪を製造する方法を提
供するごとにある。

発明の構成 この目的を達成するため、本発明にかかる外輪は、前記
各回ｌ／６の底壁部を形成する部分をそれぞれ半径方向
内側に部分的に突出させることによって、軸心側の先端
面のそれぞれから軸心までの距離が等距離となる突出部
を前記係合部に干渉しない状態で前記各凹溝のそれぞれ
に少なくとも１つ設りたごとを特徴とするものである。

また、このような外輪を製造するだめの本発明にかかる
方法は、（１）筒形累月を半径方向にプレス成形して前
記凹溝を形成しつつ、同時に前記筒形累月の一醋ｉ部を
漏斗状に拡張して前記フランジを予備成形し、かつ、前
記凹溝の少なくとも側壁部を内外両側からプレス型で挟
圧する溝成形工程と、（２）該メＩＩｙ成形工程後の中
間製品を少なくとも前記凹溝の側壁部において内外両側
からプレス型で挟圧し、ぞの状態で前記予備成形された
部分をフランジに成形するフランジ成形工程と、（３）
前記溝成形二ｌ二稈において、またはフランジ成形工程
の前記中間製品をプレス型で押圧する工程において、前
記筒形累月もしくは前記中間製品を半（条方向にプレス
成形して、前記各凹溝の底壁部を形成する部分をそれぞ
れ半径方向内側に部分的に突出させるとともに内外両側
からプレス型で挟圧することにより、軸心側の先ｆ７ｉ
旧Ｏ１のそれぞれから軸心までの距離が等［１ｒ！離と
なる突出部を前記係合部に干渉しない状態で各凹溝のそ
れぞれに少なくとも１つ形成す？）突出部成形工程とを
含むことを特徴とするものである。

発明の効果 上記のような外輪においては、凹溝のそれぞれに設けら
れた突出（’３１Ｈの先端面を、外輪をチャックするた
めのチャック面として利用することができ、そしてこれ
によって所望のｉＲｆ度で外輪の一端部に形成されたフ
ランジの外径部等を切削加工することが可１ｊヒとなる
。外輪の周方向の３個所またルＪ６個所に設げられた突
出部の先端面は、軸心から等１１１１離ス１［れ゛ζ位
置するため、切削加工装置のヂャソク部祠の中心を外輪
の軸心に正確に一致させることができ、し、かも突出部
器よ凹溝の底壁部、つまり筒体状の外輪の径の最も大き
い部分に形成されているため、薄肉の外輪を変形させる
恐れのない程度のチヤツク力で、切削力に基づく外輪の
回転トルクに十分対抗し得る保持トルクが得られるから
である。

なお、このような突出部は凹溝の底壁部Ｇこおいて回転
軸の係合部と干渉しない状態で設りられているため、外
輪が自在継手として組め付けられる際、あるいは使用上
において上記突出部が支障となることはない。

また、かかる外輪を本発明にかかる製造方法に従って製
造すれば、外輪の成形と同時に突出部を成形し得て、突
出部を設けるための工数がふえることがなく、かつその
突出部は凹溝底壁部の一部を凹溝側壁部とともにプレス
型で内外両側から挟圧して成形されるため、高い寸法精
度で成形ＪＪＩローすることができてこれら突出部の先
端面の位置を所望の精度で軸心から一定距離離れた位置
とすることができる。

実施例 次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。

第１図は車両のデフサイトギヤシート））・１０とこの
シャフト１０の回転を伝達すべき今一方の輔１２とを連
結するトリボ−「型自在継手１４をそれら一対の軸を連
結した状態で示したものであり、第２図、第３図はその
継手１４の外輪１６を、また第４図、第５図は異なった
形態の外輪１８を示したものである。

第１図ないし第３図において、外輪１Ｇは筒体状をなし
、その一端にフランジ２０がまた内周側に外輪１Ｇの軸
心に沿って延びる３つの凹溝２２が周方向に等間隔で形
成されている。外輪１６はそのフランジ２０においてデ
フサイトギヤシート１０にポルＩ・２４で締結される一
方、他ｖ１１１側から他方の回転軸１２が挿入され、そ
の挿入された回転軸１２の端部に固定された固定部月２
６がローラ２Ｂを介してそれら凹溝２２の側壁部内面に
係合さ−ｌられるようになっている。

外輪１６のそれぞれの凹溝２２には、各２つの突出部３
０．３２が軸方向に隔たった２個所においζ設けられて
いる。突出部３０．３２は、凹溝２２の底壁部を形成す
る部分をそれら凹溝２２の全幅に渡って半径方向内側に
部分的に突出させて形成したものであり、それら突出部
３０．３２の先端面の周方向の長さが凹溝２２の城壁部
内面の幅とほぼ等しい寸法とされている。また、これら
突出部３０．３２の先端面ば外輪１６の軸心側に中心を
有する等しい半径の部分円筒面として、がつ凹溝２２の
間に形成されている小径部３４の内面よりも半径方向外
側に位置するように、すなわち凹溝２２に嵌入させられ
る前記固定部＋Ａ２６゜ローラ２８と干渉しない突出量
で形成されている。

凹溝２２のこれら突出部３０．３２の形成された部分の
外側には、外輪１６の軸心」二に中心を有Ｊる一円周に
沿って延びる溝３６．３８が形成されており、それら溝
３６．３８のうちフランジ２（）側とは反対側に位置す
る溝３６にダストブーツの一端部が係合させられるよう
になっている。すなわち、一方の突出部３０は、外側に
形成される溝３６がダストブーツの係合溝となるように
設りられているのである。

一方、第４図、第５図に示す外輪１８においては、突出
部４０．４２は、凹溝２２の底壁部内面の幅方向の一部
が半径方向内側に突出する状態で設りられ、それら突出
部４０．４２の外面つまり突出部４０．４２の外側に形
成される溝４４，４６の外面が凹／Ｉ＋５２２の幅方向
にほぼ直線的に延びる平坦面とされている。なお、第４
図、第５図に示す外輪１８において、突出部４０．４２
の内壁部が軸心側に中心を有する等しい半径の部分円筒
面として、また一方の突出部４０の外側のｌｉ’／ｌ　
４４がダストブーツの一端部を係合させるための係合溝
として形成されていることなど、その他の点においては
、第２図、第３図に示す外輪１６とほぼ同様である。

次にこのような構成の外輪を製造する工程を第６１叉１
（Ａ）ないしくＤ）に基づいて柵略的に説明する。

まず、第６図（Δ）に示すように、肉厚および外径か製
品のそれにほぼ等しい所定長さの円筒累月４８を周方向
の３個所において半径方向内側に突出させ、それら突出
部の間に凹溝２２を１２０度の等角度間１’？Ａで形成
する。この溝成形Ｔ稈においては、凹溝２２の成形と同
時に、フランジ２０の予備成形が行われ、第６図（Ｂ）
に示すように筒体の一端において半径方向外側へと拡が
る漏斗状の予備成形フランジ５０が形成される。

凹ｌ＾シ２２および予備成形フランジ５０が形成された
中間製品５２には、引き続いてフランジ成形加工および
突出部成形加工が施され、漏斗状のフランジ５０を軸心
に直角な方向に押し拡げる力Ｌ［と、凹溝２２の底壁部
を形成する部分を部分的に半径方向内側に突出させて突
出部３０．３２を成形する加工とが行われる。第６図（
Ｃ）、（Ｄ）はこれらの加工によって得られた製品を示
している。なお、フランジ２０の成形は前記溝成形エイ
：１１て所定寸法形状に仕上げられた凹溝２２が変形し
ないように、後述の装置によって凹溝２２を含む筒状の
部分が内外両側から加圧下に拘束された状態において行
われる。

以上、外輪１６を製造する工程を概１＋１４的に説明し
たが、次にこのような外輪の製造におりる具体的な手１
１１０をその製造装置の構成および作用と共にｉ１’（
”細に説明する。

第９図および第１０図において、５４はポンチで、図示
シないヘースに固定されている。ポンチ５４には、第１
０図に示すように、軸心から半径方向外側の三方に突出
する突出部５Ｇとそれらの間に四部５８が互いに１２０
度の角度間隔で設りられ、その横断面形状が所望成形品
を（ｑるに適した形状、すなわち第２図、第３図および
第６図（Ｃ）、（１））に示す外輪の横断面内側輪郭に
沿った形状とされている。ポンチ５４の外周部下側にＧ
、ｊｌ、円筒素材４８をのせるためのスペーサ６ｏが配
置され′Ｃ１このスペーサ６０に：１ニジ、〕、クトピ
ン６２の先端が固定され、このエンエツトピン６２ニヨ
ってスペーサ６０が」三方に突き」二げられるようにな
っている。スペーサ６ｏの上方には、相対１１１１する
３対のダイスブロック６４．ｆｉ６がポンチ５４を取り
囲もよ・うに放射状をなし”Ｃ配に１：されている。り
１をな］゛ダイスプロ・／ツク（ｉ４．６６の内の一方
のダ・イスブＩコノクロ４ば、ポンチ５４の前記凹部５
Ｂに対向する位置に、また他方のダイスフロック６６は
ポンチ５４の突出部５Ｇｌこ対向する位置にそれぞれ配
置されている。凹部５８にりＩ向して配置された一方の
ダイスブロック６４は、ポンチ５４の凹部５８を形成す
る面と共同して第６図（Δ）に示ず円筒素材４８の筒壁
部を内側へと突出させるべく幅方向の中央部が凹部５８
に向ＩＪて突出さ−１られている。ごれらダイスブロッ
ク６’４．６６は、それらの外側に配置された可動カム
６８．７０に固定され、可動カム６８．７０と共に、摺
動台７２上をポンチ５４に向がっであるいはこれらから
離間する方向に進退さセられるようになっている。可動
カム６８．７０はそれらの外側において位置固定に配設
された固定ブｒＩツク７４．７６からそれぞれ延び出す
図示しないガイ１１７ノ１′によって移動を案内される
ようになぞこおり、また同じ固定ブロック７４．７６に
一端が取り伺けられたウレタンゴム、スプリング等の図
示しない弾性部材あるいはシリンダ等によってポンチ５
４から離間する方向（以後外側方向とする）に戻される
ようになっている。

可動カム６８．７０にはそれぞれ上方に進むに従って内
側へ接近する方向に領斜するカム面７８゜８０が形成さ
れており、同じ方向に同角度で（頃斜するカッ、面８２
．８４をイＩｉ：ｉえた固定力Ｊ、、８６．８））の下
降運動により、内側へ前進させられるようになっている
。これら固定めＪ、８６．８８は、可動カム６８．７０
の」１方においてア、パヘース９０に固定され、このア
ノバヘース９０と共に昇降させられる。なお、カム面７
８．８２が垂直面、すなわちアノパヘース９０の移動方
向に対してなす角度はカム面８０．８４のそれよりも大
きくされており、アノパヘース９０の同一ス１ヘローク
に対し一ζ可動カム６８およびダイスブし＋　７り６４
の方が、可動カム７０およびダイスブし１ツク６６より
も多（前進さ−［られるようになっている。このように
力Ｊ・面の１す（き角に差をもた・Ｕるごとによって、
一方のクイスブロノク６Ｇの加圧力を他方のタイスブＩ
：］／り６４の力１団、力より小さくし、円筒素材４８
の人きく変形さ−ｌられない部分を適度に拘束しつつ、
溝成形工程を行うことが可能となるのである。

アソバヘース９０の下面側中央部には、取伺用ブ１：１
ツク９２が固定されており、このブロック９２の下側に
フランジ予備成形型９４が固定されている。フランジ予
備成形型９４は、ポンチ５４の頭部に僅少隙間をおいて
嵌合し得る嵌合穴９Ｇを有し、またその先端面はテーパ
面とされている。

以上のよ・うな装置において、予め用意された円１６ｊ
素月４８がポンチ５４に嵌め込まれ、次いでアノパヘー
ス９０と共に固定カム８６’、ｓｓが下降させられると
、可動カム６’８．７０がカム作用で前記弾性部材の弾
性力に抗して内側に押動される。

これに伴って可動カム６８．７０に固定されたダイスブ
ｌ：Ｉ　７り６４．６６がそれぞれ内側に移動さ−Ｕら
れて、ポンチ５４に嵌められた素１Ａ４８の筒壁を内側
に押圧し、もって円筒素材４８に、外輪として所望の形
状１寸法の凹溝２２を形成する。

アソパヘース９０が下降させられると、フランジ予備成
形型９４も同時に下１：キさせられ、累月４８の端部が
外方にほぼ４５度の角度まで広げられて漏斗状の予備成
形フランジ５０が形成される。このようなフランジ予備
成形を同時に行うことによって、飼料の破断や皺の発生
を回避しつつ、第６１ツＩ（＋３）に示すように深い凹
溝２２を有する外輪１Ｇの本体部とそれに連なるフラン
ジとを成形することができる。なお、フランジ予備成形
型９４゜ダイズブ１１１ツク６４および６６をそれぞれ
別の駆りｊ装置で作動さ−ヒる装置の使用も可能である
。

続いて固定カッ−８ｆｉ、８８がアッパヘース９０と共
に’Ａ−１’さ−Ｕられると、フランジ予備成形型９４
がに胃さ−ｌられると共に、可動カム６８．７０が、こ
れらに繋かれた前記弾性部材あるいはシリンダ等によっ
て外（Ｊ！Ｉ＋に引き戻される。次にスペーサ６０が図
＞ｊｅ　Ｌ２ないクッション装：ｉう：の作用で、１ジ
℃クトピン６２と共に」一方に押し出されると、中間製
品５２が上方に押し上げられてポンチ５４から抜き取ら
れ、ここに１ＩＩＩＪ成形工程が完了する。

このようにして得られた中間製品５２には、続いて最終
的なフランジ成形加工が施される。第１１図はフランジ
成形のだめの装置を示しているが、゛ごの装置の構成は
前記第９図、第１０図に示す装置とほぼ同じである。た
だし、取付ブロック９２に、フランジ予備成形型９４に
代えて水平なプレス而９８を備えた仕上げ用のフランジ
成形型１０２が取りイ１けられており、また一方のダイ
スブロック１１０には、ポンチ５４の軸方向に所定部離
隔たった２個所において、前記突出部３０．３２を形成
するための突部１’０’４．　１０６が設けられている
。突部１０４，１０６の端部面は部分円↑ｌ？Ｊ面とさ
れている。

このような装置によるフランジ成形の手順は前記溝成形
工程とほぼ同じである。すなわち、中間製品５２がボン
デ５４にセットされてアッパー、−ス９０が下院させら
れると、中間製品５２を放射状に取り囲んでいるダイス
ブロック１０８．１１０が中間製品５２に向かって前進
し、そして−力のダイスブロック１１０に形成されてい
る突部１０４、’１０６が凹溝２２の底壁部を形成しζ
いる部分を部分的に押圧して、凹ｔｊ２２に突出部３０
゜３２を形成する。引き続いてダイスブロック１０８．
１１０が中間製品５２を内側に押圧して凹溝２２の側９
部および突出部３０．３２をポンチ５４と共同して内外
両側から挟圧し、この状態でフランジ成形型１０２が下
降させられて、前記溝成形工程で漏斗状に広げられた予
備成形フランジ５０を垂直な方向に押圧してフランジ２
０を形成する。その後の手順は前記溝成形工程と同じで
ある。

このような工程を経゛ζ１仔られた外輪１６には、更に
フランジ２０外径部の切削加工、ボルト穴開り加工、そ
の他の付随的な仕十げ加］−が施される。

その切削加工の際外輪１６は、凹溝２２に突出部３０．
３２が形成されているために加二［が容易であり、かつ
、前二■二精度を高め得る特長を有している。

外輪のフランジ２０の外径部を切削加工するには、外輪
１６の筒状の本体部をチャックすることが必要となるが
、そのチャックの際のチャック面として、凹溝２２の底
壁部内面および底壁部外面、さらにこれら凹溝２２の間
に形成されている小径部３４の内面等を利用することが
可ｆｊヒである。

しかしながら、凹溝２２の底壁部ばそれほど高い寸法精
度で形成されておらず（その必要性に乏しいからである
）、またフランジ成形の際に筒状の本体部にフランジを
形成する部分の肉が多少流れ込んだりするために、これ
ら凹溝２２の底壁部の内外壁面をチャック面として用い
る場合には、チャック部材の中心を外輪１６の軸心に正
しく一致させることが困娼１であり、そのため加工精度
が低くなるのを避すゲ「い不利がある。

一方、小径部３４の内面をチャック面として利用する場
合には、半径が小さいため外輪１６を十分な保持トルク
でチャックできない不利がある。

これに対し、上記突出部３０．３２の形成された」−記
外輪１６においては、それら突出部３０゜３２の先端面
をチャック面として利用するごとが可能となり、しかも
この突出部３０．３２は内外両面をプレス型で挟圧され
て形成されたものであるため、加工精度が高くなってお
り、かつそれら突出部３０．３２の各先端面は外輪１６
の軸心から最もｌ１Ｓｌｌれた凹溝２２の底壁部に形成
され°ζいるノ、：め、チャック部材の中心を外輪１６
の軸心に正しく　一致さ−Ｉ！得るとともに比較的小さ
いチャソク力で部分な保持トルクを得ることができる。

このため、フランツ２０外径部の加］二精庶および能率
を高め（ｑるのである。

なお、これらの突出部３０．３２は外輪１６の軸方向に
一定圧Ｍｌｌ　ｌ’１５４たった２　１１１．Ｉ所に設
けられＣいるため、外輪１６をチャックする際に軸方向
のチャック幅を広くとることができる。したがって外輪
１６を精度良くチャックすることが可能となって、リノ
削加’Ｊニー＋ｉｆ度を更に高め（ｑる効果がη゛する
。

また、これらの突出部３０．３２は各凹溝２２の底壁部
において前記固定部’ＦＡ’　２６　、　ａ−ラ２８と
十／′ｊ２ミしない突出量で外輪１６の軸心側に突出さ
せられているため、自在継手を組み伺りる際、あるいは
その後において何等支障とはならない。のめならず、一
方の突出部３０においては、その外側に形成される溝３
６をダストブーツを係合さセる係合溝として利用するこ
とができる。このため、かかる突出部３０ｆｉ−備えた
外輪１６は、プレス加−Ｔ後におけるブーツ係合用の溝
を切削加工によって形成する手間も省ける利点ををして
いるのである。

以上、第２図および第３図に示す外輪１６の製造方法を
具体的に説明したが、第４図、第５図に示す外輪１８の
製造方法も基本的に同じである。

もっとも第４図、第５図に示す外輪１８においては、突
出部４０．４２をプレス成形するために、ダイスブロッ
ク１１０に設けられる突部の内側先端面を平坦面とする
ことができる利点を有している。

第７図（Ａ）ないしくＤ）および第８図（’Ａ＞ないし
くＤ）には、それぞれ前記デフサイ１〜ギヤシヤフト１
０と連結されるべき他方の軸１２の端部形状に応じた形
状の外輪を製造する工程が示されているが、これら外輪
の製造方法は、ボンデ。

ダイスブロックの形状を適宜の形状に変更する他、前述
した製造方法と基本的に同じであるため、第６図（Δ）
ないしくＤ）における素材、中間製品等と対応するもの
に符合をイリし、詳細な説明ば省略する。

しＪＬ、本発明の実施例をｆ’（述したが、本発明はこ
れらとｙｌｌなった態様で実施することが可能である。

例えば、凹溝に設りられる突出部は各凹溝についてニ一
つ以上、あるいは逆に一つたり設けてもよい。また本発
明の外輪製造方法においてにｌ、突出部を成形する突出
部成形工程を溝成形工程と同時に１−■・うことも可能
である。

その他、本発明を、軸心に沿った凹溝を６個備えて成る
外輪に対しても適用しｉｑるなと、本発明はその趣旨を
逸脱しない範囲において、等業者の知識に基づき種々の
変更を加えた態様・形態で実施することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である外輪を備えた自在量１
′＋手を示す正面断面図であり、第２図および第３図は
それぞれ第１１２１におりる外輪の側面図および正面断
面図である。第４図および第５図はそれぞれ別の実施例
を；ｉミす側面図および正面断面図。 である。第６図（Ａ）ないしく　Ｄ　＞はそれぞれ第２
図および第３図に示す外輪を製造ずろ工程の−・例を説
明するための説明図であり、第７図（Δ）、ないしくＤ
）、第８図（Ａ）ないしくＤ）はそれぞれ別の実施例で
ある外輪を製造する］−程の一例を説明するための説明
図である。第９図ないし第１１図はそれぞれ第２図、第
３図に示す外輪を第６図（Ａ＞ないしくＤＪに示すに工
程に従って製造する装置を示す正面断面図、平面断面図
および要部正面断面図である。 １０：デフザイドギヤシャフト １２：回１耘軸 １４　：　ｌ−リポート型自在１１主手１’６，１８：
外輪　２０：フランジ ２２：凹溝　２６：固定部伺 ’１　Ｂ：　１．Ｊ−ラ ３０．３２．４０．４２：突出部 ３６．３８，４４，４６：溝 ４８二円筒素祠 ５０：予備成形フランジ ５２：中間製品 第６図　第７図　第８図 第９図 第１１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （Ｉ）゛筒形素材をプレス成形加工して一端にフランジ
   を、また内周側に軸心に沿った凹溝を３個または６關形
   成して成る筒体状の外輪を前記フランジにおいで第１の
   回転軸に固定する一方、他端から第２の回転軸を挿入し
   て該第２の回転軸の端部に設りられた係合部を前記凹溝
   に係合さ・Ｕるごとによって、一対の回転軸を屈曲可能
   に連結する形式の自在紺“トの外輪であっζ、 前記各凹溝の底壁部を形成する９１％分をそれぞれ半径
   方向内側に部分的に突出さゼることによって、軸心側の
   先端面のそれぞれから軸心までの距離が等距離となる突
   出部を前記係合部に干渉しない状態で前記各凹溝のそれ
   ぞれに少なくとも１つ設けたごとを特徴とする自在継手
   の外輪。 （２）前記突出部が、軸方向に隔たった２個所において
   前記各凹溝に設けられている特許請求の範囲第１項記載
   の外輪。 （３）前記凹溝の各々に設けられた前記突出部の外側に
   形成された四部が、ダストブーツの一端部を係合させる
   ための係合凹部を成しζいる特許請求の範囲第１項もし
   くは第２項記載の外輪。 （４）筒体状をなし、−ｆｉｌにフランジがまた内周側
   に軸心に沿った凹溝が３個または６個形成されて成る外
   輪を前記フランジにおいて第１の回転軸に固定する一方
   、他端から第２の回転軸を挿入して該第２の回転軸の端
   部に設けられた係合部を前記凹溝に係合させることによ
   って、一対の回転軸を屈曲可能に連結する形式の自在継
   手の外輪を製造する方法であって、 筒形素材を半径方向にプレス成形して前記凹溝を形成し
   つつ、同時に前記筒形素材の一端部を漏斗状に拡張して
   前記フランジを予備成形し、かつ、前記凹溝の少なくと
   も側壁部を内外両側からプレス型で挟圧する溝成形工程
   と、 該ｉ＠成形工程後の中間製品を少なくとも前記凹溝の側
   壁部において内外両側からプレス型で挟圧し、その状態
   でｉ’ｉｉｉ記予備成形された部分をフランジＧこ成形
   するフランジ成形工程と、 前記溝成形工程において、またはフランジ成形工程の前
   記中間製品をプレス型で押圧する工程において、前記筒
   形累月もり、　＜は前記中間製品を半径方向にプレス成
   形して、前記各凹溝の底壁部を形成する部分をそれぞれ
   半径方向内側に部分的に突出させるとともに内外両側か
   らプレス型で挟圧することにより、軸心（１１，ｔｌの
   先端面のそれぞれから軸心までの距離が等距離となる突
   出部を前記係合部に干渉しない状７Ｓで各回ｔ＆のそれ
   ぞれに少なくとも１つ形成する突出Ｃ（［；成形工程と
   を含むことを特徴とする外輪の製造方法。