JP4350300B2 - シフトギアホイールの製造方法、その方法を実施する装置並びにその方法で製造されたシフトギアホイール - Google Patents

シフトギアホイールの製造方法、その方法を実施する装置並びにその方法で製造されたシフトギアホイール Download PDF

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    • F16H55/171Toothed belt pulleys

Description

【0001】
本発明は、同軸に配置されかつ軸方向に突出するシフト歯であって、軸方向のアンダーカットを有するものを備えたシフトギアホイールの製造方法に関する。
【0002】
例えば、この種のシフトギアホイールは車両用シンクロメッシュトランスミッションに使用される。先ず、一般的な理解として、図1及び図2a〜図2cを参照して従来技術に属するシンクロユニットの一部について説明する。
【0003】
図1は、クラッチ本体7を備えた空回りホイール(loose wheel)1、シンクロリング2、摺動スリーブ3及びシンクロナイザー本体4を分解して示す図である。
【0004】
空回りホイール1は外歯20を備えている。その端面には、クラッチ本体7が一体的に形成されている。クラッチ本体7は、複数のシフト歯5を有する同軸のリングを備え、該歯5は、(アンダーカットを形成する同軸の溝6から出発して)軸線方向左側に延びると共に、空回りホイール1の端面より突出する。このシフト歯5の幅が(歯先から出発して)溝6の基部の方向に減少するように、該シフト歯5は軸線方向のアンダカットを有する。シフト歯5の歯先には、ルーフ形状が与えられていると共に、該歯は軸線に直角な方向の輪状面14まで延びている。該輪状面14からは同軸の摩擦円錐体8が起立する。
【0005】
シンクロリング2の外面には、シフト歯9を備えたリングが設けられ、該シフト歯9は軸線に直角に延びる2つの環状面の間にあって、軸方向に延びる。シンクロリング2の内面には、クラッチ本体7の摩擦円錐体8が係合する。
【0006】
摺動スリーブ3は、軸方向に延びる歯12を備えると共に、軸方向に移動可能であるが、シンクロナイザー本体4上で回転不能であるように配置されている。そのため、シンクロナイザー本体4は軸方向に延びる歯13を有し、該歯13が摺動スリーブ13の内側のシフト歯12と噛み合う。該摺動スリーブのシフト歯12は、同様にその軸方向の両端部の近傍にアンダーカットを備える。
【0007】
図2は、図1に示したトランスミッション要素のシフト歯の位置を、異なる3つのシフト位置で示す展開断面図である。
【0008】
図2aは、ニュートラル位置でのシンクロシフト装置を示す。この場合、摺動スリーブ3は中央に位置する。クラッチ本体を備えた空回りホイール1とその他の空回りホイール(図示せず)とはシンクロナイザー本体に対して回転自在である。摺動スリーブ3のシフト歯12、シンクロリング2のシフト歯9及びクラッチ本体のシフト歯は相互に間隔を置いて位置する。
【0009】
図2bは、ブロック位置でのトランスミッション要素を示す。摺動スリーブ3とシンクロリング2とは右側に移動させられている。従って、シンクロリング2は、クラッチ本体7の摩擦円錐体8と摩擦係合状態になると共に、回転されられるので、摺動スリーブのシフト歯12とシンクロリング2のシフト歯9とはそれらルーフ形状のスロープ部で相互に当接する。
【0010】
図2cは、「ギアが噛み合う」位置を示す。ここでは、摺動スリーブが非常に右側に摺動するので、摺動スリーブ3の歯12がシンクロリング2のシフト歯9間を完全に貫通して噛み合うと共に、クラッチ本体7のシフト歯5の間に突出する。トルクを伝達する場合、摺動スリーブ3のシフト歯12のアンダカットとクラッチ本体7のシフト歯5のアンダカットとが背中あわせで係合し、それによって、トランスミッション要素の軸方向の離脱が防止される。これがアンダカットの目的である。
【0011】
アンダカットを有するシフト歯を備えたシフトギアホイールの製造方法について種々の方法が知られている。
【0012】
その製造方法は、ドイツ国特許公開第20 40 413号公報から知られている。このものでは、先ず、平行に延びる歯元の面を粗いプレスにより形成し、そして、ルーフ形状を与えるように仕上げエッジ加工することで、アンダカットを有する歯を備えたテーパ状のギアホイールが製造される。
【0013】
さらに、シフトトランスミッション用のアンダカットを有する歯を備えた簡単な伝動部材が設けられたシンクロ部品の製造方法は知られている(ドイツ国特許第34 27 156号)。このものでは、半製品を製造するために先ず粗い鍛造が行われる。これにより、その伝動部材は、仕上げ加工された歯先の高さより高い寸法の歯を備えている。次いで、歯が、鍛造型に対してその半径方向外側で支持されている間、先ず、歯先が粗いエッジ加工されるような方法で、複数の校正打撃処理によって冷間半製品が加工される。同時に、粗いエッジ加工またはさらなる校正打撃処理のいずれによっても各歯の部位にひずみ硬化が生じる。次いで、歯先にルーフ形状が与えられかつ歯元の面がそのアンダカットに対応する傾斜を有するほどに、歯先が仕上げエッジ加工される。
【0014】
最後に、車両用トランスミッションのクラッチギアホイールの機械加工方法は、ドイツ国特許公開第34 38 454号から知られている。ここでは、先ず、第1作業段階において、加圧下で変形可能な加工材料から冷間鍛造または熱間鍛造によって丸いロッド状の半製品が形成される。第2作業段階では、半製品が鍛造型を使用してプレスされる。この段階では、所定の仕上げ寸法と、同時にテーパ面の突出部とが得られる。第3作業段階では、テーパ面の突出部が歯の輪郭にもたらされる。第4作業段階では、歯の輪郭にアンダカットが備えられるほどに、歯の輪郭が、テーパ面の突出部の反対側の端部の端面から鍛造型内でプレスされる。
【0015】
本発明の目的は、軸線方向にアンダカットを有するシフト歯を備えたギアホイールの非切削式製造方法を提供することにある。これにより、特に実施が容易になると共に、多量生産に最適となる。
【0016】
本発明の方法は、請求の範囲第1項に記載した方法段階により特徴付けられる。
【0017】
本発明の方法は、絶間なく個々の歯を一貫して連続的に仕上げ加工できると共に、再現された製品をもたらすという効果を奏する。本発明は簡単であると共に、時間とコストを節約させる。
【0018】
本発明の方法の有利な改良形は、請求の範囲第2項から第5項記載の主題にある。
【0019】
さらに、本発明は上述の方法を実施できる装置に関する。該装置の本質的な特徴は請求の範囲第6項記載の主題にある。
【0020】
請求の範囲第7項は本発明の装置の有利な改良形に関する。
【0021】
最後に、本発明は、上述の方法で製造されたシフトギアホイールに関する。
【0022】
このシフトギアホイールの特徴は請求の範囲第8項に示されている。
【0023】
請求の範囲第9項は、本発明のシフトギアホイールの有利な改良形に関する。
【0024】
以下に、図面を参照して本発明の有利な実施例を説明する。
【0025】
図3は、収容部品を、シフトギアホイール半製品、及びまたは方法の実施後に仕上加工されたシフトギアホイール1を収容する下型21の形で示す。図3〜図11においてシフトギアホイール1の符号として、図1でクラッチ本体7を備えた空回りホイール1に使用した符号と同一のものを使用する。シフトギアホイール1の軸線は符号15で示し、以下では、「回転軸」と称する。
【0026】
下型21の上方には成形具16が配置されている。該成形具の下側には、環状のくぼみ部17が設けられ、そのエッジ部には、複数の凹状の歯入れ部(Zahnausnehmung)18が位置している。該凹状歯入れ部は、成形具16の軸方向であって、その端面方向にも、及び半径方向であって、その内側方向にも開口している。成形具は、下型21に対して駆動部材(図示せず)によって章動運動(回り揺動運動:taumelnde Kreisbewegung)させられる。この場合、章動角(Taumelwinkle)τは調整可能である。この章動軸線は符号19で示される。章動角τが0°より大きい場合、回転軸線15と章動軸線19とは交点14において交差する。章動運動を行う間、章動軸線19は回転軸15を中心として回転する。従って、成形具16は、その都度、一点において成形のためにシフトギアホイール1の関連するシフト歯5と集中的な接触状態にあり、他方で、軸方向に対向する位置では、(章動角τに依存して)成形具16とそれに対応するシフトギアホイール1のシフト歯5との間に部分的な或いは全体的な間隙が生じる。
【0027】
仕上げ加工されたシフトギアホイール1は、方法が終了し、成形具16を除去した後に、エジェクタ22を用いて下型21から押し出し可能である。
【0028】
図4〜図9の左側には、図3の矢印方向に見た、図3のシフトギアホイール1のシフト歯5のA−A線に沿った断面図である。このことは、その都度、後側のシフト歯5を考察していることを意味する。それに加えて、図4〜図10の右側には、章動軸線19とシフトギアホイール1の回転軸線15との交点の上方で章動軸線19の位置xが判るようにした円がそれぞれ示されている。章動軸線19の位置xから章動角τが推測できる。
【0029】
図4は鋳造型を閉じた状態を示す。このことは、章動角τが0°の状態で、先ず、半製品の形であるシフトギアホイール上に成形具16が設置されることを意味する。シフトギアホイール半製品1は粗成形のシフト歯5を備えている。この粗成形の歯5は平行な歯元の面23と24を備えている。この歯元の面の軸方向の端部には丸み部27が備えられている。しかしながら、この丸み部27に代えて、粗成形のシフト歯5に、既にルーフ形状を与えておくこともできる。それに対応して、成形具16には凹状の歯入れ部18が設けられている。そのため(シフト歯にルーフ形状が与えられていない場合)、この凹状歯入れ部には、粗成形のシフト歯5にルーフ形状を与えるためにくさび状の基部が備えられる。凹状の歯入れ部18の境界エッジ部25と26は、(後述する)アンダカットを形成するのに用いられる。断面図に並べて示した円から理解されるように、回転軸線15と章動軸線19とは間隔なしに(τ=0°)同軸線上にある。
【0030】
以下に、図5〜図9を参照して、シフトギアホイールの製造方法の加工手順が一例として記載されている。
【0031】
図5は加工手順の第一製造段階を示す。その製造段階の間、章動角τは最大に調整される。この章動角は、断面図に並べて示した円上の章動軸線19の位置xから明らかになる。ここでは、章動軸19が軸15の上方に位置する。このことは、今のところ成形具16が回転軸15を中心とする回り運動を行わないことを意味する。この第一製造段階の間、粗成形のシフト歯5には、僅かながらルーフ形状が与えられると共に、シフト歯5は僅かだけ幅広になる。
【0032】
図6は加工手順の第二段階を示す。この段階の間、章動角τは再度最大に調整される。ここでは、章動軸線19は軸15の右側に位置する。このことは、章動軸線19、つまり章動軸線によって成形具16が図5に対して90°の位置まで回り運動を行うことを意味する。凹状歯入れ部18の境界エッジ部26が粗成形のシフト歯5にアンダカットを形成していることが断面図から明確になる。歯元の面24はもはや直線状ではなく、凹状になる。
【0033】
図7は、図5と比較して、章動軸線19が回転軸線15を中心として180°の回り運動した後の状態を示す。現在図示するシフト歯5の位置での成形具16は、シフト歯5と凹状歯入れ部18とが離脱することなしに、シフトギアホイール半製品1に対して持ち上げられている
図8では、章動軸線19が270°の回り運動を行っている。ここでは、成形具16が、未だ部分的に粗成形のシフト歯5の方向に再び下降し、そして、シフト歯の左側の歯元の面に凹状のアンダカットを形成している。従って、歯元の面23はもはや直線状ではなく、同様の凹状になる。
【0034】
図9は、仕上げ加工されたアンダカットを有するシフト歯5を示す。この場合、章動角τは0°まで戻される。回転軸線15と章動軸線19とは、間隔を置かず、相互に平行である。
【0035】
実際に方法を実施する場合、複数の章動運動での手順が進行中、章動角は0°からその最大角度まで連続的に増加される。そして、複数の章動運動における殆どの手順では、最大角のまま保持される。最後に、さらに実施する章動運動での手順の進行中、章動角は0°まで連続的に減少される。
【0036】
シフト歯5に、可能なかぎり対称のアンダカットが形成されることを保障するために、実際には同じ操作を再び繰り返すことができる。この場合、回り運動は反対方向にもたらされる。
【0037】
最大章動角は、使用する章動装置に依存する。現在の装置では、章動角は2°に調整可能である。現在の方法では、シフト歯での所望のアンダカット角が最大章動角に対応し、その章動角で方法を実施する装置が操作される。
【0038】
アンダカット角をより大きくする必要がある場合、章動装置を最適に再設計しなければならないか、または成形具16の凹状歯入れ部の側面に適当なアンダカットを設ける。この場合、シフト歯5に所定のアンダカット角を達成するために、最大章動角を大きくすることと、凹状の歯入れ部18の側面30.31のアンダカット角を大きくすることとを組合わせることができる。従って、例えば、凹状歯入れ部18に2.3°のアンダカット角を設けると共に、最大章動角を2°とすることで、シフト歯5に4.3°のアンダカット角が達成される。
【0039】
図10は、アンダカットを備えた凹状歯入れ部18を示す。他の点では、図10は図9に対応している。
【0040】
図11は、仕上げ加工されたシフトギアホイール1の一部を拡大した断面図である。ここでは、シフト歯5が溝6内に部分的に埋没し、その結果、シフトギアホイール1が全体として比較的平坦な構造になることが特に明らかになる。従来の方法では、溝深さbに対する溝幅aの比率を一定の比率以下にすることは不可能である。本発明の方法では、ここで述べる種のシフトギアホイールを可能なかぎり平坦に製造する所望の目的のために、より有利となる。
【0041】
最後に、特に、図3〜図10が章動角やアンダカットなどの本質的な特徴を強調して示すものであることに言及する。縮尺どおりの図面では、これらの特徴はほとんど識別できないであろう。
【0042】
また、最大章動角並びに章動の回転数に関するデータは単に例として示したものであり、それによって本発明の本質的内容に影響を与えることなく変更できることに言及する。
【0043】
さらに、上述の方法は、下型21及び成形具16を、等しく種々の章動プレスに使用されることを指摘する。最も一般的な章動プレスは、例えば、その部品の運動に応じて3つのタイプに分類できる。
【0044】
第1タイプの章動プレスでは,シフトギアホイール半製品1が挿入された下型1が駆動されて回転軸15を中心として回転運動を行う。上側の成形具16は、章動角τで傾斜した章動軸線19を中心として下型21の回転運動と同期して回転する。成形操作の間の持ち上げ運動に相応する並進運動は、同様に、上側の成形具16を介して液圧式で与えられる。成形具16が駆動されず回転運動を行う場合、即ち、成形具16が章動軸線19を中心としてシフトギアホイールと協働して回転自在である場合、章動プレスの種類は1Aになる。他方で、付加的に成形具16が駆動されて回転運動を行う場合、この章動プレスの種類は1Bになる。
【0045】
第2タイプの章動プレスは固定の下型21を備え、この下型は、並進運動、回転運動のいずれも行わない。シフトギアホイール1は、加工操作の間、固定である。その代わり、上側の成形具16は全3つの運動、即ち、章動軸19を中心とした回転、垂直な回転軸15を中心とした章動運動、並びに液圧駆動される軸方向の並進運動を行う。
【0046】
第3タイプの章動プレスは、図を参照して説明した上述の方法用のものであるが、最も一般的な章動プレスである。ここでは、液圧駆動される並進運動は、装置の下側にあるシリンダによって行われる。章動運動は、上述の成形具16によって与えられ、他方で、下型21及びシフトギアホイール1は固定されたままである。
【0047】
使用される章動プレスの種類に関係なく、本発明で重要なことは、成形具16がシフトギアホイール及びまたはシフトギアホイール半製品に対して章動運動を行うということにある。この場合、章動運動の動作の個々の要素が章動プレスの種々の工具にどのように割り当てられるがは根本的にとるに足りないことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、従来技術の車両用シンクロユニットの部品の分解斜視図である。この場合、その部品はアンダカットを有するシフト歯を備えたシフトギアホイールである。
【図2】 図2a〜図2cは、図1に示すシンクロユニットのトランスミッション要素を、3つの異なるシフト位置で示す展開断面図である。
【図3】 図3は、本発明の方法でシフトギアホイールを製造する装置の概略的な断面図である。
【図4】 図4は、加工手順のうち、連続的な製造段階における、図3に示す装置で製造されたシフトギアホイールの歯のA−A線に沿った断面図である。
【図5】 図5は、加工手順のうち、連続的な製造段階における、図3に示す装置で製造されたシフトギアホイールの歯のA−A線に沿った断面図である。
【図6】 図6は、加工手順のうち、連続的な製造段階における、図3に示す装置で製造されたシフトギアホイールの歯のA−A線に沿った断面図である。
【図7】 図7は、加工手順のうち、連続的な製造段階における、図3に示す装置で製造されたシフトギアホイールの歯のA−A線に沿った断面図である。
【図8】 図8は、加工手順のうち、連続的な製造段階における、図3に示す装置で製造されたシフトギアホイールの歯のA−A線に沿った断面図である。
【図9】 図9は、加工手順のうち、連続的な製造段階における、図3に示す装置で製造されたシフトギアホイールの歯のA−A線に沿った断面図である。
【図10】 図10は、図9と同様の図である。この場合、成形具の凹状歯入れ部はアンダーカットを備えている。
【図11】 図11は、歯に関する環状溝と寸法比率とを識別させるための歯を備えたシフトギアホイールの部分断面図である。

Claims (12)

  1. クラッチ本体を端面に備えたシフトギアホイールであって、前記クラッチ本体は、前記クラッチ本体と同軸に配置されたシフト歯を有するリングを備え、前記シフト歯は、軸方向に突出し、軸方向に対してアンダカットを有するものを備えたシフトギアホイールを製造する方法において、
    a)同軸に配置されかつ軸方向に突出する粗成形の歯を備え、前記歯の歯元の面が軸方向に延びたシフトギアホイール半製品であって、それに対応する軸方向の凹状歯入れ部を備えた成形具と係合し、その際、シフトギアホイール半製品の粗成形のシフト歯を、遊びもって凹状歯入れ部に係合する段階と、
    b)所望のアンダカットを形成するように、凹状歯入れ部の輪郭部がシフトギアホイール半製品の粗成形の歯の歯元の面に渡ってプレスしかつ材料成形する方法で移動するような態様で、互いに対して章動運動させる段階と、
    c)加工されたシフトギアホイールと成形具とを相互に分離する段階とを含むことを特徴とする方法。
  2. 段階a)の間、シフトギアホイール半製品と成形具とを相互に同軸となるように位置合わせすることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 段階c)の間、シフトギアホイール半製品と成形具とを、同様に、相互に同軸となるように位置合わせすることを特徴とする請求項1または請求項2記載の方法。
  4. 段階b)の間、シフトギアホイール半製品を駆動させて回転軸を中心として回転運動させ、そして、成形具を、章動角で傾斜した章動軸線を中心としてシフトギアホイール半製品の回転運動と同期して協働回転することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 成形具が付加的に駆動されて回転運動を行うことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 段階b)の間、シフトギアホイール半製品を固定し、かつ成形具が、章動角を中心とした回転、垂直な回転軸を中心とした回転及び軸方向の持ち上げ運動を同時に実施することを特徴とする請求項1〜請求項3項のいずれか1つに記載の方法。
  7. 段階b)の間、シフトギアホイール半製品が軸方向の持ち上げ運動を実施し、成形具が同時に章動運動を実施することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の方法。
  8. 段階(b)の間、章動運動の進行中におけるシフトギアホイール半製品と成形具との間の章動角を0°から最大章動角まで連続的に増加させ、次いで、最大章動角で保持し、最後に0°まで減少させることをことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の方法。
  9. 段階(b)において、章動運動を一方向に行い、次いで、章動運動を逆方向に繰り返すことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の方法。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の方法を実施するための装置において、
    軸方向に延びる粗成形のシフト歯を有するリングを備えたシフトギアホイール半製品用収容部品と、環状のくぼみ部を有する成形具であって、前記環状のくぼみ部のエッジ部に、該成形具の端面に向かう軸方向で前記くぼみ部の半径方向内側に開口した凹状歯入れ部を位置させたものと、駆動部材であって、収容部品と成形具とを調整可能な章動角で互いに対して章動運動させるものとを備えることを特徴とする装置。
  11. 成形具の凹状歯入れ部の側面が軸方向に延びるか、または−成形具の端面方向から見て−軸線に対するアンダカットを有することを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 請求項1〜請求項9のいずれか1つに記載の方法で製造された、軸方向に延びるシフト歯を有するリングを備えたシフトギアホイールにおいて、
    シフト歯の軸線方向に突出した歯先がその中央領域より幅広になるように、歯元の面は凹状に形成され、アンダカットが形成されることを特徴とするシフトギアホイール。
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