JPS6017459Y2 - コンクリ−ト建築物の屋上立上り天端部の防水構造 - Google Patents

コンクリ−ト建築物の屋上立上り天端部の防水構造

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JPS6017459Y2
JPS6017459Y2 JP16578877U JP16578877U JPS6017459Y2 JP S6017459 Y2 JPS6017459 Y2 JP S6017459Y2 JP 16578877 U JP16578877 U JP 16578877U JP 16578877 U JP16578877 U JP 16578877U JP S6017459 Y2 JPS6017459 Y2 JP S6017459Y2
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rising
concrete building
caps
kasagi
joint
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JP16578877U
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JPS5490913U (ja
Inventor
守行 金子
Original Assignee
株式会社ノザワ
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、コンクリート建築物の屋上立上り天端部の効
果的な防水構造に関するものである。
一般に、コンクリート建築物の屋上立上り天端部は、最
も苛酷な天候条件の影響を受ける個所で、該部分は年数
を経るにつれて亀裂、組織の膨潤、表層の剥離、脱落な
どの問題が発生し、ややもすると漏水事故を惹起するほ
か、建築物の美観を損う個所であり、該立上り天端部の
防水性および耐久性に効果的な防水構造の実現が、業界
における緊急な技術的課題の1つとなっている実情にあ
る。
すなわち、従来のこの種の防水構造は、通常、屋上より
の防水層を立上り天端部でモルタルによって、コンクリ
ート製あるいは金属性笠木を固定する構成となっている
ため、 (1)屋上立上り天端部で防水層端末部を固定するため
、防水層の収縮、膨張によって防水層が切れるおそれが
ある。
(11)コンクリート製の笠木を、立上り天端面にモル
タル固定するため、笠木の破損時等の取換えが煩雑であ
る。
(曲 コンクリート製笠木の場合、重量が大で屋上構築
上重要的な問題があるばかりでなく、製品(笠木)の長
さに限界があるので、相隣る接合目地処理(目地防水処
理)が大変である。
GV) 金属製笠木の場合は、腐食の問題がある。
等の欠点があり、これら欠点の解決が技術課題となって
いる。
本考案は、かかる技術的課題を解決し、防水性や耐久性
に優れ、しかも外観の良好な該個所の防水構造を提供す
ることを目的として提案されたもので、横断面形状が、
内部に中空部aを有する頂壁1aと、左右一対の両側壁
1cとでほぼチャンネル状に形成され、上記頂壁1aの
内側壁1bの中央部に、その長手方向に沿って設けられ
、笠木固定金具3を装着された比較的広幅の笠木固定金
具支持用溝2を具えた石綿セメント等の押出し成形板か
らなる複数個の笠木1を、コンクリート建築物の屋上に
敷きつめられた断熱層8、防水層9の立上り端末部を介
してコンクリート建築物の屋上立上り本体7の天端面7
上に載置するとともに、それら笠木の相隣る笠木間の各
接合目地部6と、上記防水層9の立上り端末部間に、水
切り溝付裏板4を介装し、かつ、上記笠木固定具3に締
付ボッ叶5を、該締付ボルト5が上記各接合目地部6の
中央に位置するように装着してなり、上記各締付ボッ叶
5を操作することにより、各笠木1を上記天端面7′上
に強固に固定または該天端面7′から容易に取はずすこ
とができるように構成してなることを特徴とするコンク
リート建築物の屋上立上り天端部の防水構造に係るもの
である。
以下第1図乃至第3図に示す実施例により本考案につき
具体的に説明する。
それらの図で1はコンクリート建築物の屋上立上り本体
7の天端面を被覆するように、該屋上立上り天端面7′
上に、その長手方向に沿って所要個数後述する固定手段
で固定される笠木で、同笠木1は石綿セメント等を押出
し成形機で押出し成形することにより、その横断面形状
が、頂壁1aと左右一対の両側壁ICとからなるほぼチ
ャンネル状に形成され、頂壁1a内には中空部aが、ま
た内側壁1bの中央部には第1図に示す如き横断面形状
の笠木固定金具支持用溝2がその長手方向に沿って設け
られている。
3は該笠木固定金具支持用溝2内に装着される笠木固定
金具で、同金具3は該溝2内に嵌め込まれている。
8は断熱層、9は防水層(防水シート)で、それらはい
ずれも建築物の屋上に敷きつめられており、その端末部
は屋上立上り本体7の内側壁および天端面7′上に添着
固定されて雨仕舞されている。
4は上記笠木1の内側壁1bと屋上立上り本体7の天端
面7′に添着固定された防水層9との間に介装された水
切り溝付裏板で、同裏板4は相隣る笠木1の接合目地部
6からの漏水を防止するに役立つ。
5は上記各笠木1間の接合目地部6の中央に位置するよ
うに、笠木固定金具3のバッキング10を介して流体密
に基部を挿入された締付はボルトで、同ボルト5は上記
水切り溝付裏板4、断熱層8、防水層9を貫通して延出
しており、その延出端は屋上立上り本体7の天端部7′
の中央部に基部を埋め込まれたグリップアシ力11に螺
合せしめられている。
そして該締付はボルト5を操作することにより笠木1の
笠木固定金具支持用溝2と笠木固定金具3とを強く当接
さて、笠木1を屋上立上り本体7の天端面7′上に強固
に固定させるか、または該笠木1を天端面7′から容易
に取はずすことができるようになっている。
12は笠木固定金具支持用溝2内に第1図に示す如く挿
入装着された面戸(漏水防止材)で、相隣る笠木1の接
合目地部6に取付けられた笠木固定金具3を介して侵入
する漏水が、水切に溝付裏板4の水切り溝を越えて内部
に侵入するのを防止するようになっている。
本考案の防水構造は、上記のように構成されており、笠
木1は石綿セメント等の押出し成形量で形成されている
ため、寸法、精度、外観等が良好で、かつ防水性と耐久
財に富み、また軽量で施工はすべて乾式組立てによって
容易にでき上るとともに、良好な防水機能を発揮するば
かりでなく、相隣る笠木1の接合目地部6は、水切り溝
付裏板4によって漏水を防止されるようになっているた
め、コーキング充填等の目地処理の必要がないという利
点を有する。
また何等かの原因で笠木が破損したような場合は、単に
締付ボルト5を操作するだけで笠木1を容易に交換、修
理することができるという実用的効果を挙げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の概略説明図で、第1図は横断
面図、第2図は接合目地部の平面図、第3図は斜視図で
ある。 1:笠木、2:笠木固定金具支持用溝、3:笠木固定金
具、4:水切り溝付裏板、5:締付ボルト、6:接合目
地部、7:屋上立上り本体、7′:天端面、8:断熱層
、9:防水層、10:バッキング、11ニゲリツプアン
カ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横断面形状が、内部に中空部aを有する頂壁1aと、左
    右一対の両側壁1cとでほぼチャンネル状に形成され、
    上記頂壁1aの内側壁1bの中央部に、その長手方向に
    沿って設けられ、笠木固定金具3を装着させた比較的広
    幅の笠木固定金具支持用溝2を具えた石綿セメント等の
    押出し成形板からなる複数個の笠木1を、コンクリート
    建築物の屋上に敷きつめられた断熱層8、防水層9の立
    上り端末部を介してコンクリート建築物の屋上立上り本
    体7の天端面7′上に載置するとともに、それら笠木の
    相隣る笠木間の各接合目地部6と、上記防水層9の立上
    り端末部間に、水切り溝付裏板4を介装し、かつ、上記
    笠木固定具3に締付ボルト5を、該締付ボルト5が上記
    各接合目地部6の中央に位置するように装着してなり、
    上記各締付ボルト5を操作することにより、各笠木1を
    上記天端面7′上に強固に固定または該天端面7′から
    容易に取はずすことができるように構成してなることを
    特徴とするコンクリート建築物の屋上立上り天端部の防
    水構造。
JP16578877U 1977-12-12 1977-12-12 コンクリ−ト建築物の屋上立上り天端部の防水構造 Expired JPS6017459Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS5490913U JPS5490913U (ja) 1979-06-27
JPS6017459Y2 true JPS6017459Y2 (ja) 1985-05-29

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