JPS60174385A - タンカ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、タンカーに関する。

従来技術 油タンカーでは、海洋汚染防止条約（ＭＡＲＰ、ＯＬ＞
（以下単に条約という）により、１つの貨物油タンクの
容量の制限（５万ｍ３以下）、バラスト量の要求および
その保護配置について規定されており、このような規定
を満たず大型の油タンカーとして第１図および第２図に
示すようなものが知られている。すなわち、このタンカ
ーは前部横隔壁（１）と後部横隔壁（２）の間にタンク
部を備え、タンク部は左右１対の縦隔壁（３）によって
左右３つの部分に分割されている。そして、中央部分は
、複数の横隔壁（４）により、前後複数の中央部貨物油
タンク（貨物タンク＞（ＧＯ）に分割されている。また
、両玄側部分も、上記の横隔壁（４）とこれらの間の他
の文例部横隔壁（５）により、複数の文例部貨物油タン
ク（貨物タンク）（Ｓｏ）と文例部バラストタンク（ｓ
ｂ）に分割され、これらが前後に交互に配置されている
。各中央部貨物油タンク（ＣＯ）の容量は約４万５千ｍ
３、各文例部貨物油タンク（ＳＯ）の容量は約１万５千
ｍ３であり、これらは条約の前記制限値（５万ｌｌ１３
）以下である。ところが、今後、条約により、Ｊｌ傷時
の油流出量の制限が規定されることになる。

損傷時の油流出量の制限値は、約４２万！ヘンく正確に
は（３００００／４００）’３１−ン）以下の油タンカ
ーでは３万ｍ”、１００万１〜ン以上の油ランプＪ−で
は４万ｍ３、これらの間の油タンカーで・は載貨重量ト
ン数の３乗シ艮を４００倍した値となっている。また、
油流出量の制限値は損傷を受ける貨物油タンクの容量の
合田の１／３とン大められて８５つ、しｌどがって、１
員ｆ局範囲内の貨物Ｍｌタンクの容量の合も１の制限１
１１ｊ（以下１０（島タンク容吊制限値という）は、約
４２万トン以下の油タンカーでは９万ｍ”、１０万トン
以上の油タンカーでは１２万ｍ３、これらの間の油タン
７Ｊ−では載貨ｍ世トン数の３乗根を１２００倍した値
となる。ここで、前記の油タンカーが約４２万トン以下
であって、これが第１図に範囲（Ａ）で示すように座礁
による船底損傷を受けたと仮定した場合、前後２つの中
央部貨物油タンク（ＣＯ）ど１つの文例貨物油タンク（
ＳＯ）が損傷を受ける。このとき、損傷を受（プる３つ
の貨物油タンク（ｃｏ＞　（ｓｏ＞の容量の合計は１０
万５千ｍ３、油流出量は３万５千ｍ３であり、これらは
油流出■に関する条約の前記制限値を越えている。した
がって、従来のようなタンク配置で船底損傷時の油流出
ｍのルリ限に関する条約の規定を満たそうとすると、１
つの貨物油タンクの容量は条約の別の規定による制限値
（５万１１１３）より大幅に小さい値に制限され、貨物
油タンクや隔壁の数が増づため、配管およびその付属品
や船郭鋼材重吊が増加し、不経済である。なお、第１図
において、（ＩＳ）は船底損傷長さであり、船首垂線か
ら垂線間長さ６３０％の範囲内では垂線間長さの１／１
０（垂線間長さが５Ｏｎ＋以下の場合は５１１１）、他
の部分では５ｍと決められている。

発明の目的 この発明の目的は、船底損傷時に損傷を受ける貨物タン
クの容量の合計が所定の制限値以下であるという制約の
範囲内で貨物タンクの数をできるだけ少なくできる経湾
的なタンカーを提供することにある。

発明の構成 この発明の第１！１）ものは、前後複数の中央部貨物タ
ンクの両側に、それぞれ、複数の文例部貨物タンクと文
例部バラストタンクが前後に交互に配置されており、中
央部貨物タンクは互いに容量のほぼ等しいものであり、
文例部パラストタンクが前後２つの中央部貨物タンクに
跨って配置され、この文例部バラストタンクの前後の横
隔壁から上記２つの中央部貨物タンクの間の横隔壁まで
の距離がそれぞれ所定の船底損傷長さ以上であり、２つ
の中央部貨物タンクの容量の合計および１つの中央部貨
物タンクの容量とその片側にある１つの文例部貨物タン
クの容量との合計がいずれも所定の制限値以下であるタ
ンカーであり、この発明の第２のものは、前後複数の中
央部貨物タンクの両側に、それぞれ、複数の文例部貨物
タンクと文例部バラストタンクが前後に交互に配置され
ており、中央部貨物タンクには大容量のタンクと小容量
のタンクがあってこれらが前後に交互に配置され、小容
量の中央部貨物タンクの前後長さが所定の船底損傷長さ
以上であり、文例部バラストタンクが１つの小容量の中
央部貨物タンクと１つの大容量の中央部貨物タンクに跨
って配置され、この文例部バラストタンクの上記小容量
の一中央部貨物タンク側の横隔壁の位置がこの小容量の
中央部貨物タンクと他の大容量の中央部貨物タンクの間
の横隔壁の位置と一致し、１つの小容量の中央部貨物タ
ンクの容量とその前または後にある１つの大容量の中央
部貨物タンクの容量とその片側にある文例部貨物タンク
の容量との白目が所定の制限値双手であるタンカーであ
る。

実施例と作用 第３図はこの発明の第１実茄例である約４２万トン以下
の油タンカーを示しており、このタンカーの前部横隔壁
（１０）と後部横隔壁（１１）の間のタンク部は左右１
対の縦隔壁（１２）によって左右３つの部分に分割され
ている。そして、中央部分は、複数の中央部横隔壁（１
３）により、前後複数の中央部貨物油タンク（ＣＯ）に
分割されている。また、雨衣側部分も、中央部横隔壁（
１３）とは別の複数の文例部横隔壁（１４）により、複
数の文例部貨物油タンク〈ＳＯ）と文例部バラストタン
ク（ｓｂ）に分割され、これらが前後に交互に配置され
ている。各中央部貨物油タンク（ＣＯ）の容量は約４万
５千ｍ３、各文例部貨物油タンク（ＳＯ）の容量は約１
万５千ｍ３であり、これらは条約の前記制限値（５万ｍ
３）以下である。文例部バラストタンク（ｓｂ）は中央
部横隔壁（１３）をほぼ中心に前後２つの中央部貨物油
タンク（ＣＯ）に跨って配置されており、文例部バラス
トタンク（ｓｂ）の前側の文例部横隔壁（１４）から中
央部横隔壁（１３）までの距離（１ｆ）および同後側の
文例部横隔壁（１４）から中央部横隔壁（１３）までの
距ｆｉ１（Ｉａ）はいずれも船底損傷長さくＩＳ）以上
である。また、２つの中央部貨物油タンク（ＣＯ）の容
量の合計（９万ｍ３）および１つの中央部貨物油タンク
（ＣＯ）の客用とその片側にある１つの文例部中央タン
ク（ＳＯ）の容量との合計（６万＋ｌｌ”）はいずれも
条約の損傷タンク容量制限値（９万１１１３）以下であ
る。　第１実施例の油タンカーの縦隔壁（１２）の部分
が受ける船底損傷として、第３図に範囲（Ｂ）で示づ−
ようなものと範囲（Ｃ）で示すようなものが考えられる
。範囲（Ｂ）のものは中央部横隔壁（１３）を含み、そ
の前後２つの中央部貨物油タンク（ＣＯ）が損傷を受け
る。

ところが、この場合、損傷を受ける中央部横隔壁（１３
）からその前後の文例部横隔壁（１４）までの距離（ｌ
ｒ）　（ｌａ＞がいずれも船底損傷長さくＩＳ）以上で
あるから、文例部貨物油タンク（６ｏ）が損（口を受け
ることはない。そして、損傷を受ける２つの中央部貨物
油タンク（ＣＯ）の容量の合計は９万１１３、油流出量
は３万ｍ３であり、油流出量に関する条約の規定を渦た
している。範囲（Ｃ）のちのは文例部横隔壁（１４）を
含み、その前（または後）の１つの文例部貨物油タンク
（ＳＯ）とその内側の１つの中央部貨物油タンク（ＣＯ
）が損傷を受ける。ところが、この場合、損傷を交番ノ
る文例部横隔壁（１４）からこれに最も近い中央部横隔
壁（１３）までの距離（Ｉｆ）（または（ｌａ））が船
底損傷長さくＩＳ）以上であるから、他の中央部貨物油
タンク（ＧＯ）が損傷を受けることはない。そして、損
傷を受（プる２つの貨物油タンク（Ｃ（１）　（Ｓｏ）
の容量の白目は６万ｍ３、油流出Ｍは２万ｍ３であり、
油流出足に関する条約の規定を満たしている。

また、他の部分が船底損傷長さくＩＳ）以下の損傷を受
けＣも、３つ以上の貨物油タンク（ＣＯ）（ＳＯ）が同
時に損傷を受けることはない。このため、油流＋Ｊｉ　
吊に関づる条約の規定を満たしていない第１図おＪ：び
第２図の油タン７）−と比べう由 で、貨物ゞタンク（ＣＯ）　＜ｓｏ）の数が同じですむ
。

第４図はこの発明の第２実施例である約４２万１〜ン以
上の油タンカーを示しており、このタンカーの前部横隔
壁（１５）ど後部横隔壁（１６）の間のタンク部は左右
１対の縦隔壁（１７）によって左右３つの部分に分割さ
れている。そして、中央部分は、複数の中央部横隔壁（
１８）　（’１９）により、前後複数の中央部貨物油タ
ンク（Ｃ１）（ａＳ）に分割されている。また、雨衣側
部分も、複数の文例部横隔壁（２０）　（２１）により
、複数の文例部貨物油タンク（ＳＯ）と文例部バラスト
タンク（ｓｌ＋）に分割され、これらが前後に交互に配
置されている。中央部貨物油タンク（ＣＩ）（ａＳ）に
は大容量のタンク（ｃｌ）と小容量のタンク（ａＳ）が
あり、これらが前後に交互に配置されている。大容量の
各中央部貨物油タンク（ＣＩ）の容量は５万ｍ３、小容
量の各中央部貨物油タンク（ＣＳ）の容舟は２万５千ｍ
３、各文例部貨物油タンク（ＳＯ）の容量は１万５千ｍ
３であり、これらは条約の前記制限値（５万ｍ３）以下
である。文例部バラストタンク（ｓｂ）は１つの小容量
の中央部貨物油タンク（ＣＳ）とそ、の前の１つの大容
量の中央部貨物油タンク（ＣＩ）に跨って配置され、こ
のバラストタンク（ｓｂ）の後側の文例部横隅壁（２１
〉の位置は上記小容量の中央部貨物油タンク（ａＳ）の
後側の中央部横隔ｆｆ１（１９）の位置と一致している
。なお、この中央部横隔壁（１９）と文例部横隔壁（２
１）は一体に形成されでもよいし、別に形成されてもよ
い。小容量の各中央部貨物油タンク（ａＳ）の前後長さ
く１０）は、船ｆ１損傷長さくＩＳ）以上である。また
、１つの小容量の中央部貨物油タンク（ａＳ）の容量と
その前または後にある１つの大容量の中央部貨物油タン
ク（Ｃ１）の容量とその片側にある１つの文例部貨物油
タンク（ＳＯ）の容量との合１ｔ（９万ｌ１１３）は条
約の損傷タン　。

り容量制限値（９万Ｈ３）以下である。

第２実施例の油タンカーの縦隔壁（１１）の部分が受り
る船底損傷として、第４図に範囲（Ｄ）で示すようなも
のが考えられる。範囲（Ｄ）のものは互いに位置が一致
している中央部横隔壁（１９）と文例部横隔壁（２１）
を含み、その前後の１つの小容量の中央部貨物油タンク
（ＣＳ）と１つの大容量の中央部貨物油タンク（ＣＩ）
と１つの文例部貨物油タンク（ＳＯ）が損傷を受ける。

ところが、この場合、小容量の中央部貨物油タンク（Ｃ
Ｓλの前後長さく　ｔｏ）が船底損傷長さくＩＳ）以上
であるから、他の貨物油タンク（ａｔ）（Ｏ３＞　（Ｓ
ｏ）が損傷を受けることはない。そして、損傷を受ける
３つの貨物油タンク（ｃｌ）（ｃｓ）　（ｓｏ）の容量
の合計５は９万ｌｌ１３、油流出量は３万ｌｌ１３であ
り、油流出量に関する条約の規定を満たしている。また
、他の部分が船底損傷長さくＩＳ）以下の損傷を受けて
も、４つ以上の貨物油タンク（ｃｌ）　（ａｓ）　（ｓ
ｏ）が同時に損傷を受けること、２つの大容量の中央部
貨物油タンク（Ｃ１）が同時に損傷を受けることおよび
１つの大容量の中央部貨物油タンク（Ｇ１）とその前後
２つの小容量の中央部貨物油タンク（ＣＳ）とが同時に
損傷を受けることはいずれもない。

このため、油流出量に関する条約の規定を満たしていな
い第１図および第２図の油タンカーと比べて、むしろ貨
物油タンク（ｃｌ）　（ｃｓ）　（ｓｏ）の数が少なく
てづむ。

発明の効果 第１の発明によれば、前後複数の中央部貨物タンク（Ｃ
Ｏ）の両側に、それぞれ、複数の文例部貨物タンク（Ｓ
Ｏ）と文例部バラストタンク（ｓｂ）が前後に交互に配
置されており、中央部貨物タンク（ＣＯ）は互いに容量
のほぼ等しいものであり、文例部バラストタンク（ｓｂ
）が前後２つの中央部貨物タンク（ＣＯ）に跨って配置
され、この文例部バラストタンク（ｓｂ）の前後の横隔
壁（１４）から上記２つの中央部貨物タンク（ＧＯ）の
間の横隔壁（１３）までの距離がそれぞれ所定の船底損
傷長さ以上であり、２つの中央部貨物タンク（ＣＯ）の
容量の合計および１つの中央部貨物タンク（００）の容
量とその片側にある１つの文例部貨物タンク（ＳＯ）の
容量との合計がいずれも所定の制限値以下であるから、
上述のように、船底損傷時に３つ以上の貨物麺タンク（
ｃｏ）　＜ＳＯ）が同時に損傷を受ｔプることがなく、
損傷を受ける貨物タンクの言回の合計を所定の制限値以
下に抑えることができる。そして、３つ以上の貨物タン
ク（ｃｏ）　（ｓｏ）が同時に損傷を受番ノることがな
いので、従来のようなタンク配置で上記の制約を満たそ
うとする場合に比べて、とくに中央部貨物タンク（ＣＯ
）の容量を大きくして全体の貨物タンク（ｃｏ）　（ｓ
ｏ）の数を少なくすることができ、したがって、配管部
よびそのイリ屈品や鉛部鋼材重量が少なくてずみ、経済
的である。

第２の発明によれば、前後複数の中央部貨物タンク（ｃ
ｌ）　、（ｃｓ）の両側に、それぞれ、複数の文例部貨
物タンク（ＳＯ）と文例部バラストタンク（ｓｂ）が前
後に交互に配置されており、中央部貨物タンク（、、ｃ
ｌ）　（ｃｓ）　Ｌこは大容量のタンク（ｃｌ）と小容
量のタンク（ａＳ）があってこれらが前後に交Ｈに配置
され、小容量の中央部貨物タンク（ＣＳ）の前後長さが
所定の船底損傷長さ以上であり、文例部バラストタンク
（ｓｂ）が１つの小容量の中央部貨物タンク（ＣＳ）と
１つの人吉■の中央部貨物タンク（ｃｌ）に跨っ′て配
置され、この文例部バラストタンク（ｓｂ）の上記小容
量の中央部貨物タンク（ＣＳ）側の横隔壁（２１）の位
置がこの小容量の中央部貨物タンク（ａＳ）と他の大容
量の中央部貨物タンク（ｃｌ）の間の横隔壁（１９）の
位置と一致し、年寺蕃寺り（Ｃ１）の容量とその片側に
ある文例部貨物タンク（ＳＯ）の容量との合計が所定の
制限値以下であるから、上述のように、船底損傷時に損
傷を受ける貨物タンクの容量の合計を所定の制限値以下
に抑えることができる。そして、４つ以上の貨物タンク
が同時に損傷を受けること、２つの大容量の中央部貨物
タンク（Ｃ１）が同時に損傷を受けることおよび１つの
大容量の中央部貨物タンク（Ｃ１）とその前後２つの小
容量の中央部貨物タンク（ａＳ）とが同時に損傷を受け
ることはいずれもないので、従来のようなタンク配置で
上記の制約を満失そうとする場合に比べて、とくに大容
量の中央部貨物タンク（ｃｌ）の容量を大きくして全体
の貨物タンク（ｃｌ）　（ｃｓ）（ＳＯ）の数を少なり
す゛ることかでき、したがって、配管およびその付属品
や鉛部鋼材重量が少なくてすみ、経済的である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す油タンカーの概略水平断面図、第
２図は第１図■−■線の断面図、第３図はこの発明の第
１実施例を示Ｊ′油タンカーの概略水平断面図、第４図
はこの発明の第２実施例を示Ｊ油タンカーの概略水平断
面図である。 （，１３）　（１４）　（１９）　（２１）・・・横隔
壁、（Ｃｏ）（ｃｌ）　（ｃｓ）・・・中央部貨物油タ
ンク（ｆＡ物タンク）、（Ｓｏ）・・・文例部貨物油タ
ンク（貨物タンク）、（ｓ、ｂ）・・・文例部バラスト
タンク、（１ｆ）（１ａ）・・・距離、（１ｏ）・・・
前後長さ、（１ｓ）川船底損傷長さ。 以　上 外４名

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）　前後複数の中央部貨物タンク（ＣＯ）の両側に
   、それぞれ、複数の文例部出物タンク（ＳＯ）と玄側部
   バラストタンク（ｓｂ）が前後に交互に配ばされており
   、中央部貨物タンク（ＣＯ）は互いに容量のほぼ等しい
   ものであり、玄側部バラストタンク（Ｓｂ）が前後２つ
   の中央部貸物タンク（ＣＯ）に跨って配置され、この玄
   側部バラストタンク（ｓｂ）の前後の横隔壁（１４）か
   ら上記２つの中央部貨物タンク（ＣＯ）の間の横隔壁（
   １３）までの距離がそれぞれ所定の船底損傷長さ以上で
   あり、２つの中央部貨物タンク（ＣＯ）の容置の合ｎ１
   および１つの中央部貨物タンク（ＣＯ）の容量とその片
   側にある１つの文例部貨物タンク（ＳＯ）の容量との合
   計がいずれも所定の制限値以下であるタンカー。
2. （２）　前後複数の中央部貨物タンク（ｃｌ）　（ａｓ
   ）の両側に、それぞれ、複数の文例部貨物タンク（ＳＯ
   ）と玄側部バラストタンク（ｓｂ）が前後に交互に配置
   されており、中央部貨物タンク（Ｃ１）（ａＳ）には大
   容争のタンク（Ｃ１）と小容量のタンク（ＣＳ）があっ
   てこれらが前後に交互に配置され、小容量の中央部貨物
   タンク（ＣＳ）の前後長ざが所定の船底損傷長さ以上で
   あり、玄側部バラストタンク（ｓｌ＋）が１つの小容量
   の中央部貨物タンク（ＣＳ）と１つの大容量の中央部貨
   物タンク（Ｃ１）に跨って配置され、この玄側部バラス
   トタンク（ｓｂ）の上記小容量の中央部貨物タンク（Ｃ
   Ｓ）側の横隔壁（２１）の位置がこの小容量の中央部貨
   物タンク（ＣＳ）と他の大容量の中央部貨物タンク（Ｃ
   １）の間の横隔壁（１９）の位置と一致し、１つの小容
   量の中央部貨物タンク（ＣＳ）の容量とその前または後
   にある１つの大容量の中央部貨物タンク（ｃｌ）の容量
   とその片側にある文例部貨物タンク（ＳＯ）の容量との
   金目が所定の制限値以下であるタンカー。