JPS6017402A - 自動車用反射鏡 - Google Patents

自動車用反射鏡

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Publication number
JPS6017402A
JPS6017402A JP12573983A JP12573983A JPS6017402A JP S6017402 A JPS6017402 A JP S6017402A JP 12573983 A JP12573983 A JP 12573983A JP 12573983 A JP12573983 A JP 12573983A JP S6017402 A JPS6017402 A JP S6017402A
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JP
Japan
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film
metal film
car
thin film
transparent dielectric
Prior art date
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Pending
Application number
JP12573983A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Taguchi
隆志 田口
Yoshiki Ueno
上野 祥樹
Tadashi Hattori
正 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
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Filing date
Publication date
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Priority to US06/619,196 priority patent/US4634242A/en
Publication of JPS6017402A publication Critical patent/JPS6017402A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車用反射鏡に関するもので、例えば自動車
の車室外に取り付けるフェンダ−ミラーとして用いて有
効である。
車室外に取り付ける自動車用反射鏡は、外気湿度が非常
に高い場合に鏡面が曇ったり、また外気温度が氷点下の
場合に鏡面が凍結して肴ってしまう。この曇りを除去す
るには乗員が車室り1に出て、自らの手で曇りを払き取
らねばならないという煩わしさがあった。この煩わしさ
を解決するために多層光干渉式着色ミラーにおいて、そ
のうちの一層を透明導電膜として通電加熱し、デフロス
タ機能を持たせた特表昭56−500802号公報記載
の様なものがあった。しかし、多層光干渉式の場合、自
動車規格を満たずには少なくとも3WJ4〜黒色塗II
が必要であり、製造コストが高くなるという問題があっ
た。
また、基板ガラス上に形成した金属膜に電流を流し、発
熱させてデフロスタ機能を持たせたものがある。しかし
、充分な発熱量を得るために、金属膜を薄くし”(電気
抵抗を大きくしようとすると、金属膜が薄くなりすぎて
反射力が低下し、反射像が見にくくなったり、あるいは
別途反射面を設ける必要があるという問題点があった。
本発明は上記問題点に鑑み、反射力、を良好に維持しな
がら低コストで製作でき、デフロスタ機能を有する自動
車用反射鏡を得ることを目的どする。
この目的を達するため、本発明では基板ガラスと、透明
誘電体薄膜と、誘電物質を含有する金属膜と、この金属
膜に電流を供給する電流供給手段とから自動車用反射鏡
を形成した。
次に本発明の実施例を図に基づいて説明する。
第1図は本実施例の断面図である。自動車用反射鏡の基
板をなす基板ガラス1の一面には、酸化チタン(TiO
2)からなる透明誘電体薄膜2が真空蒸着されており、
その上にニッケル・クロム合金が誘電物質として少量の
酸化チタン(TiO2)をドープしてなる金属1!lが
真空蒸着されている。この金属膜3の両端にはこの金属
膜3より低い抵抗率をもつ電極4が形成されており、こ
の電極4からはリード線5が取り出されている。そして
、このリード線5を通して、金属膜3の両端に電圧を印
加することができる。電極4の形成方法は、従来技術の
如何なる手段を用いてもよく、例えば低抵抗金属の真空
蒸着や銀糸導電樹脂の塗布によればよい。また、前記透
明誘電体薄膜2.および前記金属膜3の形成方法は真空
蒸着法に限らずスパッタリング法によって形成してもよ
い。
光は第1図中矢印りの方向から入射し、基板力′ラス1
及び透明誘電体薄膜2を透過して金属膜3表面で反射さ
れ、再び透明誘電体薄I!22、基板力′ラス1を透過
し゛ζ入射方向へもどる。この時、透明誘電体膜2の表
面においても、その屈折率によって決まる量の光が反射
される。金属膜3の表面で反射した光と透明誘電体薄膜
2の表面で反射した光が互いに干渉することにより、反
射光の分光特性がフラットでなくなり、着色才9よび防
眩効果を与える。この時の色調および反射率は透明誘電
体薄膜2の光学膜厚(膜厚と屈折率を乗じたもので、屈
折率を固定した時には膜厚)によって決まり、色の濃淡
は屈折率によって決まる。このことについて以下に説明
スル。
第2図は、透明V;電体薄膜2の膜厚と色調との関係を
示したもので、第1実施例の反射鏡に、JISZ870
1で定められた標準の光Cが垂直に入射した時の反射光
の色調を色度座標で表わしである。通常、真空蒸着した
薄膜の屈折率はζバルクの値より小さい値を示し、例え
ば酸化チタンの屈折率も光の波長が4500人のとき2
.46、光の波長が6500人のとき2.30となり、
パルりの屈折率よりもやや小さくなっている。第2図に
おいて色度座標は、Xが赤の成分、尼が緑の成分、1−
 (X+lが青の成分を表わすもので、大まかにいって
第2図中点線で囲った領域Gは緑、領域Yは黄、領域R
は赤、領域■は紫、領域Bは青の色調をとり、各々の領
域の間はその中間色となる。また、膜厚と色調の関係は
、膜厚が400人ごとの色度を0で、40人ごとの色度
を・で示しである。第2図から明らかなように、適当な
膜厚を選ぶことによってどのような色調でも可能である
次に前記金属力93の成形方法について述べる。
まず、隣り合わモに設けられた2つの蒸発源るつぼに、
各々ニッケル・クロム合金と酸化チタンを入れる。そし
て、電子ビームをスキャニング゛1−ることで2つの蒸
発源を交互に加熱し蒸発さ・U−た。
この時、ニッケル・クロム合金と酸化チタンの蒸発量の
割合は、電子ビームの各蒸発源での滞在時間の割合によ
って調整される。
第3図に電子ビームが二・ノケル・クロム合金の蒸発源
に滞在する時間を10としたときの酸化チタン蒸発源へ
の滞在時間割合と、出来」二つ)こ金属膜3の抵抗率と
の関係を示すものである。第3図中(イ)が実測値を示
すもので、(ロ)はsiレクの値を示している。この図
かられかる様に、酸化チタンの蒸発源への滞在時間の割
合が増えると酸化チタンの蒸発量が急増加し、金属膜3
の抵抗率が急上昇している。今、金属膜2の厚さが15
00人、2つの電極4間の距離がlQcm、電tIvi
4の長さが10cmの場合、電極4間抵抗を24Ωにし
ようとすると金属膜3の抵抗率は3,6xto−’Ω・
cmてなければならない。これを第3図から判断すると
、金属膜3の抵抗率を3.6X10−’Ω・cmにする
には、電子ビームの酸化チタン(TiO2)蒸発源への
滞在時間割合を2.2<!:すれば良い。
尚、電極4間の抵抗が24Ωの金属膜3にバッテリ電圧
12Vを印加ずれば、0.5への電流が流れ消費電力は
6Wとなる。
本実施例では金属膜3をニッケル・クロム合金、誘電物
質を酸化チタン、透明誘電体薄膜2を酸化チタンとした
が、これらに限るものではない。また金属膜3の形成方
法も2点蒸発源方式に限らず、予め混合した蒸発源を蒸
発させてもよいし、あるいは多元スパッタ法を用いても
良い。
次に本発明の第2の実施例を説明する。
前述した第1の実施例では金属膜3中に均一に誘電物質
がドープされているが、第2の実施例では部分的にドー
プ濃度が異なるように金属膜が作成されている。第4図
は、一般的な場合にミラーに映る像をおおまかに示した
もので、10は自車の一部、11は後続の車、12は周
囲の風景、4は裏面に一般けられた前記電極である。普
通、フェンダ−ミラーに映る像のうち、運転者が望む情
報は周囲の車に関するものである。ミラー面のうち、周
囲の車が映る確率が高いのは第4図中Bの部分であり、
A、Cの部分よりも重要性が高い。従って、ミラーが曇
ったり霜が付着した場合、安全上においてBの部分の霜
や曇りを速やかに取り除くことが望ましい。この要求を
満たずため、本発明第2の実施例においてはBの部分の
誘電物質ドープ濃度が大きく、つまり抵抗率が高くなっ
ても)る。
従って、電極4に電圧を印加すれば、Bの部分の発熱量
はΔ、Cの部分に較べて大きくなり、Bの部分の霜、曇
りを速やかに除くことができる。
今、仮りに横方向の単位長さ当りの抵抗値がΔ。
C部分で1.5Ω/am、Bの部分で3Ω/ cmであ
るとする。横方向の平均的長さはAが3cm、Bは4c
ff1.、Cが5 cmとするとへの部分の抵抗は4.
5Ω、Bの部分の抵抗は12Ω、Cの部分の抵抗は7.
5Ωとなり、2つの電極4間の抵抗はこれらの直列抵抗
で24Ωである。この電極間にパ・ノテリ電圧12Vを
印加すると0.5への電流が流れ、トータル消費電力は
6Wである。Bの部分の両端にかかる電圧は抵抗比から
6■であり、Bの部分の消費電力は3Wとなる。Bの部
分の面積は全体の1/3であり、ここに全体の1/2の
電力を投入していることになる。即ら、Bの部分の温度
上昇が他の部分に較べて速やかであることがわかる。
ここでは、一つの例として前記の数字をあげたが、これ
に限ったものでなく、設計者の意図により抵抗比即ちド
ープ量比やB部分の位置や面積を自由に変えてよい。ま
た、ドープ量を変化させる部分も−ケ所に限ったもので
なく、複数部分を高抵抗域と、してもよい。
本実施例のように、同一面内でドープ濃度が異なる金属
膜を作製するには、例えば次のような方法によればよい
。即ち、第5図に示すようなインライン型蒸着装置を用
い、基板の位置に応じて2点蒸発暉の蒸発量比を変えて
やればよい。ここで、第5図中、21は真空槽、22は
基板ガラス上に透明誘電体薄膜を形成した基板。23は
スリット、24はI駁送ベルト、25は金属蒸発源、2
6は誘電物質蒸発源であり、基板22は矢印Pの方向へ
1般送される。そして、基板220ド一プ濃度を高くし
たい箇所がスリット23の開口部23a上に来たら、誘
電物質蒸発源26をさらに加熱して多量に蒸発させれば
、多量の誘電物質を含む金属の混合体が関1」部23a
を通って基板22に付着し、所望する箇所のドープ濃度
を高くすることができる。
次に本発明の第3の実施例を説明する。
第2の実施例においては、ドープ濃度を部分的に変える
ことにより抵抗値を変化さ・已たが、第3の実施例にお
いてはドープ濃度均一のまま、金属n莫3の膜厚を変化
させることによって抵抗値を変化させる。この構成を第
6図に示す。このように中央部が薄くなった金属膜3を
形成するには、例えば次のようにすればよい。つまり、
バッテリ式暴着装置において、薄くしたい部分のみを覆
うようなシャッターを閉じて蒸着を行ない、適当な時点
でそのシャッターを開けて蒸着を続けることによって膜
厚の均一でない金属膜3が形成できる。
この第3の実施例においても第2の実施例と全く同様な
効果が得られる。
次に本発明の第4の実施例を説明する。
第1、第2および第3の実施例は裏面鏡方式の例であっ
たが、第4の実施例は第7図に示すような表面鏡方式の
例である。この場合は、ガラス基板1上に金属膜3が形
成され、その上に透明誘電体薄膜2が形成されており、
且つ電極が裏面へ回り込んでいる。尚、材質、形成方法
等は全て同一である。この場合においても、第1、第2
および第3の実施例の場合と同様な効果が得られる。
以上説明した様に本発明の自動車用反射鏡を用いれば、
反射力を良好に維持しながら低コストで製作でき、鏡面
が曇った場合に運転車が車外に出て自らの手で払くとい
う煩わしさから解放される。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例を示す断面図、第2図は透明誘
電体薄膜厚と色調との関係を示す図、第3図は金属膜を
形成する際に、電子ビームが酸化ヂタン蒸発源に滞在す
る時間割合と、出来」二った金属膜の抵抗率との関係を
示す図、第4図は一般的な場合に自動車のフェンダ−ミ
ラーに映る像を大まかに示したもの、第5図は本発明第
2実施例の金属膜を蒸着する方法を示す図、第6図は本
発明の第3の実施例を示す図、第7図は本発明の第4実
施例を示す図である。 1・・・基板ガラス、2・・・透明誘電体薄膜、3・・
・金属膜、4・・・電極(電流供給手段)55・・・リ
ード線(電流供給手段)。 代理人弁理士 岡 部 隆 第1図 第2図 a 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (11基板ガラスと、透明誘電体薄膜と、誘電物質を含
    有する金属膜と、この金属膜に電流を供給する電流供給
    手段とからなる自動車用反射鏡。 (2)前記基板ガラスの一面に前記透明誘電体薄膜を形
    成し、さらにその上に前記金属膜を形成した特許請求の
    範囲第1項記載の自動車用反射鏡。 (3)前記基板ガラスの一面に前記金属膜を形成し、さ
    らにその上に前記透明誘電体薄膜を形成した特許請求の
    WII!Il第1項記載の自動車用反射鏡。 (4)前記金属膜はそのほぼ中央部が他の箇所よりも誘
    電物質の含有量が多くなっている特許請求のIfmUl
    m 1項記載の自動車用反射鏡。 (5)前記金属膜はそのほぼ中央部の膜厚が他の箇所の
    膜厚より薄くなっている特許請求の範囲第1項記載の自
    動車用反射鏡。
JP12573983A 1983-07-11 1983-07-11 自動車用反射鏡 Pending JPS6017402A (ja)

Priority Applications (2)

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JP12573983A JPS6017402A (ja) 1983-07-11 1983-07-11 自動車用反射鏡
US06/619,196 US4634242A (en) 1983-07-11 1984-06-11 Defrostable outside rear view mirror for an automobile

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JP12573983A JPS6017402A (ja) 1983-07-11 1983-07-11 自動車用反射鏡

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JP12573983A Pending JPS6017402A (ja) 1983-07-11 1983-07-11 自動車用反射鏡

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4726189A (en) * 1985-09-30 1988-02-23 Jidosha Kiki Co., Ltd. Brake booster

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5847531B2 (ja) * 1975-07-08 1983-10-22 株式会社クボタ ソウコウ テイチヘイセツガタケンセツキカイノ クドウソウチ

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