JPS6017242B2 - アンテナ装置 - Google Patents
アンテナ装置Info
- Publication number
- JPS6017242B2 JPS6017242B2 JP53106043A JP10604378A JPS6017242B2 JP S6017242 B2 JPS6017242 B2 JP S6017242B2 JP 53106043 A JP53106043 A JP 53106043A JP 10604378 A JP10604378 A JP 10604378A JP S6017242 B2 JPS6017242 B2 JP S6017242B2
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- JP
- Japan
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- antenna
- antenna device
- switch
- electric field
- distribution
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- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、反射波の影響による受信電界の格込みを軽
減し得るようにした移動無線通信用のアンテナ装置に関
する。
減し得るようにした移動無線通信用のアンテナ装置に関
する。
移動無線通信においては、反射波が存在すると直接波と
の干渉あるいは反射波同志の干渉によって電界が打消さ
れる地点が発生し、ここにおいては受信が不可能となる
。
の干渉あるいは反射波同志の干渉によって電界が打消さ
れる地点が発生し、ここにおいては受信が不可能となる
。
このような事態を避けるために従来、空間、偏波、周波
数ダイバーシティが用いられている。第1図は空間ダイ
バーシティ受信方式の一例を示したもので、1は送信ア
ンテナ、2は送信機、3a,3bは受信アンテナ、4は
ダイバーシティ切換スイッチ、5は受信機であり、各受
信アンテナの受信出力を切換スイッチ4を介して受信機
5に選択的に供給する構成となっている。しかし、これ
らのダイバーシティ受信方式は、アンテナまたは周波数
帯城が必要最低量よりもダイバーシティを行なう分だけ
余分に必要とされる欠点がある。
数ダイバーシティが用いられている。第1図は空間ダイ
バーシティ受信方式の一例を示したもので、1は送信ア
ンテナ、2は送信機、3a,3bは受信アンテナ、4は
ダイバーシティ切換スイッチ、5は受信機であり、各受
信アンテナの受信出力を切換スイッチ4を介して受信機
5に選択的に供給する構成となっている。しかし、これ
らのダイバーシティ受信方式は、アンテナまたは周波数
帯城が必要最低量よりもダイバーシティを行なう分だけ
余分に必要とされる欠点がある。
またスイッチ4は高周波信号を切換えるものであること
から、一般に高価なものとなる。この発明は、移動無線
通信用のアンテナ装置において、アンテナ素子にスイッ
チ素子または可変インピーダンス素子などの電流分布を
変化させるための素子を装荷し、アンテナ素子の電流分
布を周期的に変化させて指向性を変化させることで、反
射波の影響による受信電界の極めて低い蕗込みを除去す
るようにしたアンテナ菱贋を提供するものである。
から、一般に高価なものとなる。この発明は、移動無線
通信用のアンテナ装置において、アンテナ素子にスイッ
チ素子または可変インピーダンス素子などの電流分布を
変化させるための素子を装荷し、アンテナ素子の電流分
布を周期的に変化させて指向性を変化させることで、反
射波の影響による受信電界の極めて低い蕗込みを除去す
るようにしたアンテナ菱贋を提供するものである。
以下、図面を参照してこの発明を詳細に説明する。
第2図はこの発明の一実施例を示す図で、八木アンテナ
に適用した例である。
に適用した例である。
すなわち、11は導波素子、12は放射素子、13は反
射素子、14は送信機または受信機であり、この例では
これらのアンテナ素子のうち反射素子13に電流分布を
変化させるための素子として、スイッチ素子15を直列
に装荷している。このスイッチ素子15としてはスイッ
チングダイオードその他の半導体スイッチング素子が用
いられる。16は、このスイッチ素子15を周期的にス
イッチングさせるための駆動回路である。
射素子、14は送信機または受信機であり、この例では
これらのアンテナ素子のうち反射素子13に電流分布を
変化させるための素子として、スイッチ素子15を直列
に装荷している。このスイッチ素子15としてはスイッ
チングダイオードその他の半導体スイッチング素子が用
いられる。16は、このスイッチ素子15を周期的にス
イッチングさせるための駆動回路である。
第3図は上記のように構成されたこの発明に係るアンテ
ナ装置の使用態様の一例を示したもので、21,22,
23は電波反射物である。
ナ装置の使用態様の一例を示したもので、21,22,
23は電波反射物である。
第3図においてアンテナ装置20より放射された電波は
、直接波および電波反射物21,22,23による各反
射波の合成波により各地点に電界を生じ、例えばA−A
′線上では第4図に実線で示すような、いわゆるレィリ
ー分布をなす。但し、第4図の実線は第2図におけるス
イッチ素子15がOFF状態にあるときの電界強度分布
を示すものとする。ここでスイッチ素子15をON状態
にすると、反射素子13上の電流分布が変化するので、
アンテナ装置20の指向性が変化する。この指向性の変
化により前記直接波および各反射波の振幅、位相が変化
し、そのときのA−A′線上における電界強度分布は第
4図に破線で示すような実線とは異なった分布となる。
従って第4図の実線と破線に示す電界強度分布の切換え
、すなわちスイッチ素子15のON,OFFを前述のご
とく行なうならば、A−A′線上の電界強度分布は第4
図の実線と破線との算術平均値を示す。第4図の実線ま
たは破線の単独の電界強度分布にみられていた反射波の
影響によるM点またはN点のような極めて低い落込みを
取り除くことができる。実験によれば、このような電界
強度の滋込みを最大3世旧程度まで改善できることが確
められた。特に室内携帯電話などの場合、移動電話機が
第4図のM点またはN点に相当する地点に置かれている
とすると、従来の指向性固定のアンテナを使用した場合
は通話のみならず、親機からの呼出しを受信することさ
え不可能となるが、この発明によるアンテナ装置を使用
すればこのような問題が解決される。なお上記実施例で
は、アンテナ素子の電流分布を変化させる素子としたス
イッチ素子を使用したが、バラクタダィオード等の可変
インピーダンス素子を使用してそのインピーダンス値を
周期的に増減させるようにしても同様の効果が得られる
。
、直接波および電波反射物21,22,23による各反
射波の合成波により各地点に電界を生じ、例えばA−A
′線上では第4図に実線で示すような、いわゆるレィリ
ー分布をなす。但し、第4図の実線は第2図におけるス
イッチ素子15がOFF状態にあるときの電界強度分布
を示すものとする。ここでスイッチ素子15をON状態
にすると、反射素子13上の電流分布が変化するので、
アンテナ装置20の指向性が変化する。この指向性の変
化により前記直接波および各反射波の振幅、位相が変化
し、そのときのA−A′線上における電界強度分布は第
4図に破線で示すような実線とは異なった分布となる。
従って第4図の実線と破線に示す電界強度分布の切換え
、すなわちスイッチ素子15のON,OFFを前述のご
とく行なうならば、A−A′線上の電界強度分布は第4
図の実線と破線との算術平均値を示す。第4図の実線ま
たは破線の単独の電界強度分布にみられていた反射波の
影響によるM点またはN点のような極めて低い落込みを
取り除くことができる。実験によれば、このような電界
強度の滋込みを最大3世旧程度まで改善できることが確
められた。特に室内携帯電話などの場合、移動電話機が
第4図のM点またはN点に相当する地点に置かれている
とすると、従来の指向性固定のアンテナを使用した場合
は通話のみならず、親機からの呼出しを受信することさ
え不可能となるが、この発明によるアンテナ装置を使用
すればこのような問題が解決される。なお上記実施例で
は、アンテナ素子の電流分布を変化させる素子としたス
イッチ素子を使用したが、バラクタダィオード等の可変
インピーダンス素子を使用してそのインピーダンス値を
周期的に増減させるようにしても同様の効果が得られる
。
以上説明したように、この発明によればアンテナ素子に
スイッチ素子または可変インピーダンス素子を装荷し、
アンテナ素子の電流分布を周期的に変化させるとし{う
簡単な手段により、移動無線通信における受信電界強度
の極端な滋込みを除去して、通信確率を向上させること
ができる。すなわち従来の各種ダイバーシティを実施し
た場合と同等の効果を、より簡単かつ安価な構成により
得ることができる。第5図〜第7図にこの発明の他の実
施例を示す。
スイッチ素子または可変インピーダンス素子を装荷し、
アンテナ素子の電流分布を周期的に変化させるとし{う
簡単な手段により、移動無線通信における受信電界強度
の極端な滋込みを除去して、通信確率を向上させること
ができる。すなわち従来の各種ダイバーシティを実施し
た場合と同等の効果を、より簡単かつ安価な構成により
得ることができる。第5図〜第7図にこの発明の他の実
施例を示す。
第5図はループアンテナ17の一部にスイッチ素子15
を装荷した例、第6図は固定のインピーダンス素子19
a,19bが装荷されたループまたは折返しアンテナ1
8の一部にスイッチ素子15を装荷した例、第7図は八
木アンテナの導波素子11および反射素子13にそれぞ
れスイッチ素子15a,15bを装荷した例で、これら
の構成によっても前記実施例と同様な効果が得られる。
また第5図〜第7図においてもスイッチ素子15,15
a,15bは可変インピーダンス素子に層換えることが
できることは勿論である。
を装荷した例、第6図は固定のインピーダンス素子19
a,19bが装荷されたループまたは折返しアンテナ1
8の一部にスイッチ素子15を装荷した例、第7図は八
木アンテナの導波素子11および反射素子13にそれぞ
れスイッチ素子15a,15bを装荷した例で、これら
の構成によっても前記実施例と同様な効果が得られる。
また第5図〜第7図においてもスイッチ素子15,15
a,15bは可変インピーダンス素子に層換えることが
できることは勿論である。
第1図は空間ダイバーシティ受信方式を示す図、第2図
はこの発明の一実施例を示す図、第3図はこの発明に係
るアンテナ装置の使用態様の一例を示す図、第4図は第
3図のA−A′線上における電界強度分布の一例を示す
図、第5図〜第7図はこの発明の他の実施例を示す図で
ある。 11・・・導波素子、12・・・放射素子、13・・・
反射素子、14・・・送信機または受信機、15,15
a,15b・・・スイッチ素子、16・・・スイッチ駆
動回路、17・・・ループアンテナ、18・・・ループ
または折返しアンテナ、19a,19b・・・固定イン
ピーダンス素子、20…アンテナ装置、21,22,2
3・・・電波反射物。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図
はこの発明の一実施例を示す図、第3図はこの発明に係
るアンテナ装置の使用態様の一例を示す図、第4図は第
3図のA−A′線上における電界強度分布の一例を示す
図、第5図〜第7図はこの発明の他の実施例を示す図で
ある。 11・・・導波素子、12・・・放射素子、13・・・
反射素子、14・・・送信機または受信機、15,15
a,15b・・・スイッチ素子、16・・・スイッチ駆
動回路、17・・・ループアンテナ、18・・・ループ
または折返しアンテナ、19a,19b・・・固定イン
ピーダンス素子、20…アンテナ装置、21,22,2
3・・・電波反射物。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図
Claims (1)
- 1 移動無線通信用のアンテナ装置において、アンテナ
素子に電流分布を変化させる素子を装荷し、上記電流分
布を周期的に変化させながら通信を行なうようにしたこ
とを特徴とするアンテナ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53106043A JPS6017242B2 (ja) | 1978-08-30 | 1978-08-30 | アンテナ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53106043A JPS6017242B2 (ja) | 1978-08-30 | 1978-08-30 | アンテナ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5533372A JPS5533372A (en) | 1980-03-08 |
JPS6017242B2 true JPS6017242B2 (ja) | 1985-05-01 |
Family
ID=14423599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53106043A Expired JPS6017242B2 (ja) | 1978-08-30 | 1978-08-30 | アンテナ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6017242B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101436467B1 (ko) * | 2006-05-26 | 2014-09-01 | 쌩-고벵 글래스 프랑스 | 제작 라인의 오븐에서의 물체의 가열 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0902498B1 (en) * | 1997-03-18 | 2002-12-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Variable directivity antenna and method of controlling variable directivity antenna |
WO2009050883A1 (ja) * | 2007-10-19 | 2009-04-23 | Panasonic Corporation | アレーアンテナ装置 |
-
1978
- 1978-08-30 JP JP53106043A patent/JPS6017242B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101436467B1 (ko) * | 2006-05-26 | 2014-09-01 | 쌩-고벵 글래스 프랑스 | 제작 라인의 오븐에서의 물체의 가열 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5533372A (en) | 1980-03-08 |
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