JPS6017239Y2 - エアゾ−ル式噴霧器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本案はエアゾール式の噴霧器、や）詳しくは霧噴出位置
を変えられるようにした噴霧器に係る。

エアゾール式噴霧器により、例えば殺虫剤を噴霧する場
合、空中に広く散布したい場合と物と物との間の狭い隙
間内に噴霧させたい場合がある。

しかし、従来市販されているエアゾール式噴霧器は、前
者の使用には適するが、噴霧角が大であるために後者の
使用には適しないものであった。

該後者の使用のためにはノズルを長くすればよいが、こ
のようにすると前者の使用に適しないこととなる。

本案は、ノズルの短い第１噴霧ヘツドと、ノズルを長く
した第２噴霧ヘツドとを具備させ、要求に応じて噴霧ヘ
ッドを付は替えできるようにしたものである。

以下図面について説明すると、１はエアゾール式噴霧器
の容器本体である。

該容器本体は従来のエアゾール噴霧器から、噴霧ヘッド
だけを除いたもので、該ヘッドを嵌着させるための吐出
管２が頂壁３中心部から上方へ付勢させて突出させであ
る。

尚該吐出管は、下方への押下げにより頂壁裏面に設けら
れた弁室内の吐出弁が開いて容器本体液体が噴出するよ
う設けである。

上記吐出管２には第１噴霧ヘツド４が着脱自在に嵌合さ
せである。

該噴霧ヘッドは従来公知の噴霧ヘッドと同様でよく、吐
出管に嵌合させる嵌合孔５を噴霧ヘッド下面に開口させ
、該嵌合孔に連通するノズル孔６を前方側壁面に開孔さ
せたものである。

上記噴霧ヘッドを曲成させた状態に容器本体１の上端部
へは周壁７の下端部を着脱自在に嵌合させである。

該周壁は下部を二重周壁に形成させるとよく、内周壁８
は頂壁外周部へ、外周壁９は胴部上端と肩部の外周部と
の間に形成された上方開口の嵌合溝１ａ内へ嵌合させれ
ばよい。

第１噴霧ヘツドのノズル孔前方周壁部分には、ノズル孔
から噴出された霧を通過させるための噴霧窓１０が穿設
させである。

該周壁は上下両端開口であり、上方から第１噴霧ヘツド
４を押下げ可能である。

１１はその押下げに際して指が当って邪魔にならないよ
うに周壁土部後方に設けた溝である。

上記周壁の一部と第１噴霧ヘツド４の一部とは、連結片
１２によって一体に連結させである。

該連結片は、第１噴霧ヘツドの押下げ操作を邪魔するも
のではない。

１３は第２噴霧ヘツドで、吐出管２に着脱自在に嵌合で
きる嵌合孔１４を下面に有し、該嵌合孔に連通ずるノズ
ル孔１５を長く前方へ突出させたものである。

その第２噴霧ヘツドは図示のように、通常は、周壁７の
外面から突出された第２噴霧ヘッド用保持手段１６によ
って保持させる。

該保持はノズル１５を下方へ容器本体の胴部外面に沿っ
て垂設させた状態に該ノズルを除く第２噴霧ヘツドの本
体部を着脱自在に保持させるものであり、第２図が示す
ように保持手段１６には底壁１７を設けて該底壁にノズ
ル挿通孔１８を穿設、させるとよい。

該ノズル挿通孔と底壁前端縁との間には割溝１９を設け
てもよい。

２０．２０は保持手段の側壁である。

本案は上記構成とするもので、通常は図示の状態で噴霧
させるが、巾狭の隙間内に霧を噴出させたい場合は、周
壁および第１噴霧ヘツドを外し、又保持手段１６から第
２噴霧ヘツドを外して吐出管２につけ替え、該第２噴霧
ヘツドの長く突出させたノズル１５をその隙間内に差込
み噴霧させるものである。

使用後は再び第２噴霧ヘツドを保持手段に戻し、周壁お
よび第１噴霧ヘツドを、容器本体上端部および吐出管に
嵌合させる。

本案は上記のように、第１噴霧ヘツドを吐出管に対して
着脱自在に嵌合させ、別に長いノズルを有する第２噴霧
ヘツドを設けたから、必要に応じていずれの噴霧ヘッド
を使用してもよく、第１噴霧ヘツドは周壁と連結され、
又第２噴霧ヘツドは周壁に設けた保持手段に着脱自在に
保持できるから、一方の噴霧ヘッドを紛失するおそれが
なく、ノズル孔６を前方側壁面に開孔させた第１噴霧ヘ
ツド４は、容器本体上端部に嵌合させた周壁７内に位置
させて、ノズル孔前方周壁部分に噴霧窓１０を穿設させ
であるから、又第２噴霧ヘツド１３は長くノズル１５を
突出させであるから、いずれの噴霧ヘッドを使用した場
合にも各噴霧ヘッドから噴出された霧が容器本体１の上
部に付着して手を汚すことがなく、又、第２噴霧ヘツド
のノズルを、容器本体の胴部外面に沿って垂設させた状
態に第２噴霧ヘッド本体部を保持手段１６に保持させる
ことが出来るから、該ノズルは長く突出させたものであ
るに拘らず邪魔となることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案噴霧器の要部を断面とした側面図、第２図
は第２噴霧ヘツドを取外した状態での第１図■−■線の
横断面図である。 １・・・・・・容器本体、４・・・・・・第１噴霧ヘツ
ド、７・・・・・・周壁、１２・・・・・・連結片、１
３・・・・・・第２噴霧ヘツド、１６・・・・・・保持
手段。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ｉ 頂壁中心部から吐出管２を上方へ突出させたエアゾ
   ール式噴霧器の容器本体１と、 ｉｉ 上記吐出管に着脱自在に嵌合させた嵌合孔５を
   下面に開口させ、該嵌合孔に連通ずるノズル孔６を前方
   側壁面に開孔させた第１噴霧ヘツド４と、 石 上記噴霧ヘッドを曲成させた状態に容器本体上端部
   へ下端部を着脱自在に嵌合させ、第１噴霧ヘツドのノズ
   ル孔前方部分には噴出霧を通過させる噴霧窓１０を穿設
   させた上下両端開口の周壁７と、 ｉｖ 上記周壁と第１噴霧ヘツドとを、該噴霧ヘッド
   の押下げ操作が可能に連結させた連結片１２と、 ■ 上記吐出管に着脱自在に嵌合できる嵌合孔１４を下
   面に有し、該嵌合孔に連通ずるノズル孔１５を長く前方
   に突出させた第２噴霧ヘツド１３と、 厨 上記周壁外面から突出され、ノズル１５を下方へ容
   器本体の胴部外面に沿って垂設させた状態で該ノズルを
   除く第２噴霧ヘツドの本体部を着脱可能に保持させた第
   ２噴霧ヘッド用保持手段１６と、 からなるエアゾール式噴霧器。