JPS6017150Y2 - 格納ベツド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、格納ベッドに関するものであり、更に詳しく
は、フレームのベッドボード部およびフットボード部が
夫々壁面および床面に沿って移動するようになっている
格納ベッドに関するものである。

かかる型式の格納ベッドに於ては、Ｕ字型のステーの両
端部を床面に枢支してステーを床面と壁面との間を回動
できるようにすると共にステーの中間部をフレームの下
部に枢支し、更にステーの中間部をスプリングでもって
壁面方向に引っ張るようになっている。

しかして従来、かかる格納ベッドを据え付けるに当って
は、壁面にスプリング受は部材を、床面にはステーの端
部が枢着されるヒンジ部材を夫々取り付けねばならず、
まことに煩わしく、作業能率が悪いという不具合があっ
た。

本考案の目的は、かかる不具合を除去した格納ベッドを
提供することにあり、その主旨とするところは、スプリ
ング受は部材とヒンジ部材とを一つのブラケットに取り
付けるように、格納ベッドを構成したことにある。

以下、本考案の一実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図ないし第３図に於て、格納ベッド１０のフレーム
１１にはマツトレス１２が載置されており、このマツト
レス１２は図示しない適当な手段（例えばベルト）によ
りフレーム１１に一体的に取り付けられている。

フレーム１１の長手方向の端部にはへラドボード１３お
よびフットボード１４が夫々取り付けられており、フレ
ーム１１のフットボード１４側の下部にはキャスター１
５が装架されている。

フレーム１１のへラドボード１３側の下部には一対の第
１脚１６．１６が所定の間隔をおいて短手方向に配設さ
れている。

フレーム１１のフットボード１４側には、第２脚１７が
設けられており、該第２脚１７はヘッドボード１３側に
対して回動できるように折りたたみ式％式％ Ｕ字型をなすステー１８の両端部１８ａ、１８ｂはブラ
ケット１９の水平板２０上に形成されたヒンジ部材２１
，２２に枢支されている。

しかして、ステー１８の中間部１８ｃはフレーム１１の
中間下部に枢支されると共に、ターンバックル２３．２
４，２５および２６を介してスプリング２７．２８，２
９および３０の一端部に連結されている。

そして、スプリング２７および２８ならびにスプリング
２９および３０の他端部は、ブラケット１９の垂直板３
１に形成されたスプリング受は具３２ならびに３３に夫
々連結されており、ステー１８はその中間部１８ｃが壁
面３４方向に引っ張られることにより、床面３５方向か
ら壁面３４方向に回動できるようになっている。

ブラケット１９の水平板２０は図示しないネジにより床
面３５に定されている。

ブラケット１９の垂直板３１は水平板２０と直角をなす
と共に、図示しないネジにより壁面３４に固定されてい
る。

そして、ブラケット１９の水平板２０と垂直板３１との
間には一対の補強板３８．３９が設けられており、水平
板２０と垂直板３１のなす角が常時９０°であるように
なされている。

以上の構成に於ける作用効果を述べれば、格納ベッド１
０が第１図■で示される状態（使用状態）にあるとき、
第２脚１７を折りたたむとフレーム１１が傾いてキャス
ター１５が床面３５に着座するので、フレーム１１はス
プリング２７〜３０の引っ張り力により壁面３４方向に
回動するステー１８との間になす角を次第に縮めながら
第１図■に示すような状態（中間状態）を経て第１図■
で示すような状態（格納状態）に至る。

以上述べたように、本考案は、スプリング受は具とヒン
ジ部材とを、夫々、ブラケットの垂直板および水平板に
設けたので、ブラケットの垂直板および水平板を、夫々
、壁面および床面に固定するだけで、スプリング受は具
を壁面に、ヒンジ部材を床面に、夫々、取付けたことに
より、スプリング受は具およびヒンジ部材を床面に、夫
々、個別的且つ直接取り付ける場合に比べて、煩わしさ
がなく、作業能率が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る格納ベッドの一実施例の側面図で
使用、格納および中間の各状態を示すもの、第２図は第
１図Ａ方向矢視拡大図、第３図はブラケットおよびその
近傍の状態を示す斜視図である。 １１・・・・・・フレーム、１６・・・・・・第１脚、
１７・・・・・・第２脚、１８・・・・・・ステー、１
８ａ、１８ｂ・・・・・・ステーの端部、１８ｃ・・・
・・・ステーの中間部、１９・・・・・・ブラケット、
２０・・・・・・ブラケットの水平板、２１．２２・・
・・・・ヒンジ部材、２７．２Ｂ、２９，３０・・・・
・・スプリング、３１・・・・・・ブラケットの垂直板
、３２・・・・・・スプリング受は具、３４・・・・・
・壁面、３５・・・・・・床面。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 壁面および床面に夫々固定される垂直板および水平板を
   備えたブラケットと、前記床面側に両端部が枢支され前
   記壁面と床面との間を回動できるＵ字型のステーと、下
   部の一端部側および他端部側に夫々第１および第２脚が
   設けられ更に前記両脚間の前記壁面寄りの個所に前記ス
   テーの中間部が枢支されたフレームと、前記壁面側と前
   記ステーの中間部に配設されたスプリングとからなり、
   前記第２脚が折りたたまれると前記フレームが前記ステ
   ーの中間部を中心にして傾いて前記フレームの他端部が
   着床し、前記スプリングの引っ張り力に付勢される前記
   ステーの前記壁面方向への回動に伴って、前記フレーム
   の一端部および他端部が夫々前記壁面および前記床面に
   沿って移動するようにした格納ベッドに於て、前記ブラ
   ケットの垂直板および水平板には夫々前記スプリングの
   端部を受けるスプリング受は具、および前記ステーの端
   部を枢支なすヒンジ部材が設けられていることを特徴と
   する格納ベッド。