JPS60171016A - 沸騰型電気ポツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 この発明は沸騰型電気ポットに関し、さらに詳細にいえ
ば水を所定時間沸騰さ′ｔ！！ｃ後、沸点以下の所定湿
度に保温する電気ポットであって、空炊き防止機能を具
備している沸騰型電気ポットに関する−０ 〈従来技術〉 従来から使用されている電気ポットは、例えば第４図に
示すように、商用交流電源（７０）の両端子間に主ヒー
タＨ，Ｊ、湯沸し用のサーモスタット（９７）、および
温度ヒユーズ（７３〉を直列接続するとともに、湯沸し
用のサーモスタット（９７）と並列に保温ヒータ（９８
）及び検出用のサーモスタット（９９）の直列回路を接
続Ｊ−る構成であり、電気ポットの内部の湯温が約９０
〜９６℃に達するまではサーモスタット（９７）がＯＮ
となって主ヒータ（９６）のみに通電することにより湯
温を急速に上昇させ、約９０〜９６℃に達した後は主と
して保温ヒータ＜９８）の発熱により湯温の低下を防止
するようにしている。

このような構成の電気ボッ］・であれば、所定時間経過
後は湯温を沸点に近い所定湿度に保持し続りることがで
きるという利点を有しているが、渇は一度も沸点までは
昇温せず、沸騰しないので、特に保温状態となった当初
においてはカルキ臭等が完全には除去されず、また一般
式の生活習慣から沸騰しない湯に対する不満足感が残る
等の問題がある。

最近は、このような問題点を解消するため、■　沸点に
近い所定温度を検出した後、所定時間主ヒータへの通電
を行なわせて湯をｓｍさせる電気ポット、および ■　湯気の発生量を検出して主ヒータへの通電を制御す
る電気ポットが提案されている。

このうち■の方式の電気ボッＩ〜は、内容器内部の湯の
量による影響を受けず、一定時間は必ず主ヒーターよっ
て加熱を行なうのであるから上記の問題点は発生しない
が、湖の量が少なずぎる場合には電気ポットの構成各部
が異常昇温するおそれがある。

一部■の方式の電気ポットは、所定ｍ以上の湯気の発生
を検出することにより主ヒータへの通電を停止させるの
であるがら■の方式の電気ポットの如き不都合は解消す
ることができるが、蓋部分に湯気検出用のレンザを設け
る構成を採用せざるを得ないので、蓋を用いノζままに
した場合には、湯気の発生量が充分には検出されず、主
ヒータへの通電を継続し続けるという新たな問題点を生
じさせることになる。

本例時Ｖ［出願人は、■の方式の電気ポットに空炊き防
止機能を持たせることによって安全性を向上させた）７
１ｒＡ型電気ポツトを発明し、既に特許出願を行なって
いる。この＊原型電気ポットは感温抵抗素子によって湯
温を検知し、湯温が沸点に近い所定温度以上になったこ
とを示Ｊ信号を積分型遅延回路により所定時間遅延させ
て、この遅延時間内に湯を沸騰させるとともに、上記感
温抵抗素子による検知湿度が）ｌｉｔ点より高い所定温
度になったことを示ず信号を入力としてスイッチング素
子をＯＦＦ状態とし、液体加熱用の主ヒータへの通電を
遮断する構成である。したがって、瀉を確実に沸騰させ
１＝後、保温することができるとともに、湯の量が少な
く、異常昇温する場合には、液体加熱用の主ヒータに対
する通電を確実に遮断して空炊きを防止できることにな
る。

しかし、以上の構成の沸騰型電気ポットは、湯温検出を
感温抵抗素子で行ない、沸ｌＩｌ！ＩＪ作時間の設定を
積分型遅延回路で行ない、空炊き防止をスイッチ−ング
素子のバイアス制御、およびスイッチング素子により駆
動されるリレーで行なうようにしており、全体を電子化
したものである。したがって、これら制御を行なう為に
多くの素子を必要とし、全体として複雑化し、高価格化
するおそれがある。

く目的〉 この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、
沸騰させた後保温する機能を有するとともに、空炊き防
止機能を有し、しかも構成を簡素化できる沸騰型電気ボ
ッ（−を提供することを目的とづる。

〈構成〉 かかる目的を達成するためのこの発明の沸騰型電気ポッ
トの構成としては、外装ケース内に内容器を有し、かつ
所定位置に液体加熱用の主ヒータを有する電気ボッ１−
において、沸点以上の所定温度を検出して作動する空炊
き防止用のサーモスタットと、沸点に近い所定温度を検
出して作動する双投型の湯沸し用のサーモスタットとを
直列接続し、湯沸し川のサーモスタットの一方の端子を
直接上記主ヒータと接続するとともに、他方の端子を、
制御用モータを有する）Ｉｌｔ　１１１回路を介在させ
て上記主ヒータと接続したことを特徴としている。

〈実施例〉 以下、実施例を示′！Ｉ添イ］図面によって詳細に説明
する。

第１図は沸騰型電気ボッ１〜を示り°縦断面図である。

（１）は外装ケースであり、（２）はステンレス製の内
容器であり、（３）は注出パイプであり、（４）は吐出
パイプであり、（５）は主ヒータであり、（６）は蓋ユ
ニットである。そして、外装ケース（１）は内容器（２
）支持用の支持体（１１）と、ソケット（１３）とを有
し、さらに内容器（２と熱結合する湯沸し用のサーモス
タット（７２）、空炊ぎ防１用のサーモスタット（７１
）、保温用のリードスイッチ（７８）、タイマー　（１
７）　、および内容器（２）の上端鍔部（２２）を支持
する内向き鍔部（１８）を有している。

尚、ここで各サーモスタット（７１）　（７２）の取イ
」位置については、特に空炊き防止用のサーモスタット
（７１）を主ヒータ（５）より梢上方に取付けることに
より、空炊き状態を迅速に検出できるようにしであるこ
とが好ましく、残余のザーモスタツ１〜（７２）につい
ては内容器（２）の底部等所定位置に設（プてあればよ
い。

また、（２３）は蓋体であり、上端鍔部（２４）を断面
コ字状等適宜形状のバッキング（２２ａ　）を介在させ
て内容器（２）の上端鍔部（２２）に支持させている。

注出パイプ（３）は、内容器（２）内に位置する汲土管
（３３）と着体（２３）の上部に位置覆る供給管（３４
）とを有し、両管同士を、内部に止水ボール（３６）を
有するとともに上下に貫通する空気通路（３７）を有す
る連結管（３５）によって連通させている。吐出パイプ
（４）は補助パイプ（４０を介在させて供給管（３４）
と連通されており、補助パイプ（４４）の軸心方向に進
退可能に外装ケース（１）に取りつけられるとともに、
突出体（４５）と当！こって抜き取り方向の移動を阻止
する突部（４６）を有し、つまみ（４１）を操作して突
出体（４５）を強制的に押し込むことにより吐出パイプ
（４）を抜き取り１！ノるようにしている。

尚、上記補助パイプ（４４）は、外装ケース（１）の上
面板（１９）にねじ込み式に締めつけられている。

また、盆ユニット（６）がべＯ−ズ型エアポンプ（６２
）を有し、ベローズ型エアポンプ（６２）駆動用の押え
Ｋｔ（（３５）、ばね（６６）および閉塞部材（６１）
を有し、ざらにロックレバ−（６３）を有している。

第２図は電気回路図であり、商用文流電［（７０）の一
方の端子に空炊き防止用のサーモスタット（７１）を介
して単極双投型の湯沸し用のサーモスタット（７２）の
切替端子（７２０）を接続するとともに、他方の端子に
温度ヒユーズ（７３）を接続し、さらに湯沸し用のサー
モスタット（７２）の第１端子（７２ａ）と温度ヒユー
ズ（７３）との間に液体加熱用の主ヒータ（５）および
湯沸し状態表示用のランプ（１５）を互に並列に接続し
ている。そして、湯沸し用のサーモスタット（７２）の
第２端子（７２ｂ）と温度ヒユーズ（７３）との間に沸
騰回路（８０）を接続している。

尚、空炊き防止用のサーモスタット（７１）、および湯
沸し用のサーモスタツ１−（７２）の直列回路と並列に
保温ランプ（７Ｇ）を接続するとともに、保温ヒータ（
７７）と保温用のリードスイッチ（７８）との直列回路
を接続している。

この実施例の最も要旨とする上記）Ｊｌ騰回路（８０）
は、制御用モータ（８１）と、この制御用モータ（８１
）に追従して作動する１対のスイッチ（８２）（８３）
とから構成されている。更に詳細にいえば、スイッチ（
８２）は、湯沸し用のサーモスタット（７２）の第１端
子（７２ａ）と第２端子（７２ｂ）との間を短絡状態と
して、主ヒータ（５）による追加的加熱を行なわせるも
のであり、スイッチ〈８３）は、単極双投型のスイッチ
であって、このスイッチの切替端子（８３ｃ）を制御用
モータ〈８１）と接続し、第１端子（８３ａ）を直接湯
沸し用のサーモスタット（１２）の第２端子（７２ｂ）
と接続するとともに、第２端子（８３１））を上記スイ
ッチ（８２）およびサーモスタット（７２）の第１端子
（７２ａ）と接続して、制御□用モータ（８１）への通
電を制御さμるようにしている。そして、両スイッチ（
８２）　（８３）は制御用モータ（８１）の出り軸と゛
連結された図示しないカムによって作動されるよう取イ
４けられている。

ここで両スイッチ（８２）　（８３）の作動タイミング
は、以下の様に設定されている。即ち、湯沸し用のサー
モスタット（７２）の切ｉ！ｔ　Ｈａ子（７２ｃ）が第
１端子（７２ａ）と接続された状態においては、スイッ
チ（８２〉がＯＦＦであり、スイッチ（８３）は切替端
子（８３ｃ）が第２端子（８３ｂ）側に投入されている
ので、ルリ御用モータ（８１）が作動してスイッチ（８
３）の切替端子（８３ｃ）を第１端子（８３ａ）側に投
入し、その後ただちに作動を停止する。そして、湯沸し
用のサーモスタット（７２）の切替端子（７２ｃ）が第
２端子（７２ｂ）側に投入された状態においては、制御
用モータ（８１）にはスイッチ（８３）を通して通電さ
れるので、制御用モータ（８１）が作動してただちにス
イッチ（８２）をＯＮとし、その後、スイッチ（８３）
の切替端子（８３ｃ　）を第２端子（８３１）　）側に
投入する。したがって、この状態においてはスイッチ（
８２）　（８３）を通して制御用モータ（８１）に通電
することになる。また、スイッチ（８２）が所定時間Ｏ
Ｎ状態を継続した後はスイッチ（８２）がＯＦＦとなり
、制御用モータ（８１）の作動を停止させる。

以上の構成の沸騰型電気ポットであれば、内容器内に充
分な量の水を入れて作動させた場合には、水を沸点まで
昇湿させ、所定時間沸騰させた後、温湿を沸点よりやや
低い所定温度に保持することができるので、カルキ臭を
確実に除去し得るとともに、使用者に満足感を与えるこ
とができる。そして、内容器内に僅かな母の水しかなく
、或は水が全くない状態で作動させた場合には、検出温
度が沸点に達し１＝後も昇湿し続けるのであるが、沸点
より高い所定温度まで昇温した時点で強制的に保温状態
に切り変えるので、空炊きを確実に防止でき、構成各部
が熱により破損されるという不都合を解消することがで
きる。

また、空炊き防止用のサーモスタッ１−（８１＞を主ヒ
ータ（５）よりも稍上方に取付けであるので、空炊き状
態を迅速かつ確実に検出することができ、☆全性を更に
向上させ得ることになる。

第３図は他の実施例を示す電気回路図であり、□第２図
の実施例ど異なる点は、制御用モータ（８１）と並列に
沸騰状態表示用のランプ（８４）を接続した点のみであ
り、他の部分の横或は同一である。

したがって、この実施例の場合には、第２図の実施例と
同様の作用をなし得る他、）Ｉｃ　ｍ回路（８０）が作
動している間はずつとランチ（８４）が点灯して内容器
（２）内の湯が沸−していること、或は沸騰直後であっ
て、そのまま湖の取出しを行うと熱湯がほとばしり出て
危険であることを知らせるので安全性を更に向上させる
ことができる。

尚、この発明は以上の実施例に限定されるものでは全く
なく、要は沸点に近い所定温度を検出することにより作
動する湯沸し用のサーモスタツ１〜（７２）と、液体加
熱用の主じ一タ（５）と、制御用モータ（８１）の作動
に追従して順次スイッチ（８２）（８３）をｏＮ−ｏＦ
Ｆさせる沸騰回路（８０）とを有し、サーモスタット（
７２）により直接主ヒータ（５）に通電し、或は沸騰回
路（８０）を介して主ヒータ（５）に通電し得るもので
あればよく、他の要件については適宜設計変更を施すこ
とが可能である。

〈効果〉 以上のように−この発明は、サーモスタットと、モータ
により順次作動１−る複数のスイッチを有する沸騰回路
とで構成することにより全体として簡素化することがで
き、しかも水を所定時間沸騰させた後、沸点よりやや低
い所定温度に保温覆るので、保温初期においてもカルキ
臭等を完全に除去できるとともに、−回□沸騰した潟を
保温しているという安心感、満足感を与えることができ
、さらには内容器内の水の量が少ないか或は零の場合に
は沸騰継続すべき時間内の加熱を行なわせないので、構
成各部が異常昇温し、破損されるという不都合を効果的
に解消することができるという特有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は沸騰型電気ポットの一実施例を示づ縦断面図、
第２図は同上一実施例を示す電気回路図、第３図は同上
他の実施例を示す電気回路図、第４図は従来例を示？ｌ
電気回路図。 （１）・・・外装ケース、（２）・・・内容器、（５）
・・・主ヒータ、（７１）・・・空炊き防止用のサーモ
スタット、（１２）湯沸し用のサーモスタット、（８０
）・・・沸騰回路、（８１）・・・制御用モータ、（８
４）・・・表示部としてのランプ。 第２図 第３図 第４図 ６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、　外装ケース内に内容器を有し、かつ所定位置に液
   体加熱用の主ヒータを有する・　電気ポットにおいて、
   沸点以上の所定温度を検出して作動する空炊き防止用の
   サーモスタットと、沸点に近い所定温度を検出して作動
   する双投型の湯沸し用のザーモスタッ１〜とを直列接続
   し、湯沸し用のサーモスタットの一方の端子を直接上記
   主ヒータと接続づ゛るとともに、他方の端子を、制御用
   モータを有する沸騰回路を介在させて上記主ヒータと接
   続しＩにとを特徴とする沸騰型電気ポット。 ２、　制９１１用モータを有する沸騰回路が、主ヒータ
   への追加的通電を行なわせるスイッチと、制御用モータ
   への通電を制御するスイッチとを有し、かつ両スイッチ
   が制御用モータの作動に追従して０Ｎ−ＯＦＦするもの
   である上記特許請求の範囲第１項記載の沸騰型電気ポッ
   ト。 ３、　沸騰回路が、通７電初期の所定時間だけ液体加熱
   用の主ヒータに通電させるものである上記特許請求の範
   囲第２項記載の沸騰型電気ポット。 ４、　制御用モータの動作時間を沸騰状態として表示す
   る表示部を設（）ている上記特許請求の範囲第１項から
   第３項までの何れかに記載の沸騰型電気ポット。 ５、　湯沸し用のサーモスタットが内容器の底部に設け
   られ、空炊き防止用のサーモスタットが液体加熱用の主
   ヒータより梢上方に設けられている上記特許請求の範囲
   第１項記載の沸騰型気ポット。