JPH04121825U - 電気湯沸器 - Google Patents

電気湯沸器

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JPH04121825U
JPH04121825U JP2352091U JP2352091U JPH04121825U JP H04121825 U JPH04121825 U JP H04121825U JP 2352091 U JP2352091 U JP 2352091U JP 2352091 U JP2352091 U JP 2352091U JP H04121825 U JPH04121825 U JP H04121825U
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JP
Japan
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water
temperature
boiling
heater
water heater
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Application number
JP2352091U
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English (en)
Inventor
順彦 川崎
光男 廣岡
Original Assignee
シヤープ株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保温中の熱湯を再沸騰するに要する時間の短
縮をはかり電気の無駄使用を省く。 【構成】 沸騰温度をマイコンに記憶させ、再沸騰時
は、記憶させた温度より低い温度で沸騰を完了させ、ヒ
ーターの余熱で熱湯を沸点まで上昇させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、容器内の水を加熱して保温する所謂ジャーポット等の電気湯沸器に おいて、沸騰させた後、所定の温度で保温中の湯を再沸騰させる手段を有する電 気湯沸器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電気湯沸器(以下湯沸器と云う)にあっては、図5のフロチャ ートで示すものが知られており、以下図1,図2,図5,図6に基づい説明する 。
【0003】 湯沸器外装体1の内部には、湯水を収納する容器2、湯沸し等の目的のための 加熱帯3が容器2の下端部外周に巻着されている。 また容器2には、容器2内の湯水を外方に注出させるための注出路4と、外装 体1及び容器2の上方に開閉させる蓋体5と、容器2内で発生した蒸気を外方に 放出するための蒸気通路6が設けられている。
【0004】 押釦7の下部には、ベローズ8を有したエアポンプ9が付設されており、当該 エアポンプ9は、押釦7を押圧操作した時に、先ずベローズ8全体が下動し、容 器2内部と蒸気通路6との連通状態を遮断し、その後ベローズ8が圧縮されるこ とにより、容器2内に空気を圧送し、内部の湯水を注出路4を介して外方に注出 するものである。
【0005】 容器2の外底面には、湯水の温度変化を感知するサーミスタ10が取付けられ 、当該サーミスタ10の信号により、電気回路基板11に設けられた制御回路1 7に搭載したマイコン(図示せず)が保温制御をおこなうものである。
【0006】 12は、湯沸し中、沸騰するまで点灯する沸騰ランプで、13は沸騰すると自 動的に湯沸しヒーター18がOFF,保温ヒーター19がONして、保温に切替 わり保温状態を報知する保温ランプで、再沸騰スイッチ14とともに外装体1に 取付けられている。
【0007】 再沸騰スイッチ14は、保温中の湯を再び沸騰させたい時に操作するもので、 ONすることにより再度湯沸しヒーター18に通電され、湯沸し状態になる。
【0008】 15は一般に知られているマグネット式プラグで、磁力でプラグ受け部と接続 し、差込みプラグ16をコンセント(図示せず)に差込むことにより、湯沸器に 通電するものである。
【0009】 次に動作について説明すると、差込みプラグ16をコンセントに差込むことに より、図5のフローチャートに示す如く、電源がONされリレー20がONし、 湯沸しヒーター18に通電され沸騰ランプ12が点灯する。
【0010】 水が加熱され、湯温上昇の温度勾配をサーミスタ10で読みとり、あらかじめ 設定された値α以下になるとサーミスタ10の出力信号をマイコンが読みとり、 沸騰と判断し、リレー20をOFF,湯沸しヒーター18の通電を断ち、保温ヒ ーター19に通電され、「湯沸し」から「保温」状態に切替わり保温ランプ13 が点灯する。その後、保温温度をコントロールし熱湯を保温していた。
【0011】 なお、保温中の湯温は、一般に95〜96℃であるので、保温中に沸騰した湯 が必要な場合は、再沸騰スイッチ14をONすると、再度「湯沸し」状態になり 、再度湯温上昇の温度勾配をサーミスタ10で読み取り、上記と同様再沸騰され ると、マイコンが沸騰と判断し、再び「保温」状態に切替わり、保温ランプ13 で報知していた。
【0012】 なお、再沸騰時には湯沸器のワット数にもよるが、保温温度より沸点到達まで の所要時間は約2分、沸点到達より沸騰検知までは、初回の沸騰と同様、温度勾 配をサーミスタ10で読みとっているため、サーミスタ部の温度と沸騰水の温度 との時間ずれで、温度勾配を判断するのに約1分を要していた。その結果、ユー ザーが再沸騰スイッチ14をONし、湯が沸騰したことを確認するまで約3分の 時間を要していた(図6)。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
再沸騰スイッチをONし、沸騰した湯を必要とするときは、コーヒー,紅茶等 を作るときで、特に急な来客時には、少しでも早く沸騰した熱湯が要求される。 ところが、約3分間もの時間を要していたのでは、急場の応対は出来ず、また 沸騰感知に約1分間を要することは、電気の無駄使いにもなっていた。
【0014】 本考案は、このような問題点を解決するもので、再沸騰スイッチONより沸騰 報知までの時間を短縮し、省エネルギー,省時間を目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、水の沸騰温度をマイコンに記憶させ、 再沸騰時は、記憶させた温度より低い温度で沸騰を完了させ、ヒーターの余熱に よって熱湯を沸点まで上昇させるものである。
【0016】
【作用】
再沸騰時、短時間で沸騰した湯を得ることができ、また、ヒーターの余熱利用 によって、無駄な電力の使用を省くことができる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面(図1〜図4)に基づいて説明する。湯沸 器の基本構造は従来技術で説明したものと同じであるので詳細な説明は省略する 。また従来例の同一または相当箇所には、同符号を用いることとする。
【0018】 図1は電気湯沸器要部断面図、図2は電気回路の概略図、図3は本考案の電気 湯沸器の動作を説明するフローチャート、図4は本考案の湯沸器の温度特性図で ある。
【0019】 マイコンによる初期沸騰制御は、従来同様サーミスタ10の温度勾配がα以下 になると、サーミスタ10の出力信号によりマイコンが沸騰を感知し、湯沸しヒ ーター18をOFFし、保温ヒーター19に切替え湯を保温する。
【0020】 ところが、2回目以降の沸騰すなわち再沸騰スイッチ14ON後の沸騰検知は 、温度勾配ではなく、湯温によるサーミスタ10の抵抗変化をマイコンが読みと り、記憶させている温度になるとマイコンが動作しリレー20をOFFし、湯沸 しヒーター18への通電を断ち、保温ヒーター19に切替え、湯を保温するよう にしてある。
【0021】 なお、マイコンの動作設定温度は、沸騰時のサーミスタ部温度をT℃とすると 、(T−β)℃とする。ここで、βは湯沸しヒーター18のOFF後、湯沸しヒ ーター18の余熱による温度上昇とし、当該温度上昇βは湯沸器のW数,ヒータ ーの熱容量等により、実験的に求めると700W程度のヒーターのもので約1〜 1.5℃である。
【0022】 さて、次に本考案の湯沸器の動作を説明する。 容器2に水を入れて、差込みプラグ16の差込みによって、電源,リレー20 がONし、湯沸しヒーター18に通電され水が加熱される。湯温が上昇し、それ にともないサーミスタ10の温度も上昇し、沸点に到達するとサーミスタ10の 温度勾配も大きく変化する。
【0023】 温度勾配がα以下になると、サーミスタ10の出力信号によりマイコンは、沸 騰と判断し、リレー20をOFF,湯沸しヒーター18の通電を断ち、トライア ック21と保温ヒーター19への通電切替えにより、「湯沸し」から「保温」状 態となり保温温度を制御する。なお、保温温度は沸騰と判断した時のサーミスタ 部の温度T℃を読みとり、それより低い値(例えばT−5℃)でコントロールし ている。
【0024】 保温中にコーヒー,紅茶等が欲しいときは、沸騰した湯が必要であり、この場 合は再沸騰スイッチ14をONすると、リレー20がON,湯沸しヒーター18 に通電され、保温中の湯を沸騰させる。
【0025】 湯温が上昇すると、サーミスタ10が湯温を読みとり、湯温の変化がサーミス タ10の抵抗の変化として現われ、サーミスタ部温度が(T−β)℃になるとマ イコンが沸騰と判断し、リレー20をOFFさせ、湯沸しヒーター18の通電を 断ち、トライアック21および保温ヒーター19への通電により、「湯沸し」か ら「保温」状態へと再び切替わる。
【0026】 湯沸しヒーター18OFF時の湯温は、沸点より1〜1.5℃低いが、湯沸し ヒーター12の余熱により、湯温はさらに上昇し、沸点に達する。
【0027】 例えば、来客等により急に沸騰した湯を必要とするときは、報知手段が動作し た直後の湯を用いても1〜1.5℃低いほぼ沸点に近い熱湯が得られる。
【0028】 また、報知手段動作後は、湯沸しヒーター18の余熱により湯温はさらに上昇 し、沸点に達するため、しばらくすると沸騰した湯を得ることができる。
【0029】 なお、保温中の湯を再沸騰した時、サーミスタ部の温度(T−5)℃が、(T −β)℃に達するに要する時間は、実験的に求めると約1.5分を要する。さら に湯沸しヒーター18の余熱によりβ℃上昇すなわちT℃になるには約0.5分 を要する。
【0030】 すなわち、使用者は、再沸騰スイッチ14をONして、約2分後には、沸騰し た湯が得られる。
【0031】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。 従来、保温中の湯を再沸騰させるに数分間を要していたが、本考案では従来よ り約半分の時間で、沸点より湯沸しヒーター通電停止後の上昇温度だけ低い熱湯 を得ることができ、急場の来客時すばやい応対ができる。
【0032】 また、従来は沸点に達してからも検知までの約1分間は湯沸しヒーターが通電 したままであったが、本考案は湯沸しヒーターOFF後余熱で数十秒間で沸点ま で上昇する。そのため無駄な電力を使用することなく、再沸騰スイッチON後、 従来より短い時間で沸騰した湯を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気湯沸器の要部断面図である。
【図2】電気湯沸器の電気回路の概略図である。
【図3】本考案の電気湯沸器の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図4】本考案の電気湯沸器の温度特性図である。
【図5】従来例の電気湯沸器の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図6】従来例の電気湯沸器の温度特性図である。
【符号の説明】
10 サーミスタ 14 再沸騰スイッチ 17 制御回路 18 湯沸しヒーター 19 保温ヒーター 20 リレー

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の水温を検知するセンサーの出力
    に基づいて、湯沸しヒーター,保温ヒーターへの通電を
    制御し、当該容器内の水を沸騰あるいは保温する制御部
    を具備してなる電気湯沸器において、保温中の水の再沸
    騰が、再沸騰を指示する再沸騰指示手段によるか否かに
    おいて、この再沸騰指示手段の非応答時は、上記センサ
    ーの検知温度を水の沸点とし、再沸騰指示手段の応答時
    は、沸点より低い温度を上記センサーの検知温度とする
    再沸騰制御手段を設けた電気湯沸器。
  2. 【請求項2】 前記再沸騰制御手段のセンサーの検知温
    度を、沸点より前記湯沸しヒーター通電停止後の余熱に
    よる上昇温度だけ低い温度に設定した請求項1記載の電
    気湯沸器。
JP2352091U 1991-04-10 1991-04-10 電気湯沸器 Pending JPH04121825U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08196425A (ja) * 1995-01-25 1996-08-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気貯湯容器
JP2009261784A (ja) 2008-04-28 2009-11-12 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気貯湯容器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08196425A (ja) * 1995-01-25 1996-08-06 Tiger Vacuum Bottle Co Ltd 電気貯湯容器
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