JPH0610925Y2 - 沸騰型電気ポット - Google Patents
沸騰型電気ポットInfo
- Publication number
- JPH0610925Y2 JPH0610925Y2 JP15798188U JP15798188U JPH0610925Y2 JP H0610925 Y2 JPH0610925 Y2 JP H0610925Y2 JP 15798188 U JP15798188 U JP 15798188U JP 15798188 U JP15798188 U JP 15798188U JP H0610925 Y2 JPH0610925 Y2 JP H0610925Y2
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- Japan
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- switch
- contact
- relay
- circuit
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は沸騰型電気ポット、詳しくはその電気回路に関
するものである。
するものである。
(従来の技術) 従来、沸騰型電気ポットには、第5図に示す電気回路を
備えたものがある。すなわち、湯沸かしヒータ1とサー
モスタット2を直列接続し、サーモスタット2の両端子
間にリレーの常開接点3を並列接続して、常閉型の温度
過昇防止スイッチ4及び温度ヒューズ5を介して電源6
に接した沸騰回路に、保温ヒータ7と常閉型の第1感温
スイッチ8からなる保温回路を並列に接続するととも
に、前記湯沸かしヒータ1の両端に、常閉型の第2感温
スイッチ9とリレーのコイル10とを直列接続した自己
保持回路を並列に接続し、さらに前記サーモスタット2
の両端子間に常開型の再沸騰スイッチ11を並列に接続
したものである。
備えたものがある。すなわち、湯沸かしヒータ1とサー
モスタット2を直列接続し、サーモスタット2の両端子
間にリレーの常開接点3を並列接続して、常閉型の温度
過昇防止スイッチ4及び温度ヒューズ5を介して電源6
に接した沸騰回路に、保温ヒータ7と常閉型の第1感温
スイッチ8からなる保温回路を並列に接続するととも
に、前記湯沸かしヒータ1の両端に、常閉型の第2感温
スイッチ9とリレーのコイル10とを直列接続した自己
保持回路を並列に接続し、さらに前記サーモスタット2
の両端子間に常開型の再沸騰スイッチ11を並列に接続
したものである。
前記第1,第2感温スイッチ8,9は、それぞれ電気ポ
ットの内容器外壁面、蒸気流路に取り付けたサーマルリ
ードスイッチ等であって、一定温度以上を感知して接点
を開離するものである。また、サーモスタット2は内容
器底外面に、再沸騰スイッチ11は電気ポットの操作パ
ネルに、それぞれ適宜取り付けられている。
ットの内容器外壁面、蒸気流路に取り付けたサーマルリ
ードスイッチ等であって、一定温度以上を感知して接点
を開離するものである。また、サーモスタット2は内容
器底外面に、再沸騰スイッチ11は電気ポットの操作パ
ネルに、それぞれ適宜取り付けられている。
この電気ポットにおいて、マグネットプラグを電気ポッ
ト本体に接続して電源を投入すると、沸騰回路のサーモ
スタット2を介して湯沸かしヒータ1に電流が流れると
ともに、第1感温スイッチ8を介して保温ヒータ7にも
電流が流れ、この湯沸かしヒータ1及び保温ヒータ7に
より内容器内の水が加熱される。
ト本体に接続して電源を投入すると、沸騰回路のサーモ
スタット2を介して湯沸かしヒータ1に電流が流れると
ともに、第1感温スイッチ8を介して保温ヒータ7にも
電流が流れ、この湯沸かしヒータ1及び保温ヒータ7に
より内容器内の水が加熱される。
また、沸騰回路に電流が流れると同時に、自己保持回路
の第2感温スイッチ9を介してコイル10にも電流が流
れ、リレーが励磁される結果、リレーの常開接点3が閉
成して自己保持される。これにより、水温が上昇して約
93℃程度になり、サーモスタット2がオフした後であ
っても、リレーの接点3を介して湯沸かしヒータ1に電
流が流れる結果、完全に沸騰するまで加熱される。
の第2感温スイッチ9を介してコイル10にも電流が流
れ、リレーが励磁される結果、リレーの常開接点3が閉
成して自己保持される。これにより、水温が上昇して約
93℃程度になり、サーモスタット2がオフした後であ
っても、リレーの接点3を介して湯沸かしヒータ1に電
流が流れる結果、完全に沸騰するまで加熱される。
そして、沸騰状態となって第2感温スイッチ9がオフす
ると、自己保持回路が遮断されてリレーが消磁する結
果、その接点3が開離して沸騰回路が遮断され、湯沸か
しヒータ1による加熱が終了する。
ると、自己保持回路が遮断されてリレーが消磁する結
果、その接点3が開離して沸騰回路が遮断され、湯沸か
しヒータ1による加熱が終了する。
そして、所定の保温温度以下になると第1感温スイッチ
8がオンし、保温温度を越えると当該スイッチ8がオフ
することにより、内容器内の熱湯は一定温度に保温され
る。この保温状態では、自己保持回路の第2感温スイッ
チ9が沸騰を検知しなくなってオンするが、サーモスタ
ット2及び再沸騰スイッチ11がオフしているため、リ
レーは励磁されることはなく、沸騰回路には通電されな
い。
8がオンし、保温温度を越えると当該スイッチ8がオフ
することにより、内容器内の熱湯は一定温度に保温され
る。この保温状態では、自己保持回路の第2感温スイッ
チ9が沸騰を検知しなくなってオンするが、サーモスタ
ット2及び再沸騰スイッチ11がオフしているため、リ
レーは励磁されることはなく、沸騰回路には通電されな
い。
再沸騰スイッチ11をオンすると、第2感温スイッチ9
を介してコイル10に電流が流れるため、リレーが励磁
されてその接点3が閉成する結果、自己保持回路が形成
されて湯沸かしヒータ1に電流が流れ、沸騰動作が開始
される。
を介してコイル10に電流が流れるため、リレーが励磁
されてその接点3が閉成する結果、自己保持回路が形成
されて湯沸かしヒータ1に電流が流れ、沸騰動作が開始
される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前記従来の電気ポットでは、再沸騰スイ
ッチ11を押した時、リレーの接点3が閉成するまでの
間、スイッチ11にヒータ1への大電流が流れるため、
スイッチ11は大電流用のものが必要であり、高価なも
のとなっていた。
ッチ11を押した時、リレーの接点3が閉成するまでの
間、スイッチ11にヒータ1への大電流が流れるため、
スイッチ11は大電流用のものが必要であり、高価なも
のとなっていた。
また、サーモスタット2が動作しない低温時において、
電源を投入してからリレーが励磁されてその接点3が閉
成するまでの間、サーモスタット2にはヒータ1への大
電流が流れるため、サーモスタット2も大電流用のもの
が必要であり、前記スイッチ11とともに高価なものと
なっていた。
電源を投入してからリレーが励磁されてその接点3が閉
成するまでの間、サーモスタット2にはヒータ1への大
電流が流れるため、サーモスタット2も大電流用のもの
が必要であり、前記スイッチ11とともに高価なものと
なっていた。
湯沸かし中にプラグの脱落や停電等により電源が断たれ
た後に電源を再投入した場合、サーモスタット2が動作
しない低温時には、自動的に沸騰回路に電流が流れる。
ところが、水温が93℃程度になり、サーモスタット2
が動作してオフした後は、電源が断たれた瞬間にリレー
が消磁してその接点3が開離して沸騰回路が遮断される
ため、電源を再投入しても再沸騰スイッチ11を押さな
い限り、保温状態のままであって自動的には再沸騰状態
にならず、使用上不便なことがあった。
た後に電源を再投入した場合、サーモスタット2が動作
しない低温時には、自動的に沸騰回路に電流が流れる。
ところが、水温が93℃程度になり、サーモスタット2
が動作してオフした後は、電源が断たれた瞬間にリレー
が消磁してその接点3が開離して沸騰回路が遮断される
ため、電源を再投入しても再沸騰スイッチ11を押さな
い限り、保温状態のままであって自動的には再沸騰状態
にならず、使用上不便なことがあった。
本考案は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、沸騰直
前に電源を再投入しても自動的に沸騰状態となる簡便で
安価な電気ポットを提供することを目的とする。
前に電源を再投入しても自動的に沸騰状態となる簡便で
安価な電気ポットを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本第1考案は、1回路2接点
型リレーの常閉接点に湯沸かしヒータを接続して沸騰回
路を形成する一方、前記リレーの常開接点に、沸騰前の
内容器の温度を感知してオンする常開型のサーモスタッ
トと、常閉型の再沸騰スイッチと、前記リレーのコイル
とを直列に接続して自己保持回路を形成するとともに、
該自己保持回路とリレー接点の共通端子間に沸騰時の蒸
気を感知してオンする常開型の感温スイッチを接続した
ことを特徴とするものである。
型リレーの常閉接点に湯沸かしヒータを接続して沸騰回
路を形成する一方、前記リレーの常開接点に、沸騰前の
内容器の温度を感知してオンする常開型のサーモスタッ
トと、常閉型の再沸騰スイッチと、前記リレーのコイル
とを直列に接続して自己保持回路を形成するとともに、
該自己保持回路とリレー接点の共通端子間に沸騰時の蒸
気を感知してオンする常開型の感温スイッチを接続した
ことを特徴とするものである。
また、第2考案は、第1考案に係る電気ポットの自己保
持回路にサーモスタットを有しないものである。
持回路にサーモスタットを有しないものである。
さらに、第3考案は、第1考案又は第2考案に係る電気
ポットの蓋体の開動作に連動してオフし、自己保持回路
への電流を遮断する蓋スイッチを備えたものである。
ポットの蓋体の開動作に連動してオフし、自己保持回路
への電流を遮断する蓋スイッチを備えたものである。
(実施例) 次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。
i)第1考案の実施例 第1図において、リレー接点12は1回路2接点型で、
常閉のA接点と常開のB接点とを有し、サーモスタット
13は常開型で、再沸騰スイッチ14は常閉型であり、
第2感温スイッチ15は常開型である。
常閉のA接点と常開のB接点とを有し、サーモスタット
13は常開型で、再沸騰スイッチ14は常閉型であり、
第2感温スイッチ15は常開型である。
そして、湯沸かしヒータ1は、リレー接点12のA接
点、常閉型の温度過昇防止スイッチ4及び温度ヒューズ
5を介して電源6に接続され、これらにより沸騰回路が
形成されている。また、リレー接点12のB接点にはサ
ーモスタット13、再沸騰スイッチ14及びリレーコイ
ル10が直列接続されて、自己保持回路が形成されてい
る。この自己保持回路とリレー接点12の共通端子間に
は第2感温スイッチ15が接続されている。なお、保温
ヒータ7及び常閉型第1感温スイッチ8により、前記従
来のものと同様、保温回路が形成されている。
点、常閉型の温度過昇防止スイッチ4及び温度ヒューズ
5を介して電源6に接続され、これらにより沸騰回路が
形成されている。また、リレー接点12のB接点にはサ
ーモスタット13、再沸騰スイッチ14及びリレーコイ
ル10が直列接続されて、自己保持回路が形成されてい
る。この自己保持回路とリレー接点12の共通端子間に
は第2感温スイッチ15が接続されている。なお、保温
ヒータ7及び常閉型第1感温スイッチ8により、前記従
来のものと同様、保温回路が形成されている。
以上の回路構成を有する電気ポットに電源を投入する
と、沸騰回路の湯沸かしヒータ1にリレー接点12の常
閉のA接点を介して電流が流れるとともに、保温回路の
保温ヒータ7にも第1感温スイッチ8を介して電流が流
れ、内容器内の水が加熱される。
と、沸騰回路の湯沸かしヒータ1にリレー接点12の常
閉のA接点を介して電流が流れるとともに、保温回路の
保温ヒータ7にも第1感温スイッチ8を介して電流が流
れ、内容器内の水が加熱される。
水温が上昇して93℃程度になると、自己保持回路のサ
ーモスタット13がオンするが、リレー接点12がA接
点側にあり、しかも第2感温スイッチ15がオフしてい
るため、自己保持回路には電流は流れない。従って、リ
レー接点12は依然としてA接点側にあり、完全に沸騰
するまで加熱される。
ーモスタット13がオンするが、リレー接点12がA接
点側にあり、しかも第2感温スイッチ15がオフしてい
るため、自己保持回路には電流は流れない。従って、リ
レー接点12は依然としてA接点側にあり、完全に沸騰
するまで加熱される。
そして、沸騰により第2感温スイッチ15がオンする
と、この第2感温スイッチ15を介してリレーコイル1
0に電流が流れてリレーが励磁され、リレー接点12が
B接点側に動作して沸騰回路が遮断され、湯沸かしヒー
タ1による加熱が停止する。その後、第2感温スイッチ
15がオフしても、サーモスタット13は前記のように
既にオンとなっているので、B接点を介して自己保持回
路に電流が流れ、リレー接点12はB接点側に自己保持
される。
と、この第2感温スイッチ15を介してリレーコイル1
0に電流が流れてリレーが励磁され、リレー接点12が
B接点側に動作して沸騰回路が遮断され、湯沸かしヒー
タ1による加熱が停止する。その後、第2感温スイッチ
15がオフしても、サーモスタット13は前記のように
既にオンとなっているので、B接点を介して自己保持回
路に電流が流れ、リレー接点12はB接点側に自己保持
される。
一方、保温回路の第1感温スイッチ8は所定の保温温度
以下になるとオンするので、内容器内の熱湯は保温ヒー
タ7により保温され、サーモスタット13がオフしない
一定温度に維持される。
以下になるとオンするので、内容器内の熱湯は保温ヒー
タ7により保温され、サーモスタット13がオフしない
一定温度に維持される。
再沸騰スイッチ14を押してオフすると、自己保持回路
が遮断され、リレーコイル10に電流が流れなくなるた
め、リレーが消磁してリレー接点12はA接点側に復帰
する。これにより、沸騰回路が閉じて、湯沸かしヒータ
1による再沸騰が開始される。
が遮断され、リレーコイル10に電流が流れなくなるた
め、リレーが消磁してリレー接点12はA接点側に復帰
する。これにより、沸騰回路が閉じて、湯沸かしヒータ
1による再沸騰が開始される。
湯沸かしヒータ1による加熱中は、完全に沸騰状態とな
って第2感温スイッチ15がオンしない限り、常にリレ
ー接点12がA接点側にあって沸騰回路が閉じているた
め、マグネットプラグの脱落、停電等により電源を再投
入したときは、再沸騰スイッチ14を操作しなくても、
自動的に加熱が続行される。
って第2感温スイッチ15がオンしない限り、常にリレ
ー接点12がA接点側にあって沸騰回路が閉じているた
め、マグネットプラグの脱落、停電等により電源を再投
入したときは、再沸騰スイッチ14を操作しなくても、
自動的に加熱が続行される。
また、保温ヒータ7による保温中に、内容器内を水を継
ぎ足すと、湯温が低下してサーモスタット13がオフす
るため、自己保持回路が遮断されてリレー接点12がA
接点側に復帰する。これにより、沸騰回路が閉じて湯沸
かしヒータ1による加熱が開始されるため、再沸騰スイ
ッチ14を操作する必要はない。
ぎ足すと、湯温が低下してサーモスタット13がオフす
るため、自己保持回路が遮断されてリレー接点12がA
接点側に復帰する。これにより、沸騰回路が閉じて湯沸
かしヒータ1による加熱が開始されるため、再沸騰スイ
ッチ14を操作する必要はない。
ところで、再沸騰スイッチ14は自己保持回路の構成部
品であり、リレーコイル10への電流(数10mA程度)
が流れるだけであるため、小電流用の小型で安価なもの
でよい。また、サーモスタット13も、リレーの自己保
持回路の構成部品であり、小電流用のものでよく、サー
マルリードスイッチ、負特性サーミスタ等で代替するこ
とができる。
品であり、リレーコイル10への電流(数10mA程度)
が流れるだけであるため、小電流用の小型で安価なもの
でよい。また、サーモスタット13も、リレーの自己保
持回路の構成部品であり、小電流用のものでよく、サー
マルリードスイッチ、負特性サーミスタ等で代替するこ
とができる。
なお、前記実施例では、再沸騰スイッチ14をサーモス
タット13とリレーコイル10の間に設けたが、湯沸か
しヒータ1とリレーコイル10の間に設けても、自己保
持回路内であるので問題はない。
タット13とリレーコイル10の間に設けたが、湯沸か
しヒータ1とリレーコイル10の間に設けても、自己保
持回路内であるので問題はない。
また、第2感温スイッチ15の自己保持回路との接続位
置は、再沸騰スイッチ14とリレーコイル10の間に限
らず、リレー接点12のB接点とサーモスタット13の
間、又はサーモスタット13と再沸騰スイッチ14の間
であってもよい。
置は、再沸騰スイッチ14とリレーコイル10の間に限
らず、リレー接点12のB接点とサーモスタット13の
間、又はサーモスタット13と再沸騰スイッチ14の間
であってもよい。
ii)第2考案の実施例 第2図に示す電気ポットの電気回路は、第1図に示すも
のとは、サーモスタット13を取り除いた以外は実質的
に同一であり、対応する部分には同一符号を付して説明
を省略する。
のとは、サーモスタット13を取り除いた以外は実質的
に同一であり、対応する部分には同一符号を付して説明
を省略する。
この電気回路では、保温中に電源を抜くことなく内容器
に水を継ぎ足しても、前記第1考案のような水温の低下
によりオフするサーモスタットが無いため、自己保持回
路は遮断されず、リレー接点12はB接点側に動作した
ままである。従って、再沸騰スイッチを押さない限り再
沸騰動作は行なわれない。
に水を継ぎ足しても、前記第1考案のような水温の低下
によりオフするサーモスタットが無いため、自己保持回
路は遮断されず、リレー接点12はB接点側に動作した
ままである。従って、再沸騰スイッチを押さない限り再
沸騰動作は行なわれない。
しかしながら、通常、内容器に水を足すときは電源を抜
いて電気ポットを水場に携行することが多いため、使用
上不利、不便はない。すなわち、電源を抜くとリレーが
消磁してその接点12がA接点側に復帰するため、初期
操作と同様、電源を投入するだけで加熱状態となる。ま
た、電源を抜くことなく水を足すことがあったとして
も、湯温が下がることは明らかであり、使用者は再沸騰
スイッチ14を操作する必要があることを当然に認識し
ているものであるから、再沸騰スイッチを操作すること
に何ら煩わしさはない。このように、サーモスタットを
無くしたとしても、何ら不利、不便なく使用することが
できる。また、サーモスタットが無いことにより、内容
器より下方の電気部品の配置,取付け,配線が容易とな
るうえ、より安価となる。
いて電気ポットを水場に携行することが多いため、使用
上不利、不便はない。すなわち、電源を抜くとリレーが
消磁してその接点12がA接点側に復帰するため、初期
操作と同様、電源を投入するだけで加熱状態となる。ま
た、電源を抜くことなく水を足すことがあったとして
も、湯温が下がることは明らかであり、使用者は再沸騰
スイッチ14を操作する必要があることを当然に認識し
ているものであるから、再沸騰スイッチを操作すること
に何ら煩わしさはない。このように、サーモスタットを
無くしたとしても、何ら不利、不便なく使用することが
できる。また、サーモスタットが無いことにより、内容
器より下方の電気部品の配置,取付け,配線が容易とな
るうえ、より安価となる。
なお、再沸騰スイッチ14の接続位置が湯沸かしヒータ
1とリレーコイル10の間でもよいことは、前記第1考
案のものと同様である。また、第2感温スイッチ15の
自己保持回路との接続位置は、リレー接点12のB接点
と再沸騰スイッチ14の間であってもよい。
1とリレーコイル10の間でもよいことは、前記第1考
案のものと同様である。また、第2感温スイッチ15の
自己保持回路との接続位置は、リレー接点12のB接点
と再沸騰スイッチ14の間であってもよい。
iii)第3考案の実施例 第1実施例 第3図に示す電気ポットの電気回路は、第2図に示すも
のとは、沸騰回路に蓋スイッチ16を設けた以外は実質
的に同一であり、対応する部分には同一符号を付して説
明を省略する。
のとは、沸騰回路に蓋スイッチ16を設けた以外は実質
的に同一であり、対応する部分には同一符号を付して説
明を省略する。
この蓋スイッチ16は、電気ポットの本体の肩部に設け
られ、蓋対を閉じたときはオン、開いたときはこの開動
作に連動してオフするようになっている。
られ、蓋対を閉じたときはオン、開いたときはこの開動
作に連動してオフするようになっている。
この電気回路では、保温中、すなわちリレー接点12が
B接点側に動作していて自己保持回路が閉じ、沸騰回路
が遮断されている時に、蓋体を開けると蓋スイッチ16
がオフして自己保持回路への電流が断たれるため、リレ
ー接点12がA接点側に復帰して電源を抜いたのと同じ
状態となり、続いて蓋体を閉めれば電源再投入状態とな
る。従って、保温中に電源を抜くことなく蓋を開けて水
を足した後に蓋を閉めれば、そのまま沸騰動作に入るた
め、改めて再沸騰スイッチ14を操作する煩わしさが無
くなる。
B接点側に動作していて自己保持回路が閉じ、沸騰回路
が遮断されている時に、蓋体を開けると蓋スイッチ16
がオフして自己保持回路への電流が断たれるため、リレ
ー接点12がA接点側に復帰して電源を抜いたのと同じ
状態となり、続いて蓋体を閉めれば電源再投入状態とな
る。従って、保温中に電源を抜くことなく蓋を開けて水
を足した後に蓋を閉めれば、そのまま沸騰動作に入るた
め、改めて再沸騰スイッチ14を操作する煩わしさが無
くなる。
ところで、従来では、沸騰直前に水又は湯を継ぎ足すた
めに蓋を開けてそのままにしておいた場合、蓋が開くこ
とにより第2感温スイッチの蒸気による沸騰検知が不可
能となるため、沸騰しても自己保持回路が遮断されず、
いつまでも沸騰状態が継続して危険であった。ところ
が、本第3考案によれば、沸騰直前に蓋を開ければ必ず
電源が断たれるため、このようなことはなく、安全であ
る。
めに蓋を開けてそのままにしておいた場合、蓋が開くこ
とにより第2感温スイッチの蒸気による沸騰検知が不可
能となるため、沸騰しても自己保持回路が遮断されず、
いつまでも沸騰状態が継続して危険であった。ところ
が、本第3考案によれば、沸騰直前に蓋を開ければ必ず
電源が断たれるため、このようなことはなく、安全であ
る。
また、蓋が開いていたり、完全に閉じていない状態で
は、蓋スイッチ16がオフして電源が投入されないた
め、安全である。
は、蓋スイッチ16がオフして電源が投入されないた
め、安全である。
第2実施例 第4図に示す電気回路は、第1図に示す第1考案に係る
電気ポットの電気回路に、前記第1実施例と同様の蓋ス
イッチ16を設けたものである。
電気ポットの電気回路に、前記第1実施例と同様の蓋ス
イッチ16を設けたものである。
この第2実施例では、第3図に示す第1実施例と異な
り、サーモスタット13を有しているが、電源を抜くこ
となく蓋を開けて水を足した時に自己保持回路を最先に
遮断するのは、前記第1実施例と同様、蓋スイッチ16
である。しかし、蓋スイッチ16が万一故障して作動し
なくなった場合でも、サーモスタット13が水の継ぎ足
しによる水温の低下を直ちに感知してオフし、自己保持
回路を遮断するため、沸騰動作に入ることができる。
り、サーモスタット13を有しているが、電源を抜くこ
となく蓋を開けて水を足した時に自己保持回路を最先に
遮断するのは、前記第1実施例と同様、蓋スイッチ16
である。しかし、蓋スイッチ16が万一故障して作動し
なくなった場合でも、サーモスタット13が水の継ぎ足
しによる水温の低下を直ちに感知してオフし、自己保持
回路を遮断するため、沸騰動作に入ることができる。
前記いずれの考案に係る実施例においても、電源を断た
れたときに電気ポットが沸騰直前であろうと、保温中で
あろうと、電源を再投入すれば再沸騰スイッチ14を操
作することなく再沸騰状態となるため、ワイヤレスリモ
コンやテレフォンコントロール等による沸騰動作の遠隔
操作が可能となる。
れたときに電気ポットが沸騰直前であろうと、保温中で
あろうと、電源を再投入すれば再沸騰スイッチ14を操
作することなく再沸騰状態となるため、ワイヤレスリモ
コンやテレフォンコントロール等による沸騰動作の遠隔
操作が可能となる。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれば、沸騰
直前にマグネットプラグの脱落,停電等により一旦電源
が断たれても、再投入すれば自動的に再沸騰状態となる
ため、再沸騰スイッチ等を操作する煩わしさはなく、簡
便であり、遠隔操作が可能となる。
直前にマグネットプラグの脱落,停電等により一旦電源
が断たれても、再投入すれば自動的に再沸騰状態となる
ため、再沸騰スイッチ等を操作する煩わしさはなく、簡
便であり、遠隔操作が可能となる。
特に、第1考案によれば、サーモスタット及び再沸騰ス
イッチが小電流用のものでよく、安価となる。
イッチが小電流用のものでよく、安価となる。
また、第2考案によれば、第1考案と同様に再沸騰スイ
ッチが小電流用のものでよく、またサーモスタットが無
いため、さらに安価であるうえ、ヒータ回りの電気部品
の配置,配線が容易となる。
ッチが小電流用のものでよく、またサーモスタットが無
いため、さらに安価であるうえ、ヒータ回りの電気部品
の配置,配線が容易となる。
さらに、第3考案によれば、第1考案,第2考案と同
様、再沸騰スイッチ及びサーモスタットを有するもので
は当該サーモスタットも小電流用のものでよく、安価で
ある。また、電源を抜くことなく蓋を開けて水を足した
時には蓋スイッチにより電源が断たれ、蓋を閉めれば電
源が投入されて自動的に再沸騰状態となるので、再沸騰
スイッチを操作する煩わしさがなく、簡便であるうえ、
蓋を開けたままでも沸騰状態が続くことはないため、安
全である。
様、再沸騰スイッチ及びサーモスタットを有するもので
は当該サーモスタットも小電流用のものでよく、安価で
ある。また、電源を抜くことなく蓋を開けて水を足した
時には蓋スイッチにより電源が断たれ、蓋を閉めれば電
源が投入されて自動的に再沸騰状態となるので、再沸騰
スイッチを操作する煩わしさがなく、簡便であるうえ、
蓋を開けたままでも沸騰状態が続くことはないため、安
全である。
第1図,第2図はそれぞれ第1考案,第2考案に係る電
気ポットの電気回路図、第3図,第4図は第3考案のそ
れぞれ第1実施例,第2実施例に係る電気ポットの電気
回路図、第5図は従来の電気ポットの電気回路図であ
る。 1……湯沸かしヒータ、6……電源、 10……リレーコイル、12……リレー接点、 13……サーモスタット、14……再沸騰スイッチ、 15……第2感温スイッチ、16……蓋スイッチ。
気ポットの電気回路図、第3図,第4図は第3考案のそ
れぞれ第1実施例,第2実施例に係る電気ポットの電気
回路図、第5図は従来の電気ポットの電気回路図であ
る。 1……湯沸かしヒータ、6……電源、 10……リレーコイル、12……リレー接点、 13……サーモスタット、14……再沸騰スイッチ、 15……第2感温スイッチ、16……蓋スイッチ。
Claims (3)
- 【請求項1】1回路2接点型リレーの常閉接点に湯沸か
しヒータを接続して沸騰回路を形成する一方、前記リレ
ーの常開接点に、沸騰前の内容器の温度を感知してオン
する常開型のサーモスタットと、常閉型の再沸騰スイッ
チと、前記リレーのコイルとを直列に接続して自己保持
回路を形成するとともに、該自己保持回路とリレー接点
の共通端子間に沸騰時の蒸気を感知してオンする常開型
の感温スイッチを接続したことを特徴とする沸騰型電気
ポット。 - 【請求項2】自己保持回路にサーモスタットを有しない
ことを特徴とする請求項(1)に記載の沸騰型電気ポッ
ト。 - 【請求項3】蓋体の開動作に連動してオフし、自己保持
回路への電流を遮断する蓋スイッチを備えたことを特徴
とする請求項(1)又は(2)に記載の沸騰型電気ポット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15798188U JPH0610925Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 沸騰型電気ポット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15798188U JPH0610925Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 沸騰型電気ポット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0278127U JPH0278127U (ja) | 1990-06-15 |
JPH0610925Y2 true JPH0610925Y2 (ja) | 1994-03-23 |
Family
ID=31437900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15798188U Expired - Lifetime JPH0610925Y2 (ja) | 1988-12-01 | 1988-12-01 | 沸騰型電気ポット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0610925Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-01 JP JP15798188U patent/JPH0610925Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0278127U (ja) | 1990-06-15 |
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