JPS6016986B2 - 感光性樹脂組成物 - Google Patents

感光性樹脂組成物

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JPS6016986B2
JPS6016986B2 JP14414576A JP14414576A JPS6016986B2 JP S6016986 B2 JPS6016986 B2 JP S6016986B2 JP 14414576 A JP14414576 A JP 14414576A JP 14414576 A JP14414576 A JP 14414576A JP S6016986 B2 JPS6016986 B2 JP S6016986B2
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JP
Japan
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water
phosphate
polyvinyl alcohol
photosensitive resin
weight
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JP14414576A
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JPS5367751A (en
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凱生 中野
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は水で現像することができ、かつ現像液の排水中
に重金属イオンを含まないような感光性組成物に関する
ものである。
ポリビニルアルコールと重クロム酸塩とからなる塗膜層
は感光性が良好であって紫外線を照射することにより容
易に水不溶性となるため、印刷版の製版やホトェッチン
グ用レジストとして広く使用されている。
しかし該感光層は階反応を示すため予め金属板等の支持
体層に塗布した状態で保存することが不可能であるとい
う作業上の欠点があり、又6価のクロムを含むため現像
後の排水が環境汚染を招く恐れがあった。又ポリピニル
アルコールのケィ皮酸ェステルが良好な感光性を有する
ことも周知であるが、該樹脂は油済性であるためこれら
に光照射した後禾感光部分を溶出(現像)するには有機
溶剤を使用しなければならず、該有機溶剤による作業員
の健康阻害や鼓液処理の困難性が公害問題をひき起す危
険がある。
本発明者は水で現像することができ、かつ現像後の排水
に重金属イオンを含まないような感光性組成物を得るべ
く種々検討を重ねた結果、水瀞性高分子Aにジアクリロ
キシアルキルホスフェート、ジメタクリロキシアルキル
ホスフェート及びモノメタクリロキシアルキルホスフエ
ートよりなる群から選ばれた少なくとも1種のリン酸ェ
ステルモノマーBを加えた組成物は水−有機溶剤混合溶
剤に均一に溶解し、その溶液を金属板やシルクスクリー
ンに塗布、乾燥すると均一皮膜を形成すること、そして
この皮膜に光照射すると良好な感光性を示し、被照射部
分のみが水に不溶となって、照射をうけない部分は水の
みで容易に洗浄、除去しうろこと、従ってフオトレジス
ト像形成に最適であることを見出し、本発明を完成する
に至つた。
本発明の組成物はその均一溶解には水にメタ/ール、エ
タノールなどの有機溶剤を混合することを要するが、現
像は水のみで容易になしうるという特長を有する。
現像が水のみで行ないうるということは排水管理の面で
極めて有利である。なお従釆のようり6価のクロム化合
物を用いないということも公害防止の点ですぐれている
。又本発明の感光性組成物が現存の重クロム酸感光剤や
ポリビニルアルコールケィ皮酸ェステル感光剤に比し特
に有利な点は、感光層の厚みが数10〜100仏と厚い
場合でも充分硬化すること及び金属やプラスチックス表
面或いはポリエステル繊維などとの接着性が特に良好で
あることである。
かかる利点は本発明の組成物がシルクスクリーン用感光
剤として前記に例示した如き現存の感光剤よりすぐれて
いることを示している。さらに本発明の感光性組成物は
階反応が少ないという特長を有する。
従って水溶液として長期間保存が可能なばかりでなく、
支持体表面へ塗布、乾燥した状態でも長期間保存するこ
とが可能である。本発明においてリン酸ェステルモノマ
ー曲が紫外線照射によりどのような形態をとるのかは未
だ明らかではないが、ポリビニルアルコールなどの水溶
性高分子にこれがグラフト重合するか、或いはそのホモ
ポリマーが水溶性高分子を巻き込む如く重合が進んで、
その結果紫外線照射部分が水不落性になるのではないか
と思われる。
本発明において使用される水溶性高分子凶としてはポリ
ビニルアルコール系樹脂、ポリピニルピロリドン、ポリ
アクリルアミド、ポリエチレンオキシド、ポリ(メタ)
アクリル酸又はその塩、ポリエチレンイミン、ポリビニ
ルメチルエーテル、澱粉、変性澱粉、メチルセルロース
、グル−、カゼイン、アラビアゴムなどがあげられる。
これらの中ではポリビニルアルコール系樹脂が特に好適
であり、各種重合度のポリ酢酸ピニルの部分又は完全ケ
ン化物のほか、酢酸ビニルを主体とし、これとエチレン
、プロピレン、イソブチレン、1ーオクテン、1−ドデ
セン、1ーオクタデセンなどのQ−オレフィン、プロピ
オン酸ビニル、ステアリン酸ビニル、飽和分岐脂肪酸ビ
ニルなどのビニルェステル、クロトン酸、アクリル酸、
メタクリル酸、マレィン酸、ィタコン酸などの不飽和酸
或いはこれら不飽和酸のアルキルヱステルをはじめ酢酸
ビニルと共重合しうる単量体との共重合体のケン化物、
これらポリビニルアルコール又は変性ポリビニルアルコ
ールの部分ァセタール化物、部分ウレタン化物等が水溶
性を有する限り使用されうる。リン酸ェステルモノマー
曲としてはジアクリロキシアルキルホスフエート、ジメ
タクリロキシアルキルホスフェート又はモノメタクリロ
キシアルキルホスフエートが用いられる。
アルキルとしてはエチル又はプロピルが感光性能、入手
の容易さ及びコストの点で最も適当である。これらに類
似した化合物であるモノメタクリロキシアルキルホスフ
ェートも同様に水溶性高分子との混合系において感光性
を示すが、この場合は現像のみならず溶液調製自体が水
のみで行ないうるという性質があるので別途特願昭51
−60826号として出願済である。ただし光硬化性、
光硬化後の耐水性の点では本発明の方が良い結果が得ら
れる。水溶性高分子凶に対するリン酸ェステルモノマー
{B}の配合割合は凶10の重量部に対し{B}を10
〜200重量部とするのがよい。
リン酸ェステルモノマー【Bーカミ1の重量部未満では
感光性が充分に発現せず、一方20の重量部を越えると
きは均一皮膜の形成が困難になる。光重合促進剤は帆1
00重量部に対し0.1〜2の重量部が適量である。感
光性皮膜形成にあたっては水糟性高分子■及びリン酸ェ
ステルモノマー{B}を水−有機溶剤混合溶剤に溶解す
る。
有機溶剤としては水と混和しうるものであれば特に限定
はなく、たとえばメタノール、エタノールなどのアルコ
ール類、ケトン類、エーテル類、ェステル類が用いられ
る。混合溶剤中の有機溶剤の比率は1〜6の重量%程度
が適当であるが、有機溶剤の使用量はできるだけ少ない
方が経済的にも好ましいので、上記■及び【B}を水に
投入し、風,(Bーが均一に溶解するようになるまで有
機溶剤を添加するような方法が適宜採用できる。なお溶
液調製に際しては通常光重合促進剤が添加される。光重
合促進剤としてはアンスラキノン−8−スルホン酸ナト
リウムが特に良い結果を与えるのでその使用が望ましく
、そのほかアクリジンイェロ−、pートルェンスルフイ
ン酸又はその塩、4,4′ーアゾビスー4−シアノベン
タノィック酸又はその塩、2,2ーアゾビス(2ーアミ
ジノブロパン)塩酸塩、メチレンビル−、エチレンジア
ミンテトラ酢酸又はその塩、2一クロロアンスラキノン
、2−フロモアンスラキノン、ジアゾニゥム塩、テトラ
ゾニゥム塩、遷移金属ハロゲン化物−トリフェニルホス
フィン、金属−プロムアセトフエノン、ベンゾインアル
キルエーテル、ベンゾフエノン、キノンジアジド、ジア
ゾオキシドなどがあげられるが、これら例示したものに
限られず、上記水−有機溶剤系に溶解しうるものであれ
ばいずれも使用しうる。そのほか上記組成物中にはNー
メチロールアクリルアミド、2ーヒドロキシエチルメタ
クリレ−トなどのグラフト化促進剤(特にモノメタクリ
ロキシェチルホスフェートを用いる場合)、アクリルア
ミド、N,N′−メチレンビスアクリルアミド、ジアセ
トンアクリルアミド、トリエチレングリコールジァクリ
レートなどの光架橋剤やヒドロキノン、p−メトキシフ
ェノールなどの熱重合防止剤を添加してもよい。
得られる溶液中の固形分の濃度は1〜4の重量%程度と
するのが製膜が円滑に進むので実際的である。
製膜は上記溶液を金属板、その他の基村上に塗布、浸簿
、贋霧、流延等の手段により付着させ、乾燥することに
より達成される。かくして得られた塗布板を用いて、こ
れに陰画面を通して紫外線を照射すれば感光部分のみが
水不落性となり未感光部分は水港性を保つので、これを
水洗すれば未感光部分のみが除去されて基板上にフオト
レジスト像が形成される。光源としては通常メタルハラ
ィド灯、ケミカルランプ、超高圧キセノン灯、ァーク灯
、低圧水銀灯、高圧水銀灯などが用いられる。凸版印刷
、凹板、平凹版印刷、プリント配線等の目的にはこの像
を形成した基材を酸でエッチングして露出した金属部分
を腐蝕すればよく、又オフセット印刷の目的にはこれを
そのまま版として用いればよい。又上記組成物の皮膜を
テトロンをはじめ種々の繊維の30〜20庇嫁程度の織
布や不織布上に形成させれば捺染、スクリーン印刷の目
的に応用することができる。さらにブラウン管の蟹光体
バインダーとしての使用も可能である。即ち従来は重ク
ロム酸系感光液が用いられていたが、クロムが有害であ
ること、重金属を含むため輝度が落ちることなどの問題
があった。しかるに本発明の組成物をバインダーとして
用いればクロムを使用することなく、しかもブラウン管
輝度を2割程度も高めることができるのである。次に例
をあげて本発明の感光性組成物をさらに説明する。以下
「部」、「%」とあるのは特にことわりのない限り重量
基準であらわしたものとする。例1 重合度1100、ケン化度82モル%のポリビニルアル
コールをメタノール−水(重量で8:92)混合溶剤に
溶解した5.4%溶液にポリビニルアルコールに対し3
7.5%のジアクリロキシェチルホスフェートとジアク
リロキシェチルホスフェートに対し5%のアンスラキノ
ンーB−スルホン酸ナトリウムとを加え、全体を均一の
溶液とした。
かくして得られた溶液を厚さ0.25肌の砂目立てたア
ルミニウム板上にホェーラ−にて塗布し、脂所で熱風乾
燥した。皮膜の厚みは5りであり、極めて均一で、中心
部が薄くなるというような現象は見られなかつた。次に
この被覆板上にネガチブを真空密着させて65肌の距離
からIKWメタルハラィド灯にて所定時間紫外線照射し
、ついで水道水で未感光部分を洗い流し、乾燥した。
鱗像力テストの結果を第1表に示す。この例1における
組成物の感光性は現在一般に使用されているポリビニル
アルコールケイ皮酸ェステルと光増感剤とからなる組成
物の感光性に比し約1.2倍の相対感度を有しており、
このように現製品中では特にすぐれていると言まれてい
るボリケィ皮酸ビニル系感光性組成物と同等ないしそれ
以上の感光性を示し、かつ水で現象できるということは
本発明の組成物が実用上極めて好ましいことを意味する
例2〜4 ジアクリロキシェチルホスフェートに代えてジメタクリ
ロキシェチルホスフェート(例2)、モノメタクリロキ
シェチルホスフェート(例3)、ジアクリロキシプロピ
ルホスフェート(例4)を用いたほかは例1と同様にし
て実験を行なった。
ただし例2の場合はメタノール−水(重量で30:70
)混合溶剤、例3の場合はメタノール−水(重量で15
:85)混合溶剤、例4の場合はメタノール−水(重量
で35:65)混合溶剤を使用した。結果を第1表に示
す。第1表 (注) 残膜性は、ネガフィルムを真空焼付して水現像
後の光照射部分の光硬化した腰の残存性が特に良いもの
を◎、良いものを○、それにつぐものを△、悪いものを
×と判定した。
絹点鍵像力は、絹点のネガフィルム(透過率10%〜6
0%、点間隔55〜130ライン/ィンチ)での嫌付、
現像後の鮮明度が特に良いものを◎、良いものを○、そ
れに次ぐものを△、悪いものを×と判定した。
グレースケール段数は、コダック社のNo.2を使用し
て判定した。
線鱗像力の単位は、ラインノインチであ る。
例5〜9 水溶性高分子の種類を変えたほかは例1と同様にして実
験を行った。
結果を第2表に示す。例5 重合度1400、ケン化度
87モル%のポリビニルアルコールを使用。例6 重合
度500、ケン化度88モル%のポリビニルアルコール
を使用。
例7 重合度1800、ケン化度98モル%のポリビニ
ルアルコールを使用。
例8 マレィン酸モノ〆チル含量2モル%、酢酸ビニル
成分のケン化度71モル%のマレィン酸モノメチル−酢
酸ビニル共重合体ケン化物(マレィン酸モノメチル変性
ポリビニルアルコール)例9 ポリビニルピロリドン 第2表 第2表からポリビニルアルコールの場合には一般にケン
化度が低い方がよい結果を与えることがわかる。
又ポリビニルアルコール以外の水溶性高分子としてポリ
ビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリエチレン
オキシド、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチレンィ
ミン、変性澱粉、グルー、カゼインをはじめ多種の高分
子について実験を行なったが、例9にあげたようにポリ
ビニルピロリドンの場合に特に良い結果が得られた。例
10上記の混合溶液を調製して200メッシュのポリエ
ステルスクリーンに塗布し、階所で温風乾燥した。
皮膜の厚さは60仏となるようにした。次に被覆スクリ
−ン上に線面ネガチブを密着し、75伽の距離から1歌
W高圧水銀灯を用いて2分間紫外線照射し、ついで未感
光部分を水で洗い流した。得られたスクリーン版は充分
な解像力を有し、かつすぐれた耐溶剤性を有していた。
例11例10で調製した混合溶液をスクリーンに塗布、
乾燥し、膳所に6ケ月間放置した。
6ケ月後例6に記述した方法で露光、現像したが、塗布
、乾燥直後に同様な方法で得られるスクリーン版とほぼ
同じ性能が得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性高分子(A)、ジアクリロキシアルキルホス
    フエート、ジメタクリロキシアルキルホスフフエート及
    びモノメタクリロキシアルキルホスフエートよりなる群
    から選ばれた少なくとも1種のリン酸エステルモノマー
    (B)を必須成分とする感光性樹脂組成物。 2 水溶性高分子がポリビニルアルコール系樹脂である
    特許請求の範囲1記載の組成物。 3 水溶性高分子がポリビニルピロリドンである特許請
    求の範囲1記載の組成物。
JP14414576A 1976-11-30 1976-11-30 感光性樹脂組成物 Expired JPS6016986B2 (ja)

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JP2655347B2 (ja) * 1989-04-27 1997-09-17 富士写真フイルム株式会社 感光性平版印刷版
JP2655349B2 (ja) * 1989-05-18 1997-09-17 富士写真フイルム株式会社 感光性平版印刷版
JPH0827540B2 (ja) * 1990-09-07 1996-03-21 東京応化工業株式会社 螢光体パターンを形成する方法

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