JPS60169371A - トランクリツドヒンジのエンドキヤツプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車用トランクリッドの中空型ヒンジに有
効なエンドキャップに関する。

従来技術 自動車のトランクリッドヒンジの従来例として板状ヒン
ジがあるが、この種従来例の構成によると、ヒンジの強
度を高めるために板材表面に補強と一部を設けたり、或
いは板材の任意個所に締結用の締め代を設ける等しなけ
ればならず、ために製造工程が増加してコスト高の要因
となっていた。

そこで、近時で・は、第１図に示すような強度も高くコ
ストの低い断面がボックス状の中空型ヒンジ１が普及し
てきているが、斯かる構成によっても、第３図に示され
るように、ボルト締結時にヒンジ１の変形を生じて締付
力が低下し、ボルトの緩みが生じ、トランクリッド２が
ずれて場合によってはガタついたりする問題があった。

またヒンジ端末にパリが形成されている場合等には、ト
ランク開口＋１？ｆＫこのパリが外部から見えるため意
匠的外観を損なうばかシでなく、身体の一部がパリと接
触した際には身体を損傷するといった問題点もあった。

なお類似構造としては、ニラサンサービス同報第４８４
号の３１２頁に示されるもの等がある。

発明の目的 そこで本発明は従来技術の斯かる問題点を解決するもの
で、その目的とするところは、中空ヒンジの変形防止と
端末処理を行え、トランクリッドとトランクリッドヒン
ジとを締結することによパ同時にエンドキャップの固定
も行えるようにすることにある。

発明の構成 上記の目的を有する本発明の要旨は、断面がボックス状
に形成されたトランクリッドヒンジの開口端部に被着さ
れるキャップ部とその中空内部に密挿されるスペーサー
部との一体的に構成してトランクリッドヒンジのエンド
キャップとなし、上記キャップ部によってヒンジの端末
処理を行なうと共にスペーサー部でヒンジ変形を防止す
ることを特徴とするものである。

実施例 以下に本発明に係るトランクリッドヒンジのエンドキャ
ップを図示の実施例に基づいて説明すると、第４図乃至
第６図において、１はトランクリッドヒンジで、リヤバ
ーセルパネル等の固定部材（図示せず）にトランクリッ
ド２を開閉自在に連結するものでおる。３は断面ボック
ス状に形成された中空のトランクリッドヒンジ１に取付
けられる耐熱樹脂製のエンドキャップで、トランクリッ
ドヒンジの開口端部１ａに被着されるキャップ部３０と
該キャップ部３０の内面よシ一体的に延びて上記トラン
クリットヒンジの中空内部１ｂに密挿されるスペーサー
部３１とから成っている。さらに詳述すると、前記キャ
ップ部３０は断面溝形の形状を有しておシ、その内径す
なわちフランジ３０８　、３０ａ間の寸法径Ｌ１はトラ
ンクリットヒンジ１の幅径Ｌ２と略等しく形成されてい
る。一方、キャップ部３０のウェブ３０ｂ中央に一体的
に突設さレタスペーサー部３１はエンドキャップの挿入
方向すなわち長手方向を横切る方向へ延びる任意数の補
強筒部３１＆、３１ａを備えておυ、厚肉の補強筒部３
ｉａ　、　３ｉａと薄肉の板部３１ｂ　、　３１ｂを交
互に配置する態様で構成されている。なおスペーサー部
３１に厚肉の補強筒部３１＆を介在させたことによりエ
ンドキャップ、特にスペーサー部の剛性を高めている。

トランクリッドヒンジ１の中空内部１ｂに密挿されるス
ペーサー部３１はまたトランクリッドヒンジ１の開口幅
りとほぼ等しい高さＨ２を有しておシ、ボルト締結時に
ヒンジが変形するのを確実に阻止し得るようにな・つて
いる。３１ｅ　、　３１ｅは上記補強筒部３１ａ　、　
３１＆内に形成される透孔で、該透孔３１ｃの設置数は
トランクリッドヒンジ１とトランクリッド２とを締結す
るボルト４の数に対応しておシ、該透孔３１Ｃ内に上記
ボルト４を保持せしめることによって、トランクリッド
ヒンジ１からエンドキャップ３が離脱するのを防止して
いる。またこの透孔３１Ｃは断面形状が長孔になってい
るので、トランクリッドヒンジ１にエンドキャップ３を
取付ける際、部品の製作誤差等があっても容易に吸収で
きるようになっている。

なおエンドキャップ３は樹脂成形されることから製造コ
ストを低減できる利点があシ、また耐熱合成樹脂を選択
することによって、夏季にトランク内の空温か高温にな
ってもヒンジの熱変形を防止することができる。

以上の構成において、トランクリッドヒンジ１の開口端
部１ａよシエンドキャップ３のスペーサー部３１元端を
ヒンジの中空内部１ｂに挿入し、次いでキャップ部３０
の内面がヒンジ端面に当接した時点で抑圧操作を停止す
る。この場合において、スペーサー部３１の透孔３１ｅ
はトランクリッドヒンジ１に設けたボルト孔Ｍと芯合せ
した状態に位置決めされていると共に、トランクリッド
ヒンジ１の開口端面周辺はキャップ３０のウェブ３０ｂ
内面及びフランジｂ 遮断され、パリが外部へ露出しないようになっている。

しかる後に、ボルト締めを行ってトランクリッドヒンジ
１とトランクリッド２の締結を完了するのであるが、こ
の場合、第５図及び第６図に示されるように、トランク
リッドヒンジ１の中空内部１ｂに密挿されるスペーサー
部３１はトランクリッドヒンジ１の開口幅桟とほぼ等し
い高さ几を有しているので、ボルト締結時にトランクリ
ッドヒンジ１の表面に働くボルトの締付は力と対抗する
ことができ、従ってトランクリッドヒンジ１が弾性変形
するのを完全に阻止し得る。ここでトランクリッドヒン
ジ１ヘトランクリツド２をボルト締めすれば、同時にエ
ンドキャップ３自体の固定も行なえる。

なお第７図に示すように、エンドキャップ３のスペーサ
ー部３１を、トランクリッドヒンジ１の開口幅Ｈ８とほ
ぼ等しい高さルを有し且つ締結用ボルト４と接触しない
２枚の羽根板材３２ａによって形成してもよい。この実
施例にあっては、ボルト締結時に、トランクリッドヒン
ジ１が微少たわみして羽根板材の両端面を挾持するので
、エンドキャップ３がトランクリッドヒンジ１から外れ
るのを確実に阻止することができる。

発明の効果 本発明は以上のように、トランクリッドヒンジの開口端
部に被着されるキャップ部と該キャップ部の内面よシ一
体的に延びて上記トランクリッドヒンジの中空内部に密
挿されるスペーサー部によってトランクリッドヒンジの
エンドキャップを構成することによって、ボルト締結時
におけるトランクリッドヒンジの変形を防止し得るので
、ボルトの締付は力の低下やボルトの緩みを生じること
がなく、従ってトランクリッドのずれ、これに伴なうガ
タつきが起きることはない。またトランクリッドヒンジ
の端末処理を行うことができるので、ヒンジ端末のパリ
等が外部に露出することもなく、トランク室内のｉ匠的
外観が向上するばかシかドライバー等の身体の安全を図
れる。さらに、エンドキャップ自体の固定をも同時に行
なえるといった実用上多大な効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はトランクリッドヒンジの斜視図、第２図及び第
３図はトランクリッドヒンジの従来の締結例を示す要部
断面図、第４図はトランクリッドヒンジに本発明のエン
ドキャップを取付ける状態を示す説明図、第５図は本発
明に係るエンドキャップを用いたトランクリッドヒンジ
の締結例を示符号の説明 １・・・トランクリッドヒンジ　１ａ・・・開口端部１
ｂ・・・中空内部 ３・・・エンドキャップ ３０・・・キャップ部 ３０ｂ・・・ウェブ ３１・・・スペーサー部　３１１Ｌ・・・補強筒部３１
ｃ・・・透孔 特許出願人　日産自動車株式会社 代理人　弁理士　帰　苓　公　男 第１図　第２図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 α）断面がボックス状に形成されたトランクリッドヒン
   ジの開口端部に被着されるキャップ部と該キャップ部の
   内面よシ一体的に延びて上記トランクリッドヒンジの中
   空円部に密挿されるスペーサー部とから成ることを特徴
   とするトランクリッドヒンジのエンドキャップ。 （２）　スペーサー部は締結用ボルトが押通する透孔が
   形成された補強筒部を備えているこ、　とを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載のトランクリッドヒンジの
   エンドキャップ。