JPS6016874A - 塩基性流し込み耐火物 - Google Patents

塩基性流し込み耐火物

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Publication number
JPS6016874A
JPS6016874A JP12575083A JP12575083A JPS6016874A JP S6016874 A JPS6016874 A JP S6016874A JP 12575083 A JP12575083 A JP 12575083A JP 12575083 A JP12575083 A JP 12575083A JP S6016874 A JPS6016874 A JP S6016874A
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JP
Japan
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weight
magnesia
slag
added
refractory
Prior art date
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Pending
Application number
JP12575083A
Other languages
English (en)
Inventor
福田 利明
榮造 前田
新谷 宏隆
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は溶鋼取鍋などの溶融金属容器の内張り用流し込
み耐火物に関する。
溶鋼取鍋の内張りれんかには、ろう石質またはジルコン
賀などの足形れんがが使用されてきた。
れんがの場合、一定厚さの損耗を受けると、残厚かあっ
ても取り朽えなければならないため、れんが廃棄量か多
くなる。そのため、最近では、内張りを流し込みによる
不定形耐火物で施工し、損耗を受けた分だけ補充施工す
る、いわゆる継足し施工により、れんが廃棄量を減少さ
せ、材ネ′1を有効に利用する方法か用いられるように
なった。このような方法によれは、材料の有効利用のみ
でなく、施]−に要する作業請負費も軽減されるといっ
た利点を持つ。
溶鋼取鍋の内張りに使用する流し込み耐火物には、従来
一般に珪石質またはジルコン賀耐火物が使用されていた
か、 ■ 高温出鋼された溶鋼に対する耐食性に劣る。
(?) 高塩基度スラグおよび高FeOスラグに対する
耐食性に劣る。
・J≦)[耐大物中の5i02と溶鋼との反応により、
溶鋼中へSiが溶出し、クリーンスチール化へのニーズ
に対応できない。
なとの問題点がある。このため耐火度が高く、1“1.
″j塩基度スラグおよび高FeOスラグに対する耐食性
が大きく、溶鋼中への溶出成分の少ないマグネシア質流
し込み耐火物の開3?か進められている。
マグネシア質流し込み耐火物は溶鋼および溶融スラグ、
特に転炉スラグのように高Fe01高塩シ(瓜スラクに
対する耐食性に優れるという利点を有するが、使用時に
スラグ浸透が起こり易く、それに伴いスラグ浸透層と未
浸透層との物性に相違か現われ、亀裂を発生する、いわ
ゆる構造スポーリングか起こり易いという欠点を有する
この構造スポーリングは、加圧成形した焼成マグネシア
れんがでも容易に発生するもので、特に不定形耐火物の
場合、焼成れんかに比へ密充填が得難く、そのため前述
のようなスラグ浸透が起こり易かった。
また、従来、マグネシア質流し込み耐火物は、主座11
のマグネシアの他にアルミナ、シリカ等を適宜配合した
材料をアルミナセメントで結合したものが多く使用され
てきた。セメントを結合材としたものは、アルミナセメ
ンI・を約10%と多量に使用しているため、施工後の
強度は比較的大きいが、500〜1000°Cではセメ
ントの水和物の熱分解による脱水などにより強度低下が
著しく、これに起因する構造スポーリングを起こし易い
という欠点を有していた。
構造スポーリングを防止するためには」−述のような2
種の構造スポーリングを防止する必要かある。従来のマ
グネシア質流し込み耐火物においては上述の2種の構造
スポーリングを同時に防止できるものはなかった。本発
明は、従来のマグネシア質流し込み耐火物が有する上記
欠点を改善し。
構造スポーリングか発生しにくいマグネシア質流し込み
耐火物を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、溶融金属容器等の内張りに使用する
1ム基性の流し込み耐火物に関するものであり、その要
旨とするところは、マグネシア賀耐火原料を主成分とす
る耐火原料に、カーホン質原料2〜8爪量%、粒子径2
00gm以)の炭化珪素3〜12重量%を加えた耐火物
坏±100重量部に、5i02換算0.2〜2重量部の
シリカゾル系のバインダーを添加してなる塩基性流し込
み耐火物である。
マグネシア質耐火物の構造スポーリングの原因となるス
ラグ浸透を防止するには以下の2点が考えられる。
(1) 気孔径を小さくして、スラグが侵入しにくい組
織とする。
(2) スラグにも′hれにくい材オニ1とする。
前項(1)についてマグネシア質耐火物を溶鋼鍋に張り
分け、スラグ浸透に関して検討した結果を第1図および
第2図に示す。第1図および第2図はそれぞれ平均気孔
径7p、mとIgmのマグネシア質耐火物の稼動面から
の距離とスラグ浸透量との関係を示したものである。第
1図、第2図から、平均気孔径を小さくしてもスラグの
浸透を防止する効果か少ないことが認められ、第2図に
おいてもスラグは表面から30〜40mmの範囲まで浸
透し、その浸透層と未浸透層の境界で亀裂を発生してい
る。その結果、気孔径を小さくしてもスラグ浸透は防止
できず、構造スポーリングの発生を防止できないことが
解った。
本発明は、前項(2)のスラグに濡れにくい利料とする
ことでスラグ浸透の防止を図り、構造スポーリングを起
こさないようにしたマグネシアγ′(流し込み耐火物を
提供するものである。
スラグに況′1れにくい材料とするには、カーホン質原
料を雄加することが有効である。カーホン質原料として
は、ピンチ、タール、樹脂などのように昇温途中で一度
液体となり、その後揮発分を散逸して固体のカーボンと
なるものと、黒鉛、コークスなどのように常温から高温
まで固体であるカーホンとかある。
前者のカーボンは一度液体となって耐火羽村を覆い、か
つ、揮発分を有するので添加JiFに対し残留カーボン
量が少なく、揮発分散逸後に気孔を形成し、気孔の多い
組織となるために、高温でのセラミンクポンド形成を阻
害する欠点かあるが、過焼結防止の効果が優れている。
後者の固体のカーホンは耐火材との接触面ではホンI・
を形成しないか、耐火材間のセラミンクボンI・形成を
阻害しない。
カーホン質原料はこれを添加する耐火物の使用部位に応
してピンチ、タール等のカーボンを使用するか、あるい
は黒鉛、コークス等を用いるかを選ぶ必要がある。例え
ば、黒鉛、コークスのみを添加した場合、ピッチ、ター
ル添加と比べてセラミックポンド形成が大きいため、こ
れらは機械的強度、耐食性が要求される部位における使
用に適している。しかし、使用条件によっては、表面層
のみの過焼結による構造スポーリングが発生することが
ある。それに対して、ピッチ、タール等を添加した場合
はこれらの軟化によるカーボンの分散、揮発分散逸後の
気孔率の増大による過焼結防止効果が優れているため、
高温で使用され、機械的強度、耐食性が特に要求されな
い部位への使用に適している。従って、使用条件に応し
てピッチ、タール等を使用するか、黒鉛、コークス等を
使用するか適宜選定するのが適当である。
またピンチ、タール等と黒鉛、コークス等とを混合して
使用してもよい。
第3図にカーホン源として黒鉛を使用した場合のカーボ
ンの添加量を変化させたときのスラグ侵食試験による侵
食比およびスラグ浸透厚さの比を示す。カーボンの添加
量は2〜8重量%の範囲が良好である。才だカーボン源
にコークスまたはピンチを使用した場合も、雄加量2〜
8重邦%の範囲で良好であった。カーボン添加量が2重
量%未満ではスラグ浸透防止効果が小さく、構造スポー
リングを防止できない。また、カーボン添加量が8重量
%を越えると耐食性に劣る。従ってカーボン添加量は2
〜8重量%を最適範囲とし、さらに好ましくは4〜7重
景重量ある。
前述のごとく、カーホンはスラグの浸透防出効果はある
が、使用時に酸化し易い。カーボンが酸化した場合、ス
ラグの浸透か容易に起こり、構造スポーリングを発生す
る。そこで、カーボンの酸化を防止する必要があり、S
iCについて検討し、好結果を得た。
SiCによるカーボンの醇化防止効果について検討した
結果を第4図に示す。木IKはカーホン源として黒鉛を
使用し、カーボン操加量を3重紙%とし、SiCの添加
量を変化させて流し込みにより作成した5 0 X 5
0 X 50 m mの立方体の試験片を大気中にて1
200°C×2時間熱処理した後における脱炭層の厚さ
を示す。
SiC添加量は、3〜12重量%の範囲でカーボンの醇
化防止に有効である。またカーボン添加量を8重量%と
じた場合もSiC添加量は3〜12重量%の範囲で同様
の効果が得られた。SiC添加量か3重量%未満では脱
炭層厚さが増加し醇化防止効果が小さい。また、SiC
を12重量%を越えて添加しても醇化防止効果に変化が
見られず、−労使用時に稼動面側でスラグおよび溶鋼と
の接触面積が大きくなり、損耗が助長される。
SiCの酸化防止作用は、表面での酸化によって5i0
2を生成し、5i02生成時の分子量、比重などの変化
により、約1.8倍の体積膨張を起こし、使用初期の表
面脱炭層を緻密化すると共にMgOなどとの反応により
、酸化防止膜を形成するためと推定される。
また添加するSiCの粒度は200gm以下が良好であ
る。SiCの粒子径が大きい場合、酸化防止膜が形成さ
れにくく、またスラグおよび溶鋼と接した場合、孔食を
起こすおそれがある。
また、この材#1に金属シリコンを添加すると耐酸化性
はさらに向上する。これは高温においてカーボンと金属
シリコンが反応しSiCを作ることによって強度を増大
し、かつ気孔を塞ぐためであると推定される。金属シリ
コンの添加は0.5〜4重量%が適当である。
前述のようにマグネシア質流し込み耐火物のスラグ浸透
に起因する構造スポーリングに関しては、カーボンとS
iCの添加によって防止できることが明らかである。し
かし、カーボンおよびSiCは、いずれもセラミンクホ
ントの形成を阻害し易く、強度低下による構造スポーリ
ングを発生し易い。
そこで、カーボンとSiCの共存下でもセラミックホン
トを形成し易いバイ7ダーについて研究した。
従来の流し込み耐火物に用いられるアルミナセメントは
、前述のごとく500〜1000℃での中間温度域にお
ける強度低下が著しく、さらにカーホン、SiCなどが
共存した場合、ポンド形成か阻害され、強度低下が助長
される。本発明者らは、カーボン、SiCを含むマグネ
シア質流し込み耐火物のバインダーとして、シリカツル
系バインダーが有効であることを確認し、該バインダー
の添加量を適正に規制することにより、カーホンおよび
SiCの共存下でもセラミンクボンドの発現効果が大き
く、構造スポーリングを起こさない材料を得ることがで
きた。
シリカゾル系バインダーは2価の金属イオンと反応して
ゲル化するもので、これを加えた本発明の流し込み耐火
物はR線径、ツルの凝集力、MgOとツルとの反応によ
るケル化およびMg。
−S i 02−H20系のいわゆるセメント結合など
により、初期硬化を起こす。
乾燥加熱過程では、i o o ’cで遊離水が蒸発し
、以後ゲルおよびMgO−3i 02−H20系結合の
分解などが徐々に起こる。同時にゾルは非常に微細な粒
子であるためセラミックポンドの形成も低温から起こり
、中間温度域における強度低下が小さい。ptS5図に
マグネシアを主体とする翻大原料にカーボン3重量%、
SiC6重h1%を加え、シリカツルをバインダーとし
た耐火物について、養生硬化後から1000’oまての
温度範囲における曲げ強さの変化を示した。本図からア
ルミナセメントポンド使用の場合に比ベシリカゾルを使
用した耐火物は、いずれの温度においても高強度を示す
ことが明らかである。また100°Cにおいて′M〜水
を蒸発した後の組織は、後刻のセラミンクボンドの発現
効果を左右するため、乾燥後に充填度の高い強固な組織
を確保することが重要である。
シリカゾル系バインダーの添加量は、耐火原料坏土の合
計100重量部に対して、5i02換算で0.2ないし
2重量部の範囲となるようにすることが必要であり、ま
たパインターは施工性に優れた濃度に調整することが必
要である。
シリカツル系パインターの5i02換算添加量が耐火物
坏土100重量部に対して0.2重量部未満の場合、ボ
ンドの発現効果が少なく、また2重、1ij一部を越え
て添加してもボンドの発現効果に差がなく、他力、高温
でマグネシアとの反応による融液生成量か多くなり、耐
食性が低下する。従ってシリカゾル系バインダーの添加
量は、耐火物坏土ioo正量部に対し5i02換算0.
2重量部〜2重量部に限定した。
以上のように、マグネシア質耐火原料にカーボンとSi
Cとを加えてスラグ浸透を防止し、かつシリカゾル系パ
インターを使用することによって、構造スポーリングの
発生しにくい優れた性能をもつマグネシア質流し込み耐
火物を得ることが可能となった。
実施例1 耐火原本21にマグネシア、アルミナ、シリカを使用し
、これにカーボン質原料および炭化珪素を捺加した本発
明によるマグネシア質流し込み耐火物6種について、転
炉スラグ(T、Fe:20重量%、CaO:40重量%
、5i02:20重里%、MgO+ 9重量%)による
スラグネーボール侵食試験を行った。
供試体はマグネシア質耐火材を主体とし、これにカーホ
ン、SiCを添加し、シリカゾルの7重量%液をマグネ
シア質嗣火材100重量部に対して7.8〜8.2重量
部添加し、況練流し込みにより寸法40mmX40mm
X120mmに成形した。
従来例としてカーボン、SiCを添加せずアルミナセメ
ントをパインターとしたもの1種、比較例として、Si
Cの添加量の少ないものおよびSiCは適量であるがア
ルミナ十メンi・をバインダーとしたもの2種について
も(71ぜて試験した。
試験には、第6図に示す回転侵食試験機を使用した。第
6図(a)は回転侵食試験機の横断面[Δ、第6図(b
)は縦断面図で矢印は回転方向を示す。図において、■
は本発明の実施例の供試体、2は従来例または比較例の
供試体、3はスラグ、4は刀スパーナである。供試体1
および2は40 m m X 120 m mの面を内
側にし、12角形筒状の炉を形成した。酸素−プロパン
バーナ4で供試体1,2を加熱し、熱間でスラグ3を試
験機内に投入して回転させ、所定時間経過後スラグ3を
υ1出し、圧縮空気によって供試体を強制空冷した。
試験条件は、1650°cxi時間の条件を3回繰返し
、試験後の供試体の断面から侵食量、スラグ浸透層厚さ
、亀裂の有無などを調べた。供試体の特性と3回繰返し
実験による耐食性の乎均値および亀裂発生の有無などの
結果を第1表に示す。
第1表から明らかなように、カーボンおよびSiCを含
まずセメントポンドを用いた従来例では、侵食量および
スラグ浸透層の厚さともに大きく、加熱面に沿った亀裂
が発生した。また、比較例のごとく、SiC添加量の少
ない場合、あるいハ黒鉛、SjCを添加してもセメント
ボンドを使用した場合は、スラグ浸透、亀裂発生を起こ
しており、耐食性の低下などが見られるのに比べ、未実
施例では、侵食量が少なく、スラグ浸透もなく、さらに
亀裂発生も見られず、優れた結果を示した。
実施例2 第1表の従来例、実施例(11および実施例(6)と同
一の耐火物を用いてそれぞれ高さ460mmX幅500
mmX厚さ130mmのプレキャストブロックを流し込
みにより製作し、これらを270トン溶鋼取鍋のスラグ
ラインに張り分け、40チヤージの使用を行った。
上記プロ・ンクの使用後の切断面から損耗速度比、スラ
グ浸透層の厚さ、亀裂の有無などを調査した結果および
稼動中の状況を第2表に示す。
第2表から、従来例では、損耗比が大きく、スラグ浸透
も約50mmに達し、スラグ浸透層の背面部に稼動面に
平行な大きな亀裂が見られ、明確な構造スポーリングの
発生による剥離が認められた。また、実施例+11およ
び(6)の試料は損耗比が小さく、スラグの浸透および
亀裂の発生も認められず良好な結果を示した。
この使用後のブロックについて稼動面からの距z1に対
するCaOの浸透距離をめ第7図に示した。従来例では
、約45mmの浸透距離を示したのに対し、実施例の(
11および(6)ではいずれも10mm以内の浸透にと
どまっており、スラグ浸透が起こりにくいことが明らか
である。
本発明の流し込み耐火物は、溶鋼、高塩基度スラグ、高
FeOスラグに対する1#用性が大きいので、溶鋼処理
容器の内張りのみでなく、タンティッシュの内張り、溶
鋼精錬用ランスチューブなど流し込み耐火物を用いる過
酷な条件箇所に広く応用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は平均気孔径を変化させたマグネシア質
耐火物のスラグ浸透状況を示すグラフ、第3図はカーボ
ン添加量を変化させたマグネシア質流し込み耐火物の耐
食性の最適範囲を示すグラフ、第4図はSiC添加によ
るマグネシア質流し込み耐火物の耐酸化性の最適範囲を
示すグラフ、第5図はバインダーの強度を示すグラフ、
第6図は回転侵食試験機の(a)横断面図、(b)縦断
面図、第7図は現場張り分は実験後の回収ブロックのス
ラグ浸透状況を示すグラフである。 1・・・実施例の供試体 2・・・従来例または比較例
の供試体 3・・・スラグ 4・・・ガスハーナー 第1図 +1J llJ JIJ 4Ll ’)υ 6070穆
勤面力・らの距離(−) :)L ’57All (9Ll%) 第5図 祿勧面力・らの距離(m−) 第6図 (Q) −r−糸売補正書(自発) 昭和58年8月16日 特許庁長官 若杉和夫殿 1、事件の表示 昭和58年 特許硬 第125750号2、発明の名称 塩基性流し込み耐火物 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番28号(125
)川崎製鉄株式会社 代表者 八 木 端 浩 4、代理人 〒106 TX03 (583) 256
8(イ)mi書 (ロ)明細書の「特許請求の範囲jの欄、「発明の詳細
な説明」の欄、「図面の簡単な説明jの欄 (ハ)図面 6、補正の内容 (1) 願書を別紙の通り訂正する。(特許法第38条
ただし書の規定による特許出願に変更する。) (2、特許請求の範囲の記載を別紙の通りに訂正する。 (3) 明細書の第2頁第18行目〜19行目に「マグ
ネシア質Jとあるのを「マグネシア質またはマグネシア
やアルミナ質」と訂正する。 (4) 明細書の第3頁第4行目に「有するが、使用時
に」とあるのを下記の通り訂正する。 記 「有する。マグネシア・アルミナ質耐火物は溶鋼および
溶融スラグに対する耐食性に優れ、また不焼成または不
定形耐火物として使用すると使用中に高温にさらされる
ことによってマグネシウム・アルミニウム・スピネルを
生成し、このスピネル生成反応は体積膨張を伴なうので
耐火物に適度の残存膨張性を刊与することができる利点
も有している。さらにマグネシア骨材中にスピネルが分
散して存在するので耐熱スポーリング性に優れる。 しかし、従来のマグネシア質またはマグネシア・アルミ
ナ質耐火物は、使用時に」 (5) 明細書の第3頁第13行目に「マグネシア質」
とあるのを「マグネシア質またはマグネシア・アルミナ
質」と訂正する。 (6) 明細書の第4頁第5行目、同第7〜8行11、
同MS9行目、第20行目に「マグネシアタ10 とあ
るのをそれぞれ「マグネシア質またはマグネシア争アル
ミナ質jと訂正する。 (7) 明細書の第2頁第18行目と第20行目との間
に下記を挿入する。 記 U′また本発明の第2の発明はマグネシア質耐火原本−
1に粒径1mm以上のアルミナ質原料1〜10爪量%、
粒径1+nm未満44μm以上のアルミナ賀原料3重量
%以下、粒径44gm未満のアルミナ質原料5〜15爪
量%、カーホン質原料2〜8重量%、粒径200μm以
下の炭化珪素3〜12重蚤%を加えた耐火物坏±100
重が部に5i02換算0.2〜2重M部のシリカゾル系
バインダーを添加してなる塩基性流し込み耐火物を要旨
とする。A (8) 明細書の第5頁第6行目、第6頁第1行目に「
マグネシア質Jとあるのを「マグネシア質またはマグネ
シア・アルミナ質、lと訂正する。 (9) 明細書の第13頁第7行目と第8行目との間に
下記を挿入する。 記 α゛次に、」二記説明のマグネシア質耐火原料を上成分
とする耐火原料にアルミナを粒度別の適正な配合により
加えた原料では、適正な残存1膨張を得ることができ、
さらにカーボン質原料と炭化珪素を加え、シリカゾル系
のパイングーを添加することによって、スラグ浸透防止
と構造スポーリング発生防止の効果を(Jl有させた優
れた流し込み耐火物を得ることができる。 アルミナの配合については、」二記マグネシア質耐火原
料と、アルミナとカーボン質原料と炭化珪素に対して、
粒径1mm以上(以下粗粒と記す)のアルミナを1−1
0重量%、粒g 1mm未満44ルm以上(以下中粒と
記す)のアルミナを3重量%以下、粒径44ルm未満(
以下微粉と記す)のアルミナ5〜15重量%を配合する
。 取鍋用耐火物には適度な残存膨張が長時間継続するとい
うことが要求ぶれる。残存1膨張が小さすぎるかまたは
使用途中から膨張が継続しなくなると、使用中に流し込
み材に発生した亀裂が拡大し、その部分が大きく損傷さ
れ、全体の寿命低下をきたす。一方、残存膨張が大きく
なり過ぎると取鍋上辺の耐火物押え金物を上方へ押しJ
−げて変形させる。このとき耐火物押え金物の強度が強
ければ、流し込み材が使用中にnjj方へ張り出し、つ
いには剥離するという現象が起こる。 残存膨張を継続させるには、粗粒のアルミナを1〜10
重量%添加することによって達成することができる。こ
の粗粒のアルミナの添加量は1重量%未満では十分な残
存1膨張量が得られず、10重塁%を越える場合は残存
膨張が大きくなり過ぎる。従って1〜10重量%とし、
さらに好ましくは3〜7重量%である。 中粒のアルミナは、1350℃、2時間の焼成後には全
てマグネシアと反応してスピネルとなる。そのため、中
粒のアルミナを添加すると残存膨張は大となるが、その
膨張は継続性がない。従って中粒のアルミナの添加は好
ましくなく、3重量%以下の範囲とする6 3重量%を
越える量を加えると残存膨張量が大きくなり過ぎる。好
ましくは、全く含まないことである。 微粉のアルミナ添加量は5重量%未満では十分な耐熱ス
ポーリング性が得られず、15重量%を越えた場合残存
1膨張が大きくなり過ぎて不都合である。好ましくは5
〜12重量%である。 なお、不可避的に混入する不純物およびマグネシアのス
レーキング防止のためのミクロシリカ、粘度等を数%含
有することは差支えない。 またマグネシアが55重量%未満となると耐食性が低下
するので好ましくない。好ましいマグネシア量は70〜
80%である。 さらに、原料中にあらかじめマグネシア・アルミナ・ス
ピネルを添加しておいてもよい。 第6図は、マグネシア質耐火原料に、種々の配合の粗粒
、中粒、微粒のアルミナを加え、さらに黒鉛3重量%、
炭化珪素6重量%を添加し最大粒径6mmの最密充填配
合としたマグネシア・アルミナ系流し込み材の1300
 ’O繰り返し残存膨張率を示すグラフである。第6図
に示す実施例、比較例のそれぞれのアルミナの粒度別含
有量は第1表の通りである。Q (10) 明細書の第13頁第13行目と第14行目と
の間に下記を挿入する。 記 「さらにマグネシア質耐火原料に適正粒度のアルミナを
添加し、これにカーボン、炭化珪素を加え、かつシリカ
ゾル系のバインターヲ用いることによって、スラグ浸透
を防止し、適度な残存膨張性を有し、かつ構造スポーリ
ングを発生しない、耐食性に優れたマグネシア−アルミ
ナ質の流し込み耐火物を得ることが可能となった。」 (11) 明細書第14頁第12行目に「しだもの2種
」とあるのを、「したもの、および粗粒アルミナを含ま
ないもの計3種jと訂正する。 (12) ’Jj#11)M14UM14行IEl、:
1S15行目、第16行目に1第6図、Iとあるのをそ
れぞれ「第7図Jと訂正する。 (13) 明細書第15頁第10行目、第12行目にr
第1表Jとあるのをそれぞれ「第2表」と訂正する。 (14) 明細書第16頁第4行目に「第1表」とある
のを「第2表」と訂正する。 (15) 明細書第16頁第12行目、第13行目に「
第2表Jとあるのをそれぞれ「第3表」と訂正する。 (16) 明細書第17頁第1行目にr第7図」とある
のを「第8図jと訂正する。 (17) 明細書第17頁第5行目と第6行目との間に
下記を挿入する。 記 「実施例3 第2表に示した従来例、比較例(3)および実施例(1
)と同一の流し込み材265トンを、それぞれ溶鋼取鍋
側壁に流し込み施工し、使用した。 従来例では10チヤージ使用後に構造スポーリングと見
られる表面剥離が起とり、29チヤージ使用後使用を停
止した。 比較例(3)では使用中に発生した稼動面に垂直な亀裂
が大きく拡がり、その部分が先に損傷し実施例filの
耐火物では、45チヤージ使用後に使用を停止したが、
使用中に表面剥離、表面の張り出し、取鍋上辺の押え金
物の変形など何れも発生しなかった。また構造スポーリ
ングの発生もなかった。A (18) 明細書17頁の次に別紙の第1表を挿入する
。 (19) 明細書第18頁の第1表を削除し、代りに別
紙の第2表を挿入する。 (20) 明細書第19頁に「第2表」とあるのを「第
3表」と訂正する。 (2工) 明細書の第20頁第8行目〜第9行目に1′
第6図は回転・・・・・・jとあるのをf第6図は13
00′Cにおける繰り返し残存膨張の結果を示すグラフ
、第7図は回転・・・・・・Jと訂正する。 (22) 明細書第20頁第1θ行目に1第7図1とあ
るのを「第8図jと訂正する。 (23) 図面中の第6図、第7図を添付図面の通り訂
正する。(図番を「第6図」を「第7図」に、「第7図
」を「第8図」にそれぞれ訂正する) (24) 別紙の通り第6図を追加する。 7、添伺書類の目録 (1)特許請求の範囲 1通 (2)第1表 1通 (3)第2表 1通 (4) 図面 3葉 (5)訂lE願書 1通 特許請求の範囲を下記の通り訂正する。 記 1 マグネシア質耐火原料を主成分とする耐火原料にカ
ーボン質原料2〜8重量%、粒子径200ルm以下の炭
化珪素3〜12重量%を加えた削大物坏+100重量部
に、5j02換X0.2〜2重量部のシリカゾル系のパ
インターを添加してなる塩基性流し込み耐火物。 込Jk法1昼 第6図 ■−−− 瓢軽回級(回) (Q) 1 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ■ マグネシア質耐火原料を主成分とする耐火原石にカ
    ーホン質原料2〜8重量%、粒子径200 p、m以下
    の炭化珪素3〜12重量%を加えた耐火物坏±100重
    量部に、5i024? 7j 0.2〜2重量部のシリ
    カゾル系のパイングーを添加してなる塩基性流し込み耐
    火物。
JP12575083A 1983-07-11 1983-07-11 塩基性流し込み耐火物 Pending JPS6016874A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61101471A (ja) * 1984-10-19 1986-05-20 川崎炉材株式会社 塩基性不定形耐火物
JP2015528790A (ja) * 2012-07-27 2015-10-01 レフラテクニック ホルディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングREFRATECHNIK Holding GmbH 耐火性製品およびその製品の使用
JP2019123635A (ja) * 2018-01-15 2019-07-25 黒崎播磨株式会社 マグネシアアルミナカーボンれんが

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61101471A (ja) * 1984-10-19 1986-05-20 川崎炉材株式会社 塩基性不定形耐火物
JP2015528790A (ja) * 2012-07-27 2015-10-01 レフラテクニック ホルディング ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングREFRATECHNIK Holding GmbH 耐火性製品およびその製品の使用
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