JPS60168731A - ポリエステル製スタンパブルシ−ト - Google Patents

ポリエステル製スタンパブルシ−ト

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JPS60168731A
JPS60168731A JP2293284A JP2293284A JPS60168731A JP S60168731 A JPS60168731 A JP S60168731A JP 2293284 A JP2293284 A JP 2293284A JP 2293284 A JP2293284 A JP 2293284A JP S60168731 A JPS60168731 A JP S60168731A
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JP
Japan
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resin
weight
sheet
acid
stampable
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Pending
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JP2293284A
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English (en)
Inventor
Toru Matsubayashi
徹 松林
Yoshinari Ogawa
小川 善也
Noriyuki Akagi
則行 赤木
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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Publication date
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Publication of JPS60168731A publication Critical patent/JPS60168731A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱可塑性ポリエステル樹脂のスタンパブルシー
トに関し、更には自動車用外装部品等、良好な外観、優
れた耐熱寸法安定性及び機械的強度を要求される成形部
品をスタンピング成形し得るポリエステル製スタンパブ
ルシートに関する。
従来技術 従来から知られているポリエステル製スタンパブルシー
トとしては、例えばポリエステル樹脂を含む熱可塑性樹
脂シートの表面層に比較的繊維長の短かいガラス繊維或
は粒状充填剤を含有する層を積層化する仁とにより表面
平滑性を向上せしめたシート(%開閉52−40588
号公報)、繊維補強剤としてマット状形態のものを使用
し耐衝撃性を向上せしめたシート(特開昭55−152
058号公報)、炭素繊維補強剤を使用したマットを用
いたもの(特開昭57〜120409号公報)、ポリエ
ステルエラストマ−を混合せしめることにより耐衝撃性
を向上せしめたシート(特開昭57−131232号公
報)。
エチレンとエチレン型不飽和カルボン酸の共重合体を混
合せしめて低圧でのスタンピング成形を可能としたシー
ト(特開昭57−137349号公報)等がある。
しかしながら、これらよシスタンピング成形した成形品
はガラス補強剤の表面への浮出し、表面の微細なりラッ
ク、耐熱寸法安定性が劣る等の欠点を有しており、特に
外観が良好であることを要求する分野の成形品にめられ
ている特性を充分には満たしていない。
発明の目的 本発明の目的は、上述の欠点を改良した、良好な外観を
有し、優れた耐熱寸法安定性及び機械的強度を有するス
タンプ成形品を成形し得るポリエステル製スタンパブル
シートを提供することにある。
発明の構成 本発明の目的は、 囚 ポリエチレンテレフタレート樹脂80〜5重景係及
びポリブチレンテレフタレート樹脂20〜95重量係か
らなる熱可ffl性ポリエステル樹脂100重量部を、 (6) ガラス長繊維よりなるマット5〜100重量部
に含浸せしめてなる ことを特徴とするポリエステル製スタンバプルノートに
よって達成される。
本発明において用いられるに)成分のポリエチレンテレ
フタレート樹脂とは、酸成分としてテレフタル酸または
そのエステル形成性誘導体を用い、グリコール成分とし
てエチレンクリフールまたはそのエステル形成性誘導体
を用いて得られるポリエチレンテレフタレートを主たる
対象とするが、そのテレフタル酸成分及び/又ハコチレ
ングリコール成分の一部を共重合成分で置き換えたもの
でも良い。かかる共重合成分としては例えば、イソフタ
ル酸、フタル酸;テトラブロムフタル酸、テトラブロム
テレフタル酸ノ如きハロゲン置換フタル酸類;メチルテ
レフタル酸、メチルテレフタル酸の如きアルキル散播フ
タルρ類;2,6−ナフタリンジカルボン酸。
2.7−ナフタリンジカルボン酸、115−ナフタリン
ジカルボン酸の如きナフタリンジカルボンI’ll M
 ; 4,4’−ジフェニルジカルボン酸、3.4’ 
−ジフェニルジカルボン酸の如きジフェニルジカルボン
酸s ; 4,4’−>フコー/キシエタンジカルボン
酸等の芳香族ジカルボン酸類;コハク酸。
アシヒン酸、セバシンe、アゼライン酸、デカジカノ1
ボン酸、ンクロヘキサンジカルポン酸などの如き脂肪族
または脂環族ジカルボン酸類:トリメJレンゲリコール
、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール、
1.4−シクロヘキサンジメタノール等の如き脂肪族ま
たは脂環族ジオール類;ハイ14 +yキノン、レゾル
シン等のごときジヒドロキシベンゼン類;2.2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)スルホン等のごときビスフェノール類
;ビスフェノール類とエチレングリコールの如きグリフ
ールとから得られるエーテルジオールなどの如き芳香族
ジオール類;ε−オキシカプロン酸、ヒドロキシ安息香
酸、ヒドロキシエトキシ安息酸等の如きオキシカルボン
酸類等があげられる。
これらの共重合成分は一種または二種以上用いることが
でき、またその割合は全ジカルボン酸(オキシカルボン
酸はその半分量がカルボン酸として計算)当り20モル
係以下、特に10モル係以下であることがスタンプ成形
品の耐熱寸法安定性が優れるため好ましい。
更に、上述のポリエチレンテレフタレートに分岐成分、
例えばトリカルバリル#Ilトリメリシンr11.トリ
メリット酸のごとき三官能、もしくはビルメリット酸の
如き四官能のエステル形成能を有する酸、及び(または
〕グリセリン。
トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット埠の如き
三官能もしくは四官能のエステル形成能を有するアルコ
ールを、1.0モル係以下、好ましくはO,Sモル係以
下、更に好ましくは0.3モルチ以下の割合で共重合せ
しめても良い。
本発明で用いられるポリエチレンテレフタレート樹脂の
極限粘度は、オルソクロロフェノール溶媒を用い35℃
にて測定したとき、0.35以上、更には0.45以上
、特に0.50以上であることが好ましい。極限粘度の
上限は、ポリエチレンテレフタレートの重合限界である
が、経済性又はガラスマットとの積層の容易さより0.
9以下、更には0.8以下とするのが好ましい。
上述のポリエチレンテレフタレート樹脂は通常の製造方
法、例えば溶融重合反応またはこれと固相重合反応とを
組合せた方法等によって製造できる。
本発明において用いられるに)成分のポリブチレンテレ
フタレート樹脂とは、酸成分としてテレフタル酸又はそ
のエステル形成性誘導体を用い、グリフール成分として
テトラメチレングリコール又はそのエステル形成性誘導
体を用いて得られるポリブチレンテレフタレート樹脂を
主たる対象とするが、そのテレフタル酸成分及び/又は
テトラメチレングリコール成分の一部を共重合成分で置
き替えたものでも良い。
かかる共重合成分としてはポリエチレンテレフタレート
樹脂の共重合成分として示した化合物(但しテトラメチ
レングリコールを除く)及びエチレングリコールを挙げ
ることがで営る。
上述のポリブチレンテレフタレート樹脂の極限粘度は上
記ポリエチレンテレフタレートと同一の条件で測定した
とき、0゜4以上、更には0.5以上であることが望ま
しい。
また、上述のポリブチレンテレフタレート樹脂は通常の
製造方法、例えば溶融重合法、固相重合法等によって製
造することができる。
本発明におけるポリエチレンテレフタレート樹脂とポリ
ブチレンテレフタレート樹脂の混合割合は80〜5重量
係重量0〜95重量係の範囲である。更に望ましくは7
0〜5重量%対30〜95重量係、特に望ましくは50
〜5重量係重量0〜95重量係である。ポリエチレンテ
レフタレート樹脂の混合割合が5重量%未満では耐熱性
の改良効果が低くかつ成形品の金型形状の再現性が低下
し、一方80重量係より多いと成形品表面に微細なりラ
ックが入り易く、成形条件の範囲が狭くなるか、成形品
の外観が悪くなるため、好ましくない。
本発明において用いられるの)成分のガラス長繊維より
なるマットとしてはガラス長繊維径をD〔μ〕、収束本
数をN〔木〕としたときにDXN/π≦工θ00(π:
円周率)となる様収束せしめたマットを使用する。この
範囲を越えたマットを使用するとスタンプ成形品表面へ
のガラス繊維滓出しが顕著となり、好ましくない。#K
D XN/π≦SOOの範囲が好ましい。これらは市販
されているスタンプ成形用マットの中から入手できる。
また、スタンプ成形品を曲げたときのきしみ音に対して
、ガうス#I緋は収束剤(例えばポリ酢酸ビニル、ポリ
エステル系収束剤)、カップリング剤(例オばシラン化
合物、ポラン化合物等)、その他の表面処理剤で処理さ
れていることが好ましく、更にまた、熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂等の樹脂で被覆されていても良い。曲げ時の
きしみ音は、スタンプ成形品内の樹脂成分と、ガ→りl
II維マットとの接着性が劣るときに発生するものと思
われるが、この様な成形品は機械的%性が劣る。
ガラス長繊維よりなるマット(6)の使用割合は^成分
、或はこれに(C)〜(6)成分の少くとも一種を混合
してなる樹脂組成物100重量部当り5〜100重量部
であり、53に置部よりも少いと機械的%注が著しく劣
り、また100重量部よりも多いとスタンプ成形時の流
動性及び成形品の形状・外観が不良となる。
本発明のスタンパブルシートは熱可塑性ポリエステル樹
脂を、ガラス長繊維よりなるマットに含浸させることに
よって得られる。含浸は通常熱可塑性ポリエステル樹脂
のシートとガラス長繊維よりなるマットとを所望の枚数
重ね合せ樹脂成分が溶融する温度以上で熱プレスするこ
とKよって行うことができる。
本発明のポリエステル製スタンパブルシートには、樹脂
成分の物性改善剤を配合することができる。特に充てん
剤、核剤、エポキシ化合物等を配合することは好ましい
本発明にお(゛て配合し得る充てん剤(Qとしてはガラ
スv綾維、アスベスト、炭素線維、芳香族ポリアミド線
維、チタン酸カリウム[#、 スチールU!維、セラミ
ック繊維、ボpンウイスカーゆ維、tamカルシウム繊
維等の如き長さの短い繊維状物、マイカ、シリカ、タル
ク、炭酸カルシウム、ガラスピーズ、ガラスピ−クス。
クレー、ウオラストナイト(Sin、とCaOとの混合
物)等の如き、針状、粉状9粒状或いは板状の無機フィ
ラーが例示される。これらのうち繊維状物としてはガラ
ス繊維以外の繊維状物、更にはアスベスト、チタン酸カ
リウム繊維が好ましく、針状無機フィラーとしては針状
のウオラストナイトが好ましく、板状無機フィラーとし
てはマイカ、ガラスフレークス、更にはマイカが好まし
く、粉状無機フィラーとしては粉状のウオラストナイト
、タルク、炭酸カルシウム更には粉状のウオラストナイ
トが好ましい。これらは特に■針状のウオラストナイト
、■アスベスト及びチタン酸カリウム繊維、■粉状のウ
オラストナイト及びマイカ、■タルク及び炭酸カルシウ
ム、■ガラスピ−クスの順で好ましい(■が最も好まし
い)。この順序はガラスマット成形品表面への浮出しを
防止する作用、その他の特注からのII序である。
これらの充てん剤は、通常補強材2表面改質材として、
或いは電気的、熱的その他の特性改質を目的として配合
されるが、特にスタンプ成形品表面へのガラスマットの
浮出しを防止する目的で配合される。
本発明において伸)成分の添加は、添加によるガラスマ
ットの成形品表面への浮出し防止効果発現や過剰添加に
よるポリエステル樹脂本来のすぐれた特性の損失や成形
上の問題特に流動性の低下などを考慮してきめられ、そ
の配合液はポリエステル樹脂100重量部当り(C)成
分の総量が100道量部をこえないことが望ましい。
また伸)成分な添加するときにはこの添加量を5重量部
以上とするのが好ましい。C)成分の添加量が1cIO
重Jtsを超える場合忙は、スタンパブルシートの溶融
流動性が著しく劣り、形状の也好な成形品を得ることが
出来ず、更に又C)成分添加に伴う強度や耐熱性その他
の特注に対する向上効果は飽和忙達するために好ましく
ない。
本発明において用いられる(DJ成分の核剤はポリエチ
レンテレフタレート樹脂の結晶核剤として一般に用いら
れている公知の化合物が主たる対象となるが、これらに
特定される本のではない。例えば特公昭44−7542
号公報記載の炭素粉、中性粘度1周期律表第11族金属
の酸化物、硫酸塩、燐酸塩、けい酸塩、ステアリン酸塩
、安息香酸塩、サリチル酸塩、酒石酸基;特公昭4 B
−26222号公報記載の微細なピロフェライト;特公
昭413−7180号公報記載の二酸化チタン;特公昭
46−29977号公報記載の安息香酸ナトリワム;特
公昭47−3025号公報記載のタルク、石膏;特公昭
47−13137号公報記載のモンクンワックス塩、モ
ンクンワックスエステル塩: % 公昭47’ −14
502号公報記載のテレフタル酸リチウム。
ステアリン酸ナトリウム、安息香酸カリウム;特公昭4
7−25850号公報記載の窒化硼素;特公昭47−2
7142号公報記載の有機スルホン金属塩;特公昭47
−27780号公報記載の飽和第3モノカルボン酸混和
物の中性又は一部中和した塩又はエステル塙;特公昭4
7−32435.48−4097.48−4098号公
報記載のモノ又はポリカルボン酸のナトリウム、リチウ
ム、又はバリウム塩;特公昭48−12361号公報記
載のアルカリ土類金属又はチタニウム、ゲルマニウム、
アンナモン、タンダステン、マンガンの金属グリコレー
ト;特公昭45−26225号公報記載のα−オレフィ
ンとα、β−不飽和カルボン酸塩とからなるイオン性共
重合体などが挙げられる。
これらの核剤の配合量は、核剤の種類や形状等によって
その効果を発現させる量が異るため一本に規定すること
はできないが、通常ポリエステル樹脂(A)に対して量
も少ない場合には0.05重重量%最も多い場合には1
0重量憾の範囲から選ばれる。核剤の種類、形状等によ
って選ばれる好ま(い添加量は、例えば特公昭44−7
542.45−26222.45−26225゜46−
7180.46−299F+7.47−302Fi、4
7−13137.47−14502゜47−25850
.47−27142.47−27780.47−324
35.48−4097゜48−4 ++ 98. 48
−1286]号公報等に記載され−(いる量である。し
かして、核剤の添加量が少なすぎる場合には核剤として
の効果が発現されず、逆に添加量を多くシ適ぎても核剤
としての作用効果が増大されることがない。
また、本発明のスタンパブルシートには溶融粘度安定性
、スタンプ成形時のマット流動性。
耐加水分解性改良等の目的で、各種のエポキシ化合物(
ト)を添加しても良い。エポキシ化合物としては、例え
ばビスフェノールAとエビクロヒドリンを反応させて得
られるビスフェノールAmエポキシ化合物、各種グリコ
ールやグリセロールとエビクロヒドリンとの反応からな
る脂肪族グリシジルエーテル、/ボラック樹脂とエビク
ロヒドリンより得られる/ボラック型エポキシ化合物、
脂環族化合物から得られる脂環族化合物型エポキシ化合
物、芳香族もしくは脂肪族カルボン酸型エポキシ化合物
などが好ましく特に好ましいエポキシ化合物としてはビ
スフェノールA型エポキシ化合物及び低分子量ポリエチ
レングリフールのジグリシジルエーテル、テレフタル酸
又はフタル酸ジグリシジルエステル及びα−オレフィン
とα、β−不飽和酸のグリンジルエヌテルとからなるオ
レフィン系共重合体が挙げられる。エポキシ化合物@)
の添加割合は、上記効果を発現させるためポリエステル
樹脂100重量部に対し0.1重量部以上とし、上限も
20重量部とするのが好ましい。20重量部より多く添
加しても上記効果は増大されず、逆に機械的強度の低下
が生じる。
本発明の樹脂成分には、更に他の%性向上を目的として
種々の添加剤を配合することができる。この様な添加剤
としては例えば、離燃性改良を目的として、デカブロモ
ビフェニルエーテル、オクタブーモビフェニルエーテル
、ヘキサブロモビフェニルエーテル、ハロゲン化ポリカ
ーボネートオリゴマー(例えば臭累化ビスフェノールA
を原料として製造されたポリカーボネートオリゴマー 
)、ノーpゲフ化エポキシ化合物等の如キノ・ロゲン含
有化合物:赤りん、燐化合物、ホスホン酸アミドの如ぎ
りん一窒素化合物など:難燃助剤(例えば三酸イヒアン
チモン、硼酸亜鉛等)等が挙げられる。更には耐熱性向
上を目的として、ヒンダードフェノール化合物。
硫黄化合物等の如き酸化防止剤或いは熱安定剤を添加す
ることもできる。その他の添加剤としては紫外線吸収剤
、酸化防止剤9着色剤、滑剤。
離型剤、帯電防止剤9発泡剤等が例示される。
また少量の割合で他の熱可塑性樹脂、例えばステロール
樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン。
ポリプロピレン、フッ素樹脂、ポリアミド樹脂。
ポリカーボネート樹脂、ボ11スルホン等:熱硬イビ注
樹脂例えばフェノール樹脂、メラミン樹脂。
不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂等二叉には軟
質熱可塑性樹脂、例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体
、ポリエステルエラストマー等を添加しても良い。
本発明のポリエステル製スタンプ(プルシートは一般の
熱可塑性樹脂製スタンプ(プルシートの成形機によって
通常の方法で容易に成形することが回前である。その際
、金型温度は樹脂融点υ下、更には20 o ℃以下と
するのが好ましい。
また極めて良好な結晶性を有しており従来品に比較して
優れた成形性を有し且つ得られた成形品の外観註畦、耐
熱寸法安定性は著しく優れている。
実施例 以下実施例により本発明を詳述する。尚、実側倒中の各
種I!IF性の測定は以下の方法によった。
また実施例中記駅のポリエステル樹脂の極限粘度はオル
ソクロロフェノール溶液中35℃にて測定した値である
ill 熱変形温度: ASTM−0648に準拠、荷重264PS+で測定し
た。
(21静的強度: 引張試験・・・・・・・・・ASTM D−638に準
拠。
曲げ試験・・・・・・・・・ASTM D−790K準
拠。
(3) 表面平滑性: 平板状スタンプ成形品表面にアル5ニウムを蒸着した後
、静電容量式表面粗さ針(■メトロール社・商品名サー
フタッチ、検出部:平面測定用プクーブTP−401型
)により、表面粗度を測定した。評価は、−メトロール
社製型式8B−03−2比較用アラサ標準片の正面フラ
イス板粗さとの相対比較で、以下の通りとした。
(4) 表面微細クラック スタンプ成形した平板の表面又は成形後所定温度で所定
時間熱履歴を与えた後室温迄冷却した平板の表面を肉眼
にて或いは倍率10倍の拡大鏡にて観察(視野的20m
mφ)し、表面状態を以下の通り評価した。
(5) 周辺クラック スタンプ成形した平板又は成形後所定条件にて熱処理し
た平板の側面のクラック発生状況を観察し、以下の通り
評価した。
*微細クラックが若干あり (6) ガラスマットの流動性 縦110rnmX横55關、厚み約3111mのスタン
パブルシートを2枚重ね赤外線式ヒーターによりシート
の両面を加熱して、シート内の樹脂を溶融せしめた後、
内寸法が縦130關×横130mm+ 厚みは挿入樹脂
量により任意に変え得る金型の中央部に挿入し、直ちに
スタンプ成形して130mmX 130alffl、厚
み2〜3aI11程度の平板を成形。得られた成形品内
のガラスマットの流動状態を軟X線写真により測定し評
価した。評価は以下の通りとした。
(7) 曲げ変形時キシミ音 130市×130關×厚み2 mmのスタンプ成形平板
の両端を固定し、中央部が2〜3 mm程度曲げ変形が
生じる程度の荷重を中央部に繰り返し加えた際のキシミ
音有無を測定した。
(8) タレ性 110QIIX 110mmX厚み3011nのスタン
パブルシートの両端を有効長200mm、5011Wの
赤外線ヒーター65本により一定発熱量で加熱し、加熱
開始からシート内の溶融ポリマーがシートの下端より5
0m、の位置にタレ落ちる迄の時間を測定し、評価した
タレ時間 90秒以上 0 極めて良好タレ時間 60
〜90秒未満 ○ 良 好タレ時間 3(1〜60秒未
満 △ やや不良タレ時間 30秒未満 x 不 良 (9) 耐熱寸法安定性 内寸法がfig 130 mm X横13 、、、D、
 in 、厚み2〜3唯の平板金型にて平板をスタンプ
成形し、次の式により熱収縮率を計算した。
但し成形品寸法とは成形後25℃の室温で24時間放置
後の寸法であり、熱処理後寸法とは上記成形品を160
℃で4時間アニーリングした後25℃の室温で24時間
放置後の寸法である。
評価は以下の通りとした。
帥 軟化温度 ビカット式軟化点測定装置により測定した。
実施例1及び比較例1 極限粘度0.81のポリエチレンテレフタレート樹脂(
PET)と極限粘度1.1のポリブチレンテレフタレー
ト樹脂(PBT )とを図−1〜4に示す割合でブレン
ドし、140℃の熱風乾燥機で5時間乾燥後68關φの
押出機でバレル温度270℃にて溶融混線せしめたのち
押出機ダイスよりシート状溶融物を吐出せしめ、直ちに
冷却ドラムにて冷却して厚み約1mmのシートを得た。
次いで該シートとガラスマット■とを100重量部、3
0重量部の割合で重ね合せ、両側を厚み0.5mmのス
テンレス板ではさみ、270°Cの温度で熱プレスして
樹脂分を溶融せしめガラスマット内に浸透せしめたのち
、ステンレス板ではさんだまま取り出し、別途20℃〜
30℃の温度に保っである型板にて冷プレスして厚み2
〜4關のスタンパブルシートを作製した。
次いで該スタンパブルシートを110mmX110關の
大きさに切断し、赤外線式ヒーターにより、シートの両
面を加熱してシート内の樹脂分を溶融せしめた徒、内寸
法が縦130mmX横IROmm厚みを挿入樹脂量によ
り任意に変え得る金型内に挿入し、直ちにスタンプ成形
して130關X130關厚み2〜3 ff1lllの平
板を成形した。結果を図−1〜図−4に示す。
図−1はポリエステル樹脂に占めるPBTの混合割合と
スタンプ成形金型温度を変えてスタンプ成形品表面の微
細クランク状況を評価した結果を示す図である。更に図
−1に斜線(実線)を施した部分が 極めて良好 な表
面状態の範囲、点線斜線を施した部分が”良好な”な表
面状態範囲を各々示す。
図−2は図−1と同様にポリエステル樹脂に占めるPB
Tの混合割合とスタンプ成形金型温度を変えてスタンプ
成形品の耐熱寸法安定性を評価した結果を示す図である
。更に図−2に斜線(実線)の部分が1極めて良好“な
耐熱寸法安定性の範囲、点線斜線部分が”良好1な耐熱
寸法安定性の範囲を各々示す。
図−3は図−1と図−2の両方の範囲を図示したもので
ある。これから成形品の微細クラックと耐熱寸法安定性
の良好な範囲とPBT樹脂の混合割合との関係なめると
表−1に示す通りとなる。
表−1 また、金型温度130℃でスタンプ成形された成形品の
軟化点測定結果を図−4に示す。これからPBT混高が
sowt%lj上となると軟化点の低下が生じ始め、9
owt4程度で250℃以下、95wt%程度で240
°C坩下となり、耐熱性が悪くなる。
尚、ガラスマットは日本板硝子■製13M×50本些束
、収束剤ポリエステル系のものを使用した。
【図面の簡単な説明】
図−1〜図−4はポリエステル樹脂としてPET樹脂と
PBT樹脂の混合割合を変えスタンプ成形の金型温度を
種々変えて得られた成形品の評価結果を示す図であり、
図−1は成形品の耐熱寸法安定性1図−2は表面微細ク
ラック、図−3は図−1と図−2の両方2図−4は軟化
温度の各々評価結果を示す。 特許出願人 帝人株式会社 代理人 弁理士 酌 1) 純 博 図−1 020406080100 PBT巳昆含制谷[WT弊] 図−2 020406080100 PBT 5昆合割合〔W丁%〕 図−3 0204060’i50 .100 P巳Tう訃合側含[WT%3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、 (A) ポリエチレンテレフタレート樹脂80〜
    5重量%及びポリブチレンテレフタレート樹脂20〜9
    5重tSからなる熱可塑性ポリエステル樹脂100重量
    部を、 (B) ガラス長繊維よシなるマット5〜100重量部
    に含浸せしめてなる ことを特徴とするポリエステル製スタンノくプルシート
    。 2 ガラス長繊維よりなるマツ) (B)が、ガラス繊
    維の直径をD〔μ〕、収束本数をN〔本〕としたとき(
    DXN)/π≦1ooo(ここで、πは円周率である)
    を満足するよう収束されたマットでおることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のポリエステル製スタンパ
    ブルシート。
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