JPS6016844Y2 - 暖房用燃焼制御装置 - Google Patents

暖房用燃焼制御装置

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JPS6016844Y2
JPS6016844Y2 JP18519379U JP18519379U JPS6016844Y2 JP S6016844 Y2 JPS6016844 Y2 JP S6016844Y2 JP 18519379 U JP18519379 U JP 18519379U JP 18519379 U JP18519379 U JP 18519379U JP S6016844 Y2 JPS6016844 Y2 JP S6016844Y2
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transistor
circuit
combustion
control
temperature
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JP18519379U
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勇吉 阿部
秀一 三浦
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東芝熱器具株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は石油ストーブ等の暖房用燃焼機を自動制御す
ることのできる暖房用燃焼制御装置に係り、特に使用状
態に応じて所要の制御動作を行なう燃焼制御回路の改良
に関する。
従来のこの種の暖房用燃焼制御装置には種々のものがあ
るが、最近は制御回路としてたとえば集積回路等を用い
た電子制御回路が多用される傾向にある。
ところで燃焼制御装置にあっては、燃焼開始時、燃焼中
、燃焼終了時において、それぞれ制御状態を変更する必
要があるうえ、周囲の温度に応じた最適な燃焼状態に自
動調節する必要がある。
さらには異常過熱状態に陥ったときは燃焼停止あるいは
弱燃焼状態へ自動的に移行させる必要がある。
また最近は省エネルギ一対策として制御温度レベルを一
定レベルだけ低下させる節部制御を行なう必要が生じて
きている。
加えて自動制御を適時手動制御に切換え得ることがこの
種装置では不可決の状態となっている。
かくしてこれまでの装置は使用状態に応動する回路部の
信頼性が損なわれ勝ちで、特に自動・手動切換スイッチ
の接点接触不良による異常燃焼や節部スイッチの複数個
の接点のバラツキ等による制御回路各部の動作状態の一
時的な不均衡による電子回路の故障等を引起こし易いと
いった欠点を有している。
また燃焼開始時において回路条件如何では弱燃焼状態と
なってしまい、速やかに燃焼開始することができない難
点もあった。
この考案はこのような事情を考慮してなされたもので、
その目的は簡単な回路を付加するのみで燃焼開始等にお
いては必らず強燃焼制御状態となり速やかに燃焼を開始
させることができるとともに、単一の接点を有する節部
スイッチにより適確に節部制御を行なうことができ、し
かもたとえ自動・手動切換スイッチの接点が接触不良を
生じても弱燃焼状態に移行し、さらに異常燃焼等が生じ
上限温度制御範囲以上の温度になったとしても適確に燃
焼機のOFF制御がなされて初期状態に復帰し安全が確
保され、長期に亘って信頼性の高い動作が期待できる暖
房用燃焼制御装置を提供することである。
以下この考案の詳細を図面に示す実施例によって明らか
にする。
第1図はこの考案の一実施例の概要を示す図で、図中1
は例えばAClooVの商用交流電源である。
この電源1にはヒユーズ2を介して燃焼・消火操作回路
3、対流送風機回路4、燃焼制御回路5等が並列に接続
されている。
燃焼・消火操作回路3は、自己保持リレー、タイマー回
路、過熱防止スイッチや耐震消火スイッチを直列接続し
た安全回路等からなる周知構成の回路であり、燃焼・消
火操作スイッチ6を常開接点6a側へ切換えることによ
り燃焼動作を開始させ、常閉接点6b側へ切換えること
により消火動作を開始させる如くになっている。
なお常閉接点r12bは上記安全回路と直列に接続され
た後述する燃焼制御回路5のリレー接点である。
上記燃焼・消火操作回路3の出力端には、点火トランス
8ならびに電磁ポンプ制御回路9が接続されている。
点火トランス8の一次巻線には後述する燃焼制御回路5
のリレー接点rllb(常閉)あ直列に接続されている
電磁ポンプ制御回路9の制御端には自動・手動切換スイ
ッチ10および後述する制御回路5のリレー接点r13
clが接続されている。
かくしてこの電磁ポンプ制御回路9;は燃料供給電磁ポ
ンプ11を強または弱の二状態に切換えて駆動制御し、
以って図示してない燃焼機本体の燃焼状態をr強jまた
は「弱」の状態に制御するものである。
対流送風機回路4は、自動・手動切換スイッチ′12、
手動側の強・弱切換スイッチ13および自動側の強・弱
切換接点r13c2によって、対流送風機14を「強」
または「弱」の状態で駆動制御するものとなっている。
なお上記自動側に設けである切換接点u13c2は後述
する燃焼制御回路5のリレー接点である。
なお17は上記送風機14に直列接続された遅延温度ス
イッチである。
燃焼制御回路5は、後述する炎検知回路、OFF制御回
路、・温度調節回路等からなり、自動・手動切換スイッ
チ15および節部スイッチ16を備えている。
かくしてこの燃焼制御回路5は上記スイッチ等に応動し
電磁ポンプ11、対流送風機14等を制御する。
なお第1図中の接点に付した記号Aは自動側を、Bは手
動側をそれぞれ示しており、またHは「強j側を、Lは
「弱」側を示している。
第2図は燃焼制御回路5の詳細な回路構成を示す図であ
る。
第2図において、21.22は交流電源端子であり、こ
の端子21.22間にはトランス23の一次巻線23a
が接続されている。
上記トランス23の二次巻線23bには全波整流器24
の交流入力端が接続されている。
上記整流器24の直流出力端に各一端を接続された線路
■。
W間には、平滑コンデンサ25、抵抗26および定電圧
ダイオード27の直列回路が並列に接続されている。
線路■、W間:には第1のリレーRLlと第1のNPN
形トランジスタQ1との直列回路と、第2のリレーRL
2と第2のNPN形トランジスタQ2との直列回路と、
第3のリレーRL3と第3のNPN形トランジスタQ3
との直列回路とが並列に接続されている。
上記各リレーRLl〜RL3の各両端には逆電圧バイパ
ス用のダイオードD1゜D2.D3がそれぞれ接続され
ている。
上記第1のトランジスタQ1は炎検知回路28によって
オン・オフ制御されらものとなっている。
炎検知回路28は前記トランス23の他の二次巻線23
cにより交流電圧を印加され、燃焼機本体の燃焼部に炎
が発生したときに炎電流を通流させるフレームロッドお
よびグランド端子からなる炎検出部29と、この炎検出
部29に流れる炎電流に基づいた信号を取出すように、
ダイオードCI、C2、抵抗R1,R2,R3,R4、
ダイオードD4゜D5等にて構成された信号検出部30
と、この信号検出部30で取出された信号を基準電圧と
比較しかつ増幅する増幅回路31とで構成されている。
増幅回路31は演算増幅器(以下OP −AMPという
)32の負入力端(−)に対し、抵抗R5、R6からな
る分圧回路により基準電圧を与えられている。
上記抵抗R5,R6からなる分圧回路および前記抵抗R
3,R4からなる分圧回路等は、前記定電圧ダイオード
27と抵抗26との接続点Pに一端が接続された線路に
と、上記定電圧ダイオード27の他端に一端が接続され
た前記線路Wとの間に、並列接続されている。
なおOP・AMP32の入力端間にはコンデンサC3が
接続されており、負入力端(−)と前記第1のトランジ
スタQ1のコレクタとの間には。
抵抗R7とダイオードD6との直列回路が接続されてい
る。
かくしてOP、AMP32の出力端からは炎検知信号が
送出されこれが抵抗R8を介して前記第1のトランジス
タQ1のベースに与えられるようになっている。
一方、線路にとWとの間にはコンデンサ33と、OFF
制御回路34と、温度調節回路35とが並列に接続され
ている。
OFF制御回路34は、OP、AMP36を主体として
構成され、温度調節回路35はOP−AMP37を主体
として構成され、それぞれ前記第2、第3のトランジス
タQ2、Q3をオン・オフ制御するものとなっている。
OP−AMP36.37の各入力端間にはそれぞれコン
デンサC4,C5が続されている。
そしてOP−AMP36の負入力端(−)およびop・
AMP37の正入力端(+)には、前記線路K。
W間に抵抗R9,R1O,R11,R12を直列接続し
た分圧回路の分圧点MおよびNからそれぞれ基準電圧が
与えられる。
なお分圧点Mの電位は分圧点Nの電位より抵抗RIOの
分だけ高く設定される。
上記分圧回路における線路Wに最も近い位置に存在して
いる抵抗R12の両端には前述した節部スイッチ16が
並列接続されている。
OP−AMP36の正入力端とop−AMP37の負入
力端とは直結されており、その直結点Jと線路にとの間
に負特性の感温抵抗素子(以下、Thと略称する)38
が抵抗R13を介して接続されており、また上記直結点
Jと線路Wとの間には、抵抗R14とR15とを直列接
続し、かつ上記抵抗R14に可変抵抗器VRを並列接続
したバイアス回路が接続されている。
なお上記直結点JはダイオードD7を順方向に介して線
路Kに接続され、ダイオードD8を逆方向に介して接続
Wに接続されている。
OP−AMP35の出力端はダイオードD9を逆向きに
介しさらに抵抗R16を介して第2のトランスQ2のベ
ースに接続されており、OP −AMP37の出力端は
ダイオードD10を逆方向に介し、次いでダイオードD
llに順方向に介腰さらに抵抗R17を介して第3のト
ランジスタQ3のベースに接続されている。
上記ダイオードD9およびダイオードD10の各アノー
ドは、それぞれ抵抗R18,R19を介して前述した自
動・手動切換スイッチ15の共通接点に接続されている
切換スイッチ15の自動A側接点は線路Kに接続されて
いる。
op−AMP36の基準入力端である負入力端(−)は
一方において抵抗R20およびダイオードD12を介し
て第2のトランジスタQ2のコレクタに接続されており
、他方においてコンデンサC6を介して線路Wに接続さ
れている。
上記トランジスタQ2のベース・エミッタ間には抵抗R
21が接続されている。
上記ダイオードD12と抵抗R20との直列回路はOF
F制御回路34のDiff用回路(2〜3℃)である。
OP−AMP37の基準入力端である正入力端(+)は
抵抗R22およびダイオードD13を介して同OP−A
MP37の出力端に接続されている。
上記抵抗R22およびダイオードD13の直列回路は温
度調節回路35のDiff用回路(2〜3℃)である。
第3のトランジスタQ3のベース・エミッタ間には、抵
抗R23が接続されている。
上記第3のトランジスタQ3のベースと前記第1のトラ
ンジスタQ1のコレクタとの間は、制御抵抗39を介し
て接続されている。
次にこのように構成された本装置の動作を説明する。
自動・手動切換スイッチ操作ボタン(図示してない)を
操作することにより、自動・手動切換スイッチ10,1
2.15を自動側(A側)に切換えた状態で電源1を投
入すると、燃焼・消火操作回路3、燃焼制御回路5等に
電源電圧が印加され作動準備態勢となる。
このとき上記回路3においては周知の如く自己保持リレ
ーが自己保持状態となり、安全回路が作動待機状態とな
る。
一方、燃焼制御回路5においては線路■、W間に整流平
滑された直流電圧が現われると共に、線路に、W間に安
定な一定電圧が印加される。
この時点では未だ炎検出部29に炎電流が通流してない
ので、信号検出部30からop −AMP 32の信号
入力端(+)には信号が印加されず、低レベルになって
いる。
したがって第1のトランジスタQ1はオフ状態となって
いる。
このため第1のリレーRL1、制御抵抗39を介して第
3のトランジスタQ3のベースへ直流電流が流れ込む。
したがって第3のトランジスタQ3は温度調節回路35
等の作動状態如何に拘りなく強制的にオン状態に駆動さ
れる。
このため第3のリレーRL3が付勢され接点r13cl
、r13c2をL側からH側へ切換える。
上記接点r13clがH側に切換わることにより、電磁
ポンプ制御回路9の制御状態は「強」の状態に設定され
る。
また上記接点rl 3c2がH側に切換わることによっ
て送風機回路4における対流送風機14の駆動状態が1
強」に設定される。
燃焼・消火操作スイッチ6を燃焼側接点6aに切換える
と、燃焼・消火操作回路3のタイマー回路等が動作し、
点火トランス8およびポンプ制御回路9へ電力が供給さ
れる。
したがって電磁ポンプ11が動作開始し燃料の供給をな
す。
このときポンプ制御回路9の制御端に設けである第3の
リレーRL3の接点r13clがH側に切換えられてい
ることから、ポンプ制御回路9はポンプ11を「強」状
態に駆動制御する。
電磁ポンプ11により供給された燃料は図示してない気
化器により気化され、点火トランス8を介して与えられ
る点火エネルギーによって点火される。
かくして燃焼機本体において燃焼が「強」の状態で開始
することになる。
炎検出回路28の炎検出部の29に炎電流が流れると、
信号検出部30により炎信号が取出され、この信号がo
p −AMP 32の信号入力端(+)に加わる。
上記信号の大きさがOP−AMP32の基準入力端(−
)に与えられている電位を越えると第1のトランジスタ
Q1のベースにベース電流が流入する。
このため同トランジスタQ1がオン状態となる。
したがって第1のリレーRL1が付勢され接点rllb
を開く。
このため点火トランス8が不作動状態となる。
一方、上記トランジスタQ1のコレクタ・エミッタ間の
飽和電圧■CEが第3のトランジスタQ3のベース・エ
ミッタ間電圧VBEよりも小さくなるので、温度調節回
路35′からの信号がなければトランジスタQ3はオフ
となる。
燃焼開始初期においては暖房すべき室内の温度は低いの
が普通である。
したがってTh33の抵抗値は大きい。
このため温度調節回路35におけるOP−AMP37の
信号入力端(−)の電位は基準入力端(+)の電位より
低くなっている。
したがもてOP−AMP37の出力電圧は高レベルであ
り、□自動・手動切換スイッチ15のA側接点、抵抗R
19、ダイオードDll、抵抗R17を介して第3のト
ランジスタQ3のベースへ電流が流込む。
かくして第3のトランジスタQ3は炎検知以後もオン状
態を維持することになる。
したがって燃焼機本体は「強」燃焼状態を持続すること
になる。
また対流送風機14も「強」状態で駆動制御されること
になる。
なお対流送風機回路4には遅延温度スイッチ17が介在
しているため、送風機14は電源投入後所定時間だけ遅
れて作動し、暖房すべき室内に温風を返ることになる。
燃焼機本体が「強」燃焼状態を継続することによ1り室
温が上昇すると、これに伴いTh38の抵抗値が小さく
なってくる。
Th38の抵抗値が所定レベルより小さくなると、OP
−AMP37の信号入力端(−)の電位がop−AMP
37の基準入力端(+)の電位よりも高レベルになる。
そうすると、上記OP−AMP37の出力は零ボルトと
なる。
このため、たとえ自動・手動切換スイッチ15が図示の
如<A(自動)側に切換っている状態であっても、ダイ
オードDIG、Dllの接続点の電位は略零電位に保持
されるので、第3のトランジスタQ3はオフ状態となる
したがって燃焼機本体は1弱」燃焼状態になり、対流送
風機14も「弱」状態で運転される。
室温が下りTh3gの抵抗値が大きくなり、その値が所
定レベル以上になると、OP−AMP37の信号入力端
(−)の電位が基準入力端(+)の電位より低レベルに
なる。
そうすると、OP・AMP37の出力は高レベルになり
、ダイオードDIOが逆バイアス状態になるため、スイ
ッチ15のA側接点、抵抗R19、ダイオードDll、
抵抗R17を介して第3のトランジスタQ3のベースに
ベース電流が流入する。
したがってトランジスタQ3が再びオンとなり、第3の
リレーRL3を付勢する。
このため、前述と同様に電磁ポンプ11が1強」状態で
作動し、対流用送風機14も「強」状態で作動すること
になる。
以下同様に室温の変化に応じて電磁ポンプ11および対
流用送風機14が「強」または「弱」の状態に切換わる
ことになり、室温は所定温度範囲に自動的に温度制御さ
れる。
なお可変抵抗器VRを調節すれば温度制御レベルを適宜
可変設定できる。
ところで燃焼機本体が燃焼動作中において節部スイッチ
16を閉じると、OP−AMP36,37に基準電圧を
与えている分圧回路の抵抗R12が短絡される。
このためM、N点の電位すなわち、OP−AMP35,
37の双方の基準値が同時にそれぞれ所定レベルだけ低
下する。
したがって温度調節回路35における調節レベルが例え
ば3℃程度低下することになると共に、OFF制御回路
34のOFF制御レベルも若干低下することになる。
かくして燃料消費量が節約されることになる。
今、何らかの原因により温度調節回路35が1弱」の制
御状態になっているにも拘わらず、温度低下が起こらず
、温度上昇が続いたとする。
かかる異常事態が発生すると、Th3gはさらに抵抗値
が低下し、op −AMP 36の信号入力端(+)の
電位を高める。
温度が温度調節回路35の上限温度制御範囲より5℃程
度高くなると、上記信号入力端(+)の電位がOP−A
MP36の基準入力端(−)の電位より高レベルになり
、OP −AMP 36の出力端は高レベルになる。
したがってダイオードD9が逆バイアスされる状態とな
り、抵抗R16とR18との接続点の電位が高レベルに
保持される。
したがって自動・手動切換スイッチ15のA側接点、抵
抗R1B、R16を介して第2のトランジスタQ2のベ
ースにベース電流が流入する。
したがって上記トランジスタQ2がオンとなり、第2の
リレーRL2が付勢される。
このため同リレーの接点r12bが開き燃焼・消火操作
回路3の安全回路が開いたのと同様の状態を呈する。
このため自己保持リレーの保持状態解除等が起こり、電
磁ポンプ制御回路9、点火トランス8等への給電路が断
たれ、いわゆるボストパージへ移行する。
かくして消火時同様の状態を呈するが、その後温度が低
下し、op−AMP36の信号入力端(+)の電位が基
準入力端(−)の電位より低レベルになると、第2のト
ランジスタQ2がオフとなり、第2のリレーRL2は消
勢される。
そのため燃焼・消火操作回路3が再び作動状態となり、
いわゆるプリパージへ移行し、前述同様の燃焼開始動作
がなされる。
なお、自動燃焼制御中に自動・手動切換スイッチ15の
A側接点が接触不良を生じたとしても第2、第3のトラ
ンジスタQ2.Q3のベースに流入する電流が小さくな
るだけで格別の問題は生じない。
すなわち例えばスイッチ15のA側接点の接触不良によ
り第3のトランジスタQ3がオン状態となるべき時期に
おいてオフ状態のままであったとしても、第3のリレー
RL3が不作動状態を維持することから燃焼が「弱」と
なるだけで格別の問題は発生しない。
また第2のトランジスタQ2がオン状態となるべき時期
においてオフ状態のままであった場合には第2のリレー
RL2が不作動状態を維持することから、前述のOFF
制御動作がなされてないことになる。
しかし温度上昇が極めて異常な場合には燃焼・消火操作
回路3の安全回路における過熱温度ヒユーズ等が作動し
燃焼機本体を消火に導びくので火炎事故等は防止される
なおスイッチ15の接点接触不良は温度調節回路35の
動作が前述の如く不完全なものとなった時点で検知可能
であるから、OFF制御回路34の動作機会が到来する
までの間に修復することができる。
なお本考案は上述した一実施例に限定されるものではな
い。
たとえば前記実施例では温度検出素子として負特性の感
温抵抗素子を用いたが正特性のものを用い、これに見合
った回路構成にしてもよい。
また前記実施例では第1〜第3のトランジスタとしてN
PN形のものを用いたがPNP形のものであっても支障
はない。
さらに前記実施例では節部スイッチ16を抵抗R12の
両端に並列接続したが、分圧回路の他の抵抗の両端に接
続してもよい。
但しOP、AMP36,377の基準電位を必要時に一
定レベルに低下させ得るように接続する必要がある。
このほかこの考案の要旨を変えない範囲で種々変形実施
可能であるのは勿論である。
以上説明したようにこの考案によれば、炎が検知された
ときオン状態となる第1のトランジスタの非接地側電極
と、電磁ポンプ、対流送風機等を制御する第3リレー付
勢制御用の第3トランジスタのベース電極との間に制御
抵抗を接続し、第1のトランジスタがオン状態になるま
での期間は第3のトランジスタをオン状態となすように
したので、簡単な回路を付加するので燃焼開始時におい
ては他の回路条件の如何に拘らず必らず強燃焼制御状態
となり速やかに燃焼を開始させることができる。
またこの考案によれば温度調節回路およびOFF制御回
路にそれぞれ所定の基準電圧を与える分圧回路の一部に
節部スイッチを並列に接続し、このスイッチの開閉操作
により上記基準電圧レベルを同時に可変設定するように
したので、単一の接点を有する節部スイッチにより適確
に節部制御を行なうことができる。
さらにこめ考案によれば自動制御時においては自動・手
動切換スイッチの自動側接点を介して前記第3のトラン
ジスタのベース電極にベース電流を供給しておき、暖房
すべき室内の温度が所定レベル以上になったとき温度調
節回路によって上記第3のトランジスタのベース電位を
低下させてこのトランジスタをオフにするようにしたの
で、自動・手動切換スイッチの接点がたとえ接触不良を
生じたとしても燃焼状態が弱燃焼状態になるだけで安全
である。
また室内温度が温度調節回路による上限温度レベルより
一定レベルだけ上回ると、OFF制御回路が働き第2の
トランジスタのベース電位を高めてこのトランジスタを
オンさせ消火操作・を行った場合と同様のポストパージ
動作がなされその後温度が下れば燃焼開始操作を行った
場合と同様のプリパージ動作へと移行するので、仮りに
異常燃焼等が生じたとしても初期状態に復帰することに
なり安全が確保される。
かくしてこの考案によれば長期に亘って信頼性の高い動
作が期待できる暖房用燃焼制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の概要を示す図、第2図は
同実施例の燃焼制御回路の構成を示す図である。 1・・・・・・商用交流電源、4・・・・・・対流送風
機回路、5・・・・・・燃焼制御回路、6・・・・・・
燃焼・消火操作スイッチ、8・・・・・・点火トランス
、10,12,15・・・・・・自動・手動切換スイッ
チ、11・・・・・・燃焼供給用電磁ポンプ、14・・
・・・・対流送風機、16・・・・・・節部スイッチ、
17・・・・・・遅延温度スイッチ、RLl。 RL2. RL3・・・・・・第1、第2、第3のリレ
ー、Ql、 Q2. Q3・・・・・・第1、第2、第
3のトランジスタ、28・・・・・・炎検知回路、29
・・・・・・炎検出部1.30・・・・・・信号検出部
、31・・・・・・増幅回路、34・・・・・・OFF
制御回路、35・・・・・・温度調節回路、32.36
.37・・・・・・演算増幅器(op・AMP)、38
・・・・・・負特性の感温抵抗素子(Th)、39・・
・・・・制御抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 第1のトランジスタによって付勢制御されこの第1のト
    ランジスタがオン状態になったとき点火回路を開放する
    点火回路開閉用の第1のリレーと、第2のトランジスタ
    によって付勢制御されこの第2のトランジスタがオン状
    態になったとき燃焼機本体の消火操作をを行なわせ上記
    第2のトランジスタがオフ状態になったとき上記燃焼機
    本体の燃焼開始操作を行なわせるOFF制御用の第2の
    リレーと、第3のトランジスタによって付勢制御されこ
    の第3のトランジスタがオン状態になったとき燃料供給
    電磁ポンプおよび対流送風機の制御状態を「強」に設定
    し上記第3のトランジスタがオフ状態になったとき上記
    電磁ポンプおよび送風機の制御状態を「弱」に設定する
    電磁ポンプ・送風機制御用の第3のリレーと、燃焼機本
    体の燃焼部における炎を検出し前記第1のトランジスタ
    をオンさせる炎検知回路と、この炎検知回路によって上
    記第1のトランジスタがオン状態になるまでの期間は前
    記第3のトランジスタを強制的にオン状態となす如く上
    記第1のトランジスタの非接地側電極と第3のトランジ
    スタのベース電極との間に接続された制御抵抗と、自動
    制御時において記第3のトランジスタへのベース電流供
    給路を形成する自動・手動切換スイッチと、暖房すべき
    室内の温度が上限レベル以上になったとき前記第3ノト
    ランジスタのベース電位を低下させこの第3のトランジ
    スタをオフにし上記室内の温度が下限レベル以下になっ
    たとき上記第3のトランジスタのベース電位を高めて上
    記第3のトランジスタをオンにする温度調節回路と、前
    記暖房すべき室内の温度が前記上限レベルより一定レベ
    ルだけ上回ったとき前記第2のトランジスタのベース電
    位を高めてこの第2のトランジスタをオンさせるOFF
    制御回路と、このOFF制御回路および前記温度調節回
    路にそれぞれ所定の基準電圧を与える分圧回路と、この
    分圧回路の一部に並列接続され開閉操作することにより
    前記各基準電圧レベルを同時に可変設定する節温スイッ
    チとを具備したことを特徴とする暖房用燃焼制御装置。
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