JPS60168112A - 投影装置の焦点合せ装置 - Google Patents

投影装置の焦点合せ装置

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JPS60168112A
JPS60168112A JP59024898A JP2489884A JPS60168112A JP S60168112 A JPS60168112 A JP S60168112A JP 59024898 A JP59024898 A JP 59024898A JP 2489884 A JP2489884 A JP 2489884A JP S60168112 A JPS60168112 A JP S60168112A
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mark
image
reticle
objective lens
wafer
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Kyoichi Suwa
恭一 諏訪
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Nikon Corp
Nippon Kogaku KK
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
    • G03F9/70Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically for microlithography
    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7026Focusing

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はマスクに形成されたパターンの像を投影光学系
を介して被投影物上に投影する装置に関し、特にICや
超LSI等の半導体装置の光学的リングラフィに用いら
れる投影露光装置に関する。
(発明の背景) 縮小投影型露光装置は近年超LSIの生産現場に多く導
入され、大きな成果をもたらしている。
このような露光装置では、レティクルやマスクに描かれ
たパターンを投影光学系、例えば115の縮小投影レン
ズを介して投影し、その投影像を、予めパターンが形成
された感光基板(ウエノ・等)に位置合せして重ね焼き
することで所望の半導体装置のリングラフィを行なって
いる。この際、レティクルやマスクのパターンの投影像
がウェハ上で正確に結像しないと、ウェハ上ではボケだ
パターンが形成され、いわゆる解像不良という問題を起
す。
さらに投影像とウェハ上に形成されたパターンとを正確
に位置合せ(アジイメント)シないと、製造された半導
体装置の特性が不十分なものとなったり、極端な場合は
半導体装置そのものの動作が不能となるといった問題を
起す。これらの問題を解決するためには、投影像をウェ
ハの表面に正確に合焦させる表ともに、レティクル(マ
スク)とウェハとを正確にアライメントすることが要求
される。このアライメントにおいて近年、レティクル(
又はマスク)と投影光学系を介してウェハ上に形成され
た位置合せ用のマークを、レティクル上の位置合せ用の
マークとともに観察する、いワユるスルー・ザ・1/ン
ズ(TTL)方式のアライメント光学系が使われるよう
になった。このTTL方式ではウェハ上のマークとレテ
ィクル上のマークとを投影光学系を介して投影露光すべ
き位置で検出するので、高い位置合せ精度が期待できる
。ところでそのTTL方式のアライメント光学系(例え
ば光学顕微鏡)はレティクルを介してウェハ上のマーク
を観察するので、1/テイクルの厚さに応じて光路長が
変化し、観察したマーク像が不鮮明なものになる。レテ
ィクルは透明なガラス基板にクロム層等を所望のパター
ンで蒸着したものでアシ、そのガラス基板の厚さが所定
の規格よυも小さいものと大きいものとではレティクル
上のマークの像も不鮮明、すなわちボケたものになって
しまう。このようにボケた状態でレティクル上のマーク
とウェハ上のマークとを位置合せしても、正確なアライ
メントは達成できない。特にTTL方式のアライメント
光学系で得られたレティクルのマーク像とウェハのマー
ク像とを光電的に検出して自動位置合せをする場合、光
電信号のS/Nが悪くなり、アライメントミスを招くと
いう大きな欠点があった。
まだ投影光学系には環境状態(気温や気圧)の変化、使
用状態(投影光学系を通る光のエネルギー)による光学
素子の特性変化等によシ、投影像の最良結像面が光軸方
向に変動するという特性(フォーカスシフト)が見い出
されている。このため例えば特開昭56−42205号
公報に開示された焦点検出方法のように、単にウェハ表
面の投影光学系の光軸方向の位置のみを検出して焦点合
せしただけでは最良の解像力を得られないばかりでなく
、TTL方式のアライメント光学系で演出されるマーク
像も焦点ずれを起してボケたものになるという欠点が生
じる。
(発明の目的) 本発明はこれらの欠点を解決し、正確なアライメントを
可能とするために、レティクル上、又はマスク上のマー
クと、ウェハ上のマークとを常に合焦状態で検出(観察
)するとともに、投影光学系に関してレティクル(マス
ク)とウェハ等の被投影物との焦点位置関係を正確に保
つことのできる焦点合せ装置を得ることを目的とする。
(発明の概要) 本発明は、投影光学系を使ってマスク(レティクル)の
パターンをウェハ等の被投影物上に投影する装置におい
て、マスクに設けられた第17−クの像を所定の結像面
に形成するための像形成光学系(アライメント用の光学
系)と、第1マーク像が所定結像面に合焦するように像
形成光学系の例えば結像位置を調整する調整手段と、被
投影物に設けられた第2マークの像を調整された像形成
光学系と投影光学系を介して形成し、第2マーク像が所
定結像面に合焦するように、例えば被投影物を投影光学
系の光軸方向に位置決めする位置決め手段(ウェハを保
持して上下動するウェハホルダー)とを設けることを技
術的要点としている。
(実施例) 第1図は本発明の実施例による縮小投影型露光装置の概
略的な光学配置図であシ、第2図はその露光装置を制御
する制御系の回路ブロック図である0 第1図において、露光光束1は図示なき光源部よシ供給
され、メインコンデンサーレンズ2によって投影原版と
してのレティクル(マスク)3を照明する。そしてメイ
ンコンデンサーレンズ2により投影1/ンズ5の入射瞳
面6内に光源の像が形成される。レティクル3の投影レ
ンズ5側の面、すなわちパターン面3a上には、所定の
パターンが形成されており、このパターンが投影レンズ
5によりウェハ7のパターン面7a上に所定の倍率で縮
小投影される。露光光束lはウエノ・7のパターン面7
a上に塗られたフォトレジストを感光させるのに有効な
光で、例えば超高圧水銀灯よシ発生する波長435.8
nm(g線)の光や波長365r1m(i線)の光が用
いられる。
このような露光光学系に対して、ウニノ17に設けられ
た位置合せ用のアライメントマーク(5)と、レティク
ルのパターン面3bの周辺部に設けられたアライメント
マーク(2)との位置関係を観察するためのアライメン
ト光学系は次のようであり、露光光束1と同一の波長の
光が照明光として用いられる。レティクル3の周縁の上
部には、反射鏡14、第1対物レンズ15、第2対物レ
ンズ16が設けられている。第1対物レンズ15の光軸
13は反射鏡14によシ直角に折シまげられ、レティク
ル3のパターン面3aき直交する。従って、投影レンズ
50光軸9と実質的に平行であシ、また第1対物レンズ
15の前側焦点はレティクル3のパターン面3a上に位
置している。そして、この位置関係を維持しつつ、第1
対物レンズ15と反射鏡14とが光軸13にそって一体
的に移動可能である。さらに、第1対物レンズ15と第
2対物レンズ16との間は常に平行系となっておシ、第
2対物レンズ16の後側焦点位置に設けられた絞シ18
とレティクル3のパターン面aaとはil、第2対物レ
ンズに関して共役であシ、さらに投影レンズ5に関して
ウェハ7のパターン面7aとも共役である。ウニノ・7
上での照明領域を制限するために設けられた絞シ18の
後方にはコンデンサーレンズ19が設けられ、その焦点
は絞り18の位置に合致している。コンデンサーレンズ
19は第1.第2対物レンズの光軸13と同軸上に配置
されている。そして、露光光束1と同一波長の照明光を
供給するためのライトガイド20の射出面20aはその
中心が光軸13から外れて設けられている。一方、絞り
18と第2対物レンズ16との間にはビームスプリッタ
−17が配置される。そしてビームスプリッタ17で分
割された光路中にはテレビカメラ等の撮像装置21が設
けられ、撮像装置21の撮像面21&は、絞り18と同
じく第1.第2対物レンズ15.16に関してパターン
面3aと共役でアシ、またウェハ7のパターン面7aと
も共役である。
このような構成によってウニノ17のノくターン面7a
上に設けられたアライメントマーク(8)とレティクル
3のパターン面3a上に設けられたアライメントマーク
(ト)とにライトガイド20からの光束が供給され、ア
ライメントマーク(6)とく均の像が共に撮像装置21
によって観察される。第1図中にはアライメントマーク
(5)とアライメントマーク申)とを通る主光線11の
様子を実線で記入した。主光線11は第1対物lノンズ
15を射出した後、光軸13に平行となり、ビームスプ
リッタ−17で反射された後、撮像装置21の撮像面2
1aの中心にMfる。一方、ビームスプリッタ−17を
通過する主光線11は絞シ18の中心を通り、コンデン
サーレンズ19で屈折されて光軸13に平行になりライ
トガイド20のほぼ中心に達する。すなわちこの主光線
11がライトガイド20から供給される照明光の主光線
に相当する。
また、上記第1対物レンズ15と反射鏡14とはレティ
クル3上のアライメントマーク(ロ)の位置に応じて光
軸13の方向に一体に移動するが、本実施例ではさらに
第2対物レンズ16も光軸13の方向に移動可能に設け
られている。これはレティクル3のアライメントマーク
(ロ)の像を撮像装置21の撮像面21a上に合焦状態
で結像させるためである。
以上のような反射鏡14、第1対物レンズ15、第2対
物レンズ16、ビームスプリッタ17、絞、il) 1
8、コンデンサーレンズ19、ライトガイド20、及び
撮像装置21とで構成されたアライメント光学系は、第
1図中で紙面と垂直な方向にもう1組設けられ、この2
組のアライメント光学系によってレティクル3とウニノ
ー7の2次元的な位置ずれを検出するものである。
ところで第1図の構成において、レティクル3と投影レ
ンズ5との間は非テレセントリックな光学系であり、投
影レンズ5とウニノ・7との間はテレセントリックな光
学系である。この場合、レティクル3上のマークを投影
レンズ5の光軸9が通らない位置、例えばl/チクル3
0周辺に設ければ、そのマークの照明光束(又はアライ
メント光学系)の主光線11はそのマークと投影レンズ
5の瞳6の中心とを結ぶ線と一致して、投影レンズの光
軸9に対して傾いたもの、すなわち主光線11がレチク
ル3のパターン面3aに垂直にならず、ある角度傾いた
ものになる。このため、レチクル3上のマークが金属薄
膜で形成され、光反射性であっても、そのマークを照明
した光の反射光はアライメント光学系、撮像装置21の
方に戻らず他の方向に進むから、そのマークはウェハ7
で反射してきた光で透過照明されることになり、マーク
の光像は黒っぽい影となって撮像される。このように、
レチクル3側が非テレセントリックな光学系である場合
は、レティクル3上に形成されるマークを反射性で遮光
性のもの、光吸収性のもののいずれにしてもよい。
またレチクル3側、ウェハ7側ともテレセントリックな
光学系になる場合、主光fs11はl/チクル3に垂直
(投影レンズ5の光軸9と平行)になるので、レティク
ル3上のマークを光吸収性にしておくか、もしくは、レ
チクル3を偏光した光で照明し、レチクル3とウェハ7
との間の光路中に偏光状態を変える部材(例えば1/4
波長板)を入れて、そのマークからの反射光はカットし
、ウェハ7からの反射光は透過するような、偏光分離特
性を有する光学系を設けれ−ばよい。
さて、ウェハ7は、ウェハホルダ8に真空吸着される。
ステージ10はベース12上を2次元的(互いに直交す
るX方向とX方向)K移動可能であり、ウェハホルダ8
はこのステージ10に設けられて一体に2次元移動する
。またウェハホルダ8はステージ10に対して、投影レ
ンズ5の光軸9の方向(2方向)に移動可能である。基
準マーク板12にはウェハ7上のアライメントマーク(
5)と同様のマーク以外に、焦点検出に適したマークが
設けられている。この基準マーク板12上のマーク以外
の表面は所定の光反射率を有し、ウェハホルダ8に固定
されている。
第2図の回路ブロック図において、第2対物レンズ16
で結像されたアライメントマーク(6)、又は(ロ)の
像の明暗は撮像装置21で光電変換され、その画像信号
は信号処理回路30に入力する。信号処理回路30は画
像信号を処理して撮像面21a上にできた像のコントラ
ストを検出し、そのコントラストに応じた検出情報を制
御回路31に出力する。制御回路31はその検出情報に
基づいて、第2対物レンズ16を光軸13の方向に駆動
するモータ32を、駆動回路33を介して制御する。
また駆動回路34で駆動されるモータ35はウェハホル
ダ8を2方向に移動し、その移動量は制御回路31から
出力される駆動情報によって制御される。さらに駆動回
路36で駆動されるモータ37.38はステージ10を
それぞれX方向とX方向とに移動し、その移動量は制御
回路31から出力される駆動情報によって制御される。
そして、ステージ1002次元的な位置、すなわち座標
位置はレーザ干渉測長器又はエンコーダ等を用いた座標
測定装置39によって逐次検出され、その検出された座
標位置は制御回路31で処理されてステージ10の位置
決めのために使われる。
第3図はレティクル3の具体的な平面図、第4図は基準
マーク板12の平面図である。レテイク ・ル3は矩形
状のガラス板にクロム等の金属薄膜を周辺部忙蒸着して
遮光部3aを形成し、その内側の領域3b内に所望の回
路パターンを形成したものである。領域3bの外周辺に
はX方向の位置合せ用のアライメントマーク(Bx)と
、X方向の位置合せ用のアライメントマーク(By)と
が設けられている。アライメントマーク(Bx)は第1
図に示した反射鏡14、第1対物レンズ15、第2対物
レンズ16及び撮像装置21によって観察される。
そして、遮光部3a中でアライメントマーク(Bx)と
X方向に並んだ位置には透明な窓部3Cが形成され、こ
の窓部3C内にはX方向に伸びた線状パターンをX方向
に規則的に配列した焦点合せ用のマークMRが形成され
る。マークMRは窓部3C内の全面ではなく一部に設け
られ、各線状パターンの幅は第1.第2対物レンズ15
.16の解像限界に近い値に定められる。本実施例では
マークMRは第3図のように窓部3C内の右半分のみに
設けられている。またレティクル3はその中心0が投影
レンズ5の光軸9を通るように位置決めされる。アライ
メントマークBxの中心Oに対するX方向の位置と窓部
3Cの位置とはレティクル3の設計時に予めわかってい
る。そこで第1図のようにレティクル3を配置して、反
射鏡14と第1対物レンズ15とを光軸13方向に移動
することによって、アライメントマークBxと窓部3C
とが撮像装置21によって択一的に観察される。尚、第
3図中点線で示した円形の領域PAは投影レンズ5で投
影可能な最大露光領域、いわゆるイメージフィールドを
表わす。また、アライメントマークByはもう1組のア
ライメント光学系によって観察されるように配置されて
いる。
一方、基準マーク板12には、ステージ10の位置とレ
ティクル30投影像の位置との対応付けのために、X方
向に伸びた線状の基準マークFyと、X方向に伸びた線
状の基準マークFxとが十字状に設けられている。
そして、焦点検出のために、レティクル3のマーりMR
と同様に、X方向に伸びた複数の線状パターンをX方向
に複数配列したマークMFが形成されている。このマー
クMFの各線状パターンの幅は、投影レンズ5、第1対
物レンズ15、及び第2対物レンズ16の光学系で決ま
る解像限界に近い幅に定められている。基準マーク板1
2はステージ1 ”0と共に2次元移動するので、レテ
ィクル3の窓部3Cの投影位置にマークMRを位置決め
することによって、投影レンズ5によって窓部3C内に
拡大投影されたマークMFの像MF’とレティクル3の
マークMRとが撮像装置21によって同時に撮像される
。この時マークMFの各線状パターンの幅は、投影レン
ズ50投影倍率に応じて定められている。具体的な一例
を示すと、マークMRの線状パターンの幅をアライメン
ト光学系の解像限界に近い値、例えば5ミクロン(μm
)に定めたとすると、マークMFの線状パターンの幅は
、投影レンズ50倍率をレト解像限界をXSクロン(p
−)としたとき、1.0ミクロン(μm)となる。すな
わち、マークMFとして1ミクロンの幅の線状パターン
であれば、その像MF/はレティクル3の窓部3Cに5
倍に拡大して投影され、レティクル3上では正確に5ミ
クロンの幅の線状パターン像となるが、この5ミクロン
幅のパターン像はアライメント光学系の解像限界である
。このようにマークMFの線状パターンの幅は、アライ
メント光学系と投影レンズ5の解像力、及び投影倍率に
応じてできるだけ小さく定めることが望ましい。尚、本
実施例では線状パターンの幅はマークMFのスリット状
に黒く見えるパターンの幅とするが、逆に黒く見える2
本のパターンの間のスリット状に白く見えるパターンの
幅として扱っても同様である。
さて、第5図は信号処理回路30の具体的な回路の一例
を示す回路ブロック図である。撮像装置21からの画像
信号の大きさくレベル)はアナログ−デジタル変換器(
以下、ADCとする)40でデジタル値に変換され、そ
のデジタル値はランダム・アクセス可能なメモリ回路(
以下、RAMとする)41に記憶される。また撮像装置
21からは、水平走査の単位走査量毎に1パルスを生じ
るようなりロック信号が出力される。このクロック信号
の1パルスは撮像面21aの水平走査方向の1画素に相
当する。カウンタ42は、そのクロック信号のパルスを
順次計数し、その計数値をRAM41のアクセス番地と
して出力する。従ってRAM41には撮像装置21の水
平走査中の各画素に応じた画像信号のレベルが番地順に
格納される。演算回路(以下MPUと呼ぶ)43は、R
AM41に記憶された画像信号のデータを読み込んで、
m像したパターンのコントラストの大小を演算するとと
もに、その演算結果を制御回路31に出力子る。
次に本実施例の動作を第6図、第7図のフローチャート
図に従って説明する。第6図は焦点合せ動作のフローチ
ャート図であり、第7図はコントラスト検出のフローチ
ャート図である。
まず、レティクル3を第1図のように配置した後、ステ
ップ100のイニシャライズで、レティクル3の窓部3
Cが撮像装置21に撮像されるように、反射鏡14と第
1対物レンズ15とを一体に移動する。さらに、このス
テップ100では基準マーク板12上でマークMF、マ
ークFx、Fyのない部分が、窓部3Cの投影位置に位
置決めされるように、制御回路31がステージ10の移
動を指令する。
また基準マーク板12の表面が投影レンズ5の本来の結
像面から2方向に大きくずれるように、制御回路31は
ウェハホルダ8の移動を指令する。
この時の状態を第8図に基づいて説明する。第8図はマ
ークMRのX方向の断面と投影レンズ5、及び基準マー
ク板12の表面12aとの配置を示す。レティクル3の
マークMRの像は面PO内に結像する。この際、基準マ
ーク板120表面12aが結像面Poよシも下方(投影
レンズ5から離れる方向)に位置したものとすると、マ
ークMRの像は表面11aではボケる。表面11aH光
反射性を有するので、ボケた像は再び投影レンズ5を介
してレティクル3に投影される。このため、マークMR
の像の表面12aでの反射像はレティクル3上(マーク
MRと同一面上)ではさらにボケたものとなり、反射像
自体のレティクル3上でのコントラスト(空間周波数)
は極めて低いものとなる。従って第8図のような場合、
マークMRを通過した照明光や、マークMR自体のボケ
た光像は表面12aで反射して、マークMRを投影レン
ズ5側からほぼ均一に照明することになる。
このように基準マーク板12の表面12aを結像面PO
から極端に離すことによシ、撮像装置21で撮像される
マークMRの像は、例えば第9図に示すように、各線状
パターンは黒く、その間は白くなる。第9図は撮像装置
21の撮像面21LとマークMRの像MR/との配置を
示す図であり、マーク像MR/は撮像面21aの水平走
査方向の右半分に位置する。水平走査線(以下、単に走
査線とする)SLはマーク像凧′の各線状パターンと所
定角度、例えば90°で交差し、この走査線SL上の明
暗の変化に応じた時系列的な画像信号が得られる。
さて、第6図の説明に戻って、第9図のように撮像面2
1a内にマーク像MR/が観察された状態で、ステップ
101のコントラスト検出が行なわれる。まず、走査線
SL上の各画素毎に信号処理回路30内のADC4Qで
画像信号のレベルがデジタル値に変換され、そのデジタ
ル値はRAM41に番地と画素とが一義的に対応するよ
うに格納される。RAM41には第10図に示すように
、走査線SL上の光強度分布に応じたデータが形成され
る。第10図の縦軸は光強度■を表わし、横軸はRAM
41の番地ADDを表わす。データはRAM41の番地
ADZからAD2までに格納される。
このような光電信号の光強度分布波形から、コントラス
トの高低を検出する方法は多数考えられるカ、ソの一例
を第7図のフローチャート図に基づいて説明する。この
演算処理は信号処理回路30のMPU43によって実行
される。
まず、ステップ200で、MPU43は第2対物レンズ
16が可動範囲の一端、すなわち初期位置にくるように
、制御回路31に所定の指令を出力する。この指令を受
けて制御回路31はモータ32を駆動して第2対物レン
ズ16を初期位置にセットする。この場合、撮像面21
a上のマーク像凧′け第9図のようにシャープではなく
ボケている。
次にMPU43はステップ201で第2対物レンズ16
の位置を記憶する。第2対物レンズ16は初期位置から
jnずつ光軸13の方向に歩進させるものとして、初期
位置は零とする。次にステップ202でMPU43は第
2対物レンズ16のjnずつの歩進がm回行なわれた否
かを判断し、行なわれていないときはステップ203に
進む。
尚、第2対物レンズ16の可動範囲はm・jnである。
次に、MPU3Qはステップ203で走査線SL上の光
強度分布のデータをRAM41に取シ込み、ステップ2
04で、データ中の極大値と極小値とに基づいて、3つ
のスライスレベル■/、Vm、Vh を決定する。この
決定方法を第11図に基づいて述べると以下の通シであ
る。第11図は第2対物レンズ16が初期位置のときに
得られるマーク像MR/の光強度分布を一部拡大した波
形であシ、コントラストは低い。マーク像MR/の波形
中、ピーク(極太)レベルIpとボトム(極小)レベル
IbとをRAM41のデータから検出する。次に、ピー
クレベルIpとボトムレベルIbの中間値をスライスレ
ベルVmとして算出し、さらにそのスライスレベルVm
よりも一定値だけ大きいスライスレベルvhと、スライ
スレベルVmよりも一定値だけ小さいスライスレベルV
lとを算出する。
こうして決定されたスライスレベルVh 、 Vlは次
のステップ205で適正か否かが判断される。
すなわチ、スライスレベルvhがピークレベルIpより
も小さく、かつスライスレベルV/がボトムレベルIb
よシも大きいときは、適正であると判断して次のステッ
プ206を実行する。ステップ206でMPU43は、
RAM41中のデータから、第11図のように波形のレ
ベルがスライスレベルVmと一致するときの番地AMI
を検出した後、番地AMIの前後で波形のレベルが、ス
ライスレベルVbとVlとに一致するときの番地AHI
とALLとを検出する。尚、このステップ206でさら
に、波形上のレベルがスライスレベルVmと一致するよ
うな番地AMIの隣シの番地AM2を検出し、同様に波
形がスライスレベルvh、vl と一致するような番地
AH2,AL2を検出しておいてもよい。
次にMPU43はステップ207で番地AH1と番地A
Llの差の絶対値Kを演算し、その値Kを第2対物レン
ズ16の位置、すなわち歩進の数mに対応して記憶する
。コントラストが低いとマーク像MR/の光強度分布は
なだらかな変化になシ、コントラストが高いと急峻な変
化になる。このためマーク像MR’のコントラストが高
くなるにつれて絶対値には小さな値になる。
次にステップ208でMPU43は第2対物レンズ16
をΔnだけ歩進させる指令を制御回路31に出力する。
そしてMPU43は先のステップ201からの動作を同
様に繰シ返し実行する。尚、ステップ205でスライス
1ノベルvh、vzが不適正の場合、すなわちVh>I
p、又はVl<It)のときは絶対値にの演算が不能と
なるので、ステップ208に飛び、第2対物レンズ16
の歩進を実行する。
また、ステップ206で番地AH2,AL2をめた場合
は、ステップ207で番地AI(2と番地AL2の差の
絶対値を算出して、先の絶対値にとの平均値を新たに絶
対値にとしてもよい。このように平均値をとるようにす
ると、コントラスト検出の精度が向上する。さらに、番
地AL1からAL2までの番地数と番地AH1からAH
2までの番地数との差の絶対値をKとして算出しても同
様にコントラスト検出ができる。
さて、上記ステップ201〜208を繰り返し実行して
、ステップ202で第2対物レンズ16がm回歩進した
ことを検出すると、MPU43には第2対物レンズ16
の歩進位置mに応じた絶対値Kが第12図に示すように
記憶される。第12図において横軸は歩進位置mを表わ
し、第2対物レンズ16が初期位置のときm=Qである
。また縦軸は絶対値Kを表わし、Kが最小になるのは、
すなわちマーク像MR/のコントラストが最も高くなる
のは、例えば歩進位置mがm0=6のときである。そこ
でMPU43は、次のステップ209で絶対値Kが最小
になるmの値(mO)を検出した後、ステップ210で
そのmOO値に基づいて、第2対物レンズ16が初期位
置からmo・Δ1】の所、ここでは6拳Δnの所に位置
決めされるような指令を制御回路31に出力する。
以上のステップ200〜210によって第6図中のステ
ップ101が終了し、次のステップ102のマークMR
の合焦動作で制御回路31は第2対物レンズ16を初期
位置から6・Δnの位置に移動する。この結果、撮像装
置21の撮像面21aにはマーク像MR’が最もコント
ラストよく結像する。この際、マーク像MR/の画像信
号の波形は第13図に示すように、最もシャープになる
すなわち、第13図は、マーク像MR/が撮像装置21
によって合焦状態で撮像されたときの波形で、マーク像
MR/の明暗の境界でのレベル変化が急峻である。この
ため波形のレベルが3つのスライスl/ベルVh、Vm
、V7!と一致するような番地は、AMIに関してはA
HI、ALI及びAMlが共にほぼ等しい番地になり、
AM2に関してはAH2、AL2及びAM2が共にほぼ
等しい番地になる。
以上、第6図のステップ100,101.102によっ
て焦点合せ動作の第1段階が終了し、制御回路31は次
のステップ103からの第2段階を実行する。尚、第1
段階は手動で第2対物レンズ16を動かしてもよい。さ
てステップ103のマークMFの位置決めで制御回路3
1はステージ10を移動して、基準マーク板12のマー
クMFがレティクル3の窓部3Cを介して撮像装置21
によって撮像されるようにステージ10の位置決めを行
なう。この結果、撮像装置12の撮像面12aには、合
焦したマーク像MR’とともに、マークMFの像MF’
が第14図に示すように形成される。
マーク像MF/の各線状パターン像はマーク像MR/の
各線状パターン像と平行に配置し、走査線SLと所定角
度で交差する。第15図は第14図に示した走査線SL
上の光強度分布を信号処理回路30のRAM41に読み
込んだときに得られる波形として、RAM41の番地A
DDK対応して表わしたものである。この波形中、番地
ADIからAD3までがマーク像MF/によって得られ
たデータであり、制御回路41が第6図の次のステップ
104を実行する際、MPU43は番地AD1からAD
3までのデータを使って第7図のフローチャートと同様
の動作でマーク像MF’のコントラスト検出を行なう。
そのステップ104ではMPU、i3が先の第1段階と
同様にマーク像MF/のコントラスト検出を行なうが、
第7図のフローチャートのステップ中、第2対物レンズ
16をΔnずつm回まで移動する代りに、ウェハホルダ
8を2方向にΔnずつm回まで移動する点が異なる。そ
こでその異なる点を中心にステップ104の動作を説明
する。
まず、ウェハホルダ8をZ方向の初期位置にセントする
。この初期位置は例えば第8図に示すように基準マーク
板12の表面12aが結像面POの下方に位置するよう
に定められている。そしてこの初期位置からウェハホル
ダ8をZ方向の上方にΔnだけ移動させては第7図のス
テップ203〜ステツプ208を実行して絶対値Kを算
出することをm回縁シ返す。このウニ・・ホルダ8の可
動@囲はm・Δnであるが、基準マーク板12の表面1
2aが結像面Poをはさんで上下に移動するような範囲
に定められている。このようにして検出されたマーク像
MF/のコントラスト特性は、第12図の特性と全く同
様に得られる。そこでM P U43は、絶対値Kが最
小となるmの位置にウェハホルダ8を位置決めするよう
な指令を制御回路31に出力する。
以上までの動作で第6図のステップ104が終了し、制
御回路31は次のステップ105のマークMFの合焦動
作で、ウェハホルダ8をMPU43からの指令に応じて
2方向に位置決めする。この結果、基準マーク板120
表面12aと投影レンズ5の結像面POとが一致し、撮
像装置21の撮像面21aにはマーク像MR/とマーク
像MF’とが共に合焦状態で結像し、マークMRSMF
は極めて鮮明に観察される。基準マーク板12の表面1
2aとウェハ7の表面7aとが正確に一致していれば、
アライメント光学系の反射鏡14と第1対物レンズ15
を一体に繰り出して、レティクル3のアライメントマー
クBxとウニノ・7上のアライメントマークAとを共に
検出するときも、両アライメントマークは合焦状態で観
察される。このため、レティクル3のアライメントマー
クBとウェハ7のアライメントマークAとの位置合せを
、投影レンズ5を介して撮像装置21と信号処理回路3
0を利用して行なうような位置合せ、いわゆるスルーe
ザーレンズ(TTL)方式のダイ・バイ・ダイ(Die
 by Die )アシイメントにおいて、アライメン
トマークB、Aの像が合焦状態で検出できるから、両ア
ライメントマークの位置ずれの検出精度が向上し、それ
だけ、レティクル3とウェハ7の位置合せ精度も向上す
るという利点がある。また本実施例では、マーク處、M
F’の各線状パターンの幅を解像限界に近い値に定めた
ので、第2対物レンズ16やウェハホルダ8の歩進に伴
うコントラスト変化が大きくなシ、検出感度が高くなる
という利点もある。
さて、本実施例では、1/テイクル3べ5設けられた焦
点合せ用のマークMRと、基準マーク板12に設けられ
たマークMFとは、ともに複数の線状パターンを規則的
に配列したものである。これは画像信号中に表われる極
小から極大までのレベル変化(波形)を周期的に複数回
作り出し、その複数の波形を同一に処理して平均化する
ことによって、コントラスト検出の精度を高めるためで
ある。
このためマークMR、MPは同一の線状パターンを複数
本有することが望ましいが、必らずしも複数本である必
要はなく、一本の線状パターンでもよい。また場合によ
ってはマークMRの代りにアライメントマークBxを使
って同様に処理することも可能であシ、さらにウェハ7
上にマークMFと同様の線状パターンのマークを設け、
合焦動作時にこのウェハ7上のマークを使ってウェハ7
のパターン面7aと投影レンズ5の結像面POとを一致
させるようにしてもよい。また、マークMR。
MFは必らずしも同時に観察する必要はなく、マークM
Rの検出後、アライメント光学系の反射鏡14と第1対
物レンズ15を移動させて、マスク上の別の位置からマ
ークMFを検出してもよい。
ところで、本実施例ではコントラスト検出に波形の立上
りや立下シの傾斜をめ、その傾斜が最も急になることを
もってコントラストの最大を検出する方式を使ったが、
その際例えば第12図のようなコントラスト特性が得ら
れた段階で、絶対値Kが一定値になる2つの位置m、、
m2 (例えば第12図中、mL=3とm 2 = 9
 )を検出し、m、とm2の中間点(m=6)をめるよ
うにしてもよい。
さらに、微分回路を設けてアナログ的又はソフトウェア
を使ってデジタル的に画像信号を微分し、その微分波形
上の最大値と最小値との差が最も大きくなったことを検
出するような方式を使っても同様の効果が得られる。ま
た、マークMRO合焦動作(第1段階)においては、第
2対物レンズ16を移動させたが、第2対物レンズ16
と撮像装置21との間の光路中にさらにコリメータレン
ズ系を設ける場合は、このコリメータレンズ系を調整す
るようにしても、まったく同様の効果が得られる。さら
に撮像装置21は電荷結合素子(COD)等による自己
走査型の一次元、あるいは二次元イメージセンサ−とし
てもよい。さらに、マークMF(又はウェハ上のマーク
)の合焦動作(第2段階)においては、ウェハを上下動
させたが、ウェハに対して投影レンズ5、レチクル3、
及びアライメント光学系(反射鏡14、第1対物レンズ
15、第2対物l/ンズ16等)を一体に光軸9方向に
上下動させてもよい。
次に本発明の第2の実施例を第16図、第17図に基づ
いて説明する。第16図は第1図に示した投影装置にお
けるアライメント光学系を模式的に表わした光学配置図
である。
この実施例の投影装置には結像面Poに向けてピンホー
ル又はスリットの像を形成するための結像光束14を斜
めに投射する投光器5oと、その結像光束14のウェハ
7表面(パターン面7a)での反射光15を受光して、
ウェハ7の上下方向(投影レンズ50光軸方向)の位置
を検出する受光器51とが設けられている。この受光器
51はウェハ7の上下方向の位置に応じて、例えばウェ
ハ7の表面が結像面POよシも下方に位置する後ビン状
態のときの反射光15 と、合焦状態のときの反射光1
5′との反射位置が異なることを光電的に検出するもの
である。この投光器50と受光器51とにより、ウェハ
7の上下方向の位置を検出して、ウェハ7の表面と結像
面POとの合致状態を検出する焦点検出系を構成する。
第17図は、この焦点検出系の具体的な構成図である。
投光器50内には、ウェハ7に塗布された感光剤を感光
させない波長の光(例えば赤外光)を発する光源60と
、光源60によって照明されるスリット板61と、この
スリット板61に紙面と垂直な方向に伸長して形成され
たスリット開口を通った光を平行光束にするレンズ62
と、レンズ62からの平行光束を反射するミラー63と
、ミラー63からの平行光束を入射してその光束の光軸
をシフトさせて射出する平行平板ガラス(プレーンパラ
レル)64と、平行平板ガラス64からの平行光束を集
光して、投影1/ンズ5の結像面Po内にスリット板6
1のスリット像を結像するレンズ65とが設けられてい
る。平行平板ガラス64は図中紙面と垂直な回転軸を有
し、駆動部66によって、その回転軸のまわシに一定の
角度範囲内で回転する。この回転によって、レンズ65
によるスリット像の結像位置が結像面Po と垂直な方
向に変位する。尚、第17図ではウェハ7のパターン面
7aと結像面Poとが一致した合焦状態を示しである。
一方、受光器51には、反射光束15 を入射するレン
ズ67と、レンズ67からの光束を反射すると共に、そ
の反射の方向を振動により変える撮動ミラー68と、レ
ンズ67からの光束の結像位置に設けられたスリット板
69と、そのスリット板69に紙面と垂直な方向に延設
されたスリット69aを通過してきた光を受光して、光
電信号を出力する受光素子70とが設けられている。振
動 −ミラー68は紙面と垂直な回転軸を有し、駆動部
71はその回転軸を中心に、振動ミラー68を一定の角
周波数及び一定の振幅で単振動させる。
第17図のような構成において、合焦状態では、スリッ
ト板61のスリット像はウェハ7の表面に結像し、その
ウェハ7上のスリット像はレンズ67によって再びスリ
ット板69上に結像し、そのスリット像は振動はラー6
8によってスリット板69上を一定の振幅で往復移動す
る。このとき、スリット像のスリット板69上での振動
中心はスリット69aと一致する。従って、ウェハ7の
表面が投影レンズ5の結像面Pofr−らずれると、そ
れに応じてスリット像の振動中心もスリット板69のス
リット69aK対して図中左右方向に変位する。
もちろん、そのスリン1−69&に対する変位の方向(
右か左か)は、ウェハ7のパターン面7a75f結像面
Poの上方に位置する前ピン状態か、又はその逆の後ピ
ン状態かを表わす。
さて、第18図は本装置の制御系のブロック図である。
基本的には第2図の回路ブロックと同じであり、同じ動
作、作用のものには同一の符号をつけである。
振動ミラー68の駆動部71は発振器80から発生する
一定の周波数の交流信号を入力し、その交流信号の周波
数に応じて振動ミラー68を単振動させる。受光素子7
0の光電信号は増幅器81によって増幅され、その光電
信号と発振器80からの交流信号とは位相同期検波回路
(PSD)82に入力する。PSD82は発振器80の
交流信号を基準信号にして光電信号を同期検波する。P
SD82によって検波された信号はローパスフィルター
(LPF)83によって高調波成分が除去されて、制御
回路31に入力する。LPF83の出力信号、すなわち
検波信号Sdは、スリット像の撮動中心がスリン)69
aと一致したときは零となり、その振動中心が例えばス
リンl−69aに対して81.7図中で左側に変位した
ときは正極性となり、逆に変位したときは負極性となる
ような、いわゆるSカーブ信号である。また、制御回路
31は平行平板ガラス640回転角度を定める駆動信号
Seを、駆動部66に出力する。尚、ウニノ・ホルダ8
のZ方向の駆動は、信号処理回路30からの検出情報に
だけ基づいて行なわれるはかシでなく、検波信号Sdに
も応じて行なわれる。すなわち駆動回路34がその検出
情報と検波信号Sdのいずれに応じて行なわれるかは制
御回路31によって適宜選択される。
さて、第19図は制御回路31内に設けられた検波信号
Sdの処理回路の回路ブロック図である。
検波信号Sdは切替信号S1に応答して切替動作を行な
うスイッチ90に入力する。差動回路91は検波信号S
dの零レベル(アース電位)からの偏差に応じた差信号
をスイッチ90に出力する。
スイッチ90は切替信号S1に応じて、検波信号Sdと
、その差信号のいずれか一方の信号をアナログ−デジタ
ル変換器(以下、ADCとする)92に出力する。AD
C92は、入力した検波信号S屯又は差信号をデジタル
データD2に変換すると、ともに、ランチ回路93にも
出力する。ランチ回路93は信号S2に応じて、データ
D2のランチを行なうか否かを切替える。そして、この
ランチ回路93を介して出力されたデータD2が前述の
駆動信号Seになる。このような構成において、スイッ
チ90は、平行平板ガラス640角度を較正(ギヤリブ
1/−ジヨン)する際は差動回路91の差信号を選択し
、ウェハ7の上下方向の位置検出(焦点検出)の際は検
波信号Sdを選択するように制御回路31によって切替
えられる。
以上のような投光器50と受光器51とによって構成さ
れた焦点検出系は、撮像装置21を用いたスルー・ザ・
レンズ(TTL)方式による焦点検出とは異なり、結像
光束14が感光剤を感光させない波長の光であるため、
ウェハ7の移動中、又は露光動作中に同時に焦点検出が
可能であり、その検出も高速である。
次に本実施例の動作を説明する。撮像装置21を使って
マークMRの合焦動作を行なう第1段階から、基準マー
ク板12上のマークMF(又はウェハ7上のマーク)の
合焦動作を行なう第2段階までは、先の実施例と全く同
様に実行される。そ −して、マークMFが設けられた
基準マーク板12(7)8面12 a (又はウェハ7
のパターン面7a)が結像面POと一致した状態で、制
御回路31はを移動し、投光器50と受光器51とで構
成された焦点検出系の較正を行なう第3段階を開始する
その投光器50と受光器51で構成された焦点検出系の
キャリブレーションは第20図のフローチャート図に基
づいて行なわれる。以下、そのためのステップ300〜
305を説明する。
〔ステップ300,301) 制御回路31は切替信号S1を出力して、差動回路91
の差信号を選択する。引き続き制御回路31け信号S2
を出力して、ラッチ回路93のラッチ動作を解除する。
これによシ、平行平板ガラス64はその差信号に応じて
フィードバック制御で回転し、その差信号が零になった
時点でその回転を停止する。この様子を第21図に示す
。第21図では横軸は基準マーク板12の上下方向(Z
方向)の位置を表わし、縦軸は検波信号Sdの大きさく
レベル)を表わす。今、ランチを解除した直後で、検波
信号Sdは特性SD1のようにレベルが−Sdoにある
ものとする。すなわち、特性SD1に従った場合は、第
1段階と第2段階の終了時に基準マーク板12の表面1
2&と結像面POとが位置Zoで一致しているにもかか
わらず、位置ZOから−ZIだけ基準マーク板12が降
下した位置に合焦点が存在するように検出されてしまう
。そこで、差動回路91はその1ノベルーSd。
の差信号を出力して、平行平板ガラス64の角度を変え
る。これにともない1ノベルーSdoは小さくなり、特
性SD1は位置zOで零レベルとなるような特性SD2
に直される。
〔ステップ302.303) 制御回路31はADC92からのデータD2を読み込み
、D2が零になったか否か、すなわち、差動回路91の
差信号が零になったか否かを判断する。このとき、デー
タD2が完全に零になる場合はよいが、PSD82のノ
イズ成分がL P F1aによって完全に除去されない
場合を考慮して、データD2が零を含むある範囲内のレ
ベルに入ったか否かを判断するようにする。こうして、
データD2がほぼ零と判断されると、特性SDIは特性
SD2に直されたことになる。
〔ステップ304,305) 次に制御回路31は信号S2を出力して、ラッチ回路9
3のラッチを行ない、以後、再度信号S2が入力される
まで、そのラッチ状態を保ち続ける。
そして、平行平板ガラス64の駆動部66はそのランチ
されたデータ(駆動信号Se)を基準値として、以後設
定された平行平板ガラス64の角度を維持し続ける。最
後に制御回路31は切替信号S1を出力して、検波信号
Sdを選択する。
以上のようにして、第16.17図に示した焦点検出系
のキャリブレーションが終了する。そして実際にウェハ
7にレチクル3のパターンヲ投影露光するときは、制御
回路31が検波信号SdのデータD2を読み込み、その
値が零になるように、駆動回路34、モータ35を制御
して、ウェハ7を上下動させればよい。
以上、本実施例では、光学的な斜入射方式の焦点検出系
を備えた装置を用いたが、その他に、ウェハ7に微小開
口のノズルからエアーをふきかけ、その背圧を検出して
ウェハ7の2方向の位置を検出する、いわゆるエアマイ
クロ方式の焦点検出系のキャリブレーションに応用して
も全く同様の効果が得られる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、マスク上の第1マークを
検出すると共に、ウェハ等の被投影物上の第2マークを
投影光学系を介して検出する、いわゆるスループ・レン
ズ(TTL)方式の光学系を設け、第1マークに対して
はこの光学系を調整して焦点合せを行ない、その後、K
2マークに対しては被投影物と投影光学系との間隔を光
軸方向に変化させて焦点合せを行なうようにしだ。この
ためマスクを構成する透明基板(ガラス板)の厚さが変
化しても常に最良のコントラストで第17〜り、第2マ
ークを検出できる。このためマスクのアライメントマー
クと被投影物上のアライメントマークとをTTL方式で
検出して2次元的な位置合せを行なう場合、両アライメ
ントマークは同時に合焦状態で検出され、位置合せの精
度向上が期待できる。さらに、投影光学系自体の光学特
性の変動、特に最良結像面の位置変動(フォーカスシフ
ト)が生じたとしても、マスクと被投影物とは投影光学
系に関して共役に維持されるので、被投影物上にはマス
クのパターン像が常に合焦状態(ベストフォーカス)で
投影される。このためこの種の投影装置によって露光さ
れて作られたICやLS、I等の半導体装置の不良率が
低減し、その結果、生産の歩留シが向上するという効果
も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による縮小投影型露光装
置の概略的な光学配置図、第2図は制御系の回路ブロッ
ク図、第3図は第1図に示した投影型露光装置に使用す
るレティクル(マスク)の平面図、第4図は基準マーク
板の平面図、第5図は信号処理回路の具体的な回路ブロ
ック図、第6図、第7図は第1の実施例における動作を
説明するフローチャート図、第8図は焦点ずれの様子を
簡単に説明するだめの模式図、第9図は撮像装置によっ
て撮像されたレティクル上のマークMRの様子を示す図
、第10図はその時に得られる画像信号の波形図、第1
1図は焦点が゛ずれた時の画像信号の波形図、第42図
は画像信号から得たコントラストの特性図、第13図は
焦点が合った時の画像信号の波形図、第14は撮像され
たマークMRと基準マーク板のマークMFの様子を示す
図、第15図はこの時に得られる画像信号の一例を示す
波形図、第16図は本発明の第2の実施例による投影型
露光装置の構成を示す配置図、第17図は光学的な斜入
射式の焦点検出系の光学配置図、第18図は第2図の制
御系に第17図の焦点検出系のための回路を付加した回
路ブロック図、第19図は制御回路31に設けられた検
波信号Sdの処理回路を示す回路ブロック図、第20図
は第2の実施例において、第17図の焦点検出系をキャ
リブレーション(較正)するための動作を説明するフロ
ーチャート図、第21図はキャリブレーションの様子を
説明する検波信号Sdの特性図である。 〔主要部分の符号の説明〕 3・・ 1/テイクル(マスク)、5 ・・・縮小投影
1/ンス、7・・・ウェハ、8・・・ウェハホルダ、1
4・・・反射鏡、15・・・第1対物1/ンズ、16・
・・第2対物レンズ、17・・・ビームスフリツタ、2
1・・・撮像装置、30・・・信号処理回路、50・・
・投光器、 51・・・受光器出願人 日本光学工業株
式会社 代理人渡辺隆男 第16図 第1g図 第1q図 5ブ ”15zo図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. マスクに形成されたパターンの像を投影光学系を介して
    被投影物に投影する装置において、前記マスクに設けら
    れた第1マークの像を所定の結像面に形成するための像
    形成光学系と;前記第1マーク像が前記結像面に合焦す
    るように前記像形成光学系を調整する調整手段と;前記
    被投影物に設けられた第2マークの像を前記調整された
    像形成光学系と前記投影光学系とを介して形成し、該第
    2マーク像が前記結像面に合焦するように前記被投影物
    と前記投影光学系との間隔を変える位置決め手段とを備
    えたことを特徴とする投影装置の焦点合せ装置。
JP59024898A 1983-11-07 1984-02-13 投影装置の焦点合せ装置 Expired - Lifetime JPH0677096B2 (ja)

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