JPS60166400A

JPS60166400A - カプセル含有界面活性剤組成物

Info

Publication number: JPS60166400A
Application number: JP59022688A
Authority: JP
Inventors: 涌井　二男; 松下　貴男
Original assignee: Lion Corp
Current assignee: Lion Corp
Priority date: 1984-02-09
Filing date: 1984-02-09
Publication date: 1985-08-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕本発明はカプセル含有界面活性剤組成物に関するもので
ある。

〔従来技術〕

従来、界面活性剤とカプセルからなる界面活性剤組成物
は種々知られている。また、このようなカプセル含有界
面活性剤組成物において、カプセル内容物として鉱油等
を用いることも知られている。例えば、特開昭４７−３
９１１１号公報によれば、界面活性剤を含む高粘性のゲ
ルを分散媒として、その中に鉱油（流動パラフィン等）
を含むカプセルを分散させたものが示されている。この
ような組成物を用いる場合には、そのカプセル化された
鉱油の作用により、１回の洗髪で調髪効果を得ることが
できるが、鉱油の場合、髪にべたつきを生じさせ、自然
なツヤを与えるものではなかった。

〔目　的〕

本発明は、カプセル含有界面活性剤組成物において、前
記した従来技術に見られる欠点を克服することを目的と
する。

〔構　成〕

本発明によれば、少なくとも１種の界面活性剤とカプセ
ルを含有し、該カプセルは内容物としてメチルフェニル
シロキサンを含むことを特徴とするカプセル含有界面活
性剤組成物が提供される。

本発明の組成物においては、カプセルとして、メチルフ
ェニルシロキサンを内容物として含むものを用いる。従
来鉱油を含むカプセルの場合、前記したように、毛髪等
に対して適用すると、べたつきを生じさせ、自然なツヤ
を与えないという欠点があったが、本発明の場合、この
ような欠点は克服される。

本発明で用いるメチルフェニルシロキサンは従来公知の
物質であり、次の構造を有する。

式中、ｍは１〜１４０の数及びｎは１〜１４０の数であ
り、ｍとｎの比率は、通常１　：　０．０５〜ｌ：２、
好ましくは１：０．１〜１：１の範囲である。

本発明で用いる界面活性剤としては、従来公知のアニオ
ン系、ノニオン系、カチオン系及び両性の界面活性剤が
包含され、その種類は特に制約さおない。このようなも
のの具体例としては、アニオン系界面活性剤としては、
例えば、高級アルコールの硫酸エステル塩、高級アルコ
ールのエチレンオキシド付加物の硫酸エステル塩、α−
オレフィンスルホン酸塩、パラフィンスルボン酸塩等；
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、アミンオキシ
ド、高級脂肪酸ジェタノールアマイド、アルコールやア
ルキルフェノールのエチレンオキシド付加物、糖アルコ
ール脂肪酸エステル等；カチオン系界面活性剤として、
例えば、長鎖アルキルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、ジ長鎖アルキルジメチルアンモニウムクロライド等
；両性界面活性剤としては、例えば、カルボキシベタイ
ン、スルホベタイン等を挙げることができる。また、本
発明の界面活性剤組成物に前記のような界面活性剤の他
、従来一般に用いられる補助添加剤が添加され、このよ
うな補助添加剤は、組成物の用途に応じて適宜選択され
、一般的には、芒硝や食塩等の無機塩類、ビルダー類、
湿潤剤、可溶化剤、紫外線吸収剤、軟化剤、キレート化
剤、粘度調節剤等が挙げられる。

本発明で用いるカプセルにおいて、その寸法は特に制約
され−ないが１通常、粒子直径０．５〜５ＩＩＩＩ１１
、好ましくは１〜４ｙＩｍの寸法にするのがよい。また
、このカプセルは、使用に際して、易破壊性のもの、即
ち、使用に際しての物理的応力によって容易に破壊され
たり、あるいは使用に際しての水中での溶解によって破
壊されるものであれば良く、その種類は特に制約されな
い。このようなカプセルについては従来既に公知であり
、従来公知の方法、例えば、米国特許第３３４１４６６
号明細書や米国特許第３７２６８０３号明細書に記載さ
れたコアセルベーション法等の方法によって製造される
。

本発明で用いる好ましいカプセルとしては、カプセル壁
材として、水溶性高分子を用いたものが挙げられる。こ
のような水溶性高分子としては、例えば、ペクチン、カ
ラギーナン、アルギン酸、アミロペクチン、グアガム等
の多糖類、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体
の他、ポリビニルアルコール、ゼラチン等が挙げられる
。このようなカプセル壁材を用いてカプセルを好ましく
製造するには上記コアセルベーション法の他、例えば、
同心の細孔を有する２重ノズルを用い、中心ノズルから
カプセル化すべき芯物質を含む溶液又は懸濁液を、及び
その中心ノズルを包囲する環状ノズルからカプセル壁材
を同時に押出す方法も採用することができる。このよう
な水溶性高分子をカプセル壁材としたカプセルを用いる
場合は、カプセル壁材の架橋剤による不溶化法の他、組
成物中においてはその溶解を防止することが必要である
が、このようなカプセルの溶解防止は、組成物のｐＨを
調節したり、あるいは組成物中に電解質を加えたり、ア
ルコール等の水溶性高分子に対する貧溶媒を加えること
等により、水溶性高分子の界面活性剤溶液に対する溶解
度を減少させることによって行うことができる。

本発明の組成物において、界面活性剤含量は通常１〜４
０重景％重量ましくは５〜２５重量％であり、メチルフ
ェニルシロキサンを包含するカプセル含量は０．０１〜
５重量％、好ましくは０．１〜３重量％である。また１
組成物中に含まれるメチルフェニルシロキサン含量は、
０．００１〜４．５重量％、好ましくは０．０１〜２，
５重量％である。メチルフェニルシロキサンをカプセル
化する場合、メチルフェニルシロキサンは単独である必
要はなく、動植物油等との混合物の形で用いることがで
きる。なお、界面活性剤及びカプセルを分散させるため
の分散媒としては、水、水溶液、水と有機溶媒（例えば
エタノール、プロピレングリコール等）との混合物な。

どの水性媒体が用いられる。

〔効　果〕

本発明のカプセル含有界面活性剤組成物の場合、使用に
際して、そのカプセルが物理的応力にょって破壊された
り、水中に溶解する等して、カプセル内部に包蔵された
メチルフェニルシロキサンが外部へ放出され、髪や繊維
に対して自然なツヤを与えるもので、ベタっきを生じな
いという利点を有する。本発明のカプセル含有界面活性
剤組成物は、毛髪化粧料や、繊維処理剤等として利用さ
れる。

〔実施例〕

次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。

実施例１．２カプセルとしては、壁材としてゼラチンを用いて常法に
よって得られた内部にメチルフェニルシロキサン（前記
式（１）において、ｍ　＝１０．　ｎ＝４）を含有する
粒径約１〜３ｍｍを有するもの（カプセルＡ）を用いた
。また比較のために、内部に流動パラフィンを含有する
もの（カプセルＢ）及びジメチルシロキサンを含有する
もの（カプセルＣ）を用いた。

次に、前記カプセルを界面活性剤溶液に加えて、シャン
プー組成物と調製し、その性能試験を行った。その結果
を次表に示す。

なお、この場合のシャンプー組成物は、界面活性剤とし
て、Ａｓ　−ＴＥＡ　（ヤシ油アルコール硫酸エステル
トリエタノールアミン）又はＡＥＳ　−Ｎａ　（ポリオ
キシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム、エチレ
ンオキシド付加モル数＝３）を２０重重量含有し、カプ
セルを０．５重量％含有する水溶液からなるものである
。

また、性能試験は次のようにして行った。

〔毛髪のつや〕

シャンプー組成物１　、０ｃｃを用いて５ｇの毛髪束を
シャンプーし、水道水で５回すすぎ、乾燥した後の毛髪
束の光沢を、テスター１０名の視覚により判定し、標準
品に比べて、光沢があればＯｌやや光沢があればΔ、光
沢が同等であれば×と評価した。

〔毛髪のべとつき性〕

前記と同様にしてシャンプーし、すすいで、乾燥した後
の毛髪束のべとつき具合を、テスター１０名の触感によ
り判定し、標準品に比べて、べとつきがなければＯｌや
やべとつきがあればΔ、べとつきがあればＸと評価した
。

表−１本カプセル壁材／芯物質＝５／９５実施例３〜１０表−２に示すカプセル含有界面活性剤組成物（シャンプ
ー及びリンス）を調製し、シャンプーについては実施例
１，２と同様にして性能試験を行った。リンスについて
は、市販シャンプーで洗浄後、リンス処理し、次にすす
いで乾燥を行ない、実施例１．２と同様に評価した。な
お、実施例３〜８はシャンプーについての例であり、実
施例９〜１０はリンスについての例である。

特許庁長官　若　杉　和　夫　殿１．事件の表示昭和５９年特許願第２２６８８号２、発明の名称カプセル含有界面活性剤組成物３、補正をする者事件との関係　特許出願人住　所　東京都墨田区本所−丁目３番７号氏　名　（６
７６）　ライオン株式会社代表者　小　林　敦４、代理人〒１５１住　所　東京都渋谷区代々木１丁目５８番１０号５、補
正命令の日付　自　発６、補正により増加する発明の数　Ｏ８、補正の内容本願明細書中において次の通り補正を行を１′＆す。

（１）特許請求の範囲を別紙の通り訂正します。

（２）下記箇所の［メチルフェニルシロキサン」を、各
々「メチルフェニルポリシロキサン」に訂正します。

■　第２頁第１２行。

■　第３頁第２行、 ■　第６頁第１２行、 ■　第６頁第１４行〜第１５行、 ■　第６頁下から第５行〜第６行、 ■　第６頁下から第４行〜第３行、 ■　第７頁第８行、 ■　第７頁下から第２行〜末行。

（３）第８頁第３行〜第４行の「ジメチルシロキサン」
を、「ジメチルポリシロキサン」に訂正します。

（４）第１１頁の表−２を次の通り訂正します。

「特許請求の範囲（１）少なくとも１種の界面活性剤とカプセルを含有し
、該カプセルは内容物としてメチルフェニル夾埜シロキ
サンを含むことを特徴とするカプセル含有界面活性剤組
成物。」

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも１種の界面活性剤とカプセルを含有し
、該カプセルは内容物としてメチルフェニルシロキサン
を含むことを特徴とするカプセル含有界面活性剤組成物
。