JPS61157590A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はシャンプー、リンス等として使用されるダル状
の洗浄剤組成物に関し、更に詳述するとダル状態が安定
に保持されると共に、良好な使用感を有し、しかもマイ
クロカプセル等の水不溶性粒子を安定に分散させること
ができ、また水不溶性粒子として肉眼で見える粒径のも
のを分散させた場合にダルの透明性を高く形成できるの
で美麗な外観を与えることができるダル状洗浄剤組成物
に関する。

従来技術及びその問題点 従来、界面活性剤とダル化剤と水不溶性粒子とからなる
ダル状の洗浄剤組成物は種々知られている。また、この
ような組成物として、水不溶性粒子を肉眼的に見える比
較的大きな寸法とし、その分散させた水不溶性粒子によ
る美感な利用したものも知られている。例えば、特開昭
４７−３９１１１号公報によれば、界面活性剤を含む高
粘性のダルを分散媒とし、その中に肉眼で見える水不溶
性粒子を空間配置的に分散させたものが記載されている
。

この場合、従来のこの種のダル状洗浄剤にあっては、ダ
ル化剤として一般にヒドロキシエチルセルロース、カル
がキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース
等の水溶性高分子増粘剤が使用されているが、これらの
ダル化剤を用いたケ１ル状洗浄剤組成物は、■高温にお
いて粘度が低下し、水不溶性粒子を分散させた場合には
固液分離が生じる。■ぬるつき、糸ひき性等が生じ、使
用感が悪い、■透明性が悪く、このため外観を損なうの
で商品価値が低下する、などの問題を有していた。

発明の概要 本発明者らは、上記事情に鑑み、ダル状態が安定に保持
されると共に、使用感が良好であシ、更にダルの透明性
を高く形成できるダル状洗浄剤組成物について種々検討
を重ねた結果、テリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩とアルカノールアミドとを特定配合量、特定比率で
併用することにより、上記目的が効果的に達成されるこ
とを知見した。

即ち、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩とア
ルカノールアミドとを組合せて用いること、しかもこの
場合、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩とア
ルカノールアミドとを、これら両者の合計配合量が組成
物全体の１８〜３５％（重量幅、以下同じ）、好ましく
は２２〜３５％であシ、かつ前者と後者との重量比が、
４：６〜７：３である割合において併用し、粘度５０〜
７００ポイズのダルを形成した場合、ダルの安定性が良
く、高温においても透明ゲルの状態が良好に保持し得、
またダルのぬるつきが防止され、良好な使用感を有して
いると共に、マイクロカプセル等の水不溶性粒子に対す
る分散安定性も良く、しかもダルの透明性を高く形成で
きるので、水不溶性粒子が均一、安定に分散され、この
ように均一に分散された水不溶性粒子が良好に透視され
、従って商品価値の高い美麗な外観を与えることを知見
し、本発明を完成したものである。

以下、本発明を更忙詳しく説明する。

発明の構成 本発明のグル状洗浄剤組成物は、シャンプー、リンス、
化粧料、柔軟剤、その他各種の洗浄剤として調製、使用
されるもので、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩とアルカノールアミドとを併用することにより、５
０〜７００ｄイズの粘度に調製してなるものである。

ここで、ノリオキシュテレ／アルキルエーテル硫酸塩と
してＩ／ｉ種々のものが使用できるが、特に一般式（１
） ％式％（１） （但し、Ｒは平均炭素数８〜１８、好ましくは１０〜１
４のアルキル基であり、ｔＦｉ平均値が１〜１０、好ま
しくは１〜５の数であシ、更にＭａアルカリ金属イオン
、アルカノールアミンイオン又はアルカリ土類金属イオ
ンを示す）で表わされるプリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸塩が好ましく用いられる。この一般式（１）
で表わされる化合物を具体的に例示すると、天然ラウリ
ルアルコールポリオキシエチレン（ｎ＝３）Ｒ酸エステ
ル、オキソ法合成Ｃ１１〜Ｃ１５脂肪族アルコール？リ
オキシエチレン（ｎ　＝　３　）　ａｍ　エステル、オ
キソ法合成Ｃ１２〜Ｃ１３脂肪族アルコールオキシエチ
レン硫酸エステル、Ｃ１２〜Ｃ１３脂肪族アルコール硫
酸エステル及びこれらの硫酸エステル部分が硫酸のナト
リウム塩、カリウム塩又はアルカノールアミン塩となっ
たものを挙げることができる。これらのうちでは、プリ
オキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム（ｎ＝
３）が好ましい。なお、本発明においては、これらの化
合物の１種を単独で用いてもよく、２種以上を併用する
ようにしてもよい。

１だ、アルカノールアミドとしては、脂肪酸メチルある
いけ脂肪酸のエチルエステルを出発物質とし、触媒を用
いずに１２０〜２５０℃で比較的短時間加熱する方法に
よって製造したもの、またアルカリ金属もしくはその水
酸化物又はそのアルコラードを触媒として上記出発物質
を反応させた後、これを分離するか又は中和する方法、
あるいは重炭酸ナトリウムを触媒とする方法によって製
造したものなどが使用でき、特に一般式（２）％式％（
２） （但し、Ｒ′は平均炭素数６〜１６、好ましくけ１０〜
１４のアルキル基であシ、ｍは１又は２であシ、ｍ＋ｎ
謹２である。） で表わされるアルカノールアミドが好ましく用いられる
。具体的には、ヤシ脂肪酸、ラウリン酸、ステアリン酸
等の高級脂肪酸とジェタノールアミンとの縮合物が挙げ
られ、こねらの１種又は２種以上が使用されるが、これ
らのうちではヤシ脂肪、酸ジェタノールアミドが好まし
い。

本発明は上述したポリオキシエチレンアルキルエーテル
硫酸塩とアルカノールアミンとを併用、混合するもので
あるが、この場合本発明においてはポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩とアルカノールアミンとの合計
配合量を組成物全体の１８〜３５％、好ましくは２２〜
３５％とし、かつ、ＪＰ　ＩＪオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸塩とアルカノールアミンとの重１比を４＝
６〜７：３とすることが必要である。合計配合量が１８
ヂより少ない場合は、ゲル状としての粘度が得られず、
合計配合量が３５係より多い場合は、均一ケ°ルができ
ない。また、重量比が４／６より小さい場合、即ちアル
カノールアミン量が多すぎる場合は、グル状としての粘
度が得られない上、透明性が悪く、重量比が７／３よシ
大きい場合、即ちアルカノールアミンが少なすぎる場合
はゲル状としての粘度が得られず、いすねも本発明の目
的を達成し得ない。

本発明の洗浄剤組成物には、必要てより水不溶性粒子を
分散させることができる。この場合、水不溶性粒子とし
ては肉眼で見える粒径、特に０．１〜５ｆｌ、望ましく
は０．５〜４酎の平均粒径のものを分散させることが好
ましく１本発明によれば上述したポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸基とアルカノールアミドとを含むゲ
ルの水不溶性粒子分散安定性が憂れ、またゲルを高い透
明性をもって形成させることができるので、肉眼で見え
る粒径の粒子を分散させた場合、美麗な外観を与えるも
のである。

水不溶性粒子の種類は特に制限されないが、チタンマイ
カ、魚すン箔等の粉粒体のほか、使用に際して易破壊性
のもの、即ち使用に際しての物理的応力によって容易に
破壊できるマイクロカプセルなどが好適に用いられる。

このマイクロカプセルは使用中に壁材が破壊され、芯物
質が流出してくるので、芯物質としてその用途如適した
材料を選択することにより、例えばノヤンデーの場合に
は仕上シ成分を芯物質として封入することで優れた仕上
υ性を与えるなど、洗浄剤組成物に所望の特性を付与で
きるため、マイクロカプセルの分散、使用が好ましい。

ここで、マイクロカプセルとしては、粒子壁材として水
溶性高分子物質を用いたものが好ましい。

このような水溶性高分子物質としては、例えば被りテン
、カラギーナン、アルギン酸、アミロペクチン、グアガ
ム等の多糖類、メチルセルロース、エチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等のセ
ルロース誘導体ノホカ、ポリビニルアルコール、ゼラチ
ン等カ挙ケられる。このような粒子壁材を用いてカプセ
ルを製造する場合はコアセルベーション法が好適に採用
でき、また例えば同心の細孔を有する２重ノズルを用い
、中心ノズルから粒子化すべき芯物質を含む溶液又は懸
濁液を、及びその中心ノズルを包囲する環状ノズルから
粒子壁材を同時に押出す方法も有効に採用することがで
きる。なお、このような水溶性高分子物質を粒子壁材と
したマイクロカプセル（水不溶性粒子）を本発明に用（
・る場合は、粒子壁材を架橋剤によシネ溶化することに
加え、洗浄剤組成物中においてその溶解を防止すること
が必要であるが、このようなマイクロカプセルの溶解防
止は、組成物の−を調節したシ、あるいけ組成物中に電
解質を加えたシ、アルコール等の水溶性高分子物質に対
する貧溶媒を加えること等によシ、水溶性高分子物質の
界面活性剤溶液に対する溶解度を減少させることによっ
て行うことができる。寸だ、粒子化すべき芯物質として
は種々のものがあり、組成物の用途との関連で釉々の添
加剤が用〜・られるが、一般的には、少量で高価な添加
剤や物理的及び化学的に不安定な添加剤が適用され１例
えば香料、シリコーン、動植物油、鉱油等が芯物質とし
て用いられる。

なお、上述した水不溶性粒子としては、製品の美感な高
めるために、赤、青、黄等の着色物あるいはそれらの着
色物の混合物を用いたり、あるいけパール光沢を付与し
て用いるのが有利であり、例えばマイクロカプセルの製
造の際に着色剤やチタンマイカ、魚すン箔等のパール化
剤を芯物質や壁材だ添加することもできる。またこの場
合、グルの色あるいは本発明の組成物を入れる容器の色
をその水不溶性粒子の黄色となるように適当に透明着色
することが望ましい。

なおまた、水不溶性粒子の配合−ＪｉＦｉ、その目的等
に応じて適宜選定され、特に制限されるものではないが
、好ましく　Ｆｉｏ、　５〜２俤である。

本発明の洗浄剤組成物には、その種類、使用目的等によ
シ、必要に応じて従来一般に用いられる補助添加剤を添
加することができる。このような添加剤としては、例え
ば、食塩、芒硝、可溶化剤、ＢＩＴ、α−トコフェロー
ル等の酸化防止剤、紫外線吸収剤、蛋白誘導体、動植物
抽出エキス、殺菌剤、色素、香料、カチオン性Ｉリマー
のコンディショニング剤を挙げることができる。

更に、洗浄性や泡立ちを調整する目的で、他種のアニオ
ン界面活性剤、非イオン界面活性剤、両性界面活性剤を
透明性を阻害しない範囲で添加することは何ら差支えな
い。この場合、これらの他種の界面活性剤としては、例
えば高級アルコール硫酸エステル塩、？リオキシエチレ
ン高級アルコールリン酸エステル又はその塩、ポリオキ
シエチレン高級脂肪酸エステル又はその塩、Ｎ−アシル
酸性アミノ酸塩又は塩基性アミノ酸塩、ピロリドンカル
ボン酸塩等を挙げることができ、これらの界面活性剤の
１種又は２種以上を適宜使用することができる。

本発明のグル状洗浄剤組成物は、上述した成分を用いて
常法によシ調表することができるが、この場合その粘度
（ＢＨ型粘度計ローター罵７゜２５℃）を５０〜７００
ポイズ、好ましくは２００〜６００ポイズとするもので
ある。粘度が５０ポイズより低いとグルが形成されず、
７００ｙｆ！イズより高いと均−ｒル状にならないため
に外観が悪く、水不溶性粒子の分散性も不均一となる。

発明の効果 本発明忙係るグル状洗浄剤組成物は、グル状態が安定し
、高温においてもグルが良好に保持されると共Ｋ、ぬる
つきもなく、使用感が良好なものである。更に、水不溶
性粒子を分散させた場合、ケ９ルの分散安定性が良いの
で水不溶性粒子がケ°ル中に安定して均一に分散され、
しかもグルの透明性を良好に形成できるので水不溶性粒
子を明瞭に透視でき、美麗で外観が浸れ、商品価値の高
いものである。

以下、本発明の実施例と比較例を示し、本発明を具体的
忙説明する。なお、各側の説明に先立つて試験法につい
て説明する。

粘度（増粘性） 洗浄剤組成物を調製した後、２５℃における粘度をＢＨ
型粘度計（ローター扁７）で測定した。

起泡力 訓１製された洗浄剤組成物の６俤水溶液２０Ｍ（２５℃
）を１００ｄシリンダーに採取し、人工汚垢として液体
ラノリン０．２２を加え、１０秒間に２０回振起うし、
１分後の泡容積（ｍｌ）を測定した。

透明性 調製された洗浄剤組成物を、４５℃で４週間保存し、そ
の透明性を目視判定した。

○：透明 △：やや透明度が劣る ×：不透明１分離 使用感 洗浄剤組成物を調製した後、実用試験（洗髪）により使
用時のぬるつきについて評価を行った。

○：ぬるつかない Δ：ややぬるつく。

×：ぬるつく。

分散安定性 水不溶性粒子を含有する洗浄剤組成物をｌ［し、４５℃
で４週間保存した後、水不溶性粒子の分散性を目視判定
した。

○：水不溶性粒子が均一に分散している。

△：水不溶性粒子の分散状態がやや不均一である（浮上
又は沈降がやや見られる）。

×：水不溶性粒子が浮上又は沈降している。

製品外観 Ｏ：商品として美観を損なわない。

△：商品として美観をやや損なう。

×：商品として美観を損う。

仕上シ性（毛髪のなめらかさ） 洗浄剤組成物を調製した後、洗浄、すすぎ及び乾燥を行
ったのちの毛束（５Ｐ　、　２　ｏｃｒｎ）のなめらか
さをラウリル硫酸ナトリウム（ＳＤＳ　）を対照試料と
してテスター２０名によ少一対比較法で評価した。

一：評価点がＳＤＳと同等。

±：　ＳＤＳより評価点がやや優れている。

＋：〃〃　　　　　優れている。

キ：〃〃　　　明らかに優れている。

〔実施例１〜３０．比較例１〜１７〕 第１表〜第４表に示す液体洗浄剤組成物をそれぞれ調製
し、その性能を試験した。結果を同表に併記する。なお
、配合量は重量幅である。

第　　４　　表 〔実施例３１〜３４〕 第５表に示す液体洗浄剤組成物をそれぞれ調製し、前記
と同様にしてその性能を試験した。結果を同表に併記す
る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩とアル
   カノールアミドとを、ポリオキシエチレンアルキルエー
   テル硫酸塩とアルカノールアミドとの合計配合量が組成
   物全体の１８〜３５重量％であり、かつポリオキシエチ
   レンアルキルエーテル硫酸塩とアルカノールアミドとの
   重量比が４：６〜７：３である割合において含有すると
   共に、粘度が５０〜７００ポイズに形成されたことを特
   徴とするゲル状の洗浄剤組成物。 ２、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩とアル
   カノールアミドとの合計配合量が組成物全体の２２〜３
   ５重量％である特許請求の範囲第１項記載の洗浄剤組成
   物。 ３、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩が一般
   式（１） Ｒ（ＯＣ＿２Ｈ＿４）＿ｌＳＯ＿３Ｍ・・・・・・・・
   ・・・・（１）（但し、Ｒは平均炭素数８〜１８のアル
   キル基であり、ｌは平均値が１〜１０の数であり、Ｍは
   アルカリ金属イオン、アルカノールアミンイオン、アル
   カリ土類金属イオンを示す。） で表わされるものである特許請求の範囲第１項又は第２
   項記載の洗浄剤組成物。 ４、アルカノールアミドが一般式（２） ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・・・・・
   （２） （但し、Ｒ′は平均炭素数６〜１６のアルキル基であり
   、ｍは１又は２であり、ｍ＋ｎ＝２である。）で表わさ
   れるものである特許請求の範囲第１項乃至第３項いずれ
   か記載の洗浄剤組成物。 ５、水不溶性粒子を分散させた特許請求の範囲第１項乃
   至第４項いずれか記載の洗浄剤組成物。 ６、水不溶性粒子がマイクロカプセル粒子である特許請
   求の範囲第５項記載の洗浄剤組成物。 ７、水不溶性粒子の平均粒径が０．１〜５ｍｍである特
   許請求の範囲第５項又は第６項記載の洗浄剤組成物。