JPH08511272A - ヘアコンディショニング組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （ａ）約２〜約５０重量％の陰イオン性界面活性剤、（ｂ）約５０〜約９８重量％の水、（ｃ）０．０１〜１０重量％の、式

Description

【発明の詳細な説明】 ヘアコンディショニング組成物 本発明は、非揮発性の不溶性シリコーンゴム特にジメチコノールゴムを含有す るヘアコンディショニング組成物に関する。 ヘアコンディショニング剤としての高粘度ゴムの使用は公知であり、そして適 当なゴムがＵＳ ４ ８７４ ４１６（スピッツァー）に記載されている。これ らのゴムは、通常、シクロメチコンのような揮発性シリコーン中に溶解して用い られる。 乳化重合されたシリコーンは、ＵＳ ２ ８９１ ９２０（ハイド）、ＵＳ ３ ２９４ ７２５（フィンドレイ）およびＵＳ ３ ３６０ ４９１（アクソ ン）から公知である。 乳化重合されたジメチルポリシロキサン微細エマルジョンは、ＥＰ ０ ２６ ８ ９８２（トーレ）に記載されている。ジメチコノール物質が、可能であるも のの範囲の一つとして教示されている。その第７表は、乳化重合されたシリコー ンを用いるシャンプー組成物を示している。１００の重合度（７，５００と計算 される分子量）を有するトリメチルシロキシ末端のジメチルポリシロキサンであ るエマルジョンＡが、陽イオン性ポリマーであるマークアット（Ｍｅｒｑｕａｔ ）５５０と共に用い られる。１２００の重合度（分子量おおよそ９０，０００）を有するヒドロキシ 末端のジメチルポリシロキサンであるエマルジョンＣは、単独で用いられた。 「ウェンデル・サムエル・アールおよびディサピオ・アルフレッド・ジェイ， コスメティックス・アンド・トイレトリーズ（Ｃｏｓｍｅｔｉｃｓ ＆ Ｔｏｉ ｌｅｔｒｉｅｓ），第９８巻，１９８３年５月号，第１０３〜１０６頁」の“パ ーソナルケア用途用有機官能性シリコーン（Ｏｒｇａｎｏｆｕｎｃｔｉｏｎａｌ Ｓｉｌｉｃｏｎｅｓ ｆｏｒ Ｐｅｒｓｏｎａｌ Ｃａｒｅ Ａｐｐｌｉｃａ ｔｉｏｎｓ）”のような記事は、髪用組成物へのジメチコノールの使用を敬遠す るように教示している。 ジメチコノールは種々の方法で製造され得、それらのうちの一つが乳化重合で ある。 シリコーンオイルは、しばしば、水性エマルジョンの形態でヘアコンディショ ニング組成物に添加される。これらのエマルジョンは、通常、該オイルの機械的 剪断により形成される。時にはそれらは化学的乳化により形成されるが、しかし これは乳化重合と同じではなく、本発明の予期されない利点をもたらさ ない。 従来のヘアコンディショニング組成物に関する問題は、それらが不適切なコン ディショニングをもたらす（特に、いわゆる“１中２型シャンプー（2 in 1 sha mpoo）”中に陰イオン性界面活性剤も存在する場合）かあるいは高粘度ゴムの使 用が加工困難性に導くかのいずれかであった。後者の問題は、過去において該ゴ ムに対する溶媒の使用により部分的に解決された。かかる溶媒は、消費者にとっ て望ましくないし、かつ該ゴムのコンディショニング性に影響を及ぼす。 本発明によれば、ヘアコンディショニングシャンプー組成物は、 （ａ）約２〜約５０重量％の陰イオン性界面活性剤、 （ｂ）約５０〜約９８重量％の水、 （ｃ）０．０１〜１０重量％の、式 ＨＯ−Ｓｉ（ＣＨ₂）−Ｏ−［Ｓｉ（ＣＨ₂）−Ｏ−］_nＳｉ（ＣＨ₂）−ＯＨ 〔ここで、ｎは２００，０００を越える分子量を与えるべく２７００またはそ れ以上である。〕 を有する乳化重合されたジメチコノール非イオン性コンディ ショニングポリマー、および （ｄ）０．０１〜５重量％の、０．１〜約４ｍｅｑ／ｇの陽イオン電荷密度を有 する陽イオン性付着ポリマー、 を含む。 水溶性の陽イオン性付着ポリマーは、本発明の必須の成分である。該ポリマー は、一般に０．０１〜５重量％、好ましくは約０．５〜１重量％、一層好ましく は約０．０８重量％ないし約０．５重量％のレベルにて存在しよう。該ポリマー は、ホモポリマーであり得あるいは１種またはそれ以上のタイプのモノマーから 形成され得る。該ポリマーの分子量は、一般に５，０００と１０，０００，００ ０との間、典型的には少なくとも１０，０００、好ましくは１００，０００〜約 ２，０００，０００の範囲にあろう。該陽イオン性ポリマーは、第４級アンモニ ウム基またはプロトン化アミノ基またはそれらの混合物のような陽イオン性窒素 含有基を有するであろう。 陽イオン電荷密度は、少なくとも０．１ｍｅｑ／ｇ、好ましくは０．８ｍｅｑ ／ｇ以上である必要があることが分かった。陽イオン電荷密度は、４ｍｅｑ／ｇ を越えるべきではなく、そして好ましくは３ｍｅｑ／ｇ未満、一層好ましくは２ ｍｅｑ／ ｇ未満である。該電荷密度はケルダール法を用いて測定され得そして所望の使用 ｐＨにて上記の制限内にあるべきであり、しかして該ｐＨは一般に約３〜９、好 ましくは４〜８である。 陽イオン性窒素含有基は、一般に、陽イオン性ポリマーの全モノマーユニット の一部分上に置換基として存在しよう。かくして、陽イオン性ポリマーがホモポ リマーでない場合、それはスペーサー非陽イオン性モノマーユニットを含有し得 る。かかるポリマーは、「シー・ティー・エフ・エイ・コスメティック・イング リージエント・ディレクトリー（ＣＴＦＡ Ｃｏｓｍｅｔｉｃ Ｉｎｇｒｅｄｉ ｅｎｔ Ｄｉｒｅｃｔｏｒｙ），第３版」に記載されている。 適当な陽イオン性ポリマーは、例えば、陽イオン性アミンまたは第４級アンモ ニウムの官能性を有するビニルモノマーと、（メタ）アクリルアミド、アルキル およびジアルキル（メタ）アクリルアミド、アルキル（メタ）アクリレート、ビ ニルカプロラクトン並びにビニルピロリジンのような水溶性スペーサーモノマー とのコポリマーを含む。それらのアルキルおよびジアルキル置換のモノマーは、 好ましくはＣ１〜Ｃ７アルキル基、一層好ましくはＣ１〜３アルキル基を有する 。他の適当なスペ ーサーは、ビニルエステル、ビニルアルコール、マレイン酸無水物、プロピレン グリコールおよびエチレングリコールを含む。 陽イオン性アミンは、シャンプーの特定の種およびｐＨに依り第１級、第２級 または第３級のアミンであり得る。一般に、第２級および第３級のアミン特に第 ３級アミンが好ましい。 アミン置換ビニルモノマーおよびアミンは、アミン形態にて重合され、次いで 第４級化によりアンモニウムに転化され得る。 適当な陽イオン性アミノおよび第４級アンモニウムのモノマーは、例えば、ジ アルキルアミノアルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレー ト、モノアルキルアミノアルキルアクリレート、モノアルキルアミノアルキルメ タクリレートで置換されたビニル化合物、トリアルキルメタクリロキシアルキル アンモニウム塩、トリアルキルアクリロキシアルキルアンモニウム塩、ジアリル 第４級アンモニウム塩、並びにピリジニウム、イミダゾリウムおよび第４級化ピ ロリジンのような環状陽イオン性窒素含有環を有するビニル第４級アンモニウム モノマー、例えばアルキルビニルイミダゾリウムおよび第４級化ピロリジン、例 えばアルキルビニルイミダゾリウム、アルキ ルビニルピリジニウム、アルキルビニルピロリジンの塩を含む。これらのモノマ ーのアルキル部は、好ましくはＣ₁〜Ｃ₃アルキルのような低級アルキル、一層好 ましくはＣ₁およびＣ₂のアルキルである。 ここで用いられるための適当なアミン置換ビニルモノマーはジアルキルアミノ アルキルアクリレート、ジアルキルアミノアルキルメタクリレート、ジアルキル アミノアルキルアクリルアミドおよびジアルキルアミノアルキルメタクリルアミ ドを含み、それらのアルキル基は好ましくはＣ₁〜Ｃ₇ヒドロカルビル、一層好ま しくはＣ₁〜Ｃ₃アルキルである。 本陽イオン性ポリマーは、アミン−および／または第４級アンモニウム−置換 モノマーおよび／または相容性スペーサーモノマーから誘導されたモノマーユニ ットの混合物からなり得る。 適当な陽イオン性のヘアコンディショニング用ポリマーは、例えば次のものを 含む。即ち、バスフ・ウィアンドット・コーポレーション（米国ニュージャージ ー州パーシッパニー）からルヴィクアット（ＬＵＶＩＱＵＡＴ）の商品名（例え ば、ルヴィクアット（ＬＵＶＩＱＵＡＴ ＦＣ３７０）下で商業的に入手できる もののような１−ビニル−２−ピロリジンと１−ビニ ル−３−メチルイミダゾリウム塩（例えば、塩化物塩）のコポリマー（当業界に おいてザ・コスメティック・トイレトリー・アンド・フラグランス・アソシエー ション（ｔｈｅ Ｃｏｓｍｅｔｉｃ，Ｔｏｉｌｅｔｒｙ，ａｎｄ Ｆｒａｇｒａ ｎｃｅ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ）即ち“ＣＴＦＡ”によりポリクォターニウム （Ｐｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ）−１６と称される。），ガー・コーポレーシ ョン（米国ニュージャージー州ウェイン）からガフクアット（ＧＡＦＱＵＡＴ） の商品名（例えば、ガフクアット（ＧＡＦＱＵＡＴ）７５５Ｎ）下で商業的に入 手できるもののような１−ビニル−２−ピロリジンとジメチルアミノエチルメタ クリレートのコポリマー（当業界においてＣＴＦＡによりポリクォターニウム（ Ｐｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ）−１１と称される。），例えば当業界（ＣＴＦ Ａ）においてそれぞれポリクォターニウム（Ｐｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ）− ６およびポリクォターニウム（Ｐｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ）−７と称される ジメチルジアリルアンモニウムクロライドホモポリマーおよびアクリルアミドと ジメチルジアリルアンモニウムクロライドのコポリマーを含めて、陽イオン性の ジアリル第４級アンモニウム含有ポリマー，並びに米国特 許４，００９，２５６（参照によりここに組み込まれる。）に記載されているよ うな、３〜５個の炭素原子を有する不飽和カルボン酸のホモポリマーおよびコポ リマーのアミノアルキルエステルの鉱酸塩。 用いられ得る他の陽イオン性ポリマーは、陽イオン性セルロース誘導体および 陽イオン性デンプン誘導体のようなポリサッカライドポリマーを含む。 ここで用いられるのに適した陽イオン性ポリサッカライドポリマー物質は下記 の式のものを含む。即ち、 ここで、Ａは、デンプンまたはセルロースのアンヒドログルコース残基のような アンヒドログルコース残基であり、Ｒはアルキレンオキシアルキレン、ポリオキ シアルキレンまたはヒドロキシアルキレン基あるいはそれらの組合わせであり、 Ｒ¹、Ｒ²およびＲ³は独立的にアルキル、アリール、アルキルアリール、アリー ルアルキル、アルコキシアルキルまたはアルコキシアリール基であり、各基は約 １８個以下の炭素原子を含有し、かつ各陽イオン性部分についての炭素原子の総 数（即ち、 Ｒ¹、Ｒ²およびＲ³における炭素原子の和）は好ましくは約２０またはそれ以下 であり、そしてＸは先に記載したような陰イオン性対イオンである。 陽イオン性セルロースは、当業界（ＣＴＦＡ）においてポリクォターニウム（ Ｐｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ）−１０と称されるトリメチルアンモニウム置換 エポキシドと反応されたヒドロキシエチルセルロースの塩としてアマーコール・ コーポレーション（米国ニュージャージー州エディソン）から彼等のポリマー（ Ｐｏｌｙｍｅｒ）ＪＲ（商標）およびＬＲ（商標）の系列のポリマーにおいて入 手できる。別のタイプの陽イオン性セルロースは、当業界（ＣＴＦＡ）において ポリクォターニウム（Ｐｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｉｕｍ）−２４と称されるラウリ ルジメチルアンモニウム置換エポキシドと反応されたヒドロキシエチルセルロー スのポリマー状第４級アンモニウム塩を含む。これらの物質は、アマーコール・ コーポレーション（米国ニュージャージー州エディソン）から商品名ポリマー（ Ｐｏｌｙｍｅｒ）ＬＭ−２００として入手できる。 用いられ得る他の陽イオン性ポリマーは、グアーヒドロキシプロピルトリモニ ウムクロライド（セラニーズ・コーポレーシ ョンから彼等のジャグアー（Ｊａｇｕａｒ）商標系列において商業的に入手でき る。）のような陽イオン性グアーゴム誘導体を含む。他の物質は、第４級窒素含 有セルロースエーテル（例えば、ここに参照により組み込まれる米国特許３，９ ６２，４１８に記載されているようなもの）並びにエーテル化セルロースとデン プンのコポリマー（例えば、ここに参照により組み込まれる米国特許３，９５８ ，５８１に記載されているようなもの）を含む。 上記に論じたように、本陽イオン性ポリマーは、水溶性である。しかしながら 、このことは、それがシャンプー組成物に可溶でなければならないことを意味し ない。しかしながら、好ましくは、陽イオン性ポリマーは、シャンプー組成物あ るいは陽イオン性ポリマーおよび陰イオン性物質により形成されるシャンプー組 成物中の複合コアセルベート（complex coacervate）相のどちらかに可溶である 。陽イオン性ポリマーの複合コアセルベートは、陰イオン性界面活性剤と共にあ るいは本組成物に随意に添加され得る陰イオン性ポリマー（例えば、ナトリウム ポリスチレンスルホネート）と共に形成され得る。 コアセルベートの形成は、相互作用するイオン性物質の分子 量、濃度および比率、イオン強度（例えば塩の添加による、イオン強度の修正を 含めて）、陽イオン性種および陰イオン性種の電荷密度、ｐＨ、および温度のよ うな種々の基準に依存する。 陽イオン性ポリマーがコアセルベート相にてシャンプー中に存在するかもしく は髪へのシャンプーの施用または髪からのシャンプーのすすぎの際にコアセルベ ート相を形成することが特に有利であると考えられる。複合コアセルベートは髪 上に一層速やかに付着すると考えられる。したがって、一般に、陽イオン性ポリ マーがコアセルベート相としてシャンプー中に存在するか、あるいは希釈の際に コアセルベート相を形成することが好ましい。シャンプー中においてコアセルベ ートとして存在していないとしても、陽イオン性ポリマーは、好ましくは、約２ ０：１、一層好ましくは約１０：１、更に一層好ましくは約８：１の水：シャン プー組成物の比率割当てで水で希釈する際にシャンプー中に複合コアセルベート の形態で存在しよう。 複合コアセルベートの形成の分析のための方法は、当該技術分野において公知 である。例えば、任意の選ばれた希釈段階におけるシャンプー組成物の顕微鏡分 析が、コアセルベート相が形成したかどうか確認するために利用され得る。かか るコアセ ルベート相は、該組成物中の追加的乳化相として確認され得よう。染料を使用す れば、コアセルベート相を該組成物中に分散された他の不溶性相から容易に見分 けることができる。 好ましくは、付着ポリマーは、ヒドロキシアルキルセルロースエーテルおよび 陽イオン性グアー誘導体からなる群から選択される。特に好ましい付着ポリマー は、０．８ｍｅｑ／ｇの陽イオン電荷密度を有するジャグアー（Ｊａｇｕａｒ） Ｃ１３Ｓである。他の特に適当な物質は、ジャグアー（Ｊａｇｕａｒ）Ｃ１５、 ジャグアー（Ｊａｇｕａｒ）Ｃ１７およびジャグアー（Ｊａｇｕａｒ）Ｃ１６お よびジャグアー（Ｊａｇｕａｒ）Ｃ１６２を含む。好ましいセルロースエーテル は、ポリマー（Ｐｏｌｙｍｅｒ）ＪＲ４００である。 好ましくはジメチコノールポリマーの平均粒径は２０ミクロン未満であり、そ して一層好ましくはそれは２ミクロン未満である。小さい粒子サイズは、シャン プー中のシリコーンの同じ濃度に対して、髪上のシリコーンコンディショニング 剤のより均一な分布を可能にする。該ポリマーは、架橋され得る。 本組成物は、ポリアクリル酸、アクリル酸の架橋ポリマー、アクリル酸と疎水 性モノマーのコポリマー、カルボン酸含有モ ノマーとアクリル酸エステルのコポリマー、アクリル酸とアクリレートエステル の架橋コポリマー、ヘテロポリサッカライドゴムおよび結晶質長鎖アシル誘導体 から選択された、シリコーンを懸濁するための懸濁剤０．１〜５％を更に含み得 る。該長鎖アシル誘導体は、望ましくは、エチレングリコールステアレート、１ ６〜２２個の炭素原子を有する脂肪酸のアルカノールアミドおよびそれらの混合 物から選択される。エチレングリコールジステアレートおよびポリエチレングリ コール３ジステアレートが、好ましい長鎖アシル誘導体である。ポリアクリル酸 は、カーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）４２０、カーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏ ｌ）４８８またはカーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）４９３として商業的に入手 できる。多官能性の薬剤で架橋されたアクリル酸のポリマーもまた用いることが でき、それらはカーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）９１０、カーボポール（Ｃａ ｒｂｏｐｏｌ）９３４、カーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）９４０、カーボポー ル（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）９４１およびカーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）９８０ として商業的に入手できる。カルボン酸含有モノマーとアクリル酸エステルの適 当なコポリマーの例は、カーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ） １３４２である。カーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）物質はすべてグッドリッチ から入手でき、そしてカーボポール（Ｃａｒｂｏｐｏｌ）は商標である。 アクリル酸とアクリレートエステルの適当な架橋ポリマーは、ペムレン（Ｐｅ ｍｕｌｅｎ）ＴＲＩまたはペムレン（Ｐｅｍｕｌｅｎ）ＴＲ２である。適当なヘ テロポリサッカライドゴムは、キサンタンゴム例えばケルザン・ミュー（Ｋｅｌ ｚａｎ ｍｕ）として入手できるものである。 有利にはジメチコノールの粘度は１００万〜２０００万ｃｓｔの範囲にあり、 何故ならより高い粘度はシリコーンから得ることができるコンディショニング効 果を増大するからである。 シャンプーはまた、随意的な非イオン性界面活性剤および両性界面活性剤と一 緒に陰イオン性界面活性剤を含有する。 適当な陰イオン性界面活性剤は、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサ ルフェート、アルカリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスル ホスクシネート、Ｎ−アルコイルサルコシネート、アルキルホスフェート、アル キルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレートおよびアルファ オレフィンスルホネート、特にそれらのナトリウム、 マグネシウム、アンモニウムおよびモノ−、ジ−およびトリエタノールアミン塩 である。それらのアルキル基は、一般に８〜１８個の炭素原子を含有しそして不 飽和であってもよい。アルキルエーテルサルフェート、アルキルエーテルホスフ ェートおよびアルキルエーテルカルボキシレートは、１分子当たり１〜１０のエ チレンオキシドユニットまたはプロピレンオキシドユニットを含有し得、好まし くは１分子当たり２〜３のエチレンオキシドユニットを含有する。 適当な陰イオン性界面活性剤の例は、ナトリウムオレイルスクシネート、アン モニウムラウリルスルホスクシネート、アンモニウムラウリルサルフェート、ナ トリウムドデシルベンゼンスルホネート、トリエタノールアミンドデシルベンゼ ンスルホネート、トリエタノールアミンドデシルベンゼンスルホネートおよびナ トリウムＮ−ラウリルサルコシネートを含む。最も好ましい陰イオン性界面活性 剤は、ナトリウムラウリルサルフェート、トリエタノールアミンラウリルサルフ ェート、トリエタノールアミンモノラウリルホスフェート、ナトリウムラウリル エーテルサルフェート１ＥＯ、２ＥＯおよび３ＥＯ、アンモニウムラウリルサル フェート並びにアンモニウムラウリルエーテ ルサルフェート１ＥＯ、２ＥＯおよび３ＥＯである。 本発明の組成物に用いられるのに適した非イオン性界面活性剤は、脂肪族（Ｃ₈ 〜Ｃ₁₈）第１級または第２級線状または分枝鎖アルコールもしくはフェノール とアルキレンオキシド通常エチレンオキシドそして一般に６〜３０ＥＯとの縮合 生成物を含み得る。 他の適当な非イオン性物質は、モノまたはジアルキルアルカノールアミドまた はアルキルポリグルコシドを含む。それらの例は、ココモノまたはジエタノール アミド、ココモノイソプロパノールアミドおよびココジグルコシドを含む。 本発明の組成物に用いられるのに適した両性界面活性剤は、アルキルアミンオ キシド、アルキルベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルスルホ ベタイン、アルキルグリシネート、アルキルカルボキシグリシネート、アルキル アンホプロピオネート、アルキルアミドプロピルヒドロキシスルタイン、アシル タウレートおよびアシルグルタメエートを含み得、それらのアルキルおよびアシ ル基は８〜１８個の炭素原子を有する。それらの例は、ラウリルアミンオキシド 、ココジメチルスルホプロピルベタイン並びに好ましくはラウリルベタイン、 コカミドプロピルベタインおよびナトリウムココアンホプロピオネート（ｓｏｄ ｉｕｍ ｃｏｃａｍｐｈｏｐｒｏｐｉｏｎａｔｅ）を含む。 界面活性剤は、本発明のシャンプー組成物中に２〜４０重量％好ましくは５〜 ３０重量％の量にて存在する。 シャンプーはまた、少量の抗菌剤、気泡増進剤、真珠光沢剤、香料、染料、着 色剤、保存剤、増粘剤、蛋白質、ポリマー、ホスフェートエステルおよび緩衝剤 のような他の成分を含み得る。 本発明はまた、２００，０００を越える分子量および１００万ｃｓｔより大の 粘度を有する不溶性シリコーンをコンディショニング剤として含むコンディショ ニングシャンプーの製造方法であって、該シリコーンを１０００ｃｐｓ未満の粘 度を有するエマルジョンにする工程および次いで該エマルジョンを他のシャンプ ー成分と混合する工程からなる上記方法を含む。好ましくは、該エマルジョンは ５０重量％より多い量の該シリコーンを含む。 好ましい方法においてはシリコーンは乳化重合されており、これは、かかる物 質は小さい粒子サイズと高粘度とを合わせ持つことができるからである。 ジメチコノールシリコーンが特に好ましい。ジメチコノールシリコーンはその まま用いるか、あるいはそれは更なるメチル基で末端がキャップされ得る。 次に、本発明を以下の実施例を参照しながら更に説明する。 実施例１およびＡが、商品名“乾燥／過敏ヘア用ウォッシュ・アンド・ゴウ（ ＷＡＳＨ ａｎｄ ＧＯ ｆｏｒ ｄｒｙ／ｓｅｎｓｉｔｉｖｅ ｈａｉｒ）” 下で英国にて販売されてい る対照のシリコーンベースのコンディショニングシャンプーと比較された。これ らの組成物は同一の入れ髪（ｈａｉｒ ｓｗｉｔｃｈ）を処理するのに用いられ 、そして次いで専門パネリストによる一連のペアとなった比較テストに付された 。コンディショニングの有益性に対して最も指標的であると考えられる二つの属 性は、（ａ）乾燥梳き操作（ｄｒｙ ｃｏｍｂｉｎｇ）の容易性および（ｂ）乾 いた時の該髪の滑らかな感触である。 比較例Ａは、両テスト共該対照と同等であることが分かった。 実施例１は、両テスト共該対照よりも優れていることが分かった。 このことは、実施例１の乳化重合されたジメチコノール物質が比較例Ａの機械 的に乳化されたシリコーンよりも優れたヘアコンディショニング性を有すること を示している。 実施例２および３はまた、ヒトの髪に関してテストされたとき優秀なコンディ ショニングを与えた。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９５年１０月１０日 【補正内容】 シリコーンオイルは、しばしば、水性エマルジョンの形態でヘアコンディショ ニング組成物に添加される。これらのエマルジョンは、通常、該オイルの機械的 剪断により形成される。時にはそれらは化学的乳化により形成されるが、しかし これは乳化重合と同じではなく、本発明の予期されない利点をもたらさない。 ＥＰ−Ａ−０ ４６３ ７８０は、シリコーンゴムのような不溶性の非揮発性 シリコーンを含むコンディショニングシャンプーを記載する。該シリコーンの乳 化重合は論じられていない。 ＥＰ−Ａ−０ ４７３ ５０８は、不溶性ポリオルガノシロキサンを含む洗濯 用組成物を記載する。これは、乳化重合されておらず、典型的には揮発性シリコ ーンまたはポリジメチルシロキサンオイルのような溶媒中に溶解される。 従来のヘアコンディショニング組成物に関する問題は、それらが不適切なコン ディショニングをもたらす（特に、いわゆる“１中２型シャンプー（2 in 1 sha mpoo）”中に陰イオン性界面活性剤も存在する場合）かあるいは高粘度ゴムの使 用が加工困難性に導くかのいずれかであった。後者の問題は、過去において該ゴ ムに対する溶媒の使用により部分的に解決された。か かる溶媒は、消費者にとって望ましくないし、かっ該ゴムのコンディショニング 性に影響を及ぼす。 本発明によれば、ヘアコンディショニングシャンプー組成物は、 （ａ）約２〜約５０重量％の陰イオン性界面活性剤、 （ｂ）約５０〜約９８重量％の水、 （ｃ）０．０１〜１０重量％の、式 ＨＯ−Ｓｉ−（ＣＨ₂）−Ｏ−［Ｓｉ（ＣＨ₂）−Ｏ−］_nＳｉ（ＣＨ₂）−ＯＨ 〔ここで、ｎは２００，０００を越える分子量を与えるべく２７００またはそれ 以上である。〕を有する乳化重合されたジメチコノール非イオン性コンディショ ニングポリマー、および（ｄ）０．０１〜５重量％の、０．１〜約４ｍｅｑ／ｇ の陽イオン電荷密度を有する陽イオン性付着ポリマー、 を含む。 水溶性の陽イオン性付着ポリマーは、本発明の必須の成分である。該ポリマー は、一般に 請求の範囲 １． （ａ）約２〜約５０重量％の陰イオン性界面活性剤、 （ｂ）約５０〜約９８重量％の水、 （ｃ）０．０１〜１０重量％の、式 ＨＯ−Ｓｉ（ＣＨ₂）−Ｏ−［Ｓｉ（ＣＨ₂）−Ｏ−］_nＳｉ（ＣＨ₂）−ＯＨ 〔ここで、ｎは２７００より大きい。〕を有する乳化重合されたジメチコノール 非イオン性コンディショニングポリマー、および （ｄ）０．０１〜５重量％の、０．１ｍｅｑ／ｇ〜４ｍｅｑ／ｇの電荷密度を有 する陽イオン性付着ポリマーおよび（ｅ）水、を含むヘアコンディショニングシ ャンプー組成物。 ２． ジメチコノールポリマーの平均粒径が２０ミクロン未満である、請求項１ に記載の組成物。 ３． ジメチコノールポリマーの平均粒径が２ミクロン未満である、請求項２に 記載の組成物。 ４． 選択された“カーボポール（ｃａｒｂｏｐｏｌ）”およ び結晶の形態の長鎖アシル誘導体から選択された０．１〜５％のシリコーン懸濁 剤を更に含む、請求項１に記載の組成物。 ５． ジメチコノールの粘度が１００万〜２０００万ｃｓｔの範囲にある、請求 項１に記載の組成物。 ６． 陽イオン性付着ポリマーが、ヒドロキシアルキルセルロースエーテルおよ び陽イオン性グアーゴム誘導体からなる群から選択される、請求項１〜５のいず れかに記載の組成物。 ７． ２００，０００を越える分子量および１００万ｃｓｔより大の粘度を有す る不溶性シリコーンをコンディショニング剤として含むコンディショニングシャ ンプーの製造方法であって、該シリコーンを１０００ｃｐｓ未満の粘度を有する エマルジョンにする工程、次いで該エマルジョンを他のシャンプー成分と混合す る工程を包含し、しかも該シリコーンが乳化重合されている上記方法。 ８． エマルジョンが５０重量％より多いシリコーンを含む、請求項７に記載の 方法。 ９． シリコーンがジメチコノールである、請求項７、８または９に記載の方法 。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＫＥ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ)，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，Ｃ Ｎ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ， ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＺ，ＶＮ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． （ａ）約２〜約５０重量％の陰イオン性界面活性剤、（ｂ）約５０〜約９ ８重量％の水、（ｃ）０．０１〜１０重量％の、式 ＨＯ−Ｓｉ（ＣＨ₂）−Ｏ−［Ｓｉ（ＣＨ₂）−Ｏ−］_nＳｉ（ＣＨ₂）−ＯＨ 〔ここで、ｎは２７００より大きい。〕を有する乳化重合されたジメチコノール 非イオン性コンディショニングポリマーおよび （ｄ）０．０１〜５重量％の、０．１ｍｅｑ／ｇ〜４ｍｅｑ／ｇの電荷密度を有 する陽イオン性付着ポリマーおよび（ｅ）水、を含むヘアコンディショニングシ ャンプー組成物。 ２． ジメチコノールポリマーの平均粒径が２０ミクロン未満である、請求項１ に記載の組成物。 ３． ジメチコノールポリマーの平均粒径が２ミクロン未満である、請求項２に 記載の組成物。 ４． “カーボポール（ｃａｒｂｏｐｏｌ）”および結晶の形態の長鎖アシル誘 導体から選択されたから選択された０．１ 〜５％のシリコーン懸濁剤を更に含む、請求項１に記載の組成物。 ５． ジメチコノールの粘度が１００万〜２０００万ｃｓｔの範囲にある、請求 項１に記載の組成物。 ６． 陽イオン性付着ポリマーが、ヒドロキシアルキルセルロースエーテルおよ び陽イオン性グアー誘導体からなる群から選択される、請求項１〜５のいずれか に記載の組成物。 ７． ２００，０００を越える分子量および１００万ｃｓｔより大の粘度を有す る不溶性シリコーンをコンディショニング剤として含むコンディショニングシャ ンプーの製造方法であって、該シリコーンを１０００ｃｐｓ未満の粘度を有する エマルジョンにする工程、次いで該エマルジョンを他のシャンプー成分と混合す る工程を包含する上記方法。 ８． エマルジョンが５０重量％より多いシリコーンを含む、請求項７に記載の 方法。 ９． シリコーンが乳化重合されている、請求項７に記載の方法。 １０． シリコーンがジメチコノールである、請求項７、８または９に記載の方 法。