JPS6016563A - 湯煎調理可能な冷凍包装スパゲティ - Google Patents

湯煎調理可能な冷凍包装スパゲティ

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JPS6016563A
JPS6016563A JP58124300A JP12430083A JPS6016563A JP S6016563 A JPS6016563 A JP S6016563A JP 58124300 A JP58124300 A JP 58124300A JP 12430083 A JP12430083 A JP 12430083A JP S6016563 A JPS6016563 A JP S6016563A
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JP
Japan
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noodles
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noodle
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oil
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JP58124300A
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JPS622786B2 (ja
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Yoshihisa Mizukami
水上 喜久
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Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な湯煎調理可能な冷凍包装麺類に関する
。より詳しくは、湯煎袋に封入され、冷凍されており、
食べる時には、湯煎袋に入れたまま、湯煎し、調理する
ことができるスパゲティ、マカロニ、ラーメン、そうめ
ん、そば、うどん等の湯煎調理可能な冷凍包装麺類に関
する。
〔従来技術〕
従来、市販されている冷凍包装スパゲティ等の冷凍包装
麺類は、一般に、強く粘着した塊になっており、包装用
袋を開封後、直接鍋の中の湯に入れて解凍するか、又は
、油をひいたフライパンで加熱解凍することを必要とす
るものであり、湯煎調理可能な冷凍包装麺類は、未だ市
販されていない。
従来の冷凍包装麺類を、湯の中に入れて解凍するには、
麺類を茹でると同じように、鍋、ざる等の器具と手間と
を必要とするという欠点があり、また、油をひいたフラ
イパンで解凍する場合は、麺類に油臭が残ったり、こげ
ついたりする等の欠点があった。
一方、レトルトmに関しては、麺線の粘着を防止する方
法として、食用油と水との比率が重量比で5:95ない
し50 : 50であるO/W型エマルジョンを茹麺重
量の約3ないし10重量%用いて該エマルジョンにより
茹麺の表面をコーテングする方法が知られている(特公
昭5B−24108)。
しかしながら、この方法はレトルト簡に関するものであ
り、そのまま冷凍包装麺類に適用されるものではない。
即ち、レトルト麺においては、茹麺が、通常100ない
し135℃、1.0ないし3.5kg/c艷Gで高温加
圧滅菌されるのに対して、冷凍包装麺類においては、茹
麺を低温で冷凍するため、上述の公知の方法のように、
食用油と水とのエマルジョンでコーテングして、麺線の
表面に余分の水分を付着させることは、かえって、水分
の凍結により麺線を固着させる結果となるので、逆効果
となる。
また、茹で上げ玉取りした麺に関しては、各部ごとを分
離し易くする方法として、茹で麺に、食油、水等を攪拌
混加し約85℃前後まで加温した液を撒布し、あるいは
、茹で麺を当該液中に浸漬して、85°C程度の熱風を
吹きつけて麺表面を乾燥する方法が知られている(特公
昭41−2226)。
しかしながら、この方法においては、茹で麺に撒布し、
あるいは、茹で麺を浸漬する液は、水を主体とするもの
であり、冷凍包装した際に水分の凍結による麺線の固着
が生じない程度に、乾燥させようとすると、その熱風に
よる乾燥のために、余分の費用と手数を必要とするだけ
でな(、麺の風味をも損なうおそれが生ずる。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、解凍の際には、麺類を鍋で茹でたりフ
ライパンであげたりすると同じような調理具や手間を必
要とせず、単に、湯煎した後、皿等にあけ、具や汁等と
まぜあわ−Uるだけで、食べることができるような湯煎
調理可能な冷凍包装麺類を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明者は、当初、麺線の表面を、食用油と水とのエマ
ルジョンでコーテングすると、かえって、水分の凍結に
より麺線を固着させることから、麺線の表面の余分な水
分を除去することを試みたが、余分な水分を除去するだ
けでは、麺線の粘着を完全には取り除くことができなか
った。
そこで、本発明者は、種々検討の結果、冷凍包装スパゲ
ティの麺線の粘着を完全に防止するためには、まず、麺
全体の水分を低くして、麺の腰を強くすると同時に麺の
表面の水分も低くし、麺自体を粘着し難くする必要があ
ること、麺の表面の可溶性糊分もできるだけ取り除いて
おく必要があること、湯煎袋の中に少量の気体を残すこ
とにより、真空または減圧包装による湯煎袋による圧縮
を取り除くことが効果的なこと、及び、食用油のコーテ
ングにより、可溶性糊分の溶出が抑制されることを見出
し、本発明を完成するに至った。
本発明は、湯煎用袋に、麺全体の平均水分が55%ない
し63%であって、表面の油脂分が1%ないし5%で、
表面の水可溶性糊分が0.3%以下である半調理麺類を
、含気率20%ないし30%になるよう少量の気体とと
もに、封入したことを特徴とする湯煎調理可能な冷凍包
装麺類である。
[発明の構成と効果の具体的説明〕 本発明において、半調理麺類の話全体の平均水分を55
%ないし63%にするのは、麺本体の腰を強くすると同
時に、麺の表面のべとつきをなくして滑らかにし、良い
食感をあたえると同時に、麺線の粘着を防止するための
ものである。
従来の冷凍包装麺類の平均水分は、65%以上であって
、麺本体の腰がなく、表面が柔らかく、べとついた状態
になっていた。従って、このように平均水分の多いこと
も、従来の冷凍包装スパゲティ等の冷凍包装麺類が塊に
なる一つの原因であった。
なお、麺全体の平均水分を54%以下にすると、麺の粘
着性はより少なくなるが、今度は、麺が単点えの感触に
なり、風味が著しく低下する。
本発明において、麺の表面の油脂分を、1%ないし5%
とすることは、水可溶性糊分の溶出を抑制し、麺線の粘
着を防止すると同時に、油膜の撥水作用により、麺の表
面の微量の水分の凍結によって、話が塊になるのを防止
するためである。
このような目的を達成するためには、麺の表面の油脂分
は、少なくても1%以上あることが必要である。
しかし、麺表面の油脂分を5%以上にすると、麺類が油
ぼくなり、調理方法によっては、風味上好ましくない場
合も生じ、時として、油脂が麺の表面に付着しきれずに
、分離した状態になる。
本発明における油脂分の測定方法は、次のとおりである
サンプル10gを秤量し、105℃で4時間乾燥する。
そのサンプルを、ソックスレー抽出器にかけエーテルで
8時間抽出し、抽出物からエーテルを蒸発させ、得られ
た油脂を秤量する。
本発明において、麺の表面の水可溶性糊付を0.3%以
下にするのは、麺線の粘着を防止するためである。
従来の冷凍包装された半調理麺類の麺の表面の水可溶性
糊付は、0.4%以上であるが、本発明においては、こ
れを0.3%以下、好ましくは、0.1なしい0.2%
まで低下させることにより、本発明の他の要件に基づく
効果とも相俟って、麺線の粘着を防止することが初めて
可能になる。
麺の表面の水可溶性水分を低下させる方法として、本発
明者は、茹でた麺類を水洗する方法の他に、茹でた麺の
表面を油脂でコーテングする方法。
を見出したが、この方法により、例えば、茹でて水洗し
た後、水可溶性糊付が0.4%であったスパゲティを、
表面の油脂分が約3%になるように、表面を油脂でコー
テングすることにより、水可溶性糊付を約0.1%に低
下させることができる。
本発明における水可溶性糊付の測定方法は次のとおりで
ある。
サンプル50gを秤量し、水200m1を加え、3分間
攪拌し、麺の表面の油脂とともに、錘の表面の可溶性糊
分をとる。得られた懸濁液から麺を除き、クロロホルム
200m1を加えて、油脂分を抽出分離除去する。得ら
れた水層の懸濁液に水を加えて500m lとする。次
に、その50m1をとり、25%HCl25m1、水2
5m1を加え、3時間加熱加水分解する。
その後、NaOHで中和し、水を加えて500m lと
した後、その0.4mlをとり、発色液3mlを加えて
、37℃で20分放置し、505r+n+で吸光度を測
定し、糖の価をめ、分解率0.9を乗じて、可溶性糊分
とする。
また、本発明において、含気率20%ないし30%にな
るように、少量の気体とともに、湯煎袋に封入するのは
、外気圧によって、湯煎袋が潰され、その圧縮力によっ
て、中の麺類が密着するのを防止するためである。ただ
し、含気率が30%以上になると、気体が余分な断熱材
として働き、かつ、麺が湯煎袋の中で勝手に動くように
なり、湯煎時間が長くなると同時に、加温が不均一にな
る。
本発明における含気率は、次のような方法により測定し
た。
麺の比重と重量とから麺の体積■をめる。次に、この麺
を封入した湯煎袋を水中に沈め、湯煎袋の中の気体を水
と置換し、出てきた気体を水上に集め、その容積Vをも
とめる。これらの価から、次式により含気率rをめる。
r= 100v/ (V+v) このような湯煎調理可能な冷凍包装麺類を製造する一つ
の方法は、未調理麺類を短時間茹で、冷水で冷却し、表
面の何分を洗い流し、水分をきった後、表面に油脂をま
ぶし、湯煎用袋に充填し、かるく脱気してシールし、冷
凍する方法である。
この方法において、未調理麺類を茹でる時間は、通常の
時間の75%程度の時間がよい。例えば、未調理か類を
122分間茹て丁度良い食べ頃の柔らかさになるのであ
れば、本発明においては、9分間茹でればよい。このよ
うに短時間茹でた麺類は、通常その中心部にわずかに芯
が残っている状態である。
麺類を茹でた後は、すぐに冷水で冷却する。すぐに冷却
しないと、麺類はのびた状態になる。
次に、冷水で、更に冷却しながら、麺類の表面の熔出糊
付を充分に洗い流す。
表面の何分を除いた麺類に、まぷず油脂は、オリーブ油
、サラダ油、バター等風味をそこなわない食用油脂であ
れば、どのようなものでもよい。
これらの油脂をまぶす方法は、充分に何分を除き、水を
きった麺類の重量に対し、3ないし8%の油脂を加えて
、麺類とかきまぜるだけでよい。
湯煎袋に、1食分ないし数食分充填した後の脱気は、軽
く行ない、湯煎袋の中に若干の気体を残してシールし、
外気圧によって、湯煎袋が潰され、その圧縮力によって
、中の麺類が密着しないようにする。この場合、あらか
じめ、湯煎袋の中に残す気体を窒素に置換しておくこと
が好ましい。
(実施例〕 次に、本発明に係わる湯煎調理可能な冷凍包装麺類の一
つの具体的製造法及びその製造法によって得られた冷凍
包装麺類の具体的特性について説明する。
(具体的製造例) 水5リットルを沸騰させ、12.5gの食塩を加える。
これに、デュラムセモリナ100%スパゲティ(日清フ
ーズ、ママ・ロイヤル) soogヲバラバラに入れ、
くっつかないように、時々はしでかきまぜながら、強火
で9分間茹でる。
茹で上ったスゲティの重量は、1150gで、麺線中に
は糸1本捏度のしんが残っている。
茹で上ったスゲティを、ざるにあけ、水温が17ないし
18℃を維持できるような水流中で、15秒間水洗、冷
却し、よく水をきる。
これに、57.5gのサラダ油(茹で上がり麺重量に対
し5%)を麺によく混合する。
麺の重量は、1207gとなる。
一人前200gを計量し、15cm X 25cmの湯
煎袋に入れ、均一にのばし、麺塊の表面が僅かに接触す
る程度に脱気し、シールする。
一35℃の冷蔵庫にて、冷凍麺にする。(所要時間約3
0分) (具体的特性) このようにして得られた冷凍包装スパゲティの語全体の
水分は61%、表面の油脂分は2.9%、表面の水可溶
性何分は0.1%、含気率は25%であった。
このようにして作られた冷凍包装スパゲティは、凍った
まま、鍋の沸騰した湯の中に入れ、時々ひっくり返しな
がら、7分間湯煎すると、麺線がばらばらの茹で上がっ
たばかりの状態になるので、そのまま袋から取り出し、
中味を皿にあけ、別途湯煎解凍した具をかけて、食卓に
供することができる。
このようにして作られた冷凍包装スパゲティは、−18
℃以下の冷凍庫で保管すれば、6月間保存しても、香味
、テクスチャー等、全く変化がなく、風味の良好なスパ
ゲティを提供することができた。
〔発明の効果〕
本発明は、上述のような構成であるので、従来の冷凍包
装麺類のように、解凍の際には、麺類を鍋で茹でたりフ
ライパンであげたりすると同じような調理具や手間を必
要とせず、我々は、本発明によ4て、初めて、単に湯煎
した後、皿等にあけ、具や汁等とまぜあわせるだけで、
食べることができる湯煎調理可能な冷凍包装麺類を提供
することができる。
出願人 サントリー株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 湯煎用袋に、麺全体の平均水分が55%ないし63%で
    あって、表面の油脂骨が1%ないし5%で、表面の水可
    溶性糊分が0.3%以下である半調理麺類を、含気率2
    0%ないし30%になるよう少量の気体とともに、封入
    したことを特徴とする湯煎調理可能な冷凍包装麺類
JP58124300A 1983-07-08 1983-07-08 湯煎調理可能な冷凍包装スパゲティ Granted JPS6016563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58124300A JPS6016563A (ja) 1983-07-08 1983-07-08 湯煎調理可能な冷凍包装スパゲティ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58124300A JPS6016563A (ja) 1983-07-08 1983-07-08 湯煎調理可能な冷凍包装スパゲティ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6016563A true JPS6016563A (ja) 1985-01-28
JPS622786B2 JPS622786B2 (ja) 1987-01-21

Family

ID=14881919

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58124300A Granted JPS6016563A (ja) 1983-07-08 1983-07-08 湯煎調理可能な冷凍包装スパゲティ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4734291A (en) * 1986-06-23 1988-03-29 American Home Food Products, Inc. Process for preparing shelf stable al dente cooked pasta
JPH02119753A (ja) * 1989-09-25 1990-05-07 Kibun Kk 半調理麺およびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4734291A (en) * 1986-06-23 1988-03-29 American Home Food Products, Inc. Process for preparing shelf stable al dente cooked pasta
JPH02119753A (ja) * 1989-09-25 1990-05-07 Kibun Kk 半調理麺およびその製造方法

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JPS622786B2 (ja) 1987-01-21

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