JPS60163785A

JPS60163785A - 氷海船の海水吸入装置

Info

Publication number: JPS60163785A
Application number: JP59019490A
Authority: JP
Inventors: Tsutomu Kato; 勉加藤
Original assignee: NKK Corp; Nippon Kokan Ltd
Current assignee: JFE Engineering Corp
Priority date: 1984-02-07
Filing date: 1984-02-07
Publication date: 1985-08-26
Also published as: JPH0230919B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は氷海船の海水吸入装置に関する。

第１図に従来の海水吸入装置を示す。船底外板（Ｘ）に
開口（５０）を設け、ここに２つの海水吸入箱（５１）
　（５２）を連結し、開口（５３）によシ連通させであ
る。開口（５０）　（５３）には夫々格子又は金網（５
りを張設し、ここで氷の進入を防いでいる。奥の吸入箱
（５２）には海水ポンプに接続するパイプ（５５）を設
けてあシ、吸入箱（５１）　（５２）を通して海水を取
込むように構成されている。

このような従来の構成において、外板（Ｘ）に設けた開
口（５０）に氷が詰まシ、海水取込みが出来なくガると
いう問題があった。特に船速が高い場合、氷の詰シが多
発し、そのために度々船を停止する必要があった・本発明は上記した従来装置の欠点を改善するためになさ
れたもので、喫水線上から喫水線上所定位置にわたって
設けられたシーチェストと、このシーチェストを底部か
ら少くとも喫水線まで縦方向に２部屋に仕切る仕切壁と
、該仕切壁の喫水線直下よシ下方の適宜位置に形成され
た連通口と、該連通口に装着されたストレーナと、前記
仕切壁によシ仕切られた２部屋の一方の部屋の喫水線上
に形成された海水取入口と、他方の部屋の喫水隷下に設
けられ海水ポンプに接続する吸入口とを有することを基
本的な特徴とするものである。

以下本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は船体の右舷側からみた側断面図、第３図は第２
図における■−■線矢視図である。

シーチェスト（１）は、船体（Ｘ）の幅方向中央部に甲
板（Ａ）からキール先端ＣＢ）にかけて形成されている
。このシーチェスト（１）は、甲板（Ａ）からキール先
端（Ｂ）に設けられた仕切壁（２）によシ船体長さ方向
に２つの部屋ＱＯ（１１）に分割されている。

彦おシーチェスト（１）は少くとも喫水線上から喫水線
下所定位置聾で設りれば良く、必ずしも甲板（Ａ）から
設ける必要はない。また仕切壁（２）はシーチェスト（
１）底部から喫水線上まで設ければ良く、部屋ｍ１ａｆ
Ｉは上部で連通させておいてもかまわない。

この仕切壁（２）には部屋（１０ａｖを連通させる連通
口（３）が形成され、ここにストレーナ（４）が装着さ
れている。連通口（３）の上下位置は少くとも喫水線直
下よシ下方とする。これは後述するように、本発明にお
いては部屋叫に氷が侵入することを前提とし、この氷を
部屋α０の水面直下に浮遊させることにより、氷の吸入
を防止するものであるため、氷の浮遊層である喫水線直
下よシ下方としたものである。従って使用東件や後述す
る海水取入口（５）の態様による氷浮遊層の厚みに応じ
てその取付は位置を調整すれは良い・ストレーナ（４）
はこの実施例では格子体を用いておシ、氷が侵入しない
程度の目の粗さとしである。この連通口（３）及びスト
レーナ（４）は第３図に示すように幅方向に２個所に設
けられている。

一方の部屋◇Ｑの喫水隷下には海水取入口（５）が設け
られている。この実施例で紘船底（Ｃ）とキールＣＢ）
の側部に夫々２個所ずつ合計４個の取入口（５）が形成
されている。この取入口（５）は単なる開口でも良いが
、この実施例では目の粗い多数のスリットとしている。

但し、この場合各スリットは氷による目詰シが生しない
大きさとする必要がある。

他方の部屋α０Ｏ喫水線下には海水ポンプ（図示せず）
に接続される吸入口（６）が設けられている。この実施
例では部屋ＯＱ内に突出し、下方にわん曲するパイプと
なっている。

なお、この実施例においては、部屋ＱＯ（１１）におい
てストレーナ（４）の直上に作業台（７）　Ｃ７）を設
けてあシ、ストレーナ（４）に氷が結った場合作業員が
仁の台（７）上で氷を取除く作業ができるようになって
いる。そして部屋６０α■の喫水線上側部には作業員の
出入のためのマンホール（８）とハシゴ（９）が設けら
れている。

以上の構成において、海水は海水取入口（５）→部屋（
１０−＋ストレーナ（４）及び連通口（３）→部屋り１
）→吸入口（６）を経由して船内に取入まれる。

氷は取入口（５）を通過し、部屋（ト）の喫水線直下に
浮遊するから、これよシ下方に設けられたストレーナ（
４）に！ｉｉ！ｌマることがない。

またこの実施例ではマンホール（８）と作業台（７）を
設妙であるため、何らかの理由によジストレーナ（４）
が氷によシ閉塞されても、容易にこれを取除くことが可
能である。

以上述べたように本発明によれば、氷による目詰シが生
じることがなく、円滑な海水の吸入が可能である。その
ため船速を高めても氷詰シが生じず、船を停止する必要
もない等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置を示す断面図、第２図は本発明の一実
施例を示す側断面図、第３図は第２図における■−■線
矢視図である。（１）・・・シーチェス）、（２）・・・仕切壁、（３
）・・・連通口、（４）・・・ストレーナ、（５）・・
・海水取入日入（６）・・・吸入口、（η・・・作業台
、（８）・・・マンホール、（９）・・・ハシゴ、ａＯ
ト０η・・・部屋。特許出願人　日本鋼管株式会社

Claims

【特許請求の範囲】

喫水線上から喫水線上所定位置にわたって設けられたシ
ーチェストと、このシーチェストを底部から少くとも喫
水線まで縦方向に２部屋に仕切る仕切壁と、該仕切壁の
喫水線直下よシ下方の適宜位置に形成された連通口と、
該連通口に装着されたストレーナと、前記仕切壁により
仕切られた２部屋の一方の部屋の喫水線上に形成された
海水取入口と、他方の部屋の喫水線上に設けられ海水ポ
ンプに接続する吸入口とを有することを特徴とする氷海
船の海水吸入装置。