JPS6016193B2 - 瞬間大電流発生用放電スイッチ - Google Patents

瞬間大電流発生用放電スイッチ

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JPS6016193B2
JPS6016193B2 JP8128476A JP8128476A JPS6016193B2 JP S6016193 B2 JPS6016193 B2 JP S6016193B2 JP 8128476 A JP8128476 A JP 8128476A JP 8128476 A JP8128476 A JP 8128476A JP S6016193 B2 JPS6016193 B2 JP S6016193B2
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JP
Japan
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conductor
electrode
cylindrical insulator
discharge switch
metal
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JP8128476A
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巽 和歌
実 田
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Nichicon Corp
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Nichicon Capacitor Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は小型でィンダクタンスの低い瞬間大電流発生用
放電スイッチに関するものである。
コンデンサ蓄積エネルギーの急速な放出による瞬間的大
エネルギーの利用は、近時、核融合開発のためのプラズ
マ研究、レーザ研究、強磁場発生など各方面に広く行な
われている。同一蓄積エネルギーに対して瞬時発生出力
を大ならしむるには、コンデンサ電圧を高くかつ放電回
路のィンダクタンスを小ならしむることが有効であり、
このため数1側V以上のコンデンサおよびその放電スイ
ッチがいよいよ用いられている。
第1図はコンデンサ放電の基本回路を示すもので、イは
単純な放電回路、口はクロバー回路を有する場合で、1
はコンデンサ、2は放電始動スイッチ、4は負荷コイル
、3はクロバースイツチ、5,6はそれぞれ放電始動ス
イッチ、クロバースィツチ3のトリガー電極である。第
2図は第1図口のクロバー回路を実際の構造に近い形に
書き改めたものである。
すなわち、回路全体のィンダクタンスを低くするため、
負荷コイル4に至る往復導体は7,8のように接近した
平行板状導体または多数の同軸ケーブルを並列に用い、
また放電スイッチ部10はコンデンサ本体9と一体とし
て製作された状態を示している。本発明は第2図の導体
7,8と放電スイッチ2,3の電極との接続を高耐圧か
つ小形で低ィンダクタンスならしめる放電スイッチ部1
0の構成に関するものである。コンデンサに連結された
クロバースィッチ付放電スイッチの従来の一例を第3図
に示す。
コンデンサ本体9はコンデンサ素子と、このコンデンサ
素子を収納したコンデンサケースと、このコンデンサケ
ースに満たされた絶縁油とから構成されている。放電ス
イッチ2,3の対向する第1のの電極11、第2の電極
12、第3の電極13はそれぞれコンデンサ本体9、第
1の金属導体14、第2の金属導体15に担持され、上
記コンデンサ本体9、第1の金属導体14、第2の金属
導体15の各相互間は第1の筒状絶縁物17、第2の筒
状絶縁物18を介して所定の間隔を設けて平行に配置し
、しかも第1の電極11と第2の電極12、第2の電極
12と第3の電極13の間隙を一定に保ち、また上記第
1の筒状絶縁物17、第2の筒状絶縁物18は放電スイ
ッチの容器を構成し、かつ第1、第2、第3の電極間を
電気的に絶縁している。第1の電極11は絶縁物16と
共にコンデンサ本体9に担持されるとともにコンデンサ
本体49の一端子を構成している。コンデンサの高圧端
子は第1の電極11に、低圧端子は第2の金属導体15
にそれぞれ接続されている。7は同軸ケーブルの中心導
体、8は同軸ケーブルの外部導体で、両者は絶縁層19
によって絶縁されている。
中心導体7は第1の金属導体14を経て第2の電極12
へ、外部導体8は第2の金属導体15を経て第3の電極
13に接続される。この場合第2の電極12と第3の電
極13の間の放電ギャップ3は平等電界に近い形で構成
されること、また真空、加熱などの条件を与えることも
多く、比較的狭いギャップでも高電圧に耐えるように設
計されるが、ギャップの外部絶縁、すなわち、第1の金
属導体14と第2の金属導体15の間の外部絶縁は同軸
ケーブルの絶縁層19の表面の沿面絶縁によって決まり
、かつ大気中に露出しているので、高電圧において放電
を起し易く、そのため絶縁層19の沿面絶縁距離、すな
わち、第1の金属導体14と第2の金属導体15の間の
間隔は内部放電ギャップ3に比し余分に大きくしなけれ
ばならず、従ってこの部分を含む放電スイッチ全体の高
さは大となり、ィソダクタンスを十分に低減できない欠
点があった。この欠点を除くため放電スイッチ部10の
全体を油浸することもあるが、構造が複雑で保守が面倒
であり、絶縁油の吸湿汚損および火災の危険を考えねば
ならぬなどの十分な対策とはいえない欠点があった。本
発明は上記の欠点を除去し、絶縁油を使用せずに低ィン
ダクタンス化を実現する瞬間大電流発生用放電スイッチ
を提供しようとするものである。
以下、本発明を第4図および第5図に示す実施例につい
て説明する。
第4図において、同軸ケーブルの中心導体7と絶縁層1
9は第2の金属導体15を貫通し第1の金属導体14に
至り、中心導体7は27の位置で第1の金属導体14に
接続される。
同軸ケーブルの外部導体8は28の位置で切り離され、
この位置で第2の金属導体15に接続される。第2の金
属導体15の下面と第1の金属導体14の上面との間で
、外部導体8を除いて表面が露出した絶縁層19の表面
に、ゴム状の絶縁物で作ったテーパ−を有する絶縁筒2
1が鉄装され、これと適合するように第2の筒状絶縁物
18に設けられたテーパー付の穴29に圧入される。圧
入されると穴29の側面とゴム状絶縁物21とはゴム状
絶縁物21の弾性により完全に密着し、電気的には一体
の絶縁物に近い耐電圧性が得られる。このことにより第
1の金属導体14と第2の金属導体15の間隔は放電ス
イッチ用ギャップ3のギャップ長を必要な寸法だけとる
のに必要なだけで十分である。従って、第3図の場合の
ように、同軸ケーブルの絶縁層19および第2の筒状絶
縁物18の沿面絶縁という非効率的な手法によって必要
な耐電圧性を得るための第1の金属導体14と第2の金
属導体15の間の間隔の増大はその必要がないこととな
る。なお、第3図および第4図において、25は同軸ケ
ーブルの外部導体8を第1の金属導体14を経てコンデ
ンサケースに接続するための金属榛で、併せてこの放電
スイッチを機械的に絹立てるための締付ボルトを兼ねて
いる。
26は金属樺兼締付ボルト25に被覆した絶縁層または
絶縁筒である。
5,6は放電スイッチ2,3の第1、第2のトリガー電
極である。
第3図および第4図においては、瞬間大電流発生用放電
スイッチに取付けられる出力用同軸ケーブルは2本のみ
示しているが、実際は第2の金属導体15の円周上に教
本〜十教本取付けられるのが普通であり、金属極兼締付
ボルト25も同様である。
また第3図および第4図では金属榛兼締付ボルト25は
同軸ケーブルの位置よりも外側に配置しているが、同軸
ケーブルと同一円周上に同軸ケーブルと交互に配置する
ことも可能である。第3図および第4図に示す瞬間大電
流発生用放電スイッチはいずれもクロバースイッチ付の
場合について例示した。クロバースイッチを用いない第
1図イの回路の場合はクロバースィツチ用放電ギャップ
3を構成する第3の電極13と第2の電極12の上半部
とクロバースィッチ用の第2のトリガー電極6が不用と
なる。第4図の瞬間大電流発生用放電スイッチは第1の
筒状絶縁物17、第2の筒状絶縁物18を別個ののもの
とし、金属穣兼綿付ボルト25によって締付けて組立て
たものであるが、第1の筒状絶縁物17と第2の筒状絶
縁物18は第2の金属導体15をインサートした一体注
形樹脂成形物として製作することも可能である。
次に本発明の効果を数値によって例示する。
コンデンサ充電電圧60KV、充電エネルギー歌J、同
軸ケーブル12本使用の場合、第3図に示すような従来
構造では、第1の金属導体14と第2の金属導体15の
間の間隔30仇駁、スイッチ全高64仇蚊、スイッチ部
全ィンダクタンス5仇日であるのに対して、第4図に示
すような本発明構造ではそれぞれ100側,250側,
2仇鷹となり、4・形で低インダクタンス、かつ絶縁油
を使用せず安全で保守が容易な瞬間大軍流発生用放電ス
イッチが得られる。上述の第4図は出力用導体として同
軸ケーブルを使用した場合について説明したが、第5図
は出力用導体として並行板状導体を用いた場合の本発明
の瞬間大電流発生用放電スイッチの実施例で、出力用導
体引出部のみを拡大して示したものである。
7は同軸ケーブルの中心導体ではなく、棒状金属導体で
あり、19はこれを覆う絶縁層である。
電流は第2の電極12より第1の金属導体14、棒状金
属導体7を経て相手の第3の電極と同電位である円板状
導体15を貫通し、Q状の金具32,31を経て板状導
体3川こ至たる。円板状導体15は延展して板状導体と
なり、板状導体30とできるだけ薄い絶縁層33を介し
て並行させる。これは負荷4への往復回路のィンダクタ
ンスを極少ならしむるためである。この際棒状金属導体
7の外側にゴム状のテーパー付絶縁シース21を用い、
これを上下方向に圧縮して第1の筒状絶縁物17、第2
の筒状絶縁物18の内面に密着させることにより、最低
の高さ方向の寸法により棒状金属導体7と相手の第3電
極13側の円板状導体15との絶縁を保持することがで
きる。叙上のように本発明の瞬間大電流発生用放電スイ
ッチは核融合プラズマ研究、強磁場、レーザ研究などに
おいて要求される高速コンデンサ電源において、その性
能を一層高め、実験研究の可能性を向上し、学術的、工
業的ならびに実用的効果大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図はコンデンサ放電の基本回路図で、イは単純な放
電回路、口はクロバースィツチ付の場合、第2図は第1
図口を実際の構成に似た形に書き改めた回路図、第3図
は従来のクロバースィツチ付瞬間大電流発生用放電スイ
ッチの構成図、第4図は出力導体として同軸ケーブルを
用いた本発明のクロバースィッチ付瞬間大電流発生用放
電スイッチの構成図、第5図は出力導体として平行板状
導体を用いた本発明のコンデンサ用放電スィッチの要部
構成図である。 1:コンデンサ、2:放電始動スイッチ、3:クロバー
スィッチ、4:負荷コイル、5:第1のトリガー電極、
6:第2のトリガー電極、7:出力導体(中心導体また
は棒状金属導体)、8:外部導体、9:コンデンサ本体
、10:放電スィッチ部、11:第1の電極、12:第
2の電極、13:第3の電極、14:第1の金属導体、
15:第2の金属導体、16:絶縁物、17:第1の筒
状絶縁物、18:第2の筒状絶縁物、19:絶縁層、2
1:ゴム状絶縁物よりなるテーパー付絶縁筒、30:板
状導体、33:薄い絶縁層。 弟’図 努Z図 兼3図 兼4図 第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 対向する第1の電極11、第2の電極12と、上記
    第1の電極11を担持するコンデンサ本体9と上記第2
    の電極12を担持する第1の金属導体14と第2の金属
    導体15の間に第1の筒状絶縁物17、第2の筒状絶縁
    物18をそれぞれ所定の間隔を設けて平行に配置し、コ
    ンデンサの高圧端子を第1の電極11に、低圧端子を第
    2の金属導体15にそれぞれ接続し、上記第1の金属導
    体14に外部引出用導体を形成する出力導体7を、上記
    第2の金属導体15に外部引出用導体を形成する外部導
    体8をそれぞれ接続してなる瞬間大電流発生用放電スイ
    ツチにおいて、上記第2の筒状絶縁物18の内部に1個
    または複数個の穴29を設け、該穴29に上記出力導体
    7を挿入するとともに該出力導体7の周囲に設けた絶縁
    層19と第2の筒状絶縁物18との間にゴム状絶縁物よ
    りなるテーパー付絶縁筒21を圧入して上記絶縁層19
    と第2の筒状絶縁物18にそれぞれ密着せしめることを
    特徴とする瞬間大電流発生用放電スイツチ。 2 第2の電極12を担持しかつ出力導体7への導電路
    を形成する第1の金属円板14をインサートした第1の
    筒状絶縁物17と第2の筒状絶縁物18とを一体成形体
    としたことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の瞬
    間大電流発生用放電スイツチ。 3 外部引出用導体が一本または複数本の同軸ケーブル
    であり、出力導体7は該同軸ケーブルの中心導体、外部
    導体8は同軸ケーブルの外部導体、絶縁層19は該同軸
    ケーブルの絶縁層であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の瞬間大電流発生用放電スイツチ。 4 外部引出用導体が絶縁層33で絶縁された1組の平
    行板状導体15,30であり、出力導体7は棒状金属で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の瞬間
    大電流発生用放電スイツチ。 5 放電スイツチ組立固定用締付ボルトを兼ねた金属棒
    25を第1の筒状絶縁物17と第2の筒状絶縁物18を
    貫通配設したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の瞬間大電流発生用放電スイツチ。
JP8128476A 1976-07-07 1976-07-07 瞬間大電流発生用放電スイッチ Expired JPS6016193B2 (ja)

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JPS536834A JPS536834A (en) 1978-01-21
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61161498U (ja) * 1985-03-28 1986-10-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61161498U (ja) * 1985-03-28 1986-10-06

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JPS536834A (en) 1978-01-21

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