JPS6015996Y2 - 立型回転機械に於ける軸受給油装置 - Google Patents

立型回転機械に於ける軸受給油装置

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Publication number
JPS6015996Y2
JPS6015996Y2 JP2943581U JP2943581U JPS6015996Y2 JP S6015996 Y2 JPS6015996 Y2 JP S6015996Y2 JP 2943581 U JP2943581 U JP 2943581U JP 2943581 U JP2943581 U JP 2943581U JP S6015996 Y2 JPS6015996 Y2 JP S6015996Y2
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JP
Japan
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oil
bearing
skirt
shaft
oil supply
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Expired
Application number
JP2943581U
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JPS57143494U (ja
Inventor
正晴 南
昭博 川口
和幸 南部
猛 田中
Original Assignee
三菱重工業株式会社
西菱エンジニアリング株式会社
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Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社, 西菱エンジニアリング株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は正逆転共用かんがい用ポンプ等に応用できる立
型回転機械に於ける軸受給油装置に関するものである。
第1図は本考案の考案者等が考案し、実願昭55−10
7695号(実公昭59−42556号公報)として出
願されている立型回転機械に於ける軸受給油装置の縦断
面図であり、図中1は回転軸、2は軸スカート、3は軸
受、4は軸受支持台、5は油槽用板材の支持台、6はケ
ーシング、7は油槽カバー、8は油槽用板材、9,10
.11は油槽12内の油の外部洩れを防ぐOリングであ
る。
13は軸受3の軸受面に複数個加工された油溝で、軸の
回転方向に対し斜めになっており、軸受下端3′から軸
受上端3″に貫通している。
第2図は第1図のA−A矢視展開図を示す。
また矢印Bで示す軸回転方向(便宜上以下正転と呼ぶこ
ととする)に対し、油溝13は第2図に示す方向に傾斜
している。
14は軸スカート2の内周側下端から外周側上部へ貫通
する複数の貫通孔、15は排油孔であり、軸受上端から
出てくる油を下の油槽12内へ戻すものである。
16は軸受部から発生する熱を外部へ放熱するクーラー
、17は邪魔板であり、給油孔14から放出される油を
受けとめるものである。
ここで第1図の構造を更に詳細に説明すると、回転軸1
は上下方向に延びており、軸スカート2は一端を回転軸
1に固定されてその軸線と平行に延び、他端を油槽12
内に挿入させるを共に、円筒状に形成されており、軸ス
カート2の外周面に対向して軸受3が設けられている。
また軸スカート2には一端部上面から他端部内周面に開
口する貫通孔14が複数設けられており、更に軸受3の
軸受面或は軸スカート2外周面の何れか一方に、回転軸
1の軸線方向に対して傾斜して延びる複数条の油溝13
が設けられている。
さて第1図に於いて、先ず正転時(軸の回転方向が矢印
Bの方向)には、軸受下端3′から軸受上端3″に向け
て軸方向に傾斜した油溝の作用により油槽12に溜った
油が矢印Pの方向へ運ばれ、軸受面の潤滑作用を果す。
また同時に、軸スカート2部の給油孔14から遠心力の
作用により油が邪魔板17に衝突後矢印Qの方向に運ば
れる。
なお、この油は正転時には軸受面の潤滑には寄与しない
次に逆転時(軸の回転方向が矢印Cの方向)には、前記
の如く軸スカート2部の給油孔14から遠心力の作用に
より(遠心力は正転、逆転とも同様の効果をもつ)運ば
れた油が、一旦邪魔板17に衝突後軸方向に傾斜した油
溝の作用(正転時とは逆方向の作用)で、軸受上端3″
から軸受下端3′に向けて、矢印Rの方向へ運ばれ、軸
受面の潤滑作用を果す。
なお、給油孔14から汲み上げられた余分の油は、矢印
Qの方向へ流れる。
しかしながら前記従来装置は、逆転時に揚油量がqの方
向へ流れる量が多く、十分軸受内に油が供給されない欠
点があった。
本考案は前記従来の欠点を解消するために提案されたも
ので、軸受の上端部に、軸スカートの上端部に油溜りを
国威する仕切部材を取付けることにより、軸受上部に油
溜りが十分できるようにした立型回転機械に於ける軸受
給油装置を提供せんとするものである。
以下本考案の実施例を図面について説明する。
なお、本考案の実施例を示す第3図の説明に於いて、従
来と同一部分は同一の符号を用いて説明することにする
さて第3図に於いて1は回転軸、2は軸スカート、3は
軸受、4は軸受支持台、5は油槽用板材の支持台、6は
ケーシング、7は油槽カバー、8は油槽用板材である。
また9、10.11は油槽12内に油の外部漏れを防ぐ
01Jング、13は軸受3の軸受面に複数個加工された
油溝であり、軸の回転方向に対し斜めになっており、軸
受下端3′から軸受上端3″に貫通している。
14は軸スカート2の内周側下端から、外周側上部へ貫
通する給油孔、15は排油孔であり、軸受上端から出て
くる油を下の油槽12へ戻すものである。
また16は軸受部から発生する熱を外部へ放熱するクー
ラー、14は邪魔板で、給油孔14から放出される油を
受けとめるものである。
なお、以上の構造は全て従来と同様である。
本考案は前記従来構造に以下の構造を付加したもので、
軸受3の上端部に堰18を設けることにより、軸受上部
に油溜りを作るようにしたものである。
また19は堰18の円周方向に設けられた複数個の切り
かき孔で、前記上部油溜の油を排出するようになってい
る。
次に作用を説明すると、先ず正転時(軸の回転方向が矢
印Bの方向)には、軸受下端3′から軸受−L端3″に
向けて軸方向に傾斜した油溝の作用により、油槽12に
溜った油が、軸受3のの上部に取り付けられた堰18の
孔19を通り、矢印Pの方向へ運ばれ、軸受3面の潤滑
作用を果たす。
また同時に軸スカート2部の貫通孔14から、遠心力の
作用により油が邪魔板17に衝突後、堰18に設けられ
た複数個の切りかき孔19を通り、矢印Qの方向に運ば
れる(この油は正転時には軸受面の潤滑に寄与しない)
次に逆転時(軸の回転方向が矢印Cの方向)には、上述
の軸スカート2部の給油孔14から、遠心力の作用によ
り(遠心力は正転、逆転とも同様の効果を持つ)運ばれ
た油が、一旦邪魔板17に衝突後、軸方向に傾斜した油
溝の作用(正転時とは逆方向の作用)で、軸受上端3″
から軸受下端3′に向けて矢印R方向へ運ばれ、軸受面
の潤滑作用を果たす。
更に軸受3面の潤滑作用を良くするために、堰18を設
け、軸受上端に油溜りを作ってあり、また余剰油量q′
は、堰18の円周上に設けた複数個の切りかき孔19か
ら逃げる。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されており、逆転
時、仕切部材を設けたことにより軸受上部での油溜りが
十分となり、軸受面への給油量を増加させることができ
る。
なお、正転時給油量は、仕切部材に切りかき孔を設けれ
ば、この穴より排出されるので、給油量の低下もなく、
不具合がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の立型回転機械に於ける軸受給油装置の縦
断面図、第2図は第1図のA−A矢視展開図、第3図は
本考案の実施例を示す軸受給油装置の縦断面図、第4図
は第3図のD〜D矢視展開図である。 図の主要部分の説明、1・・・・・・回転軸、2・・・
・・・軸スカート、3・・・・・・軸受、13・・・・
・・油溝、14・・・・・・貫通孔、18・・・・・・
堰(仕切部材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上下方向に延びる回転軸と、同回転軸に同心的に支持さ
    れ、上端を閉塞し下端を開放して油槽内に挿入された円
    筒状の軸スカートと、同軸スカートの外周面に対向して
    設けられた軸受とを有し、同軸スカートにその上端部及
    び下端部に夫々開口する貫通尉を複数設け、前記軸受の
    軸受面あるいは前記スカート外周面の何れか一方に傾斜
    して延びる複数条の油溝を設けると共に、前記軸受の上
    端部に、前記軸スカートの上端部に油溜りを自戒する仕
    切部材を取付けてなることを特徴とする立型回転機械に
    於ける軸受給油装置。
JP2943581U 1981-03-03 1981-03-03 立型回転機械に於ける軸受給油装置 Expired JPS6015996Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2943581U JPS6015996Y2 (ja) 1981-03-03 1981-03-03 立型回転機械に於ける軸受給油装置

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JP2943581U JPS6015996Y2 (ja) 1981-03-03 1981-03-03 立型回転機械に於ける軸受給油装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57143494U JPS57143494U (ja) 1982-09-08
JPS6015996Y2 true JPS6015996Y2 (ja) 1985-05-18

Family

ID=29827019

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JP2943581U Expired JPS6015996Y2 (ja) 1981-03-03 1981-03-03 立型回転機械に於ける軸受給油装置

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