JPS6015944Y2 - 内燃機関の連接棒 - Google Patents

内燃機関の連接棒

Info

Publication number
JPS6015944Y2
JPS6015944Y2 JP14227680U JP14227680U JPS6015944Y2 JP S6015944 Y2 JPS6015944 Y2 JP S6015944Y2 JP 14227680 U JP14227680 U JP 14227680U JP 14227680 U JP14227680 U JP 14227680U JP S6015944 Y2 JPS6015944 Y2 JP S6015944Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
diameter
shaft
diameter curved
curved surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14227680U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5765221U (ja
Inventor
達雄 加納
昇 尾山
克俊 和泉
Original Assignee
宇部興産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 宇部興産株式会社 filed Critical 宇部興産株式会社
Priority to JP14227680U priority Critical patent/JPS6015944Y2/ja
Publication of JPS5765221U publication Critical patent/JPS5765221U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6015944Y2 publication Critical patent/JPS6015944Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、内燃機関の連結棒に関するものであり、さら
に詳しくは、円柱状のロッドの一端に一体的にフランジ
部を形威し、このフランジ部を介してクランクシャフト
側の取付部材等の剛体の平面にボルトによって取付ける
ように構成した連接棒のフランジ部の構造に関するもの
である。
一般に、連接棒においては、円柱状のロッドの一端にフ
ランジ部を形威し、このフランジ部を介してクランクシ
ャフト側の取付部材等の剛体に対してボルトによって固
定しているが、軸方向に引張力と圧縮力とが交互に作用
するので、フランジ部の基端と軸部との連結部分には大
きな応力が集中する。
このような応力の集中を排除しようとして、軸部とフラ
ンジ部との連続部にある半径をもった曲面によって連続
させる構造が採用されており、このような構造を採用す
れば、応力の集中度合はある程度低くすることができる
しかし、応力の集中度合はまだ充分に低くはなっていな
い。
また、フランジ部を固定する取付ボルトの取付位置を軸
部の軸心から近い位置にしかとれない場合には、連接棒
の材質として最高のものを選んだとしても、この半径が
寸法的に制限を受け、軸部とフランジ部の連続部の半径
を大きくとることができないことがある。
本考案は、以上のようにロッドの直径やフランジ部の直
洋に寸法上の制限がある場合においても、同一材料のも
ので、できるだけ強度を増し、フランジ部の基端アール
部に集中する応力ができるだけ小さくなるようにするこ
とを目的としている。
本考案においては、上記の目的を遠戚するために、フラ
ンジ部と軸部の間で、フランジ部の近傍に至るに従い次
第に大直径となるテーパー面を形成し、このテーパーと
フランジ部に近接した部分とを比較的太なる直径の円弧
状の曲面によって連続させ、この円弧状の曲面とフラン
ジ部のボルト頭接触面である内側面との間を比較中なる
直径の円弧状の曲面によって連続させ、テーバ部と円弧
状の曲面及び大小の円弧状の曲面との連続部はそれぞれ
接線による連続面とする構造を採用した。
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を詳細に説明
する。
図は本考案の1実施例を説明するもので、1は内燃機関
のピストンロッドとクランクシャフトとの間を連結する
連結棒の軸部、2は軸部の一端に設けたフランジ部であ
り、この軸部1はフランジ部2を介してボルト3によっ
てクランクシャフト側の取付部材などの剛体に固定され
る。
フランジ部2は、軸部1側のボルト頭接触面と反軸部側
の面を平面とした。
ボルト3の頭は後記する小直径曲面部4cに当らないよ
うにした。
軸部1とフランジ部2とはフランジ部2側に至るに従い
大直径となる軸の拡大部4を介して一体的に連続してい
る。
拡大部4はテーバ部4aと大径と小径からなる二重アー
ル部によって形成されている。
すなわち、拡大部4は軸部1側A点部を始端としてフラ
ンジ2側に向かって大直径となるテーバ部4aと、8点
でテーバ部4aに連続する半径Rの大直径曲面部4bと
、0点で大直径曲面部4bに連続する半径rの小直径曲
面部4cとからなり、小直径曲面部4cの終端はD点で
フランジ部2の内側面2aに連続している。
大直径曲面部4bの中心点Oとフランジ部2の内側面2
aとの距離は、大直径曲面部4bの半径Rよりも短かい
そして、テーパ一部4aと大直径曲面部4bの間、大直
径曲面部4bと小直径曲面部4cとの間、および、小直
径曲面部4cとフランジ部2の内側面2aとの間は互い
に接線によって連続している。
直線COとRの中心からフランジ部2の内側面2aに下
した垂線とのなす角は、15〜45°であり、好ましく
は、約30°である。
なお、軸部1とテーバ部4aはA点部においてアール部
で連続している。
本考案者の実験によれば、拡大部4の各部分と他の部分
との寸法関係は下記の如き状態が望ましいものであるこ
とがわかった。
即ち、軸部1の直径をd、テーバ部4aの始端Aからフ
ランジ部2の内側面2aまでの距離をH、テーバ部4a
の延長線とフランジ部2の内側面2aとの交点における
直径をDl、小直径曲面部4cとフランジ部2の内側面
2aとの接点における直径をD2、大直径曲面部4bの
半径Rの中心が軸部1の中心軸を中心としてえかく円の
直径をLとすると、 H=0.98〜1.1d D□=1.1〜1.3d D2 = 1.4〜1.6d L = 1.7〜2.0d R=0.19〜0.22d r = 0.075〜0.085d 一=2.2〜3.0 であり、好ましくは、 H=1.04d Dl = 1.21d D2 = 1.51d L = 1.84d R= 0.207d r=0.08d であった。
そして、上記の好適例を適用して引張荷重試験を行なっ
たところ、単純な1個の円弧状曲面を有する拡大部を持
つものと比較すると、その応力レベルは10%以上低下
することがわかった。
もちろん、軸部1およびフランジ部2の材質は同一で、
かつ、良好な品質の鍛鋼材を用いて従来品との比較実験
を行なった結果である。
このようにして、軸部1とフランジ部2の連続部に応力
の集中の少ないフランジ部の構造を得ることができた。
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、軸部
とフランジ部との間をフランジ部側に至るに従い大直径
となる拡大部を介して連結し、この拡大部をテーバ部と
大小の円弧状の曲面を連続させた状態で形成した構造を
採用しているため、軸部やフランジの直径などに寸法上
の制約のある場合において、軸部とフランジ部との連続
部に応力集中が少ないフランジ部を得ることができる。
そして、大直径曲面部に続く小直径曲面部をフランジ部
の軸部側の平面状の内側面に連続させ、この内側面のボ
ルト頭接触面を平面としたので、ボルト頭は平面状の内
側面のみに接触腰小直径曲面部には接触していない。
そして、小直径曲面部をボルト頭で押えていないので、
小直径曲面部や大直径曲面部には、ボルトによる圧縮応
力は作用せず、ここには、連接棒上昇時の慣性力による
単純な引張応力しか作用せず、したがって、応力レベル
を低くすることができる。
勿論、フランジ部のボルト頭接触面は平面なので、加工
もあまり難しくない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の1実施例を説明する正面図である。 1・・・・・・軸部、2・・・・・・フランジ部、3・
・・・・・ボルト、4・・・・・・拡大部、4a・・・
・・・テーパ部、4b・・同大直径曲面部、4c・・・
・・・小直径曲面部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸部の一端に拡大部を介してフランジ部を一体的に形威
    した内燃機関の連接棒において、フランジ部の軸部側の
    ボルト頭接触面とフランジ部の反軸部側の面を平面とし
    、前記拡大部を軸部側を始端としてフランジ部側に向か
    って次第に大直径となるテーパ部と、このテーパ部に接
    線をもって連続する大直径曲面部と、この大直径曲面部
    とフランジ部の軸部側である内側面とに接線をもって連
    続する小直径曲面部とから構威し、前記軸部の直径をd
    、テーパ部の始端からフランジ部の内側面までの距離を
    H1テーパ部の延長線とフランジ部の内側面との交点の
    直径をり1、小直径曲面部とフランジ部の内側面との接
    点の直径をD2、大直径曲面部の半径の中心を軸部の軸
    心の回りに回転させてできる円の直径をL1大直径曲面
    部の外郭を規制する円の半径をR1小直径曲面部の外郭
    を規制する円の半径をrとしたとき、H= 0.98〜
    1.1d、 D、 = 1.1〜1.3d、 D2=1
    .4〜1.6dXR=0.19〜0.22dXr =0
    .075〜0.085dとなるようにした内燃機関の連
    接棒。
JP14227680U 1980-10-07 1980-10-07 内燃機関の連接棒 Expired JPS6015944Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14227680U JPS6015944Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07 内燃機関の連接棒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14227680U JPS6015944Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07 内燃機関の連接棒

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5765221U JPS5765221U (ja) 1982-04-19
JPS6015944Y2 true JPS6015944Y2 (ja) 1985-05-18

Family

ID=29502081

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14227680U Expired JPS6015944Y2 (ja) 1980-10-07 1980-10-07 内燃機関の連接棒

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6015944Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190002090U (ko) * 2018-02-07 2019-08-16 주식회사 릴텍산업 브러쉬형 인출가이드를 구비한 호스릴

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190002090U (ko) * 2018-02-07 2019-08-16 주식회사 릴텍산업 브러쉬형 인출가이드를 구비한 호스릴

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5765221U (ja) 1982-04-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3943908A (en) One piece piston connected to a connecting rod for high speed four-stroke cycle internal combustion engines
JPS6292315U (ja)
JPS619323U (ja) Ff横置きエンジン車用エンジンマウント装置
JPS6015944Y2 (ja) 内燃機関の連接棒
US5560333A (en) Internal combustion engine connecting rod
US5628577A (en) Wrist pin for a two-piece piston
US5788380A (en) Bearing shell and a radial plain bearing mounted in a bearing carrying body provided with a bearing cap
US5193413A (en) Connecting rod for piston engines
EP0261538B1 (en) Internal combustion engine piston incorporating an internal combustion chamber
JP2007078072A (ja) 内燃機関のコンロッド
US5074264A (en) Light alloy piston for internal combustion engines
JPS608452A (ja) 内燃機関のクランクケ−ス
US6485183B1 (en) Plain bearing for connecting rods
JPH09177758A (ja) 平軸受
JPS62266266A (ja) リストピン
JPS601295Y2 (ja) 連接棒
JPH0463A (ja) 内燃機関のピストンピン
JPH0435565Y2 (ja)
JPH0319141U (ja)
JPS6340646Y2 (ja)
JPH10103513A (ja) 内燃機関用ピストン
JPS5817774Y2 (ja) ケ−ブルバンド
JPS63168363U (ja)
JPS6330298U (ja)
CA2216089A1 (en) Chamfered end headed rivet