JPH0463A - 内燃機関のピストンピン - Google Patents

内燃機関のピストンピン

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Publication number
JPH0463A
JPH0463A JP10082190A JP10082190A JPH0463A JP H0463 A JPH0463 A JP H0463A JP 10082190 A JP10082190 A JP 10082190A JP 10082190 A JP10082190 A JP 10082190A JP H0463 A JPH0463 A JP H0463A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pin
piston
piston pin
cylindrical
engaged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10082190A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Arai
孝之 荒井
Takaharu Goto
隆治 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP10082190A priority Critical patent/JPH0463A/ja
Publication of JPH0463A publication Critical patent/JPH0463A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、内燃機関のピストンとコネクティングロッ
ド小端部とを連結するピストンピンの改良に関する。
従来の技術 内燃機関のピストンは、円筒形をなすピストンピンを介
してコネクティングロッド小端部に揺動可能に連結され
ている。そして、上記ピストンピンは、全浮動式もしく
は半浮動式として通常ピストンに対し非固定状態に保た
れている。
第6図は、従来の全浮動式のピストン連結構造を示すも
ので、アルミニウム合金等からなるピストン21内側に
、一対のピンボス部22が形成され、該ピンボス部22
の貫通孔23にピストンピン24両端部が揺動可能に嵌
合しているとともに、スナップリング25によって抜は
止めされている。
またコネクティングロッド26の小端部26aも同様に
ピストンピン24に揺動可能に嵌合している。
ここで、上記ピストンピン24は、図示するように、単
純な円筒形をなしている。尚、ピストンピン24の曲げ
剛性を高めるために、中空部内に補強リブを形成するよ
うにした例もある(例えば実開昭60−116461号
公報、実開昭59168061号公報等)。
発明が解決しようとする課題 上記のような構成においては、ピストンピン24の両端
部つまりピンボス部22と嵌合している部分に、それぞ
れ燃焼圧力Fの1/2づつが作用することになるが、こ
の力を支承するために、各嵌合部の長さL6をある程度
大きく確保する必要がある。つまり、嵌合部の長さり、
を短くすると、面圧が過度に高くなり、焼付きやピンボ
ス部22の破損を招く虞れがある。
従って、ピストンピン24全長の短縮化やピンボス部2
2の小型化に限界があり、ピストン21やピストンピン
24等からなる往復運動部分全体の軽量化が十分に達成
できない、という不具合があった。
課題を解決するための手段 そこで、この発明は、ピストンピンとピンボス部との嵌
合部をテーパ状として燃焼圧力による面圧の低減を図っ
たものである。すなわち、この発明に係る内燃機関のピ
ストンピンは、コネクティングロッド小端部が嵌合する
中央部が円筒形をなすとともに、ピストンのピンボス部
に揺動可能に嵌合する両端部が、両端へ向かって大径と
なるテーパ状に形成され、かつ適宜箇所で、互いに嵌合
可能な部材に分割構成されていることを特徴としている
作用 上記構成では、コネクティングロッド小端部が嵌合する
中央部の径を従来のピストンピンと同様に設定した場合
に、ピンボス部との嵌合部の長さが従来のものと等しい
と仮定すれば、ピストンピン端部をテーパ状としたこと
で受圧面積が増加し、それだけ面圧が低減する。換言す
れば、許容面圧が従来と等しいものと仮定すれば、嵌合
部の長さの短縮化が可能となる。
実施例 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図は、この発明に係るピストンピンlを用いてピス
トン2とコネクティングロッド3小端部3aとを連結し
た構成を示している。
上記ピストンピンIは、コネクティングロッド3小端部
3aが嵌合する中央部4が円筒形をなしているとともに
、ピンボス部2aに揺動可能に嵌合する両端部5.6が
、両端へ向かって大径となるテーパ状に形成されている
。尚、上記ピンボス部2aに形成されたピストンピン装
着用の貫通孔7も、ピストンピン両端部5.6のテーパ
面に対応したテーパ状をなしている。また、この一対の
ピンボス部2aの外形長さし、は、ピストン2冠部2b
の径に比してかなり短く設定されており、ピストンピン
1の全長り、も短いものとなっている。
上記ピストンピン1は、ピストン2への組付を可能とす
るために、円筒形の中央部4および一方のテーパ状端部
5を含むピン本体IAと、他方のテーパ状端部5を形成
する筒状のピンエンド部材IBとに2分割されて構成さ
れており、ビン本体LA先端に形成した軸部8に、筒状
のピンエンド部材IBが圧入されて一体化されている。
また、このピストンピン1の組立の際に各部材の脱落を
防止するために、貫通孔7の両端にスナップリング9が
取り付けられている。
尚、ピストンピンlの軽量化を図るために、ピン本体I
Aが中空部lOを有する筒状に形成されているとともに
、ビンエンド部材IB側にも肉抜き部11が形成されて
いる。
次に上記構成における作用を説明する。
第2図は、上記のようなテーパ状嵌合部に燃焼圧力が作
用した場合の力の方向と大きさとを示したもので、各嵌
合部には、シリンダ軸線に沿って燃焼圧力Fの1/2づ
つが作用する。ここで嵌合部のテーパの傾きをθとすれ
ば、両者の接触面へ垂直に作用する力は(F/2)・c
osθとなり、F/2より小さくなる。
一方、力の作用方向から見た嵌合部の投影面積S、は、
第3図のように最大径をDい最小径をり、、嵌合部長さ
をL5とすれば、 S I =(D I + D 2 ) X L b /
 2となり、面圧P1は、 となる。
一方、上記の最小径り、はコネクティングロッド小端部
3aの面圧から定まるもので、従来の円筒形のピストン
ピンの直径と略等しく設定されるから、従来のピストン
ピン(第6図参照)における嵌合部の投影面積S、は、 S t = D t X L a となり、面圧P、は、 となる。
そして、許容面圧が従来と等しいものと仮定すれば、p
+=ptであるから、 となる。従って、 の関係がある。ここで、cosθ<1.2Dt<D++
D、であるから、常にL b < L aの関係が成立
する。
すなわち、ピストンピンlとピンボス部2aとの間の面
圧を従来のものと同様に保ったまま両者の嵌合部の長さ
を短縮化でき、ひいてはピストンピン1の全長の短縮化
、ビンボス部2a部分の小径化が図れ、全体を軽量化す
ることができる。
尚、ピストンピン1軸方向には、第2図のように(F/
2)・COSθ・sinθの力が作用するが、これは比
較的小さなものであり、ピストンピンlの引張強さによ
って十分に抗することかできる。
次に第4図および第5図はこの発明の異なる実施例を示
している。
この実施例では、ピン本体IA先端の軸部8がピンエン
ド部材IBを貫通して嵌合しているとともに、その先端
部にC字状のスナップリング12が装着されてピンエン
ド部材IBの抜は止めを行っている。
この構成では、ピンエンド部材IBの正大作業が不要と
なるため、その組立の作業性が向上する。
また貫通孔7両端のスナップリング9も不要となる。
発明の効果 以上の説明で明らかなように、この発明に係る内燃機関
のピストンピンによれば、ピンボス部と嵌合する両端部
をテーパ状としたので、燃焼圧力に対する面圧を所定の
許容面圧に保ったままピストンピン全長の短縮化が図れ
、ビンボス部部分の小型化が可能となる。そのため、ピ
ストン、ピストンピンを含む往復運動部分の軽量化を達
成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るピストンピンを用いたピストン
全体の断面図、第2図はこのピストンピンに作用する力
のベクトルを示す説明図、第3図はテーパ状をなす端部
の説明図、第4図はこの発明の異なる実施例を示すピス
トン全体の断面図、第5図はその要部の側面図、第6図
は従来のピストンピンを用いたピストン全体の断面図で
ある。 1・・・ピストンピン、IA・・・ピン全体、IB・・
・ピンエンド部材、2a・・・ピンボス部、4・・・中
央部、5.6・・・端部。 第1図 ピストンピン ビ゛ノA\4収 ビソエソド静訂 し°ソホス仲 中央部 旬伯音p 第4図 F 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)コネクティングロッド小端部が嵌合する中央部が
    円筒形をなすとともに、ピストンのピンボス部に揺動可
    能に嵌合する両端部が、両端へ向かって大径となるテー
    パ状に形成され、かつ適宜箇所で、互いに嵌合可能な部
    材に分割構成されていることを特徴とする内燃機関のピ
    ストンピン。
JP10082190A 1990-04-17 1990-04-17 内燃機関のピストンピン Pending JPH0463A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10082190A JPH0463A (ja) 1990-04-17 1990-04-17 内燃機関のピストンピン

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JP10082190A JPH0463A (ja) 1990-04-17 1990-04-17 内燃機関のピストンピン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0463A true JPH0463A (ja) 1992-01-06

Family

ID=14284004

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JP10082190A Pending JPH0463A (ja) 1990-04-17 1990-04-17 内燃機関のピストンピン

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JP (1) JPH0463A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100488566B1 (ko) * 2002-11-07 2005-05-11 현대자동차주식회사 왕복 운동 질량 저감을 위한 피스톤의 조립 구조
JP2007512487A (ja) * 2003-11-20 2007-05-17 マーレ テクノロジー インコーポレイテッド 内部ギャラリとプロファイルされたピストンピンとを有する、リン酸塩処理されかつブッシングレスのピストン・コネクティングロッドアセンブリ
KR20140025670A (ko) * 2012-08-22 2014-03-05 현대자동차주식회사 가변 압축비 엔진의 피스톤핀
JP2015007395A (ja) * 2013-06-25 2015-01-15 トヨタ自動車株式会社 内燃機関のピストン

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