JPS60159233A - 建築物の構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は鉄骨系プレハブ住宅における建築物の構造に関
する。

〔背景技術〕

従来にあっては、比較的肉厚の薄い鋼管の通し柱を立て
、水平力を負担させるために一階と二階とに夫々耐力壁
を配設していた。これは通し柱だけで水平力を負担しよ
うとすれば、柱の肉厚が極めて厚くなり、通し柱がきわ
めて重くなり、コストも上昇するからであった。このよ
うに−階にも二階にも耐力壁を使用しているために窓等
の開口部を設ける場合の制限となっていた。

〔発明の目的〕

本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは二階の耐力壁をなくすと共
にこれによって通し柱の肉厚が極度に厚くなることのな
いように合理的構造を案出することにある。

〔発明の開示〕

本発明建染物の構造は、１階部分（１ａ）で断面積が小
さく、２階部分（１ｂ）で断面積の大きな通し柱ｉｌ＋
を立て、１階に耐力壁（２）を配設したものであり、こ
れによって上記目的を達成できたものである以下、本発
明の実施例を添付図により詳述する。ｉｌ＋は通し柱で
あり、その１階部分（１ａ）は肉厚の薄い角管状となっ
ており、その２階部分（１ｂ）は１階部分（１ａ）と同
じ外形寸法で肉厚の厚い角管状となっている。例えば第
３図に示すように、外形寸法８０　ｆｉ　Ｘ　８０　ｆ
ｉ、肉厚３．２ｆｉの角鋼管１３＋を１階部分（１ａ）
として用い、外形寸法８０闘Ｘ　８Ｑ　＋ｗ　、肉厚４
．５窯の角鋼管（４）を２階部分（１ｂ）として用い、
両角鋼管＋３１　［４１を特殊継手（５）を介して連結
したものである。ここで特殊継手（５）は＠４図に示す
ように通し柱ｉｌ＋と同じ外形寸法で上面と下面とに差
込み部＋６１Ｆ７１を有する中空体であって、特殊継手
（６）と角鋼管（３）（４）とは溶接されている。又、
特殊継手（５）には梁（８）接続用のボルト孔（９）が
穿設されており、通し柱１１１間には梁（８）が横架さ
れている。更に１階には耐力壁（２）が配置されている
。

しかして、１階での水平力は耐力壁（２）で負担される
ので通し柱（１）の１階部分（１ａ）の肉厚が薄くても
差支えなく、２階では通し柱ｉｌ＋の２階部分（１ｂ）
で水平力が負担されるので耐力壁（２）が必要ないので
ある。尚、ここで通し柱ｉｌ＋の１階部分（１ａ）も断
面積を大きくして１階でも耐力壁（２）をなくそうとす
ると、１階部分（１ａ）での耐力は２階部分（１ｂ）よ
りもずっと大きいため通し柱（ｌ）の断面積がきわめて
大きくなり、特に従来のように一様なの「面積のものを
用いると通し柱＋１１では重量が大夏大きくなり、コス
トも急騰するが、２階部分（１ｂ）のみ断面積を大きく
することで合理的な構造とすることができるのである。

〔発明の効果〕

本発明は叙述の如く構成されているから、１階の水平力
を耐力壁で負担でき、２階の水平力を通し柱の２階部分
で負担でき、通し柱の重量をあまり大きくせず、コスト
もあまり上昇させることなく、２階の耐力壁を省くこと
ができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は同上
の通し柱の正面図、第３図は同上の通し柱の部分拡大断
面図、第４図は同上の特殊継手の斜視図である。 ｉｌ＋・通し柱、（ｌａＸｌｂ）・・・通し柱の１階部
分と２階部分、（２）・・・耐力壁。 代理人　弁理士　石　１）長　七

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （ｏ　１階部分で断面積が小さく、２＠部分で断面積の
   大きな通し柱を立て、１階に耐力壁を配設して成ること
   を特徴とする建築物の構造。