JPS60158869A - 気管用チユーブ装置及びそれを使用した換気装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、気管切開式の気管チューブ装置に関し、さら
に詳細に言えば、咽喉の切開口を通って気管内に挿入さ
れる第１チユーブと、該第１チユーブの内孔と連通する
筒孔を有し、かつ気管の外部に配置された第２チユーブ
とからなる気管用チューブ装置に関する。

（従来の技術） 患者の肺の換気は、従来より、低周波数換気法または高
周波数換気法のいずれかにより行なわれる。

低周波数換気法の場合は、通常、その一端部が、患者の
口を経て気管内に挿入される折り返し付きの気管用チュ
ーブを用いて、または、患者の咽喉に設けられた切開口
を経て挿入される気管切開式の折り返し付き気管用チュ
ーブを用いて行なわれる。

これらのチューブの折り返し部分は、膨張して、該チュ
ーブの外面と気管の壁部との間を密閉する。

ガスが、数秒毎に１パルスの割合で、換気機から前記チ
ューブを介して供給され、患者の肺を、麻酔ガスを含む
こともある適当な混合ガスで膨張させる。

英国特許第ＧＢ１４４７９８７Ａ号明細書に記載されて
いるような高周波数換気法の場合は、患者の気管内の声
帯より下側に配置される、より小さな直径のチューブを
使用する。ガスは、通常毎秒１乃至１゜パルスの間隔の
短かい脈流として供給されて、気管内にジェット流を発
生させる。

このジェット流の作用により、気管に沿ってガスの吸込
み効果が発生し、その相乗効果により、患者の肺の換気
が行なわれる。このジェット効果を伴なうチューブ、す
なわちジェットチューブは、患者の口、鼻、またはその
咽喉に設けられた切開口を□経て配置される。

（発明が解決しようとする問題点） 手術が気管の上部で行なわれる場合、ジェットチューブ
を患者の口または鼻を経て配置すると、手術を阻害する
ことになるので、不利である。

さらに、従来技術においては、ジェットチューブが気管
内で開口しているので、ガスが、該チューブから噴出す
る際に膨張して、該チューブの先端付近に冷却効果を生
じるという欠点がある。

この冷却効果は、付近の組織を損傷する。

ジェットチューブの先端を気管内に配置することにより
、気管内のガスの吸込み作用において、呼気ガスと新鮮
なガスとが混合されるので、酸素の含有量が減少する。

また、このような構成により、ガスの流れを分析し、か
つ患者に供給されるガスの性質を監視する□ことが、一
層困難なものとなっている。

（問題点を解決するための手段） 本発明の目的は、上述のような従来技術の欠点及び問題
点を解消することができる気管切開式の一気管用チュー
ブ装置を提供することにある。

本発明によれば、上述の目的を達成するための気管切開
式気管用チューブ装置は、第２チユーブにおける筒孔が
、開口部を介して大気と連通しており、かつ、第２チユ
ーブの筒孔よりも断面積が小さい軸孔を介して、第２チ
ユーブの筒孔と連通するジエン１〜チユーブを備えてお
り、前記軸孔とジェットチューブとによって形成される
第２チユーブの筒孔内へ通じる高周波数換気ジェット噴
出口により、前記軸孔を経て空気が吸込まれ、がっ気管
用チューブ装置の患者側端部の方向へ送られるようにな
っていることを特徴とする。

前記高周波数換気ジエン１〜噴出口は、気管の外部に設
けられるので、ガス膨張による冷却作用は、主として気
管の外部で行なわれ、患者の気管に与える損傷を減らす
ことができる。

前記第２チユーブの筒孔は、大気と連通しているので、
ジェットチューブに供給されるガスのジェット効果によ
り、空気が気管内に吸込まれる。

このため、気管の上部においてガスの吸込みが行なわれ
る場合よりも、高い酸素の含有量を得ることができ、か
つ、患者に対して供給されるガスの性質の監視を、容易
にすることができる。

前記第２チユーブの筒孔は、気管用チューブ装置の両端
部間において、大気と連理する。

気管用チューブ装置には、前記開口部を閉鎖するための
回転自在なスリーブを設けることができる。

第２チユーブの筒孔と軸孔とが同軸上整合し、かつ筒孔
の装置側端部を、開口部の領域内で拡大しであると好都
合である。

第２チユーブを、第１チユーブと別個のものとして形成
し、分離可能とすると好都合である。

第１チユーブの外径は、患者の気管の内径よりもかなり
小さく、かつ、可撓性を保持しつつ、その患者側端部に
換気ガスの脈流による変形が実質的に生じない程度の剛
性を有すると好都合である。

さらに、本発明によれば、咽喉の切開口を通って気管内
に挿入される第１チユーブと、該第１チユーブの内孔と
連通する筒孔を有し、気管の外部に配置された第２チユ
ーブとからなる気管切開式の気管用チューブ装置を備え
、かつ、該気管用チューブ装置と連結されて高周波数換
気ガスを発生する高周波数換気機を備える換気装置であ
って、該第２チユーブの筒孔が、開口部を介して大気と
連通ｔでおり、気管用チューブ装置が、該第２チユーブ
の筒孔よりも断面積が小さい軸孔を介して、一端が第２
チユーブの筒孔に連通するジェットチューブを備えてお
り、かつ該ジェットチューブの他端に、高周波数換気機
を連結することにより、高周波数ジェット換気ガスの脈
流を、気管用チューブ装置の患者側端部へ送給しうるよ
うにしであることを特徴とする換気装置が提供される。

（実施例） 本発明による気管用チューブ装置及び換気装置について
、添付図面を参照しつつ、実施例を用いて説明する。

第１図に示すように、この換気装置は、気管用チューブ
装置（１）と該装置（１）と連結されている高周波数換
気機（２）とからなっている。

気門用チー−ブ装置（１）の先端部は主チ＝−ブ（１０
）となっており、主チューブ（１ｏ）の後端部、すなわ
ち装置側の端部（１１）には、アダプタ（２ｏ）が連結
されている。

主チューブ（１０）は、半透明のポリ塩化ビニルがらな
り、口径４ｍの内４Ｌ（１２）を有している。主チュー
ブ（１０）の外径は、５．４ｍであり、気管の内径より
もかなり細い。

主チューブ（１０）の材質及び寸法は、該チューブの患
者側端部（１３）が、換気機（２）から発生するガス脈
流によって変形が生じない程度の剛性を保持し、しかも
可撓性を有するように選別される。これにより、気管の
内膜が、主チューブ（１ｏ）の装置側端部（１工）で生
じるむち打ち作用により、損傷されることがない。

主チューブ（１０）は、半径約１８０＋ｎｍの円弧をも
って湾曲し、かつ該チューブの装置側端部（１１）に連
結されている継手（１４）から、８０ｒ＠延出している
。

継手（１４）は、軟質の可撓性プラスチック材料で形成
されており、主チューブ（１０）の半径方向に延出する
矩形のフランジ（１５）と、該フランジ（１５）と一体
をなし、かつその後方に１８１１１ｎ突出するスリーブ
（１６）とからなっている。スリーブ（１６）の患者側
端部内には、主チューブ（１０）が、接着剤を用いて、
又は溶着により、固着されている。

第２図及び第３図に示すように、アダプタ（２０）は、
約３２＋ｎｍの長さを有する円筒上の硬質プラスチック
成形体として形成されている。

アダプタ（２０）の患者側の端部（２１）は、継手（１
４）のスリーブ（１６）の装置側端部に、きつく嵌合さ
れている。

アダプタ（２０）の患者側端部（２１）の外周にはテー
パが付けられており、かつ主チューブ（１０）の内孔（
１２）と同一寸法である直径４＋ｎｏ＋の筒孔（２２）
を有している。アダプタ（２０）の患者側端部（２１）
は、スリーブ（１６）内に挿入した際に、主チューブ（
１０）の装置側端部（１１）と近接するので、ガス流の
ための円滑な内面が形成される。

筒孔（２２）は、アダプタ（２０）の両端部間の所定の
位置で拡径されて、断面積が拡大されたベンチュリ室（
２３）を形成している。該ベンチュリ室（２３）は、約
２５乃至３０　ｍｍ　”の面積を有する開口部（２４）
を介して、大気中と連通している。

テーパが付された先端部（２６）を有する嵌合筒（２５
）がアダプタ（２０）の装置側端部から延出している。

この嵌合筒（２５）は、直径１　ｍ４ｍｍの軸孔（２８
）を有しているが、その断面積は、アダプタ（２０）の
患者側端部（２１）における筒孔（２２）のそれよりも
小さい。軸孔（２８）の患者側端部は、ベンチュリ室（
２３）に連通し、かつアダプタの筒孔（２２）と同軸を
なしている。

嵌合筒（２５）は、高周波数ジェット換気チューブ（３
０）の先端をシールしている。

チューブ（３０）の外径は約２．７＋ｎｍ乃至３．３ｎ
ｏであり、かつ内径は約１．７画乃至２．３＋ａｍであ
る。チューブ（３０）は、可撓性を有するプラスチック
材料がらなり、通常、約２５０ｍｎの長さを有し、かつ
その後端部（３１）には、メス型の嵌め合い式コネクタ
（３２）が設けられている。

コネクタ（３２）は、使用しない場合には、適当な蓋に
より閉鎖されるが、使用する場合には、高周波数ジェッ
ト換気機（２）と結合されている一定の長さの半硬質チ
ューブ（３３）と連結される。

チューブ（３０）は、断面積がベンチュリ室（２３）及
び筒孔（２２）よりも小さい制限された通路を形成する
軸孔（２８）を介して、アダプタ（ｚＯ）のベンチュリ
室（２３）と連通している。

別の実施例においては、チューブ（３０）を貫通する孔
を、直接ベンチュリ室（２３）と連通させ、この孔自体
が、ベンチュリ室（２３）及び筒孔（２２）に対して、
制限された通路を形成することもできる。

このように構成した場合には、気管用≠ユーブ装置のア
ダプタを別個に形成する必要がない。その代わりに、気
管用チューブ装置を一体に形成して、チューブ（３０）
が、気管の外部に配置されている前記気管用チューブ装
置の部分と連通ずるようにすることができる。

しかしながら、先に述べたように、アダプタを着脱可能
とするごとによって、高周波数換気を行なわない場合に
、アダプタを取り外して、前記チューブを適当な場所に
置くことができる。

第４図及び第５図に基づいて、本発明による換気装置の
使用要領を説明する。

第４図に示すように、解剖刃を用いて設けられた小さな
切開口（１００）が、輪状軟骨（１０３）の上方にある
輪状甲状膜（１０２）を貫通して、気管（１０１）内に
通じている。この切開口（１００）は、縦方向に約１０
ｍｍの長さを有する細長い溝状に形成されている。

チューブ（１０）と同一の曲率を有するスタイレット（
４０）を、切開口（１００）を介して、気管（１０１）
内に挿入する。次に、チューブ（１０）を、スタイレッ
ト（４０）に被せて滑らせることにより、フランジ（１
５）が患者の頚部に接するところまで、チューブ（１０
）の患者側端部（１３）を、気管（１０１）内に垂下さ
せて挿入する。次に、チューブ（１０）を残したまま、
スタイレット（４０）を取り外す。

チューブ（１０）の長さは、その患者側端部（１３）が
患者の前管に近接はするが、接触はしない程度とする。

前管にまで達すると、片方の肺しか膨張させることがで
きないからである。この点を考處して、チューブ（１０
）の最大長さは、フランジ（１５）かチューブ（１０）
を挿入した後、チューブ（３０）が所定の位置に取付け
られているアダプタ（２０）を、第５図に示すように、
スリーブ（１６）の装置側端部に嵌合することにより、
気管用チューブ装置を換気機（２）と連結する。

気管用チューブ装置は、フランジ（１５）に設けられて
いる細孔を貫通し、かつ患者の頚部にまたはその付近に
固定されたテープ（１７）により、所定の位置に固定さ
れる。

換気機（２）を操作することにより、湿潤ガスが。

通常、毎分６０乃至３００パルスの周竺数を有する一脈
流として供給される。

この脈流により、前記気管チューブ装置の患者側端部に
向けられているジェット通気チューブ（３０）の前端部
に、ジェット流が発生させられる。

このジェット流効果により、大気中の空気が、アダプタ
（２０）の開口部（２４）を介して吸引され、吸引され
た空気が、ベンチュリ室（２３）がらチューブ（ｌＯ）
の患者側端部（１３）に送給されることにより。

患者の肺の換気が行なわれる。

換気のためのガス圧力は、主に、アダプタ（２ｏ）内部
において、すなわち気管の外部で降下するので、これに
よって生じる冷却作用は、気管の外部に限定され、かつ
気管内膜を損傷することがない。

肺に供給される空気の酸素含有率は、大気中の空気と吐
出ガスの混合ガスではなく、大気中の空気が吸込まれる
ので、気管内部でガスの吸込み作用を行なう場合よりも
高くなる。

さらに、気管内の空気の組成を正確に知ることはできな
いので、大気中の空気を吸込むようにすることにより、
空気の吸込みを気管内で行なう場合よりも、ガス流及び
ガス交換の正確な分析を、より容易にすることができる
。

前記気管用チューブ装置は、第２の換気方式で使用する
こともできる。

その場合には、開口部（２４）を閉鎖するための、たと
えば前記アダプタを囲繞する回動自在なスリーブの形状
を有する装置（図示せず）を、気管用チューブ装置に設
ける。このスリーブには、通常の使用の場合には開口部
（２４）と整合するが、前記第２の通気方式の場合には
、開口部（２４）との整合位置から移動させて、開口部
（２４）が該スリーブにより閉鎖されるような孔を設け
る。

前記第２の換気方式の場合には、高周波数換気−ガスの
脈流によるガスの吸込みが、気管内の気管用チューブ装
置の患者側端部で行なわれる。

この場合においても、圧力降下はアダプタ内で発生する
ので、冷却作用は、主として気管の外部に限定される。

この第２の換気方式は、より高い圧力で肺を換気する必
要がある場合に、より適している。

本発明による気管用チューブ装置は、吸引カテーテル（
図示せず）を気管及び気管支内に導入するためにμｍす
ることができる。前記吸引カテーテルは、アダプタ（２
０）の開口部（２４）を通って、該アダプタの孔（２２
）とチューブ（１ｏ）の内孔（１２）とに沿って挿入さ
れる。このようにして、気管及び気管支内の分泌物を、
前記アダプタを分離させることなく、必要に応じて定期
的に除去することができる。

吸引カテーテルの導入は、輪状甲状膜を通って気管内に
入るので、容易に行なうことができる。

高周波数換気機の作用・により、肺が振動することによ
り、喀痰が切れ易くなり、吸引カテーテルによる除去が
容易になる。

本発明による気管用チューブ装置には、様々な変形を加
えることができるが、その−変形例を第６図に示す。− この変形例においては、上述の実施例の場合と同様に、
チューブ（１０’　）の後端に、アダプタ（２０’　）
が取り付けられている。しかし、この変形例のジェット
換気チューブ（３０’　）は、アダプタ（２０’　）に
、その両端部の間の位置で連通しており、アダプタ（２
０’　）は、気管用チューブ装置の患者側端部において
大気と連通する孔（２２’　）を有する。

（発明の効果） 本発明による気管用チューブ装置は、胸内圧力を低く保
持しつつ、十分に患者の肺内部のガス交換を行なうこと
ができる点で有益がある。これは、特に心臓障害のある
患者に効果的である。　、高周波数換気は、肺の運動を
ほとんど生じさせないので、肺の手術に役立てることも
できる。

チューブは、その直径が患者の気管よりも小□さく、か
つカフまたは他の装置により気管を密閉することがない
ので、患者は、普通に話し、飲食し、かつ咳をすること
ができる。

患者の呼吸器系統が回復し始めたとき、高周波数換気を
行ないつつ、その呼吸しようとする要求を、部分的に満
足させることができる。

従来の強制式換気装置においては、患者自身が、このよ
うに筋肉を動かして呼吸することができないので、回復
が遅れることになる。

本発明による気管用チューブ装置は、従来の気管用チュ
ーブを使用する際に必要な鎮静作用を施、　す必要がな
く、患者が十分に忍耐し得るものである。従って、患者
の回復意欲を高めて、その回復を早めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による換気装置の一部縦断側面図、 第２図は、本発明による気管用チューブ装置の一部を示
す縦断側面図、 第３図は、第２図示の部分を、下方から見た図、第４図
は、°気管用チューブ装置の使用状態を示す概略図、 第５図は、換気装置の使用状態を示す概略図、第６図は
、本発明による気管用チューブ装置の他の実施例を、一
部縦断して示す側面図である。 （１）気管用チューブ装置　（２）高周波数換気機（１
０）（１０’）チューブ　（１１）装置側端部（１２）
内孔　（１３）患者側端部 （１４）継手　（１５）フランジ （１６）スリーブ　（１７）テープ （２０）　（２０’　）アダプタ　（２１）患者側端部
（２２）　（２２’）筒孔　（２３）ベンチュリ室（２
４）開口部　（２５）嵌合筒 （２６）先端部　（２８）軸孔 （３０）　（３０’　）チューブ　（３１）後端部（３
２）コネクタ　（３３）チューブ （４０）スタイレット　（ｉｏｏ）切開口（１０１）気
管　（１０２）輪状甲状膜（１０３）軸状軟骨 Ｆ々、２゜ ′　〜・３・ ：１５　２ｑ

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. （１）咽喉の切開口を経て気管内に挿入される第１チユ
   ーブと、この第１チユーブの内孔と連通する筒孔を有し
   、かつ気管の外部に配置された第２チユーブとからなる
   気開切開式の気管用チューブ装置であって、 前記第２チユーブの筒孔（２２）が、開口部（２４）を
   介して大気に開口しており、 前記第２チユーブの筒孔（２２）よりも断面積が小さい
   軸孔（２８）を介して、前記筒孔（２２）に開口するジ
   ェットチューブ（３０）を備えており、かつ前記軸孔（
   ２８）とジェットチューブとによって、前記筒孔（２２
   ）内へ通じる高周波数換気ジェット噴出口を形成させ、
   この噴出口により、空気を、前記開口部（２４）を経て
   吸い込むとともに、前記気管用チューブ装置（１）の患
   者側端部（１３）へ送給するようにしたことを特徴とす
   る気管用チューブ装置。
2. （２）両端部の間において、第２チユーブの筒孔（２２
   ）が、大気に開口していることを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）項に記載の気管用チューブ装置。
3. （３）開口部（２４）　ｔｉ−閉鎖しうる回転式のスリ
   ーブを備えていることを特徴とする特許請求の範囲第（
   １）項または第（２）項に記載の気管用チューブ装置。
4. （４）第２チユーブの筒孔（２２）とその軸口（２８）
   とが。 同軸をなしていることを特徴とする特許請求の範囲第（
   １）項乃至第（３）項のいずれかに記載の気管用チュー
   ブ装置。
5. （５）筒孔（２２）の装置側端部が、開口部（２４）の
   領域内で拡大していることを特徴とする特許請求の範囲
   第（１）項乃至第（４）項のいずれかに記載の気管用チ
   ューブ装置。
6. （６）軸口（２８）の直径が約１．４ｍであることを特
   徴とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（５）項のい
   ずれかに記載の気管用チューブ装置。
7. （７）第２チユーブが、第１チユーブ（１０）と別個の
   ものとして形成され、かつそれから分離可能としたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第（１）項乃至第（６）項
   のいずれかに記載の気管用チューブ装置。
8. （８）第１チユーブ（１０）の外径が、患者の気管内径
   よりもかなり小さいことを特徴とする特許請求の範囲第
   （１）項乃至第（７）項のいずれかに記載の気管用チュ
   ーブ装置。
9. （９）第１チユーブ（１０）が、可撓性を保持しつつ、
   換気ガスの脈流による変形が、その患者側端部に概ね生
   じない程度の剛性を有することを特徴とする特許請求の
   範囲第（１）項乃至第（８）項のいずれかに記載の気管
   用チューブ装置。
10. （１０）咽喉の切開口を経て気管内に挿入される第１チ
    ユーブと、前記第１チユーブの内孔と連通する筒孔を有
    し、気管の外部に配置された第２チユーブとからなる気
    管切開式の気管用チューブ装置を備え、かつ該気管用チ
    ューブ装置と連結されて、高周波数換気ガスを発生する
    高周波数換気機を備える換気装置であって、 前記第２チユーブの筒孔（２２）が、開口部（２４）を
    介して大気と連通しており、 前記気管用チューブ装置（１）が、前記筒孔（２２）よ
    りも断面積が小さい軸孔（２８）を介して、一端が前記
    筒孔（２２）と連通ずるジェットチューブ（３０）を備
    えており、かつ 前記ジェットチューブ（３０）の他端が、前記高周波数
    換気機と連結されていることにより、高周波数ジェット
    換気ガスの脈流を、前記気管用チューブ装置の患者側端
    部（１３）へ送給できるようにしであることを特徴とす
    る換気装置。