JP2000152995A - 薄型人工気道装置 - Google Patents
薄型人工気道装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 意識のない患者の肺呼吸を容易にする際など
に用いられ、特に患者の口腔内への挿入が容易であり、
食道からの逆流或いは陽圧換気時に空気が胃内に流入す
ることを防止することができる薄型人工気道装置を提案
する。 【解決手段】 患者の口からのどへ挿入される人工気道
装置であって、複数の貫通孔を有する支持板1と、支持
板1の貫通孔11に背面側から連結された複数のチュー
ブ2と、支持板1の表面側に接合された膨張可能なカフ
3と、からなり、カフ3はその先端部分31及び末端部
分32が他の部分より大きく膨張するように形成されて
いる
に用いられ、特に患者の口腔内への挿入が容易であり、
食道からの逆流或いは陽圧換気時に空気が胃内に流入す
ることを防止することができる薄型人工気道装置を提案
する。 【解決手段】 患者の口からのどへ挿入される人工気道
装置であって、複数の貫通孔を有する支持板1と、支持
板1の貫通孔11に背面側から連結された複数のチュー
ブ2と、支持板1の表面側に接合された膨張可能なカフ
3と、からなり、カフ3はその先端部分31及び末端部
分32が他の部分より大きく膨張するように形成されて
いる
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、意識のない患者の
肺呼吸を容易にする際などに用いられ、特に患者の口腔
内への挿入が容易であり、食道からの逆流或いは陽圧換
気時に空気が胃内に流入することを防止することができ
る薄型人工気道装置に関する。
肺呼吸を容易にする際などに用いられ、特に患者の口腔
内への挿入が容易であり、食道からの逆流或いは陽圧換
気時に空気が胃内に流入することを防止することができ
る薄型人工気道装置に関する。
【0002】
【従来の技術】意識不明の患者や呼吸困難な患者などの
気道を確保するのに、また肺換気を容易にするために、
通常先端周囲に形成した膨張可能なカフにより食道を閉
塞し、ゴムまたはプラスチック製の挿管チューブを気管
に挿入することが医療現場にて一般的になされている。
気道を確保するのに、また肺換気を容易にするために、
通常先端周囲に形成した膨張可能なカフにより食道を閉
塞し、ゴムまたはプラスチック製の挿管チューブを気管
に挿入することが医療現場にて一般的になされている。
【0003】挿管チューブは、声帯を通して気管に挿入
され、そこで小さな補助チューブを介してカフを膨張さ
せて気管壁と挿管チューブの間を密閉する。この挿入に
際しては、喉頭鏡を使用し、声帯を直視して気管内に挿
管チューブを誘導するので、経験と熟練の有する作業で
あり、挿管チューブ或いは喉頭鏡は、その操作時に口腔
内、特に喉頭や気管の軟部組織を傷付ける危険性があっ
た。また、喉頭、声帯を直視するのはいつも可能という
わけではなく、患者によっては、或いは開口制限のある
症例では困難な場合もある。さらに、挿管チューブは食
道或いは左右の気管支の一方に挿入される場合がある。
また、挿管チューブを気管内に留置することは、気管内
空間を狭くするので、気管からの分泌物の排出を妨げ、
汚染や圧迫を通じて損傷の潜在的原因となる。
され、そこで小さな補助チューブを介してカフを膨張さ
せて気管壁と挿管チューブの間を密閉する。この挿入に
際しては、喉頭鏡を使用し、声帯を直視して気管内に挿
管チューブを誘導するので、経験と熟練の有する作業で
あり、挿管チューブ或いは喉頭鏡は、その操作時に口腔
内、特に喉頭や気管の軟部組織を傷付ける危険性があっ
た。また、喉頭、声帯を直視するのはいつも可能という
わけではなく、患者によっては、或いは開口制限のある
症例では困難な場合もある。さらに、挿管チューブは食
道或いは左右の気管支の一方に挿入される場合がある。
また、挿管チューブを気管内に留置することは、気管内
空間を狭くするので、気管からの分泌物の排出を妨げ、
汚染や圧迫を通じて損傷の潜在的原因となる。
【0004】英国特許明細書第2111394B号に
は、エアウエイチューブと上記エアウエイチューブの末
端に取り付けられたカップ状のマスクとを有する喉頭マ
スクが提案されている。上記マスクが周辺部に楕円リン
グ状の構成体を有し、上記構成体が喉頭の内部への侵入
を回避して喉頭の入り口の周囲の全体をシールできるよ
うに、また喉頭の背部の実際の空間や形成し得る空間内
で容易に密着または適合することができるように形成さ
れ、さらに、上記エアウエイチューブが、患者の気道に
沿うようにカーブして形成されている。この喉頭マスク
は、意識の無い患者における肺へ換気の機能を有するラ
リンゲルマスクエアウエイ器具である。
は、エアウエイチューブと上記エアウエイチューブの末
端に取り付けられたカップ状のマスクとを有する喉頭マ
スクが提案されている。上記マスクが周辺部に楕円リン
グ状の構成体を有し、上記構成体が喉頭の内部への侵入
を回避して喉頭の入り口の周囲の全体をシールできるよ
うに、また喉頭の背部の実際の空間や形成し得る空間内
で容易に密着または適合することができるように形成さ
れ、さらに、上記エアウエイチューブが、患者の気道に
沿うようにカーブして形成されている。この喉頭マスク
は、意識の無い患者における肺へ換気の機能を有するラ
リンゲルマスクエアウエイ器具である。
【0005】このラリンゲルマスクエアウエイ器具は、
挿入時に通常喉頭鏡を使用せず、人差し指を口腔内に入
れ先端マスク部分を誘導して挿入するので、マスク部分
が喉頭または気管に入ることがなく、前述の挿管チュー
ブに比べて喉頭や気管の軟部組織を損傷する可能性が少
なくなる。喉頭マスクが正しく設置されると、通常肺は
正常圧により換気される。或いは患者が自然に呼吸でき
る。
挿入時に通常喉頭鏡を使用せず、人差し指を口腔内に入
れ先端マスク部分を誘導して挿入するので、マスク部分
が喉頭または気管に入ることがなく、前述の挿管チュー
ブに比べて喉頭や気管の軟部組織を損傷する可能性が少
なくなる。喉頭マスクが正しく設置されると、通常肺は
正常圧により換気される。或いは患者が自然に呼吸でき
る。
【0006】また、喉頭蓋が呼吸路を妨げる危険性を避
けるため、英国特許出願第8713173号(公開番号
第2205499A号)明細書に、上記の種類の人工呼
吸装置で、呼吸用チューブが可動性のクロスバーのよう
な手段を備えた孔を通してマスクの管腔に開口し、それ
が喉頭蓋により妨げられるのを防ぐと共に、必要時、第
二の小さいチューブが通るようにした人工呼吸装置が提
案されている。さらに、胃内容物の逆流を防ぐためエア
ウエイチューブの後面に胃管チューブを挿入できるチュ
ーブを備えた喉頭マスクが特開平2−283378号公
報に提案されている。
けるため、英国特許出願第8713173号(公開番号
第2205499A号)明細書に、上記の種類の人工呼
吸装置で、呼吸用チューブが可動性のクロスバーのよう
な手段を備えた孔を通してマスクの管腔に開口し、それ
が喉頭蓋により妨げられるのを防ぐと共に、必要時、第
二の小さいチューブが通るようにした人工呼吸装置が提
案されている。さらに、胃内容物の逆流を防ぐためエア
ウエイチューブの後面に胃管チューブを挿入できるチュ
ーブを備えた喉頭マスクが特開平2−283378号公
報に提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のラリンゲルマスクでは、以下〜に示す種々の問
題があった。 ラリンゲルマスクの先端構造は非常に大きく、開口
制限のある症例では挿入しにくかった。 ラリンゲルマスクはgas flowをより抵抗な
くするため太いチューブをエアウエイチューブ部分に使
用している。このため、チューブとマスク部分の接続部
が大きくなり、開口制限のある症例では挿入困難な場合
があった。 ラリンゲルマスクは気管内挿管に比べて容易とされ
ているが、前記のように先端構造が非常に大きいため、
口腔内に挿入させるためには柔軟な材質で作製する必要
があった。しかし、柔軟な材質であるがゆえに、口腔内
に挿入した際に折れ曲がり易く、先に侵入させることが
困難になる場合が多く、そのため、口腔内に指を入れて
導きながら挿入する必要があった。しかも、このように
指を口腔内に入れて誘導することは感染症上の問題もあ
るため、望ましくない。 ラリンゲルマスクはマスクが大きいため、挿入に際
して咽頭内の軟部組織、扁桃腺等の粘膜組織を擦り損傷
する可能性があった。 ラリンゲルマスクのエアウエイチューブの前後にチ
ューブをつけることによりチューブの前後径がまし、挿
入時に開口の程度の制限を受けるものであった。 ラリンゲルマスクは患者の肺が正常圧で換気されて
いるにもかかわらず、空気が胃内に入る可能性があっ
た。また、ある状況下では胃内容物がマスク内に逆流す
ることもあった。その対策として、マスクの先端部分を
大きくすることが考えられるが、前述のように挿入及び
侵入が困難であるため、マスクの先端部分を大きくする
ことができない。そのため、胃内に空気或いは食物など
内容物がたくさんある場合には、その逆流を防ぐことが
できない。 ラリンゲルマスクはカフが大きいことから、挿入時
に恰も食物塊を飲み込んだ際のように、喉頭蓋が喉頭に
覆い被さるように働き、エアウエイチューブ開口部を塞
ぐことがあった。したがって、本発明は、上記従来のラ
リンゲルマスクの問題点〜を解決できる人工気道装
置を提案することを目的とする。
来のラリンゲルマスクでは、以下〜に示す種々の問
題があった。 ラリンゲルマスクの先端構造は非常に大きく、開口
制限のある症例では挿入しにくかった。 ラリンゲルマスクはgas flowをより抵抗な
くするため太いチューブをエアウエイチューブ部分に使
用している。このため、チューブとマスク部分の接続部
が大きくなり、開口制限のある症例では挿入困難な場合
があった。 ラリンゲルマスクは気管内挿管に比べて容易とされ
ているが、前記のように先端構造が非常に大きいため、
口腔内に挿入させるためには柔軟な材質で作製する必要
があった。しかし、柔軟な材質であるがゆえに、口腔内
に挿入した際に折れ曲がり易く、先に侵入させることが
困難になる場合が多く、そのため、口腔内に指を入れて
導きながら挿入する必要があった。しかも、このように
指を口腔内に入れて誘導することは感染症上の問題もあ
るため、望ましくない。 ラリンゲルマスクはマスクが大きいため、挿入に際
して咽頭内の軟部組織、扁桃腺等の粘膜組織を擦り損傷
する可能性があった。 ラリンゲルマスクのエアウエイチューブの前後にチ
ューブをつけることによりチューブの前後径がまし、挿
入時に開口の程度の制限を受けるものであった。 ラリンゲルマスクは患者の肺が正常圧で換気されて
いるにもかかわらず、空気が胃内に入る可能性があっ
た。また、ある状況下では胃内容物がマスク内に逆流す
ることもあった。その対策として、マスクの先端部分を
大きくすることが考えられるが、前述のように挿入及び
侵入が困難であるため、マスクの先端部分を大きくする
ことができない。そのため、胃内に空気或いは食物など
内容物がたくさんある場合には、その逆流を防ぐことが
できない。 ラリンゲルマスクはカフが大きいことから、挿入時
に恰も食物塊を飲み込んだ際のように、喉頭蓋が喉頭に
覆い被さるように働き、エアウエイチューブ開口部を塞
ぐことがあった。したがって、本発明は、上記従来のラ
リンゲルマスクの問題点〜を解決できる人工気道装
置を提案することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、患者の口からのどへ挿入される人工気道
装置であって、複数の貫通孔を有する支持板と、支持板
の貫通孔に背面側から連結された複数の、少なくとも2
本以上の細径のチューブと、支持板の表面側に接合され
た膨張可能なカフと、からなり、カフは先端部分及び末
端部分が他の部分より大きく膨張するように形成されて
いる薄型人工気道装置に関するものである。
されたもので、患者の口からのどへ挿入される人工気道
装置であって、複数の貫通孔を有する支持板と、支持板
の貫通孔に背面側から連結された複数の、少なくとも2
本以上の細径のチューブと、支持板の表面側に接合され
た膨張可能なカフと、からなり、カフは先端部分及び末
端部分が他の部分より大きく膨張するように形成されて
いる薄型人工気道装置に関するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の薄型人工気道装置は概略
すると、支持板1と、複数のチューブ2と、カフ3とか
らなる。
すると、支持板1と、複数のチューブ2と、カフ3とか
らなる。
【0010】前記支持板1は、軟質プラスチック又はポ
リ塩化ビニル等で作製される比較的硬質の材料からな
り、僅かに弧状に湾曲させた縦長で細幅の形状に形成さ
れる。この支持板1は、口腔幅よりも小さい幅に成形さ
れ、口腔内で折れ曲がることのない程度に硬質に形成さ
れる。また、この支持板1には、複数の貫通孔11が形
成され、その先端には表面側に瘤状の隆起部12が設け
られている。上記貫通孔11は図示実施例では2つであ
るが、チューブ2の本数に応じて適宜に設定すればよ
い。さらに、この支持板1は角(かど)が形成されない
ように丸め加工が施されている。
リ塩化ビニル等で作製される比較的硬質の材料からな
り、僅かに弧状に湾曲させた縦長で細幅の形状に形成さ
れる。この支持板1は、口腔幅よりも小さい幅に成形さ
れ、口腔内で折れ曲がることのない程度に硬質に形成さ
れる。また、この支持板1には、複数の貫通孔11が形
成され、その先端には表面側に瘤状の隆起部12が設け
られている。上記貫通孔11は図示実施例では2つであ
るが、チューブ2の本数に応じて適宜に設定すればよ
い。さらに、この支持板1は角(かど)が形成されない
ように丸め加工が施されている。
【0011】また、前記複数のチューブ2は、軟質プラ
スチック又はポリ塩化ビニル等で作製される可撓性の気
管チューブであって、従来のラリンゲルエアウエイ器具
に用いられるチューブ(概略14mmφ程度)に比べて
細径(6〜8mmφ)に形成され、2本以上並列状に接
合されている。このチューブ2は、前記支持板1の貫通
孔11に背面側から連結され、チューブ2と支持板1と
は所定の角度で接合されている。脱着可能に接合しても
よい。なお、図示実施例ではチューブ2は2本の気管チ
ューブであるが、同等のチューブを数本並列させること
により、厚みを増加させることなく様々な機能を有する
チューブ(気管支ファイバー用、生検用、換気用、胃管
用etc.)を付属させることもできる。
スチック又はポリ塩化ビニル等で作製される可撓性の気
管チューブであって、従来のラリンゲルエアウエイ器具
に用いられるチューブ(概略14mmφ程度)に比べて
細径(6〜8mmφ)に形成され、2本以上並列状に接
合されている。このチューブ2は、前記支持板1の貫通
孔11に背面側から連結され、チューブ2と支持板1と
は所定の角度で接合されている。脱着可能に接合しても
よい。なお、図示実施例ではチューブ2は2本の気管チ
ューブであるが、同等のチューブを数本並列させること
により、厚みを増加させることなく様々な機能を有する
チューブ(気管支ファイバー用、生検用、換気用、胃管
用etc.)を付属させることもできる。
【0012】さらに、前記カフ3は、ポリ塩化ビニル等
で作製される楕円リング状の構成体(環状筒体)であっ
て、内部に空気等の媒体を充填することにより膨張可能
に構成されている。このカフ3は、前記支持板1と同様
に口腔幅よりも小さい幅に成形されることが望ましく、
前記支持板1の表面側に接合され、その先端部分31及
び末端部分32が他の部分より大きく、表面側へ隆起状
に膨張するように形成されている。なお、このカフ3及
び支持板1については患者の口腔サイズに応じて適した
ものを選定して使用するように、4サイズ程度準備して
おく。
で作製される楕円リング状の構成体(環状筒体)であっ
て、内部に空気等の媒体を充填することにより膨張可能
に構成されている。このカフ3は、前記支持板1と同様
に口腔幅よりも小さい幅に成形されることが望ましく、
前記支持板1の表面側に接合され、その先端部分31及
び末端部分32が他の部分より大きく、表面側へ隆起状
に膨張するように形成されている。なお、このカフ3及
び支持板1については患者の口腔サイズに応じて適した
ものを選定して使用するように、4サイズ程度準備して
おく。
【0013】また、前記カフ3には、かなり細径のポリ
塩化ビニル製のインフレーティングチューブ4が接続さ
れている。このインフレーティングチューブ4はチュー
ブ2の内部に通してある。こうすることにおり、ラリン
ゲルマスクと比較してインフレーティングチューブ4は
折れにくいものとなる。また、インフレーティングチュ
ーブ4の他端には公知の形式の膨張インジケーター5及
び逆止弁6が設けられており、例えば使い捨て医療用注
射器のような小型のポンプ(図示せず)を接続してカフ
3を膨張させることができる。
塩化ビニル製のインフレーティングチューブ4が接続さ
れている。このインフレーティングチューブ4はチュー
ブ2の内部に通してある。こうすることにおり、ラリン
ゲルマスクと比較してインフレーティングチューブ4は
折れにくいものとなる。また、インフレーティングチュ
ーブ4の他端には公知の形式の膨張インジケーター5及
び逆止弁6が設けられており、例えば使い捨て医療用注
射器のような小型のポンプ(図示せず)を接続してカフ
3を膨張させることができる。
【0014】続いて、前記の構成を有する本発明の薄型
人工気道装置を用い、意識不明の患者に対して気道を確
保する例について、図3を用いて説明する。
人工気道装置を用い、意識不明の患者に対して気道を確
保する例について、図3を用いて説明する。
【0015】まず、口腔内への挿入前にカフ3内の空気
を抜いて収縮状態にする。
を抜いて収縮状態にする。
【0016】この状態では、カフ3は殆ど厚みを失って
支持板1に密着状になり、ラリンゲルマスクにおけるカ
ップ状のマスクがないので、挿入先端の厚みは支持板1
の厚みとなる。また、ラリンゲルマスクのチューブより
細径のチューブ2を2本(以上)並列させているので、
ラリンゲルマスクにおける1本の大径のチューブと同等
の気道抵抗及び換気が得られ、厚みを軽減することがで
きる。そのため、挿入先端並びにチューブ2の厚みは何
れも薄肉であるため、患者の口aを通過させるときラリ
ンゲルマスクよりも小さな開口での挿入が可能となる。
支持板1に密着状になり、ラリンゲルマスクにおけるカ
ップ状のマスクがないので、挿入先端の厚みは支持板1
の厚みとなる。また、ラリンゲルマスクのチューブより
細径のチューブ2を2本(以上)並列させているので、
ラリンゲルマスクにおける1本の大径のチューブと同等
の気道抵抗及び換気が得られ、厚みを軽減することがで
きる。そのため、挿入先端並びにチューブ2の厚みは何
れも薄肉であるため、患者の口aを通過させるときラリ
ンゲルマスクよりも小さな開口での挿入が可能となる。
【0017】そして、本発明の薄型人工気道装置の挿入
先端を、患者の口aから挿入して喉頭蓋bを越え、そし
て支持板1の先端の隆起部12が喉の底部cにおいて常
時閉じられている部分fに届くまで進入させる。前記の
ように支持板1とチューブ2とは所定の角度で接合され
ているので、支持板12が喉頭dに接触するとその先端
の隆起部12が上記位置で静止する。
先端を、患者の口aから挿入して喉頭蓋bを越え、そし
て支持板1の先端の隆起部12が喉の底部cにおいて常
時閉じられている部分fに届くまで進入させる。前記の
ように支持板1とチューブ2とは所定の角度で接合され
ているので、支持板12が喉頭dに接触するとその先端
の隆起部12が上記位置で静止する。
【0018】前述のように支持板1は口腔幅よりも十分
に小さく、口腔内で折れ曲がることのない程度に硬質に
形成され、さらにカフ3も患者の口腔サイズに応じて選
択されるので、従来のラリンゲルマスクのように口腔内
で折れ曲がったり進入が困難になったり、指を口腔内に
挿入する必要もなく、感染症上の問題も生じなく、安全
且つスムーズに進入させることができる。また、挿入先
端の横幅がラリンゲルマスクに比べてかなり狭く、支持
板1の端部も丸く加工しているので、挿入、進行に際し
て舌根部を押し込むことなく、喉頭蓋を巻き込むことな
く、咽頭内の軟部組織や扁桃腺等の粘膜組織との接触が
最小限となり、その損傷を防止できる。支持板1は軽度
湾曲しているため、喉頭周囲の軟部組織と密着する。
に小さく、口腔内で折れ曲がることのない程度に硬質に
形成され、さらにカフ3も患者の口腔サイズに応じて選
択されるので、従来のラリンゲルマスクのように口腔内
で折れ曲がったり進入が困難になったり、指を口腔内に
挿入する必要もなく、感染症上の問題も生じなく、安全
且つスムーズに進入させることができる。また、挿入先
端の横幅がラリンゲルマスクに比べてかなり狭く、支持
板1の端部も丸く加工しているので、挿入、進行に際し
て舌根部を押し込むことなく、喉頭蓋を巻き込むことな
く、咽頭内の軟部組織や扁桃腺等の粘膜組織との接触が
最小限となり、その損傷を防止できる。支持板1は軽度
湾曲しているため、喉頭周囲の軟部組織と密着する。
【0019】こうして所定位置に本発明の薄型人工気道
装置を臨ませた後、インフレーティングチューブ4(パ
イロットバルーン7)より空気等の媒体を充填してカフ
3を膨張させる。
装置を臨ませた後、インフレーティングチューブ4(パ
イロットバルーン7)より空気等の媒体を充填してカフ
3を膨張させる。
【0020】前記のようにカフ3は、その先端部分31
及び末端部分32が他の部分よりも大きく、表面側へ隆
起状に膨張するように形成されているので、膨張した先
端部分31で食道が確実に閉塞され、胃内への空気の流
入及び胃内容物の逆流を確実に防ぐことができる。ま
た、膨張した末端部分32で喉頭dの入り口eの周囲が
シールされる。
及び末端部分32が他の部分よりも大きく、表面側へ隆
起状に膨張するように形成されているので、膨張した先
端部分31で食道が確実に閉塞され、胃内への空気の流
入及び胃内容物の逆流を確実に防ぐことができる。ま
た、膨張した末端部分32で喉頭dの入り口eの周囲が
シールされる。
【0021】このようにして患者の気道が確保され、チ
ューブ2を通常の麻酔回路のホースに接続して陽圧換気
もしくは自発呼吸下で管理することができる。
ューブ2を通常の麻酔回路のホースに接続して陽圧換気
もしくは自発呼吸下で管理することができる。
【0022】また、従来のラリンゲルマスクは種々の問
題点を有していたが、図示実施例の薄型人工気道装置で
は以下に示す効果が確認された。
題点を有していたが、図示実施例の薄型人工気道装置で
は以下に示す効果が確認された。
【0023】 ラリンゲルマスクの先端構造は非常に
大きく、開口制限のある症例では挿入しにくかった。本
発明ではチューブ先端のマスクの部分を薄肉の支持板に
し、その上にカフを乗せ、カフの空気を抜くことにより
支持板にカフが密着して薄型になった。
大きく、開口制限のある症例では挿入しにくかった。本
発明ではチューブ先端のマスクの部分を薄肉の支持板に
し、その上にカフを乗せ、カフの空気を抜くことにより
支持板にカフが密着して薄型になった。
【0024】 ラリンゲルマスクはgas flow
をより抵抗なくするため太いチューブをエアウエイチュ
ーブ部分に使用している。このため、チューブとマスク
部分の接続部が大きくなり、開口制限のある症例では挿
入困難な場合があった。本発明では細いチューブを2本
以上横に繋げることにより、従来と同じgasflow
と軌道抵抗が得られた。チューブを細く横に繋げること
によりチューブの直径が小さくなり、チューブと支持板
の厚みが小さくなり開口制限のある症例でもスムーズに
挿入可能になった。
をより抵抗なくするため太いチューブをエアウエイチュ
ーブ部分に使用している。このため、チューブとマスク
部分の接続部が大きくなり、開口制限のある症例では挿
入困難な場合があった。本発明では細いチューブを2本
以上横に繋げることにより、従来と同じgasflow
と軌道抵抗が得られた。チューブを細く横に繋げること
によりチューブの直径が小さくなり、チューブと支持板
の厚みが小さくなり開口制限のある症例でもスムーズに
挿入可能になった。
【0025】 ラリンゲルマスクは気管内挿管に比べ
て容易とされているが、前記のように先端構造が非常に
大きいため、口腔内に挿入させるためには柔軟な材質で
作製する必要があった。しかし、柔軟な材質であるがゆ
えに、口腔内に挿入した際に折れ曲がり易く、先に侵入
させることが困難になる場合が多く、そのため、口腔内
に指を入れて導きながら挿入する必要があった。しか
も、このように指を口腔内に入れて誘導することは感染
症上の問題もあるため、望ましくない。本発明では支持
板を比較的硬質の板状にしたので、挿入時の曲がりを防
ぐことができ、曲がりを防ぐことにより指を口腔内に入
れることなく挿入することができた。そのため、トレー
ニングを受けていない人でも高率に挿入に成功した。
て容易とされているが、前記のように先端構造が非常に
大きいため、口腔内に挿入させるためには柔軟な材質で
作製する必要があった。しかし、柔軟な材質であるがゆ
えに、口腔内に挿入した際に折れ曲がり易く、先に侵入
させることが困難になる場合が多く、そのため、口腔内
に指を入れて導きながら挿入する必要があった。しか
も、このように指を口腔内に入れて誘導することは感染
症上の問題もあるため、望ましくない。本発明では支持
板を比較的硬質の板状にしたので、挿入時の曲がりを防
ぐことができ、曲がりを防ぐことにより指を口腔内に入
れることなく挿入することができた。そのため、トレー
ニングを受けていない人でも高率に挿入に成功した。
【0026】 ラリンゲルマスクはマスクが大きいた
め、挿入に際して咽頭内の軟部組織、扁桃腺等の粘膜組
織を損傷する可能性があった。本発明では支持板の横幅
をラリンゲルマスクのマスク部分や先端カフの横幅より
かなり細くした。また、支持板の端は丸く加工した。そ
のため、挿入時、軟部組織との接触が最小限となり、軟
部組織損傷が防げた。
め、挿入に際して咽頭内の軟部組織、扁桃腺等の粘膜組
織を損傷する可能性があった。本発明では支持板の横幅
をラリンゲルマスクのマスク部分や先端カフの横幅より
かなり細くした。また、支持板の端は丸く加工した。そ
のため、挿入時、軟部組織との接触が最小限となり、軟
部組織損傷が防げた。
【0027】 ラリンゲルマスクのエアウエイチュー
ブの前後にチューブをつけることによりチューブの前後
径がまし、挿入時に開口の程度の制限を受けるものであ
った。本発明ではメインのエアウエイチューブの左右に
メインチューブと同等のチューブを数本付けることによ
り、前後径を増加させることなく様々な機能を持ったチ
ューブ(気管支ファイバー用、生検用、換気用、胃管用
etc)を付属させることができる。同一チューブ内で
行うことにより生じる管腔の狭小化に基づく換気障害
を、操作をしていない同等の太さを持ったチューブで換
気することにより、従来と同じ換気を得ることができ
た。
ブの前後にチューブをつけることによりチューブの前後
径がまし、挿入時に開口の程度の制限を受けるものであ
った。本発明ではメインのエアウエイチューブの左右に
メインチューブと同等のチューブを数本付けることによ
り、前後径を増加させることなく様々な機能を持ったチ
ューブ(気管支ファイバー用、生検用、換気用、胃管用
etc)を付属させることができる。同一チューブ内で
行うことにより生じる管腔の狭小化に基づく換気障害
を、操作をしていない同等の太さを持ったチューブで換
気することにより、従来と同じ換気を得ることができ
た。
【0028】 ラリンゲルマスクは患者の肺が正常圧
で換気されているにもかかわらず、空気が胃内に入る可
能性があった。また、ある状況下では胃内容物がマスク
内に逆流することもあった。その対策として、マスクの
先端部分を大きくすることが考えられるが、前述のよう
に挿入及び侵入が困難であるため、マスクの先端部分を
大きくすることができない。そのため、胃内に空気或い
は食物など内容物がたくさんある場合には、その逆流を
防ぐことができなかった。本発明ではチューブ先端の支
持板の上の膨張可能なカフの先端を、膨張させたとき大
きく膨らませることにより、食道からの逆流或いは陽圧
換気時空気が胃内に流入することを防ぐことができた。
で換気されているにもかかわらず、空気が胃内に入る可
能性があった。また、ある状況下では胃内容物がマスク
内に逆流することもあった。その対策として、マスクの
先端部分を大きくすることが考えられるが、前述のよう
に挿入及び侵入が困難であるため、マスクの先端部分を
大きくすることができない。そのため、胃内に空気或い
は食物など内容物がたくさんある場合には、その逆流を
防ぐことができなかった。本発明ではチューブ先端の支
持板の上の膨張可能なカフの先端を、膨張させたとき大
きく膨らませることにより、食道からの逆流或いは陽圧
換気時空気が胃内に流入することを防ぐことができた。
【0029】 ラリンゲルマスクはカフが大きいこと
から、挿入時に恰も食物塊を飲み込んだ際のように、喉
頭蓋が喉頭に覆い被さるように働き、エアウエイチュー
ブ開口部を塞ぐことがあった。本発明ではチューブ先端
の支持板を薄肉の板状にしたので、挿入時喉頭蓋の下を
滑るように挿入することができ、喉頭蓋がチューブ開口
部を防ぐことがなくなった。加えてチューブと支持板と
の接合にある角度を持たせることにより、先端の板が咽
頭に当たり食道に挿入されるのが防げた。
から、挿入時に恰も食物塊を飲み込んだ際のように、喉
頭蓋が喉頭に覆い被さるように働き、エアウエイチュー
ブ開口部を塞ぐことがあった。本発明ではチューブ先端
の支持板を薄肉の板状にしたので、挿入時喉頭蓋の下を
滑るように挿入することができ、喉頭蓋がチューブ開口
部を防ぐことがなくなった。加えてチューブと支持板と
の接合にある角度を持たせることにより、先端の板が咽
頭に当たり食道に挿入されるのが防げた。
【0030】以上本発明を図面の実施の形態に基づいて
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。例えば支持板
1に2つ以上の貫通孔11を設けることにより、気管支
ファイバー用、生検用、換気用、胃管用などの様々な機
能を有するチューブを付属させるようにしても良い。
説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載の構成を変更しない限
りどのようにでも実施することができる。例えば支持板
1に2つ以上の貫通孔11を設けることにより、気管支
ファイバー用、生検用、換気用、胃管用などの様々な機
能を有するチューブを付属させるようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明の薄型人工気
道装置は、意識のない患者の肺呼吸を容易にする際など
に用いられ、特に患者の口腔内への挿入が容易であり、
食道からの逆流或いは陽圧換気時に空気が胃内に流入す
ることも防止でき、医療現場にて極めて実用的価値が高
いものである。
道装置は、意識のない患者の肺呼吸を容易にする際など
に用いられ、特に患者の口腔内への挿入が容易であり、
食道からの逆流或いは陽圧換気時に空気が胃内に流入す
ることも防止でき、医療現場にて極めて実用的価値が高
いものである。
【図1】カフを外した状態の薄型人工気道装置の一実施
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図2】薄型人工気道装置の一実施例の要部を示す斜視
図である。
図である。
【図3】薄型人工気道装置の一実施例を用いて意識不明
の患者に対して気道を確保する例を示す断面図である。
の患者に対して気道を確保する例を示す断面図である。
1 支持板 11 貫通孔 12 隆起部 2 チューブ 3 カフ 31 先端部分 32 末端部分 4 インフレーティングチューブ 5 膨張インジケーター 6 逆止弁 7 パイロットバルーン a 患者の口 b 喉頭蓋 c 喉の底部 d 喉頭 e 入り口
Claims (1)
- 【請求項1】 患者の口からのどへ挿入される人工気道
装置であって、複数の貫通孔を有する支持板と、支持板
の貫通孔に背面側から連結された複数のチューブと、支
持板の表面側に接合された膨張可能なカフと、からな
り、カフはその先端部分及び末端部分が他の部分より大
きく膨張するように形成されている薄型人工気道装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32918298A JP2000152995A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 薄型人工気道装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32918298A JP2000152995A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 薄型人工気道装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000152995A true JP2000152995A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18218578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32918298A Pending JP2000152995A (ja) | 1998-11-19 | 1998-11-19 | 薄型人工気道装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000152995A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008136791A (ja) * | 2006-12-05 | 2008-06-19 | Ookisu:Kk | 経鼻型の気道確保器具 |
JP2010514464A (ja) * | 2006-12-14 | 2010-05-06 | アーチボルド, イアン, ジェレミー ブレイン, | 薬物送達手段を備えた咽頭マスク気道装置 |
US9265904B2 (en) | 2009-07-06 | 2016-02-23 | Teleflex Life Sciences | Artificial airway |
KR20160087097A (ko) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 인제대학교 산학협력단 | 기관절개관용 산소공급장치 |
US9675772B2 (en) | 2010-10-15 | 2017-06-13 | The Laryngeal Mask Company Limited | Artificial airway device |
US9974912B2 (en) | 2010-10-01 | 2018-05-22 | Teleflex Life Sciences Unlimited Company | Artificial airway device |
US10126197B2 (en) | 2009-08-13 | 2018-11-13 | Teleflex Life Sciences | Pressure indicator |
CN110613885A (zh) * | 2019-09-23 | 2019-12-27 | 长春中医药大学附属医院(吉林省中医院) | 一种上呼吸道扩张器及其应用方法 |
US10549054B2 (en) | 2011-02-02 | 2020-02-04 | Teleflex Life Sciences Unlimited Company | Artificial airway |
US10576229B2 (en) | 2009-03-03 | 2020-03-03 | The Laryngeal Mask Company Limited | Artificial airway device |
US10806327B2 (en) | 2011-11-30 | 2020-10-20 | Teleflex Life Sciences Pte, Ltd. | Laryngeal mask for use with an endoscope |
KR102559960B1 (ko) * | 2022-12-26 | 2023-07-25 | 주형준 | 기관삽관용 후두 마스크 |
-
1998
- 1998-11-19 JP JP32918298A patent/JP2000152995A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9265904B2 (en) | 2009-07-06 | 2016-02-23 | Teleflex Life Sciences | Artificial airway |
US10576230B2 (en) | 2009-07-06 | 2020-03-03 | Teleflex Life Sciences Unlimited Company | Artificial airway |
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US9974912B2 (en) | 2010-10-01 | 2018-05-22 | Teleflex Life Sciences Unlimited Company | Artificial airway device |
US10842962B2 (en) | 2010-10-15 | 2020-11-24 | Teleflex Life Sciences Pte. Ltd. | Artificial airway device |
US9675772B2 (en) | 2010-10-15 | 2017-06-13 | The Laryngeal Mask Company Limited | Artificial airway device |
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KR101668176B1 (ko) | 2015-01-13 | 2016-10-28 | 인제대학교 산학협력단 | 기관절개관용 산소공급장치 |
KR20160087097A (ko) * | 2015-01-13 | 2016-07-21 | 인제대학교 산학협력단 | 기관절개관용 산소공급장치 |
CN110613885A (zh) * | 2019-09-23 | 2019-12-27 | 长春中医药大学附属医院(吉林省中医院) | 一种上呼吸道扩张器及其应用方法 |
KR102559960B1 (ko) * | 2022-12-26 | 2023-07-25 | 주형준 | 기관삽관용 후두 마스크 |
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