JPS6015874Y2 - 杭 - Google Patents

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JPS6015874Y2
JPS6015874Y2 JP1976146555U JP14655576U JPS6015874Y2 JP S6015874 Y2 JPS6015874 Y2 JP S6015874Y2 JP 1976146555 U JP1976146555 U JP 1976146555U JP 14655576 U JP14655576 U JP 14655576U JP S6015874 Y2 JPS6015874 Y2 JP S6015874Y2
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JP
Japan
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pipe
core material
pile
concrete
ring
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JP1976146555U
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JPS5362106U (ja
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和男 白谷
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  • Fencing (AREA)
  • Piles And Underground Anchors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農業用、園芸用の棚や牧棚、境界棚等に使用さ
れる杭に関するもので、その目的は、高強度で、腐食の
おそれがないとともに、杭打ち荷重によって杭頭が損壊
するおそれもなく、シかも安価で量産性に富む杭を得ん
とするものであり、その構成は次の通りである。
本考案はプラスチックパイプ内の中心部に、該パイプの
全長に亘って芯材を挿入し、この芯材には、該芯材に嵌
合するリング状部と、このリング状部の外周に放射状に
連設された上記パイプに内接する複数の長さの等しい脚
状突片とから成る芯材保持具を芯材長さ方向複数個所に
装着することにより芯材をパイプ内中心部に保持し、上
記パイプ内にコンクリート等の充填材を充填せしめると
共に、その上端部にクッション部材を介してキャップを
蓋着せしめ、かつ、パイプの下端部に尖鋭な杭先を形威
してなることを特徴とする杭である。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明する。
1はプラスチックパイプ、2は芯材としての鉄筋、2・
・・は鉄筋保持具、4は充填材としてのコンクリート、
5はキャップ、6は杭先部材、7はキャップ5の内側に
設けたクッション部材である。
上記プラスチックパイプ1は、硬質塩化ビニルパイプ等
にて適宜径および長さに形威している。
また、鉄筋2はこのパイプ1の芯材として適当な径と有
し、かつ、同パイプ1より杭先部材6の長さ分だけ長く
形威している。
鉄筋保持具3・・・は、通常、プラスチックの一体成形
により、鉄筋2の径と略同等寸法の内径を有するリング
状部3aの周方向数個所に放射状に長さの等しい脚状突
片3b・・・を連設して形威し、リング状部3aを鉄筋
2に外嵌せしめて当該鉄筋2に取付けるようにしている
このリング状部3aの内方中心から各脚状突片3bの先
端までの距離寸法を、パイプ1の内径寸法の略1/2に
設定することにより鉄筋2をパイプ1内に挿入したとき
に、各脚状突片3b・・・がパイプ1に内接し得るよう
にしている。
杭先部材6は、鉄等金属にて円錐状に形威し、その開口
部の外径寸法をパイプ1の外径寸法と同等に設定してい
る。
上記の各部材により杭を構成するときは、予め鉄筋2の
下端に杭先部材6を溶接等にて固着せしめると共に、同
鉄筋2に適宜数個の鉄筋保持具3・・・を一定間隔置き
に装着し、この鉄筋2をプラスチックパイプ1内にその
下方から挿入する。
このとき、前記したように各鉄筋保持具3の脚状突片3
b・・・がパイプ1に内接することにより、リング状部
3aがパイプ1に対し同心状に位置し、もって鉄筋2が
パイプ1内の中心部に保持されることとなる。
なお、該各鉄筋保持具3・・・は、次のコンクリート打
ち込みに備えて鉄筋2に固定しておくのが望ましく、そ
の固定手段としては、たとえばリング状部3aを鉄線に
て鉄筋2に結束固定する等種々前え得る処である。
また、この際、杭先部材6の開口縁部をパイプの下端開
口縁部に密着せしめて、該部材6をパイプ1下部に面一
に連接せしめ、この杭先部材6によって尖鋭な杭先を形
成すると同時に、パイプ1の下端開口部を密封する。
しかる後、プラスチックパイプ1内にコンクリート4ゆ
打ち込み、該コンクリート4の固結後、パイプ1の上端
部にクッション部材7を介してキャップ5を装着せしめ
る。
こうして、プラスチック外被層とコンクリート層それに
芯材から成る複合構造で、かつ尖鋭な杭先をもった杭を
構成する。
なお、鉄筋保持具3・・・は、パイプ1内へのコンクリ
ート4の打ち込み時には、鉄筋2をパイプ1内の中心位
置に確保すると共に、打ち込まれたコンクリート4と鉄
筋2との結合強度を高め、さらに、芯材の一部として鉄
筋2と共にコンクリート4の補強効果を発揮する。
また、同保持具3・・・は、脚状突片3b・・・がパイ
プ1に内接することにより該パイプ1をも補強しうろこ
ととなる。
一方、キャップ5は、パイプ1およびコンクリート4の
上端部を隠蔽して美麗な外観を保つと同時に、コンクリ
ート4への水分の浸透や熱の直接放射を遮って、該コン
クリート4の風化を防止する。
そして、クッション部材7は、この杭を地中に打ち込む
際の打ち込み衝撃荷重に対する緩衝作用を発揮して杭頭
を保護する。
すなわち、このような杭構造において、クッション部材
7を設けない場合には、ナンマー等による打撃によって
、まずキャップ5が破壊され、ついでパイプ1およびコ
ンクリート4の上端部が破壊される。
こうなると、杭を折角打ち込んでも、杭頭が潰れ、中味
が露呈して美観が著しく損なわれるだけでなく、露出し
た杭頭からコンクリート4に水分が浸透し、かつ熱が直
接放射されるため、該コンクリート4が早期に風化し、
耐久性が極端に下落する。
さらには、杭頭が破壊されることにより、杭打と作業そ
のものにも支障を来たすことになり、このような点で、
杭の商品価値がきわめて低くなり、かつ実用に適さない
ものとなる。
この点において、本考案の杭によれば、クッション部材
7による杭打ち荷重の緩衝作用によってキャップ5を含
めた杭頭の損壊を防止でき、杭打ち後においても美麗な
外観を維持できるとともに、耐久性を堅持でき、杭の商
品価値を高めうるものである。
ところで、充填材としては、上記したコンクリートに限
られず、発泡コンクリートもしくは廃プラスチックを使
用してもよく、とくにこれらの充填材を用いれば杭が軽
量で持ち運び等に便利となる。
また、杭先を形成するについて、上記実施例では金属製
の円錐状部材6を使用したが、本考案では第3図および
第4図に示すような実施形態を採ってもよい。
第3図に示す実施形態は、プラスチックパイプ1の下端
下方にプラスチック製の円錐部材8を溶着せしめ、該部
材8の尖端部に設けた小孔9を介して、尖鋭に形成した
鉄筋2の下端部2aを突出せしめたものである。
あるいは、図示しない鉄筋2の下端に金属塊による円錐
状の小片を固着せしめ、該小片を円錐部材8の下方に突
出せしめてもよい。
また、第4図に示す実施形態は、プラスチックパイプ1
そのものの下端部を扁平に圧潰して杭先10を形成した
ものである。
これによれば、加工が簡単でより安価に製作できる。
なお、この実施形態の場合、扁平状の杭先10に鉄板等
を巻付けて該杭先10を補強するのが望ましい。
そのほか、本考案では芯材として鉄筋以外の他の金属棒
もしくは金属管を用いること、およびキャップを金属製
とすること等、種々変形して実施し得る処である。
上記のように本考案の杭によれば、プラスチックパイプ
内に芯材を挿入し、かつ、コンクリート等の充填材を充
填せしめ、さらに、杭頭にクッシヨン部材を介してキャ
ップを装着して構成したから機械的強度に秀れると共に
、腐食の虞れがなく、また、キャップをを含めた杭頭が
打ち込み時に損壊するおそれがないことと相まって熱や
風雨に対しても強くて耐久性に富み、半永久的に堅牢か
つ美麗に使用できるものである。
また、芯材保持具により芯材をプラスチックパイプ内の
中心部に保持できるから、補強効果が高いと共に、杭打
ち込み時にその打ち込み圧力を芯材により受けてパイプ
および充填材の負担を軽減でき、また、同打ち込み圧力
を杭先中心に効果的に伝えて、打ち込みを容易にするこ
とができる。
さらに、芯材保持具による効果として、■該保持具自身
もコンクリート等の充填材の骨材としての補強作用を発
揮し、@芯材と充填材との結合強度を高め、O脚状突片
がパイプに内接することによってパイプをも補強する等
のすぐれた効果が得られる。
そして、安価に製作できると共に、量産性に富み、かつ
、所望に応じて各種サイズのものと容易に製作でき、そ
の上、防腐処理やペンキ塗りかえ等の補修が一切不要で
ある等、実用価値の極めて高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部切欠縦断面図、第2
図は第1図■−■線に沿う横断面図、第3図は杭先の他
の実施形態を示す部分縦断面図、第4図aはさらに他の
実施形態を示す部分正面図、bは同側面図である。 1・・・・・・プラスチックパイプ、2・・・・・・鉄
筋(芯材)、3・・・・・・鉄筋保持具(芯材保持具)
、3a・・・・・・同保持具のリング状部、3b・・・
・・・同脚状突片、4・・・・・・コンクリート(充填
材)、5・・・・・・キャップ、698t 2a9 1
0・・・・・・杭L 7**e***クッション部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プラスチックパイプ内の中心部に、該パイプの全長に亘
    って芯材を挿入し、この芯材には、該芯材に嵌合するリ
    ング状部と、このリング状部の外周に放射状に連設され
    た上記パイプに内接する複数の長さの等しい脚状突片と
    から威る芯材保持具を芯材長さ方向複数個所に装着する
    ことにより芯材をパイプ内中心部に保持し、上記パイプ
    内にコンクリート等の充填材を充填せしめると共に、そ
    の上端部にクッション部材を介してキャップを蓋着せし
    め、かつ、パイプの下端部に尖鋭な杭先を形威してなる
    ことを特徴とする杭。
JP1976146555U 1976-10-29 1976-10-29 Expired JPS6015874Y2 (ja)

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JP1976146555U JPS6015874Y2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29

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JP1976146555U JPS6015874Y2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29

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Publication Number Publication Date
JPS5362106U JPS5362106U (ja) 1978-05-26
JPS6015874Y2 true JPS6015874Y2 (ja) 1985-05-18

Family

ID=28755039

Family Applications (1)

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JP1976146555U Expired JPS6015874Y2 (ja) 1976-10-29 1976-10-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2021200413B9 (en) * 2018-07-23 2023-02-23 Fsp Holdings Pty Ltd Improvements in trellis posts

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JPS4821525U (ja) * 1971-07-20 1973-03-12
JPS501892U (ja) * 1973-05-07 1975-01-09
JPS5111546U (ja) * 1974-07-16 1976-01-28
JPS5133073U (ja) * 1974-09-02 1976-03-11

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JPS5069402U (ja) * 1973-10-26 1975-06-20

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JPS5362106U (ja) 1978-05-26

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